Nov.2週/前半寒気、週末冷え込み緩む 3週/寒気の規模弱い
【11月2週(11/11~11/17)の天候予測とMDポイント】
前半に強い寒気。週末冷え込み緩む
天気図変化パターンはほぼ例年のこの時期どおりの状況。
週前半は冬型の気圧配置となる。
日本上空に流れ込む寒気はこの時期としては強く、全国的に低温傾向。
初雪の範囲が東北~北陸中部及び長野方面まで広がる見通し。
ただ、まだ冬型の気圧配置が長続きするわけではなく、週後半には冬型緩む。
低温傾向はいったん解消。
日本海側での雪や雨も上がる。
14日(木)頃は全国的に小春日和となるが、天気の変化が目まぐるしく、
西日本から早くも次の天気の崩れ。
雨は北日本及び日本海側が中心だが、また一時荒れた天気となるおそれ。
全国的に南寄りの風となるため、冷え込み弱まり、
少しだけ生暖かい陽気の週末となりそう。
週前半は、広い範囲で冬の“寒さスイッチ”ON!
関東以西の比較的温暖な気候の土地でも、
朝晩の外出時には冬物コートを着る人の割合が一気に増えてくることだろう。
鍋物食材の需要集中による欠品に注意。
練揚物、白菜、長ネギ、鍋つゆ、うどんなど。
ただ、週後半には徐々に冷え込み緩むため、週末まで一本調子で行くのではなく、
週末は焼き肉や刺身など、鍋物料理の反動的に伸びるメニューの提案・訴求を。
16日(土)は関東以西の各地で七五三のお祝いが集中しそう。
【11月3週(11/18~11/24)の天候予測とMDポイント】
寒気はやって来るものの、
北日本にとっては規模が弱い。
日本上空には寒気が頻繁に流れ込むため、日々の気温上下の波がやや大きそう。
ただこの寒気も、北日本のこの時期にとってはやや弱い規模。
平年を大きく下回る冷え込みは期待できない。
西日本のこの時期にとっては平年並みかやや強い寒気。冷え込む。
天気は引き続き周期的に変化する見通し。
多くの地方で冬物季節商品需要がピークを迎える時期。
冬物コートや鍋物食材、暖房器具など。
多くの家庭で一通りの冬物季節商品を買い揃え終わるため、
この週を過ぎると冬物需要は減少に転じる。
今年もピークを控え、最後の追い込みといきたいところだが、
気象条件的にはやや向い風の様相。
それほど強い冷え込みはなさそう。
また前年に比べても気温はやや高めの水準となりそうなので、苦戦が強いられる。
しかも今年は勤労感謝の日が土曜日にあたり、
休日が例年に比べて1日減ってしまう。
より一層厳しい状況が予想される。
1週目前半の低温傾向のタイミングから、
例年にも増して積極的に冬物を強く訴求していきたい。
<By 常盤勝美>