11月4週／高温のち低温 11月5週･12月1週／週末は寒さ緩む
●11月4週（11/20～11/26）の天候予測とMDポイント
高温のち低温
＜概況＞
週半ばにかけて、おおむね高気圧に覆われる。23日(木)～24日(金)にかけて、気圧の谷が北日本を通過し、週末は北日本を中心に冬型の気圧配置となる。
＜天候解説＞
20日(月)は北日本で冬型の天気分布となるが、週半ばにかけてはほぼ全国的に晴れる。
週後半は気圧の谷の通過に伴い、北日本で天気が崩れ、その後冬型の気圧配置になるのにあわせて、雨から雪に変わっていく。上空に強い寒気が南下するため、北日本だけでなく北陸～近畿北部まで雪となる可能性がある。
気温は週半ばにかけて高め。各地ともかなり穏やかな陽気となるが、週末は一変する。気温は平年よりかなり低めとなり、各地ともこの時期としてはかなり厳しい寒さとなる。
＜ウェザーＭＤのポイント＞
一週間の中で気温上下の波が大きく、陽気の寒暖差が非常に激しくなるため、臨機応変なメニュー提案、売場づくりをおすすめする。
週前半は気温高めで穏やかな陽気のため、焼き料理用の薄切り肉や葉物野菜、刺身類を積極的に展開したい。週末はグッと冷え込み厳しくなるため、鍋物商材やシチュー、塊系の肉などを積極的に展開したい。東北地方や北陸の山間部では大雪の恐れもあるため、物流もゆとりを持って計画しよう。
●11月5週･12月1週（11/27～12/3）の天候予測とMDポイント
週末は寒さ緩む
＜概況＞
週の前半から半ば頃にかけて日本付近を気圧の谷が通過する。その後は冬型の気圧配置が強まるが、週末は早くも冬型が緩み、高気圧に覆われるようになる。
＜天候解説＞
週前半は各地も大きな天気の崩れはないが、やや雲の出やすい状態が続く。週半ば頃に気圧の谷が通過し、天気が崩れた後は冬型となる。北陸以北の日本海側では雪や雨、太平洋側ではおおむね晴れる。週末になると、日本海側でも晴れ間が多くなる。
気温は週前半は平年並みかわずかに低め。週半ばから後半は強い寒気の影響で一時低めとなるが、週末はやや高めとなる。穏やかな陽気が戻る。
＜ウェザーＭＤのポイント＞
気温上下の波が大きいのは前週同様だが、高温、低温となるタイミングが前週とは異なる。この週末は冷え込みが緩む方向のため、鍋物は少し反応が鈍る可能性がある。その分、年末大掃除に向けては好適な気象条件となるため、週末に向けて清掃用品の売り込みを強化したいところ。
また前週・当週と、気温の上下の波が非常に大きく、免疫力が低下して一層体調を崩しやすい状況となることが想定される。従業員の健康管理ももちろん、売場でも健康訴求と健康増進につながるアイテムの提案を心掛けたい。
＜By 常盤勝美＞
