結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年10月21日(金曜日)

中内学園「リテール科学研究所」設立記念セミナーで「巨星、集う」

「スーパー、被災者の就職支援」
日経新聞本紙が取り上げてくれた。

小売業の4つの協会と加盟企業が、
東日本大震災の被災者の就職支援に乗り出す。

日本チェーンストア協会、
日本スーパーマーケット協会、
新日本スーパーマーケット協会、
オール日本スーパーマーケット協会。

総加盟社数は計400弱に上る。

素晴らしいこと。
これぞまさに、社会的責任。

協会加盟各社はそれぞれ採用可能な人数を集約し、
合同の就職説明会を開催する。

採用の目途は新卒・既卒合わせて年間100人規模。
さらに今後10年間、同規模の採用を続ける。

11月に「流通4団体被災者支援委員会(仮称)」が、
立ち上げられる。

この委員会は、
「加盟各社が被災者をどの程度雇えるか調査するとともに、
被災地のハローワークや学校などに採用情報を伝える」

就職説明会は、2012年初めから、
被災地などで開かれる予定。

さらに年内をめどに専用ホームページが開設され、
採用募集企業一覧や企業情報、
さらに仕事の具体的な内容が公開される。

記事には、企業名が上がっている。
大阪の阪食、関東のヤオコー、マルエツなどが、
採用を前向きに検討している。

このブログの10月8日版で、
大阪の㈱万代がすでに来年の新卒採用に関して、
7人の被災地出身者を内定したことを報じた。

新日本協会の横山清会長は、語っている。
「単年度の施策ではきちんと支援できない」
そこで、今後10年間、採用は続けられる。

100人といわず、
1000人、1万人と、
採用の枠を広げ、
それを続けてもらいたいものだ。

さて、学校法人中内学園が、
「リテール科学研究所」を設立した。
その記念シンポジウムが、
六本木アカデミーヒルズ49で開かれた。

ダイエーの創業者・故中内功さんが創設した学校法人。
現在はその長男の潤さんが理事長。

はじめに記念講演。
中内学園流通科学大学の石井淳蔵学長。
「小売の産業化を考える」
日本におけるチェーンマネジメントの革新からスタートして、
その小売産業化の課題まで、
高い見識に基づいた提言がなされた。

生鮮三品の取扱いマネジメントを、
アカデミズムとして評価してくださったのは、
ありがたかった。

そのあと、パネルディスカッション。
タイトルは「巨星、集う」
その記念写真。
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前列左から、
伊藤雅俊さん。
㈱セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。
岡田卓也さん。
イオン㈱名誉会長相談役。
清水信次さん。
㈱ライフコーポレーション代表取締役会長兼CEO、
日本チェーンストア協会会長。
横山清さん。
㈱アークス代表取締役社長、
社団法人新日本スーパーマーケット協会会長。

後列は、真ん中が、
中内学園理事長の中内潤さん、
右が流通科学大学学長の石井淳蔵さん、
左は、商学部教授の清水信年さん。
パネルディスカッションの司会。

パネルディスカッションは、
まったくかみ合わないように見えたが、
「士農工商」の序列への反骨と、
商売による社会変革の気概にあふれていた。
だからきわめてスリリングで、
私にはとても面白かった。

伊藤雅俊さん。
「お客様にご奉仕することは、
日本人が一番すぐれている。

そのうえで、財務比率を考え、
自己資本比率を意識した経営をする」

岡田卓也さん。
「小売業は平和産業であり、
地域産業、人間産業である。

その小売業が立派にならねばならない。
規模が大きいということではなく、
近江商人のように立派な商人であることだ」

清水信次さん。
「私たちは毎日、最末端で、
1億2600万人のお客に商品やサービスを手渡ししている。
ところが士農工商の域から脱し切れていない。
どうしても国民と一緒にやらねばならない」

清水さんは、
「国民生活産業消費者団体連合会」設立の意義を訴えた。
重厚長大の「経団連」に対して、
軽薄短小の「生団連」。

横山清さん。
「ピークアウトした国内市場。
本格的なチェーンストア展開は、ツーレイト。
落穂拾いでも顧客ニーズに対応する道はある。
地方で、手を組んで、
協同組合と株式会社を、
足して2で割るようなことをやっている」

中国・成都から帰国したての伊藤雅俊さん、
シンガポールから帰ったばかりの岡田卓也さん。
「生団連」発足に駆けずり回る清水信次さん。
そして「新スパ」会長、
ユニバースとの統合で奮闘の横山清さん。

「ふるさとに語ることなし」
本意は異なるが、
坂口安吾の言葉が浮かんだ。

セミナー終了後、
六本木ヒルズ51階の会場に場所を移して、懇親会。
都心の青山、新宿を真下に眺望できる大きな窓がある。

まず、岡田さん、清水さんに挟まれて、懇談。
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翌日、すなわち今日は、同じ会場で、
コーネル大学主催のセミナーが開かれる。
新日本スーパーマーケット協会も主催。

それに合わせてコーネル大学から、
ジーン・A・ジャーマン名誉教授、
ビル・E・ドレイク教授が来日。

伊藤名誉会長を囲んで、
ドレイク教授(左)、ジャーマン名誉教授と奥様。
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さらに㈱カスミ会長の小濵裕正さん(左)、
岡田名誉会長、
ニッコーレン㈱会長の本間謙伍さん(右)、
私も加わり記念のショット。
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ジャーマン先生の奥様は、
1年ぶりの来日。
再会をとても喜んでくださった。
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岡田名誉会長を挟んで、小濵さんと。

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シンガポールでのアジア小売業大会の話で盛り上がった。

こちらは三菱食品㈱特別顧問の廣田正さんと清水名誉会長。
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清水さんは「生団連」の発足に向けて、
精力的に活動中。
この後も2つの会合があるとか。
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最近の政治家や経団連のトップたち、行政官たちを評して、
「頭は良いし、ハートもあるが、腹がない」
「腹が据わっていない、腹芸ができない、太っ腹がいない」
そんな意味。

ご支援を約束して、固い握手。

中内学園理事長兼学園長であり、
今回、新設されたリテール科学研究所所長をつとめる中内潤さん。
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「より豊かな社会の実現を目指す」ために、
それを支えるリテール機能を科学的に研究する。
これが研究所設立の理念。

そして流通科学大学の石井淳蔵学長(左)と、
石原武政特別教授。
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石井学長は今回、
私の著書『小売業界大研究』と
『小売業ハンドブック』を手に入れて、
読んでくださったとか。
「小売業のダイナミズムがよく描かれている」
(私)「あれは学生や新人向けにやさしく書いたものです」
「いや、高度なことが書かれていますよ」
お褒めいただいて、恐縮。

石原先生とは、
8月のUIゼンセン同盟流通部会の労使懇談会でご一緒した。
先生は基調講演をされ、
私がコーディネートを務めたパネルディスカッションにも登場いただいて、
しっかりと議論した。

さらに中内学園関係者。
専務理事の川一男さん。
シジシージャパンの顧問でもある。
元ダイエー専務。
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川さんには、もう30年も前に、
『販売革新』誌のインタービューで
お会いして以来のお付き合い。
お互いにがんばりましょうと、
ファイティングポーズで。

こちらは関西スーパーのコーネル・ジャパン・トリオ。
右から、伝説の1期生、福谷耕治さん、
奇跡の2期生、柄谷康夫さん
実行の3期生、岡秀夫さん。
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大阪からそろって駆けつけてくれた。

コーネル・ジャパンの卒業生たちも、
ジャーマン先生、ドレイク先生に会うために参集。
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皆で、お二人を囲んで記念写真。
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コーネル・ジャパン第1期の事務局長の大高愛一郎さん。
その幼馴染の㈱マルタ社長の渡辺太郎さんと、
セミナー前の昼食をご一緒。
渡辺さんは私のブログのファンだそうで、
大高さんが紹介してくれた。
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渡辺さんは、郡山と東京を往復しながら、
スーパーマーケットのプロモーションの会社を経営している。
この日は、郡山で東日本大震災を経験した時の話をしてくれた。
まじめでフラットな大高さんの友人だけあって、
とても真摯な語り口。
応援します。

シンポジウムには、商業界同友会からも、
勉強家が集った。
㈱ダスキンくりはら社長の栗原一博さん(真ん中)と、
㈱シバタ社長の大久保守晃さん。
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栗原さんは商人舎の発足の会の発起人のおひとりで、
来年の商業界ゼミナール実行委員長。

懇親会が終わって麻布十番の蕎麦屋に入ったら、
なんと、同じ会に参加していたお二人と、偶然、バッタリ。
オール日本スーパーマーケット協会の、
専務理事の松本光雄さん(真ん中)と常務の前田伸司さん。
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松本さんなじみの老舗蕎麦屋だそうで、
私はお薦めのかき揚げと太打ちそばをいただいた。
これが本当においしかった。

めまぐるしい一日だった。
「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」

今日も倉本長治先生の言葉を思い出していた。

<結城義晴>

2011年10月20日(木曜日)

全日食チェーン創業50周年記念大会での小泉純一郎講演

「小泉、声の張りがない」。
はじめ、私はメモをした。
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しかし話すごとに声は響き渡り、
手が大きく動き出し、
聴衆は引き込まれていった。

やはり、小泉の話には、
説得力があった。

元首相・小泉純一郎氏の講演。
全日食チェーン50周年記念大会でのこと。

「1988年に厚生大臣になったときに、
全国に100歳以上の人は2400人だった。
今年9月の発表では、
それが4万7000人を超えている。
1県当たりにすると1000人。
100歳はもう、珍しくはなくなった。
私たちは一つの目標を達成してしまった。
しかしただ生きているだけではだめだ。
100歳でも、
生きる喜びをもって暮らせる社会を、
つくること大事だ」

帰国してからのヨーロッパ報告、
申し訳ないことに中断している。

帰国してからも、
毎日毎日、あっちこっち動き回って、
いそがしい。

しかし、それが、
私の「喜びをもって」生きること。

昨日20日は、
東京台場のホテルグランパシフィック。
全日食 創業50周年記念「躍進チェーン大会」が、
開催された。
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会場にはいつものように、
取引先のメーカー・卸、関連企業のトップ、幹部、
政治・行政、業界団体、マスコミ、消費者、
そして全日食チェーンの加盟店オーナーたちが、
全国から駆け付けて、参集した。
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はじめに田中彰会長が開会のあいさつ。
全日食チェーン商業協同組合連合会代表理事。
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50年前
いくつかの業種は淘汰された。
だから覚悟をもって臨む必要がある。
天職としての商いの代を繋ぐ。
一時勝負ではない。

規模という経営資源が足りないことの自覚と覚悟。
だから衆知を結集し 絶対的競争力を培養する。
その機能を本部が持つ。

環境変化が起こっている。
それが店頭にそよと吹く風の中に含まれている。
それを、チェーン施策に変えていく。

隊列を整え、覚悟を決める。

一番目の車輪は行政の視点。
二番目の車輪は取引先。
三番目の車輪は地元の顧客。
そして4番目の車輪は、社員・幹部。
この4つのエンジンの総力で、全体を動かしていく。
4輪駆動をどう隊列をつくって、どう動かすか。

50周年を迎えた今年、
東日本大震災で東北・関東の加盟店が被災した。
全日食は、その被災地、被災加盟店の仲間を、
素早い商品供給で支援した。

復興、復旧のために、
地域のお客様との絆を大切に、
ボランタリーチェーンとしての絆を確認しつつ、
次の50周年に向かって、
地域商業の担い手になっていこう。

50年を感謝しつつ先を望みたい。

新たな決意表明だった。

第一部の記念講演は、
小泉純一郎元総理。
「日本の歩むべき道」
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2009年に政界を引退したが、
小泉節は健在。

「日本は1923年9月1日に、
関東大震災で10万5000人の死傷者を出した。
第二次大戦では300万人が亡くなった。
それでも日本は復興を果たし、平和を築いてきた。
今年大震災で3万人近い死者行方不明者がでたが、
日本は必ず復興する」

「オイルショック後、エネルギー政策は、
備蓄、省エネ技術の開発、代替エネルギーの開発の3つだった。
原子力への傾斜はここから始まっている。
フクシマ原発事故を体験し、
決して原子力エネルギーは安いものではないと知った。
地震、津波、台風、自然災害の多い日本には向かない。
エネルギー政策の変更はやむを得ない」

それが「生きる喜びを持った社会」につながる。

そんな話だった。

第二部は躍進チェーン大会。
大会会長のあいさつは、
全日本食品㈱社長の齋藤充弘さん。
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50年間の歩みと、全日食チェーンのイノベーションの軌跡を振り返りつつ、
50年目に起こった大災難の中から、我々は立ち上がっていこう。
仲良く、朗らかに「和の経済」で進んでいこうという決意表明だった。

この後、政治家や行政トップの来賓のあいさつが続いたが、
目玉は小泉進次郎衆議院議員。
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父上に似て、話はうまい。
女性経営者たちはみな、携帯で写真を撮りまくり。
女性ファンが多いのも父上譲り。

メーカーからは味の素㈱社長の伊藤雅俊さん。
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東日本大震災では、「製販配」サプライチェーンは、
ライフラインを守りきった。
これは大したものだった。
結局、お客様のすぐ隣でお客様の生活を守る者が勝者。
50年間、それをしてきた全日食チェーンに敬意を表したい

「命の素・食」を支えると、未来の生活が良くなる。
質の高い日本らしい食をつくっていきたい。

味の素という社名を「命の素」とひっかけて、
アピール。

卸からは三菱食品㈱の新社長・井上彪さんが、
祝辞を述べた。
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全日食チェーンを「若さあふれる馬力」と評した。
「その絆を深め、本部・加盟店一体となって、
機能強化してほしい」

二部の最後はこれも恒例の『大会宣言』。
今年は、被災地のジュニアボード東北会議会長の服部浩幸さんと
ジュニアボード全国会議前会長の寺島良昌さん。
力強い宣言に、会場の全員が聞き入った。
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第三部は祝賀会。
会場設置の幕間は、恒例のバイオリン・カルテット演奏。
いつもながら、素敵な演出。
斎藤さんごのみか。
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そして祝賀会がスタート。
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全日食チェーン商業協同組合連合会の渡辺正之代表理事が、
開会のあいさつ。
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来賓祝辞に続き、いよいよ鏡開き。
取引先の新旧トップが壇上にあがり、1,2,3でよいっしょ。
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乾杯のあいさつは、
サントリーフーズ㈱社長の栗原信裕さん。

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そして、いよいよ懇親。
まず齋藤充弘社長と、
三菱食品㈱特別顧問の廣田正さん。
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同じく三菱食品会長の中野勘治さん。
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「あなたは超人だ」と盛んに褒めていただいたが、
「褒め殺し?」
しかし「忙しすぎて体を壊すな」と、
優しいお気遣い。
心から感謝。

同じくスピーチの終わった井上彪社長。
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さらに中嶋隆夫副社長。
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中嶋さんには11月18日、
日本チェーンストア協会主催のパネルディスカッションで、
パネラーをお願いしている。
私がコーディネートする。
よろしく。

一方、三井食品㈱前社長で特別顧問の水足眞一さん。
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エコス㈱会長の平富郎さんと塩原屋㈱社長の笠原良一さん。
平さんはいつも「結城さんと一緒にアメリカに行きたい」といってくださる。
来年こそ、ご一緒しましょう。
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日本ボランタリーチェーン協会会長の小川修司さん。
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日本ボランタリーチェーン協会副会長の菅田茂さん。
㈱ジュエラーズジャパン社長。
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伊藤ハム㈱社長の堀尾守さん(右)と相談役の河西力さん。
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㈱伊藤園社長の本庄大介さん。
右は何度も登場しているが、
私の相棒・松井康彦さん。
商人舎エグゼクティブ・プロデューサー、アド・パイン代表。
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国分㈱東京支社第二部長の千木良治さん。
コーネル・ジャパン実行の第三期生。
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こちらは日経MJデスクの白鳥和生さん(右)と 、
記者の大島有美子さん (左)。
そこに㈱プラネット社長の玉生弘昌さん。
玉生さんは財団法人流通問題研究協会会長。
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中締めのあいさつはカルビー㈱社長の伊藤秀二さん。
万歳三唱でぴしっと決まった。
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全日本食品顧問の小川和夫さんと、監事の成田嘉一さん(右)。
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ご苦労様でした。
そして50周年おめでとうございます。

全日本食品㈱副社長の高畠滋夫さん。
齋藤充弘社長と二人三脚で、次の50年を目指す。
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最後の最後に、田中彰会長と。
創業50年おめでとうございます。
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閉会のあと、
赤いブレザーの事務局の皆さんが、
最後に集合。
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その皆さんの後姿を見つつ、私も帰路に。
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昨夜は、急に冷え込んだ。
お台場のベイブリッジが美しい。
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橋の下ではカラフルな屋形船。
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そのまま帰るにはもったいない。
景色を見ながら、お台場の夜を少し楽しんだ。
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50年は次の50年のためにある。

「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」  

故倉本長治商業界主幹の言葉が浮かんだ。

<結城義晴>

2011年10月19日(水曜日)

青森・丸大サクラヰ薬局のハッピー共栄会でドラッカーを語る

昨日から青森。

朝、羽田から青森へ。
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飛行機の窓から見た景色も、
白雲と紅葉が美しかった。
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到着した青森空港は寒かった。
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1871年、明治にすると4年、
廃藩置県の詔が発せられた。

現在の青森県には、5つの藩があった。
弘前藩、黒石藩、斗南藩、七戸藩、八戸藩。
さらに北海道渡島半島の館藩が加わって、
弘前県が成立。
それがやがて青森県となる。

つまりは青森県は5つの地域に分かれていたことになる。

私は日本のスーパーマーケットやドラッグストアのローカルチェーンはまず、
この旧藩の単位から始まっていると考えている。

全国的にみると、初めは、
3府302県あったという。
つまり300くらいの藩が単位だった。

これは現在の小選挙区制の300単位と、
シンクロしている。

小売業の最小商勢圏が、藩単位で形成され、

それが少しずつ統合していったと考えると、
日本のスーパーマーケット企業やドラッグストア企業が、
ローカルチェーンのオーバーカンパニー状態を示していることの説明がつく。

藩の単位ごとに生活習慣が異なり、
さらにその地域での人々の絆も、
強く深いものがあったからだ。

さて、昨日は、
㈱丸大サクラヰ薬局のハッピー共栄会で講演。
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丸大サクラヰ薬局は、
その青森県にドミナントを敷いて出店しているドラッグストア・チェーン。
ハッピー共栄会はその取引先の集まり。
そこでの講演。
今回で第6回目となる。

日曜日にフランス・パリから帰って、
まだ時差が残る。

夕方、ひどく睡魔に襲われるが、
夜中には目が冴える。

講演していても、
最初は自分の関心事に頭が集中する。
しばらく話していると、
本日のテーマに入っていくことができる。

代表取締役社長の櫻井清さんは、
今年、ジャパン・ドラッグストアショーの実行委員長として活躍。
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<㈱丸大サクラヰ幹部の皆さんと写真。私の左が櫻井清社長>

3月11日の東日本大震災の勃発の瞬間、
千葉県の幕張メッセを借り切って、
ドラッグストアショーの初日が開催されていた。

このショーを仕切ったのが、櫻井さん。
私のひとつ上の昭和26年生まれの、
薬剤師資格を持つ経営者。

だから同年配の志を同じくする者として、
尊敬しつつ、仕事ぶりを拝見してきた。

丸大サクラヰ薬局の創業は昭和47年10月。
平成22年9月期の売上高145億円、
23年は168億円。

オーナーシップ経営のローカル・ドラッグストアチェーンとして、
増収増益を堅持。

日本の地方企業のモデルのひとつ。

「ハッピー・ドラッグ」「ハッピー調剤」のバナーで、
地域密着の店舗展開。

私の講演は、
日本の小売業態のなかで、
ドラッグストアの位置づけをし、
今後の方向性を明らかにし、
そのうえでドラッグストアは、
「知識商人」によってしか成り立たないことを示した。

「基本的な経済資源、すなわち生産手段は、
もはや資本でも、天然資源でも、労働でもない。
それは、知識である」

「知識の、生産的使用への配賦の方法を知っているのは、
知識経営者であり、知識専門家であり、知識従業員である」

ドラッカーはナレッジ・ワーカーと呼ぶが、
私はこれをナレッジ・マーチャントと名付けた。

「夕食に招く客には教養のある人がよい。
だが、砂漠では教養のある人はいらない。
何かのやり方を知っている人がよい」

つまり仕事の専門家。
薬剤師をはじめとして、
ドラッグストアに勤める人々は、
まさにこの知識商人。

「マーク・トウェインが1889年に書いた小説の主人公、
コネティカット出身のヤンキーは教養ある人間ではなかった。
ラテン語もギリシャ語も知らず、
シェイクスピアを読んだこともなく、
『聖書』もほとんど読まなかった。
しかし彼は、機械のことなら、
電気を起こすことから電話機をつくることまで
すべて知っていた」

知識商人は、知識と知恵を駆使する。
教養は必要ない。
品性は不可欠だが。
「商売のこと、
商品のこと、
お客様のこと、
地域のこと。
これらを誰よりもよく知る専門家」

それが、知識社会の「知識商人」である、

このナレッジ・マーチャントを実現させるのが、
ドラッカー理論である。

今回の講演は、そのことを訴えたものとなった。
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そのうえで、
ドラッカー理論を、
できる限り分かりやすく解説し、
提案した。

いかがだったろうか。

最近の講演は、
どうしてもドラッカーの言葉や考え方が増えてくる。
それとアメリカやヨーロッパの現状の解読。

これが私の講演の特徴。
これが私のやり方。

ドラッカー先生の言い方ならば、
これが「自分の強み」。

自らの強みを知れ。
自らの強みを伸ばせ。
一流になれることに集中せよ

今日の最後はドラッカーの〈イノベーションの原理〉。

第一は、機会を徹底して分析する。

第二は、自分の目と耳で確認する。

第三は、焦点を絞り、単純なものにする。

第四は、小さくスタートする。

第五は、最初からトップの座をねらう。

ドラッカー先生のありがたさをつくづく感じた講演だった。
ドラッカー先生に心から感謝。

<結城義晴>

 

2011年10月18日(火曜日)

帰国後のニューズ雑感・糸井重里さんの「階段」と東北の大学受験率低下と大相撲の土俵の充実

糸井重里さんが毎日書いているブログ。
「今日のダーリン」
ウェブサイト『ほぼ日』こと、
「ほぼ日刊イトイ新聞」の巻頭言。

私のブログと同じに毎日書くが、
糸井さんの巻頭言は1日で消える。
2日目には見ることも、読むこともできない。

これも一つのやり方。

だから、どうしても、毎日、
このサイトに飛んでいかなければならない。
それを狙いとしている。

ただし、一定期間経ってから、
ひとつの読み物としてまとめられる。

その10月16日版。

「たいていのものごとは、
人がイメージしたいような『右肩上がり』では進まない。
うまく行く場合にしても、
階段のような感じになるもんだ」

これ、まったくの同感。

私もかつて『食品商業』の巻頭に書いた。
そして『メッセージ』という単行本にまとめた。

十箇月と一瞬

調査・研究とは、
十箇月の妊娠のようなものであり、
問題の解決とは、
ある朝の分娩のようなものである。

人間も組織も、
企業も店舗も商品も、
本来、段階型に成長する。
階段を登るように発展する。

十箇月の停滞に耐えて、
ある、ひとつの階段を登る。
停滞が長く、つらいほど、
登るステージは高い。

ああ、つらい。
ああ長い。
ああ、しんどい。
ああ退屈。

だからこそ
たったひとつのステップアップが
ああ、うれしい。
ああ尊い。

たとえば十箇月の
調査と研究。
一瞬の
問題解決。

この繰り返しが
仕事である。
その積み重ねが
革新となる。

糸井さんのダーリンは続く。

「ある程度は『右肩上がり』の斜面として進んで、
『停滞』という伸びない時期にさしかかる。
『スランプ』とかいわれるのも、こういうときだ。」

「で、その『停滞期』に気づくと、
何をどうしたらいいかジタバタとしたり、
新しい考えや、いままでとちがう状況に出合おうとする。
しばらくは、あたまの中が腫れたような感じで過ごす。
おかげで、また動き出せるようになって、進む。
『右肩上がり』が、少し進む」

「階段の『ステップ(足を乗せられる部分)』が、
『停滞期』というやつの別名なのだと、気づく」

「長年いろいろやっていると、
『ステップ』は、あるに決まってるものだとわかるから、
その時期に、心地よい危機感だとか、
目玉の付け替えだとか、
空気の入れ替えだとかをやると決めて準備ができる。
まだ『右肩上がり』の時期に、
『そろそろ、このままじゃだめだな』と思うようになる。
なんか、うまく行ってるときには、
どこかで『賞味期限切れ』の腐った匂いがしているのだ」

朝日新聞のニュース。
「東北の大学、志望者減」
福島大学が29%マイナス、東北大学も13%マイナス。

河合塾の調査。
「東京電力福島第一原発事故を含めた震災の影響とみる」
こうまとめられている。

悲しい感じがする。

読売新聞巻頭コラム『編集手帳』。
「厚生労働省の調査によれば、
福島、宮城、岩手の3県で、
不眠症に悩む人の割合が平均32.0% と、
震災前の約5倍に増えた」

「原発事故の影響が広範囲に及んでいるせいだろう」
大学への受験生の心持ちもわからないではない。
しかし、今年こそ東北地方、福島県の大学への希望者が増えてほしい。

日経新聞のスポーツ欄で始まった連載。
「大相撲改革 待ったなし(1)ファン離れ 止められず」
その最後のところ。

「『土俵が充実すれば人気は回復する』と繰り返す親方は多い。
新大関・琴奨菊の誕生など明るいニュースも出てきたが、
経営目標として『土俵の充実』というほどあいまいな言葉もない。
土俵外の具体的な改革を軌道に乗せなければならない」

コア・ビジネス・クォリティと
ホスピタリティ・クォリティ。

顧客ロイヤルティは、
その掛け算の結果のものだ。
足し算ではない。

土俵の充実がコアビジネス・クォリティ。
土俵外の具体的な改革こそ、ホスピタリティ・クォリティ。

どこの世界も、ホスピタリティ・クォリティの欠如が、
根本的な問題である。

そしていつまでも、
「土俵の充実」だけ言い続けている親方衆の存在が。

<結城義晴>

2011年10月17日(月曜日)

帰国してから感じるマーケティングとイノベーションの本質

Everybody! Good Monday!
[vol42]

帰国しました。
昨日。

パリのシャルル・ドゴール空港。
総勢60名、全員で決意の写真。
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三菱食品㈱関西支局副支局長の松澤厚さん、
毎回、参加してくれる。
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国分㈱近畿支社第1営業部長の山崎佳介さん。
コーネル大学RMPジャパン「奇跡の第2期生」。
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ルフトハンザでパリを出発。
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45分で、ライン川の支流マイン川が見えてくる。
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そしてドイツの空の玄関フランクフルト。
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ドイツ最大のハブ空港。

帰りはチームと別れ、
一人旅。

ルフトハンザのドイツ人らしいシンプルなサービス。
これも捨てがたい。
心地よい。

12時間後、成田空港に降り立つと、
9月上旬の熱気。

ケルンでは毎日、雨模様。
パリは珍しく快晴が続いたが、
それも快適だった。

日本はまだまだ夏の名残をとどめる。
ちょっと違和感がある。

今回の欧州旅行。
収穫は大きかった。

アヌーガの世界最大の展示場には、
イノベーションの種が満載されていた
。

毎奇数年に開催されるパリのシアル。
アヌーガはその2倍のスケールを持つ。
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オーガニックは抜き差しならないほど重要なテーマとなった。
コンビニエンス・ニーズもますます、必須のコンセプトである。
「フィンガー・フード」は一種のブームになるだろう。
そして人種問題・地域問題と食糧の関連の強さ。

何よりも大きいのは、
「食はプレジャー」であること。
すなわち「喜び、幸せ」。

ドラッカー先生のもっとも有名な言葉。
「企業の目的として有効な定義はひとつしかない。
すなわち顧客の創造である」

これがドイツにもフランスにも、
その小売業や食品産業の底流にあった。

ドラッカー先生の続き。
「従って企業は二つの、そして二つだけの基本的機能を持つ。
それがマーケティングとイノベーションである。
マーケティングとイノベーションだけが企業に成果をもたらす」

ではマーケティングとは。
「マーケティングの理想は、販売を不要にすることである。
マーケティングが目指すものは、
顧客を理解し、製品とサービスを顧客に合わせ、
おのずから売れるようにすることである」

では、イノベーションとは何か。
「人的、物的、社会的資源に対して、
新しい、より大きな富を生む能力を与える仕事」

ここでいう「富」とは、
「利益」ではない。

英語でwealth。
利益を超えた概念。
いわば「幸せ」のようなもの。

ドラッカー先生は、
「利益は条件である」と言い切る。

「富」は条件ではない。
目的である。

それが、この旅行のなかにあった。

ドイツの小売業も、フランスの小売業も、
新しい、より大きな「幸せ」を生み出すことに、
懸命だった。
その競争に必死だった。

私たちはそれを感じ取った。
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良い旅だった。
参加者はもとより、
裏方に回った人々にも、
心から感謝したい。

さて、日本に帰ってきても、
私は休まない。

今日は、
立教大学大学院サービス・マーケティングの講義。

たっぷり90分×2時限。

後期の履修者は最終的に32名を数える。
お陰様で、大人気の講座となった。
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そして明日火曜日は青森で講演会。

明後日水曜日は、全日食チェーン大会。
小泉純一郎元総理が記念講演する。

そして木曜日は、
流通科学大学主催のリテール・サイエンス研究所設立記念セミナー。
伊藤雅俊さん、岡田卓也さん、清水信次さん、
そして横山清さんの座談会がある。

翌金曜日はコーネル大学&新日本スーパーマーケット協会のセミナー。
ジーン・ジャーマン名誉教授、
ビル・ドレイク教授が来日して、
講演してくれる。

そして土曜日と日曜日は、
立教の結城ゼミ合宿。

秋のスケジュールが目白押し。
知的好奇心が満たされ、
その挙句に、なにか、
とてつもないインスピレーションがわいてくる。
そんな予感がするこの1週間。

その時、ドイツ、フランスでの知見の集積は、
大いに役に立つ。

今週の商売は、
秋真っ只中の快適な生活を演出。

月末のハロウィンに向けて、
一段と盛りあがってくる。

今月の商人舎標語は、
「着眼大局 着手小局」

私自身の行動は、
「着眼大局」にピタリだった。
現場は「着手小局」。

リテール・イズ・ディテール。
小売りの神は細部に宿る。

細かいことにこだわって、
顧客の「幸せ」を演出したい。

それこそが「富」を生む。
すなわちイノベーションにつながる。

では、今週も、
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

[追伸]
ドイツ・フランスのレポート。
順次掲載予定。
乞う、ご期待。

2011年10月16日(日曜日)

ジジとヨーロッパの赤ん坊[2011日曜版vol42]

ボクは、ねていました。
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そうしたら、
ユウキヨシハルのおとうさん、
かえってきました。
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おかえりなさい。
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でも、ちょっと、
はずかしい。
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ひさしぶりだから。

おとうさんのおシゴト、
うまくいきました。

パリのシャルル・ドゴール空港で、
おわかれ。
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みんなで、イノベーションをおこす。

ドイツのアヌーガでも。
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新凱旋門でも。
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よかったですね。
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ボクも、まってました。

おとうさんは、
すごくつかれたけれど、
ジュージツした。
それから、ちょっとだけ、
パリの街をあるいた。

モンマルトル。
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丘をのぼる。
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たてもの。
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サイケデリックなラクガキ。
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これも。
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そしてユトリロの世界。
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10月なのに緑が新鮮。
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モンマルトルの丘の頂上にあらわれたおおきな教会。
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サクレクール寺院。
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ちょうどミサがおこなわれていた。
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パリ市街を見晴らす。
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観光客も、
ゆったりと、
たのしんでいる。
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それからおとうさんは、
地下鉄にのって、
パリの街をあるいた。
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とくにエッフェルタワーをたのしんだ。
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夕日のむこうに、
エッフェル塔。

ホネグミだけがうきあがる。
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うつくしい瞬間。
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もっと、ちかづいてみる。
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夕日のなかのエッフェルタワー。

おとうさんは、
つかれがふきとんだ。

よかった。

それから、こんどの旅では、
あかちゃんにいやされた。
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最後のパリの空港。
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となりにすわったけれど、
おとうさんのことを、
すごく気にいったみたい。
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パリのホテルでも。
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この子は、ナリタ空港のロビー。
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たぶん、ドイツ人。
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ものすごいスピードで、
よつんばいであるく。
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そして、おすわり。
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ボクも。
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あるいて。
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あるいて。
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おすわり。
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いずれにしても、
おとうさんがかえってきて、
ボクはあんしんしました。

こころから。

<『ジジの気分』より>

2011年10月15日(土曜日)

カルフールの4フォーマット、オーシャン、カジーノまで、一挙見て歩記、こちらも顔ぶれが少ない寡占状態

ヨーロッパに渡って、もう1週間。

ドイツ人の質実剛健さ、フランス人の前衛的尖鋭さ。
両方とも味わう日々。
幸せを感じる。

江戸時代の終わりに、海舟や龍馬があこがれ、
明治にはいって、漱石や鴎外が学んだ意味がよくわかる。
それは21世紀の今も変わらない。

さて、パリに来て2日目は終日、
店舗視察。

全員写真は、ラ・デファンスの新凱旋門にて。
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ひとり遅れて参加。
誰でしょう?
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この日は、まず朝から結城義晴のセミナー。
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フランスの流通事情と小売業のガイダンス。
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そしてコモディティ化現象と、
コモディティ&ノンコモディティ戦略。
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ヨーロッパの小売業、製造業、
その中の寡占。
分かりやすく、理論的に、
そしてきれいにまとめた。
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最初に訪問したのはモノプリ。

フランス国内第3位の小売業・カジーノのスーパーマーケット。
カジーノの2010年売上高は290万7800万ユーロ、昨対8.7%。
110円換算で3兆1985億円。
モノポリとカジーノといったスーパーマーケットと、
ハイパーマーケット、ディスカウントストア、コンビニなどを展開する。
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入り口の青果のディスプレイが美しい。
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精肉対面から惣菜に続く。
モンパルナスの都心型スーパーマーケットだけあって、
日本のデパ地下のような売り場。
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その証拠にフォション・ブティックがはいっている。
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モノプリを後に、凱旋門を抜け。
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高速道路を走って、サバブ地区に入る。
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モンテッソンのカルフール。
売上高は900億9900万ユーロ、昨対4.8%。
9兆9019億円。
ヨーロッパ最大にして、ウォルマートに次いで世界第2位の小売業。
カルフールはハイパーマーケットを主力に、
スーパーマーケット、ハードディスカウントを展開し、
国内シェアは21・96%と、「クリティカル・マス」を突破している。

この店はワンフロア1万2000坪、世界最大のハイパーマーケット。
百貨店には3万坪、5万坪の店があるが、
ハイパーマーケット、スーパーマーケットなど、
セルフサービスを基本とする店舗では最大。
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そのモンテッソン店、9月13日にリニューアル・オープンしたばかり。
ハイパーマーケットの「カルフール・プラネット」が新たなバナー。
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レジ台数62の世界最大ハイパーマーケット。
帰国してからゆっくり分析紹介するつもり。
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カルフール最新型は、
如何にイノベーションが行われたか。
乞う、ご期待。
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そのカルフールの「マーケット」。
スーパーマーケットのフォーマット。
小商圏の生活圏に立地する。
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クレート陳列を多用した青果売り場。
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スーパーマーケットのオーソドックスな売り場だが、
シンプルでよい。
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ディスカウントストアのカルフール・ディア。

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ローコスト・オペレーションに徹し、
クレートや箱をそのまま並べて販売。
商品の鮮度はよい。
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ラ・デファンスのオーシャン。
オーシャンはフランス第2位の小売業。
売上高は424億9200万ユーロ、7.1%の伸び。
4兆6741億円。

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青果売り場。こちらも箱のまま陳列。
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天井が高く、見晴らしの良い広い通路。
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次に寄ったのが、カルフール・オートイユ店。
パリ市外に進出した大繁盛店。
ハイパーマーケット。
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鮮魚売り場。
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最後はスーパーマーケットのカジーノ。
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これも市内の市街地立地。
洗練された店で、よく売れている。
記念セールのパネルと風船が楽しい売り場。
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豊富な品ぞろえのワイン売り場。
樽型の什器がユニーク。
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視察を終えて、パリ最後の夜は打ち上げ懇親会。
ブーローニュの森の中にあるレストラン。
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最初にコーディネーターの私から三つの総括。

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㈱万代の山下和孝副社長の、これまた実のある総括。
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阿部秀行さんもスピーチ。
そして、談笑の中での美味しい食事。

最後は磯田雅人さんが恒例の「大阪締め」。
決まった!
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ケルンのアヌーガで商談し、
ドイツのビッグ5を視察し、
さらにフランスビッグ3のマルチフォーマットを勉強したMDD会。

成果は大きかった。

海舟や竜馬に倣って、
漱石や鴎外に精神を学んで、
私たちも日本の流通産業に
イノベーションを巻き起こしたい。

そして、心より感謝。

<結城義晴>

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