結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2005年10月31日(月曜日)

アメリカでも日本でも「慌てず、急げ」

結城義晴2005年10月の20日〆行動日誌

■今月も忙しい日々でした。「今日も一日、慌てず急げ」をモットーとしている私ですが、急いでも追いつかないほどに、心を亡くしたかに見えるほどの30日間でした。

■9月19日、中内功さんご逝去。合掌。20日、その中内さんの追悼小文を執筆。夕方3時、第3回新製品開発役員プレゼン。次々に新製品の開発にGOとNOを出します。21日、有楽町の東京国際フォーラム。寺岡ニューバランスフェアで講演。自分でも、良い話ができたと思う。翌々日、とりせん営業企画室長の小林宏安さんから、「講演に感動」のメール入る。これ、とてもうれしい。この日、夕方、4時、立教大学院の教え子の林勝君来社。新しいビジネス立ち上げの相談。頑張れ。22日、朝から連続拡大媒体会議。午前中『商業界』、午後『販売革新』と『飲食店経営』。夜、6時から役員会。

■26日、午前中、恒例の部長会。午後、来年2月開催の「第74回商業界ゼミナール企画運営委員会」。全国各地から商業界同友会のリーダーにお集まりいただき、とてもすばらしい企画が煮詰まってきました。乞う、ご期待。27日午後、編集長会議。今回は『コンビニ』の梅澤聡編集長が司会進行。夜はその梅ちゃんのコーディネートで、編集長懇親会。ゲストはみんなのアイドル・経理部長の布施敏夫さん。28日朝、サッポロビール本社で「エビス夏の陳列コンテスト」審査委員会。同社マーケティング本部長の寺坂史明専務とは、意気投合。今後もよろしく。29日午後、幕張本郷でイオンビジネススクールの最終講義。翌日30日、お2人の受講者から「講義に感動」のメール。これも私の元気のもと。この日は、うれしいメールなどに返事を書きつつ、アメリカツアーのテキストづくり。迫っているのです。私はこの日誌でも、さまざまな講演をしていることを記していますが、講演には必ず詳細なテキストやレジュメをつくります。それ、かなり大変な仕事なのです。

■月が変わって、10月3日。朝、8時。「第1回商業界月曜ミーティング」。全部長、全編集長に集まってもらって、グループ別に3~4人ずつ、役員会と面談。前週のチームの活動を検証し、今週の活動計画を報告してもらう。一般にマスコミや出版社は夜型です。私も㈱商業界も夜型でした。そして月刊雑誌を中心に仕事をしてきました。だから、1カ月単位のサイクルが骨身に染みついている。さらにすべてが〆切主義。しかし、これを続けていると計画どおりの仕事ができなくなる。そこで私は、会社を少しだけ朝型へ、そしてウィークリーマネジメントへ、〆切主義でなく「前始末(まえしまつ)型」へ切り替えようと考えたのです。「みんな元気で月曜ミーティング!」。この日は夜6時半から「商業界トップマネジメントスクール」の講義。4日、アメリカツアーテキスト仕上げ。5日朝、『食品商業』拡大媒体会議。午後、銀座で「パチンコ・トラスティボード」有識者懇談会。今回から、前みずほ銀行頭取の工藤正さんが加わってくださって、議論白熱。その後、青山のペガサスビルで、渥美俊一先生と「中内功氏を偲ぶ会」の打ち合わせ。途中、ライフコーポレーション会長社長の清水信次さんが顔を出してくださって、概要決定。私、実は渥美先生とのコラボレーションは得意芸なのです。6日、朝、6時過ぎの東横線、横浜線、中央線特急を乗り継いで甲府へ。「商業界関東山静ゼミナール」への日帰り出張。8時半に甲府に着いて、快調。伊那食品工業㈱会長の塚越寛さん、日本セルフサービス協会会長の横川さんの講演。塚越さんは47期連続増収増益会社のトップとしてすばらしい人物。社是の「いい会社をつくりましょう――たくましく、そして、やさしく」には私、感動。実は、私は「良い仕事のできる良い会社」を標榜しています。そして「今日も一日、優しく強く」をモットーとしています。塚越さんの考えと、ぴたり一致。尊敬すべき先輩として、今後ともご指導のほどよろしくお願いします。7日朝、アメリカツアーの打ち合わせ。

■11日、火曜日ながら「第2回月曜ミーティング」。その後、出版合同会議。12日、6時過ぎの新幹線のぞみで京都へ。第36回商業界近畿ゼミナール。ここでも「築地銀だこ」の㈱ホットランドCEO佐瀬守男さんの講演は良かった。夜、今度は三重県鈴鹿へ。第34回商業界中部地区ゼミナールが1泊2日で開催されるのです。こちらはスターバックスジャパンCEO兼COOの角田雄二さんの「サードプレース」の話に、大同感。ブラボー。翌朝は私も、早朝講演。「千客万来と第三の場所」。不思議なことに角田さんと内容合致。午後、急ぎ帰社。2つの重要会議。

■15日、成田から単身、JALでロスアンゼルス経由ラスベガスへ。PCSAと商業界共催のアメリカ視察ツアーに合流。16日、朝の講演をたっぷり2時間。その後、スーパーKマート、ウォルマートスーパーセンター、ホームデポ、ロウズ、コストコ、そして数多のスーパーストアをみっちり視察。翌日は北ラスベガス大学のホスピタリティ学部カジノ学科ライト教授の講義。午後はサムズタウンのローカルカジノとアウトレットモール視察。夕方、総括討論会と総括講義、シャンパンの打ち上げ。翌18日、ロス経由で帰国。19日夕方、台風の去ったばかりの成田へ到着。3泊5日のアメリカ小旅行も「慌てず急げ」で、私に元気を与えてくれたのでした。

<結城義晴>

2005年10月03日(月曜日)

凡事徹底・有事活躍

私たち㈱商業界には全国に商業界同友会という組織がある。毎月・毎週のように集まって、互いに研鑚し、勉強する商業人の集まりである。現在、北海道から沖縄まで、登録で約150、活発な活動中の同友会は90。すべての同友会にリーダーとしての会長が存在し、例会と呼ばれる月例の勉強会が開催されている。㈱商業界はこの全国の同友会のサポートをする機能という側面を有している。
彼ら同友の合言葉は「友情」。一生の友となる仲間の存在が、いわゆる「商業界精神」を高めつづけることに大きな勇気をもたらす。
 そんな各地の同友会は、地域ごとに連合同友会を形成している。そして地域ごとの連合同友会が主体となって、毎秋、7カ所で「商業界地方ゼミナール」が開催される。毎年2月に行われてきた「商業界ゼミナール」の地方版という趣旨の大きなセミナーである<商業界ゼミナールは地方ゼミナールに対して「本ゼミ」と呼ばれる。かつては開催地の名をとって「箱根ゼミ」とも呼ばれた>。
 今年は既に、9月2日に福井で北陸ゼミナール(720人参加)、9月7・8日山形・東根で東北ゼミナール(360人参加)、そして13・14日に佐賀・嬉野で九州ゼミナール(680名参加)が開催された。このあと、10月に入って、6日に山梨で関東山静ゼミナール、12日に京都で近畿ゼミナール、13・14日に三重・鈴鹿で中部ゼミナール、そして大トリは11月15・16日鳥取で中四国ゼミナールとして展開される。
 私は㈱商業界の社長として、これら地方ゼミナールの応援団長のような役回りを演じる。倉本初夫主幹とともに7カ所すべてに参加し、基調や訣別の講演、開講式や閉講式のスピーチ、懇親会での挨拶などをする。同時に若い同友を励まし、悩みの相談に乗る。
 商業界の同友会活動は、明らかにひとつの運動体である。その運動体が選んでいく方向を模索するとき、ともに悩みながら指針を示すのが、私たちの仕事である。
(さらに…)

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