10月5週/週末にかけて低気圧が発達 11月1週/移動性高気圧に覆われる日が多い
●10月5週(10/27~11/2)の天候予測とMDポイント
週末にかけて低気圧が発達

<概況>
週前半は北日本で冬型の気圧配置。その後は全般に移動性高気圧に覆われるが、週末31日(金)~1日(土)はまた南岸低気圧が発達しながら通過する。広い範囲で季節外れの大雨となりそう。
気温は週前半は低め。週末は南からの湿った空気が入る影響でやや高めの予想だが、低気圧のコース次第では大幅下方修正される可能性があるため、要注意。
<天候解説>
秋雨前線の影響を受ける関東以西の太平洋沿岸部では時折、雨の予想される日がある。ただし全般的には多少雲が出やすいものの、晴れ間も見られるまずまずの天気が25日(土)にかけて続く。
気温は、上空に寒気の南下する北日本で低めの日が多く、東日本でも寒気や雲の多い天気の影響でやや低め。
一方、西日本は寒気の影響が弱く、平年並みかやや高めの所もある。
<ウェザーMDのポイント>
北日本や東日本では、先週来の冬到来を感じさせるような陽気の影響で、“冬スイッチ”が入ったと思われる。週前半~半ばは強い冷え込みとなる日もあり、鍋つゆ、使い捨てカイロなど冬物季節商品ニーズが高め。
一方、週末は寒さが緩むため、鍋物需要は一旦下火。焼肉などスライス系が動きそう。ただし、週末の気温は不確定要素もあるため、最新の天気予報を参考に、もし気温が下方修正されることがあれば、鍋物食材を継続的に強化していきたい。
●11月1週(11/3~11/9)の天候予測とMDポイント
移動性高気圧に覆われる日が多い
<概況>
週の初めは、低気圧が日本の東でかなり発達する影響で北日本中心に冬型の気圧配置となるが、すぐ冬型は緩む。
その後も、北日本方面は周期的に低気圧が通過するが、本州付近は東西に長い移動性高気圧に覆われる。
週末はまた次の気圧の谷接近の可能性。
<天候解説>
週の初めは北日本の日本海側でしぐれの天気。その後も北日本は周期的に天気が崩れる。
東日本~西日本では高気圧に覆われて晴れる日が続く見込みだが、週末は気圧の谷通過により広く天気が崩れる可能性。
<ウェザーMDのポイント>
11月3日の文化の日は、「晴れの特異日」として知られている。今年も3日(月)はほぼ全国的に晴れると予想されており、行楽には好適。なおこの期間は気温が高めと予想されており、鍋物需要は、北海道を除いて引き続き下火。
時期的に空気の乾燥がますます顕著になる頃で、インフルエンザの流行規模がまた一段上がる可能性に注意。売場では、うがい薬、のど飴、リップクリーム、サプリメントなど関連商品の訴求強化をおすすめする。
<By 常盤勝美>






