結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年07月16日(土曜日)

「流通仙人の脳の活性化」と震災後の「短」の消費の「短絡」と「先取り体質を改める」

飯能の仙人・杉山昭次郎先生に、
すごいことが起こっている。

ブログ「流通仙人日記」は、
ほぼ週一ペースで、
すでに90回を数える。

杉山先生の最新ブログの記述。
「私は、試行錯誤を続けているうちに、
私自身が変わりだしているのではないかと思い始めた」

「一口でいえば、
脳が活性を取り戻しているような気がした」

現在、85歳。
商人舎最高顧問。

その「末期高齢者(?)」ともいえる流通仙人の脳が、
活性を取り戻している。

「私の試行錯誤は、
高齢化に伴いしぼんでいた脳に活性をもたらした」

「少し活性を取り戻した脳で、
組織の試行錯誤を見直してみた」

「見直しに当たっては、少し工夫をした」

「これまでは、組織で試行錯誤を進める難しさに焦点を当て、
その克服の仕方を考えていたが、これからは、
組織の試行錯誤のメリットを考えることにしよう、そう思った」

カッコ書きで、照れくさそうに言う。
「こんな知恵がどこからわいてきたのかは分からない。
脳の活性化の賜物であろう」
つまりは試行錯誤こそ、
メリットだということに気づいた、ということ。

日経新聞の一面コラム『春秋』。
この夏の消費トレンドを、一文字で表した。
それは「短」。

髪形は、「これまでよりも短く切る人が男女を問わず増えた」
「女性のファッションなら丈の短いズボンや、かかとの短い靴」
台所用品では、「調理を短時間で仕上げられるシリコーン製の蒸し器」
それに「自宅で洗える背広」

消費だけではない。
「残業が減り在社時間が短くなる」
「通勤時間の短い家」
「遊びや買い物は近場」
「家族や昔の友人との交流が増え、結婚を急ぐ人も出る」
「人と人との距離も縮まった」
「遠かった食の生産者を身近に感じるようになった」

すべてが「短」というわけではないが、
「短」のマインド、「短」のトレンドが生まれ、
強調されていることは納得できる。

しかしこれで「短」にのみ、
焦点を当てて行動してしまうことを、
「短絡」という。

もう一つ日経新聞の「大機小機」。
私の信頼するコラムニスト追分氏が、
「日本経済を待ち受ける3つの危機」を書く。

「第1は経済の空洞化の危機」
企業の海外流出加速化の危機。

「第2は財政危機」
「財政状況がさらに悪化し、
債務残高の増加に拍車がかかり、
財政再建がさらに困難になる」

「国債金利に上昇圧力がかかれば、
債務の増加に歯止めがかからなくなり、
危機へのリスクが高まる」

「第3は電力危機」
「これは過去2度の石油危機に続く第3次エネルギー危機である」

そして結論と行動提起。
「そこで問われるのは、大震災を奇禍として、
日本全体が先送り体質を改め、
必要な改革に取り組めるかどうかである」

「先送り体質」を改める

そのために前提となるのは「前始末と後始末」
ファーストリテイリング柳井正さんの持論。

「被災地外では、既得権の構造にメスを入れ、
被災地を支援するのに必要な痛みを分かち合う覚悟ができるかどうか」

「被災地では、依存体質を改め、
自ら再生の芽を育てていくことができるか」

さて最後に「大手スーパーが一斉に既存店舗を改装」の記事。
日経はセブン&アイ・ホールディングスとイオンが大好き。
日経MJはこまめに取材するけれど。

イトーヨーカ堂は2011年度中に、
例年の2倍にあたる年間50店舗強を改装。
総合スーパー約340店を運営する中核のイオンリテールは、
今後2年で全店を手直しする。
イオンでは、総合スーパーを運営する他のグループ会社も、
同様に改装を進める。

「総合スーパー」はこの2年ほど、
改装・リニューアルの連発。

これ、大きな政策トレンド。
覚えておかねばならない。

さてこのところ横浜の商人舎を訪問してくれた人々。
まず、火曜日の7月12日に、
商業経営問題研究会(RMLC)代表世話人の高木和成さん。
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キャンピングカーを買い込み、
それを駆って全国の店舗やショッピングセンターを行脚中。
自らそれを名づけて「シルクロード」。

元気いっぱいの団塊の世代。

それから昨日の金曜日15日、
私の隣から、柳沢みつよし参議院議員秘書の小鷲良平さん、
UIゼンセン同盟流通部会副事務局長の木暮弘さん、
同じく流通部会総務・財政部長、産業政策委員会事務局長の佐々木啓真さん。 20110715140547.jpg
8月29日にUIゼンセン同盟の労使勉強会が開催される。
そこでパネルディスカッションが行われるが、
私はコーディネーターを務める。

テーマは「震災復興における流通小売業の役割」(仮題)。
パネラーは、3人。
流通科学大学教授の石原武正先生、
野村総研の高木裕之さん、
そして経済産業省より1名。

刺激的なパネルディスカッションを企図している。
楽しみだ。

では、みなさん、よい週末を。

<結城義晴>

2011年07月15日(金曜日)

「水戸黄門」番組終了と栃木県真岡市のスーパーマーケット激戦模様

「水戸黄門」が終わる。
日本最長寿時代劇ドラマが、今年末で終了する。
1969年(昭44年)8月から42年、約1200回。

私が高校2年の夏から番組は始まったことになる。
そして現在放送中は第43部。

1979年がピーク。
番組スタート10年後。
第9部最終話は、史上最高の視聴率43.7%。

40年目の2008年10月20日、
初めて視聴率9.7%の1ケタに落ち込み、
近年は視聴率低迷にあえいでいた。

なんだか業態や企業、店舗の盛衰を見ているよう。
「テレビの歴史上でも役割を果たし切った」
「現代の世相やニーズに、合わなくなった」
関係者のコメント。

主役の水戸黄門を演じたのは5人。
東野英治郎、西村晃、佐野浅夫、石坂浩二、里見浩太朗。

東野、西村といった悪役役者が演じた黄門さまが、
一般から見ると意外性を持っていたし、
実は本質に近かった。

だから大ヒットし、長寿番組になった。
私はそう思っている。

勧善懲悪のわかりやすさには、その奥に、
深くて複雑なものが横たわっていなければ、
面白くはない。

佐野は悪役も演じたが、
晩年は善人役でもあった。

石坂、里見となると、
完全に二枚目役者。

こうなると黄門の本質から遠ざかる。

黄門のコンセプトを活かし、
最後に大悪役を抜擢する手もあったろうが、
果たせるかな日本に、
「ジョーカー」役のジャック・ニコルソンのような役者がいない。

まあ、日本社会全体の特徴でもあるかもしれないが、
政治の世界では小沢一郎が、かすかに資格を有するか。

最後の放送で、
黄門が杖を、
格さんが印籠を、
「静かに置いて」、
この番組は幕を閉じる。

日経新聞経済欄コラム「大機小機」。
コラムニスト一礫氏が、
「経済の基盤は事上磨錬」を書いている。

実践儒学陽明学を起こした中国の思想家・王陽明の「伝習録」。
「人はすべからく事上(じじょう)に在って磨錬(まれん)すべし」

「事の上」、すなわち実際行動の中で、
「磨錬」、知識を磨き、人格を錬る。

「真の理念とは決して日常の生活から乖離(かいり)したものではない、
毎日の生活や仕事の中で自らを磨かねばならない、
そうして初めて成果があがる」

体験した成功・不成功から学ぶ。
すなわち「現場力の維持・向上」を主張するのだが、
そのための土壌として、「長期雇用形態」が必須であるという。

コラムニストは、
「日本経済再建の基盤の1つとして、欠かせない要」と書く。

「事上磨錬」は、小売りサービス業においても、
必須である。

さてさて東日本大震災がらみの発言。
日経の「決算トーク」。
100円ショップ㈱キャンドゥの城戸一弥社長。
「東日本大震災で日本人の生活観が変わった」

どう変わったか。
「低価格で品質の良い商品を以前よりも求めるようになった」
「防災グッズや食品の需要が高まり、
3月以降の既存店売上高が好調に推移」

「2010年12月~11年5月期の営業利益は、
前年同期比2倍の11億円になった」

震災特需ではないのか?
「関東も西日本もまんべんなくいい。
震災後に100円ショップのリピーターが増えた」

分かりやすい購買。
単純明快な消費。

マーケティングの方向性が、この震災で、
そちらに振れたことも確か。
しかし、それだけではないと思う。

「生活者は考えるようになる」
㈱たいらやの村上篤三郎さんの言葉。
生活者が考えるようになることで、
単純な思考と複雑なマインドが混然としてくる。

水戸黄門になぞらえると、
悪役役者の演じる善人役が受けて、
二枚目役者の黄門に味がないのと同じ。

さて、栃木県真岡(もうか)市のスーパーマーケット視察報告。
真岡市は地盤が軟らかかったためか、
内陸部ながら、東北・北関東大地震で
思いのほか被害が大きかった。

屋根瓦の多い地域でもあり、
家屋の修復のブルーシートが目についた。

真岡市は宇都宮市中心部から15キロ圏内に位置する。
人口は、2011年3月1日現在、8万2554人。
この真岡市に、たいらやの新店がオープンしたのが4月21日。
「プライムマート真岡店」

3月オープンの予定だったが、
震災の影響で1カ月遅れとなった。

プライムマートは、たいらやの通常店とは異なり、
ライフスタイルアソートメント型スーパーマーケットを志向する。
「多少グレードの高い商品」を日常的に取り扱う。
真岡店はその4店目となる。
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売場面積551.8坪、駐車台数105台。
初年度の売上目標15億円。

入ってすぐに、平台で季節の果物を展開。
生活催事や季節、旬に合わせたタイムリーな商品提案が、
売場づくりのテーマのひとつ。
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青果売り場も「デプス・アソートメント」。
深い品揃え。
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デプス・アソートメントには、
それにふさわしいプレゼンテーションが必須。
どちらも一朝一夕には確立できない。

地場モノの野菜コーナー。
地元有志生産者の野菜を強化している。
「ゆでとうもうろこし販売中」のPOPが目立っている。
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奥主通路の鮮魚売り場から精肉売り場を望む。
バックヤードは透明ガラスで仕切られている。
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鮮魚の鮮度はぴちぴちで、
商品化技術も高い。

たいらやは精肉が強く、高い収益力を誇る。
栃木県産しもつけ牛の展開。
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平ケースでは「肉の専門店プライムミート」の幟(のぼり)。
メキシコ産豚肉切り落とし100g88円。
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デプス・アソートメントで、
なおかつコモディティ・ディスカウントも展開する。

日米ともに、
このタイプの店舗の見落とせない政策。

ウェグマンズも「コンシステンシー・ロープライス政策」を採用した。
すなわちウォルマート流のエブリデー・ロー・プライス。

青果売り場の反対側で展開する惣菜売り場。
鉄板焼きコーナー、季節の焼き魚、手焼きの焼きとりなど、
店内手作り食品が強化されている。
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需要の高い揚げ物は買いやすい価格でのバラ売り。

惣菜に続くインストアベーカリー売場「森のパン屋さん」。
透明のリーチインショーケースで販売する。
清潔感があって、とてもよい。
お客様の抵抗もなく、売上げは上々。
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惣菜売り場の一角にある 「田舎の食堂」。
ライス、手づくりのチャーハン、みそ汁、カレーを温めてカップで販売する。
アメリカのスーパーマーケットで展開するスープバーを思い起こさせる。
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加工食品の中通路の床には、大きなサイン。
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通常レジ7台、セルフレジ4台。
セルフレジの稼働率はこの店では22%と高い。
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半径1キロの一次商圏は3023世帯8247人、
2次商圏は8286世帯2万22232人と設定している。
世帯主年齢は30代と若い家族が中心。
したがって、食シーンに合わせた関連販売、
メニューや食べ方の提案など、
さまざまな仕掛けがなされている。

真岡市は、10店舗がひしめく競争エリア。

スーパーマーケット地域一番店と言われるのが、
とりせん真岡店
周辺に専門店が集まり、
自然発生的なオープンエアー型SCが形成されている。
とりせんは、その中心に位置して、
立地はすこぶる良い。
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地元のスーパーマーケット企業オータニ
真岡エリアで2店舗を出店している。
オータニ真岡店と写真のフードオアシスオータニ荒町店。
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さらに、たいらやの親会社エコス真岡荒町店。
やや年数のたった小型店。
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他にも、㈱カスミのフードオフストッカー真岡店、
水戸に本部を置く㈱パワーマートの真岡店がある。

駅前には地元の老舗・福田屋百貨店真岡店、
駅周辺には震災で閉店し、取り壊し中のベイシア真岡店。

わずか8万の人口の都市に、
これだけの数の店舗が展開されている。
まさにオーバーストア状態。

福田屋百貨店はついに、
真岡店の閉店を余儀なくされている。
一方で、ベイシア跡地には、
ヨークベニマルが出店を表明。
ますます、競争が激しさを増す。

激戦の嵐の中でいま台風の目となっているのは、
「ザ・ビッグエクストラ」真岡店。
今年6月17日にリニューアルオープン。
イオン・スーパーセンター渾身のリモデル版。
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私はちょっと驚いた。
イオンが変わり始めている。
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ディスカウント戦略に本気になってきた。
そしてそれが顧客から支持されている。

アメリカのスーパーセンターというよりも、
スーパーウェアハウスストア。

つまりウォルマートではなく、
クローガーのフード4レスか、
ウィンコ・フードかという感じ。
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こちらは分かりやすい店、
分かりやすい売り場、
分かりやすい商品、
分かりやすい価格。

真岡ではその軸が、鮮明になってきた。
だとすると対極のポジショニングがいい。

ウォルマートに対するホールフーズやウェグマンズ。

中間に位置するクローガーやセーフウェイには、
新たなポジショニングが求められることになる。

日本の地方都市にも、
アメリカのようなエリアが出現してきた。

私が真岡で得た収穫は、
このポジショニングの重要性である。

視察が終わると、長くて暑い北関東の夏も、
少しずつ暮れようとしていた。

ご案内いただいた村上さんに感謝。

<結城義晴>

2011年07月14日(木曜日)

「なでしこジャパン&魁皇」の快挙と「日経社説・菅直人無責任発言だ」とたいらやでの「やさしいドラッカー講演」

「2週間天気予報」の常盤勝美さんから緊急速報。
「台風6号進路解説」
<2011年7月14日正午現在>

現在、日本のはるか南東海上にある台風6号は今後、
南西諸島の東海上で向きを北寄りに変えて、日本列島に接近し、
西日本(九州~紀伊半島のどこか)に直撃の可能性があります。
台風は今後、比較的高い日本周辺の海水温によって猛烈に発達し、
勢力をあまり弱めることなく上陸するおそれがあります。

18(月)頃、西日本太平洋側から、
徐々に台風の外側の雲がかかりはじめ、
19(火)は四国、
その後来週後半にかけて、
近畿→東海→北陸→東北→北海道
と、
大きな影響を与えそうです。

上陸の可能性は100%ではありませんが、
極めて高い確率で予想されていますので、
台風関連商品は売上が見込めます。

保存食(缶詰・レトルト食品・水・即席食品)、
乾電池、ロウソク、携帯ラジオ、家屋修繕用品、
長靴、軍手、ぞうきん、紙皿、割り箸、雨合羽、マッチ
など、
特需が見込まれますので、在庫量に注意してください。

今度の三連休までは、
台風による直接的な天気への影響は小さいと予想されますが、
台風からのうねりが出始め、また土用波の時期で、
更にうねりが高くなります。
せっかくの連休ですが、
太平洋側の各地でのマリンレジャーは、
極力お控えになることをおすすめします。
[㈱ライフビジネスウェザー常務取締役・気象予報士 常盤勝美]

台風6号接近中なれど、
スポーツにうれしいニュース。

まずはなでしこジャパン。
ドイツで開催中の女子サッカーワールドカップで、決勝進出。
今朝未明、準決勝で3対1でスウェーデンを撃破。

ワールドランキング1位のアメリカと世界1をかけて戦う。
日本時間18日・海の日の祝日の午前3時。

いま、私たちはこういったことを渇望している。
日本中が沸き立つに違いない。

「おんなこども」と失礼な言い方をしたが、
その女子供に励まされる。

女性こそ、21世紀のカギを握る存在です。
もう一つは、大相撲の魁皇。
今場所に関しては4日目の水曜日の初勝利で、
いわゆる「初日をだした」かっこうだが、
ついに勝利数歴代1位の通算1045勝。

横綱千代の富士に並んだ。
初土俵以来23年、
大関昇進後11年。

綱を締めることはなかったが、
怪我に泣かされ、体力の衰えに悩み、
何度もカド番の窮地を脱して、
大関として史上最多勝。

もう1勝で、単独最多勝利。
私は同郷の福岡県人だけに、
なおさら魁皇の「歴代最多勝利」に深く感動する。

もし横綱だったら、
とうに引退させられていただろう。
そうすれば最多勝利の勲章はなかった。

「基本に忠実にやってきたのが一番」
通算744勝の師匠・友綱親方。

何事も1000の大台を超えることは、すごい。

勝っても照れくさそうな笑顔。
これは九州人の特徴。
それがとてもよかった。

新聞が揃って、
魁皇と比較した菅直人首相。

朝日新聞が「原発ゼロ社会キャンペーン」を打つと、
すぐさま記者会見し、
「原子力発電に依存しない社会を目指す。
将来は原発のない社会を実現する」と語る。

日経新聞は怒った。
社説で、「『脱原発依存』発言は無責任だ」
感情むき出し。

「政府・与党で十分な議論をしないまま
政策の大転換を口にし、
代替エネルギーに関する十分な説明もなかった」

「国民生活などへの影響の大きさを考えれば、
首相の発言は無責任である」

「首相は震災復興や原発事故などの対応に
一定のメドがついた段階で退陣すると6月に表明した。
20~30年後をにらんだ国の重要政策の方向付けを行う立場にない」

私も、魁皇と菅直人を同列に考えたくはない。

「実践躬行」
口にしたことを実際にやり遂げること。

菅直人には、
無理だろうな。
やっぱり。

さて昨日は、朝から宇都宮。
㈱たいらや代表取締役社長の村上篤三郎さんのお招き。
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村上さんは、西友を振り出しに、
エコスの幹部を経て、
現在、㈱たいらや社長。

日本の小売業では稀有な専門経営者。
エコスが買収したエーリスウエノに、
社長として赴任して12年。

見事に赤字会社を黒字に転換させ、
ローカル・スーパーマーケットとしての軌道を敷いた。

毎月、商業経営問題研究会(RMLC)にも、
欠かさず参加してくださる勉強家。

お昼は同社開発部部長の馬籠明男さんともども、
地元の「うな源」で鰻。
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この店はウナギが出てくるまで、
サラダを大皿から、豚汁を囲炉裏風の大鍋から、
セルフでよそって食べる。

こんなユニークなサービスも展開していて、
お昼時は超満員。

たいらやの新店など視察してから、
店長会議に参加。
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全23店の店長、および幹部、本部バイヤー、
さらにオブザーバーの社員など100人近くが参集。
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そこで講演。
テーマは、
スーパーマーケットマンのための
やさしい《ドラッカー講座》
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たいらやは発刊直後に、
大量に購入、そして購読してくださって、
東日本大震災の義援金にも協力してくれた。

そのお礼も兼ねて、
1時間の講演。
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『店ドラ』の目次に沿って、
私の「ドラッカー論」を展開。

ドラッカーの有名な言葉。
「事業の目的は顧客の創造である」
“The purpose of the business is to create customers”
この言葉と倉本長治の「店は客のためにある」

全く同じ意味。
英文を見ると、さらに同じことを言っていると理解できる。

だから『店ドラ』の第1章は「お客様」、
第2章は「お店」。

お客様とお店を、
ドラッカーはどう考え、
倉本長治はどう思っていたか。

講義はそこから入って、
第3章「マネジメント」について、
第4章「マネジャーの組織づくり」について、
そして第5章「イノベーションとマーケティング」について。

一番後ろの席には、
若手社員たちも聴講に参加してくれた。
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講演の最後は、本に書いていない《付録》。
それは「時間管理」と「フィードバック分析」

これは一度、試してもらいたい。
たいらやが全社員でこれを試みたら、
驚くべきことが起こるに違いない。
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ご清聴を心から感謝したい。

最後に村上社長のコメント。
「イノベーションがなければ、
わが社もない」

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村上さんはマネジメント志向とマーケティング志向を共に備えた経営者。
つまりフィリップ・コトラー言うところのマーケティング・マネジメントの経営者。

そのマーケティング・マネジメントに、
持続的イノベーションが備わる。

これこそ稀有な地方企業の強みとなる。

私は大変気分良く、
講演させてもらった。
村上さんにも心から感謝したい。

<結城義晴>

2011年07月13日(水曜日)

朝日新聞「原発ゼロ社会」キャンペーンと日経MJ第39回専門店調査

「ストレステスト」について書いたら、皮肉にも、
このブログそのものにトラブル。

昨日午後7時半ごろ、
書き終わっていったん公開したが、
そのあと校正段階で「プライベート」という状態に陥って、
非公開となってしまった。

今朝、メールなどいただいてチェックして気づいた。

とうとう毎日更新が途切れたか。

実質的には公開されていなかったのだから、
阪神タイガースの金本知憲のごとく記念すべき(?)「途切れた日」が、
昨日ということになる。

自分では、書いていたのだから許してください、という気分でも、
例えばこれが原発だったらと考えると、
そうはいかない。

二重三重のチェック体制を確認しつつ、
再びみたび、「毎日更新」を宣言させていただく。

ご心配、ご迷惑をおかけしました。
お詫びするとともに、
このようなことのないよう、
毎日励みます。

さて、為替レート。
ロンドン市場、ニューヨーク市場で、
1ドル=79円台と高騰。

日経平均株価の一時、
9907円81銭まで下落。

原因はヨーロッパの財政不安。
逆に、世界が繋がっていることを実感させられる。

朝日新聞がキャンペーンを始めた。
「原発ゼロ社会」
大胆と言えば大胆。
朝日らしいといえば朝日らしい。

論説主幹・大軒由敬自ら筆をとって、
社説特集を組んだ。

主張はいたってシンプル。
社説の冒頭に出てくる。
「日本のエネルギー政策を大転換し、
原子力発電に頼らない社会を早く実現しなければならない」

そのために「原発ゼロ社会」を、
将来目標に定めるよう提言したいらしい。

どうするか。
「脱原発を進めるポイントは、
時間軸をもつことである」

「ここで一気にゼロとすれば電力不足となり、
生活や経済活動が大きな打撃を受けるだろう。
過度に無理せず着実に減らしていく方が現実的であり、
結局は近道にもなるはずだ」

なんとなく説得力のある言い回し。
「もう新たな原子炉は建設せずに40年で順に止めていくと、
2050年にはゼロになる」

「代替電源の開発・導入に力を入れ、節電にも努めれば、
ゼロの日をそれだけ早めることができる」

「代替電源の希望の星は、
風力や太陽光を始めとする自然エネルギーだ」

美しいデザインだ。
ちょっと鳩山由紀夫風というか。
菅直人的というか。

だからこの社説は少し反省して、
リアリティを持たせ、次のように言う。
「たとえば『20年後にゼロ』という目標」を掲げ、
「数年ごとに計画を見直すことにしたらどうだろうか」

そして国民にも責任の一端を押し付ける。
「多くの国民も電力の源についてとくに考えずに、
好きなだけ電気を使う生活を楽しんできた」

「原発から脱し分散型の電源を選ぶことは、
エネルギー政策をお任せ型から参加型へ転換し、
分権的な社会をめざすことにつながる」

そして美しく結びとする。
「それは、21世紀型の持続可能な社会を築くことにも通じる」

この社説特集は自ら語るように、
「原発ゼロ社会」へ向けたデッサンにすぎない。

朝日新聞らしいというところを知ったうえで、
このデッサン、仕事をするみなさんは、
どう受け止めるだろうか。

日本経済新聞は、
「原発の安全性」を十二分に確保したうえでの、
再稼働を志向するだろう。

産業復興のためには、
「電力を我慢する」ことの長期化など論外だからだ。

ピーター・ドラッカー先生が生きていたら、
今回の東日本大震災をどう受け止め、
フクシマ問題にどう活路を求めるだろう

私はいつも、考える。
「オクシモロン」で考える。

あちらを立てて、こちらも立てる。

二律背反で片付かないのが21世紀の問題解決。
その典型が「原発問題」だろう。

さて今日の日経MJは、
第39回専門店調査。

知識商人ならば、ぜひとも、
保存版として手元に置いてほしい。

「総合と専門」
両者の闘いの繰り返しこそが、
ビジネスの歴史。

そして今、日本の小売業では、
「専門」が圧倒的な優位にある。

消費社会が成熟し、
便利になればなるほど、
「スペシャルティ」が求められる。

作家の椎名誠は、
すでに昭和50年代初めに「痴呆百貨店」と揶揄し、
最大規模の総合小売店の衰退を予見した。

高山邦輔、島田陽介、緒方知行らは、
昭和60年代に「あいまい総合」と称して、
総合スーパーの衰退を示唆した。

ヤオコー会長川野幸夫は、
「専門店としてのスーパーマーケット」を標ぼうする。

その専門店の調査。

380社の総売上高は21兆5513億円。
その伸び率はプラス4.6%。
そして営業利益は22.3%プラス。

総合と比べると、驚くべき成長。

一面に掲げられたのは、
その営業利益ランキング。
1位 ユニクロ 営業利益1277億円(昨対比15.4%)
2位 ヤマダ電機 1168億4500万円(38.2%)
3位 ヨドバシカメラ 609億8700万円(28.5%)
4位 ニトリホールディングス 526億6500万円(13.4%)

ほんとうに強い企業ばかり。

5位 ケーズホールディングス 409億3000万円(86.9%)
6位 しまむら 397億3000万円(8.0%)
7位 エディオン 263億3900万円(150.6%)
8位 エービーシー・マート 236億8700万円(6.3%)
9位 カインズ 222億円(13.3%)
10位 ドン・キホーテ 172億1000万円(18.2%)

ケーズ、エディオンが営業利益伸び率が高いのは、
エコポイントという超追い風の効果。

11位 コーナン商事 166億1600万円(20.5%)
12位 サンドラッグ 164億3000万円(8.8%)
13位 マツモトキヨシホールディングス 154億9100万円(3.9%)
14位 ポイント 145億8600万円(▲11.4%)
15位 カルチュア・コンビニエンス・クラブ 144億4100万円(105.2%)
16位 コメリ 135億0200万円(14.4%)
17位 ビッグカメラ 132億5000万円(59.7%)
18位 青山商事 124億1900万円(▲4.5%)
19位 コジマ 118億8100万円(82.9%)
20位 オートバックスセブン 117億4900万円(11.5%)。

家電・カメラ専門店チェーンが6社。
ホームセンター・ホームファッションが4社。
ドラッグストアが2社。
衣料品・カジュアルファッションチェーンが4社。

それ以外は総合ディスカウンター、
靴チェーン、CDレンタル、カー用品チェーン。

地方百貨店やあいまい総合の衰退によって、
スペシャルティ・ストアが伸びた。

それが如実に表れた。
日経MJでは事細かに、
ジャンル別売上高ランキングを提示してくれる。

それを見ると、やや業態地図が固まった感がある。
そうすれば、今度は総合からの巻き返しが起こる。

イオンのザ・ビッグエクストラの登場など、
その予兆である。

第39回専門店調査は、
日経MJ を見ていただくとして、
「総合」と「専門」とのシェア争奪戦の中で、
現在は圧倒的に「専門」に勝利の凱歌が上がっていることを、
再認識したい。

ちなみにアメリカでは「総合業態」が圧勝している。
ウォルマート・スーパーセンター、
スーパーターゲット、
それにコストコやサムズクラブ。

総合の便利さが、
究極のディスティネーションであることを、
このことが示している。

ただしこれらはことごとく、
ディスカウント方式を採用し、
仕組みで利益を上げる方法を確立した。

日本とかの地の最大の差異である。

その意味で、
まだまだ総合と専門の葛藤は繰り返される。

私はそれを確信している。

<結城義晴>

2011年07月12日(火曜日)

「ストレステストとV字改革後の憂鬱」と「コンビニ完全サービス産業」

「ストレステスト」
一般には、唐突に出てきた。

菅直人首相が例によって、
海江田万里経済産業相をはめた形になった。
その時のキーワード。

リスク管理手法のひとつ。

システムに通常以上の負荷をかける。
そして正常に動作するか、
隠れた欠陥がないかを調べる。

今朝の日経新聞一面コラム『春秋』が皮肉った。
「もとは企業の品質管理で使われてきた言葉」
しかし「きのうの枝野幸男官房長官の発表では、
安全評価の基準が詰まっていない」

日経新聞は企業経営になぞらえて、
「方針管理」という言葉を使う。
「どの製品に注力するかなど、
トップが方針を決め社内を動かすこと」

決めの言葉は、
「政府の原発対応のようなことをしていれば、
企業は生き残れない」

政府が生き残れないのは仕方ないが、
日本国が生き残れないのは困る。

政府機関自体のストレステストが、
この震災対応であった。

しかしそれでも日本経済は弱くはない。
これも日経のコラム『大機小機』。
「V字改革の後」のタイトル。

「日銀支店長会議でも確認されたように、
既に持ち直しの動きが始まっている」

「サプライチェーンの修復は、
大方の予想を上回るスピードで進んでいる」

「当面の懸念材料は、原発の停止に伴う電力の供給不安」だが、
「この問題がクリアされれば、
年内はV字型の回復が期待できよう」

「かくてV字回復の後、我々が直面するのは、
成長力の天井の低下という従来の課題」

「日本経済の『復旧』のスピードは速いが、
『復興』の姿はまだ見えない」

昨日は夕方から立教大学キャンパス。
F&Bマーケティングの講義。

今回はゲスト講師に小森勝先生を招いて、
「コンビニエンスストアの動向」を、
講義いただいた。
「中食マーケットの中核」をなすのがコンビニ。

2010年で8兆0175億円の総年商。
これは前年比1.4%のプラス。
既存店は7兆3947億円で、
前年比マイナス0.8%。
店舗数は4万3372店。
前年比プラス1.7%。

昭和49年(1974年)の発足以来、
成長を続けてきたコンビニにも、
伸びに陰りが見えてきた。

全小売業に占めるシェアは6.0%。

小森先生の講義は、
バイイングパワーの強さから、
客層の変化、
コンビニの存在理由、
そして出店戦略、海外戦略、
商品戦略、販促戦略、
サービス戦略、店舗運営まで、
多岐にわたった。

最後に東日本大震災におけるコンビニの貢献と、
業態の将来予測まで、
ほんとうに頭の中が整理された。

2010年度のセブン‐イレブンは、
料金収納金額が3兆2427億円で、
商品売上高が2兆9476億円。

もう、完全にサービス業となりつつある。
そんな勉強をした後、日経ばかりで恐縮だが、
今朝の朝刊で「コンビニ、店内調理を拡充」の記事。

小森先生の商品戦略レクチャーが、
ズバリ当たった記事内容。

セブン‐イレブン・ジャパンは、
1万1200店にフライヤーが備えられている。
小森先生の講義では、
これまでコロッケ、メンチカツ、唐揚げがメニューだったが、
今朝の記事は「とんかつ」を販売し始めるというもの。

「価格は1枚150グラム強で298円」
イトーヨーカ堂の特売価格と同じ。

「協力メーカーの工場で冷蔵肉に下味や衣をつけ、
出荷段階で冷凍」
「店頭で注文を受けてから調理」
「受取時間を指定した電話予約にも原則として応じる」

狙いは「出来たて」販売。
スーパーマーケットへの対抗意識満々。

サークルKサンクス
も、
「店内で焼き上げる焼き鳥」を導入。

「工場でほぼ焼き上げて冷凍状態で出荷。
店内でホットプレートを使い、
タレをかけて焼いて仕上げる」

「モモ肉、皮、つくねの3種類で価格は1本105円」

「実験店では従来品の15倍、
1店当たり1日150本のペース」の実績。
6200店に導入される。

ローソン焼き鳥の調理法を改善。
従来の「工場で焼いて冷凍した後、レンジで解凍する」方法では、
水っぽさが出る。
そこで「店内で油で揚げる方式」を採用。

ローソンは、「家庭でのおかず需要を狙った揚げ物」を、
2007年に本格導入し、現在、ほぼ全1万店で展開。
「コンビニは男性客が7割を占め、
女性客の開拓が課題」

「店内調理の揚げ物類は粗利益率が50%前後」
セブン‐イレブンの揚げ物は、
「1店1日約1万5000円の売上げ」
とんかつの投入で「1割の上積みを狙う」

店内調理品、生鮮食品、スイーツ、エトセトラ。

コンビニは中食の王者であるだけでなく、
フードサービスまで侵食し始めている。
「中食戦線過激なり」
コンビニとスーパーマーケット。
業態が異なれば競争はないなどと、
のんきなことを言ってはいられない。

アメリカでも、業態間競争は、
深刻なテーマである。

さて昨夜は講義の後、
小森先生を囲んで、
F&Bマーケティングの履修生と結城ゼミ生とで、
一献。
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ところは、先週に続いて、
「一軒め酒場」
20110712120355.jpg
小森先生に心から感謝しつつ、
まさに暑気払い。

梅雨明けが早かった分、
暑い夏は長くなりそう。

暑気払いが増えるだろう今年。

私の胃袋のストレステストは、
日々、実施されるに違いない。

<結城義晴>

2011年07月11日(月曜日)

7・11震災後4カ月、東北も梅雨明け宣言、「明日のために今日を決めよ」

Everybody! Good Monday!
[vol28]

2011年第28週、7月第3週目。
その初めの7月11日。
東日本大震災から4カ月が経過。

NHKの発表。
東日本大震災による死者と行方不明者の数は、
2万0891人。

死亡が確認された人は、
宮城県が9299人、岩手県が4582人、福島県が1600人。
12都道県で1万5547人。

行方不明者は、宮城県2807人、岩手県2247人、福島県286人。
6県で5344人。

1896年6月15日の明治三陸地震は、
2万2000人の犠牲者だった。

それを超えることはないが、
それでも2万人の人々がなくなったり不明だったりする。
心からご冥福を祈りたい。

国政の混沌とは別に、
2200万トンの瓦礫は、
その34%が仮置き場に運ばれた。
現場で働く人々に対しては、
尊敬の念、感謝の気持ちは言い尽くせない。
しかしまだ3分の1かという感慨はぬぐえない。

必要とされる5万戸の仮設住宅敷設にも、
一応の目途が立った。

先週の土曜日に梅雨明けした地方が多い。
九州北部は平年より10日、
関東甲信は12日、北陸は15日早い。
いずれも昨年より、8日早かった。

そして今日、
東北地方が「梅雨明け宣言」された。

平年よりも2週間早い梅雨明け。

梅雨の期間は20日間と、
観測史上二番目の短さ。

短い梅雨の後の、
真夏の始まり。

「ふくしまのシールのメロン買ひにけり」

<日経俳壇・枝澤聖文>

梅雨明け後の生活の節目は、
今週末の土曜日曜に続く月曜「海の日」の三連休。
そのあとが来週木曜日の21日、土用の丑。

夏休みは「海の日」の後にスタートする。
私が勤める立教大学では、
7月22日が最終講義。

だから今週は、
「夏休み直前の週」ということになる。

今週から特に、
ウナギや焼肉など、
こってりとしたものが食べたくなる。

「スタミナ」という言葉自体、
時代遅れの感は否めないが、
体がそれを欲するのだから、
自然体で、スタミナメニューを食べるのもよいだろう。

staminaは英語で「元気、精力」の意。
メタボリック・シンドロームや健康・痩身などがもてはやされているから、
スタミナは一番のテーマではなくなったかもしれないが、
それでもこの季節、一番に欲するものだ。

ここはウナギや焼肉、
思う存分に食べたい。

こう書いているだけで、
なんだか食欲がわいてくる。

先週の日本経済新聞社が、
2011年上半期(1~6月)の社長交代状況を調査した。
上場企業、および規模が一定以上の非上場有力企業が対象。

社長交代企業は前年同期に比べ27社減って686社。
新社長の平均年齢は56.6歳。
前年同期(56.7歳)とほぼ同じ。

年齢別では50歳代の比率が46.8%。
これは約5ポイントの上昇。

一方、60歳代は37.8%で、約4ポイント減。
40歳代は11.7%で、約2ポイント減。

私が㈱商業界の社長に就任したのは、
2003年8月。
51歳の時だった。

先週木曜日、夜、やはり50台で今年、
新社長になった大久保恒夫さんと懇親。
㈱セブン&アイ・フードシステムズ社長。
そして㈱セブン&アイ・ホールディングス取締役。
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大久保さんは、2003年、
47歳で㈱ドラッグイレブン社長、
2007年、51歳で㈱成城石井社長。

いずれも見事な手腕で、
V字改革を果たした。

コーネル・ジャパン「伝説の第1期生」にして、
第2期、第3期は講師を務めてくれた大久保さん。

ハンバーグ専門店「ぐーばーぐ東銀座店」で会食。
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セブン&アイ・フードシステムズが運営する注目の新フォーマット。

ぐーばーぐは、
100%の牛肉を使って手こねでつくるハンバーグをメインに、
洋風オリジナルメニューをリーズナブル価格で提供する。
20110708180007.jpg

透明の仕切りの向こうに厨房が見える。
20110708180040.jpg

その厨房では、オーダーを受けてからハンバーグを手で成形。
20110708180049.jpg

鉄板で供されるアツアツのハンバーグは、
空気を含んで、ふっくらとして、肉汁がたっぷり。
20110708180007.jpg

業態開発部新業態チームの山田豊さんが、
出来たてのハンバーグを丁寧にカットしてくれた。
20110708180013.jpg

思わず、箸が伸びる。
20110708180022.jpg
美味しいハンバーグと冷たいビールで、
話はどんどん弾んだ。

ハンバーグは大衆的「スタミナ・メニュー」の代表。
不況になると必ずハンバーグは良く売れる。
ハンバーグレストランも繁盛する。

さて、この会食で、2つのことが決まった。
ひとつは、秋の商人舎アメリカ視察研修会の件。
10月28日(木)からの8日間、
ダラス、ワシントンD.C.、ニューヨーク。
大久保さんが講師として参加し、
ともに視察し、特別講義をしてくれる。
商人舎2011秋のspecialコースとして、
近々詳細を発表する予定。

今年秋の商人舎アメリカ研修会は、
盛り上がります。

さらにもう一つ。
年末に、結城義晴と大久保恒夫の「2人のビッグショー(?)」
これは東日本大震災チャリティ・コンサート。
二人で歌い、語ります。
20110708180109.jpg
乞う! ご期待。

先週金曜日には、
㈱紀文食品からお二人が商人舎に来社。
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マーケティング室長の三橋清仁さんと、
商品開発室商品企画三部部長の山本真砂美さん。
年末商戦の「年神様」のプロモーション提案の報告をしてくれた。

梅雨明けしたばかりだが、
もう今秋や今年末のことが企画されている。

今週は、東日本大震災チャリティセミナーが2会場で開催される。
明日の7月12日(火)12:30~17:00、
会場は福岡サンパレス。
講師は大石益代さんと山口茂さん、水元均さん。

明後日7月13日(水)12:30~17:00、
会場はリーガロイヤルホテル東京。
こちらの講師は日野佳恵子さん、村井哲之さんと、水元均さん。

私はどちらもスケジュールが入っていて、
残念ながら参加できません。
悪しからず。

東京大会には立教大学大学院・結城ゼミの佐藤康裕さんが、
ボランティアで参加する予定です。

今月の商人舎標語。
「明日のために今日を決める」
「明日のために」は、
もう、どんどん進んでいる。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>


2011年07月10日(日曜日)

ジジと梅雨明け宣言[2011日曜版vol28]

ジジです。
20110710120400.jpg
梅雨明けしました。

ボクも、
梅雨明け、
うれしいです。
20110710120044.JPG
空は真っ青。

日陰もくっきり。
20110710120054.jpg

昨夜、ボクは、
ねてました。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
かえってきて、
ライトをつけた。

ボクは、まだ、
ねてました。
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むかしは、
こうだった。
20110710121752.jpg

でも、おきた。
20110710114936.jpg

最初は、よく、
わからなかった。
20110710120108.jpg

とつぜん、おこされたからです。
20110710120150.jpg

ここは、どこ?
わたしは、だれ?
20110710120248.jpg

そんなこと、
あるでしょ?

噴水の夢など、
みていました。
20110710120136.jpg

きれいでしょ?
20110710120212.jpg

すずしそうでしょ?
20110710120221.jpg

梅雨があけて、
ほんとうの夏です。
20110710120302.jpg
あわてず、
あせらず、
ねぼけず。

でもまた、
ねむります。
20110710122110.jpg
梅雨明けでも、
ねむいものはねむい。

おやすみなさい。

<『ジジの気分』(未完)より>

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