結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年01月13日(水曜日)

ウォルマート「ハーフサイズ・スーパーセンター」との有難い遭遇

たくさんの方々に、
このブログを、
読んでいただいております。
たくさんの方々から、
このホームページを、
支援していただいております。

本当にありがたいことです。

「ありがたい」とは「有難い」こと。  
すなわち「めったにない」こと。

心から感謝したいと思います。

めったにないことといえば、
昨年10月の商人舎第4回アメリカ研修会。

私たちは、アリゾナ州フェニックスにいました。

いつものように、
朝の講義を終えて、
店舗視察に出掛け、
マーケット・サイドを訪問。
店長インタビューの後、
親しくなった店長の言うことには、
ウォルマートの実験店が、
この近くにオープンしたばかり。
是非、見ておいたほうがいい。

早速、予定変更。
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訪れたのが、
『コンパクト・スーパーセンター』  
わたしは、勝手に命名しました。
「ハーフサイズ・スーパーセンター」  
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この店は、ものを考えるのに、
とても良い材料を提供してくれます。
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いや、この店を体験すると、
小売流通業人なら、
ものを考えざるを得なくなる。
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全米に3000店近くの展開。
現在、最強のプロトタイプ。
そのスーパーセンターが間違いなく、
そして間もなく、飽和になる。

ウォルマートは、どうするのか。
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この疑問に答えるのが、
ハーフサイズ・スーパーセンター。
約3000坪の店舗面積。
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これは日本の総合スーパーと同規模。
しかしワンフロアで、
通常のスーパーセンターから、
購買頻度の高い商品に絞り込んでいる。
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正規のスーパーセンターが7000坪クラスだから、
その半分のサイズの店。
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ウォルマートはいかに引き算して、
新しいフォーマットをつくろうとしているのか。
いやそれとも、まったくの新型を模索しているのか。
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通常のスーパーセンターのアイランド陳列もまったくない。
あの島のことを「アクションアレー」と言います。
それを取り払って、すっきりとして買い回りしやすい店にした。

9月にオープンして、2週間後のコンパクト型を、
私たちは、「観察と考察」の材料として、
好奇心いっぱいで、歩き回ったのでした。
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このタイプの特徴。
①ローコスト店舗づくりをさらに進めたこと。
②ローコストオペレーションは、さらにさらに進められたこと。
③品揃え商品は、売れ筋に絞り込まれたこと。
⇒だからウォルマートの売れ筋が何かを知るには、
この店を見ればよい。
④購買頻度の低いアイテム、カテゴリーが絞り込まれ、
カットされたこと。
⇒ウォルマートがどのカテゴリーを重視しているかは、
この店を見れば一目瞭然。
⑤ウォルマートがその売れ筋商品群をどう陳列し、
どう売り込もうとしているかがわかること。
⑥しかし逆に、「つまらないウォルマート」になっていること。
⇒これは顧客にとってつまらないということ。
プロにとっては、きわめて興味深い売場になっている。  

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さて、この「ハーフサイズ・スーパーセンター」
半年後に、どう変わっているか。
実験店であるから、どんどん変更されているに違いない。

私は今から3月の訪問をドキドキしながら、待っている。

商人舎アメリカ視察セミナー。  
今年度第1弾「Hot」編は、
ウォルマートの全業態を網羅的に視察し、考察し、
業態とはなにか、
業態転換とは何か、
業態開発はいかに行われるかを、
学んで、学んで、学んで、学ぶ。  

トップ、幹部の皆さん。
本物の学びを、一緒に体験し、
一緒に、考えましょう。

<結城義晴>  

[追伸]
同じツアーの中で「有難かった」もう一つのウォルマート。
「スーパーメルカド」 
こちらは、アリゾナ州に住むメキシコ系アメリカ人向けの店。
まさしく、ターゲット顧客が鮮明な店。
こちらは来週火曜日に紹介の予定。  

よほどの事件がない限り、
毎週火曜日は、
アメリカ「Hot」情報の日。  

乞う、ご期待。

2010年01月12日(火曜日)

東レ榊原定征社長・トヨタプリウスの「前向き・ポジティブ・挑戦者」

Everybody! Good Tuesday!  

ハッピー・マンデーの翌日の火曜日には、
いつものご挨拶。

Everybody! Good Tuesday!   

今日から今週の仕事が始まる人も多い。

2000年から始まったハッピー・マンデー制度。
国民の祝日に三連休をつくることが目的とされた。
果たして「幸福な月曜日」だったのか。

飛び石でも、それぞれに、
由緒のある祝日のほうがよかったか。

例えば昨日の成人の日は、
小正月の1月15日だと決まっていた。
私の成人の日には、
必ず、大学ラグビーの決勝戦があって、
それを楽しんだ。

どちらがよいか。

立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の結城ゼミ。
ゼミ長の名古屋文彦さんは、
「サービス業のコモディティ」を修士論文のテーマにしている。

私との議論を何度も繰り返してきて、
私自身とても勉強になった。
その論文が昨夜午前2時過ぎにメールで送られてきた。

完成したのだ。

おめでとう。

この論文のサービス業のコモディティ。
サービスの同質化からコモディティ現象が始まる。

翻って、2000年のハッピー・マンデー制度。
「祝日の同質化」だった。  

もちろん私は、コモディティの有益性を唱えるものだが、
本来、ノンコモディティの祝日を、
コモディティ的発想で三連休にしてしまったのは、
「機能的サービス」からは良しとしても、
「情緒的サービス」としては頂けなかった。

まあ、それが終わって、今週に入った。

さて、先週1月7日の木曜日の「財界賞」授賞式

ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正さんが語った言葉。
「どうも悲観的なことを言う人が多すぎる。  
しかし日本は、よく考えると、恵まれている。
何よりもインフラが揃っている」

これが本当に重要だと思う。
週の初め、月の初めには、
意識したいものだ。

「人がいる。金がある。
情報がある。技術がある。
そのうえ、今後、
大きな成長が見込めるアジアの一員である。
さらにあらゆる面でアメリカに近い」  

「こんなに条件に恵まれた国はない」

その通りだと思う。

「だから元気を出そうよ」となる。

今日の日経新聞の一面コラム『春秋』。
東レ社長の榊原定征さんのプラス思考が出てくる。  
「成長を制約する要因にこそ、
商機があるんです」  

榊原さんは「成長戦略」だったら何時間も語れるそうだ。

ただし「傾いた船がひっくり返らないように、
コスト削減はとことんやっています」

「社内には過度に悲観的になるな、
前向きにチャレンジしていけと言っています」  

そして最後に、言う。
「失敗ならいっぱいあります。
ワッハッハッ」  

ご承知のように東レは、ファーストリテイリングと組んで、
「ヒートテック」を開発し、国民生活を一変させた。

柳井正と榊原定征。  

「前向き・ポジティブ・挑戦者」  
この経営者が、日本経済を引っ張る。

一方、朝日新聞の一面コラム「天声人語」。  
トヨタのプリウス開発を取り上げて、
こちらも前向きだ。

自動車史は石油消費の歴史。
そのなかで1993年にトヨタで始まったのが「G21」プロジェクト。
開発コード890T。
それが「電気とガソリンの混血」のハイブリッド車となった。

「かけ合わせた品種は、
しばしば『両親』より丈夫で発育がいい。
これを雑種強勢と呼ぶ」
すなわちプリウスには、
雑種強勢の自然界の法則があると天声人語は言う。

「環境に気遣いながら、企業と消費者が、
共に満足する道は必ずある」

図らずも、今日の春秋と天声人語、
「前向き・ポジティブ・挑戦者」だった。  

それが、週の初めの心構えというものだ。

Everybody! Good Tuesday!  

<結城義晴>  

2010年01月11日(月曜日)

新成人127万人と「はたらくくるま」の歌

Everybody! Happy Monday!(Vol2)

2010年の第2回目の月曜日、第2週の始まり。
それが「成人の日」。

いつも引き合いに出してくる「祝日法」は、
正式には「国民の祝日に関する法律」という。
この祝日法では成人の日の趣旨を、こう説明する。
「おとなになったことを自覚し、
みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」
世界的にも、珍しい祝日。

奈良時代に始まり、室町、江戸時代を経て確立し、
明治維新後、現在まで、
男女ともに「成人」を自覚させ、励ます儀式として残った。

戦後、1948年から、1月15日の小正月の日を祝日としたが、
2000年「ハッピー・マンデー」制度導入に伴って、
以降、1月第2月曜と改定された。

現在は、学齢方式で、
昨年の4月2日から、今年4月1日までに、
20歳の誕生日を迎える人を「新成人」として、
国を挙げて祝う。

昨年2009年の新成人は133万人。
今年の新成人は、127万人。  
また6万人減少。

意外なように感じられるが、
男性が65万人、女性62万人。  
生物学的に、男のほうが死亡する確率が高い。
だから男が多く生まれる。

しかし医学が発達し、社会が安定してから、
ほぼ生まれたままの比率で成人する。

ただし、平均寿命は女のほうが長く、
高齢者では女性が多くなる。

成人数は、1995年以降、減少し続け、
統計を取り始めた1968年以降、今年は、最低。

過去、新成人人口が最も多かったのは1970年。
第一次ベビーブーム世代が新成人になった時。
すなわち団塊の世代。
その後、新成人数は減少していき、
第二次ベビーブーム世代が成人に達した1994年に、
第二のピークを迎え、207万人となった。

総人口に占める新成人の割合は、
計測開始の1968年には2.35%だったが、
2009年は1.04%と半減以下。

今後の日本社会を見通すと、
それだけ新成人にかかるプレッシャーは高まることになる。

新成人を社会として、大切にし、
同時に個々に試練を与え続けて、
大きく成長させたいものだ。

私の、基本的な教育方針。
「本人の成長の邪魔をしないこと。  
本人らしく成長してもらうこと」

個人でも、会社でも、学校でも、社会の中でも、
私は、常にそうありたいと考えている。

さて、新成人に質問してみよう。
「子供のころに一番好きだった歌は何か」

私の予想で、もっとも多いのは、
きっとこれだ。

「はたらくくるま」  
(作詞:伊藤アキラ 作曲:越部信義)

のりもの あつまれ いろんな くるま
どんどん でてこい はたらく くるま

こう始まる。

ハガキやお手紙集める郵便車
街中きれいにお掃除清掃車
怪我人病人急いで救急車
ビルの火事には梯子消防車

ここで様々な仕事の車が出てくる。
そして、最後に、こうなる。

いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

その後、リフレイン。
そして2番。

自動車いっぱい運べるカーキャリア
引っ越し荷物はおまかせパネルバン
壊れた車を動かすレッカー車
ガソリン満タン配達タンクローリー

3番にも、4種類の働く車。

フォークリフト
ブルドーザ 
ショベルカー 
ダンプカー 

そして、子供たちの感動で終わる。

いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

「はたらくくるま」の歌はこれで終わらない。

「はたらくくるま2」「はたらくくるま3」がある。

「はたらくくるま2」  

1番に出てくる働く車。
パトロールカー
散水車
タラップ車
テレビ中継車

2番。
幼稚園バス
宅配車
給食運搬車
冷凍車

3番。
コンクリートミキサー車
耕運機
ロードローラー
クレーン車

そしてまた、子供たちは感動する。
いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

「はたらくくるま3」にでてくる「仕事と車」は、
どんどん専門化、細分化される。

リムジンバス
トーイングトラクター
化学消防車
タクシー

森林パトロールカー
田植え機
ポテトハーベスター
強力吸引車

衛星中継車
サファリバス
ボトルカー
リリーフカー

そして、子供たちの感動と、
「仕事」への励まし、憧れで終わる。

いろんな くるまが あるんだなあ
いろんな おしごと あるんだなあ
はしる! はしる! はたらくくるま!

素晴らしい歌。
車と仕事に関して歌いつつ、
いろんな仕事があることを子供たちに教えてくれる。
それがまことに素晴らしい。

すべての仕事と車を、私は尊敬する。
個人的に私の好きなフレーズは。

①まちじゅうきれいに おそうじ せいそう車

②ひるでもよるでも どこへでも はい タクシー

③おもたいにもつを あげさげ フォークリフト

④おにく おさかな ひやして れいとう車

「街中きれいに」
「昼でも夜でもどこへでも」
「重たい荷物を上げ下げ」
「お肉お魚冷やして」  

ここがいい。

ちなみに、これも好きだ。
⑤ぐるぐる かいてん コンクリートミキサー車

息子が小さい頃、
なぜか「コンクリートミキサー車」を「トンチンチン」と呼んでいた。
もちろんこの歌は大好きだった。

⑥ピッチャーこうたい がんばれ リリーフカー

まだまだ好きなフレーズはたくさんある。
そして替え歌を増やしたくなる。

新成人も、この歌を歌いつつ、
幼稚園や保育園、小学校に通った。
仕事を尊敬し、仕事する車にあこがれつつ。

私たち日本人全員が、
今日は、この歌に戻って、仕事し、
仕事する人々を、敬いたいものだ。

Everybody! Happy Monday!(Vol2)

<結城義晴>    

2010年01月10日(日曜日)

ジジの立ち往生[2010日曜版②]

あけまして
おめでとうございます。
正月
でも、もう1週間、
すぎてしまった。

時のゆくのは、
はやい。

ボクは、
シンプル・ライフ。
スロー・ライフ。

ちかごろは、
いつも2階で、
ねてます。
0

カエル君といっしょ。
K

でも、ユウキヨシハルさんが、
よんでる。
3

おとうさん。
2

でかけるみたい。
1

はやく、おりていかなきゃ。
4

と、カイダンを、
おりようとした。
5

でも、カイダン、
ボクは、にがてです。
6

すぐに、おりることなんて、
できません。
7
いちだんずつ、
おりるんです。

スロー・ライフなんですから。

おとうさんは、
ユウキ・ゼミのみんなの論文の、
相談にのる。
Z
ナゴヤ・フミヒコさん、
ホシヤマ・トモコさん。

卒業論文提出まであと1週間。

はやく、おりなきゃ。
おとうさん、まってよ~。
8
あ~、いっちゃった。

ボクは、どうしたらいいのでしょう。

のぼるか、
おりるか。

それが問題です。

では、また来週。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2010年01月09日(土曜日)

財界賞授賞式でユニクロ柳井正さんから元気づけられてしまった!

トヨタ自動車・豊田章男社長の記者会見。
「嵐は嵐でも暴風雨は抜けた」  
日経新聞が発言を拾った。
昨年6月の社長就任時には、
「お客様第一に商品開発」や「現地現物」など、
トヨタ本来の改革を掲げて、スタート。

その後、まさに暴風雨にさらされた。

しかし2009年の新車販売台数第一位は、
トヨタのプリウスで、前年比185.7%。
2位のスズキ・ワゴンRから、
3位、ダイハツ・ムーヴ、
4位、ホンダ・フィット、
5位、ダイハツ・タント、
6位、トヨタ・ヴィッツまでは、
2008年比マイナス。
しかし6位のトヨタ・パッソが前年比35.9%で好調。

トヨタが暴風雨を抜けたことは、明らか。
エコカー減税など、優遇処置の影響も多大だが、
環境車への人気集中は、それだけではない。

まさに時流をつかんだ。

さて昨日の続き。
1月7日夕方6時、東京會館。
「財界賞・経営者賞授賞式」  
1953年、三鬼陽之助によって創設された由緒ある賞。

冒頭で、主催者㈱財界研究所主幹の村田博文さんがあいさつ。
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メモも原稿も持たず、きわめて正確に、
8人の受賞者のフルネーム・肩書き・功績など紹介。
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私にも経験があるが、こんなこと、
簡単にはできない。

財界に精通した村田さんだからこそ、可能な芸。
先輩として尊敬するジャーナリストだ。

村田さんに続いて、
審査委員を代表して、
作家の堺屋太一さんが選考の理由を披歴。
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「かつてはこの壇上には、
規格大量型産業のお歴々が並んだが、
今回はそうではない人ばかり。
日本は変わった。
これは近代工業社会を超えて、
『知価社会』がやってきたことを意味する」
自分の著書を宣伝しながらのコメントだが、
堺屋さんの「高級」という言葉の連発には、
私、違和感があった。

さらに「財界賞」受賞の茂木友三郎さん。  
受賞のあいさつ。
キッコーマン会長兼CEOにして21世紀臨調の代表。
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「1957年、我々は、米国で本格的なマーケティングを始めた。
そしてアメリカ市場で醤油のビジネスモデルを作った。
今後は、世界中に醤油を広め、グローバル化を図りたい」
茂木さんの話は、
業界のリーダーとしての自信と誇りにみなぎっていた。

そして、「財界賞特別賞」は柳井正さん。  
ファーストリテイリング会長兼社長。
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柳井さんは、冒頭で、
社員・取引先とともに受賞したことを感謝した。

そして、最近の風潮に対してコメント。
「どうも悲観的なことを言う人が多すぎる。
しかし日本は、よく考えると、恵まれている。
何よりもインフラが揃っている。
人がいる。金がある。
情報がある。技術がある。
そのうえ、今後、
大きな成長が見込めるアジアの一員である。
さらにあらゆる面でアメリカに近い。
こんな条件に恵まれた国はない」  

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柳井さんの言葉に、私自身励まされ、
反省もした。

そう、我々は、良いポジションにいる。
そのことを忘れてはならないし、
そのことを活かさねばならない。

元気を出そうよ、それが私の仕事です。
元気を出そうよ、それがあなたの仕事です。

経営者賞の6人の人々のあいさつが終わって、
祝福のあいさつは、伊藤忠商事会長の丹羽宇一朗さん。
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ウォールストリート・ジャーナルの記事を引き合いに出して、
「アメリカを見返せ」と叱咤激励。

女子63キロ級でオリンピック2連覇の谷本歩実選手から花束贈呈。
コマツ会長の坂根正弘さんが経営者賞受賞したこともあって、
谷本選手の登場となった。
そして全員で写真。。
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乾杯の音頭は、ニトリ社長の似鳥昭雄さん。
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軽妙洒脱。
似鳥さんの発声で、「乾杯」
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そして懇親会へ。

柳井さんが壇上から降りてくると、
すぐに人だかりができた。

しかしその人だかりをかき分けて、
三人のそろい踏み。
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柳井さん、
大創産業社長の矢野博丈さん、
そして似鳥さん。
豪華メンバー。
皆さん、商人舎発足の会発起人。
私も、心からお礼申し上げた。

そして、受賞者・柳井さんと固い握手。
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我がことのように、うれしい。
堺屋さんとは違う表現をしたいが、
「重厚長大産業に対して、
大衆の日々の暮らしを支える産業が高い評価を受けている」
これが、これからの日本のひとつの行き方。
「知識商人の時代」  

私も元気を出して、それを推進したい。

柳井さんから、言われた。
「結城さんのブログこそジャーナリズムです。
切った張ったの小手先情報が多すぎる。
ブログは毎日、読んでいます」

これほどにうれしい言葉はない。
お褒めにあずかって、恐縮。

たんす屋の東京山喜㈱社長・中村健一さんも、
会場に来ていて、懇親。
中村さんも、矢野さんも、
やがて壇上に上がる時が、必ず来る。
私はそう信じている。
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最後の最後に、財界主幹・村田さんと固い握手。
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素晴らしい会だった。

悲観的なマインドからは、
何も生まれない。
高い視点、広い視野を持てば、
必ず切り拓かれる。
今こそ、その時だ。

<結城義晴>  

2010年01月08日(金曜日)

コーネル・ジャパンで成城石井・大久保恒夫とUSP當仲寛哲協演

2009年度第3四半期までの連結決算。
イオンは赤字。
セブン&アイ・ホールディングスは32%の減益。  

赤字と減益では、天地の差がある。

しかし売上高はイオンがマイナス4%、
セブン&アイがマイナス12%。
営業利益はイオンがマイナス15%、
セブン&アイがマイナス22%。

ただしどちらのグループでも、
総合スーパーは赤字。  
イトーヨーカ堂が営業赤字、
イオンの総合小売り事業も営業赤字。

その一方で、昨日、
「eビジネス推進連合会」発足が発表された。  
楽天とヤフー日本法人が中核となって、
マイクロソフト日本法人、ミクシィ、
さらにサイバーエージェントなどが参加し、
500社のネット系業界団体が立ち上がる。

時代の趨勢を、そのスピードを、
肌で感じ、読みとらねばならない。
そして、行動。

“Practice comes first!”  

さて、昨日は湯河原で、コーネル大学ジャパン2日目の講義。
三井物産人材開発センター。
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その2階研修室。
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前夜は、したたか飲んだ。
そして早朝、温泉で復活。

8時30分から、今日の第一講義。
講師は成城石井の大久保恒夫社長。 
テーマは「スーパーマーケットの経営数値と生産性」
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この講義、とてもよかった。
大久保さんは、強調する。
「まず、お客様が最初にある。
そのお客様の満足を実現する売り場をつくる。
そのために行動する。
その結果として数字が出る。

この考え方がいちばん大切です」

したがって、はじめに予算数値があって、
それを達成するために行動計画をつくるのは、
本末転倒ということになる。
しかし現実には、そのほうが圧倒的に多い。
o2
そのほか、大久保さんの講義は、
大切なことばかりだった。

第二期生には、ひとつ残らず、一言も漏らさず、
習得してほしいものだ。

ちなみに、3月9日(火曜日)に、
大久保さんと私とのセミナーが開催される。
商人舎3年目記念「二人のビッグセミナー」  
詳細は近日中に発表。
乞う、ご期待。

大久保さんの講義を聴講し終わって、
学習院の上田隆穂先生、荒井伸也先生、
中間徳子さんと写真。
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上田先生、ありがとうございました。
わざわざ湯河原まで来てくださって、
その上、1泊して交流会にまでご参加くださった。

第二講座・第三講座は、
USP研究所所長の當仲寛哲さんが講師。
當仲さんのテーマは、
「情報システムとデータ分析(基本と応用)」  
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この講座は、昨年も大好評だった。
これまでの情報システムやコンピュータ活用の考え方と、
まったく異なる。

しかし昨年、この講義を聞いた第一期生の大久保さんが、
すぐに成城石井にこの仕組みを導入して、
大きな成果を上げた。

アシスタントは、USP出版編集人の鹿野恵子さん。
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當仲さんが講義し、
鹿野さんがデモンストレーションする。

そのコンビネーションで、
受講生からもたびたびため息が漏れた。
第二期生もまた、「目から鱗」を何度も経験した。

當仲さんはLINUXを活用して、
小売業が自分でプログラムをつくることを推奨し、
その教育・訓練をし、指導している。

もちろん専門家に外注する機能と、
自社制作して内製化する機能の仕分けが必要。

しかし何から何まで外注化して、
膨大なコストをかけることには、
問題がある。
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最後に、特別公開で、
成城石井の情報システムの一端を、
デモンストレーションしてもらって、
講義を終了。
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人間が知恵を活かしてやっていた仕事を、
コンピュータに置き換える。
知恵が進化したら、またそれをコンピュータに置き換えて、
スピードアップする。

この繰り返し。
それがイノベーションである。

當仲システムは、それを可能にしている。

さて1月最後の講義は、
「食肉の生産と流通」  
講師は、昨年同様、
伊藤ハム・マーケティング研究所所長の大西徹男さん。
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伊藤ハムの全社的な情報網を駆使した最新数値が、
次々に公開された。
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90分はあっという間に終了。

その後、全員、急いでバスに乗り込んで、
熱海駅へ。

二日間のまとめは、
バスの中で。
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まるでアメリカ・セミナーのよう。
しかし、よく学び、よく睦みの二日間だった。

私たちは、そのまま新幹線で、東京へ向かった。
富士がきれいだった。
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もう暗くなってから着いたのが、
東京會館。

月刊『財界』が主催する「平成21年度 財界賞・経営者賞」授賞式。
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壇上に、ズラリ、選考委員が並んで、
受賞者が一人ひとり登壇。

財界賞は、茂木友三郎さん。  
キッコーマン会長兼CEO。
財界特別賞は柳井正さん。  
ファーストリテイリング会長兼社長。

かつては重厚長大産業のトップが並んだこの壇上。
現在は、食品産業と小売業の代表。

私はそれが、心の底から嬉しかった。
そして受賞者のスピーチが、また、
素晴らしかった。

明日に続く。

<結城義晴>  

2010年01月07日(木曜日)

コーネル・ジャパン湯河原で充実の合宿講座

昨日の日経MJは保存版にしたいくらい。
インタビューも粒ぞろい。

ファーストリテイリング柳井正会長兼社長、
ヤマダ電機・山田昇会長。  

柳井さんは強調する。
「今こそグローバルマインドが経営者にも、
個人のビジネスマンにも必要。
一国で閉じようとか、
昔に戻ろうとか考えると自滅する」  

「グローバルで売れるようにしないと、
日本でも売れない」

シンク・グローバル、アクト・ローカル。
いや、シンク&アクト・グローバル。

決してユニクロだけの話ではない。

山田さんは、デフレ基調に対して反論する。
「むしろ日本は価格下落が抑えられている。例えばテレビ。
米国や中国では32型が円換算で3万円台で売られており、
メーカーも小売りも利益が出ない。
当社はセール品でも5万円」

「客は安さだけを見ているのではない」
「安さ優先の人にも対応するが、
価格にこだわらない顧客も確保し、
その中間で利益を出すのが経営だ」  

コモディティとノンコモディティの、
プロフィット・ミックス。  

それが経営の極意。
私の持論。

さて昨日から、
コーネル大学ジャパンの講座。
今回は、湯河原で合宿。  

午前11時に熱海駅に集合。
相模湾が美しい。
湯河原

バスに乗って、研修所へ。
バス

湯河原の一番奥にある研修所。
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三井物産の人材開発センター。
2

その模型。
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宿泊施設、食事施設、研修施設、それに温泉付き。

到着するとすぐに、ランチ。
カレーピラフにサラダとスープ。
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そして12時30分から講義開始。
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まずは副学長が新年のあいさつ。
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脱グライダー人間づくりを標榜してスタートした第二期。
しかし考えてみると第二期生は皆、自分のエンジンを持っている。
グライダー人間など一人もいない。

だから、コーネル・ジャパンは、
そのエンジンを磨くこと、
他のエンジンを知ること、
そのうえで編隊飛行を経験すること。
この三つを研鑚する場である。

そんなあいさつ。
今年もよろしく。

はじめは講座ナンバー25・26。
「52週マーチャンダイジング1・2」  
おなじみ鈴木哲男講師。
定評のある素晴らしい講義。
6

講義内容は、昨年のブログ、
コーネル大学ジャパンのホームページを参照願いたい。

ずいぶん52週マーチャンダイジングを導入する企業が増えている。
しかし間違ってはいけないこと。
「1年間に52回のプロモーションを考えることではない」
それを鈴木さんは強調した。
「52週のお客様の暮らしに合わせて、
マネジメントやマーチャンダイジングを展開すること」
7
鈴木さんとは、30年来の付き合い。
「横浜会」という若手勉強会があった。
二人ともそれに参加していた。
鈴木さんは、イトーヨーカ堂のRE。
リテール・エンジニアリング担当。
私は『販売革新』編集記者。

互いに年をとった。
そしてコーネル・ジャパンにご協力願っている。
感慨深い。
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90分の講義を2本分。
まだ話し足りない感じの鈴木さんと、
荒井伸也主席講師、
中間徳子FMIジャパン事務局長。

夕方から、上田隆穂講師。  
学習院大学経営学部教授で、
学習院マネジメント・スクールのヘッド・マスター。
9
上田先生にも2講座。
講座ナンバー27と28。
「流通新時代における価格決定」と
「プロモーション開発と未来店舗フォーマット開発を考える」
上田先生は、学生に質問を繰り返しつつ、
講義を展開。
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講義が終了したのは、7時40分。
合宿だから、時間は自由。
徹夜してでも研修したいところだが、
食事もしなければいけないし、
交流もしたい。

上田先生にも心から感謝。

そして7時50分から、
立食パーティ方式の交流会。
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乾杯の音頭は、これまた副学長。
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2日目の講師のUSP研究所所長の當仲寛哲さん、
USP出版編集人の鹿野恵子さん。
そして、毎日更新ブログの同志・谷康一さん。
13
谷さんのブログは「一日一麺
これが優れモノ。
谷さんは、毎日必ずラーメンを食べる。
そして毎日必ずブログを書く。
昨年まで、ラーメンブログ日本一。
現在、日本第2位。
ぜひ覗いてみてください。

立食パーティが終了すると、
部屋を変えて、二次会。
14
講師陣も加わって、
深夜まで。

私、したたか飲んだ。

コーネル・ジャパンは、よい。
学生時代のような気分になる。

かくて、湯河原の夜は更ける。
そして明日へ続く。

<結城義晴>  

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