12月1週/強い寒気が南下する 12月2週/強い寒気の南下は予想されていない
●12月1週(12/1~12/7)の天候予測とMDポイント
強い寒気が南下する

<概況>
1日(月)、2日(火)と、二段階で日本付近を低気圧が通過した後、3日(水)以降は強い冬型の気圧配置となり、上空には第一級の寒波が襲来する。週末は東日本~西日本で冬型が緩み、高気圧に覆われる。
<天候解説>
太平洋側の各地ではこの期間、晴れ間の見られる日が多い。週初めの低気圧の影響も軽微。北日本の日本海側ではぐずついた天気が続き、特に冬型が強まる3日(水)~5日(金)頃にかけては北日本で大雪に注意。また初雪の範囲は、山陰あるいは九州北部方面まで南下する見込み。週末は西日本の日本海側でも晴れ間が多くなる。
気温は2日(火)まで高め。季節外れの暖かさとなるところもある。3日(水)~6日(土)頃にかけては低め。冬本番を感じさせる厳しい寒さとなる。
<ウェザーMDのポイント>
3日(水)~6日(土)頃にかけて、強い寒気南下の影響を受けて各地とも厳しい冷え込みとなり、北日本の日本海側では大雪、吹雪のおそれがある。鍋物、シチューなど熱々ホットメニューが好まれ、寒さ対策の携帯カイロやしもやけ用の薬などもこまめに在庫を確認し、店頭で欠品が起こらないよう注意したい。
●12月2週(12/8~12/14)の天候予測とMDポイント
特に強い寒気の南下は予想されていない
<概況>
日本付近は、北日本を中心とした弱い冬型の気圧配置、東日本~西日本では緩やかに高気圧に覆われた状態が続く。現段階ではこの期間、強い寒気の南下は予想されていない。
<天候解説>
北日本の日本海側では曇や雨または雪のぐずついた天気が続くが、この期間、特に大雪は予想されていない。太平洋側ではおおむね晴天。空気の非常に乾燥した状態が続く。気温は平年並みかやや高めの所が多い。
<ウェザーMDのポイント>
前週に比べると冷え込みは緩み、幾分穏やかな陽気となる日が多い。もしそのまま週末も穏やかな天気が予想される場合は、大掃除用品の売り込みを強化したいところ。前週ほどの勢いはないかもしれないが、厳しい冷え込みを一度経験しており、鍋物食材の動きは堅調と予想される。
厳しい冷え込み、太平洋側での空気のカラカラ状態、インフルエンザ含め、風邪の流行がなかなかおさまりづらい状況が引き続き予想される。風邪関連の商品の訴求も強化を継続しよう。
<By 常盤勝美>






