川戸義晴さんの訃報と商人舎10月号の「正社員」採用

訃報です。
川戸義晴さん。
1943年生まれ。
1966年、岡田屋入社、
2000年からイオンモール社長。
グループのSC戦略を牽引。
2006年、イオン取締役、
2007年5月、ダイエー会長就任。
最初にインタビューしたのは、
イオンモール社長の時代。
私は商業界の取締役販売革新編集長だった。
幕張の社長室。
自分のデスクの上のパソコンを開いて、
「全国のテナントの売上げは全部わかる」と、
ちらっと見せてくれた。
名前は同じ「義晴」。
親近感があった。
ダイエー再建のときには、
会長として辣腕を振るった。
岡田卓也名誉会長は101歳。
その岡田さんは「早く逝き過ぎだ」と、
川戸さんに活を入れるのだろうか。
自他ともに認める「現場型」の実務家だった。
これが川戸さんを称する最適の言葉だと思う。
ご冥福を祈りたい。
月刊商人舎10月号。

特別企画は工藤澄人編集長の案。
「正社員」採用
人材獲得のための最重要課題の新潮流
焼津のスーパーマーケット田子重は、
今年6月に「本日の目玉」と題して、
「正社員平均年収5,979,000円」を謳った、
地元静岡新聞へのチラシ風広告を掲載した。

[ケーススタディ1]
「AEON Group Day2026」の革新
東京・大阪で720人の「2028年以降卒業予定者」を集める

[ケーススタディ2]
ノジマの「出る杭入社」制度
「初任給40万円で店長就任」も周りは「納得!」の理由
㈱ノジマは家電チェーンだが、
メーカーの販売員制を取らず、
自社の社員が売場で販売をする。
そのノジマが「出る杭入社」という制度を新設した。
そして2026年4月の新卒入社社員の初任給を、
最低で34万4000円、最高で40万円に引き上げた。
田中翔馬さんは今年4月、
初任給40万円で新卒入社した。
ノジマ イトーヨーカドー綾瀬店店長。

今年85歳になる熊谷恵美子さん。

平均年齢35歳のノジマだが、
働く人の年齢層は広い。いい事例が二つ並んだ。
必読の特別企画です。
連載「≠全能店長」は、
東條隆宏イトーヨーカドー立場店店長
「IY改革プロジェクト」の経験を店舗マネジメントに活かす

イトーヨーカ堂がとびきりの店長を出してくれた。
ありがとうございます。
今月の[新店の注目点]
ライフ鎌倉梶原店(550坪・年商30億円)
徹底した地元商品と車客増×大容量品で高客単価実現

ヤオコー八王子中野上町店
(559坪・年商22億円)
総投資額35億8800万円の出来栄え

今月もいい雑誌となりました。
堪能してください。
最後に[編集後記]
チェーンストアは正念場を迎えている。四度の消費増税のそれぞれの段階で、3%のときに飯田勧さんは「100分の3」を考え出した。5%のときに鈴木敏文さんは「還元セール」を断行した。逆に初めての食品減税のときに誰かが、何か、決定的なことを考え出さないか。そんな期待を込めて特集を編んだ。(義)
プロ野球CS制度導入以降、リーグ戦3位で日本一は2010年ロッテと2024年横浜。前者52年間、後者28年間まともなリーグ優勝なし。情けない球団にズルをさせる悪い制度。私は熱心な反対論者だ。リーグ戦2位以下で日本シリーズに勝ったら、せめて呼称を「日本一」ではなく「日本シリーズ勝ち越し、今年は日本一なし」にしろと訴えているが、誰も聞いてくれない。(工)
秋冬向けアパレル発表会の取材が続いた。ワークマン、セブン-イレブン。「疲労回復」と「キャラクターコラボ」の2つが主流。決して必要ではないが、自分もけっこう購入。島田陽介氏のいう「提案」に私ものっている。(恭)
うちの息子も今年新卒で、なんとかかんとか就職した。その親友はノジマに勤めている。「出る杭入社」ではないが、しきりに「あいつの給料、いいなぁ~(笑)」と言っている。(綾)
たとえば機械が1つしかないATMで。人が何人並んでいても悠々と操作する人。やっと終わっても「お待たせしました」の言葉もない。年齢に関係なく最近こういう人が増えた。(磯)
猛暑と思いきや、台風、豪雨、長雨と関東は涼しい9月。その合間にロサンゼルスに飛んでユニクロ・フィールド・アット・ドジャー・スタジアムでドジャース観戦。大谷翔平さんの雄姿は見られなかったけど、楽しかったなぁ。たのしかったなあああ…。(亀)
今月号も「現場型」の編集となった。
川戸義晴さんも雑誌を手にしたら、
喜んでくれるかなぁ。
合掌。
〈結城義晴〉
























