11月3週/冬型の気圧配置、上空は強い寒気 11月4週/寒気の合間の穏やかな天気
●11月3週(11/17~11/23)の天候予測とMDポイント
冬型の気圧配置、上空は強い寒気

<概況>
週後半にかけて、北日本を中心とした冬型の気圧配置が続く。
週前半、上空には強い寒気が南下する。
<天候解説>
北日本の日本海側では週後半にかけてしぐれの天気が続く。強い寒気の影響もあり、初雪の範囲は、平野部では北陸、標高の高いエリアでは山陰方面まで南下する見込み。
太平洋側ではおおむね晴天。
なお南西諸島では北東の風が吹き、雲の取れにくい天気が続く。
気温は20日(木)にかけて全国的に低め。強い冷え込み。その後は平年並みか高めに転じる。
<ウェザーMDのポイント>
週半ば頃をピークとして、この時期としては強い冷え込みに見舞われるところが多く、ホットメニュー、コート類、暖房器具など、さまざまな冬物に対する関心が大きく高まる。
週末は幾分冷え込みが緩むものの、今週半ばの寒さを経験し、週末の三連休は冬物のビッグセールスが期待される。接客体制を万全に整い、お客様の取り逃し防止を。
雪対策の売場は、北陸~山陰方面でも本格的に展開したい。
●11月4週(11/24~11/30)の天候予測とMDポイント
寒気の合間の穏やかな天気
<概況>
週の初めは弱い冬型の気圧配置となり、寒気が日本上空を通過するが、その後週半ば以降は全般に高気圧に覆われる。
週末頃、また日本付近を低気圧が通過する可能性。
<天候解説>
北日本の日本海側では週前半しぐれの天気となるが、前週と比べると天気の崩れの規模は小さい見通し。その後はほぼ全国的に晴れ間の多い天気が続く。
週末は全国的に天気の崩れ。その後の天気、気温傾向を含め、注目いただきたい。
気温は初め平年並かやや低めのところもあるが、基本的には全般に平年より高め。寒気の合間で穏やか。
<ウェザーMDのポイント>
寒気の合間で穏やかな陽気となるため、前週に比べると鍋物など冬物需要の伸びは鈍る可能性があるが、引き続き熱々ホットメニューを中心に展開する基本方針が妥当と考える。
気になるのは週末以降の天気。最新の1か月予報では、第三~四週(12月上旬)も、南西諸島を除き全般に気温が高めの予想となっているが、上空寒気の規模によっては状況が大きく変わる可能性がある。週末~翌週前半の天気の崩れとその後の寒気襲来の規模
には注目を。もし強い寒気が南下するようであれば、冬物の売り込みをさらに強化したい。
<By 常盤勝美>






