7月4週/太平洋高気圧に覆われる 7月5週・8月1週/日本の南海上の状況に注意
●7月4週(7/21~7/27)の天候予測とMDポイント
太平洋高気圧に覆われる
<概況>
北海道から九州にかけて、太平洋高気圧に覆われる日が多いが、北海道では時折前線の影響を受ける。また週後半以降、南西諸島方面に熱帯低気圧が接近してくる可能性がある。
<天候解説>
南西諸島では週半ば以降、湿った空気の影響を受けやすく、変わりやすい天気。週後半は九州でも変わりやすい天気となる。それ以外は日中は晴れる日が多いが、連日大気の状態が不安定なため午後から広い範囲でにわか雨や夕立に見舞われるところがある。
気温は平年より高めが続く。特に週前半は北日本を中心にかなり高め。なお、南西諸島では日差しが少ない分、やや低め。
<ウェザーMDのポイント>
先週は関東以西の太平洋側を中心に、一時的に猛烈な暑さが落ち着いたが、今週は前半中心にまた厳しい暑さに戻り、また朝晩の寝苦しさが続く。夏バテがだいぶ進んできているため、引き続きスタミナ系メニューの提案がおすすめ。
熱中症対策商品も、梅雨明け発表から一段落し、週後半はまた暑さが幾分緩和されるのに合わせてピークを過ぎると見込まれる。当然ながら、時期的には売上げが高水準であることに違いはないが。
●7月5週・8月1週(7/28~8/3)の天候予測とMDポイント
日本の南海上の状況に注意
<概況>
日本付近は、引き続き太平洋高気圧に覆われるが、日本の南海上には熱帯低気圧あるいは台風がやって来る可能性がある。
<天候解説>
南西諸島では引き続き変わりやすい天気で、日差しはやや少なめ。それ以外の地方は晴れる日が多い予想だが南海上の台風あるいは熱帯低気圧の状況次第では曇や雨のぐずついた天気となる時期がある。今後の詳細な予報に注目を。
気温は平年並みかやや高い程度だが、それでも気温がピークの時期なので、西日本では最高気温が35℃前後の日が多い。
<ウェザーMDのポイント>
日本の南海上の台風・熱帯低気圧の発生状況、進路状況次第で、ニーズが大きく変わる。来週の段階ではまだ日本列島に大きく接近するほどではないかもしれないが、日本列島を伺う進路予想になっている可能性があり、防災用品ニーズが大きく高まることが予想される。
この週末は夏祭り、花火大会のピーク。会場周辺の店舗では特に、開催可否を天気予報で見極めながら発注量の調整を。
<By 常盤勝美>