結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年04月21日(水曜日)

イオン岡田元也社長「PBなくしては立ち行かなくなる」発言の真意

サクラの季節が過ぎ、
ツツジのシーズンに入った。
しかし、今、この花もいい。

菜の花。 

多摩川の菜の花。

菜の花畑に入日薄れ
見渡す山の端霞深し

「朧月夜」

いい季節です。

私は、とても、充実しています。
原稿やレジュメ、テキストづくりに、
毎日毎日、追われてはいても、
朝一番でブログを書いて、
それからその日の仕事に勤しむ。

仕事は私を待っている。
仕事は私をせきたてる。
そして仕事は向こうからやってくる。  

そして、
朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。  

まだまだ勉強しなければならないこと、
調べねばならないこと、
整理しなければならないこと、
行かねばならないところ、
見なければならないものなどが、
列をなしている。
山積している。

それは、気持ちが外に向かって、
解放されているからだ。

皆さんも、どうぞ。
自分の気持ちを解放する。
外に向かって。

しかしそのためには、
内なる問題を解決しておかねばならない。

外に向かって、解放する。
内なる問題を、解決する。  

両立させなければならないわけですね。

それが実はストレスをためないことになる。

「内憂外患」の正反対の環境をつくる。  
自ら意志をもって。

これは地位の高い人や偉い人に限ったことではない。
みんな、それなりに、「内憂外患」の種をもっている。

それを、内なる問題を解決して、
自分を外に向かって解放する。

それが「幸せ」というものです。

さて、今日の日経MJのコラム。
「消費見所カン所」  
イオンの岡田元也社長がコメントしている。

イオンの決算会見で、岡田さんは、
プライベートブランドの推移グラフを示した。

2009年度のPB売上高は4400億円。  
これまでの経緯は、以下。
2003年度 1,632億円 前年比124.70%
2004年度 2,037億円 124.80%
2005年度 2,040億円 100.10%
2006年度 2,201億円 107.90%
2007年度 2,647億円 120.30%
2008年度 3,687億円 139.30%  

それが4400億円に、前年比119.34%。  

岡田さんは、言う。
「ナショナルブランドの攻勢が始まる」  

まあ、当たり前。

記事には、
「メーカーの技術革新などでNBの品質が高まり、
価格も小売業のPBに近づいてきた」とある。  

これは、明らかに、
コモディティ化現象の発生を示している。  

品質が安定し、向上しているのに、
価格が下がる。

そうなると、商品の同質化が進み、
コモディティ・アイテムが増える。

だからイオンは、
「本物のPBをつくらねばいけない」となる。  

本物のPBは、大きく4つに分類できる。
これは私の分類。

(1)[エコノミー・ブランド]  
トレードオフによって、
ナショナルブランドに比較して低価格を狙う。
イオンでは「トップバリュ」  
     
(2)[クオリティ・ブランド]  
品質の向上を狙う。
イオンには「トップバリュセレクト」がある。

(3)[ライフスタイル・ブランド]   
新しいライフスタイルを提案するもので、
これは多様化する。
イオンには、数種類あって、今後も増えていく。
「トップバリュレディミール」
「トップバリュ共環宣言」
「トップバリュグリーンアイ」
「トップバリュヘルシーアイ」

(4)[コンペティティブ・ブランド]  
「ファイター・ブランド」とも呼ばれる。
すべてのブランドに対して競争的低価格を狙う。
イオンの場合、「ベストプライスbyTOPVALU」

岡田さんの言う「本物のPB」とは、
このラインアップのそれぞれを充実させることだ。

このコラムで最後に語っている。
「NBを安売りする消耗戦を避けるには、
PBが切り札となる」  

これもNBのほとんどがコモディティ化してくると、
そのNBの「安売り大会」や「消耗戦」となることを示している。

コモディティ化した品種分野では、
①ブランド価値は下がる。
②代替品でもよくなる。
③価格にこそ価値が生まれる。

そこにエコノミー・ブランドが入り込み、
さらに消耗戦が進むと、
ファイター・ブランドが投入される。

イオンの「ベストプライスbyTOPVALU」に対して、
セブン&アイ・ホールディングスには「ザ・プライス」ブランドがある。

もちろん、クオリティ・ブランドもライフスタイル・ブランドも、
「本物のPB」のラインナップの中で、
重要な役目を果たす。

だから岡田さんは言う。
「PBがなければビジネスが立ち行かなくなる」  

これはあくまで、イオンのポリシー。
だから他者がイオンのポリシーを云々する意味はない。

「わが社にはPBは必要ない」という会社や経営者がいても、
もちろんよろしい。

しかし、規模における日本の双璧のイオンのトップが、
PB無しには「立ち行かなくなる」と発言している。

これは、重い。

アメリカやヨーロッパを見ていると、
この岡田さんの実感はよく理解できる。

だがここは日本。

日本のメーカーや産地、卸売業が、
PBの問題をいかに整理し、
自らのポリシーとするか。

「内憂外患」と捉えるか。

「内なる問題を解決し、
外に向かって解放する」  

それができるか。

ポリシーは長期にわたって変えてはならない。

すなわち長期的な展望のもとに組み立てられる。

岡田元也は、信念をもってPBに取り組み、
信念のもとにPB問題に対して発言している。

他者にも、やはり、
「信念」は不可欠である。

正念場に辿り着きつつあることは、
確かなようだ。

<結城義晴>  

[追伸]
二宮護氏の「物流業界の基礎知識」ブログ
アップされています。
今週は「物流の機能」についてを考察。
ぜひ、読んでください。

さらに、杉山先生の「流通仙人日記」にも、
today!と新着ブログがあります。
人気連載も40回を超え、いよいよ佳境。
SMの競争力強化の視点 vol.41

「商人舎 商品探偵団」ブログにも、
書き込みが入ってきています。
これからも面白い商品が続々と登場します。
新しい発見があるかもしれません。
乞うご期待!

2010年04月20日(火曜日)

草刈民代全裸写真の朝日新聞広告とtargeting・positioning

今朝の朝日新聞。
全面ぶち抜き広告。

草刈民代さんの全身ヌード写真。  
「幻冬舎が、またやった」といった感じ。
いや「幻冬舎にまた、してやられた」か。

一般には「Shall we ダンス?」で有名なバレリーナ。
昨年引退した44歳。
明日発売の写真集「バレリーヌ」(幻冬舎刊)の広告。

完璧な肉体。  
崇高な精神が、
宿っているように見えるから、
不思議。

崇高な精神が、
宿っている場合も多いから、
これまた不思議。

逆に崇高な精神が、
完璧な肉体をつくるのに役だつのかもしれない。

今日の朝日新聞は
新聞を読まない人にも、
永久保存版。

さて戸外では、
ソメイヨシノが終わったら、
サトザクラ。

そして、もう、ツツジが、
花を開かせつつある。

ゴールデンウィークは、
まさにツツジの季節といってよい。

5月1日のメーデーには、
ツツジが付き物で、
私には、なぜか、
赤旗や労働者の群れよりも、
ツツジのピンクやレッドが記憶に残っている。

その黄金週間への準備期間が今週。
盆と正月以外の最大の行楽期間だから、
顧客は楽しむ。

消費が成熟化すると、
個性化、多様化が進む。
専門化と高度化も進む。  

それが現下の現象の根本要因だと思う。

戦後日本の人口動態の中で、
団塊の世代は、
消費や経済に決定的な影響を与えてきた。

団塊の世代の検体数が多いから、
成熟化現象が現れる確率も高かった。

さらに彼らは高度成長やバブル消費を経験した。
それが彼らにいっそうの成熟化をもたらした。

彼らは、成熟化の果実を享受することによって、
個性化を果たした。
多数が個性化することを、
多様化という。
それも果たした。

一方、個性化は専門化を生みだす。
専門化は高度化に進む。

かくて団塊の世代の消費成熟化が、
個性化と多様化を広げ、
専門化と高度化を進めた。

団塊の世代の子供たちを、
ベビーブーマーという。

団塊の世代の消費を見て育ったベビーブーマーたちは、
同じように個性化、多様化し、
専門化、高度化した。

そのベビーブーマーの子供たち、
すなわち団塊の孫の世代も、
これらの影響を強く受けて、
個性化、多様化し、
専門化、高度化した。

しかしベビーブーマーは、
「ハンバーガー世代」などと呼ばれもした。

すなわち画一化である。  

成熟化の検体数が多ければ多いほど、
画一化は際立つことになる。
したがって画一化に絞ってマーケティングすることも、
有効な手段となる。

かくて、成熟化と画一化が同居する渾然一体の現象が現れる。

ここでマーケティングの出番となる。

第一は、セグメンテーション。  
消費者を選別する。
画一化する顧客。
個性化する顧客。
多様化する顧客。
専門化する顧客。
高度化する顧客。

個性化し、専門化し、高度化しつつ、
画一化する顧客。

それらを分析し、区分けする。

第二は、ターゲティング。  
ビジネスを展開するサイドが、
自らの顧客の特性を明らかにすること。
自らの顧客像を鮮明にすること。
画一化した顧客か。
個性化した顧客ならばどのように個性化した顧客か。
どのように専門化し、どのように高度化した顧客か。
あるいはどのように成熟化しつつ、
どのように画一化した顧客か。

これをライフスタイルの差異という。
TPOSとも表現する。

Time(時) Place(ところ) Occasion(理由) Style(ライフスタイル)。
それぞれの違いによって、
マーケティングが異なってくる。

そして第三に、ポジショニング。  
ターゲット・カスタマーに対して、
自分の存在と自分の提案を明らかにすること。
そしてマーケットの中で、競争環境の中で、
自己の存在と提案を際立たせること。

ほんとうに不思議なことに、
際立つポジショニングによって、
他の志向をもつ顧客にも、
そのポジショニングが支持されてくる。  

政策やマニフェストが際立つものを有していれば、
例えば民主党支持者も、自民党支持者も、
みんなの党に票を投じる。

「中核部分」の求心力が際立つ強烈さをもてば、
「周辺部分」や「外周部分」が形成される。  

これを小売業では繁盛店という。
繁盛店は客層の広さを特徴とする。

繁盛店の中核部分を尖鋭的に絞りこんで、
多数化、多店化していくことを、
チェーンストア化と呼ぶ。

チェーンストアは、
ターゲティングとポジショニングのたまものなのである。

一方、単独店は、
「地域性」という中核部分を築き上げる。
この局地的ターゲティングとポジショニングによって、
十二分にサバイバルが可能となる。

ポジショニングの際立った差異性。
中核部分の強い求心性。
それがターゲティングを実現させ、
客層を広げていく。

これは完璧な肉体と崇高な精神の関係に、
似ていなくもない。

草刈民代の新聞広告を眺めながら、
結城義晴の白日夢は限りない。

<結城義晴>  

2010年04月19日(月曜日)

鉄人・金本のフル出場記録ストップと真弓監督の「遅い、甘い、優しい」

Everybody! Good Monday![vol16]

2010年第16週、4月第4週の始まり。

それにしても金本知憲。  
阪神タイガースの不動の4番バッター。
昨日、2010年4月18日で、
連続フルイニング出場記録が、
1492試合で途絶えた。

1999年7月21日から、
一昨日の2010年4月17日まで。

私のブログ[毎日更新宣言]は
5月7日金曜日に、
連続1000日に達する。  
これは、私が書きさえすればよい。

しかし、日本プロ野球のフル出場は、
けがや病気をしてはいけないし、
からだが丈夫でも、精神が強靭でも、
成績が伴わねば、欠場しなければならない。

今回は、金本選手自ら監督に申し出たというが、
問題は監督の真弓明信の判断だ。

遅い。
甘い。
優しい。 

私は、九州出身で、真弓と同郷だし、
昭和28年生まれの真弓は一年後輩。

柳川商業から社会人野球を経て、
旧西鉄ライオンズの太平洋クラブに入団し、
柳川商業高校からの同期生、捕手の若菜嘉晴、
さらに竹之内雅史内野手と一緒に、
阪神タイガースに移ってきたときから、
応援していた。

代々西鉄ライオンズファンだった私が、
阪神ファンになったのも、
真弓・若菜・竹之内の移籍がきっかけだった。

だから監督真弓にも、私は厳しい。

まず、金本とよく話し合っておくべきだ。
そのうえで、監督として、
自ら、決断すべきである。

前監督で現在、オリックス・バファローズの岡田彰布だったら、
どうしただろうか。
<ちなみに真弓と岡田は「あきのぶ」と名前は同じ>  

おそらく、金本とのコミュニケーションを、
欠かさなかったに違いない。

リーダーやマネジャーのあり方を、
今回の鉄人・金本の記録ストップに見た。

遅い。
甘い。
優しい。  

優しいことは、
人間として必要だ。
しかし、組織のトップである限り、
優しいだけでは、責任を果たせない。

最後には、全体に対して、
決して「優しくはない結果」を招くことが、
極めて多いからだ。

以って自戒とすべし。

そして、真弓の反対の態度。
速い。
辛い。
厳しい。  

これが、リーダーのあり方。
しかし、人間としては、
「優しい」が不可欠。

厳しくて優しい。  

まさに、オクシモロン。  
オクシモロンとは、“oxymoron”と綴る。
ギリシャ語でoxyは鋭い、賢いという意味。
moronは鈍い、愚かだという意味。
両方合わせた造語がオクシモロン。
「対立する語句を並べて新しい深い意味を主張する語法」のこと。
有名なシュンペーターの「創造的破壊」がその代表例。  

さて、今週は、来週から始まる黄金週間の準備ウィーク。

人員体制を十分にチェックして、
余裕をもって臨みたい。

このところの天候不順で風邪をひいた人。
そう、そこのあなた。
早く、体調を回復させなさい。

鉄人・金本を見習いなさい。

リーダーは、
甘い。
辛い。
厳しい。  

そして人として優しい。  

身も蓋もないことばかり要求するし、
難しいことばかり求める。

しかし、私自身、
いつもそれを実行しようと決意している。

だから皆さんにも、それをお薦めする。

なんといっても今月の標語。
「知恵・力」合わせて動け!  

もう一度、言おう。
「速く、辛く、厳しく。優しく」  

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>  

2010年04月18日(日曜日)

ジジの階段話[2010日曜版⑯]

ボクのなまえは、ジジ。
ヨコハマのユウキヨシハルさんのカゾクです。

4月もなかごろだというのに、
ずっとさむかった。

ボクにとっては、
さむさはまったく「ノー・プロブレム」

でも、ニンゲンはこまったらしい。

ボクは、たかみのケンブツ。

カイダンのとちゅうから。

でも、このところのサクラは、
よかった。

さむかったおかげで、
サクラのキセツが、
ながかった。

よろこばしいことです。

なんでも、あるがままにうけいれる。
それが、生きるということです。

たかいところにいると、
ものごとを、
よくみることができる。

ユウキヨシハルさんのすきなコトバ。

心はもやせ、
頭はひやせ。

頭をひやすためには、
たかいところが、いい。

それから、こころがけて、
うつくしいものをみるのが、いい。

もちろん、からだをうごかすことも、
頭をひやすことにつながります。

ユウキヨシハルさんは、
夜ざくらも、すきです。

シノハラ公園の夜のさくら。

心をもやしつつ、
夜ざくらをながむる。

頭をひやしつつ、
夜ざくらをたのしむ。

ボクにも、
そんなときが、
いるのかもしれません。

しずかなジカンが。

そうなんです。

さくらは、
ちりぎわがいいと、
いわれます。

葉ざくらも、いい。

頭がひえていれば、
こまかいことに気がつきます。

ところで、カイダン話。
階段のとちゅうでの話。

おとうさんのゼミ生のみなさんから、
卒業ペナントがおくられてきました。

ものすごく、
よろこんだ。

ひとりひとりが、
カイダンをのぼって、
卒業していく。

サクラの花のように、
また、らいねんです。
おとうさんは、それを、
しずかにみている。

心はもやし、
頭はひやしながら。

おとうさんも、
じぶんでカイダンをのぼっていますが、
ときどき、カイダンのとちゅうで、
とまってみるときが、
いるとおもうのです。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2010年04月17日(土曜日)

極寒の4月中旬と日本スーパーマーケット協会の標準クレートの取り組み

百貨店で冬物コートが売れ始めたり、
コンビニのおでんが3倍もはけたり、
昨日からイオンが野菜の特売を開始し、
セブン&アイ・ホールディングスが今週末、
野菜の安値販売を展開したり。

厳寒の4月中旬。

いつもと違うからビジネスチャンスがある。

それをとらえ、すばやく対応することに、
喜びを感じたい。

さて私の朝食が変わった。

名付けて「フルーツ・ブレックファスト」。

果物と紅茶。

㈱いちやまマート社長の三科雅嗣さんのお薦めを、
素直に受け入れる結城義晴。

胃に負担をかけない朝食は、フルーツ。
しかし果物は体を冷やす。
だから、紅茶を合わせるとよい。

2カ月前には、「キウイフルーツ・ダイエット」をやっていた。
あまり効果が上がらなかったし、
お薦めしてくれた鬼嶋一司さん自身、
「人による」と言われたので、
発展的に解消して、
「フルーツ&紅茶」ブレックファストにした。

次のアメリカ出張まで、1カ月ほど続けようと思う。

さて、昨日は朝から東京・日本橋。
日本スーパーマーケット協会の事務所へ。
専務理事の大塚明さんと、
事務局長の江口法生さん、
そして流通推進部長の境憲一郎さんから
「標準クレート」の取り組みについて取材する。

クレートとは、いわゆる「食品通い箱」とよばれるもの。
「バンジュー」といったりした。

日本スーパーマーケット協会が音頭をとって、
社団法人日本セルフ・サービス協会、
および日本チェーンスト協会の三団体で、
業界内の「物流クレートの標準化、共有化」に取り組み、
環境負荷の低減と、物流の効率化を目指そうというもの。

素晴らしい試みで、
私は大賛成。

「店頭で競争せよ。
プラットフォームは共有せよ」  

これが、このところのスローガン。

「標準クレート」物語は、
このホームページで、連載の予定。

乞う、ご期待。

昼食は近くにあるあなごの専門店「日本橋 玉ゐ」へ。

店は、昭和28年、終戦を迎えて間もなく
酒屋として建てられた日本家屋。

そこでいただいた「箱めし」はとりわけ美味しかった。
日本橋界隈は、こうした古い名店が多い。

今日から、立教大学大学院の授業が始まった。
このところ春休みで、土曜日は比較的ゆっくりしていたが、
これから毎週、語りまくりの講義、
ディスカッション。
そして、結城ゼミ。

ほんとうの勉強の季節がやってくる。

楽しみです。

今日、午後8時くらいに、
このブログは追加される。

ツイッター風ブログ。
お楽しみに。

では、いったん中断。

<結城義晴>  

再開します。

今年の立教大学院F&Bマーケティングのクラス。
16名プラス・アルファ。
今年度もとても、いい感じ。
講義していて、それがよくわかる。

1時15分から4時30分までの2時限。
いつもの最初の講義にならって、
私の考え方の原点の講義。

『商売十訓』、パラダイムの転換。
そしてカスタマーサティスファクションと、
エンプロイーサティスファクション。

ご清聴、心から感謝。

その後、5時から、
結城ゼミ。

一人ずつ現在までの研究を発表しながら、
全員で意見交換し、自分の方向性を煮詰めていく作業。
成果は大きかった。

いい仕事ができたら、御苦労さん会。
池袋の居酒屋で一献。

これも楽しかった。

私は、なんと幸せなんだろう。

そんなことを実感した。

今日は、結城義晴の幸せ報告。
明日は、ジジの幸せ報告。

一週間、このブログ、このホームページにやってきてくださって、
ほんとうにありがとうございました。

よい週末、収穫の大きな週末を、お過ごしください。

<結城義晴>  

2010年04月16日(金曜日)

商人舎エグゼクティブ・ミーティングと吉野家安部修仁・出射孝次郎の「知恵・力」合わせて動け!

このホームページに、期待の新ブログがスタートした。
書き手は『物流業界大研究』(産学社刊)の著者・二宮護さん。

タイトルは「物流業界」の基礎知識。 
サブタイトルに「小売業・サービス業の知られざる隣人」とある。
毎週火曜日更新の12回連載。
約3カ月にわたって、連載してくれる。

第1回目は、私の『メッセージ』から「阪神大震災」の一節を引用して、
物流業界と小売業・フードサービス業は隣人でありながら、
物流業界の認知が低いことを指摘している。

二宮さんは、『メッセージ』に関しても、
担当編集者として協力してくれた。

確かな視点と詳細な情報が、
分かりやすく展開される。
ご愛読をお願いしたい。

そのほかに、本ホームページ右段には、
today!として、今日、二つ並ぶ。

五十嵐ゆう子のWeb小説「Thank You ~命をありがとう~」
感動の私小説で、第13回目となる。

さらに「林廣美の金曜日のお惣菜」

これも2008年9月12日から連載されている人気企画で、
今週で第83回目を迎える。

来月の5月7日金曜日に、
[結城義晴のblog毎日更新宣言]は、
連続1000回更新を記録する。  

この1000日更新を記念して、
本ホームページ第3回目のリニューアルを計画している。

二宮さん、五十嵐さん、林先生、杉山先生、浅野先生……。
これまでも数々の人気ブログが誕生してきたが、
このスピードをさらにアップしていく。

大いにご期待願いたい。

さて昨日は、東京・広尾の㈱アイドマ東京営業本部の会議室で、
商人舎エグゼクティブ・ミーティング

㈱商人舎は、結城義晴が代表取締役を務める。
しかし、ほんとうに小さな会社で、
小さな力しかない。

そこで、強力なサポートメンバーに、
商人舎へのご協力を願っている。

それが商人舎エグゼクティブの皆さん。

商人舎創立3年目に入ったということで、
一同に会して、今後のビジョンや、
事業展開のための議論の場をもった。

それが昨日の商人舎エグゼクティブ・ミーティング。  
実に有益な会議体だった。

その成果は、5月7日に発表される。

商人舎エグゼクティブのメンバー紹介。
まず、川勝利一さん。

ジャズ・ミュージシャンから毎日新聞記者を経て、
トレイメーカーの中央化学に「川勝あり!」と言われた業界随一の切れ者。

ドラッカーの分身・上田惇生先生の信頼が厚く、
コーネル大学RMPジャパン上田主任講師誕生にも尽力してくれた。

現在は、㈱アイドマ営業本部長。
そして商人舎エグゼクティブ。

松井康彦さん。
ご存知、前㈱商業界取締役営業企画総括。

㈱商業界時代の私のパートナー。
現在、広告代理業アド・パイン代表。
広告営業38年のキャリアで、
メーカーや小売り関連産業に向けて、
マーケティング・サポートの仕事をしている。

鈴木敏さん。

㈱トッパントラベルサービスの営業部長。
海外流通視察コーディネーター36年のキャリアで、
商人舎のアメリカ視察研修会を一手に仕切っている。

この3人の人々以外にも、
商人舎エグゼクティブは、増えていく。
そのネットワークとパワーによって、
商人舎は「知識商人の養成と商業現代化の推進」を果たしていく。

エグゼクティブ・ミーティングでは、
まずこのミッションが確認され、
さまざまな意見が交わされた。

今月の商人舎標語。
「知恵・力」合わせて動け!  

楽しいひと時。
あっという間に4時間ほどが経過し、
「いちのや」で鰻。

さて、昨日、カリスマと最良の独裁者のことを書いたら、
吉野家ホールディングス社長の安部修仁さんが早速、動き始めた。

朝日新聞、日経新聞にそれぞれインタビューで登場。
2年間の緊急措置で、子会社の吉野家社長に就任し、
「収益体質構築」にまい進すると宣言。

いつも、安部さんの行動は速い。
安部さんも商人舎発起人のおひとり。

ただし朝日ではアメリカンビーフ使用牛丼以外の「新商品開発」を匂わせ、
日経では「新しい店舗開発」を示唆した。

おそらく同じような発言だったと推察できるが、
記者の関心によって、記事の方向が変わる。

情報とはそういったものだ。

したがって、こうなる。
「ひとつの手段に頼りたいという誘惑は、
退けられねばならない」  

日経の記事で安部さんは、
競争についてのコメントを発している。
「牛丼業界の成長はもう限界。
これからは淘汰が始まる」

「価格競争には乗らず、高収益体質に変わることで、
『我々はこの戦いに勝ちにいく』」

安部さんは、日経の記事の最後にこう付け加える。
降格した出射孝次郎社長と「2人でこの勝負に勝ち、
2年後に出射社長体制に戻す」  

なんと泣かせる言葉。

安部修仁・出射孝次郎。
「知恵・力」合わせて動け!  
彼らも同じ気持ちに違いない。

<結城義晴>  

2010年04月15日(木曜日)

イオンの決算と小売業第4四半期の「減収増益」とワンアジアクラブ大阪交流会

今日は真冬のような寒さ。

寒暖の差が激しい。
寒気と暖気が、
日本列島の上空で綱引きをしている。
風邪など召されぬよう。

小売商業・サービス業は、
お客さまと接するビジネス。
だから、そこで仕事する人は、
風邪などをひけない。
お客さまに移してはいけない。

考えてみると、
大変な仕事だ。

健康第一。
元気第一。
実行第一。  

私には、うれしいことがあった。

昨年度の立教大学大学院結城ゼミの卒業生から、
卒業記念にペナントを贈ってもらった。

こんなにうれしいことはない。
一生の付き合いとなる。
心より感謝。

さて、吉野家ホールディングス社長の安部修仁さんが、
子会社の吉野家社長に返り咲いて、兼務する。

これもいいことだ。
そんな時代だ。

カリスマ経営者の力を使って、
再び、原点回帰。

マキュアベッリの「君主論」によれば、
最も理想的な政治とは、
最良の独裁者によるもの。
もっとも唾棄すべきは、
衆愚政治と衆愚組織。  

『メッセージ』結城義晴著・㈱商業界刊  

カリスマが存在する企業は、
その最良の独裁者の手を借りるべき時だ。

朝日新聞は、イオンの連結決算発表を受けて、
「1974年の株式上場以来、グループとして初の減収」を、強調。

売上高は、5兆0543億円と、
きわどく5兆円の大台を維持したが、
これは前年比マイナス3.4%。

営業利益は、1301億円のプラス4.7%、
純利益は311億円の黒字転換。

理由は770億円のコスト削減効果。

「減収増益」の結果となったが、
この時にも「質(たち)の悪い売上げ」がなかったかどうかを、
しっかりとチェックしておかなければならない。

日経新聞は、このイオンの決算発表を受けて、
小売業の第4四半期決算の中間総括をしている。

「小売り、収益下げ止まり感」  
この見出しなど見ると、
同紙が株式新聞を発祥としていることを、
あらためて感じてしまうが、
小売企業64社の集計は、
前年同期比売上高マイナス1%、
経常利益プラス5%。

これがトレンドとみておくとよい。
ちょっと安心する企業もあるかもしれないが、
「減収増益」トレンドを知っておく必要がある。

あくまで、わが社は、
「増収増益」を目指す。
どんなに小さな増収増益であっても、
会社の実績の外側に「年輪」を記す。

もちろん会社として大きな手術をすることがあるかもしれない。
そんな時には、ゆがんだ「年輪」となる。
しかし、大きな変革がないかぎり、
コツコツと「年輪」を刻む。

そんな姿勢が、社会から評価される。
そうありたいものだ。

さて今日は、先週末のご報告。
金曜日の4月9日から10日、11日と、
大阪でワンアジアクラブ大阪大会が開催された。

まず9日夕方から、滋賀県大津の旅亭紅葉。

大座敷で、交流会。

昨年12月、一般財団法人ワンアジア財団が発足した。 
私はその評議員に就任した。
   
この財団を中心にして、
現在は、東京、大阪、ウランバートル、
ソウル、北京、バングラデッシュに、
それぞれワンアジアクラブが立ちあがって、
活動しつつ、互いに交流している。

この財団の理念は、
「将来に向けたアジア共同体の創成に、
寄与することを目的とする」こと。  

「そのために、アジア各国の幅広い経済・教育・文化交流、
及び市民交流等を通じて、
共通の価値観を醸成するとともに、
アジア各国市民の相互理解及び交流促進に向けた活動を行う。」

この日は、NPO法人ワンアジアクラブ大阪が主催し、
ワンアジアクラブソウルと交流するという内容。

大阪の理事長・国澤良幸さんのご挨拶。
㈱大商会長。

ワンアジア財団理事長の佐藤洋治さんの歓迎の挨拶。

そしてソウル理事長・金奎澤さんの乾杯の音頭。

京都の舞妓さん、芸子さんの歓迎の舞。

民主党の石井一参議院議員も加わって、
全員で記念写真。

私は、同じ席で交流したユ・チュルジュンさんと握手。

㈱佑林建設・佑林資源開発の社長で、
15年間、日本に住んでいた。

学生時代は青山学院大学に留学していて、
その後、韓国大使館の外交官を経験し、
現在、ゼネコンの社長。
1953年生まれ、私より一つ下。

韓国に友人ができる。
こんな市民交流が、ワンアジアクラブの趣旨。

翌朝、琵琶湖に朝日が昇り、
この日は観光コースとゴルフコースに分かれて交流。
私はもちろん、後者。

そしてバスで大阪まで戻り、
日航ホテル大阪宿泊。

第二回目の交流会は、中華料理。
ここでも主宰者の国澤さんが冒頭の挨拶。

ダブル司会の渡邊芳雄さんと洪錫健さん。

洪さんは、大学教授で、
よどみなく通訳し続けた。

乾杯のご挨拶は、再び金さん。

金さんは、元外交官で、
日本領事を務めた人物。

全員の交流で、全員がスピーチ。

私もスピーチ。
「心は燃やせ、頭は冷やせ」

締めは、佐藤洋治ワンアジア財団理事長。

最後に、金理事長の来日を知って、
韓国大阪領事館から、事務局が来て、
ワンアジアクラブの活動支援を確約した。

「この法人に参加するものは、
この法人の次の3つの活動原則を遵守するものとする。
①民族・国籍を問わない。
②思想・信仰・宗教を拘束しない。
③政治に介入しない。」

アジアを一つにしようというグランドデザインがあって、
一人ひとりの人間の交流があって、
そのうえでアジアは一つになる。

私の祖父は、戦前に満州に渡った。
手広く事業を展開し、
旅順に家を構え、
一族を呼び寄せた。

父は、そこで生まれた。

子供のころから、
中国人や韓国人の友人がいた。

私にもその祖父や父の血が流れ、
私はこの志を受け継いでいる。

ワンアジアの交流。
大切にしたいと考えている。

<結城義晴>  

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