10月3週/秋雨前線の影響を受けやすい 10月4週/北日本上空に強めの寒気南下
●10月3週(10/13~10/19)の天候予測とMDポイント
全般に秋雨前線の影響を受けやすい

<概況>
週後半にかけて、日本付近は引き続き雨雲の通り道となる。天気図上に秋雨前線が描かれることもあるが、それほど広範囲で前線の活動が活発になる感じではない。
週末北日本を低気圧が通過した後、北日本を中心として冬型の気圧配置が強まる。これほどはっきりとした冬型の天気図は、今季初。
<天候解説>
14日(火)の西日本及び17日(金)は、低気圧や前線の活動が不活発なため、晴れ間が見られる。それ以外は低気圧や前線の影響を受けて曇や雨。特に週末はまとまった雨となるところがありそう。
気温は西日本で引き続き平年より高めが続く。それ以外も週前半は平年並みかやや高めだが、北日本では週末以降低め。東日本でも平年並みに落ち着く。
<ウェザーMDのポイント>
今週前半は、すっきりしない天気の日が多いわりには気温が高めの所が多く、少しジメジメした陽気。本来なら乾燥対策商品需要が伸びてくる頃だが、今週は伸びが鈍そう。
今週の大きなポイントは、週末以降の冷え込みを予期したおでんなどホットメニューの売り込み強化。
なお、週末から来週初め、北海道の道北道央では平野部でも初雪を観測する可能性がある。北日本では雪対策商品の展開も急ピッチで進めたい。
●10月4週(10/20~10/26)の天候予測とMDポイント
北日本上空に強めの寒気が南下
<概況>
週前半は、北日本で冬型の気圧配置。東日本~西日本では秋雨前線が日本のすぐ南に停滞する影響を受ける。
週後半、日本付近は移動性高気圧に覆われる可能性が高いが、週末はまた西から低気圧が接近してくる。
<天候解説>
週前半は引き続き全国的にすっきりしない天気。北日本の日本海側ではしぐれ、東日本~西日本では秋雨前線によるしとしと雨。週後半は一旦全国的に晴れる可能性が高い。
気温は北日本で低め。寒気の影響。東日本でも平年並みか低めの日もありそう。西日本では引き続き平年並みか高め。ただ前週に比べると気温水準が一段下がる。
<ウェザーMDのポイント>
北日本~東日本では肌寒いくらいの陽気となる可能性もあり、秋の深まりを強く実感することになりそう。おでんだけでなく鍋つゆ需要も大きく伸びそう。
なお、10月初めの夏のような陽気から一気に冬めいた肌寒さになるような急な気温変化で、体調を崩しやすい状況となっている。風邪薬、うがい薬、サプリメントなど、健康増進訴求も有効。
<By 常盤勝美>






