結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年10月05日(日曜日)

ジジとお父さんのアメリカ出発[日曜版2014vol41]

ジジです。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
いません。
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また、空のうえ。
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ナリタ空港から、
とびたった。
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アメリカへ。
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すぐに雲のうえ。
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あつい雲におおわれていました。
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そして、雲のうえでも、
日がしずむ。
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8時間くらいのフライト。
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アメリカのメインランド。
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日がのぼる。
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ベイエリアがみえてきた。
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でかけるまえに、
おとうさんはあそんでくれた。
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ちょっとだけだけれど。
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そして、でかけていった。
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サンフランシスコの街。
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ベイブリッジとベイエリア。
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またブリッジ。
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そしてエアポート。
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つきます。
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ついたら、
バスにのって、
バカビルへ。
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ナゲット・マーケット。
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ファンタスティック。
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うつくしいお店。
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フード4レス。
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安売りのお店。
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でも、こんなに、
うつくしい。

それから、
かならず、いきます。
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ウォルマート。
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ハロウィン。
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ここでも。
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かざりつけを、
していました。
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キッズの売り場でも。
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そしてこんなに
ショッピング。
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それから、
このエリアのお店。
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レイリーズ。
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リニューアルしていました。
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お客さまをおむかえしながら。
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すごく、勉強になりました。
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お店をかえているときにも、
ハロウィンのプレゼンテーション。
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おとうさんたち、
まだまだお店にいった。
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ドレーガーズ。
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小川のあるショッピングセンター。
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高級スーパー。
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でも、土曜日の夕方なのに、
お客さんがいません。

それでもリサーチ。
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それから最後のお店へ。

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ホールフーズ。
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すばらしいプロデュース。
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お花がむかえてくれる。
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もちろん、ハロウィンも。
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ファサードでもハロウィン。
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こちらのお店は、
大繁盛。
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おいしいお肉を、
かいました。
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ドレーガーズはガラガラ。
ホールフーズはドキドキ・ワクワク。
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お月さまが、
それをみていました。
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ホテルは、
キッチンつき。
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みんなで、
クッキング。
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そして、ディナー。
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ながいながい一日。
おつかれさまでした。
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ありがとう。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2014年10月04日(土曜日)

山男の歌と御嶽山の噴火、米欧の明暗とマルト米国研修出発

朝5時半までかかってしまった。
月刊『商人舎』の入稿作業。

最後の最後まで、
諦めずに、
より良い雑誌にする。

それが私の信条。

白々、夜が明けてくる中、
タクシーに乗って帰宅。

すぐにベッドに倒れ込んで、
仮眠。

3時間ほど眠って、
起きたらゆっくりと、
風呂に浸かる。

ふっと、鼻歌が出てきた。

むすめさん~よくき~けよ♬
やまおとこにゃほ~れ~るなよ~
つぎは、なんだっけ。

そうだ。

やまでふかれりゃよ~
わかご~けさんだよ~
やまでふかれりゃよ~
わかご~けさんだよ~♬

二番はどうだっけ?

やまおとこ~よくき~けよ
むすめさんにゃほ~れ~るなよ~♬

むすめごころはよ~
や~ま~のてんきよ~♬
むすめごころはよ~
や~ま~のてんきよ~♬

神保信雄作詞の「山男の歌」。
作曲者は不詳。
だからどこにでもある旋律。
しかし耳に残る。

熱い湯に浸かりながら、
疲れた体を癒し、
御嶽山の惨劇を思う。

風呂から上がって、
日経新聞と朝日新聞。

ちらっと見たら、
朝日の巻頭コラム『天声人語』。
「よく知られた「山男の歌」は途中、
♪春夏秋冬(はるなつあきふゆ)
山行く人の心はよ
山にあこがれよ
親しい友とよ
――とうたう歌詞もある」

おっと、かぶった。

「先週の土曜は秋山日和だった。
木曽路におおらかな裾野を引く名峰、
御嶽山の噴火から1週間になる」

「これまでの死亡確認は47人を数え、
災害史と山岳遭難史に太字で刻まれる、
痛ましいできごととなった」

「安否不明者はなお16人を数えるという」

コラムとしては極めて常識的で、
心打たれるものがないが、
私はひたすら、
亡くなられた方々のご冥福を、
祈りたい。

さて日経新聞は、
昨日の経済コラム『大機小機』。
コラムニスト横風氏。

「米国経済と欧州経済が
明暗を分けている」。

第2四半期の米国経済。
成長率は年率4.6%。
高成長を記録。

失業率は6%台。
こちらは低下して、
完全雇用に近づく。

「米連邦準備理事会(FRB)は
量的緩和を今月終える」。

一方、ヨーロッパ経済は、
悪戦苦闘。

イタリアはマイナス成長、
フランスもゼロ成長。
ドイツも4~6月はマイナス成長。

ユーロ圏全体もゼロ成長。

失業率は11%台、
若年層は20%を超えたまま。

デフレが忍び寄り、
欧州中央銀行は、
アメリカとは反対に、
量的緩和に追い込まれつつある。

欧米ともに、
リーマンショックの金融危機にあった。
その後の対応が明暗を分けた。

コラムニストは結論を持っている。
「バブル崩壊後のバランスシート調整の遅れ」。

金融に端を発する巨大危機の処方箋、
それはいつの時代も変わらない。
3段階を踏まねばならない。
(1)流動性の供給
(2)不良資産の処理
(3)成長力の底上げ

まず、欧米ともに、
(1)の「大量の流動性供給」でしのいだ。

(2)の段階で、
アメリカは大胆な不良債権処理を施した。
ところが寄り合い所帯のヨーロッパは、
「偽りの夜明け」を繰り返した。

しかしサマーズ元米財務長官は、
アメリカ経済の「長期停滞論」を打ち出している。
それが議論を呼んでいる。

つまりは(3)の成長力の底上げの問題点。

日本のアベノミクスも、
第三の矢に疑問符が付く。

ホップ・ステップ、そしてジャンプ。

第三段階こそが、
成果を確実なものにするし、
第三段階にこそ、
最も難しい壁があるのだ。

さて私はそんなアメリカに、
今日、発つ。

いつものように、
横浜港が見送ってくれた。
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やがて荒川が見えてきた。
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成田空港第二ターミナル南ウィング。
着くとすぐにチェックイン。
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そして結団式。
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㈱マルトの去年に続く、
第2回目のアメリカ視察研修会

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ここでテキストをもとに、
出国前の講義。
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米国スーパーマーケットの純利益は、
全社平均1.30%。

1ドルに対して、1.3セント。
100円に対して1円30銭。

1円の改革、
1円の節約、
1円の無駄の排除。

それが大切だ。

そしてマルトには、
このDNAが流れている。

東日本大震災で、
大きな被害を受けたいわき市。
マルトはそのいわき市民を守り続けた。

私は叫んだ。
「マルトは日本商業の誇りだ」
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そのマルトの研修会。
実りあるものにしたい。

全員で写真。
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そして社長の安島浩さんと、
固い握手。
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では、行ってきます。
あとは、よろしく。

〈結城義晴〉

2014年10月03日(金曜日)

古い「販促企画書」を捨てよ! とコトラーの「マーケティング後進国」

秋です。
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空が。

銀杏の木も、
秋を主張している。
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午前中に、歯医者。
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明日からアメリカ。
そしてサンフランシスコ、
ラスベガス。
シカゴ、ミネアポリス、
ヒューストン、ダラス、
オースティン、サンアントニオ。
そしてニューヨーク。

19日間。

奥歯の治療の途中だけれど、
行かねばなりません。

だから痛み止めを、
多めにもらってきた。

横浜商人舎オフィスに帰って、
ちょっと遅れた月刊『商人舎』10月号の、
最終入校と責了。

昨日までのミドルマネジメント研修会の、
その疲れが残っていて、
能率が悪い。

それでもなんとか、
こぎつけた。

夕方、千葉哲幸さん、来社。
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「日本で一二を争う」
フード・サービス ジャーナリスト。
私が「日本一二」という形容詞をつけて、
実印を押して保証する。
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元『月刊食堂』編集長、
前『飲食店経営編集長』。
前者は㈱柴田書店発刊、
後者は㈱商業界発行。
フードサービス記者歴30年。

何から何まで知っていて、
熱い記者魂を備えている。

今年の夏に、
目出度く商業界を退社して、
現在は銀座に、
千葉哲幸事務所を構えている。

柴田書店を退社した時に、
私が商業界に誘って、
その後も私が社長の時に、
編集長を兼務しつつ、
シニア・マネジャーなどの職にもついてもらった。

今後の活躍が、
大いに期待される57歳。

応援します。
保証します。

結城義晴が。

商人舎の裏の「魚盛」で、
マスターの精魂込めた料理を堪能しつつ、
一献を傾けた。

さて、今月号の特集。
2014年末商戦「営業(マーケティング)企画」
もう、これまでの販促企画書は捨てよう!

1冊まるごと、
年末年始商戦特集。

けれど、切った張ったの技能特集ではない。

マーケティングを通じた、
組織体質改善の提案。

そのMessage of October。
10月の商人舎標語でもある。

古い「販促企画書」を捨てよ。

創意を尊びつつ良いことは真似ろ。
今は亡き商業界主幹・倉本長治先生の言葉。
つまりは創造と模倣。
それがイノベーションの極意。

しかし今も昔も、
「真似」は大流行り。
そして模倣が創造を圧倒し続けている。
なぜか?

楽だから。
わかりやすいから。
やりやすいから。
すぐ効果が出るから。

もちろん模倣は学びの手筋。
学ぶは真似ぶが転じた言葉。
だからベンチマークするし、
ストアコンパリゾンをする。

しかしいつまでも、
猿真似ばかりはいただけない。
これが蔓延すると、同質化現象が生じるからだ。
良いことを真似つつ創意を尊べ、ではない。

そして同じような商品やサービスならば、
企業規模が大きい者が勝つ。
チェーンストアならば店数が多い者が有利になる。
規模の経済原理で低コストが実現できるからだ。

ただし、同質化も立派な戦略の一つだ。
マーケット・リーダーの定石。
チャレンジャーが差異化戦略で挑んでくるとき、
同質の財を提供し、相手の差別化を無効にする。

しかしそうは言ってもマーケット・リーダーも、
この模倣戦略を企業体質として定着させたくはない。
イノベーションに立ち向かう気風が、
組織から喪失してしまうからだ。

ピーター・ドラッカーのポスト・モダンの作法。
自分の目で見よ、
自分の耳で聞け。
自分で考え、そして実行せよ。

2014年末商戦の作戦計画に向けて、
いま、同質化作戦を徹底的に排除したい。
だから古い「販促企画書」を捨てよう。
新しい「マーケティング営業企画」をつくれ。
〈結城義晴〉

千葉さんと交流していても、
互いにフィールドワークを重ねつつ、
マーケティングしてきたことを実感する。

フィリップ・コトラーは言う。
「日本はまぎれもない経済先進国だが、
『マーケティング後進国』」。

ああ、その日本の産業界でも、
小売サービス業界は、
「流通先進国にして、
マーケティング後進国」。

何とかしましょう。
みんなの力で。

顧客の期待に応えること。
それがマーケティングの本質なのだから。

〈結城義晴〉

2014年10月02日(木曜日)

ドリス・ドラッカーの訃報と上田惇生「イノベーションが好きになれ」

円安が止まらない。
1ドル110円台に定着?!
そんな観測も出てきた。

円高では輸出産業が困る。
しかし円高が過ぎると、
輸入産業が行き詰まる。

エコノミストは、
100円~110円が望ましいとしている。

アメリカと日本の生活実感を比較すると、
私は120円くらいが妥当だと感じている。

あくまでも生活実感で、
円とドルに対する感覚を重んじたものだけれど。

しかし1ドル70円まで経験した日本人にとって、
海外旅行をする生活実感では、
110円でも随分高くなった気がする。

逆に見れば、
21世紀に観光立国を目指す日本国ならば
1ドル120円くらいの方が、
外国からの観光客を導きやすい。

それでも現状だけ鑑みると、
110円で止められるのか。

日本経済も正念場を迎えている。

さて第6回商人舎ミドルマネジメント研修会。
大きな成果を上げて、終了。

私は昼は講義、
夜は理解度テストの答案を読んだり、
次の講義の準備をしたり、
さらに月刊『商人舎』10月号の原稿を書いたりで、
昼夜を問わず、フル操業。

いま、疲労困憊。
毎日更新宣言ブログも、
ダラス時間で許してもらおう。

こんなに心地よい疲労はないけれど。

ミドルマネジメント研修会3日目の朝。
朝はいつも理解度テストから始まる。
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8時15分、スタート。
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全員が強いモチベーションを持ち、
同じ課題に取り組むと、
美しく姿勢は揃ってくる。
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「整列!!」と声をかけ、命令するだけでは、
それだけでは絶対に姿勢は揃わない。
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目的や目標が一致していると、
行動や活動は美しく統一される。

これこそマネジメントの本質だ。
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理解度テストが終わった途端、
どっと気分が和む。
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すかさず、最終日第1・第2講座。
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高野保男講師の作業システムとLSP。
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「責任の組織化」のためにも、
作業システムの確立は必須だ。

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だから高野先生の講座は、
この商人舎ミドルマネジメント研修会でも、
必聴の内容となっている。

もちろん日本最高レベルの講義だ。

そして特別講義。
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上田惇生先生。
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もちろん、「ドラッカーの真髄」。
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冒頭で、上田先生が報告してくれた。
「今日、ドリス・ドラッカーさんが
亡くなられた。
103歳だった」

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ピーター・ドラッカーの愛妻。
ドリス・ドラッカー。
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ご冥福を祈りたい。

その上田先生の講義。
淡々としていて、
まさに「ウエダ・ワールド」。
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私はこの時間を共有させていただくだけで、
至福の気持ちになる。
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そしていつもいつも、
新しい発見がある。
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「イノベーションが好きになろう。
イノベーションが好きな会社になろう」

その通りです。

みんな、真剣に聴講。
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それぞれのドラッカー。
上田先生の持論。
それを感じ取ったに違いない。
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1時間15分ほど、
あっという間に先生の講義が終わり、
質疑応答。
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ライフコーポレーションの北村圭吾さん。
営業統括本部担当。
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それから㈱ロピア関貴史さん、
食品バイヤー。
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ふたりともGood Questionだった。

上田先生は、
頭の中の「ドラッカー文献」を、
検索機能をフル活動させて検証し、
それからゆっくりと答える。
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私も脇で、聞いている。
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いつも回答は、
一段と深いところから発せられる。
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私も補足する。
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上田先生がまとめる。
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そして特別講義は終了。
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いつも必ず、
先生は深々と頭を下げる。
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それに対して、
スタンディングオベーション。
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素晴らしい講義だった。

心から感謝。

控え室で、ほっと一息。
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このひと時が、いい。
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先生の次の単行本、
その次の単行本。
ディスカッションする。
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私は私の意見を言う。
37年の編集者の経験を活かす。

ありがとうございました。
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上田先生を送り出してから、昼食。
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最終総括講義。

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理解度テストの講評。
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それから先生方の講義の補足。
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総資本経常利益率(ROA)指標のレクチャー。
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それからミドル必須の経営戦略論。
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最後はいつも、身振り手振り。
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3日間、本当に真剣に聴講してくれた。
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聞き手が真剣だから、
話し手もさらに真剣になる。
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それが商人舎ミドルマネジメント研修会。

最後の瞬間、
私には胸に詰まるものがあった。
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ご清聴、心から感謝したい。
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そして私にも、拍手。
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ありがとう。
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終了後、
㈱成城石井から受講してくれた二人と、
握手して写真。
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右が東海林慶さん、
左が中本晴行さん。

この研修会が始まった朝、
会社が買収される新聞発表があった。

ローソンによる成城石井の買収。

心中穏やかであろうはずがない。

私も講義の中で、
「商人舎の本籍地と現住所」の話をして、
元気づけた。

これからも頑張って欲しい。
応援しよう、支援しよう。

いつも、いつまでも。

お世話になったニューウェルシティ湯河原。
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みんなの乗ったバスを見送った。
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ずっと変わらぬ講師陣。
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鈴木哲男先生と白部和孝先生。

高野保男先生。
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そして上田惇生先生。
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ありがとうございました。

〈結城義晴〉

2014年10月01日(水曜日)

湯河原ミドルマネジメント研修会の「商人の一瞬の積み重ね」

2014年10月です。

今年もあと3カ月。

何度も書いているけれど、
アメリカの秋は、
三大プロモーションが、
次々にやってくる。

まず、10月31日のハロウィン。
次に、11月第4木曜日からの感謝祭。
そして、12月25日のクリスマス。

特に最後のサンクスギビングから、
クリスマスまでを、
「ホリデー・シーズン」と呼んで、
まさに最大の書き入れ時。

だからもう10月に入ったら、
レールは敷かれている。

だから、ジタバタしない。

日本でも、徐々にそうなってくる。

10月を見渡すと、
まず第3月曜日が、
体育の日。

ハッピーマンデー制度で、
三連休。

これが第一の山。

次が、10月31日金曜日のハロウィン。
金曜日だけに、
11月にまたがるが、
ハロウィンは
日本でもずいぶん定着してきた。

それは商売にとって、
とてもいいことだ。

このハロウィンを視野に入れると同時に、
11月と12月を展望しつつ、
仕事を進めたい。

それからもう一つ、
1年後を見据えておく必要がある。

つまり、来年の10月には、
消費税がさらに2%アップして、
10%になる。

おそらく確実に。

1年後が、その時だ。

今年4月1日以降の消費増税の影響を、
きちんと総括して、
周到に準備して1年後を迎えたい。

さて、昨日から湯河原。
第6回商人舎ミドルマネジメント研修会。
会場はニューウェルシティ湯河原。

今日は朝一番で、
理解度判定テスト。
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前日の講義の中から、
重要なテーマを設問にしている。
全員が朝食を取って、
もう7時半には会場に集合。

8時15分から30分間。
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実に真剣な時間帯。
ピーンと緊張感が漂う。

しかしこの緊張感が、
何とも言えず、いい。

口々に言う。
「学生時代以来のことです」

みんな、喜んでいる風。

商人舎ミドルマネジメント研修会の、
理解度判定テストは、
各自、自分のためのもの。

会社に報告され、
成績を云々されるものではないし、
上司がパワハラに使うことなど、
絶対にない。

自分が脱グライダー商人になるために、
一日、必死で学ぶ。

その学んだことを、
どこまで理解しているか。

自分で自分をマネジメントするために、
理解度判定テストがある。

終わった途端、
空気が緩む。
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この瞬間も、
私は大好きだ。

それから今日の第一講座は、
鈴木哲男講師。
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鈴木先生最後の講義は、
プロモーションとストアコンパリゾン。
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月刊『商人舎』6月号は、
ストアコンパリゾンの特集だった。

鈴木先生にも健筆を振るってもらって、
大作を仕上げていただいた。

この6月号は、
ほぼ完売で、
もうわずかしかない。

その内容を生で学ぶことができる。
贅沢な講義だった。
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今日の第2講座から、
昼食をはさんで第4講座までは、
白部和孝講師。
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演習を含めて、
「計数の基礎と応用」。
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故川崎進一先生や、
引退された藪下雅治先生の、
後継者として第一人者。

それが白部和孝先生。

イトーヨーカ堂の創業者は伊藤雅俊さん。
現在のセブン&アイ・ホールディングスの、
名誉会長。

その伊藤さんは商人舎発足の会の、
発起人のお一人。
ありがたいことだ。

その伊藤さんの持論は、
「商人には商才と算盤が必要だ」。

鈴木哲男先生は、
イトーヨーカ堂出身で、
伊藤さんに直接、
薫陶を受けた。

そして商才に関する権威。

白部さんは、チェーンストアの、
算盤に関する第一人者。

ありがたい講座だった。
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白部さんを見送って、
講義室に戻る。
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午後2時45分から、
夜8時まで、
私のマネジメントの講義。
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初めに、成城石井がローソンに買収された話と、
「商人の本籍地と現住所」。
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三越伊勢丹ホールディングスも、
随分と食指を伸ばしたが、
最後にローソンに決定。

私はこの方がずっと良かったと総括。

その後、私の本論の講義。
もちろん基本はドラッカー。
しかしミンツバーグに至るまでの、
マネジメントの歴史から学ぶことが、
実に多い。
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そしてその歴史の中に、
我々が有する負のDNAがある。

それを知った上で、
マネジメントしなければならない。

休憩時間には、
みんな、くつろぐ。
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話し合う者。
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休息をとる者。
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ソファに寝転がって休む者。
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それぞれであってよろしい。

講義は責任の組織化や目標管理から、
チームマネジメント、
そして最後に流通経営戦略論。
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最後まで、
本当によく聞いてくれた。
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ご清聴を、感謝したい。

8時過ぎから夕食。
そして勉強室で復習。

深夜の12時を過ぎても、
最後まで粘って勉強する者。
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明日の朝の、
第2回理解度判定テストが待っている。
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かくて湯河原の夜は、
更けていく。
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この瞬間も、実にいい。

この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯。

(倉本長治)

知識商人のレベルを上げるために、
みんな、頑張れ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年09月30日(火曜日)

第6回商人舎ミドルマネジメント研修会と「脱グライダー商人」

2014年9月最後の日。

今月の商人舎標語は、
「Change! Or, Die!」

自ら、変われ。
さもなくば、死ね。

声高には言わないけれど、
心の中でいつも、
そう、反芻しつつ、
自分を変えることに努力した。

日経新聞コラム『大機小機』。
コラムニスト一直氏が書く。
「戦後教育憂えた二人の経済学者」。

一人は私も触れたが、
数理経済学者の宇沢弘文先生。
1999年出版の『ゆたかな国をつくる』で、
「学校教育の全般的危機」を痛烈に批判。

その批判の対象は、「画一主義」。
とりわけ全国共通のセンター入試制度を批判。
それは単一の基準によって
若者の能力を判断する方式だったからだ。

「これが偏差値中心主義をもたらして、
初等、中等教育をゆがめてしまった」。

もうひとりも数理経済学者の森嶋通夫氏。
10年前に亡くなった宇沢先生の同世代。

1999年の著作『なぜ日本は没落するか』。

「現在の教育制度は、
思考力を育てない画一教育、
価値判断の排除、
表面的な自由主義・個人主義教育」

二人の世界的な経済学者が、
日本の戦後教育を憂慮した。

「社会の土台は人間であり、
人間の土台を形成するのは教育だ」

私も同感。

そしてそれを私なりに実行するのが、
仕事をしている人たちの教育。

思考力を育てる。
自ら、価値判断する。
脱グライダー商人になる。

それが商人舎ミドルマネジメント研修会。
第6回になる。

私は立教大学大学院で、
9年間、教えた。

これも私なりの教育の実践だった。

しかし今は、自分の産業の人々を、
ナレッジマーチャントにすべく、
教育研修をする。

朝一番で、
熱海駅。
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駅前に機関車のミニチュア。
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そして立派な商店街。
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車で海べりを走ると、
向こうに三浦半島。
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今日は霞んでいる。

20分ほどで、
いつもの研修所。
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ニューウェルシティ湯河原。

そして午後1時5分前に、
全員着席して、開始。
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はじめの3講座は、
結城義晴。
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私はこの高くて広い空間の研修室が、
ひどく気に入っている。
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3日間講義をしても、
講義を受けても、
快適に過ごすことができる。
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実に熱心に聴講してくれる。
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商業の近代化と現代化。
その思想と考え方。

私の講義は、
それに集中する。
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なぜ商業に従事するのか。
なぜ仕事をするのか。
そしてそれはどう、
社会に貢献しているのか。

これが一番大事なことだ。

儲けるための方法も大事。
しかしその前に、
腹の中にしっかりと、
据えておかねばならないことがある。

それがこの最初の、
1時から5時までの講義。

そのあとは、
お馴染みの鈴木哲男講師。
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マーチャンダイジングと、
プロモーションと、
ストアコンパリゾン。

そして特に52週マーチャンダイジング。
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何度聞いても、
いつ学んでも、
鈴木先生の講義は、
本物だ。

受けを狙ったり、
奇をてらったり、
脅したりすかしたりは、
一切ない。

本物の講義。

心から感謝したい。

講義が終わると午後8時。

全員で食事をして、
それから自習。
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3階の勉強室。
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深夜まで、
みな、真剣に自習。
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こうして湯河原の夜は、
更けていった。

学ぶことは、
自らを変えること。

「Change! Or, Die!」

その実践の場が、
ミドルマネジメント研修会だ。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2014年09月29日(月曜日)

御嶽山噴火犠牲者と土井たか子・宇沢弘文・香川伸行の死を悼む

Everybody! Good Monday!
[2014vol38]

2014年第39週。
9月最終週であり、
水曜日から10月の第1週。

商売をやる人々のマインドは、
もう12月末まで駆け抜ける気合。

それが必要だ。

それにしても、
御嶽山の噴火。
今の時点で、
死者は12名。
心肺停止のまま山頂に残された人24名。

秋の紅葉が美しすぎて、
余計に痛ましさが募る。

しかし、このところ、
訃報が続く。

元社民党党首の土井たか子さんが、
20日午後5時55分、
肺炎で逝去。
85歳。

「やるっきゃない」。
1986年、日本社会党中央執行委員長就任の時。
憲政史上初の女性党首誕生だった。

「駄目なものは駄目」。
1988年の消費税導入反対の時の発言。

しかし1949年から、
同志社大学で憲法を専攻し、
護憲派であったことを忘れてはならない。

18日には、宇沢弘文さんが逝去。
数理経済学者、東京大学名誉教授。

「二部門成長モデル」や「最適成長理論」を開拓し、
晩年には「社会的共通資本」の研究に取り組む。

このブログでも、
2009年8月5日に取り上げた。
「人間の心を大切にする経済学」と「社会共通資本」

日経新聞では、
愛弟子の岩井克人さんが、
評伝を書いている。

「冷徹な頭脳と暖かい心――
の間のギャップに長らく葛藤していた」。

最後の「社会的共通資本」の研究姿勢を、
岩井さんは批判しつつ、評する。
「先生が70年代の後半から
『社会的共通資本』に関する研究に
取り組まれていることを知ります。
だが、その内容を聞いていささか失望します」

愛弟子こそ、
純粋に批判する。

そして岩井克人の結論。
「先生は『冷徹な頭脳』を『暖かい心』に
仕えさせることにしたのです」。

私は、こう、表している。
「心は燃やせ、
頭は冷やせ」

もうひとり、
ドカベン香川が急逝した。

香川伸行さん、52歳。
9月26日、突然の心臓発作。

大阪の浪商高校で、
キャッチャーとして活躍。

1980年、今はなき南海ホークスに入団。
食べ過ぎによる肥満が問題視され、
現役時代は体重130キロを超えた。

それでも、いつも人気者。

小学校や中学・高校、
さらに大学や社会人にも、
必ずこのタイプの人気者がいて、
意外に繊細であることが、
その人気の秘密だったりするが、
そんなことを体現した人物。

みなさんのご逝去を、
心から悼みたい。

死ぬものも生きのこるものも秋の風
〈久保田万太郎句集 こでまり抄〉

一番有名な辞世の句。
旅に病で夢は枯野をかけ廻る
〈松尾芭蕉〉

人の死に捧げた句。
悲しさの極みに誰か枯木折る     
〈山口誓子〉

自分の死期を悟った句。
おい癌め酌みかはそうぜ秋の酒   
〈江國滋酔郎〉

夫の死を悼んだ句。
長き夜の苦しみを解き給ひしや    
〈稲畑汀子〉

そして中原中也の詩。
「死別の翌日」から。

生きのこるものは
ずうずうしく、
死にゆくものは
その清純さを漂わせ、
物云いたげな瞳を
床にさまよわすだけで、
親を離れ、
兄弟を離れ、
最初から
独りであったもののように
死んでゆく。

合掌。

さて今週の結城義晴のスケジュール。

今日は横浜商人舎オフィスで、
一日中、月刊『商人舎』10月号、
最後の入校。

明日から3日間、湯河原。
第6回商人舎ミドルマネジメント研修会。

金曜日は、やはり商人舎オフィス。

その後、土曜日に渡米。
19日間。

これまでで、
一番長い滞在になる。
そして全米を駆け巡る。

私は誰よりも真摯に、
店を訪れ、
そこで観察し、考察し、
研究する者になりたいと思う。

そのことで憶えられたいと思う。

そのうえで、
「冷徹な頭脳」と「暖かい心」を、
極めたい。

では、みなさんも、
心は燃やせ、
頭は冷やせ。

Good Monday!

〈結城義晴〉

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