結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年05月26日(水曜日)

全米小売業10傑とウォルマートにないモノを持つ者

商人舎Basic原理原則コース。
二日目の24日月曜日は、午前中、
スーパーマーケットを5店舗訪問し、
インタビューや見学、調査で、中身の濃い研修。

午後は、隣接する3つのショッピングセンターをめぐり、
商業集積のあり方、集積されるフォーマットの違い、
その役割など学習。

三日目は、ウォルマート環境対策店舗HE6型を皮切りに、
9店舗を訪れ、ギャラリアと称する大型商業集積を視察。

昼食は「イン&アウト」のハンバーガー。

この二日間で30店にも及ぶ店舗、ショップを訪れた。

今日は、その中から全米小売業ランキング上位10企業のダイジェスト。
その業績は、どんな原因で変化するのか、
どう読み取ればいいのか。

それが今日のテーマ。
第1位は何といっても、
世界小売業第1位でもあるウォルマートストアーズ。
売上高40兆8214億円、純利益1兆4335億円。
(以下1ドル100円換算で、円表示)
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このブログでも常連の企業で、
ウォルマート抜きに米国小売業は語れない。

そのウォルマートは「Thousands of Rollbacks」を展開中。

強力なインパクトを周辺に与え続けている。
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ウォルマートを第一の基準にして、
米国小売業が動いている。
だからウォルマートに勝る長所を持つ企業が、
成績を維持し、
ウォルマートに勝る部分が見当たらない企業は落ち込む。

それが顕著な特徴。
第二位は、スーパーマーケットのクローガー。
このエリアではスミスの店名で25.9%のシェアトップ。

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クローガーは残念ながら、ほとんどの要素において、
ウォルマートに飲み込まれている。
生鮮食品やデリといった部門の個別の売り場、商品では、
勝っているものの、
米国スーパーマーケットにとって重要なグロサリーで、
ウォルマートに大きな格差をつけられた。

それがクローガーの最大の問題点。
全米第3位は、 コストコ。
年商7兆2483億円、純利益1282億円。
店舗数は、544店。

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いつ、どの店に行っても、
コストコに閑古鳥が鳴いていることはない。

もちろんここラスベガスの店も大繁盛。

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メンバーシップホールセールクラブという特異なフォーマットは、
「差異が価値を生む」という考え方そのもの。

ウォルマートのサムズ・クラブも、
コストコには遠く及ばない。

だからコストコは、今のところ、
数少ない安泰企業だと思う。

第4位は、ホームデポ。

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年商7兆1288億円。前年比マイナス7.8%と低迷。
サブプライムローン破たんから住宅産業は大不振。
その影響を一番大きく受けた小売業がホームデポ。

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2274店舗を配置し、米国最大のホームセンターとして、
社会的役割の大きさは変わらない。

そしてウォルマートは今、DIYやアウトドアに力を入れ始めた。
ウォルマートは弱い会社を徹底して、たたく。

ウォルマートの店舗はこれまで、入口は二つだった。
「Market」と書かれた入り口と、
「ホーム&ファーマシー」と書かれた入り口。

最近は第3の入口ができた。
「アウトドア・リビング」。

これはホームデポとロウズをターゲットにしていることを表している。

全米小売業第4位は、ターゲット。
ターゲット

年商6兆4948億円、純利益2214億円。
年商は前年比プラス2.5%、純利益はマイナス22.3%。

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この企業も店舗レベルが下がることがない。
1682店舗は、いつも高い水準に保たれている。

しかしウォルマートと真っ向からぶつかる同業。
それにしては、本当によく頑張っていると思うが、
しかしターゲットの戦略は、ウォルマートとの違いを出すことで、
それ自体わかりやすいし、迷いはない。

それがこの企業のポジショニングの良さとなっている。
第6位、第7位は毎年のように、
抜きつ抜かれつのデッドヒートを繰り広げるドラッグストア。

第6位が、ウォルグリーン。

ウォルグリーン

年商5兆9034億円、純利益2157億円。
どちらも前年比9.8%、5.7%とプラスで、
不況の中、堅実な成長を見せている。

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ウォルグリーンもウォルマートが叶わないものを持っている。
「調剤部門」である。

だから不況をものともしない。

第7位は、CVSケアマーク
店名は「CVSファーマシー」
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年商4兆8989億円、店舗数6981。
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アルバートソンのドラッグストア部門を買収したりして、
ウォルグリーンのスケールに迫っているが、
その分、店づくりやオペレーションにむらがある。

しかしこの企業も調剤部門では、ウォルマートをしのぐ。

何度も言うが、ウォルマートを凌駕するところを何か、
持っていなければ、成長もないし、存続もない。

第8位はロウズ。
ホームデポに次ぐホームセンタ―第2位。
年商4兆8230億円、純利益2195億円、店舗数1649。

年商の前年比マイナス0.1%、純利益はマイナス21.9%。
こちらもサブプライムローン問題の打撃を受けた。
今回は訪問せず、従って写真はない。

第9位は、シアーズホールディングス。
ご存知、シアーズとKマートを傘下に置く持ち株会社。
年商4兆6770億円、純利益53億円。

売上高の前年比はマイナス7.8%。
純利益は、間違いではない、マイナス93.6%。

シアーズもKマートも惨憺たる店舗状況。

当然、訪れる価値なしで、写真もなし。

そして第10位は、ベストバイ。
家電専門チェーン第1位。
売上高4兆5015億円、純利益1003億円。
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店舗数は3942で、 ウォルマートと家電販売領域を分け合っている。
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写真は「ギーク・スクワッド」のコーナー。
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コンピュータ・サービスコーナーで、
ここで受け付け、バンが走り回って、
顧客サービスを展開する。

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これはウォルマートにはないサービス。

こんなソフトウェアを次々に開発しているのがベストバイ。

だからベストバイはウォルマートと共存する。

そのあおりを受けて、
レディオシャックとサーキットシティは、
どちらも経営がおかしくなってしまった。

以上、全米10位までのダイジェスト。

ウォルマートにない特徴を持つ者が残る。
それがない者は衰え、滅びる。

しかしそう考えると、小さな単独店のスーパーマーケットには、
十二分にサバイバルの可能性がある。

小さいだけで、
ウォルマートにない経営資源を持っていると考えられるからだ。

これは日本にも適用できるコンセプトであり、
極めて面白い現象である。

(明日につづきます)

<結城義晴>

2010年05月25日(火曜日)

アメリカ視察ベーシック編と「虫の目・鳥の目・魚の目」

アメリカにやって来てから1週間。

ネバダ州ラスベガス。
ホテル・フラミンゴ。

外は快晴のように見えて、
5月末のラスベガスにしては、
驚くほど寒い。

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そのころ日本の成田空港。
㈱商人者エグゼクティブ・コーディネーター鈴木敏さんの引率のもと、
第7回商人舎USAベーシック視察研修会一行は、結団式。
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そして全員で記念写真。
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私はテキサス、ニューヨークからラスベガスに移動し、
一行とともに浅野秀二先生と合流。
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すぐさま訪れたのが、ウォルマート。
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2009年度年商4056億ドル(100円換算で40兆円)、
世界の店舗数7873店。

その4月リニューアルオープンの最新店。

入口には、このブログではもうおなじみの大パネル。
「Thousands of Rollbacks」
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店づくりもさらに洗練された。
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店舗中央には天井にダクトが通っている。
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食品部門の天井は、やや高く。
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非食品部門の天井は、低くて、
まるでライバルのターゲットのよう。
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しかし商品は適切にアソートメントされ、
オペレーションは行き届いている。

このラスベガスエリアでのシェアは、
グループ全体で25.4%。
毎年、占拠率が上がって、
現在、第2位。

テキサス州ダラスでは、34.5%で断トツの第1位。

ここ、ラスベガスでは1位を追う者。

ウォルマートは、追うときに強い。
上出来の店に「数千の風」が展開され、
この店も絶好調。

私たちが次に訪れたのは、スミス。
全米第二位の小売業クローガーの傘下で、
ここアリゾナ州での店舗展開はスミスが担当している。

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クローガーは、年商760億ドル(7兆6000億円)、
スーパーマーケットの総店舗数2469店。

このエリアでは、マーケットシェア25.9%で、
ウォルマートを抑えて第1位。
すごい企業であることは間違いないが、
このスミスのフード&ドラッグは、かつての主流タイプで、
現在は、どうしようもなく、古い印象。

アメリカの顧客は、手厳しい。

ウォルマートやターゲット、コストコといった低価格路線の店舗と、
ホールフーズ・マーケットに代表されるまったく新しい店との間の、
中途半端なものは許さない。

私の視察研修会では、ほとんど必ず、
地域シェア第1位と第2位の企業の店舗から視察を始める。

それが地域のスタンダードを形成しているからだ。

今回の「Basic編」原理原則講座でも、
この方針は変わらない。

その成果はツアー全体を通じて表れてくる。

ホテルに戻って、夕方6時半から講義。
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3時間のところ、30分ほど延長して、
10時近くに終了。

サンプルを持ち込んで、丁寧な解説。
原理原則編というのは、最も難しい講義。
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しかしよく聞いてくれてた。
ベーシック編では、5つのチームに分かれて、
調査をし、発表してもらう。
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それが一番よいのだと思っている。

今回初めて展開したベーシック編。
はじめの言葉の第一は、
創意を尊びつつ良いことは真似ろ。

ご存知、倉本長治の『商売十訓』
これがアメリカでの根本の姿勢となる。

第二は井上ひさし&林廣美、結城義晴。

「むずかいしいことをやさしく。
やさしいことをおもしろく。
おもしろいことをよりふかく」

商人舎のモットー。

今月5月の標語でもある。

第三はピーター・ドラッカー。
「基本と原則を補助線にせよ」
これもアメリカに臨むときの姿勢。

これまでの原理原則を補助線として、
アメリカ小売業をポスト・モダンの視点からとらえる。
そして第4は、「虫の目」「鳥の目」「魚の目」

「虫の目」とは、現場を見る力。

細部まで丁寧に「見極める能力」。

これを支えるのが、専門性と現場主義。

「鳥の目」は、大局を見る力。

全体像を俯瞰しながら、「見渡す能力」。

これを支えるのが、情報量と知識。

「魚の目」は、流れを見る力。

時間の経過の中で、現在と未来を「見通す能力」。

これを支えるのは、経験と見識。

そして、「四つ目の目」は、

謙虚で、真摯で、真っ正直な「心の目」である。

これらが成果となって表れるにちがいない。
明日、明後日は、怒涛の視察コース。
そして調査のまとめ、討議。
最後に発表。

この発表の成果を全員で共有して、
このセミナーは目的を達成する。

本当に楽しみだ。

乞う、ご期待。

(明日につづきます)

<結城義晴>

2010年05月24日(月曜日)

ウォルマートの「数千の値下げ」の風に影響されぬ者たち

Everybody! Good Monday! [vol21]

2010年第21週、5月の第5週です。
5月は6つの週にまたがっていて、
だから今週は5月第5週で、しかし最終週ではない。

大相撲の大関・魁皇が通算1000勝。
私、最近「1000」という数字に敏感だ。

これで魁皇は、史上2番目の記録達成者。
元横綱・千代の富 士の1045勝に次ぐ4ケタ勝利者。
双葉山も大鵬も、ここまでは来ていない。
そして一番まで、あと45勝。

毎場所10勝ずつ稼いだとして、5場所でトップ達成。
現在は年間6場所制だから、1年以内に実現する可能性が出てきた。

こういった記録において、本当に大変なのは、
これから最後の詰めの段階。
富士登山でも8合目からが一番大変。
魁皇にとっては、敵は己の怪我のみ。

魁皇の初土俵は昭和63年春場所。
出身は福岡県直方市、私の同郷。

同期には貴乃花・若乃花、曙などそうそうたる顔触れが揃っていて、
「花の63組」といわれた。
横綱にはならなかったが、
通算勝利数で同期のスターたちを抜いた喜びは、
ひとしおのものだと思う。

怪我をしても、病気をしても、負けが込んでも、
一つひとつ階段を上るように、毎日毎日、努力する。

仕事でも事業でも、
これが一番。

私のブログも。

一足飛びの飛躍は、
そうそうあるものではない。

「破壊的イノベーション」は起こりにくく、他力本願の要素も大。
「継続的イノベーション」は自ら生み出せる自力本願。

今週も、自力本願で、仕事に励みたい。

さて私は、フラミンゴ・ラスベガス。
久しぶりのひとり旅を満喫。

今日の午後、商人舎Basic視察研修会の面々が到着する。
総勢49名の大所帯。

このラスベガスに居座って、
ストア・ウォッチングとストア・コンパリゾンを繰り広げる。
私の講義時間は、3時間を2回。
さらにバスの中でも浅野秀二先生と交互に語りつづける。

「虫の目」「鳥の目」「魚の目」。
Basicコースでは、「虫の目」の考え方、使い方も研修する。
それが原理原則コースの趣旨の一つ。
さてこれまでの1週間のアメリカ小売業・消費産業動向のおさらい。

まず、ウォルマートが中心にいることは間違いない。
世界最大の消費大国のメリーゴーランドの軸は、
ウォルマート。

そのウォルマートが「Thousands of Rollbacks」を展開。

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3月末から始めて、もう2カ月になろうとしている。

結果として、2月1日から始まった2011年度の第1四半期決算は、
売上高が前年同期比6.0%増の935億ドル、純利益33億ドル。
きっちり3カ月で9兆3500億円の売上高(1ドル100円換算)、
日本でいう営業利益が1カ月平均1100億円で、第1四半期3300億円。
売上高、利益過去最高のクォーター記録。

マイク・デュークCEOは「プロジェクト・インパクト戦略」の成果を強調。

その中心的な政策が「Thousands of Rollbacks」。
「何千もの値下げ」

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千の風になってという歌があるが、
原詩には “I am a thousand winds that blow” とある。
それをウォルマートは、「Thousands」とした。

数千のロールバックの風が今、
数千のウォルマート店頭から発信され、
アメリカ中を吹き荒れている。

この数千の風に立ち向かう者は、吹き飛ばされる。
「レッド・オーシャン」だからである。

チャン・キムとレネ・モボリュニュがいう「ブルー・オーシャン」を行く者には、
数千の風の影響が少ない。
あるいは、影響が全くない。

むしろこの風を追い風としている。

コストコ、
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アルディは、
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ユニット価格がウォルマート以上に低価だから、
ものすごい追い風となる。

トレーダー・ジョーは「良いものが安い」から、
これまたすごい追い風。
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ちなみにトレーダー・ジョーこそ、
現代のエブリデー・ロープライス実現者。

こうみると基本的にエブリデー・ロープライス政策をとる者に、
追い風が吹いていることになる。

一方、ホールフーズは、「価値の高いものを値下げした」。

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ハイ&ローでは、特別の価値を有する者が、
顧客マインドに合わせて営業政策を変えることで、
この「数千の風」を追い風としている。

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Walmartの「Thousands of Rollbacks」。
ウォルマート流「「千の風となって」。

ただしここでいう「エブリデー・ロープライス」は、
単なる安売りではない。
バッタ仕入れのその場だけの廉価販売ではない。

仕組みに よって、低価格を出し続け、
サプライヤー、リテイラー、カスタマー、
三者にご利益をもたらすことである。

千でなくともよい。
百でも、十でも、
たとえ一でもいい。

エブリデー・ロープライスである必要はない。
オーガニックであることもない。
サプライヤー、リテイラー、カスタマー。
三者ともにご利益のあずかれる価値を生み出す風。

ウォルマートはそれを、
自身のアイデンティティそのもので生み出しているのだ。
あなたは、
「風になれるか?」
「風にのれるか?」

では、今週も。

Everybody! Good Monday!

(明日につづきます)

<結城義晴>

2010年05月23日(日曜日)

ジジと「鳥の目」[2010日曜版vol21]

ユウキヨシハルのおとうさん、
シュッチョーです。

とおいところ。

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テキサスのダラス。

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それからニューヨーク・マンハッタン。

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ボクは、おるすばん。
いつものことだけど。

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ニューヨークに来たら、ここ。
スチュー・レオナード。
その「ポリシー・ロック」。

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Rule1  The Customer is Always Right!

Rule2  If the Customer is Ever Wrong, Reread Rule1.

原則1 顧客はいつも正しい。

原則2 たとえ、顧客が間違っていると思っても、

原則1を読み返せ。

ユニオンひろば。
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たかいビルもある。
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でも、きのうで、
ニューヨークは、
おわり。

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あさ、ホテルをしゅっぱつ。
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さいごに、バスのなかで、
みんなとおわかれ。

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みなさんありがとう。
また、ごいっしょしましょう。


それからこんどは、ひとりたび。
また「鳥の目になって、
とびました。

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大西洋。
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 山と川。

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 グランド・キャニオン。

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これはちょっと、すごい。
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アメリカって、ひろい。

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またおおきくて、ふかい川。
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そして渓谷がみえてきた。
ラスベガス渓谷。

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ながい旅のはなしをきいていると、
ボクはねむくなります。

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ラスベガスのショッピングセンター。
おとうさんがめざすのは、ここ。

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サバクのなかの渓谷のまち。
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やっと、つきました。
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空港のロビーに、スロットマシン。
ここまで、やります。

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ラスベガスから、カンゲーされた。
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街は、カラリとはれあがる。
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おへやもゆったり。
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おとうさん、
おちついてください。
ゆっくりしてください。
つかれきってるんだから。

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でも、そうではなかった。
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リオ・セッコ。
ゴルフクラブ。

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おとうさんは、ひとりでも、いきます。
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でも、いいでしょう。
しごとばかりしてるんだから。
おとうさんのごほうびです。

げんきで、
かえってきてください。

ボクは、まってます。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年05月22日(土曜日)

13店を駆け回った「ダラスの熱い日」と「ロールバックの嵐」

今、ニューヨーク時間午前6時半。

このブログを書き終わったら、
セントラルパークでも散歩しようか。

とにかく疲れた。
万代ドライデイリー会の面々は、
帰国の日となってしまった。

テキサスからニューヨークにやってくると、
あっという間に時間は過ぎる。

ニューヨーク人は、こんなに、せっかちに動くのか。
こんなにスピーディな時間の中に身を置いているのか。

ここにやってくると私たちも、
ニューヨーク人と同じ感覚になってしまうのか。

それとも旅の終わりは、短く感じられるのか。

もし旅の終わりのほうだとすると、
人生の旅の終わりも、
こんなふうに疾風のように過ぎてゆくのか。

ニューヨークという街は、
そんなことを私に考えさせる。

さて、そのニューヨークを去る前に、
ブログはテキサス州ダラスでのエピソード紹介。
大事なこと、面白いことがたくさんあったが、
その一端をお披露目しておこう。

まず何と言っても、ウォルマート。
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ロールバックの嵐。
ロールバック攻勢に出ている。

名づけて「Thousands of Rollbacks」
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ウォルマートはエブリデーロープライスを基本とする。
その基本方針の上に、ハイ&ローを一部、混ぜる。
それがロールバック。

しかしいま、2か月にもわたって、
「ロールバックの嵐」を巻き起こしている。
当然ながら、周りには凄い影響が出ている。

その真相は、この旅の終わりに解明しよう。

さて、ウォルマートの環境対策店舗のマッキーニ店で、
佐藤雄介さん、32歳に出会った。

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西友から出向で、研修に来ているとのこと。

㈱万代の黒田久徳さんと3人で写真。
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佐藤さんは、㈱若菜に入社し、現在はウォルマートに出向中。

この店ではアシスタントマネジャーとして研修を受けている。

マネジャーは31歳のクリスさん。

佐藤さんは、他のアソシエーツから本当によく声をかけられるし、
自身も声をかける。

溶け込んでいる。

楽しみな人だ。
さて、そのウォルマートの攻勢に対して、
有力ナショナルチェーンはいかに。

スーパーマーケット業界第二位のセーフウェイ。
ダラス地区では「トムサム」が頑張っている。
ニューライフスタイルストア。
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店舗入り口で、価格比較。

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相手はアルバートソン。

同じ商品を同じ量買うと、
トムサムならばアルバートソンよりも、
「21ドル90セント」節約できる。

「Wow!」とある。
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ウォルマートでなく、アルバートソンを狙い撃ちしているところが、
セーフウェイの現状を表している。

では、クローガーはどうか。
全米第二位の小売業でスーパーマーケット第1位。
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これがひどい。
特にこのダラス・プラノ地区では。
「メイン・ストリーム」と呼ばれる主流の店づくりや営業政策は、
もう、消費者たちから無視され、拒否されてしまっている。

それに気づかぬはずはない。
気づいても、全軍を動かせないのだと思う。

「店が死んでいる」  

死んだ店に「卵1パック88セント」の立て看板。
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この卵だけが、唯一売れている。
しかし店は瀕死の状態。

「2年前から、まったく変わっていませんね」
万代の黒田さんがつぶやいた。
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アルバートソンが三分割される寸前には、
こんな状態が続いた。

私はそれを『販売革新』誌に書いた。

いま、クローガーのこのエリアの店が、
あの時のアルバートソンのようになっている。

そこにウォルマートの「ロールバックの嵐」。

弱いところを叩きまくる。

それがアメリカのカットスロート・コンペティッション。
ただ単に競争が激しいのではない。
弱い企業、弱っている店を、徹底して叩く。
それが「喉をかき切る競争」の本質だ。
そうしなければ自分が生き残れないからである。

一方、サンアントニオからやってきたHEBセントラルマーケット。

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「ラ・ボッカ」で迎えてくれた。

アルゼンチン大特集中。

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店員さんも笑顔を投げかけてくれた。

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「ノー・ピクチャー!」だけれど。

しかし屋外では「ピクチャー・オーケー」。
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なぜかおそろいのポーズ。
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カメラのレンズの先は、
「スプラウツ・ファーマーズマーケット」  dscn4301-2.jpg

ファ-マーズマーケットのフォーマットも完成されつつあって、
安定した顧客を確保している。
少なくともクローガーよりも確かだ。
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考えされられることは、多い。

競争とは。
その中で自分のポジションを築き、確保することとは。

少なくとも、規模の大きさでないことははっきりしている。
こんなことを思いながら、
夜は「モートンズ」でステーキ。
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お疲れ様。

我々よりも、この地の商業者のほうが疲れているに違いない。

何しろウォルマートの「ロールバックの嵐」の真っ只中で、
仕事しているのだから。
(明日に続きます)  

<結城義晴>  

2010年05月21日(金曜日)

テキサスからニューヨークへの「鳥の目」

オースティンから、
鳥のように飛び立った。

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ここは田園地帯。

それから1時間後、ダラスへ。

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そのサバ―バンエリア。

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典型的な新興住宅地。

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道路網が整備されている。

特にダラスは。

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土地が余っている。

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エイリアンが描いた絵のよう。

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いや、人間が描いたもの。

その中をフリーウェイが走る。

新興住宅地サバーバンの中に小型商業集積。
ネイバーフッドショッピングセンター。

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スーパーマーケットが核となった商業集積。
住宅に囲まれた理想的立地。

こちらはリージョナルショッピングセンター。
大型商業集積で、エンクローズドモール。
すなわち屋根付きショッピングセンター。dscn4277-3.jpg

「鳥の目」で見るとよくわかる。

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商業施設の周囲を広大な駐車場が取り囲む。
だからどこからでも目的の店に行くことができる。
極めて理にかなった便利さがある。

物流センターも。dscn4275-3.jpg

立体交差も。dscn4279-3.jpg

ダラス空港で、ミゾグチ先生とお別れ。

再会を約して固い握手。

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3時間後、ニューヨークへ。
写真の中央に小さく「自由の女神」。

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マンハッタンが近づいてくる。

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ほら見えた世界最高峰のビル群。

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マンハッタンの南端。dscn4431-3.jpg

そして高層ビルの街の北側へ。
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その周辺に広がる住宅密集地。

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その中に降り立つ。

ご存知フェアウェイマーケット。

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自由の女神は、驚くほど近くに見えた。

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全員で写真。

背景に自由の女神が見える。

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旅は続く。

「鳥の目」の大切さを知った。

もちろん「虫の目」も、

そして「魚の目」も大切。

しかし、何よりも「心の目」。

(明日に続きます) 

<結城義晴>   

2010年05月20日(木曜日)

ローカルスーパーマーケットHEBの新店にスーパーセンターの可能性を見る

テキサスに入って三晩。

あっという間に過ぎた。

こうして浦島太郎になってしまうのかという錯覚すら覚える。
さて昨日の続き。

HEBの最新店に訪れた。

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私はこの店を名付けた。

「HEBプラス・マイナス」  

HEBの正式名称は、
HEバット・グロサリー・カンパニー。

年商150億ドル(1ドル100円換算で1兆5000億円)、
店舗数317、従業員4万5000人のテキサス有数の企業。

1905年の創業で、フローレンス・バットという女性が夫とともに、
テキサス州カービルで総合食品店を開いたのが始まり。
グロサリーストアといった。

その息子のハワード・バット、孫のチャールズ・バットと受け継がれ、
順調に成長してきたが、100億ドルを超えるにもかかわらず、
非上場。

そのHEBの「対ウォルマート作戦」のフォーマットが、
このHEBプラス。

入口をはいってみよう。

「カート・フォー・カート」と掲示がある。
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反対には「アイル・フォー・アイル」

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全ての通路にカートで入って、買物しよう。
ほかにこんなに安い店はない。

そんなアピールがある。

まず、HEBの最有力部門の青果。dscn4230-3.jpg

いかがだろう。
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青果部門の面積の広さ、品目の多さ、その鮮度、価格で、
スーパーマーケットの勝負は決まる。
圧倒的なパワーの青果売り場。

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これでは、ウォルマートもかなわない。
そう、ウォルマート対策の第一は生鮮、とりわけ青果である。

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HEB はこの店でもそれを見せつけている。

だからバナナもこんなに売れている。dscn4231-3.jpg

青果から鮮魚、精肉の対面売り場へ。dscn4234-3.jpg

ウォルマートはこの部門、対面では売らない。
ウォルマートと違うことができるか否か。
それが「ウォルマート対策」

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このエリアはメキシコ系アメリカ人が多く住む。
だから精肉の対面売り場は、メキシカン仕様。
良くできている。

ベーカリーの売り場にも、トルティーヤが積み上げられている。dscn4232-3.jpg

デリの売り場。

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バックヤードに入ると、なんと珍しいコンベア方式。

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リーチインケースには乳製品、冷凍食品。
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広い通路上には、アイランドディスプレイ。dscn4236-3.jpg

ロープライスを訴求するプライスカード。
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さてこの店。
HEBプラスの、弱点だった非食品を絞り込んだ。

だからHEBプラス・マイナス。
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パレット陳列の迫力。
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家庭用品もライン陳列で美しい。
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ビューティケア売場。
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季節の花が並ぶ売場。
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衣料も価格訴求の投げ入れ陳列。
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POPやサインもわかりやすい。
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ファーマシー売場。
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レジ前の通路は広い。店内はローコストなつくり。
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さてこの店。
HEBプラスの弱かった非食品をカットした。

だからHEBプラス・マイナス。
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すごく良くなって、
これならもう「スーパーセンター」と呼べる。

現在、スーパーセンターは、ウォルマートとターゲット。

ウォルマートはハードライン出身のスーパーセンター。

ダーゲットはソフトライン出身のスーパーセンター。

なぜか食品出身のスーパーセンターはない。

HEBのプラス・マイナス。

これが食品出身のスーパーセンターになるかもしれない。

私はそんなことを思った。

ちょっとほめすぎたかもしれない。

なにしろローカルチェーンには、
アメリカでも、日本でも頑張ってもらわねばならないからだ。

[続きます]
<結城義晴>

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