中村博さんと大久保恒夫さん。
中村さんは中央大学大学院戦略経営研究科教授、
大久保さんは前西友CEO、
今は㈱リテールサイエンス会長。
上総モナークカントリークラブ。
ゴルフの帝王ジャック・ニクラウスが設計。
18ホールズ7056ヤードの丘陵コース。
天候はくるくると変わった。
晴れたかと思えば、
狐の嫁入りの天気雨となり、
また曇りのちパラパラの雨。
中村さんのドライバーショット。
1時間のランチタイムを挟んで、
午後2時にはラウンド終了。
クラブハウスのハロウィンデコレーション。
私はスタート1番ホールで大叩きしたが、
あとは辛抱強くまとめた。
悪くないラウンドだった。
ありがとうございました。
さて、店舗リニューアル。
10月22日(水)、ウエルシアつくば小茎(おぐき)店。

山本恭広編集長が取材に行った。
場所は茨城県つくば市。
JR常磐線牛久駅からバスで約15分。
ウエルシアホールディングス㈱は、
「食品強化型店舗」の開発に力を入れる。
傘下のウエルシア薬局㈱は、
2025年度中に東日本エリアで、
9店舖を開業させる。
まず8月に茨城県に2店舗をオープン。
つくば小茎店はその一つだ。
この店は2年前に、
通常タイプのウエルシア薬局として開店。
つまりドラッグストアだった。
しかし周辺1.5キロ圏内に、
食品スーパーマーケットがなかった。
そこでつくば小茎店に、
白羽の矢が立った。
食品強化戦略店舗への転換実験である。
店内のレストスペースで、
記者を集めて説明会。
広々とした空間。
ふだんは「ウエルカフェ」として、
顧客に利用されている。
島田諭さんが説明してくれた。
ウエルシア薬局業態開発本部執行役員、
ドラッグ&フード戦略部長。
「ドラッグ&フード」のネーミングが使われている。
その考え方と店舗の位置付けを説明してくれた。
島田さんは5月20日付けで現職に就任したが、
それまではマックスバリュ関東㈱社長だった。
私もなんどかお会いして話をしたことがある。
説明会のあとは売場の案内。
売場の先頭には弁当売場が設けられた。
冒頭に即食商品を置くことで、
「食」をアピールする。
フードの売場と品揃えを増やしたが、
HBCのアイテムは減らしていない。
写真の酒類は既存のウエルシア店舗でも、
集客カテゴリーだ。
「ドラッグ&フード」のフォーマットでも、
酒は要冷、非冷ともにスペースをとる。
一方、冷凍食品の売場は1.5倍に拡大した。
店長の郷間一成さん。
入社5年目で大事な店を任された。
ウエルシアの「ドラッグ&フード」の実力は、
月刊商人舎11月号でお届けしよう。
月刊商人舎7月号。

ウエルシアホールディングスは、
営業収益1兆2850億円で、
日本のドラッグストアのトップチェーンだ。
経常利益は408億円。
ウエルシア薬局はその傘下企業だが、
営業収益は1兆0548億円。
82.1%を占める中核企業だ。
経常利益は416億円で、
ホールディングスの利益を上回る。
そのウエルシア薬局の部門別売上高は、
医薬品1877億円、
化粧品1546億円、
家庭用雑貨1475億円、
調剤2473億円。
そして食品2528億円。
食品、調剤、医薬品、化粧品、雑貨の順だ。
その食品の比率をさらに上げて、
ドラッグ&フードにする。
もちろん調剤、医薬品、化粧品が、
合計で5896億円となるから、
主体はドラッグストアであることは変わらない。
食品の比率を5000億円規模に引き上げると、
ドラッグ&フードとなる。
食品が6000億円を超えれば、
フード&ドラッグとなるか。
しかし経営努力としては、
スーパーマーケットの競争が緩い立地で、
食品の売上げ比率を上げる店を増やせば、
それができることになる。
しかもその経営労力は最小限で済む。
ウエルシア薬局の戦略の方向性は、
ここにあると私は思っている。
〈結城義晴〉


























