May 4週/平年並みか高めの気温 5週/梅雨入り前最後の晴天
【5月第4週(5/21～5/27)のお天気予測と販促ポイント】
例年であれば曇または雨の天気が続き、
梅雨の走りとなりやすいこの時期だが、
今年は4月中旬以降、
北日本の東の海上で高気圧が勢力を強めることが多く、
意外と晴天が続いている。
今週に関しては、火曜日～水曜日にかけて、
日本の南を低気圧が通過するため、
東日本の太平洋側の地方を中心に、
一時的に天気が崩れる。
それ以外の地域は、
梅雨に入っている南西諸島含めて
おおむね晴れる日が多い。
まだ梅雨前線の活動は不活発。
例年に比べて晴れる日が多いため、
気温が上がりやすく、
気温は平年並みかやや高めのところが多い。
ただし、高気圧の位置が北日本の東海上と、
少し北寄りにあるため、
極端な高温・暑さになることは少ない。
この時期、気温が25℃を上回れば
体感的な暑さから汗をかきやすく、
飲料系需要は好調に推移する。
汗をかくと、体表面が少しベトベトした感覚となる。
サラリとした肌さわりの衣料品や日用品が好まれ始める。
この週末も引き続き運動会や遠足などの
屋外行事が開催される地方も多いと思われるが、
前週末に比べて、天気傾向予測はやや不透明。
雨の可能性も懸念されるため、
弁当関連商品の発注量には、
最新の天気予報情報を活用して、十分注意を。
【5月第5週～6月第1週(5/28～6/3）のお天気予測とMDポイント】
低気圧や前線の影響を受けて天気が時折崩れるものの、
ただちに梅雨入りに直結することは考えにくい。
比較的、晴れ間が多い予想。
ただし、南西諸島では梅雨空が戻り、
梅雨前線も徐々に北上の兆しを見せるため、
関東甲信から西の地方では、
梅雨入り前、最後の晴れ間となる可能性がある。
第一週目のコメントと同様に、
晴れ間が多いため、気温は上がる。
そもそもこの時期は、
梅雨入り直前の晴れやすい期間に当たるため、
実は意外と晴天率が高い。
気温傾向としては平年並みかやや高めといった感じ。
食料品では飲料や涼味系中心の売れ筋となる。
このままいくと、今年は明確な梅雨の走りの期間がないまま
本格的な梅雨に突入する可能性が出てきたことになるので、
梅雨対策商品の訴求も忘れないように。
気象条件的に「梅雨近し」のイメージが消費者にないため、
POPやトークでニーズを喚起した方が良いかも。
ちなみに、昨年はすでにこの時期、
関東甲信より西の地方ではすべて梅雨入りしていた。
（ただし、発表日とその後の事後解析によって
統計記録として残る梅雨入り日は、
異なる地方があるので
データを参考にされる場合には注意をしてほしい）
この翌週の比較的早い段階で、
関東甲信以西の地方で梅雨入りの可能性がある。
「梅雨入り前の貴重な晴れ間」という触れ込みで、
洗濯関連商品の販売も良い。
＜By 常盤勝美＞
