Mar.1週/爆弾低気圧 2週/寒さのピークは過ぎる?
【3月1週(3/3~3/9)の天候予測とMDポイント】
爆弾低気圧と
北日本太平洋側での猛烈吹雪。
5日(水)~7日(金)頃、日本付近を通過する「爆弾低気圧」。
2月14日(金)~16日(日)にかけて
東日本内陸での記録的な大雪と北海道東部での暴風雪をもたらしたものと、
コースや発達度合が似ている。
東日本の内陸部や山間部では
4日(火)夜の降り始めは雪の可能性が高い。
降る時間は短いが、大雪に発展するおそれがある。
平野部では降り始めは冷たい雨。
5日(水)の日中は気温があがり、
内陸部や山間部でも雨に変わる見通し。
いずれにしてもこの時期としてはかなりの大雨となる。
この低気圧、6日(木)には北海道のすぐ東に達するが
その後、動きが遅くなる。
北海道東部では先日に引き続いて今回も猛烈吹雪となり、
吹雪の期間が長引くおそれがある。
北海道東部では昨シーズンの2013年3月2日にも
多くの犠牲者が出るほどの猛烈な吹雪に見舞われたが、
その日を彷彿させる暴風雪となりそう。
厳重警戒を。
週後半、交通機関のマヒも予想されるため、
物流計画は早めにたてておこう。
低気圧が北海道の東で停滞するため、
週末にかけて冬型の気圧配置が続く。
北陸から北の日本海側では雪が降りやすく、
雪がかなり少なかった北陸平野部では
今シーズン最深の積雪を記録する可能性がある。
上空には第一級の寒波が流れ込み、
各地で気温が平年を大幅に下回りそう。
猛烈な寒さに注意。
ウェザーMDのポイントは、寒の戻り対策。
ホットメニュー中心の展開を。
これだけ強い寒の戻りで、しかも期間も長い予想なので、
鍋物料理への関心が高まる。
鍋つゆなどのビッグセールスが期待できる。
それ以外にもおでん、
コーヒー、ココア、カップスープの素などのホット飲料、
野菜スープ、うどんの需要が期待できる。
時期的に中華への関心も高いため、
スープ餃子なども好適。
週後半は北日本の太平洋側で大荒れの天気が懸念される。
北海道の道東ではまた広い範囲で通行止めなどの
交通規制が行われる可能性が考えられる。
保存食系も積極的に提案したいし、
納品計画、物流計画は早めに対応をしよう。
【3月2週(3/10~3/16)の天候予測とMDポイント】
寒さのピークは過ぎるが…?
天気変化のパターンはこの時期らしさが戻る。
全国的に天気は周期的に変化する。
週前半は前週の寒の戻りの影響が残り気温低めだが、
週半ば以降はおおむね平年並みとなる見通し。
週前半はまだホットメニューへの需要が高い。
おでん、野菜スープなどが中心。
寒の戻りがどのくらい長引くかが当面のポイント。
今のところの予想では、この週の半ば頃には寒さの峠を越え、
徐々に平年並みの陽気に戻る予想なので、
その頃にはホット需要も一段落する見通し。
この時期は山菜や菜の花など青物、
そして苦味のある食材が非常に好まれる。
2013年は早い地方では
この時期にサクラの開花の便りが届いたが、
今年はまだサクラ開花の便りは届かないと思われる。
<By 常盤勝美>