結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年06月07日(月曜日)

全日食チェーンジュニアボード講演の「小さく考える」

Everybody! Good Monday!
[2010vol23]

2010年第23週、6月の第2週です。

毎日言っているが、6月の「梅雨入り前」のこの季節、
1年で一番いい。

大相撲でも、「梅雨入り前」の取り組みは、
通にとっては大関・横綱・三役陣の取り組み以上に、
いいといわれる。

それと同じこと。

今、本当にいい季節なんだと思っていると、
毎日が楽しくなる。

今月の商人舎標語は、
「やさしいことから手をつけよ」
まず、朝起きたら、
「今はいい季節、今日はいい日」

そう思う。

すると元気が湧いてくる。

いい季節には、そう思って生きなければ、
それこそもったいない。

自分に言い聞かせる。
「今はいい季節、今日はいい日」

自分を納得させることは、
他人を説得することよりも、
やさしい。

第一、本当にそうなんだから。

朝のこの心構え。
これこそ「やさしいことから手をつけよ」だ。

上野光平先生。
西友ストアーの実質的創業者にして、
のちに流通産業研究所理事長・所長を務められた。

まさに流通産業の指導者中の指導者。
私の先生でもある。

その上野先生が語っていた。

自分自身いらいらすることがある。
集中できない時がある。

その時には、今、悩んでいること、
問題が解決していないこと、
いらいらする原因など、
思いつくままに、書き出してみる。

すると、5項目か7項目は出てくる。
多くても10項目くらい。

20も30も出てくるひとは、まず、いない。

その項目をやさしい順に並べる。

机の上を片付ける。
手紙やメールを処理する。
などなど。

自分がやりやすいことから、
ひとつ、ふたつと、片付ける。

すると自分の気持ちが前向きになる。
ポジティブになる。
やる気が出てくる。

これが「やさしいことから手をつけよ」の方法論。

皆さんも、どうぞ。

私の場合、朝、まず、このブログを書く。
やる気になる。

そのうえで、原稿を書き始める。
テキストやレジュメをつくる。

あるいは難解な考察をする。

さて、今週。

菅直人新総理。
今日、民主党の執行部体制を決める。
明日、内閣の陣容を決定する。

今朝の新聞各紙の社説は、
こぞって菅直人首相に「財政再建」を要望した。
その前に、横浜市泉区の市会議員補選。
7月の参院選の前哨戦として注目された。
昨日の6日に投票、即日開票の結果、
民主党公認でネットワーク横浜推薦の麓理恵氏当選。
みんなの党公認の横山勇太朗氏、
自民党公認の萩原雅彦氏を破った。
ただし投票率は32.6%、当日有権者数は12万4167人。

この勢いを、菅首相は活用するに違いない。
一応、未確定だった政治の体制が固まる。
それが今週の、消費市場のマインドの根本となる。
それから、今週金曜日11日は「入梅」。
暦の上の「梅雨入り」。
そしてその11日はサッカー・ワールドカップ開幕の日。

政治とワールドカップ一色の週末になる。

ただし、世界経済は動いている。

先週土曜日の5日、
韓国・釜山で20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が開催された。
そこで採択された共同声明は、
世界経済には「重大な試練が残っている」という内容。

ギリシャ経済危機はより深刻ということ。

今月末のカナダでのG20首脳会合(サミット)に向け、
ここでも「財政再建」が各国ごとの課題となっている。

しかし世界各国の中で、特に緊急の対応を迫られているのが、
わが日本であり、菅内閣。

主要国の中で最悪の財政状態。
それでいて具体的な財政再建案が遅延している。

出席した峰崎直樹財務副大臣は、
「強い経済、強い財政、強い社会保障を一体で実現していく」と、
菅首相の方針を伝えた。

新成長戦略が構築され、それをベースに、
今後3年間の財政運営が盛り込まれた「中期財政フレーム」が、
今月中に提案される。

今月は、そんな1カ月になる。
もちろん商売上のピークは、
第3週日曜日20日の「父の日」。

政治、財政再建、サッカー・ワールドカップ、
そして「父の日」。

今月は「男の月間」。

そこんとこ、よろしく!

さて、昨日は朝から、
東京・山手線の西日暮里で「舎人ライナー」に乗り継いで、
舎人公園駅。

dscn5015-2.jpg

さわやかな日曜日の公園。

dscn5012-3.jpg

私は全日食チェーン本部で、
ジュニアボード全国会議で講演。

到着すると、田中彰全日食チェーン協同組合連合会長はじめ、
ジュニアボード全員に迎えられて、まず写真。

dscn0119-3.jpg
10時半から、90分の講演。

dscn0124-31.jpg

テーマは「不況は商人をきたえる」

サブタイトルが「Small Thinkingのすすめ」

dscn0132-31.jpg

「不況期にこそ、消費者に得をさせ、
この店こそ私たちの店と信じられるようにする好機である」

まさに今、好機がやってきている。

「悩まなければ人間の魂は成長しない。
不況に遭わない店には、永遠に大成はない」
「艱難が人を磨くように、不況は商人をきたえる」
(倉本長治『商業界20年』より)

もうひとつ、新約聖書・ローマ人への手紙5章より。
「艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達(練られた品性)を生み出し、
練達が希望を生み出す。
この希望は失望に終わることがない」

何度も書くが、私は、最後のところが好きだ。

dscn0141-3.jpg

「艱難、忍耐、練達から生み出された希望は、
失望に終わることがない」

そして、サム・ウォルトンのThink small!
「私たちが巨大な会社になったのは、
巨大な会社のようには振舞わなかったからだ」

『小さく考える6つの法』
1.Think one store at a time!
1度に1店ごとに検討せよ。
これは、「ひとつずつ考えよ」ということ。

2.Communicate!Communicate! Communicate!
意思疎通せよ!意思疎通せよ!意思疎通せよ!
3.Keep your ear to the ground!
地に耳をつけよ。
「神は現場にあり」の意。

4.Push responsibility-and authority-down!
現場に責任を、そして権限を与えよ。

5.Force ideas to bubble up!
アイデアを沸き立たせよ。

6.Stay lean! Fight bureaucracy!
組織の贅肉を落とせ、悪しき官僚化と闘え。

私は、「ユークロップスのトライ&エラー」も好きだ。
1.小さく始める
2.ゆっくりと進める
3.常に改善する

そして「小さく、狭く、濃く、深く」(結城義晴)

最後に “Retail is Detail.”
「小売りの神は細部に宿る」

dscn0139.JPG

私のメッセージ、伝わっただろうか。

ジュニアボード会長・寺島良昌さん、
副会長・高野好一朗さんと、
固い握手。

dscn0150-3.jpg

では、今週も。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2010年06月06日(日曜日)

夢見のジジ[2010日曜版vol23]

ボクは、ねむっていました。
dscn3685-3.jpg

ユメのなかには、
そらがひろがっていました。
ラスベガスのそら。
dscn0818-3.jpg

そら高く、トリが舞っていました。

ボクのユメには、
リアリティがあります。
dscn3679-3.jpg

コストコというお店。
dscn4742-2.jpg

そのユーメイなフードコート。
dscn4739-3.jpg

ホットドッグが1ドル50セント。
すごく、おいしい。
dscn4741-3.jpg

アメリカ人は、これがだいすき。
たくさん、たくさん、
おどろくほど、たべます。
dscn4737-3.jpg

レジのところから、
ホットドッグをまいにち、
たくさんたべたおんなのひとが、
こっちにむかって、あるいてくる。

ホットドッグのおんなのひと。

dscn4738-3.jpg

うわーっ。

目が、さめた。

dscn3689-3.jpg

そして、ヨコハマのゆうがた。
ユウキヨシハルのおとうさんも、
ラスベガスからかえってきました。
dscn5010-3.jpg

ヨコハマのオフィスでシゴトしました。

そのときボクは、おうちで、ねてた。
dscn3688-3.jpg

あーっ、あくび。

ヨコハマのゆうぐれのそら。

dscn5009-3.jpg

また、ねむくなる。
dscn3682-3.jpg

今日のおとうさんは、
トーキョーの舎人ライナーにのって、
でかけた
dscn0115-31.jpg

おとうさんは、やすみません。
dscn3680-3.jpg

ボクは、やすんでいますが。

舎人公園のなかをあるいて。
dscn0114-3.jpg

コーエン。
dscn0127-3.jpg

コーエンのそばでコーエン。
dscn3681-3.jpg

おとうさんが、やすみなしでシゴトしているから、
ボクも目がさめてきました。

ボクをみてください。

どうです?

もうユメ、みてないでしょう?

<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年06月05日(土曜日)

菅直人新首相の財政赤字削減と地球環境デーに思うこと

今日は、一日、東京・池袋の立教大学キャンパス。

6月の、しかも梅雨入り前のこの時期が、
一年でも最もいい季節。

そのいい季節に、大学のキャンパス。

これがまた、いい。

2週間前、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の院生お二人と食事した。
写真右が、今年の結城ゼミの山本知己さん、
真ん中は院生一年目の丸山一郎さん。
丸山さんは、ホームセンター㈱コメリの執行役員。
dscn4049-5.jpg

経験のある人が、もう一度学ぶところ、
それが社会人MBAの修士課程。

「超」のつく忙しさの中、時間をつくって学ぶ。
これこそが、本当の学びとなるに違いない。

丸山さんとは、話が弾んだ。

さて、菅直人首相の誕生。
組閣は、来週火曜日の8日になる。

古代ローマ帝国の時代は、
「安全と食料」の確保が、
皇帝にゆだねられた責任だった。

現在の日本でいえば、
「安全保障と経済の安定」だろう。

安全保障は、普天間問題に象徴され、
経済の安定は国の財政再建に集約される。

日経新聞のコラム「大機小機」。
コラムニストの一直氏が、
「財政赤字削減の道筋を早く」というタイトルで、
菅さんに求めている。

「間もなく(日本の)長期債務残高は国内総生産の2倍に達する。
欧州諸国の過去の経験から、
2.5倍を超えると管理不能になるという研究がある」

企業の経営でも、
「借入金が1カ月の売上高の2.5倍になると、
危なくなるよ、結城さん」

私が㈱商業界の社長を務めているとき、
㈱セイミヤ会長の加藤榮一さんがそう教えてくれた。
加藤さんは商業界エルダーで、
関東山静連合同友会会長。

私はその時、経験に満ちた有益な指標だと思った。
菅直人総理にもそれが求められている。

さて、今日6月5日は、「世界環境デー」。
朝日新聞が特集をしている。

環境破壊の根本原因は、地球の人口増加と、
「その人々がより豊かな生活を求めているからだ」。

世界自然保護基金の試算では、
世界中の人が日本人と同水準の生活をするには、
地球が2.3個必要。
アメリカ人と同じ水準ならば、
地球は4.5個も必要になる。

その地球の人口、
50年前に30億人だったものが、
現在、70億人に迫る。
2050年には91億人にも達する。

日本の人口は、
大正時代に5000万人台だったが、
現在、1億2708万人。

ビジネス上のこと、経済の振興だけを考えると、
人口の減少や少子高齢化は大きな障害だが、
それを嘆いてばかりもいられない。

これは私たちの仕事とも関係するし、
菅首相の政治とも深く絡み合っている。

荒井伸也さんが言うように、
人口が減っても良い小売店舗、良いサービス業は、
何ら心配がない。

そんな良い店、良い企業をつくる努力を続けながら、
環境の問題を自分の課題としなければならない。

その際、大切なことは、
多くの人々の知恵を共有するという姿勢である。

「知恵のある者は知恵を、
力のある者は力を」

私は、オープンマインドであることこそ、
このオクシモロンの問題解決の条件であると思う。

「唯我独尊」はいけないし、
「排除の論理」はこの問題になじまない。

<結城義晴>

2010年06月04日(金曜日)

横山清・川野幸夫・荒井伸也、スーパーマーケット論客三人の弁

民主党代表選挙、菅直人氏の線で決まり。
その民主党の支持率も回復してきた。

菅氏は、アメリカの経済学者ポール・クルーグマン唱えるところの、
「インフレターゲット論者」で、
従って、外国為替市場では円売りの兆候。

しかし、信念を持って仕事してもらいものだ。

さて日経MJには、
2009年度の大型店新規出店件数の調査の報告が出ている。
ストアジャパンの2009年4月から2010年3月までの集計。
届け出件数は、約500件と2008年比マイナス22%。

総合スーパーは12件の届け出で、4割減少。
食品スーパーマーケットは222件で最多。
全体の44%を占める。

好調なのはスーパーマーケットということになる。
競争が激しいのはスーパーマーケットということになる。

そのスーパーマーケット三協会会長のコメント。
去る5月28日(金曜日)帝国ホテルで開催された記者発表会でのもの。

日本セルフ・サービス協会会長・横山清。
日本スーパーマーケット協会会長・川野幸夫。
オール日本スーパーマーケット協会会長・荒井伸也。

dscn4903-3.jpg

以下、私のメモからそれぞれの弁をお届けしよう。

まず荒井伸也さんから、
冒頭のコメント。

dscn4864-3.jpg

三つの団体はそれぞれに特色がある。
違いがある。
私たちオール日本スーパーマーケット協会は、
ある考え方のスーパーマーケットをつくろうという意思のもとに集まっている。
そこでメンバーの同質性は高いが、会員数は少ない。

今回の、三協会の販売統計に関しては、ある種の感慨がある。

30数年前、中国へいった。
そこで、スーパーマーケットの説明をしてほしいという要望が出た。
中国には市場はたくさんあるが、スーパーマーケットはなかった。
私は考えた。
スーパーマーケットは、「市場」と、何が一番違うのか。
そこで得た結論。
第一に、スーパーマーケットはセルフサービス方式を採用する。中国語で「自我服務」。
第二に、チェーンストアである。同じく「連鎖店」。

1960年ごろ、日本でも同じ。
最初に日本セルフ・サービス協会ができた
数年後、日本チェーンストア協会が誕生した。

それから50年。

新しい技術で作られた「市場」の統計がない。
消費者の動向、景気の動向がつかめない。

長い間、スーパーマーケットの統計がなかった。
市場であって、セルフサービス・システムを採用し、チェーンストアである業態の統計。

始めて認知されたという喜びがある。。

次に川野幸夫さんのコメント。

dscn4865-3.jpg
たくさんの方々に集まっていただくことに、まず感謝したい。
スーパーマーケットは、1930年にマイケル・カレンがつくった。
1953年には日本で紀ノ国屋がスーパーマーケットを始めた。

そして高度経済成長のとき、
アメリカのスーパーマーケットを学びながら、
何でも売る「スーパー」ができた。
大店法が施行されても、大手といわれる「総合スーパー」が業界を代表していた。
「総合スーパー」が「スーパー」の代表となった。

一方、私たち食品スーパーマーケットには戦略がなかった。

これは統計上にも言えることだった。
日経新聞でも「スーパー」といえば、日本チェーンストア協会の数字を使う。
総合スーパーの数字が使われる。
業界の天気図を見ていても、
おかしいことがあった。
違うぞという思いもあった。

一昨年、総合スーパーの業績が悪いときに、食品スーパーは良かった。

しかしまとまった統計がなかった。それは私たちの責任でもあった。

スーパーマーケットは、生活者の日常の生活を支える。
従って、この統計の意味は生活者の日常が表われることだ。
生活者の生活態度の分析については、大いに役に立つに違いない。
これからは、景気対策をはじめとして、
いろいろなことにこの統計を使ってほしい。

そして横山清さんの弁。

dscn4879-3.jpg
小売業は「士農工商」と、やや、低く見られている。

経済産業省の日本標準産業分類にも載っていない。
「スーパーに強盗」といえば、コンビニのこと。
75%以上の売上高が食品でしめられるのがスーパーマーケットである。
しかしその統計を取ることには苦労した。
きっかけは二つの社団法人が合併したこと。
全国スーパーマーケット協会と日本セルフ・サービス協会。
そこで、「戸籍がない産業」に戸籍をつくろうと考えた。

そのために一番先にやることは、統計を明らかにすること。
商売は数字である。
自らの開示なしに、他からの協力を得ることができない。

いま、新しい21世紀の分水嶺にある。
業界としてもカビが生えてきたかもしれない。

しかし食生活の実態を明らかにする。
そのために店頭の実態を数値で知ることが大切だ。

食生活は変わる。
40年前は、店頭でウナギを売っていなかった。
10年サイクルで歴然と変わる。
地域の動向、指向性、皆変わる。
それをとらえる統計となる。

オール日本スーパーマーケット協会(AJS)は入会が厳しい。
日本スーパーマーケット協会(JSA)は中堅がしっかり集まっている。
日本セルフ・サービス協会(JSSA)は小さい。

各協会垣根を低くして、数値を集め、
新しい分析技術を使っていけば、
未来予測が可能となる。
そのうえで、各協会が一緒になることも、
私個人としては、将来的には考えねばならないことだと思っている。

ここで記者からの質問。
「統計の意義について」
横山さん。dscn4879-3.jpg

我々は立派な流通産業だ。
この統計によって消費者にも産業として見てもらえる。
さらに働く人たちにも産業と認識してもらえる。

明らかに5年で様変わりするに違いない。

川野さん。
dscn4865-3.jpg

私たちは日常ふだんの生活のベースになる部分を担当している。
その意味で大切な仕事だ。
スーパーマーケットは社会のライフラインとなっている。

とりわけ日本人は食を大切にしてきた。
だからスーパーマーケットの役割はさらに大きい。

この統計は、年間販売額が14兆円と集計された。
商業統計ではスーパーマーケットは17兆円を超える。

残念ながら今まで、統計の重大さの認識がなかった。
その努力を怠ってきた。

これによって業界全体が評価していただいたり、価値を認められたりする。
優秀な人も採用できる。

社会的評価が高まる。

小売業は店頭で競争しているから、大同団結がやりにくい。
しかし、時期が来れば、小異を捨てて大同に付くことも必要になるだろう。

荒井さん。
dscn4864-3.jpg

小売業は、消費者の生活のシーンを売っている。
狂牛病がはやると牛肉が売れない。
しかし豚肉が売れ、鶏肉が売れ、魚が売れ、豆腐が売れ、卵が売れる。
つまるところ消費者はタンパク質がほしいということがわかる。

衣料が悪い、家電が悪い。
そうすると食品が埋もれてしまう。
これまでの「スーパー」の統計がそうだった。

スーパーマーケットはインフラストラクチャーである。
すなわち生活のベースを支える。

したがって、インフラが完成するまではスーパーマーケットは成長する。

そのスーパーマーケットの協会ごとの統合など、
私は「呉越同舟」と思ったことは一度もない。
「呉でもなく越でもない」と考えている。

AJSは店頭とバックヤードの勉強会。
団体で徒党を組むといった次元にはない。

質問は続く。
「現状のスーパーマーケットの景況感」

横山さん。dscn4879-3.jpg

札幌では、商品の売れ筋の変化や競争環境を考えた時、
もう少し深刻な状況が来ると「身構えた心境」だ。

上から下まで安売り戦争となっている。
超大手といえども、さらに特別の評価を得ている企業も、
業界全体で利益を失っている。

それが「闘い終わって日が暮れて」となるか。

川野さん。dscn4865-3.jpg

もっともっと厳しい状況が続く。

年金を初めとした社会保障の問題に関しても、
さらに財布のひもを占めさせることになった。
マスコミも「安売りこそ正義、賢い消費者」とあおった。

オーバーストア、オーバーカンパニーであることは間違いない。

まだ整理されていないし、秩序が回復していない。

安く売るのは、値札を変えるだけでいい。
だから安売り大会が始まってしまった。
ただし、一回下げた価格は上げられない。

もちろん、コモディティは安さが価値だから、
理にかなった安さは求められる。

大きな企業は恫喝すればいいが、
小さな企業はそうはいかない。

しかし、ただ安いだけでは消費者は満足しない。

そういった点からも、評価される企業にならなければいけない。
当面、安売り大会は続く。
しばらくは、ある意味の我慢比べは続く。

世界の状況、日本の状況を見ると、まだまだ続く。

荒井さん。dscn4864-3.jpg

社会全体がいい時はちょっと良い。
悪いときもちょっと悪い。
それがスーパーマーケットのインフラたる所以だ。

店の数は過当競争と言えるかもしれない。
しかし必要な店は少ない。

それが入れ替わってゆくプロセスが、現在だと思う。

この過程を通じて、だんだんいいスーパーマーケットが増えていく。
総合スーパーは行き詰る。
社会的機能がはっきりしていないからだ。
スーパーマーケットは提供する機能がはっきりしている。

だからまったく問題はない。

むしろ魚の売上げが下がっていることは問題だと思う。。
肉中心の売上げになり、それは社会全体として変化している。

惣菜が伸びている。
高齢化社会の中で、自分の家の食そのものが弁当化することは、
果たしてそれでいいのか。

こういったことのほうが問題だと思う。

「食品スーパーの将来観」

横山さん。dscn4879-3.jpg

使命感だけでは、商売できない。
お客の支持がなければ、商売はできない。

日本はアメリカと違って、チェーン化で2~3社で事足りるわけではない。

この安売り戦争は、
新しいことを生み出す力となる。

まじめにやっているだけではうまくはいかないが、将来は明るい。

川野さん。dscn4865-3.jpg

そんなに大きな変化が起きるわけではない。

生活者は要求水準を高めてくる。
要求水準が高まるとは、「何でもあることは何もないこと」となる。

商いのコンセプトを明確にする。

スーパーマーケットとしてどんな専門店になるか。
本当にお客のニーズにこたえるスーパーマーケットがどのくらいあるか。

これまで私たちも、大型店舗法で、規制に守られてきた。

それがなくなって競争が激しくなった。
顧客の要求水準も高まった。

専門店として、
それぞれの企業にとって、
どうなるのかと考えると、
将来性は高い。

荒井さん。dscn4864-3.jpg

物事を、全国で考えてはいけない。
それがスーパーマーケットであり、小売業である。
スーパーマーケットは店ごとに競争が行われている。

スーパーマーケットで消費する額は、一世帯当たり年間約80万円。

人口6万人、2万世帯の街とすると、160億円となる。
それが人口3万人に減ると、80億円になる。
しかしスーパーマーケットは年商20億円で成り立つ。
だから160億円のマーケットならば8社必要だが、
80億円なら4社となる。
つまり強いスーパーマーケットだけ残る

人口に応じた店の数になる。
従って一番店を続けていると、十分に成長できる。
これからは強いスーパーマーケットの競争となる。

いかがだろう。

最後に結城義晴のコメント。

「この三人の会長だったから、
この歴史的統計の集計が実現した。

この三人の会長だから、
日本のスーパーマーケットの将来は明るい」

長文のご講読、感謝。

<結城義晴>

2010年06月03日(木曜日)

全国セルコグループトップ会で懇親、清水信次ライフコーポ会長の参議院選出馬に盛り上がる

鳩山由紀夫首相の退陣問題。
私など、すっきりしたと感じたが、
新聞など大メディアは、これにも否定的。

「政権のたらい回し」で自民党となんら変わらない、と。

なんでも反対、なんでもいちゃもん。
一億総斜め目線は、いただけない。

さて昨6月2日は、
平成22年6月全国セルコグループトップ会。
新横浜ホテルで開かれた。

dscn00-125.jpg

猪瀬直樹氏を迎えた記念講演会の後、懇親会。
協同組合セルコチェーン理事長の佐伯行彦さんの開会の挨拶。

dscn0030-1.jpg

「われわれ中小企業は、常に前向き、上向きでなければいけない」

「平(富郎エコス)会長が言うように、バックのギアはない」

私は「バック・ギアがない」という言い回し、
平さんらしくて、大好きだ。

そのうえで、「ライブネットワーク」の導入の話。

佐伯さんの意欲がひしひしと伝わった。

つづいて、経済産業省商務情報政策局流通政策課長の高橋直人さん。

dscn0031-1.jpg

ジョギング中に足を怪我したとのこと。
そのためもあって、近隣の商業機能の重要性を説いた。
スーパーマーケットの基本的な意味が、
行政官の口から出ることは少ない。

さて、この日の本命。
清水信次さん。
㈱ライフコーポレーション代表取締役会長兼CEO。

dscn0037-1.jpg

清水さんは、この7月の参議院選に出馬する。

これまで「スーパー」と呼ばれる流通業の経営者から、
国会議員になった者はいない。
ドラッグストアや労働組合からの国会議員はいるけれど。
「流通業界の結束力が試されている。
私が先陣を切って国会議員となり、
その後の人々に道をつくりたい。
まさに天下分け目の闘い。

100年の道を拓くためにご支援いただきたい」
dscn0033-1.jpg

清水さんのスピーチは、最近、
どんどん短く、簡潔になっている。

確実に若返っている。

続いて日本スーパーマーケット協会会長、
ヤオコー会長の川野幸夫さん。

dscn0043-1.jpg

川野さんのスピーチも、「清水応援」一色だった。
川野さんのような冷静な人が、熱く語った。
「私たちが、清水さんを当選させるのは当たり前のことだが、
その当選の仕方も、1票でも多くとること。
それが流通業の地位を上げることになる。
民主党でも自民党でもなく、
清水さんは小売業党、スーパーマーケット党である。
全力を上げて1票でも多くの得票に邁進したい。
ご協力願いたい」

1票が積み上げられれば、
流通業の地位が1票分上がる。

私も、そう思う。


この後、食品卸売業トップのスピーチが続く。

まず、國分勘兵衛さん。
国分㈱代表取締役会長兼社長。

dscn0050-1.jpg

「日本は総論賛成、各論反対が多い。
日本の国、スーパーマーケット業界のために、
総論賛成、各論も賛成で、一致してほしい。
清水会長を支援したい」

重鎮、㈱菱食特別顧問の廣田正さん。

dscn0056-11.jpg

「食品産業にかかわる我々は、
日本のために力を合わせて、
『いい流通』をつくっていく必要がある。
店頭を起点として、卸し、メーカーが一致団結して、
『いい流通』をつくっていく

廣田さんは「いい流通」を強調した。

㈱日本アクセス代表取締役社長の田中茂治さん。

dscn0059-1.jpg

「セルコのライブネットに参画して、
業界の生産性向上に尽くしたい」

伊藤忠食品㈱取締役専務執行役員の足立誠さん。

「グロサリーを生鮮食品のような位置付けで、
マーケティングを変えていきたい」

しんがりは、

三井食品㈱代表取締役社長の水足眞一さん。

「佐伯理事長の言葉を借りれば、『風土はフード』。
ライブネットの活用で、いかに地域性を発揮させるかが重要だ」

乾杯の音頭は
㈱エコス代表取締役会長の平富郎さん。
協同組合セルコチェーン理事相談役で、このグループの牽引者。

dscn0072-1.jpg

「流通業界は大変厳しい。
しかし厳しいのは勉強が足りないからだ。
セルコのトップ会は昨日から、『もしドラ』と『経営者の条件』で、
ドラッカーを学んだ」

「国家の安全保障、食文化の向上を図る上で、
清水さんを国会に送りたい。
清水さんは無党派である。
全力を挙げて応援しよう」

そして乾杯。
その後、交流会。

2020主幹の緒方知行さん。

dscn0085-11.jpg

日本スーパーマーケット協会専務理事の大塚明さん。

dscn0091-11.jpg

同じく日本スーパーマーケット協会の江口法生さん。

dscn0092-1.jpg

ブルーチップ㈱常務取締役の松浦克行さんと、
商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦さん。

dscn0093-1.jpg

廣田さんからは中国のレクチャーを受けた。
まだまだその先見性は、私たちに学びを与えてくれる。
dscn0095-11.jpg

川野さんと、ツーショット。
私は「クレイトン・クリステンセンのイノベーション」と、
スーパーマーケットのイノベーションの一節をレクチャー。
dscn0100-11.jpg

最後に中締めは、
協同組合セルコチェーン副理事井原實さん。
㈱与野フードセンター代表取締役会長。

ジョン・F・ケネディの言葉を原語で引用して、
「ライブネットワーク」への結束を評価した。

「10社が公開したことに意味がある。
それを現場の店長たちが歓迎して活用している」

この懇親会は、清水信次党立ち上げと、
セルコチェーンの「ライブネット」の効用でもちきりだった。
閉会の宣言後、出口で、理事長・佐伯さんと固い握手。

dscn0101-11.jpg

最後は平さん、㈱セルバ代表取締役社長の桑原孝正さん、井原さんと勢ぞろい。

dscn0102-11.jpg

その後、二次会では、
素晴らしいひらめきとすごい出会い。

不思議なことの連続。

いい夜だった。

<結城義晴>

2010年06月02日(水曜日)

鳩山由紀夫首相辞任スピーチと省エネ法とワンアジア財団

今日午前10時、
鳩山由紀夫首相辞意を表明。

昨日のこのブログで書いたとおり、
この方法しかなかった。
dscn4979-2.jpg

昨年7月の民主党の歴史的政権交代の意義を確認し、
普天間移籍問題による社民党の離脱と、
自らの政治献金問題の責任をとっての辞任。

小沢一郎幹事長の辞任の了解も取り付けて、
最後は晴れ晴れとした顔つき。

20分に及ぶスピーチは、鳩山由紀夫らしかった。
dscn4994-3.jpg

私がこのブログを毎日更新し始めて、3年。

安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、
そして鳩山由紀夫と総理大臣が変わった。

退任のスピーチとしては、
鳩山が一番良かったと思う。

それにしても新聞各紙、テレビ報道。
朝日新聞など、今朝の朝刊社説で、
「首相退陣論では逆風をかわせない」などと書いている。
テレビは今日の辞任表明の直前の番組で、
「空気読めないKYの鳩山」と揶揄していた。

政治や行政の質が問われると報道しているマスコミ自体の、
質の低下は如何ともしがたい。
「空気が読めない」「政治家の心が理解できない」
そんな政治記者、政治評論家。
それが、流通やサービス業に向けられてはたまらない。
幸いにして、日経新聞をはじめとして、
流通担当の記者には「質の低下」は見られないが。

さて、ここで、お問い合わせがあったので、
今月の私の行動予定、とりわけ講演の予定のお知らせ。

このホームページのトップに行動予定カレンダーがある。
ここに結城義晴の公的な行動スケジュールが記入されている。
(もちろん守秘義務の発生するコンサルティングや役員会などは公開されていない)

6月は、 まず6日(日曜日)に全日食チェーンで講演。
8日(火曜)、9日(水曜)は蓼科でコーネル・ジャパンの講義。
10日(木曜日)オール日本スーパーマーケット協会総会で記念講演。

15日(火曜日)は九州TERAOKAニューバランスフェアで講演。
これは公開されているので、申し込みをすれば誰でも聞くことができる。

16日(水曜日)万代ドライデイリー会で講演。
17日(木曜日)商業問題研究会で、報告。

そして23日(水曜日)大阪TERAOKAニューバランスフェア講演。
これも一般公開されている。

さらに毎週土曜日には、立教大学大学院で3時間の講義がある。
5月は半月近くアメリカに行った。
その反動で、6月は講演に忙しい。

公開されている講演会や商業経営問題研究会は、
オープンマインドなので、お申し込みのうえ、聴講可能。

さて、今週に入ってからの私の行動。

月曜日は、朝から、横浜市立白幡小学校へ。

dscn4962-2.jpg
横浜市の指導で、
「白幡小学校文化・スポーツクラブ」 と名称を変えた学校開放委員会。

私、一昨年まで会長を勤めていたが、
現在は会計監査。
その仕事。

地域活動は、これからの私たちにとって不可欠。
読者のみなさんも、是非とも、地域に貢献することをお勧めしたい。
どんな小さなことでもいい。
自分が住んでいる地域の役に立つこと。
それがこれからの日本を良くする。

昨日、火曜日は、商人舎に訪問者あり。

㈱サンライズ社長の福寺誠一さんと、
㈱グリーンテクノロジー社長の森下兼年さん。

dscn9979-1.jpg

旧知の福寺さんが、森下さんをご紹介くださった。

森下さんは環境部門技術士。
「見える化」技術でサステナブルな社会づくりに貢献している。
昨年4月施行の改正省エネ法では、
工場や事業所、店舗単位でなく、
企業全体のエネルギー使用量が1年間に1,500kL以上の企業は、
平成21年4月1日~平成22年3月31日までの使用量を、
平成22年7月末までに、経済産業局へ届け出る義務がある。
届出をしなかった場合、または虚偽の届出をした場合は、
50万円以下の罰金が科せられる。

森下さんには、この迫られた問題をはじめとして、
店舗を中心とする省エネ問題の連載をお願いした。

「誰でもわかる〈小売業の省エネ講座〉」 (仮題)
ご期待ください。

昨日の午後、私は日暮里へ。
一般財団法人ワンアジア財団理事会・評議員会。
今年3月から私は、この財団の評議員。

ワンアジア財団は三つの事業を展開する。
①研究助成
②国際交流助成
③奨学金助成

このうちアジア共同体講座開設大学へは、
1年間に500万円の資金助成がなされる。

既に日本大学と高麗大学への助成が決定していて、
他大学への呼びかけもなされる。

私の属する立教大学大学院には21世紀デザイン研究科があるが、
21世紀のデザインの一つにワンアジアがあると私は考えている。

退任する鳩山首相も、最後のスピーチで、
「東アジア共同体構想」に触れた。

ワンアジア財団の活動も、21世紀の第2ディケードに向けて活発化する。

しかしどんなことでも、どんな事業でも、
「やさしいことから手をつけよ」
今月の商人舎標語。

「むずかしいからおもしろい」
それを、成し遂げるために、
「やさしいことから手をつけよ」

<結城義晴>

[追伸とお詫び]

毎日予告しておきながら、
スーパーマーケット3人の論客のコメント、
またずれ込みます。
今週中にはアップの予定。
ご容赦を。

2010年06月01日(火曜日)

6月の商人舎標語「やさしいことから手をつけよ」と「男の月、お父さんの1カ月」

今日から6月。

天候は平年並み。
ちょっと雨が少ない。

新聞全紙が口をそろえて、
「首相退陣論」 を奏でる。

鳩山由紀夫総理、
朝、目覚めることすら、
辛いに違いない。
それでも一国のリーダー、
逃げ出すわけにはいかない。

これは資金繰りが回らない企業の社長や、
負けが込んだ野球の監督の心境。

5月26日には実際に、
プロ野球ヤクルト・スワローズの高田繁監督が辞任している。

読売巨人軍の人気野手として現役を全うし、
その後、指導者の道を歩み、
日本ハムファイターズではゼネラルマネジャーとして大成功をおさめた。

しかし、スワローズのGM兼監督の要請には応えられなかった。
朝日新聞の名物スポーツ記者・西村欣也が書いている。
「監督とGMの兼任は極めて難しい」

では、GMと監督、役割分担すればいいかというと、
そうは簡単にいかない。
適格な人材がいない場合が、圧倒的に多い。

だからやむを得ず、兼務となる。
鳩山政権でも、「なんでも首相の判断」の構図が出来上がった。
これは、辛い。

道をつくって、退陣するしかない。
もちろん小沢一郎幹事長だけ残留するというのは許されまい。
時期は来ているのだろう。
世代交代の。
さて、恒例の6月の商人舎標語。
一昨年の6月から発表し始めたから、
今回で25回目。

毎月毎月、思いを込めて、スローガンを贈る。
私にとっては、感慨深いものばかり。

その6月の標語。
「やさしいことから手をつけよ」

鳩山由紀夫首相の手をつけた「普天間問題」。
現代史の中でも最も難しいテーマが表出した問題だった。

昨日書いたように、朝鮮半島の南北問題、
20世紀の資本主義と共産主義の問題、
そして日米安全保障問題、
現在の世界のリーダーシップを巡る米中問題。

難しい問題が複雑に絡み合っている。

評論家やマスコミは勝手なことを言い立てるが、
自分で問題解決してみろ、といわれたら、
如何ともしがたいに違いない。

「虎の尾を踏む」ということわざがあるが、
難しいことから手をつけてしまった。

「むずかしいからおもしろい」
これこそ真理である。

しかし難しいことを問題解決するのには、
「やさしいことから手をつけよ」である。

倉本長治商業界主幹は言った。
「仕事の段取りとして、
困難なことから手をつけるのは、
うまいとはいえない」

倉本は『商売十訓』でも第二訓で、こう、記した。
「創意を尊びつつ良いことは真似ろ」
これが本当の「学び」の意味である、と言った。

真似る。

なぜか。

そのほうがやさしいから。
実現させやすいから。

だから、まず、やさしいことから着手する。
この姿勢である。
これが問題解決的な手順である。

「他者がやっていることで、
良いこと、正しいこと、お客のためになると思われることは、
たとえ人真似であっても恥じてはならない」

これはウォルマートの創業者サム・ウォルトンの言葉。

「私は誰よりもソル・プライスから経営原則を『盗んだ』。
本当は『借りた』という言葉を使いたいところだが…」

しかし、物まねばかりではいけない。
サルまねとなってしまう。

「難しいことをやさしく、
やさしいことを面白く、
面白いことをより深く」

再び確認。
「むずかしいからおもしろい」
5月のスローガン。

その解決法は、
「やさしいことから手をつけよ」

さてさて今日から水無月、June。
その6月のスケジュール。
いまのところ、さわやかな6月だが、
6月11日が「入梅」。
つまりは暦のうえの「梅雨入り」

「入梅」とはおつなネーミングだが、
「雑節」(ざっせつ)の一つ。

雑節とは、「五節句」や「二十四節気」など、
暦の節目となる日のこと。
それに「入梅」のように季節の変わり目を確認する日のこと。

一般に雑節と呼ばれる日は9つ。
節分(2月4日)、 彼岸、 社日、 八十八夜(5月2日)、
それに入梅、半夏生(7月2日)、土用、
さらに二百十日(9月1日)、二百二十日(9月11日)。

「入梅」は太陽が黄経80度の点を通過する日とされる。

現実的には、気象庁が地域ごとに、
「梅雨入り宣言」をするが、
かつての農業社会では気象庁のような社会的機能がなかったら、
「入梅の日」の基準を定めて、それぞれに「田植え」の日程を決めた。

6月は、今日、1日から衣替え。
学校などは、制服が変わる。
そして10日が「時の記念日」 。
11日は「入梅」。
同時にこの11日からサッカー・ワールドカップが始まる。
南アフリカ共和国での開催。

地球の裏側での世界最大のスポーツイベントに、
一喜一憂しつつ、1億総評論家と化す。

ワールドカップは7月11日の決勝まで、
ぴったり1カ月間開催され、
これまた世界中が一色に染まる。

何事も商売ネタにはなる。

ちなみに日本チームは、
6月14日カメルーン戦(23時ゲーム開始)、
6月19日オランダ戦(20時30分)、
6月24日デンマーク戦(27時30分、すなわち25日午前3時30分)。

ここまでか。
岡田ジャパンに期待しよう。
とりわけて、本田圭佑選手に。

そして6月最大のイベントは、
第3日曜日、20日の「父の日」。

この日が昨年も、6月で最大の消費支出指数を示している。

ワールドカップの大潮流を鑑みると、
6月は男の月、お父さんの1カ月。

こう、位置づけたい。

昨日予告したスーパーマーケット3人論客のコメントは明日に延期。
ご容赦願いたい。

6月の商人舎標語。
「やさしいことから手をつけよ」

そして6月の位置づけ。
男の月、お父さんの1カ月。

皆さん、よろしく。

<結城義晴>

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
2026年USA研修会
国内研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年8月
« 7月  
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

  • ホームに戻る
  • トップに戻る
  • 友達・上司・部下に知らせる

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.