結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年04月19日(月曜日)

鉄人・金本のフル出場記録ストップと真弓監督の「遅い、甘い、優しい」

Everybody! Good Monday![vol16]

2010年第16週、4月第4週の始まり。

それにしても金本知憲。  
阪神タイガースの不動の4番バッター。
昨日、2010年4月18日で、
連続フルイニング出場記録が、
1492試合で途絶えた。

1999年7月21日から、
一昨日の2010年4月17日まで。

私のブログ[毎日更新宣言]は
5月7日金曜日に、
連続1000日に達する。  
これは、私が書きさえすればよい。

しかし、日本プロ野球のフル出場は、
けがや病気をしてはいけないし、
からだが丈夫でも、精神が強靭でも、
成績が伴わねば、欠場しなければならない。

今回は、金本選手自ら監督に申し出たというが、
問題は監督の真弓明信の判断だ。

遅い。
甘い。
優しい。 

私は、九州出身で、真弓と同郷だし、
昭和28年生まれの真弓は一年後輩。

柳川商業から社会人野球を経て、
旧西鉄ライオンズの太平洋クラブに入団し、
柳川商業高校からの同期生、捕手の若菜嘉晴、
さらに竹之内雅史内野手と一緒に、
阪神タイガースに移ってきたときから、
応援していた。

代々西鉄ライオンズファンだった私が、
阪神ファンになったのも、
真弓・若菜・竹之内の移籍がきっかけだった。

だから監督真弓にも、私は厳しい。

まず、金本とよく話し合っておくべきだ。
そのうえで、監督として、
自ら、決断すべきである。

前監督で現在、オリックス・バファローズの岡田彰布だったら、
どうしただろうか。
<ちなみに真弓と岡田は「あきのぶ」と名前は同じ>  

おそらく、金本とのコミュニケーションを、
欠かさなかったに違いない。

リーダーやマネジャーのあり方を、
今回の鉄人・金本の記録ストップに見た。

遅い。
甘い。
優しい。  

優しいことは、
人間として必要だ。
しかし、組織のトップである限り、
優しいだけでは、責任を果たせない。

最後には、全体に対して、
決して「優しくはない結果」を招くことが、
極めて多いからだ。

以って自戒とすべし。

そして、真弓の反対の態度。
速い。
辛い。
厳しい。  

これが、リーダーのあり方。
しかし、人間としては、
「優しい」が不可欠。

厳しくて優しい。  

まさに、オクシモロン。  
オクシモロンとは、“oxymoron”と綴る。
ギリシャ語でoxyは鋭い、賢いという意味。
moronは鈍い、愚かだという意味。
両方合わせた造語がオクシモロン。
「対立する語句を並べて新しい深い意味を主張する語法」のこと。
有名なシュンペーターの「創造的破壊」がその代表例。  

さて、今週は、来週から始まる黄金週間の準備ウィーク。

人員体制を十分にチェックして、
余裕をもって臨みたい。

このところの天候不順で風邪をひいた人。
そう、そこのあなた。
早く、体調を回復させなさい。

鉄人・金本を見習いなさい。

リーダーは、
甘い。
辛い。
厳しい。  

そして人として優しい。  

身も蓋もないことばかり要求するし、
難しいことばかり求める。

しかし、私自身、
いつもそれを実行しようと決意している。

だから皆さんにも、それをお薦めする。

なんといっても今月の標語。
「知恵・力」合わせて動け!  

もう一度、言おう。
「速く、辛く、厳しく。優しく」  

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>  

2010年04月18日(日曜日)

ジジの階段話[2010日曜版⑯]

ボクのなまえは、ジジ。
ヨコハマのユウキヨシハルさんのカゾクです。

4月もなかごろだというのに、
ずっとさむかった。

ボクにとっては、
さむさはまったく「ノー・プロブレム」

でも、ニンゲンはこまったらしい。

ボクは、たかみのケンブツ。

カイダンのとちゅうから。

でも、このところのサクラは、
よかった。

さむかったおかげで、
サクラのキセツが、
ながかった。

よろこばしいことです。

なんでも、あるがままにうけいれる。
それが、生きるということです。

たかいところにいると、
ものごとを、
よくみることができる。

ユウキヨシハルさんのすきなコトバ。

心はもやせ、
頭はひやせ。

頭をひやすためには、
たかいところが、いい。

それから、こころがけて、
うつくしいものをみるのが、いい。

もちろん、からだをうごかすことも、
頭をひやすことにつながります。

ユウキヨシハルさんは、
夜ざくらも、すきです。

シノハラ公園の夜のさくら。

心をもやしつつ、
夜ざくらをながむる。

頭をひやしつつ、
夜ざくらをたのしむ。

ボクにも、
そんなときが、
いるのかもしれません。

しずかなジカンが。

そうなんです。

さくらは、
ちりぎわがいいと、
いわれます。

葉ざくらも、いい。

頭がひえていれば、
こまかいことに気がつきます。

ところで、カイダン話。
階段のとちゅうでの話。

おとうさんのゼミ生のみなさんから、
卒業ペナントがおくられてきました。

ものすごく、
よろこんだ。

ひとりひとりが、
カイダンをのぼって、
卒業していく。

サクラの花のように、
また、らいねんです。
おとうさんは、それを、
しずかにみている。

心はもやし、
頭はひやしながら。

おとうさんも、
じぶんでカイダンをのぼっていますが、
ときどき、カイダンのとちゅうで、
とまってみるときが、
いるとおもうのです。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2010年04月17日(土曜日)

極寒の4月中旬と日本スーパーマーケット協会の標準クレートの取り組み

百貨店で冬物コートが売れ始めたり、
コンビニのおでんが3倍もはけたり、
昨日からイオンが野菜の特売を開始し、
セブン&アイ・ホールディングスが今週末、
野菜の安値販売を展開したり。

厳寒の4月中旬。

いつもと違うからビジネスチャンスがある。

それをとらえ、すばやく対応することに、
喜びを感じたい。

さて私の朝食が変わった。

名付けて「フルーツ・ブレックファスト」。

果物と紅茶。

㈱いちやまマート社長の三科雅嗣さんのお薦めを、
素直に受け入れる結城義晴。

胃に負担をかけない朝食は、フルーツ。
しかし果物は体を冷やす。
だから、紅茶を合わせるとよい。

2カ月前には、「キウイフルーツ・ダイエット」をやっていた。
あまり効果が上がらなかったし、
お薦めしてくれた鬼嶋一司さん自身、
「人による」と言われたので、
発展的に解消して、
「フルーツ&紅茶」ブレックファストにした。

次のアメリカ出張まで、1カ月ほど続けようと思う。

さて、昨日は朝から東京・日本橋。
日本スーパーマーケット協会の事務所へ。
専務理事の大塚明さんと、
事務局長の江口法生さん、
そして流通推進部長の境憲一郎さんから
「標準クレート」の取り組みについて取材する。

クレートとは、いわゆる「食品通い箱」とよばれるもの。
「バンジュー」といったりした。

日本スーパーマーケット協会が音頭をとって、
社団法人日本セルフ・サービス協会、
および日本チェーンスト協会の三団体で、
業界内の「物流クレートの標準化、共有化」に取り組み、
環境負荷の低減と、物流の効率化を目指そうというもの。

素晴らしい試みで、
私は大賛成。

「店頭で競争せよ。
プラットフォームは共有せよ」  

これが、このところのスローガン。

「標準クレート」物語は、
このホームページで、連載の予定。

乞う、ご期待。

昼食は近くにあるあなごの専門店「日本橋 玉ゐ」へ。

店は、昭和28年、終戦を迎えて間もなく
酒屋として建てられた日本家屋。

そこでいただいた「箱めし」はとりわけ美味しかった。
日本橋界隈は、こうした古い名店が多い。

今日から、立教大学大学院の授業が始まった。
このところ春休みで、土曜日は比較的ゆっくりしていたが、
これから毎週、語りまくりの講義、
ディスカッション。
そして、結城ゼミ。

ほんとうの勉強の季節がやってくる。

楽しみです。

今日、午後8時くらいに、
このブログは追加される。

ツイッター風ブログ。
お楽しみに。

では、いったん中断。

<結城義晴>  

再開します。

今年の立教大学院F&Bマーケティングのクラス。
16名プラス・アルファ。
今年度もとても、いい感じ。
講義していて、それがよくわかる。

1時15分から4時30分までの2時限。
いつもの最初の講義にならって、
私の考え方の原点の講義。

『商売十訓』、パラダイムの転換。
そしてカスタマーサティスファクションと、
エンプロイーサティスファクション。

ご清聴、心から感謝。

その後、5時から、
結城ゼミ。

一人ずつ現在までの研究を発表しながら、
全員で意見交換し、自分の方向性を煮詰めていく作業。
成果は大きかった。

いい仕事ができたら、御苦労さん会。
池袋の居酒屋で一献。

これも楽しかった。

私は、なんと幸せなんだろう。

そんなことを実感した。

今日は、結城義晴の幸せ報告。
明日は、ジジの幸せ報告。

一週間、このブログ、このホームページにやってきてくださって、
ほんとうにありがとうございました。

よい週末、収穫の大きな週末を、お過ごしください。

<結城義晴>  

2010年04月16日(金曜日)

商人舎エグゼクティブ・ミーティングと吉野家安部修仁・出射孝次郎の「知恵・力」合わせて動け!

このホームページに、期待の新ブログがスタートした。
書き手は『物流業界大研究』(産学社刊)の著者・二宮護さん。

タイトルは「物流業界」の基礎知識。 
サブタイトルに「小売業・サービス業の知られざる隣人」とある。
毎週火曜日更新の12回連載。
約3カ月にわたって、連載してくれる。

第1回目は、私の『メッセージ』から「阪神大震災」の一節を引用して、
物流業界と小売業・フードサービス業は隣人でありながら、
物流業界の認知が低いことを指摘している。

二宮さんは、『メッセージ』に関しても、
担当編集者として協力してくれた。

確かな視点と詳細な情報が、
分かりやすく展開される。
ご愛読をお願いしたい。

そのほかに、本ホームページ右段には、
today!として、今日、二つ並ぶ。

五十嵐ゆう子のWeb小説「Thank You ~命をありがとう~」
感動の私小説で、第13回目となる。

さらに「林廣美の金曜日のお惣菜」

これも2008年9月12日から連載されている人気企画で、
今週で第83回目を迎える。

来月の5月7日金曜日に、
[結城義晴のblog毎日更新宣言]は、
連続1000回更新を記録する。  

この1000日更新を記念して、
本ホームページ第3回目のリニューアルを計画している。

二宮さん、五十嵐さん、林先生、杉山先生、浅野先生……。
これまでも数々の人気ブログが誕生してきたが、
このスピードをさらにアップしていく。

大いにご期待願いたい。

さて昨日は、東京・広尾の㈱アイドマ東京営業本部の会議室で、
商人舎エグゼクティブ・ミーティング

㈱商人舎は、結城義晴が代表取締役を務める。
しかし、ほんとうに小さな会社で、
小さな力しかない。

そこで、強力なサポートメンバーに、
商人舎へのご協力を願っている。

それが商人舎エグゼクティブの皆さん。

商人舎創立3年目に入ったということで、
一同に会して、今後のビジョンや、
事業展開のための議論の場をもった。

それが昨日の商人舎エグゼクティブ・ミーティング。  
実に有益な会議体だった。

その成果は、5月7日に発表される。

商人舎エグゼクティブのメンバー紹介。
まず、川勝利一さん。

ジャズ・ミュージシャンから毎日新聞記者を経て、
トレイメーカーの中央化学に「川勝あり!」と言われた業界随一の切れ者。

ドラッカーの分身・上田惇生先生の信頼が厚く、
コーネル大学RMPジャパン上田主任講師誕生にも尽力してくれた。

現在は、㈱アイドマ営業本部長。
そして商人舎エグゼクティブ。

松井康彦さん。
ご存知、前㈱商業界取締役営業企画総括。

㈱商業界時代の私のパートナー。
現在、広告代理業アド・パイン代表。
広告営業38年のキャリアで、
メーカーや小売り関連産業に向けて、
マーケティング・サポートの仕事をしている。

鈴木敏さん。

㈱トッパントラベルサービスの営業部長。
海外流通視察コーディネーター36年のキャリアで、
商人舎のアメリカ視察研修会を一手に仕切っている。

この3人の人々以外にも、
商人舎エグゼクティブは、増えていく。
そのネットワークとパワーによって、
商人舎は「知識商人の養成と商業現代化の推進」を果たしていく。

エグゼクティブ・ミーティングでは、
まずこのミッションが確認され、
さまざまな意見が交わされた。

今月の商人舎標語。
「知恵・力」合わせて動け!  

楽しいひと時。
あっという間に4時間ほどが経過し、
「いちのや」で鰻。

さて、昨日、カリスマと最良の独裁者のことを書いたら、
吉野家ホールディングス社長の安部修仁さんが早速、動き始めた。

朝日新聞、日経新聞にそれぞれインタビューで登場。
2年間の緊急措置で、子会社の吉野家社長に就任し、
「収益体質構築」にまい進すると宣言。

いつも、安部さんの行動は速い。
安部さんも商人舎発起人のおひとり。

ただし朝日ではアメリカンビーフ使用牛丼以外の「新商品開発」を匂わせ、
日経では「新しい店舗開発」を示唆した。

おそらく同じような発言だったと推察できるが、
記者の関心によって、記事の方向が変わる。

情報とはそういったものだ。

したがって、こうなる。
「ひとつの手段に頼りたいという誘惑は、
退けられねばならない」  

日経の記事で安部さんは、
競争についてのコメントを発している。
「牛丼業界の成長はもう限界。
これからは淘汰が始まる」

「価格競争には乗らず、高収益体質に変わることで、
『我々はこの戦いに勝ちにいく』」

安部さんは、日経の記事の最後にこう付け加える。
降格した出射孝次郎社長と「2人でこの勝負に勝ち、
2年後に出射社長体制に戻す」  

なんと泣かせる言葉。

安部修仁・出射孝次郎。
「知恵・力」合わせて動け!  
彼らも同じ気持ちに違いない。

<結城義晴>  

2010年04月15日(木曜日)

イオンの決算と小売業第4四半期の「減収増益」とワンアジアクラブ大阪交流会

今日は真冬のような寒さ。

寒暖の差が激しい。
寒気と暖気が、
日本列島の上空で綱引きをしている。
風邪など召されぬよう。

小売商業・サービス業は、
お客さまと接するビジネス。
だから、そこで仕事する人は、
風邪などをひけない。
お客さまに移してはいけない。

考えてみると、
大変な仕事だ。

健康第一。
元気第一。
実行第一。  

私には、うれしいことがあった。

昨年度の立教大学大学院結城ゼミの卒業生から、
卒業記念にペナントを贈ってもらった。

こんなにうれしいことはない。
一生の付き合いとなる。
心より感謝。

さて、吉野家ホールディングス社長の安部修仁さんが、
子会社の吉野家社長に返り咲いて、兼務する。

これもいいことだ。
そんな時代だ。

カリスマ経営者の力を使って、
再び、原点回帰。

マキュアベッリの「君主論」によれば、
最も理想的な政治とは、
最良の独裁者によるもの。
もっとも唾棄すべきは、
衆愚政治と衆愚組織。  

『メッセージ』結城義晴著・㈱商業界刊  

カリスマが存在する企業は、
その最良の独裁者の手を借りるべき時だ。

朝日新聞は、イオンの連結決算発表を受けて、
「1974年の株式上場以来、グループとして初の減収」を、強調。

売上高は、5兆0543億円と、
きわどく5兆円の大台を維持したが、
これは前年比マイナス3.4%。

営業利益は、1301億円のプラス4.7%、
純利益は311億円の黒字転換。

理由は770億円のコスト削減効果。

「減収増益」の結果となったが、
この時にも「質(たち)の悪い売上げ」がなかったかどうかを、
しっかりとチェックしておかなければならない。

日経新聞は、このイオンの決算発表を受けて、
小売業の第4四半期決算の中間総括をしている。

「小売り、収益下げ止まり感」  
この見出しなど見ると、
同紙が株式新聞を発祥としていることを、
あらためて感じてしまうが、
小売企業64社の集計は、
前年同期比売上高マイナス1%、
経常利益プラス5%。

これがトレンドとみておくとよい。
ちょっと安心する企業もあるかもしれないが、
「減収増益」トレンドを知っておく必要がある。

あくまで、わが社は、
「増収増益」を目指す。
どんなに小さな増収増益であっても、
会社の実績の外側に「年輪」を記す。

もちろん会社として大きな手術をすることがあるかもしれない。
そんな時には、ゆがんだ「年輪」となる。
しかし、大きな変革がないかぎり、
コツコツと「年輪」を刻む。

そんな姿勢が、社会から評価される。
そうありたいものだ。

さて今日は、先週末のご報告。
金曜日の4月9日から10日、11日と、
大阪でワンアジアクラブ大阪大会が開催された。

まず9日夕方から、滋賀県大津の旅亭紅葉。

大座敷で、交流会。

昨年12月、一般財団法人ワンアジア財団が発足した。 
私はその評議員に就任した。
   
この財団を中心にして、
現在は、東京、大阪、ウランバートル、
ソウル、北京、バングラデッシュに、
それぞれワンアジアクラブが立ちあがって、
活動しつつ、互いに交流している。

この財団の理念は、
「将来に向けたアジア共同体の創成に、
寄与することを目的とする」こと。  

「そのために、アジア各国の幅広い経済・教育・文化交流、
及び市民交流等を通じて、
共通の価値観を醸成するとともに、
アジア各国市民の相互理解及び交流促進に向けた活動を行う。」

この日は、NPO法人ワンアジアクラブ大阪が主催し、
ワンアジアクラブソウルと交流するという内容。

大阪の理事長・国澤良幸さんのご挨拶。
㈱大商会長。

ワンアジア財団理事長の佐藤洋治さんの歓迎の挨拶。

そしてソウル理事長・金奎澤さんの乾杯の音頭。

京都の舞妓さん、芸子さんの歓迎の舞。

民主党の石井一参議院議員も加わって、
全員で記念写真。

私は、同じ席で交流したユ・チュルジュンさんと握手。

㈱佑林建設・佑林資源開発の社長で、
15年間、日本に住んでいた。

学生時代は青山学院大学に留学していて、
その後、韓国大使館の外交官を経験し、
現在、ゼネコンの社長。
1953年生まれ、私より一つ下。

韓国に友人ができる。
こんな市民交流が、ワンアジアクラブの趣旨。

翌朝、琵琶湖に朝日が昇り、
この日は観光コースとゴルフコースに分かれて交流。
私はもちろん、後者。

そしてバスで大阪まで戻り、
日航ホテル大阪宿泊。

第二回目の交流会は、中華料理。
ここでも主宰者の国澤さんが冒頭の挨拶。

ダブル司会の渡邊芳雄さんと洪錫健さん。

洪さんは、大学教授で、
よどみなく通訳し続けた。

乾杯のご挨拶は、再び金さん。

金さんは、元外交官で、
日本領事を務めた人物。

全員の交流で、全員がスピーチ。

私もスピーチ。
「心は燃やせ、頭は冷やせ」

締めは、佐藤洋治ワンアジア財団理事長。

最後に、金理事長の来日を知って、
韓国大阪領事館から、事務局が来て、
ワンアジアクラブの活動支援を確約した。

「この法人に参加するものは、
この法人の次の3つの活動原則を遵守するものとする。
①民族・国籍を問わない。
②思想・信仰・宗教を拘束しない。
③政治に介入しない。」

アジアを一つにしようというグランドデザインがあって、
一人ひとりの人間の交流があって、
そのうえでアジアは一つになる。

私の祖父は、戦前に満州に渡った。
手広く事業を展開し、
旅順に家を構え、
一族を呼び寄せた。

父は、そこで生まれた。

子供のころから、
中国人や韓国人の友人がいた。

私にもその祖父や父の血が流れ、
私はこの志を受け継いでいる。

ワンアジアの交流。
大切にしたいと考えている。

<結城義晴>  

2010年04月14日(水曜日)

鳩山由紀夫首相とカスミ石原俊明社長と「美味安心中目黒店」の真摯さ

鳩山由紀夫首相。
なんだか危うくなってきた。

核安全保障サミットでのバラク・オバマ大統領との会談。
マスコミが散々叩いている。

テレビ朝日の三反園訓コメンテーターは、
鳩山首相に「正直さ」を求める発言をしている。
「もっと正直であればいいんです」

しかし、私は、それでは足りないと思う。
「真摯さ」こそ必須の条件だ。
ピーター・ドラッカー教授のいう「integrity」。

ドラッカー先生は書いている。
「始めから、身に着けていなければならない資質が、
ひとつだけある。才能ではない。真摯さである」  

昨日の日経新聞「投資・財務欄」のコラム「一目均衡」。  
「別れの春と日本企業の未来」のタイトルで、
企業統合や資本提携の破談、頓挫、見送りの事例を取り上げている。

キリンとサントリーの両ホールディングス、
高島屋とエイチ・ツー・オーリテイリング、
さらに日本航空の貨物部門と日本貨物航空、
三菱自動車とプジョーシトロエングループ。

コラムニストの西條郁夫編集委員の言いたいことが、
最後に出ている。
「再編統合はサイクリカルな景気変動に対応するための手段ではない。
企業の長期的な競争優位をどう築くかという戦略的な課題である」   

そして結論付ける。
「必要な統合に果敢に取り組む企業とそうでない企業は、
10年後には大きな差が生じるだろう」

しかし私は、この見解は、
経営が分かっていない人のものだと思う。
「投資・財務欄」に載っていることも加味すれば、
統合が進む方が国際競争力がついて、
株価も上昇するという考え方もあるかもしれない。

しかし、企業の経営において、
必須なのは「integrity」である。  

互いに真摯さが足りない場合は、
統合を辞めることも必要だし、
組織風土や事業領域の特性が、
そのメリットを相殺させる場合には、
破談も頓挫も見送りも、
真摯な経営判断となる。

さて、今日の日経MJのインタビュー「消費見所カン所」。
㈱カスミの新社長・石原俊明さんが、切れのいいコメント。

「1円でも安く、1円でもお得に」の姿勢が、
「お客さんから共感を得た」

そのために「無駄の削減」に真摯に取り組んだ。
「経費のあかすり」と呼ぶ。
社長のほか、販売、開発などの各部部長が、
「週3回集まる会議」  
店側から無駄と考えられる作業を指摘してもらい、
「その場で廃止を即決する」。  

結果として、「店頭販促(POP)の枚数や本部への作業報告」など、
多岐にわたる見直しが提案され、決定され、実行された。

「経費のあかすり」  

その一方で、顧客への提案も、多数にわたってなされる。

人間も毎日毎日、垢がでる。
だから「あかすり」は必須。

それを会社で、トップ自らが参加して、
1週間に3日、実行している。

「掛け声だけ」で、全部「現場任せ」「現場丸投げ」とは、大違い。

これも経営に対する「真摯さ」のたまものだ。

integrityが、
従業員の信頼を勝ち取り、
顧客からの支持を獲得し、
業績・実績をつくる。  

さて今日は、昨日の続き。
いちやまマートの「美味安心」中目黒店のフォトレポート。

10坪ほどの小さな路面店。

全品、いちやまマートのプライベートブランド。
美味しさと健康・安心・安全。
そのうえで、リーズナブル価格。

アメリカでいえば「トレーダー・ジョーズ」を目指す。

入口を入ると、中央に平オープン冷蔵ケースとテレビ画面。

ここではいちやまマートのコマーシャルを流していた。

冷蔵ケースには、各種たれ類。
無添加・無着色料、そのうえで化学調味料を使わない。

大変な苦労でつくりだした商品群。

店舗奥通路沿い。

小さな店でも、コの字型に通路が切ってある。
右手が、調味料売り場。

最上段に、美味安心の第一号商品の「味噌」。

美味しい味噌をつくろうとして、
懇意のメーカーと検討したら、高価な商品だった。
そこでピロータイプをカップタイプに変え、
容量を500グラムにして、
なおかつ500円を切る498円のアイテムにした。

醤油は「国産丸大豆」。

胡麻ドレッシング、マヨネーズなど調味料も、
美味しさ、健康・安心・安全。

化学調味料無添加のだし。

「幻の銘茶」とある初摘み芽茶。

そして低農薬のコシヒカリ。

ショーカードには「田んぼでフナを飼っています」とある。

コーヒーにも、生産者の写真入りで、
商品紹介のショーカードがつけられている。

鰹節・削り節の売り場。

この開発に当たっては、面白いエピソードがある。
削り節サンプルは3種類提出された。
50円刻みの値段で、A、B、C。
三科雅嗣社長は「味の責任者」だから、
当然、試食してみた。
すると断然、Aが美味。
そこで、Aを採用したのだが、
三科さんは指摘した。
「だしを採って料理をするお客様は、
美味しいものを求めている。
簡単料理のお客様は、はじめから化学調味料を使う。
だから美味安心は、いちばん美味しいものを選ぶ」

こうして生まれた売れ筋の「美舞削り」

店舗右手は菓子売り場。

かりんとうの試食が展開されていた。

そのショーカード。

一番の売れ筋は「野菜かりんとう」130グラム230円。

乳製品では、チーズに力を入れている。

もちぶたのシュウマイも売れ筋。

買って帰って、すぐに食べてみたが、美味。

味付けいなりも売れ筋。

5分でできる調理レシピのショーカードが付けられている。

最後に、「国産きなこ大豆」。

店舗スタッフの田向里美さんが、
特にお薦めしてくれた。

当然、購入。

美味安心中目黒店。
いい店だった。

店づくりも商品づくりも、
経営も政治も、
integrityが必須。

これが変わらぬ結論。

<結城義晴>  

2010年04月13日(火曜日)

井上ひさしさんの逝去と「知識商人」対談のいちやまマート社長・三科雅嗣さんの「美味安心」

井上ひさしさんが亡くなった。
享年75歳。

1969年までつづいたNHKの『ひょっこりひょうたん島』が、
井上さんの職業作家としてのデビュー作だが、
これは児童文学者の山元護久(やまもと もりひさ)さんとの共作。
山元さんは、早稲田大学童話会出身で、
この童話会は、やがて、早稲田大学少年文学会となった。
少年文学会は、私が属していた童謡研究会と兄弟関係にあり、
学生時代から山元・井上の『ひょっこりひょうたん島』は、
私たちの先輩がつくっていると誇りにしていた。

1970年には『ムーミンのテーマ』で、
第12回日本レコード大賞童謡賞を受賞している。

井上さんの座右の銘。
むずかしいことをやさしく
やさしいことをふかく
ふかいことをおもしろく
おもしろいことをまじめに
まじめなことをゆかいに
そしてゆかいなことをあくまでゆかいに  

私の文章法の基本は、
ジャーナリストの先輩でもある林廣美先生から教授された考え方。
難しいことを易しく。
易しいことを面白く。
面白いことをより深く。  

深くなると、難しくなる。

だから、繰り返す。

難しいことを易しく。
易しいことを面白く。
面白いことをより深く。  

林先生は、「もとは井上ひさしさん」とコメントされている。

井上さんの座右の銘は、
むずかしい⇒やさしい⇒ふかい⇒おもしろい
⇒まじめに⇒ゆかいに⇒あくまでゆかいに

これは、作家としての井上ひさしの信条を示す。

林先生と私のものは、問題解決的であると思う。
私は、循環するところが気に入っている。

もうひとつ、前職の時に、差別用語の問題が起こった。
私は、井上さんの『差別語のための私家版憲法十一箇条』をよりどころにして、
この問題解決に当たった。

合掌しつつ、ご冥福を祈りたい。

さて、昨日は、午後1時から東京・新宿のホテルの一室を借りて、
CDオーディオセミナー『知識商人登場!』の第21回目の収録。

毎月毎月、対談を重ねてきてもう21回。
ほとんどの対談相手は、私が決めている。
いわば私の先輩、友人、後輩との対談となっていて、
実にアットホームな雰囲気を醸し出している。
しかし、もっともっと、
バトル対談のようなものもあってよいとも思う。

今回のお相手は、
㈱いちやまマート代表取締役社長の三科雅嗣さん。  

昭和27年11月生まれの、私と同級生。
山梨県を中心に11店舗の優良なスーパーマーケットを経営する。

もちろん、私にとって旧知の友人。

旧知の友人といっても、
音声録音は、毎回、緊張する。

だからその緊張をほぐしながら、
少しずつ本題に入る。

三科さんは、父上を55歳で亡くし、
兄上は46歳で早世された。

そこで38歳の時に、社長になった。

その後、12店開設させ、
11店を閉鎖した。

だから600坪くらいが、同社の標準店となっている。

ローカル・スーパーマーケットのひとつのあり方を、
しっかりと示す企業となった。

すなわち「規模」を追いかけることなく、
「質」を追求する企業である。

いちやまマートは「食を通じて幸せをもたらす」というコンセプトを掲げる。
これには二つの考え方がある。
第一は「おいしいものを食べる」
第二は「食を通じて健康をつくる」

三科さんは、この二点に集中し、徹している。

そこで、必然的に生鮮食品を充実させた店舗づくりとなる。
さらにプライベートブランド開発に力を入れることになる。

いちやまマートブランドを開発するにあたって、
三科さんが考えたことがある。

「わが社のブランドはNBより、
おいしくなければいけない」  

NBの方がおいしいのならば、
NBを売ればいい。

自分で開発するならば、
NBとは違う特性をもつこと。
その特性を「おいしいこと」とした。
これは会社が目指すものだからである。

さらに「健康・安心・安全」を標榜し、
まず食品添加物の問題から徹底して改善した。

「わが社のお店から、
合成着色料が入っている商品を見つけたら、
1万円の賞金を差し上げます」
新聞広告にこんなチラシを打ったりした。

合成着色料、添加物、化学調味料。
徐々に、こういった食品添加物が削除され、
いちやまマートの売り場とPBは変わっていった。

しかし、三科さんは言う。
「私は80点主義なんです」  
100点は求めない。

そして3年前に美味安心というブランドが誕生した。
三科さんは、その「味の責任者」である。
プライベートブランドには、一貫した味の統一が必要だ。
これは重要なことだ。
それに、社長が責任をもつ。
しかし社長は開発のプロではない。
あくまで顧客である。

そして「味の最終意思決定者」となる。

「美味安心」は現在、220品目。
いちやまマートの店内で、
独特のポジションを築いている。

さらにこの「美味安心」を販売する仲間の企業が増えてきた。
現在、30社の地方スーパーマーケットに供給されている。

三科さんは、さらに、㈱美味安心を設立し、
東京・中目黒にパイロットショップをオープンさせた。

おしいしさ、健康・安心・安全、リーズナブル価格を、
三つの旗印にして、
美味安心ブランドの開発はつづけられている。

中目黒の店は、東急ストア本部に道路を隔てた路面店。
全品プライベートブランドの店。

三科さんとの対談も、
あっという間に時間が過ぎた。

三科さんも、ブログを書いている。
社長のトレビアン」  

2008年の夏から、ほぼ週一回ペース。
おいしさや健康・安心・安全について、
自らメッセージを発信するためだ。

さらに自分の健康についても、
研究に余念がない。

「食を通じた幸せ」を提供しようという三科さん。
私はじっくり話をして、
三科さん自身が一番幸せなんだろうと、思った。
まさしく三科さん自身が「美味安心」なのだから。

昭和27年同志の対談。
楽しい時間だった。

多謝。

<結城義晴>  

[追伸]
商人ねっと㈱CDオーディオセミナー担当の下山直美さんが、
今週をもって退職することとなった。

昨年5月の當仲寛哲さんとの対談のころ、
商人ねっとに入社し、
このプロジェクトに参加したから、
ちょうど1年になる。
寿退社ということだから、
これはお目出度いことなのだろうが、
せっかく編集技術など高まってきたのに、
まことに残念ではある。

お幸せに。

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