8月3週/週前半まで大雨に注意 8月4週/北日本は周期的に天気が変化
●8月3週(8/11~8/17)の天候予測とMDポイント
週前半まで顕著な大雨に注意
<概況>
週前半は日本付近に秋雨前線が停滞するが、週の半ば以降活動が弱まり、日本付近で一旦消滅する。週後半はまた全国的に高気圧の勢力圏内に入る。
<天候解説>
11日(月)は秋雨前線の活動が非常に活発で、九州を中心に記録的な大雨が続く。そして北海道では11日(月)まで、東北以南の太平洋側では12日(火)まで、日本海側の地方では13日(水)まで雨の降りやすいところが多いが、その後は晴れ間が多くなる。
気温は、週初め日差しが少ない分、平年並みかやや低いところもあるが、週後半は平年並みか高めに戻る。ただ先週のような広範囲で40℃前後の気温を観測するほどの猛烈な暑さは考えにくい。
<ウェザーMDのポイント>
前週の鹿児島県に続いて、11日(月)は熊本県内でも大雨特別警報が発表された地域があるなど、大雨による甚大な被害の発生が懸念されている。そのような状況下では、人々の防災意識がかなり高まっていることが想定されるため、防災用品訴求を強化したい。
なお、週半ば以降はまた厳しい残暑が戻って来る。暑さや大雨対応など疲れがピークに達していることも想定される。改めてここで夏バテ対策の売場を強化したい。
●8月4週(8/18~8/24)の天候予測とMDポイント
北日本は周期的に天気が変化するパターンに移行
<概況>
週の前半、北日本方面を気圧の谷が通過する。週半ばは全般に高気圧圏内となるが、週後半~週末はまた低気圧や前線の影響を受ける可能性がある。北日本方面では天気図パターンが真夏から季節が少し進み、わずかに秋のパターンに移行しつつある。
<天候解説>
週前半は北日本および東日本の日本海側で雨の降りやすい天気となるが、東日本の太平洋側と西日本は雲が多くなる程度で天気の崩れは小さい見込み。その後はまた全般に晴れ間が多いが、週後半~週末のどこかで全国的に天気が崩れるタイミングがありそう。
気温は平年並みか高め。残暑傾向が続く。
<ウェザーMDのポイント>
例年であればこの時期、秋雨前線が南下して全国的に天気が崩れ、暑さがおさまり、秋の気配を感じられるようになる頃。今年も週後半、もし全国的に天気が崩れることがあれば、北日本中心にからだに“秋スイッチ”が入る可能性もあるが、週間予報の気温予想を参考にして秋スイッチが入りそうかどうか見極めていただきたい。
秋の気配が期待される場合は、炊き込みご飯、きのこ類など秋物メニュー関連商品の展開強化には好適なタイミング。
<By 常盤勝美>