10月2週/台風22号の動向に注意 10月3週/週半ばの気温は高め
●10月2週(10/6~10/12)の天候予測とMDポイント
台風22号の動向に注意
<概況>
8日(水)から10日(金)にかけて、日本の南海上を台風22号が東進する。現時点で日本本土への上陸の可能性は低いものの、陸地にかなり接近する予想。
その後北日本方面では一時的に冬型の気圧配置になり、上空にはやや強い寒気が南下する。
<天候解説>
台風22号の影響を受ける8日(水)~10日(金)の四国~関東の太平洋側では雨が降りやすく、荒れた天気となるおそれ。また北日本もしぐれの天気となる。
それ以外の日も全般に雲の出やすく、晴れ間が見られたり、所々で雨が予想されたりと変わりやすい天気となる。
気温は週前半全般に高め。西日本では週半ば以降も気温の高い状態が続くが、それ以外の地方では気温が一段下がる。週後半はこの時期本来の陽気となり、北日本の内陸部では朝晩の冷え込みが強まる。
<ウェザーMDのポイント>
大きなポイントは2つ。1つは台風22号が接近することへの対応。上陸の可能性は低いため、防災用品に対する大きな需要にまでは発展しないと考えられるが、防災用品、保存食、飲料水などへの関心が大いに高まりそう。一方、台風シーズンもそろそろ終わりを迎える頃なので、防災用品はこれを機にその後は規模を縮小することを検討しても良いかもしれない。
もう1つのポイントは週後半の気温低下。西日本ではまだ暑いくらいの陽気が続くが、北日本~東日本では秋の深まりを実感しそう。おでん、野菜スープなどホットメニューの売り込みを強化したい。
●10月3週(10/13~10/19)の天候予測とMDポイント
週半ばの気温は高め
<概況>
北日本では周期的に低気圧が通過する見込み。東日本~西日本では、週後半を中心に秋雨前線の影響を受けやすいが、週半ばは前線の南側の高気圧圏内に入る。
<天候解説>
北日本では天気が周期的に変化する。週末はまたしぐれの天気となり、標高の高いエリアでは雪が降る可能性もある。
それ以外の地方は、週半ば全般に晴れる所が多いものの、週前半と週末は低気圧や前線の影響で曇や雨のすっきりしない天気。
気温は週半ば高め。週末は北日本上空に南下する強めの寒気の影響で、平年並みか低めの可能性。
<ウェザーMDのポイント>
前週末に気温が下がり、ホットメニューの売り込みを強化したところではあるが、東日本~西日本ではまた気温が高めとなる見込み。季節の端境期に強い揚物類や中華惣菜などを中心とした展開で、陽気の変化の目まぐるしさに対応したい。
<By 常盤勝美>