9月2週/秋雨前線が本州付近に停滞 9月3週/秋雨前線の状況次第
●9月2週(9/8~9/14)の天候予測とMDポイント
秋雨前線が本州付近に停滞
<概況>
週を通して、秋雨前線が本州付近に停滞する。ただ週前半は前線の活動がやや弱い。週末は日本海を低気圧がやや発達しながら進む。
<天候解説>
週前半は、秋雨前線の影響を受けて雨の降りやすい地域もあるが、全般的には雲多めながら晴れ間の見られるところが多い。
11日(木)は全国的に雨が予想される。その後一時的に晴れ間が多くなるが、週末はまた天気が西から下り坂となる。
気温は高めが続くが、週後半秋雨前線の南下に伴って、非常に厳しい残暑は一段落する。ただ週末はまた再び厳しい残暑がぶり返す。
<ウェザーMDのポイント>
まだまだ残暑傾向が続くが、これからの時期は、いつ頃から本格的な秋らしさを感じられるようになるかを読み取ることがポイント。今週後半、東日本~西日本では少しだけ暑さおさまるタイミングがあり、ようやく秋らしさを感じ始めるようになると考えられる。秋の味覚の代表格である揚物類や炊き込みご飯の素などの展開強化には好適と考えられる。
今週末から秋の連休(通称シルバーウイーク)がスタートするが、全般に雲の出やすい天気で、日本海側の地方を中心に雨が降りやすく、行楽にはイマイチな気象条件と見込まれる。
●9月3週(9/15~9/21)の天候予測とMDポイント
秋雨前線の状況次第
<概況>
日本海を進んだ低気圧に伴い、秋雨前線が日本列島をゆっくり南下する。週後半は再び日本付近を低気圧が通過する見通し。
<天候解説>
秋雨前線の状況次第の部分があり、詳細な天候傾向はまだ不透明だが、週前半は日本海側で雨が降りやすく、週半ば以降は太平洋側でも雨が予想される。それ以外の日は全般に雲の出やすい天気だが晴れ間も見られる。
気温は引き続き平年より高め。特に週前半は厳しい残暑。週後半はまたあいにくの天気の影響で気温の上がり方がやや鈍くなる。
<ウェザーMDのポイント>
前週後半の気温一段落もつかの間、またこの期間は厳しい残暑となる日が多い予想。本来この時期は東日本~西日本でも日中の気温が30℃に届かない日が多くなる頃だが、まだこの期間は東日本~西日本で最高気温が30℃を超える日の割合が多そう。
焼肉用肉など夏物メニューを意識した売場の方がお客受けが良さそう。なお、朝晩の気温が20℃を下回るようになれば、寝苦しさからは完全に解放され寝冷えを懸念するほどの水準となるため、夕食用にはホットメニューの提案に力を入れたい。
<By 常盤勝美>