結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2024年08月03日(土曜日)

「風邪は友達」と史上二番目の平均株価下落

昨夕から38℃の熱。
今日の日本各地の最高気温と同じ。
気温と体温が同期した。

医者に行った。

「コロナの検査、しますか?」
看護師に聞かれた。

「もちろん。」
マスク越しに答えた

そしてまず抗原検査をした。
しばらくして、
「陰性ですが、PCR検査もしますか?
「Of course!」

そして、診察。
金髪の医者は「どちらも陰性です」

「それでも70歳を超えて、
38度の熱が出るのは、
何か病気があるかもしれない」

脅かす。

「ヘモグロビンA1cは?」
即座に答えた。
「6.2です」

「ご立派です!」
褒められた。

「熱が下がらなかったら、
かかりつけの先生か総合病院で、
調べてもらってください」

診察代は4600円だった。

薬を処方してもらって、
薬局に寄ってから、
家に帰って食事をし、
薬を飲んだ。
そしてぐっすりと眠った。

熱は36.6℃まで下がった。
歌を思い出して、
口ずさんだ。
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「風邪は友達」

だれも相手に
してくれなくなったら
僕のところに
来ればいいさ
いつだって君の
相手をしてあげるよ

風邪は友達
風邪は友達

君にだって
命はあるんだものね
誰かが犠牲に
ならなきゃね
君は命をなくすことに
なるんだものね

風邪は友達
風邪は友達

僕の体の中で
静かにしてな
いつまでも君に
いさせてあげるからね
でもあんまり暴れると僕だって
君を殺してしまうかもしれないよ

風邪は友達
風邪は友達
〈作詞・作曲 山﨑眞幹〉

学生時代の、
敬愛する先輩・山﨑眞幹さんの曲。
東京・福生のハウスに居住し、
法学部の学生だったのに、
プロのミュージシャンになった。

風邪までも友達にする。
学生の頃は誰にでも、
そんな孤独と優しさがあった。

さて、
円の為替レート。
7月31日に瞬間的に、
1ドル149円台となったが、
1日の終値で149円というところまで来た。
まだまだ続きそうだ。
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日経新聞一面トップ記事。
2日の東京市場、
日経平均株価が、
前日比2216円63銭安。
3万5909円70銭。

この下げ幅は歴代2番目。
1番は1987年10月20日。
米国の「ブラックマンデー」の翌日の日本株価。
3836円安の急落だった。

ブラックマンデーの際の下落率は14.9%、
2日の下落率は5.8%だった。

日経平均株価の史上最高値がついたのは、
今年7月11日。
4万2224円02銭。

この水準と比べると6314円の下落。

日経のコメント。
「年始からの上昇分の7割強を
8月2日までに消した計算になる」

「それは一時1ドル=161円台に進んだ、
円安から修正する動きとも呼応している」

本来の円高とは言えないが、
ちょっとだけ円が高くなると、
ブラックマンデー以来の株安となる。

株価が1万円を割ったのは、
2011年7月12日。

その後、11月には、
史上最安値の8160円01銭。

この年には東日本大震災が起こった。
3月17日には史上最高の円高だった。
1ドル76.25円。

それ以前の大きな波は、
バブル崩壊後に発生している。

バブル絶頂期の1989年12月29日、
株価は3万8915円87銭。
それまでの最高値だった。

そして1989年にベルリンの壁が崩れ、
1991年にソビエト連邦が崩壊し、
1992年3月に日本の株価は、
2万円の大台を割った。
89年の最高値のほぼ半値になった。

さらに8月には1万4000円台まで下がる。

1995年には1ドル80円。
97年には山一証券の自主廃業など、
金融機関が相次いで破綻した。

それでも平均株価は1万4000円台だった。

1998年10月、
株価はバブル崩壊後の最安値を更新して、
1万2879円。

私は商業界の食品商業編集長だった。
雑誌のトップ記事で、
故渥美俊一先生に株価予想をしてもらった。

すると先生曰く。
「1万円を割る!」

雑誌が出るとすぐに、
読者の一人から激烈な反論の手紙が届いた。
当時の食品商業は、
業界の圧倒的一番誌で、
読者層が広かった。

「1万円を割るなんで、ド素人か?」

株価が下がり続けると、
よほど痛手を被る人だったのだろう。

しかし速水優日本銀行総裁の判断で、
大手銀行に対して大量の公的資金が投入された。

それで株価は底割れを免れた。
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けれどその後、21世紀に入っても、
日本経済の低迷は続いた。
失われた30年。

しかし2022年、
世界経済は「歴史的インフレ」に直面した。
2月にロシアがウクライナに侵攻。
世界の分断がさまざまな供給を遮断して、
食品やエネルギーなどが高騰した。

このインフレが円安を誘発した。
2022年3月には1ドル115円だった。
それが10月20日には150円となった。

平均株価は3万円を超えた。
2023年5月22日には、
3万1000円となった。

今年7月11日には、
史上最高の4万2224円。

そして史上2番目の株価下落。

しかし金融経済と実体経済の格差は、
広がるばかり。

こちらのほうが大きな問題だと、
私は思う。

実体経済は株価に比べると、
低迷している。

それは消費に表れてくるし、
小売業の現場でも、
現象化してくる。

日本経済と小売業は、
相関しないわけではないが、
同期はしない。

気温と体温の上昇に気を取られつつ、
ドル円レートと株価の高下に、
私の意識は移っていった。

風邪は友達。

風邪には悪いけれど、
今回は一刻も早く関係を解消して、
現場復帰をしなければならない。

〈結城義晴〉

2024年08月02日(金曜日)

「みんなが正しいと言い始めたら一回はそれを疑ってみる」

月刊商人舎8月号の最終責了日。

原稿執筆に勤しみつつ、
入稿した。

編集長の山本恭広さん。
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編集スタッフも鈴木綾子さん。
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ゼネラルマネジャーの亀谷しづえさん。
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そして結城義晴。
これは自撮りです。
IMG_5797

今月はこれまでやらなかった企画。
楽しみにしてください。

しかしこの後、
私は悪寒がして急に体調が悪くなった。
熱を測ったら38.1℃。

そこで仕事を中止して、
明日に持ち越すことにした。
あと私が書くのは2ページほど。

急いで帰宅して、
お粥を食べて葛根湯を飲んで、
ベッドにもぐりこんだ。

多分、冷房にやられた。
風邪でしょうか。

だからブログは短く。

朝日新聞「折々のことば」

第3163回。

みんなが正しいと
言いはじめたら、

一回はそれを
疑ってみること。

一度だけでいいから
左を見てみること。
(永田和宏)

永田は歌人で、細胞生物学者。

言っていることはよくわかる。
別にへそ曲がりなのではない。

「生命には行き過ぎを元に戻す
負のフィードバックもあれば、
血液凝固反応に見られるように、
行き着くところまで行く
正のフィードバックもある」

これは学問上の専門の話。

「人もまたみなが一斉に一方向に動きだせば、
置いてきぼりにならないか不安になり
闇雲(やみくも)にそれに靡(なび)く」

これが集団志向である。

「パニックに陥る前に一呼吸置くべし」

同感だ。

『知の体力』から。
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ピーター・ドラッカーは、
意思決定について書いている。

「マネジメントの意思決定は
全会一致でなされるようなものではない」

「意見の対立を見ない時には
決定を行わないこと」

みんなが正しいと
言いはじめたら、

一回はそれを
疑ってみること。

これは正しい。

きみに逢う以前のぼくに遭いたくて
海へのバスに揺られていたり

ありがとう。

〈結城義晴〉

2024年08月01日(木曜日)

「吾には吾の君には君の葉月かな」の岡新之助と野島廣司

8月に入った。

葉月(はづき)。

文月より葉月へ縷々(るる)と水流れ
〈森洋子〉

「縷々」は細く長く途切れることなく続くさま。

7月から8月へ縷々と水が流れる。
その水のごとく生きていきたい。

(あ)には吾の君には君の葉月かな
〈内野聖子〉

吾は私。

私には私の、君には君の8月がある。
それぞれの葉月。

さて8月。
パリ五輪は11日まで続く。
いや、11日に終わってしまう。

そのあとは五輪ロスとなるのだろう。

夏の甲子園は8月7日から始まって、
17日間。

3回戦が終わるのが17日。
準々決勝は1日空けて8月19日。
準決勝は1日空けて21日。
さらに決勝も1日空けて23日。

いいことだ。

さらに暑さ対策の一環として、
2部制が導入される。

ただし8月7日から8月9日の3日間だけ。
午前の部と夕方の部に分けて試合をする。

午前は8時、あるいは8時半と、
10時あるいは10時35分に試合開始。

夕方は16時と18時半、
あるいは17時のプレイボール。

これもいいことだが、
全日程を午前・夕方ではやれない。

それでも一歩も二歩も前進した。

23日頃、甲子園大会が終わると、
秋風が吹き始める。

今年のお盆休みは、
8月13日(火)から16日(金)。
12日(月)は山の日の祝日の振り替え休日。

11日(日)が山の日。

したがって10日(土)から18日(日)までの、
9連休がある。

私はこの期間を単行本集中執筆に充てる。

8月も充実した日々だと思う。

さて、パリ五輪。
男子個人総合で、
岡慎之助が優勝。

オリンピックはもちろん、
世界選手権にも出場したことのない新星。
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おかやまジュニア体操スクールで体操を始めて、
全国中学校体操競技選手権大会で、
個人総合優勝、鉄棒で1位。

その後、徳洲会体操クラブに入部。

これがよかった。
人とは異なる道を選んだ。

高校の体操部には入らず、
社会人クラブでエリート教育を受けた。

2022年の全日本選手権では、
予選を3位で通過。

しかし跳馬の演技で、
着地に失敗して右足の前十字靭帯断裂。
手術を受けて全治8カ月。

この艱難のときに、
上半身を徹底的に鍛えて、
苦手のつり輪演技を得意にした。

今年4月の全日本選手権では、
個人総合2位。

5月のNHK杯で個人総合優勝。
オリンピック代表に滑り込んだ。

そしてこの活躍。
「線」がきれいな体操選手だ。
これは真似られない。
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団体で金、個人で金。

まだ20歳。

私は小学校の5・6年で、
担任の太田清美先生から、
体操を仕込まれた。

鳥取大学で体操選手となった、
男性の先生だった。

クラスの男子は全員が、
バク転ができるようになった。
女子は全員がハンドスプリングをやった。

それで中学・高校と体操部に入った。
しかしへっぽこ体操選手で、
まるでものにならなかった。

だから岡新之助は、
私にとってあこがれの的だ。

日本の未来は明るい。

最後に商人舎流通スーパーニュース。

ノジマnews|
第1Q売上高1890億円10.1%増・経常利益50.2%増の増収増益

㈱ノジマが好調だ。
第1四半期決算は、
売上高1891億円、前年同期比10.1%増。
営業利益77億7900万円、49.8%増。
経常利益86億3500万円、50.2%増。

営業利益率4.1%、経常利益率4.6%。

中心のデジタル家電専門店運営事業が、
売上高681億円で10.0%増。

猛暑によってエアコンが売れた。

社長の野島廣司さんは、
私より一つ上で、
よく商業界ゼミナールに勉強に来ていた。

故川崎進一先生の弟子で、
経営の本質をつかんだ人だ。
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「コンサルティングセールスが特長。
メーカーなどからの派遣販売員を置かない。
自社従業員が店頭に立って、
売上金額を上げるのではなく、
質を売る。

野島さんは自ら、
「家電質販店」と名づける。

川崎先生も喜んでいらっしゃるに違いない。

私に言わせれば、
家電チェーンで際立つポジショニングだ。

暑いあついこの夏も、
ノジマにとってはうれしい季節だろう。

再び、
吾には吾の君には君の葉月かな

〈結城義晴〉

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