8月4週/猛烈な残暑 8月5週/前週と大きく変化せず
●8月4週(8/18~8/24)の天候予測とMDポイント
猛烈な残暑
<概況>
東北北部~北海道は、低気圧や秋雨前線の影響を受けやすい状態が続く。それ以外は太平洋高気圧に覆われる。なお週半ば~後半、東シナ海方面を熱帯低気圧が北上する。
<天候解説>
東北北部~北海道では曇や雨のすっきりしない天気の日が多い。また九州南部では週半ば、熱帯低気圧の影響で変わりやすい天気となるが、それ以外は晴れ間の見られる日が多い。ただこれらの地方でも、所によって、午後からにわか雨雷雨の可能性がある。
気温は平年より高め。地域によっては40℃前後まで気温が上がる可能性もあり、「猛烈」ともいえるような残暑が復活する。
<ウェザーMDのポイント>
一般的なお盆休み期間が終わり、夏も終わりが近いと実感するため、必然的に秋物商品に対する関心が高まりやすい時期に入るが、今年の場合はまたここに来て猛烈な残暑がぶり返す予想。秋の味覚関係に対する興味は高まりにくいと考えるのが妥当。
結果的には、まだまだ夏バテ防止のためのスタミナ系メニューやアイス、飲料、熱中症対策関連商品のニーズが高いことが予想される。それに沿った売場対応を。
●8月5週(8/25~8/31)の天候予測とMDポイント
前週と大きく変化せず
<概況>
北日本方面は周期的に低気圧や前線の影響を受ける。それ以外は太平洋高気圧に覆われる。本来なら秋雨前線が北日本方面から徐々に南下する時期だが、今年はどうか?現時点ではまだ太平洋高気圧の勢力が強く、前線が南下する可能性は低いと考える。
<天候解説>
引き続き、東北北部~北海道では短い周期で天気が変わり、雨の降りやすい日が多い。それ以外は日中おおむね晴天。夕方になると雷雲がわくパターンの日が多い。
気温は全般に平年より高め。この時期としては非常に厳しい残暑が続く。
<ウェザーMDのポイント>
8月最後の1週間、早い地域では学校の夏休みが終わり、通常授業が始まっている頃だが、まだ真夏のような厳しい残暑が続くと予想される。ただし、季節の進みに従って、味覚の変化は徐々に起こっており、盛夏期に比べると甘味に対する関心が高まって来る頃である。
店頭に並べる惣菜類も、塩や醤油の味が濃い目のたれよりも、ソース系(バーベキュー、デミグラスなど)の甘みのあるたれを意識するとお客様に支持されやすいと考える。
<By 常盤勝美>