結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年11月06日(土曜日)

「尖閣沖中国漁船衝突ビデオ事件」への朝日、読売、日経、毎日、産経、東京、神奈川各紙の一面コラム批評

「尖閣沖中国漁船衝突ビデオ投稿事件」

一億総評論家状態。

主要新聞各紙の一面コラムでも、
ズラリ、取り上げられた。

こういったニュースの切り口の鮮明さ、鋭敏さで、
その新聞の「格」のようなものが決まってしまう。
そのメディアの存在意義や奥の深さも決する。
だからコラムニストは社運をかけたような心持ちで記事を書く。

そして大抵の場合、故事や言葉を引用してくる。
それが、その新聞、そのコラムニストのセンスとなる。
今朝の朝刊から、それを拾ってみよう。

第1に、朝日新聞「天声人語」。
朝日は、中国の荀子を引いてきた。
「性悪説」の荀子。

もうここで、皮肉屋の朝日のスタンスが現れる。
「口と耳の間はわずかに四寸」。
「『ご内密に』『ここだけの話……』といった紳士淑女の『協定』は、
まず守られぬのが相場となる」

そして皮肉を言う。
「国家組織の耳目と口も、油断ならず近いらしい」

最後に、もうひとり引用。
鉄の女サッチャー元英国首相が政治に対する厳しさを述べたもの。。
「予期せぬことが起きると、いつも予期していなければならない」

朝日新聞は最後に総括する。
「民主政権は同好会的なぬるさを克服できようか。
下手も絵になるのは、草野球だけである」

まあ、皮肉に徹したコラムというところか。

第2は、読売新聞「編集手帳」。

こちらは 長州藩士・藩政改革に手腕を振るった村田清風から。
〈来て見れば聞くより低し富士の山 釈迦も孔子もかくやあるらん〉

それをもじって、
〈見てみれば聞くより酷(ひど)しわが領海…北方領土も かくやあるらん〉。

「情報管理のゆるみは目を覆うばかりだが、
それ以上に菅政権の希薄な領土意識が気に掛かる」

第3に、日経新聞「春秋」。
こちらは芥川龍之介『侏儒(しゅじゅ)の言葉』から引用。
「政治的天才とは彼自身の意志を民衆の意志とするもののこと」

そして「事の発端から首相の意志がみえない」となじる。
日経新聞は、社説では、
「菅政権は混乱を避けるため、この際、
ビデオの公開に踏み切るべきだ」と迫る。

こちらは、ずっと民主党政権に手厳しいし、
菅直人政府にはとりわけ「我慢ならん」といった感情むき出し。
それが表れていて、皮肉屋レベルを超えてはいる。

第4に、毎日新聞「余録」。
こちらはYou Tubeに焦点を当てた。
「豪メルボルンの聖パトリック大聖堂のバロン司祭」

「聖堂前でスケートボードをする若者をしかっていた」が、
とうとう、「ある日、若者らの挑発に激怒し、
司祭が口にすべきではない汚い悪態を連発」

「あまつさえ一人の頭をたたき、
アジア系若者の目の細さをののしる人種差別発言まで口にした」

そのビデオが「ユーチューブ」で公開された。

結論は「世界の人々がユーチューブで見たのは、
若者のワナにはまった司祭にも増してわきの甘い日本政府の実態」

これも、たとえ話を借りた政府批判だが、
「わきの甘さ」で終わってはつまらない

第5は、産経新聞の「産経抄」。
はるか昔に見た新東宝映画『明治天皇と日露大戦争』。
その「日本海海戦のシーン」。
「黒い煙をはいて両国の艦隊が進み、高い波に上下されながら砲弾を浴びせ合う」
コラムニスト氏は「その迫力に思わず拳を握った」。

「黒い煙」のところが、尖閣沖中国漁船衝突ビデオに似ていて、
「その迫力は、それに決して負けていない」と評する。

「政府がやるべきこと」として、
第1に「中国漁船の真の姿を知らせず、
国際世論に訴えようともしなかった不始末への反省」
第2に、「中国に抗議する姿勢」とともに、
海上保安庁の職員たちに「ご苦労さまでした」の一言。

終わり方が、がっくり。

第6は、東京新聞の「筆洗」。
ここは、『南総里見八犬伝』。

「八犬士の一人が持つ『仁』の字の玉が不思議な“移動”をする話」
玉が土中から八犬士の懐に戻る。
「中国漁船衝突事件の様子を収めたビデオ映像も土中ならぬ、
関係機関の金庫などに、しかと“封印”されていたはずである」

ところが、「インターネット動画サイトに流出してしまった」

「一体、この国の情報管理、“封印”はどうなっているのかと、
国民も諸外国もあきれていよう」

そして最後に皮肉。
「まさか、これが、菅首相言うところの『オープンな政治』ではあるまい」

さてついでに最後に、
私の地元神奈川新聞の「11月6日付け照明灯」。
「岡ちゃん、本当に胸のすく思いだったよ」。

サッカーワールドカップで代表監督を務めた岡田武史さん、
かつてのマラソン五輪代表瀬古利彦さん、
レスリング五輪銀メダリストの太田章さんのトークショーの話題。

大らかでよろしいが、さて神奈川新聞の「格」はいかに。

新聞各紙一面コラム。
軍配を上げるつもりもないし、
順番をつけることも意味がない。

大切なのは、それぞれの「ポジショニング」
わが紙の他との違いが、いかに鮮明になったか。

神奈川新聞のおおらかさは問題外かもしれないが、
日経の「公表せよ」との断言を除いて、
どの新聞も似たり寄ったりの「皮肉屋ジャーナリズム」の域を出ていない。
つまりは情報のコモディティ状態。

これは、民主党のだれが首相になろうと、
自民党が政権奪回しようと、
似たり寄ったりの政治コモディティ現象に似たり。

日本が、そんなふうになっていることをこそ、
私たちは自分のこととして再認識しなければなるまい。

<結城義晴>

2010年11月05日(金曜日)

小売業「実践躬行のマネジメント」と「上げる・下げる・一定に保つ」三志向経営

深夜から夜明けの時間帯に勃発したニュース一色。
「尖閣諸島沖中国漁船衝突事件ビデオ流出」
海上保安庁が記録した映像が、
インターネット動画サイト「You Tube」に流出し、
それがテレビ各局で報道された。
考えてみるとテレビの方がはるかに大放出。
中国国内を除く世界中に氾濫してしまった。

東海大学海洋学部教授の山田吉彦さんは、
電話に出づっぱりで生解説。

こうなると、政府のこれまでの対応が、
トンチンカンなものと映る一方、
You Tubeに投稿した登録名「sengoku38」なる人物が、
ある種のヒーローとして、国民の喝采を浴びることとなってしまう。

「sengoku38」とは明らかに、
仙石由人官房長官を揶揄したものだが、
こういった「鼠小僧的現象」は、
あまり健全なものではないと思う。

「あなたの会社でこういった事件が起こったら、
どう思いますか?」

さらに朝日新聞一面トップでは、
「西友元社外取締役」のインサイダー取引疑惑事件。

2007年に、西友はウォルマートによって、
株式の公開買い付けで買収された。
その公開買い付け前に、
社外取締役の一人が家族に西友株を買わせ、
公開買い付け公表後に売却して、
1000万円程度の利益を得た。
絵に描いたような「インサイダー取引」。

インサイダー取引自体、卑怯千万だが、
1000万円の「はした金」もひどく情けない。
私も非常勤取締役や企業顧問の仕事をしていて、
そういった情報に触れることも少なからずあるが、
ここは、ドラッカーの言う「integrity」の問題だ。

ちなみに私は、株式取引はしない。
確実に利益が出ることがわかっていても、
株式による利得には、一線を引いている。

ジャーナリストの矜持である。

さて今日は、東京品川。
ロンドンのリーゼント・ストリートのような品川駅。dscn4386-3.jpg

その南口を出ると、東京コンファレンスセンター品川。
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Inforum Japan 2010が開催された。
主催は日本インフォア・グローバル・ソリューションズ㈱。
登録参加者は650人。

講演協力ユーザー企業の中に、
小売業・サービス業がある。
㈱エコス、㈱JIMOS(小売流通業パネルディスカッション)
㈱ファーストリテイリング(勤怠管理システム事例)

私は、特別講演と小売流通パネルディスカッションのモデレーター。dscn4352-3.jpg

午後、1時30分からの特別講演は、
「流通小売業・実践躬行のマネジメント」dscn4353-3.jpg

マネジメントの定義から入って、
時流の経営戦略と週次の実行・改革が核心テーマ。
前者が”Doing better things”
後者が”Doing things better”
両者のパフォーマンスの最大化がマネジメントそのものとなる。dscn4355-3.jpg
さらに「think small」の考え方と、
クォータリー&ウィークリー・マネジメントの提唱。

とりわけて、現場に関しては、
ウィークリー・オペレーションの効用は計り知れない。

すべてのセッションが45分単位で、私の講演も45分。
私には当然、足りない時間割で、最後は例によって、
早送りレクチャーとなってしまったが、
お許しいただきたい。

レジュメに丁寧に書いておいたので、復習に使ってほしい。
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私の主張は、現場のリーダーたちも、
貸借対照表による経営を実践してほしいということ。

「売上げ上げろ」「粗利を上げろ」、
あるいは「売上げ上がった・粗利上がった」の大合唱。
これを「売上至上主義」と称する。

もちろん、それも大事で、
それを無視しても良いとは言わない。
さらに進めれば、
営業利益を基準にした「利益経営」も必須だ。

しかし、さらにさらに、そのうえで、
人材を含めた経営資産を、
いかに有効に活用するかというマネジメントの基本を、
リーダーには忘れてほしくはない。

「人が大事だ、人が主役だ」と言葉だけ繰り返しても、
「実践躬行のマネジメント」にはならない。

数字という厳然とした触媒を使って、
バランスシート経営を実践する。
そうしなければ、
「躬行」すなわち「口で言う通りを実際に行うこと」にはならない。

指標には三通りのものがある。
故渥美俊一先生の貴重な教え。
「上げる指標・下げる指標・一定に保つ指標」

体育会系の経営は、「上げろ・上げろ」志向になりやすい。
ニヒルな経営は、「下げろ・下げろ」志向に陥りやすい。

あるべきは、
「上げる・下げる・一定に保つ」三志向の経営。

この中で「一定に保つ指標」がとりわけ大事。
なぜならば、見落とされがちだから。

例えば、労働分配率は、
一定に保たれねばならない。
そうしなければ、
「店は客のためにあり、
店員とともに栄える」にはならない。

そういったことが、例えば「予算・実績」管理には、
貫かれていなければならない。

私の特別講演の後は、
パネルディスカッション。
「経営と現場双方が利益を意識して活動する経営管理とは?dscn4366-3.jpg

パネラーは、三人。
㈱エコス取締役経営企画室長兼情報システム管掌の三吉敏郎さん(写真右)、
㈱JIMOS執行役員の中川昌史さん(中央)、
そして、㈱ジール代表取締役社長の山本秀典さん(左)。
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エコスはご存知、首都圏のスーパーマーケット・チェーン。
JIMOSは福岡に本拠を置く大手通信販売企業。
ダイレクト・マーケティング・カンパニーといったほうがいい。
ジールは、情報システムのビジネスインテグレーター。
エコスとJIMOSのシステム開発を担当した会社といったほうがわかりやすい。

これも45分のセッションで、とても語りつくせない内容だったが、
皆さん、役割を十二分に意識して、
簡潔にして的確なコメントを発する優秀なパネラーを演じてくれた。

心から感謝したい。
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聴講していただいた皆さんにも、ご清聴を感謝したい。

何しろ、今月の商人舎標語は、
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

パネルディスカッションも終了して、
司会の㈱inforの小泉潤一さんも加わって写真。
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会場には、立教大学大学院・結城ゼミの猪股信吾君も参加してくれて、
しっかり勉強していた。
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こういうのは、とても嬉しい。

「実践躬行のマネジメント」、
そして「上げる・下げる・一定に保つ」三志向経営。

今日は、とても大切なことを語ったし、
語りつつ、あらためてこのことの重要性を認識した。

<結城義晴>

2010年11月04日(木曜日)

バラク・オバマに言おう。「元気を出そうよ、それがあなたの仕事です」

バラク・オバマ米国大統領の敗戦の弁。
「私が悪かった」
素早かったし、潔かった。
しかし、どこか元気がなかった。

米国の上下両院議員と州知事を選ぶ中間選挙結果は、
下院で民主党が60議席以上の大幅減、
野党共和党が多数派を奪還。
上院は民主党がぎりぎり過半数を死守。

オバマ大統領の政権運営に対する中間総括は、
極めて辛口なものとなった。

その理由は「経済政策」に対する失望感。
巨額の景気刺激策も、
失業率の高止まりを食い止めることができず、
画期的な医療制度改革も、
逆に財政を逼迫させるとして批判されている。

2年足らずにして、
バラク・オバマも、
崖っぷちとなってしまった。

アメリカ合衆国は大統領制を敷いて、
その権力構造が揺るぎにくくしてある。
つまり難局に耐えうる仕組みを持っている。

それでも民意は中間選挙で、
反オバマを鮮明にした。
恐ろしいことだ。

率直に謝るしかない。
そんなところか。

しかしお詫びにも、
元気のいいお詫びというものがあるはず。

一方、韓国は絶好調。
一昨日の朝日新聞「経済気象台」

韓国経済は2年連続5%前後の成長だという。
アメリカも日本も、ヨーロッパも、
その経済状態は悪いのに、
韓国だけが景気拡大。

コラムニスト柴犬氏はその理由の第一に、
「韓国の人々の自信と楽観」をあげる。

「当局者だけでなく、
ビジネスマンたちも自信と楽観を深めている」

この次がいい。
「心配事もたくさんあるはずだが、
悲観や国内での足の引っ張り合いは少ない」

そう、悲観論や足の引っ張り合いが、
わざわざ自分たちのマインドを、
自分たちで落としめてしまう。
「景気の『気』は天気の『気』と同じで『不思議な力』という意味」

「その時々の国民の気分は経済に大きな影響を及ぼす。
消費や設備投資が増えるも減るも、
一人ひとり、一社一社が将来をどう見るかで決まる」

そして韓国と対比的にアメリカを見る。
「今の米国は悲観が広がって経済が推進力を失っている。
米国の回復は国民心理のコントロールにかかってきている」

さらに最後に日本を取り上げる。
「悲観論を『賢い見方』と考えがちな日本は、
こういう場面に弱い」

バラク・オバマは、
国民の気分に、
どう影響を与えられるか。

日本国総理大臣菅直人しかり。

ここで私の著書『メッセージ』から。
「元気を出そう」

元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。
元気を出そうよ。
それがあなたの役目です。

冷夏・残暑で売れなかった。
それはお客さんの元気がなかったからか。
暖冬でまたまた売れなかった。
お客さんたちが買うことに疲れたからか。

いいえ、そうではありません。
お客さんには欲しいものが見出せなかった。
買いたい気分が生まれなかった。
商品やサービスにがっかりした。

あなたの元気は商品に乗り移る。
あなたの元気は店を活気づかせる。
あなたの元気はお客さんを励ます。
仲間を、取引先を勇気づける。

元気とは心の躍動です。
元気とは強いコミュニケーションです。

天気は人間の力ではどうにもならない。
景気も組織の力で動かせない。
しかし元気だけはあなたの力で生み出せる。
そう、元気は自分で何とかなる。

だから、元気を出そうよ。
それが今、あなたの仕事です。
元気をふりまこうよ。
それがあなたの役目で
す。
<第1章・元気と勇気より>

「消費や設備投資が増えるも減るも、
一人ひとり、一社一社が将来をどう見るかで決まる」

「悲観論」好きな日本人を前に、
脅しにかかる輩も出てくる。

悲観論を「賢い見方」と考えがちな日本人は、
そういった類の脅しに弱い。

考えてみると、消費とは、
顧客が一人ひとりがどう動くかで決まる。
顧客一人ひとりに元気をつける。
そのために、自分が元気を出す。
すべてはここから始まる。

合衆国大統領にも、
それが求められている。
だから私は、
バラク・オバマに言おう。
元気を出そうよ。
それがあなたの仕事です。

<結城義晴>

2010年11月03日(水曜日)

吉野家・安部修仁の「新しい風情の商品」と「損益分岐点半分のフォーマット」開発

今日は「文化の日」。
1946年に日本国憲法が公布された日が、
『祝日法』によって「国民の祝日」とされた。

趣旨は「自由と平和を愛し、文化をすすめる」こと。

今日は皇居で、
文化勲章授与式が行われる。
今年は、7人。
原子核物理学の有馬朗人さん、
建築家の安藤忠雄さん、
有機合成化学の鈴木章さんと根岸英一さん、
演出家の蜷川幸雄さん、
服飾デザイナーの三宅一生さん、
そして日本中世史の脇田晴子さん。

同時に、秋の叙勲受賞者も発表された。
瑞宝大綬章に、清成忠男先生。
流通問題にも造詣が深い元法政大学総長。

瑞宝章は、こう定められている。
「国及び地方公共団体の公務または公共的な業務に
長年にわたり従事して功労を積み重ね、
成績を挙げた者を表彰する場合に授与する」

勲章を拒否するという人もいるが、
自分のことだったら私もちょっと考えるかもしれないが、
知り合いのこととなると、素直に喜べる。

おめでとうございます。

さて文化の日に、うれしい贈り物。
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㈱ロックフィールド社長の岩田弘三さんから次郎柿。
「今年も柿が実った静岡ファクトリー。
緑化優良工場として表彰されました」

ちなみにこのファクトリーのデザインは、
今年、文化勲章受章の安藤忠雄さん。

その静岡ファクトリーの有機栽培品。
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美味しくいただきました。
心から感謝。

その文化の日。
「晴れの特異日」でもある。
英語で「singularity」というが、
天気のこととて、当然ながら地域によって異なる。

東京地方では、
1月16日、3月14日、6月1日、そして今日11月3日が、
そのシンギュラリティの日。

ただし、この特異日にも変化がみられる。
11月は、明日の4日、18日、21日が、
「特異日」程度に晴れる場合が多いという。

さて、中国尖閣列島問題につづいて、
ロシアとの北方領土問題が表出。
メドベージェフ大統領の国後島訪問に対して、
前原誠司外務大臣が、
河野雅治駐ロシア大使を帰国させると発表。

「内憂外患」ならず「南憂北患」。

もちろん菅直人首相を始めとする政府の決定だが、
前原外相の「口」に関して、様々な批判も出ている。

エッセイストの米原万里さんは、
元ロシア語同時通訳として活躍した人だが、
その抱腹絶倒エッセイに「有名な小噺」が出てくる。

外交官がyesと言ったら、それはmaybeの意味である。
外交官がmaybeと言ったら、それはnoの意味である。
外交官がnoと言ったら、その人はすでに外交官としては失格である。

女性がnoと言ったら、それはmaybeの意味である。
女性がmaybeと言ったら、それはyesの意味である。
女性がyesと言ったら、その人はすでに女性としては失格である。

ところで最近、女性の外交官が増えてきたが、
では、女性の外交官がyesと言ったら、あるいはnoと言ったら、
それはどういう意味なのだろうか。

前原氏はどうも、外交官としては、
そしてその外交官の長(おさ)としての外相としては、
失格ということになってしまう。

米原さんが紹介してくれた小噺に倣えば、
蓮舫女史あたりを外務大臣にした方がいいかもしれない。

今日の日経MJ一面に特集。
「吉野家、復活へ両面作戦」
9月に販売開始した「牛鍋丼」(並盛280円)と、
この11月1日からスタートした「牛キムチクッパ」(280円)が好調。

メイン商材の「牛丼」そのものは値下げせず、
新商品の「新価格」ですき屋、松屋に対抗する作戦。

安部修仁社長がインタビューに応えて、述懐。
「15%程度売上高が落ち込んだ窮状から、
早期に脱却するための緊急対策だった」

そして、言い切る。
「低価格商品はこれで打ち止めにする」

「結果的に低価格競争に見えるかもしれないが、
価格競争をするつもりはない」

そのうえでのあたらしい方針が二つ。
第1に「新しい風情の商品」、
第2に「新しい店のフォーマット」。

商品に関しては、
「丼物とは違う風情」のものや、
400円台の主力メニューなど。

重要なことは、それによって、
メニューのバラエティが構築される点。

従来の店舗では、今後、
「プロダクト・ミックス」の戦略性が、
強調される。

新フォーマットは、
「損益分岐点が半分」のタイプ。

フォーマットとは「業態の分化した店舗のカタチ」。

不動産費など固定費は、大幅には下げにくい。
そこで、変動費を下げることができる店舗フォーマットが、
視野に入ってこなければならない。

その背景にあるもの。
「市場全体は供給過剰にあり、
デフレの影響もある」

「デフレや市場の縮小に耐えながら利益を出す体質」
安部さんが志向する企業像が、
この言葉に表れている。

ガンガン売上げを伸ばす「売上高至上主義」は、
現在の思考方法ではない。

今日は文化の日。
今月の標語を思いながら、
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

<結城義晴>

2010年11月02日(火曜日)

中山政男・結城義晴対談「POP広告の現状にモノ申す」と當仲夫妻結婚祝いの晩餐

ブラジルに初の女性大統領誕生。
政府与党の労働党ジルマ・ルセフ女史、
前官房長官の62歳。

軍政時代には、
左翼ゲリラの闘士だった現中道左派の人。
「惨めさを根絶し、
すべての人に
平等な機会を与えたい」

今、絶頂期の人の言葉には、
理想主義が満ち溢れている。

一方、アメリカ合衆国では、今日11月2日、
連邦議会の上下院中間選挙が投開票される。

最終盤の世論調査では、
下院で与野党が逆転する可能性が極めて大きい。

前回の大統領選でバラク・オバマ支持だった無党派層でも、
「オバマ離れ」が進んでいる。

無党派層とは、商売にたとえると、
流動顧客。

あれだけ熱い支持を寄せたオバマ大統領からも、
流動顧客たちはすぐに離れていく。

さらに固定客層のはずだった民主党員に対しても、
オバマ大統領は語っている。
「我々にとっての大きな課題は、
民主党員と共和党員との間にある『熱意のギャップ』を
いかに縮めるかだ」

固定客層は、
完全に離れていくわけではないが、
「熱意」を失う。

店と客にたとえると、
常連顧客は「熱意」を喪失し、
結果として、来店頻度が下がる。

そこでどうするかよりも、
いかにここまでもってこないか。

政治も商売も、
マイナス・トレンドに陥ると、
ひどく難しくなる。

プラスのトレンドをつかんだら、
「理想」を掲げていればいい。
すなわち、易しい。

私の著書『メッセージ』から「一番の人気」

あなたの店が繁盛しているとする。
売上高の半分は実力なのだろう。
しかし、あとの半分は、人気によるものだ。
人気とは、一番の者に与えられる特権である。

あなたの店が不振だとしよう。
不振の半分は、店の実力による。
しかしあとの半分は、人気がないからだ。
二番手、三番手、四番手だからである。

では一番の人気は、
なぜ獲得できたのか。
そして一番の人気は、
どんなときに逆転するものなのか。

何も競争がない時代。
すばやく時流をとらえた者が、まず人気を博する。
人気は実力に決定的な影響を与え、実力はどんどん向上する。
追いかける者がいくら努力しても、この実力差は詰まらない。

どんなに消費が冷え込んだときにも
どんなに営業不振のときにも
一番人気の店は密かに客の支持を伸ばしている。
二番手以下は急激に落ち込む。

ただし、追う者の強みというものもある。
紙一重の差までは、努力しだいで到達することができる。
しかし、この紙一重の差が大きい。
だから、そこから先は運にめぐまれるしかないのかもしれない。

たいていの場合、幸運とは、
神から与えられるものでも自分で勝ちとるものでもない。
相手に恵んでもらうものである。
人気も、敵の過失によって、ころがり込んでくるものなのだ。

<第4章・戦略と政策より>

さて、昨日は、午後から横浜の商人舎オフィス。
午前中は、痛風の痛みに耐えつつ、自宅療養。

午後2時、中山政男先生来社。
㈱POP研究所代表取締役社長。
日本のPOP広告コンサルタント第一人者。
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この商人舎ホームページで、人気連載中。
「中山政男が叱る! 間違いだらけのPOP」

中山先生は40年以上、日本の小売業界に対して、
POP広告の技術を開発し、革新し、指導し続けてこられた。
現在も現役として、大活躍。

昨日行われたのは、その中山政男と結城義晴の対談。
「POP広告の現状にモノ申す」

その中山先生の第一声。
「あまりにひどいレベルのPOPが氾濫している」

1990年代の私の『食品商業』編集長時代の企画。
「特集・POPが危ない!チラシがやばい!」
その時の状況から、さらにさらに危険水域に達している。
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それでも、年商2000億円以上クラスの企業には、
会社としてのPOP マニュアルや仕組みがある。
だから、比較的、整然としているし、
コスト過多にもなっていない。

しかし1000億円企業、500億円企業を始めとして、
300億円・200億円企業、
それ以下の年商の企業群には、
なぜか、そういった仕組みがないことが多い。
あるいは、昔あったが、
現在は喪失してしまっている。

そこで、 現在のような、
「商品を売っているのか、POPを売っているのか、
わからないような売場が頻出する」

中山先生の言葉は、あくまで辛口。
辛口といっても、この道40年で、
日本のPOP文化を自らつくってきた中山先生だけに、
愛情のこもった辛口である。

私もまったくの同感。

流行の「コトPOP」。
それ自体の趣旨は悪くはないが、
内容と表現が稚拙なコトPOP、
時には完全な「不正表示」のコトPOPまでが、
売場に氾濫している。

これは古い常識も新しい常識も、
非常識すら超えたレベル。

しかも、POPマシーンが一般的に活用されてきたために、
印刷のためのトナー経費が膨大にかかっている。
それが無管理状態で野放しになっている。

私は、思う。
「売上高至上主義に陥っている。
それが最大の原因」

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2時間以上の対談は、
いつ終わるともなく続きそうな気配すら漂わせた。
しかし、中山先生、次に岐阜羽島への出張を控えていて、
後ろ髪ひかれつつ退場。
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詳細は、「中山政男が叱る! 間違いだらけのPOP」にて、
近日公開予定。

その後、夜、8時過ぎに横浜中華街。
當仲寛哲さん・鹿野恵子さんのカップルとお祝いの晩餐。
二人はこのたび、目出度くも、愛宕山神社にて結婚した。

當仲さんは、㈱USP研究所代表取締役所長。
USPはユニバーサル・シェル・プログラミングの略。
LINUX[リナックス]を使った情報システム開発の第一人者。
小売業・流通業の情報システム分野におけるイノベーターとして、
私が最も信頼し、期待する逸材。

鹿野恵子さんは、㈱商業界に入社し、
『商業界』『食品商業』編集部に所属した才媛。
入社面接のとき、私がファーストインプレッションで、
採用しようと思った人財。

當仲さんはコーネル大学RMPジャパンの講師を務めてくれていて、
恵子さんはそのアシスタントとして、講義に参画している。

以前から、そのおしどりぶりに、目を細めて見ていた私だが、
結婚の運びとなって、実の親のようにうれしい。

そのうえ、ニューヨークやロンドン、パリよりもおいしい横浜の中華料理。
久しぶりに満喫して、痛風のこともすっかり忘却の彼方へ。dscn4351-1.jpg
幸せなってほしい。

幸せになるために、
努力してほしい。

そう、思った。

その心は、今月の商人舎標語。
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

<結城義晴>

 

2010年11月01日(月曜日)

11月の商人舎標語「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」と11月の販促企画

Everybody! Good Monday!
[vol44]

2010年の第44週です。
そして今週は、11月の始まり。

2010年も、あと2カ月。
充実した日々を過ごしたいものです。

円は1ドル80円ギリギリまで高まった。
80円を切るのも、時間の問題か。

いずれにしても予断を許さない2カ月。
年末まで、緊張感は高まるばかり。

ところで、土曜日の朝、
急に左足が痛み出した。

それでも足を引きずりつつ、
立教大学新座キャンパスの太刀川記念交流会館に向かった。
ビジネスデザイン研究科「結城ゼミ」の今年度第4回目の合宿。

ゼミ生はそれぞれに研究を深め、
それぞれに論文執筆を進めた。
成果は大いに上がった。

夜は交流会。
これも楽しかった。

それでも私の足の状態は悪くなるばかり。
そこで、日曜日の朝食後、
私だけ早めに帰宅することにした。

ゼミ生諸君には、申しわけなかったが、
日曜日、ほんとうに久しぶりに完全休養にあてて、
今、月曜日朝、足の状態はずいぶん回復した。

原因が、判明。

痛風。

「かわいい孫が歩いてくる振動すらも痛い」といわれるあの病気。

私は美食家というわけでは、断じてない。
しかし、根っからのビール党で、
そのうえ、ワインも大好きだし、
清酒や焼酎やウィスキーもブランデーもたしなむ。

最近は、カルバドスにも凝っている。

それに、酒を飲むと、食が進む。
魚料理、肉料理、野菜・果物、乳製品。
日本料理はもとより、中華、イタリアン、フランス料理も、
まずいまずいといわれるイギリスやアメリカのメニューも、
美味しくいただくことができる。

一番好きなのは、手料理だが。

そんなことで、口から入るものを制限することができない。
せいぜい「良く噛んで食べる」ことくらい。

そこで、食べた物を消化するために、
運動に勤しむ。

ただしその運動が不足すると、
とたんに体に警告ランプがつく。

それが「痛風」。

10月はほんとうに忙しかった。
米欧出張は2週間を超え、
コーネル大学RMPジャパンの第3期立ち上げ、
そして講演。

さらに29日には、
「神奈川・東京・埼玉・千葉16店駆け巡り」をやった。
イトーヨーカ堂とイオン・ジャスコ。
サミット、ヤオコー、オーケーと、
マルエツ、三和、オオゼキ、成城石井。

それぞれに典型的な2店舗ずつと激しい競合の実態を、
「鳥の目」「魚の目」で見ることができた。
知的好奇心は満たされ、
ますます高まった。

しかし、忙しいから、
体の危険信号が出るわけではない。

忙しい結果、
食事が不規則になり、
食べる量が増え、
運動不足に陥る。
それがイエローカードとなる。

つくづくと思った。
10月の商人舎標語を、
「良く噛んで食べる」にしておいてよかったと。
忙しいけれど、その中で、
できるだけ、良く噛んで食べた。

日曜日の昼ごろから、
完全休養。

そしてもう復活。
ちょっと足を引きずるかもしれないが。

私の体に痛風が初めて出たのは、
6年前、㈱商業界代表取締役社長の2年目。
私は、会社の大改革を意図していた。
連日連夜、仕事、仕事。
そのプレッシャーの中で、
痛風が出た。

松葉づえをついて、
会社に通った。

それ以来、薬事治療を続けていたが、
今回は、ちょっと油断した。
アメリカでもヨーロッパでも、
夜遅く、朝早かった。
持参した痛風の薬も、
3分の2ほど飲み残して帰国した。

その反動が出た。

今年末にかけて、
養生しながらのハードワークが続く。

ゆめゆめ油断すべからず。

さて11月。

まず、常盤勝美の2週間天気予報から。
商人舎ホームページの巻頭に登場した新ブログ。
天気は商売の基本。

11月の祝祭日は、
今週水曜日の11月3日文化の日と、
第4週の火曜日11月23日の勤労感謝の日。

今年はどちらも三連休とはならない。
それが、今年の特徴。
昨年、勤労感謝の日が月曜日で、三連休だった。
一昨年は、文化の日が月曜日で三連休、
そのうえ勤労感謝の日は日曜日で月曜が振り替え休日となり三連休、
三連休が2回もあった。

今年は、それがない。
ちなみに来年も同様。

二つの祝日の間にも、
いくつかの節目がある。
列挙しよう。

11月3日(水曜日)文化の日。
1946年の日本国憲法公布の日で、、
憲法記念日の5月3日はその半年後の施行の日。

11月7日(日曜日)立冬。
秋分の日と冬至の真ん中の日で、「冬の気配」が立つ日。
今年は日曜日でもあることから、
この日から顧客の気分を先取りして、
「冬」を訴えるのが良いと思う。

11月15日(月曜日)、七五三。
男児は3歳と5歳、女児は3歳と7歳のこの日、
「成長を祝う行事」で、主に神社に詣でる。
実際には13日の土曜日、14日の日曜日に、
七五三のお祝いが行われることのほうが多い。

11月18日(木曜日)ボジョレーヌーボー解禁日。

フランス・ブルゴーニュ地方ボジョレーで産出される試飲新酒ヌヴォーが、
11月の第3木曜日未明の午前0時に一般解禁される。
この「初物」価値が珍重され、
「ボジョレーヌーボー」ブームとなったが、
現在の日本ではセブン-イレブンでまでエンド陳列販売され、
この時期の定番となっている。

そして11月23日火曜日の勤労感謝の日。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民互いに感謝しあう」趣旨の祭日。
飛鳥時代に始まった新嘗祭(にいなめさい)の日が起源。
「勤労を感謝する日」に勤労する小売業・サービス業。
私はこの日は、「商業にとって特別の日」だと考えている。

そして、恒例の商人舎標語は、
毎年、11月だけ、固定されている。
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

そして勤労感謝の日が終わると、
年末クリスマス商戦、
お歳暮・大掃除・年賀状・お節プロモーションのスタート。

11月は、冬を感じさせられつつ、
週の節目と催事・行事の節目が続く。
商売はやりやすい1カ月だ。

アメリカやヨーロッパでは、
最終週木曜日の「感謝祭・サンクスギビングデー」の一発勝負。

日本のように、細かな催事が次々に、
移り変わっていくのとは違う。

しかし日本ではそれがいい。
日本人はそれを好む。

日本の商売もそれがいい。

最後に私の11月公式スケジュール。

今週金曜日の5日、
Inform Japan2010での講演
「小売流通業・実践躬行のマネジメント」。
それのパネルディスカッションのモデレーター。

第2週火曜日・水曜日は、
「首都圏店舗視察勉強会」でコーディネート。
第3週火曜日の11月16日には、
商人舎主催「儲かる惣菜マーチャンダイジング」
惣菜コンサルタント第一人者・林廣美先生と結城義晴の、
「二人のビッグセミナー」
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その翌日の17日・18日は、
コーネル大学RMPジャパン「実行の第3期」11月講義。
私は、2講座で講義します。
「商業産業化の理念と思想」
「F&Bマーケティング」

立教大学大学院の講義と結城ゼミは、
6日、 13日、27日の三回。
20日は秋季入試の日で休講です。
6日の講義は、「クレド」発表の続きです。
発表者のみなさん、よろしく。

それからこのブログの予告。
まだまだパリ・ロンドン・ニューヨーク・テキサスの報告は、
終わっていません。続きます。
順次、レポートします。
大いに、ご期待ください。

痛風が出るほどに、
求められて仕事している。
今日から始まった11月にも。
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

今月もよろしく。
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2010年10月31日(日曜日)

ジジとハロウィンの祈り[2010日曜版vol44]

ボクのなまえは、ジジ。
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ヨコハマのユウキヨシハルさんのうちにいます。
そのユウキヨシハルのおとうさん。
あさ、合宿から、かえってきました。

きゅうに、足がいたくなってしまいました。
いま、よこになっています。

アメリカからヨーロッパ。
そしてコーネル・ジャパンの第3期のはじまり。
それから日本でもお店のクリニックでかけめぐり。

いそがしすぎるんです。
ちょっとシンパイです。

でも、よのなかは、ハロウィン。
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スチュー・レオナードのハロウィン。
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ウォルマートのハロウィンもすごい。
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オレンジ色のカボチャは、
おいしいのでしょうか。
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「ねぇ、トラくん?」

ウェグマンズのハロウィン。
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クローガーのハロウィン。
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ニッポンのお店でも、
ハロウィン、やってます。
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コシガヤのレイクタウン。
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これも、ひろいレイクタウンのハロウィン。
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これも、ひろいひろいレイクタウンのジャスコのまえ。
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10月31日の夜は、
死んだ人のレイが、
カゾクをたずねてきます。
精霊や魔女がでてくるとも、
しんじられていました。

こういったものから、
身をまもるために、
お祭りがうまれました。

だから人びとは、
こころのなかで、
お祈りします。
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サーティ・ワンのアイスクリーム・ショップも、
ハロウィンには、おおきなお祭りをやります。
お店のなまえが、31日だからです。
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ボクは、
おとうさんの足のいたみが、
なくなることを、
お祈りしましょう。
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ハロウィンでも、
クリスマスでも、
だれかのことをお祈りする日。

じぶんのことではなくて、
だれかほかの人のことを、
お祈りする。

これって、なかなか、
いいものです。

ボクはもちろん、
おとうさんのことを、
お祈りします。

<『ジジの気分』(未刊)より>

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