結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2021年04月30日(金曜日)

「コロナは時間を早める」のお礼状と「思へば遠く来たもんだ」

はじめに柳井正さんから、
丁寧なお礼状をいただいた。
「貴書『コロナは時間を早める』を
お送りいただきまして、
誠にありがとうございます」

さすがファーストリテイリング。
真っ先だった。

それに柳井さんには、
本の中で何度も登場していただいた。
感謝します。

川野幸夫さんは、
「まず、ヤオコーのところを読み、
そしてはじめにもどって読んでいます。
読みなれた文章ですし、
すいすいと読めます」

うれしい限りだ。

今回の本の著者としての裏テーマは、
実は、「巻措く能わず」

川野さんはそれを感じ取ってくださった。
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岡田元也さんは、
「ご出版を心よりお祝い申し上げます。
また以前より、貴誌『月刊商人舎』も、
拝読しています」

これもうれしい限りだ。
イオンの皆さん、岡田さんは、
読んでますよ。

そして今日、小濵裕正さんから、
直接お電話をいただいた。
「あなたは文章家だねぇ」

これにも小躍りして喜んだ。

横山清さんは、
お取引先の会で配るということで、
大量の注文をくださった。

伊藤彰浩さんも、
大量注文を寄せてくださった。
義津屋主催の講演会は中止になったけれど、
かわりに本を配ってくださる。

もとはといえば加藤徹さんが、
大量注文をくださった。

それによって、
本を発刊することができた。

みなさん、本当に、
ありがとうございます。

お手紙の内容やこれまでの経緯を、
勝手に披露してしまいました。

2008年4月17日に、
商人舎発足の会を開催した。
その会の発起人となってくださった皆さんに、
『コロナは時間を早める』が刷り上がると、
すぐに贈呈した。

大量の注文が入って、
残りはわずか。

そこでもう増刷に入っているけれど、
1都2府1県に緊急事態宣言が発せられ、
しかもゴールデンウィークに突入して、
印刷物が立て込んでいるうえに、
連休に入って印刷所が、
製造業務を中断し始めた。

二刷りができるのは、
5月17日くらいです。

つまり発刊の1カ月後。

それでも、
気になるところなど、
若干訂正を入れて、
完璧な一冊となります。

本当にありがとうございます。

読んでいただくことが、
何よりの喜びです。

今日は月刊商人舎5月号の執筆と入稿。
疲れ切って写真。

今月号の広告は㈱伊藤園です。
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その伊藤園の江島祥仁さんからは、
毎年の新茶が贈られてきた。

心から感謝します。

コロナが広がろうと、
新茶は摘まれ、商品となる。

2021年4月最後の日。

日経新聞巻頭コラム、
「春秋」

「2年前のきょうは
『平成』最後の日だった」

コラムは、
中原中也の詩を取り上げる。

「思えば遠く来たもんだ」
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武田鉄矢の「思えば遠くへ来たもんだ」は、
この中也の詩からとられた。
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中也の詩は「遠く」であって、
「へ」がない。

「頑是ない歌」

思えば遠く来たもんだ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気(ゆげ)は今いづこ

雲の間に月はゐて
それな汽笛を耳にすると
竦然(しょうぜん)として身をすくめ
月はその時空にゐた

それから何年経つたことか
汽笛の湯気を茫然と
眼で追ひかなしくなつてゐた
あの頃の俺はいまいづこ

(中略)

さりとて生きてゆく限り
結局我ン張る僕の性質(さが)
とへばなんだか我ながら
いたはしいよなものですよ

考へてみればそれはまあ
結局我ン張るのだとして
昔恋しい時もあり そして
どうにかやつてはゆくのでせう

考へてみれば簡単だ
畢竟(ひつきやう)意志の問題だ
なんとかやるより仕方もない
やりさへすればよいのだと

思ふけれどもそれもそれ
十二の冬のあの夕べ
港の空に鳴り響いた
汽笛の湯気や今いづこ
〈『在りし日の歌』より〉

コラム。
「畢竟(ひっきょう)は『つまり』の意」

「『遠く来た』からこそ、
見えてきた景色もある」

昨日のブログで書いたけれど、
明治は遠くなりにけり。
昭和も遠くなりにけり。

遠く来たから明治が見えた。
遠く来たから昭和が見えた。

中也も言っているけれど、
「畢竟意志の問題だ」

われ、その意志をもたねばならぬ。
ワクチン接種のそのときまでは。
いやいや「キャズム」の終わりまでは。
われ、その意志を忘れてならず。

〈結城義晴〉

2021年04月29日(木曜日)

昭和の日の「昭和のことば」と「世のため。人のため。」

昭和生まれとしては、
「昭和の日」の祝日は、
自分たちの日のようで、
ちょっとうれしい。

もともとは昭和天皇の誕生日。
ご崩御のあとは「みどりの日」の祝日。
そして2007年から「昭和の日」として、
ゴールデンウィークの先陣を切る。

2007年の改正祝日法ではその趣旨を、
「激動の日々を経て、復興を遂げた
昭和の時代を顧(かえり)み、
国の将来に思いをいたす」

とはいっても、
今日は雨。
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雨は 今宵も
昔 ながらに、

昔 ながらの
唄を うたつてる。

〈中原中也『在りし日の歌』より〉
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そう、国の将来に、
思いをいたそうとも、
雨は昔ながらに、
昔ながらの唄をうたってる。

だから昔の時代を顧みる。
昭和を思う。

降る雪や明治は遠くなりにけり
〈中村草田男〉

昭和6年(1931年)、俳人30歳の時の句。
明治から大正、昭和となって6年目。

ならば昭和から平成、令和となった今、
これもあるだろう。

降る雨や昭和は遠くなりにけり

いや、今、それどころではない。

東京も大阪も、兵庫、京都も、
三度目の緊急事態宣言。

東京都はとうとう、
新規感染者が1000人を超えて、
1027人。

大阪府は1171人で、
死者は1日として最多の44人。

全国で5877人。
昨日よりも多くて、
第4波で最多を更新。

昭和の日に故日野原重明さんの著作、
『100歳のことば』を取りだして、
パラパラとめくる。

日野原先生は医師で作家。
明治44年(1911年)年生まれ、
平成29年(2017年)逝去。

大正と昭和を、まるまる生きた人。

「迷惑をかけられるのはいい。
でも自分はだれにも、
迷惑をかけたくない」
作家・住井すゑ。
その著『橋のない川』は、
昭和36年から描き続けられ、
7部作となった。
橋のない川
新型コロナウイルス禍の今、
この心持が必須だ。

「結局、人間は人間のために
なにかをするよりほか
ないんじゃないかしら」
女優・高峰秀子。
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これもコロナ禍での心構えだ。

「人間は」という書き出しの言葉は、
説教臭くて嫌いだが、
高峰秀子ならば許す。

昭和54年に女優を引退して、
エッセイストに転身。

夫は映画監督・松山善三。
松山が昭和31年に腎臓結核にかかり、
自ら執筆できなくなって、
それ以後、高峰は、
口述筆記役を務めて文章修業をした。

「逆境にいて楽観せよ」
出光佐三(さぞう)の言葉。
出光興産㈱の創業者。
昭和15年に同社を設立、
一代で大企業に成長させた。
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昭和50年、「文藝春秋」より。

出光佐三の言葉は、
菅義偉さんには捧げたくないけれど。

「無難なことをやっていては、
明日という日は訪れない
現代を代表した日本画家・奥村土牛(とぎゅう)。

富士山図は名高い。
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昭和29年(1954年)、土牛65歳の言葉。
『牛のあゆみ』に書かれている。
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人に迷惑をかけず、
世のため、人のため。
逆境にいても楽観し、
無難を避ける。

どれも商売に通じる。

昭和の日に、
昭和の言葉を思う。

〈結城義晴〉

2021年04月28日(水曜日)

「ライオンを見たキツネ」と”Sooner, Cheaper, Better”

ゴールデンウィークを直前にして、
新型コロナウイルスは、
変異株の感染が拡大するばかりだ。

コロナ軍には援軍がやって来て、
人間軍はあいかわらずの態勢。

東京新聞の巻頭コラム「筆洗」

イソップの物語を紹介する。
「ライオンを見たキツネ」
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「ライオンを見たことがなかったキツネがいた」

「初めてライオンを見た時は
死ぬほどびっくりした」

「次に出くわした時は怖かったけれども、
初回ほどではなかった」

「そして、三度目に見た時は
わざわざライオンに近寄って、
話しかけるほど大胆になった」

アイソーポスは、
古代ギリシアの寓話作家。
奴隷だったというが、
人間社会の底辺から真実を見ている。

アイソーポスは述懐する。
「習慣は恐怖をも和らげることを
この話は説き明かしている」

コラムニスト。
「もしかして、そのキツネは
コロナ禍のわれわれではあるまいな」

三度目の緊急事態宣言。

昨年の4月は、
繁華街から人が消えた。

1年経って三度目の今は、
「キツネのように気が大きくなり、
外出自粛にも耳を貸さぬか」

ライオンには強力な仲間が増えた。
キツネはそのライオンに近寄って、
話しかけたりしている。

コラム。
「大胆になりすぎたキツネを
ライオンは許すまい」

新型コロナ感染。
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今日の大阪の新規感染者。
1260人で過去最多。

東京は925人。
4月に入って連日、
前日を越えて感染が拡大している。

兵庫県は600人。
過去2番目の多さ。

福岡県は440人で過去最多。

愛知県323人、
神奈川県257人。

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灯りが少ない。

新田間川も暗いが、
1店だけ妙に明るい。
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埼玉県224人、
北海道219人。

全国で5792人。
この第4波で最も多い。
緊急事態宣言を発したのが、
この日曜日なのに。

日本中にキツネが増えている。

商人舎流通スーパーニュース。
3月百貨店統計|
売上高4076億円21.8%増は18カ月ぶりのプラス
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一般社団法人日本百貨店協会の報告。
3月の売上高は前年比21.8%増。
18カ月ぶりのプラスだった。

73社192店で、
前年より4店舗減っている。

しかし4月はまた下がるのだろう。
5月はさらに減じるのだろう。

一方、
ニトリnews|
4月既存店2.3%増/在宅需要でホームオフィス家具好調nitori-768x395

ニトリは毎月、
21日スタートで20日締め。
だから4月の数字が出てきた。

そのニトリホールディングスの4月度。
国内既存店売上高は前年同月比102.3%。
客数103.8%、客単価98.5%。

客数が増えている。

5月度はその客数が減るだろう。
緊急事態宣言やまん延防止措置で。

しかしそれでも好調を堅持する。
在宅の心地よさ、
通勤のない生活の楽さ。

これはポスト・コロナ時代にも、
底辺のニーズとなる。

日経新聞「私の履歴書」
今月は東哲郎さん。
東京エレクトロン㈱元社長。
〈ソニー銀行公式ブログより〉
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半導体製造で日本一、
世界では第4位。

その東さんのキーワード。
「スーナー、チーパー、ベター」
英語にすると、
“Sooner, Cheaper, Better”
「より早く、より安く、より良いものを」

これが半導体業界のキーワードになった。

半導体の世界一は、
もちろんインテルだ。

私の新著『コロナは時間を早める』でも、
ゴードン・ムーアさんの話を書いた。
インテルの共同創業者。
そして「ムーアの法則」を考え出した人だ。

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その半導体製造の業界で、
東さんは東京エレクトロンを、
製造メーカーに変貌させ、
世界に躍進させた。

1位はアメリカのIntel、
2位は韓国のサムスン電子、
3位が台湾のTSMC。

東さん。
「消費者は目新しい製品、サービスを
貪欲にほしがる」

「コストを抑えつつ、
すぐれた技術を次々生む企業でないと
生き残れない」

その業界ルールが、
“Sooner, Cheaper, Better”だ。

ニトリにもこれは当てはまる。
ファーストリテイリングにも、
その名称が示すように、
これが当てはまる。

柳井正さんのファーストリテイリングは、
英語にするとFast Retailingだ。
つまり、「速い小売業」
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半導体は、
改革がSoonerであることが、
そのままCheaperとイコールになる。

これが重要なことだ。

私は自著で「スピード感」と書いた。
例えば2倍のスピードで出店を続ければ、
出店コストは半分になっていく。

2倍のスピードで商品開発をすれば、
その開発コストは2分の1になる。

そしてこれは結果として、
Betterな店やBetterな商品を生み出す。

コロナ禍の「キャズム」のときこそ、
この”Sooner, Cheaper, Better” が求められる。

「コロナは時間を早める」からだ。

政府の対策にも今、
“Sooner, Cheaper, Better”は、
必須だ。

キツネたちも、
“Sooner, Cheaper, Better”を、
理解しなければならない。

〈結城義晴〉

2021年04月27日(火曜日)

スーパーピンクムーンと「人の体と心」のトレード・オン

2021年4月27日の夜は、
スーパーピンクムーン。
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スーパームーンは大きな月のこと。??????????

最大14%大きく、30%明るい。
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ピンクムーンは、
ネイティブアメリカンの命名。
春に咲く花「フロックス」のピンクから。
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映像を暗くすると、
月の海がよく見える。
実際は水の海ではなくて、
玄武岩で覆われたエリアが濃く見える。DSCN005111
来月の5月26日は、
フラワームーン。
しかしスーパームーンで、
しかも皆既月食となる。

「月食」は、
太陽と月の間に地球が入って、
その地球の影が月にかかって、
月が欠けて見える現象。

地球によって太陽が完全に隠されると、
皆既月食となる。

月は赤銅(しゃくどう)色に見える。

それが来月26日の20時09分。
忘れずに。

さて、
新型コロナウイルス新規感染。
今日は大阪府で1231人が確認された。
日曜日から三度目の緊急事態宣言発令。
にもかかわらず過去2番目に多かった。

一方、東京都は828人。
じわりじわりと増えている。

直近1週間の1日平均では約747人。
前の週の118.7%。

兵庫県は505人で火曜日として過去最多。
福岡県も277人で火曜日発表で最多。

嫌な気分だ。

私たちはじりじりと後退している。

日経新聞電子版経営者ブログ。
インターネット界の重鎮・鈴木幸一㈱IIJ会長。
今日のタイトルは、
「豊かな時代の緊急事態」
鈴木幸一
「日曜の夜、早々と、
東京タワーやスカイツリーの
明かりが消えている」

「なぜ東京タワーやスカイツリーまでも、
その明かりを消しているのだろう」

「緊急事態宣言が出たから。
“自粛”を象徴することが、
その意図なのだろうか」

多分、そうだろう。
東京タワーは㈱TOKYO TOWER、
スカイツリーは東武スカイツリー㈱が、
それぞれ経営しているから、
東京都の要請に応じているのだろう。

鈴木さん。
「新型コロナのパンデミックが
深刻な状況だからといって、
文化や芸術など、人が生きる基盤を
すべて封じてしまったら、
いちばん大切な、人々の心が
病んでしまうに違いない」

同感だ。

ここにもトレード・オンが生まれた。

感染症の防止をベースに、
人の心の解放が図られねばならない。

どちらかを切り捨てるわけにはいかない。

COVID-19は体を冒す。
それを守ろうとして、
心が病んでしまってはいけない。

鈴木幸一さんは、
「東京・春・音楽祭」を主催して、
17年目を迎えた。

昨年と今年は、
海外の演奏家とのコンサートが、
ほとんど中止となった。

しかしリッカルド・ムーティ指揮、
東京春祭オーケストラ演奏、
イタリアの歌手たちによる、
ヴェルディのオペラ「マクベス」。
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さらにモーツァルトの交響曲35番と41番。
35番は「ハフナー」、41番は「ジュピター」。
これらは奇跡的に実現した。

「いずれも素晴らしい演奏で、
スタンディングオベーションが
いつまでも続いた」

コロナ禍第三波の「東京・春・音楽祭」は、
だからこそ大いに意義があった。

小売業の店も、
モノを売るだけでは、
その役目を果たしたとは言えない。

もちろんそんな店もある。
全否定はしない。

しかし、どんな店も、
人の体と心を満たす必要がある。

「マーケティング3.0」によって、
フィリップ・コトラーは、
1.0が機能的な価値提供の時代で、
2.0が機能的+情緒的価値の時代、
3.0が精神的価値をプラスした時代だと、
鋭く分析する。
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コロナは時間を早めて、
マーケティングは4.0から5.0にまで至る。

鈴木幸一さんとムーティさんの、
「東京・春・演奏会」の世界も、
マーケティング3.0の領域にある。

さて今日は、
㈱ヤオコーの新店オープン。
商人舎流通SuperNews。

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614坪・年商16億円「八千代緑が丘店」(千葉県)4/27開設
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残念ながらコロナ禍によって、
現地取材と記者会見は中止となった。

見に行かなくとも、
おおよそのところはわかる。

この店のストアコンセプトは、
「美味しさを伝えて
子育て世代と共に成長するお店」

延べ床面積906坪。
バックヤードもしっかりとった。
売場面積614坪。
これだけあれば一応、
ヤオコーのフルラインが展開できる。

大繁盛の旗艦店ではないけれど、
地域の顧客に対して、
「この店のある幸せ」を、
十分に届けることができる。
顧客の「体と心」の満足を、
保障することができる。

ヤオコーの店舗数は、
この店によって千葉県で31店舗となった。
本拠地の埼玉県は92店舗、
群馬16店舗、東京11店舗、神奈川9店舗、
茨城7店舗、栃木5店舗、合計171店舗。

東京都は緊急事態宣言発令中、
神奈川・埼玉・千葉は、
まん延等重点防止措置適用中。

この店のスタートは順調である。

現地から川勝利一さんの電話。
商人舎特別コーディネーター。

「川野幸夫会長にお会いしました。
『コロナは時間を早める』、
ありがとうございましたと、
伝えてくださいとのことです」
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「いつも読んでいる文章なので、
とても読みやすかった、とのこと。
うれしいですね」

川勝さんも、ありがとうございました。

会社にも丁寧なお礼状が届いた。
感謝します。

川野さんも読んでる本。
お申し込みはこちらへ。
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川野幸夫さんには、
この本の第六章に登場いただいた。
だから刷り上がってきたら、
すぐにお届けした。

第六章 ポスト・コロナ時代への決断
・確かな損失と不確かな利益
・ウォルマートのチームマネジメント導入
・ヤオコーの「フーコット」始動の時代観

「キャズム」の期間には、
ポスト・コロナ時代に向けて、
勇気ある決断をしなければならない。

それが第六章のテーマだ。

川野さんもそれを、
「トレード・オン」と表現した。

ありがとうございます。

〈結城義晴〉

【追伸】
初版第一刷は残り100部ほど。
第二刷を手配しました。
ご好評をいただいています。
ありがとうございます。

2021年04月26日(月曜日)

西友本部を訪問してCEOに就任した大久保恒夫さんと会談

Everybody! Good Monday!
[2021vol⑰]

2021年第17週。
4月最終週で、
土曜日から5月に入る。

もちろん、
2021年のゴールデンウィークが、
今週から始まる。

だが昨日から1都2府1県に、
緊急事態宣言が発令された。
東京都、大阪府、京都府、兵庫県。
5月11日までの期間だ。

それ以外にも、
「まん延防止等重点措置」は、
7県で適用中で、これも5月11日まで。

宮城県、埼玉県、神奈川県、千葉県、
愛知県、愛媛県、そして沖縄県。

緊急事態宣言を発令しない代わりに、
各県では対象とする市や町を追加している。

例えば埼玉県は、
さいたま市、川口市でスタートしたが、
新たに追加されたのが、
川越市、所沢市、草加市、越谷市、
蕨市、戸田市、朝霞市、志木市、和光市、
新座市、富士見市、ふじみ野市、三芳町。
15市町となって、もう全県レベルである。

神奈川県は横浜、川崎、相模原の3市に、
鎌倉・厚木・大和・海老名・座間・綾瀬を加えて、
9市へと拡大した。

千葉県も市川、船橋、松戸、柏、浦安の5市に、
千葉、野田、習志野、流山、八千代、我孫子、
そして鎌ヶ谷の7市を加えて12市へ。

この3県には緊急事態宣言が発せられても、
おかしくはない。

緊急事態宣言であろうと、
まん延防止等重点措置であろうと、
それ以外の地域であろうと、
私たちも心構えは変わらない。

マスクを着用する。
私は二重にマスクをする。
下に使い捨て不織布マスク、
上にポリエステルや布のマスク。

手洗いする。
よく洗ったうえで、
いろいろなものに触らず、
そのうえでお店などでアルコール消毒。

三密を避ける。
ソーシャルディスタンシング。
もちろん身内以外との酒席はもたない。

私はお陰様で、今のところ、
COVID-19に感染していない。

しかしまだまだ油断は禁物。
慣れが一番怖い。

それにしても昨日の補欠選挙。
菅義偉政権発足後、初の国政選挙。
北海道と長野、広島。

自民党は3戦全敗。

野党は活気づくだろうが、
日本全体としては、
今、この結果となったことで、
危機的な状況が訪れる恐れがある。

政府の政策に対する国民の信頼が、
そがれてしまうからだ。

さて今日は、午前中から東京・赤羽。
合同会社西友本社へ。
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西友赤羽店が併設されている。

私はこの業界に入った時から、
西友に対しては特別の想いがある。

西友の社風が好きだった。
そのDNAは良品計画に生きている。
ファミリーマートにも残っている。

西友には多くの友人もいた。

しかし何よりも、
創業期の副社長・上野光平さんを、
心から尊敬していた。

堤清二さんが、
西武流通グループの総帥として、
西武ストアーをつくったが、
その会社が西友ストアーとなり、
西のダイエー、東の西友と呼ばれた。

上野さんはその実質的な創業者だ。

その上野さんは、
業界随一の理論家、人格者として、
日本中の流通人から、
敬意の念をもって見られていた。

最後は流通産業研究所理事長・所長として、
小売業の理論化を先導した。

私はその上野さんから、
特別に目をかけていただいた。

毎月の上野先生主催の研究会には、
門前の小僧のごとく参加した。

そこで杉山昭次郎先生、
サミット㈱の荒井伸也さん、
黒田節子先生をはじめ、
多くの業界エリートたちが、
議論し、評論し、研究成果を発表した。

そのご縁もあって20代後半に、
西友ストアー課長研修に、
外部からただ一人、参加した。

1泊2日だったか2泊3日だったか、
上野先生と細谷泰雄先生の講義を聞き、
最後は班ごとにロールプレイングをして、
互いに学び合った。

私は販売革新誌で、
執筆者・細谷泰雄の編集担当だった。

同期生は、
㈱デリシア会長だった小磯恵司さんだ。
小磯さんは西友で、
執行役員スーパーマーケット事業部長を担い、
㈱ダイエーに転じて執行役員SM担当として、
その再建に取り組んだ。

さらに㈱アップルランドに移って、
代表取締役社長、会長を歴任した。

この西友の研修は同様の内容で、
サミットにおいて継続された。

サミットの荒井さんが、
西友の上野さんと細谷先生を、
心から敬愛していたからだ。

1987年に上野さんが逝去され、
その後、西友は経営が苦しくなり、
ウォルマートの傘下に入った。
ウォルマートが楽天と提携すると、
楽店西友ネットスーパーを始めた。

今年3月1日、
ウォルマートは15%を残して、
西友株式を売却した。

そして、
大久保恒夫さんが、
社長兼CEOとなった。

社内の壁にはまだ、
サム・ウォルトン翁の写真と言葉が掲げられている。??????????

10時半からその大久保さんと会談。??????????
写真中央は森口美由紀さん。
大久保さんの秘書。
コーポレート・アフェアーズ・バイスプレジデント。

意外な事実も知ることができたし、
話の内容はとても面白くて、
あっという間に90分が過ぎていった。 ??????????

最後に揃って写真。??????????
大久保さんは西友の変革に、
自信ありげだった。

大いに期待したい。

その内容は月刊商人舎5月号で掲載予定。
楽しみにしてください。

最後に私の新著を贈呈。
プレゼントする前に、
大久保さんはアマゾンで購入していた。
ありがたい。
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しかし贈呈して、
いつものように筆でサイン。??????????
この本の中の言葉を書く。

機会と時間があれば読者の皆さんには、
どなたでもサインするつもりだ。

西友本部の隣には教会があって、
応接室の窓から見下ろせる。
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カトリック赤羽教会。??????????

今回の著書の編集者・二宮護さんが、
結婚式を挙げたのは、
確かこの教会だった。

私は披露パーティーの司会を担当した。
勘違いかもしれないが、懐かしい。??????????
今週は月刊商人舎5月号の執筆と入稿。

頑張ります。

では、みなさん、今週も、
油断と慣れは禁物だ。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2021年04月25日(日曜日)

日経コラム春秋の「第三の敗戦」と「平和産業の勝利」

東京・大阪・兵庫・京都に、
今日の日曜日から緊急事態宣言。

17日間でどう変わるか。
国民が試されている。
政治や行政の力量が問われている。
商業、サービス業も、
一部を除いて辛抱のときだ。

横浜にはまだ、
緊急事態宣言は発令されていない。

午後、さっと雨が降って、
さっと上がった。

そして夕日が出てきた。IMG_29541

家々の屋根が雨に濡れて光っている。IMG_29561

オカメアイビーの葉。IMG_2958q1

水の粒が光る。
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ここには新型コロナウイルスも、
変異株もない。
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雨が降り、陽が射し、
水滴が葉に残る。
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すずらんは下を向く。
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雨を避けていたみたいだ。
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ネモフィラの花弁にも雨滴。
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世界中の雨は、
大地や草花を洗い清める。
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さて新聞の巻頭コラム。
朝日、日経、毎日、産経、中日など、
巻頭のコラムを、
インターネットでざっと見る。

時には、
20紙くらいの新聞のコラムを覗く。

私自身、こういった短い文章を書く。
だからコラムが好きなのだと思う。

考えてみると、
1989年に食品商業編集長となってから、
ずっと書き続けている。

食品商業にはそれまで、
巻頭言がなかった。

月刊「商業界」では代々、
倉本長治、倉本初夫と、
主幹が巻頭言を書いていた。

月刊「販売革新」には、
「Editor’s Voice」と言う、
創刊以来の巻頭コラムがあった。

そこで食品商業誌に、
「Message」とタイトルして、
自分で巻頭エッセイを書き始めた。

1996年に取締役に昇格して編集を担当し、
販売革新の編集長を兼務した。

そこでEditor’s Voiceを書き始めた。

2002年に専務取締役となって、
直接、媒体を担当することがなくなった。
しかしEditor’s Voiceだけは、
書き続けさせてもらった。

2003年に代表取締役となった。
そこでPublisher’s Voiceと題して、
販売革新にちょっと長いエッセイを書いた。

それからホームページを刷新して、
こちらに社長の「Message」ページをつくって、
1週間に1本くらいの頻度で、
短い時評のような文章を書いた。

2007年8月末に、
商業界代表取締役社長を辞任すると、
個人的にホームページをつくって、
「毎日更新宣言」のブログを始めた。

2008年2月に㈱商人舎を設立して、
会社としての公式ホームページをつくった。
「毎日更新宣言」を続けた。

2013年には、
月刊商人舎を創刊して、
巻頭の「Message」を書き始めた。

1989年の食品商業のときと同じだ。
私はコラムが好きなのだと思う。

さて今日の「春秋」

「新型コロナウイルスを巡り
緊急事態宣言の発令が決まった翌日の土曜、
東京の繁華街を歩いてみた」

「道路はにぎわい、
高級ブティックの玄関やデパ地下では
密を作り列をなす人々がいる」

「雑談に耳をすまし共通点を見つけた。
コロナという言葉が聞かれなかったことだ」

閑話休題。
この文章、ちょっと変だ。
「ことだ」が余計である。

コラムは続く。
「危機感の薄さを責めるべきか」

そしてカミュ『ペスト』の引用。

「病毒を人に感染させないためには
気をゆるめてはならず、
相当の意志と緊張が要る」

「ペスト患者になると疲れる。しかし
『ペスト患者になるまいとすることは、
もっと疲れる』
『そのためなんだ、
誰も彼も疲れた様子をしているのは』」

意志と緊張、そして疲労感。
危機感の希薄化はしかたないのか。

「『欲しがりません勝つまでは』の標語で
国民を総動員できた情報鎖国の頃とは違う」

「病床やワクチンの確保で
対応のまずさや出遅れが目立ち、
太平洋戦争、バブル崩壊に続く
第3の『敗戦』だと見る向きも出てきた」

『第三の敗戦』は2011年6月発刊。
故堺屋太一さんの著書だ。
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堺屋さんの主張は、
第1の敗戦は幕末、
第2の敗戦は太平洋戦争、
そして第3の敗戦は、
東日本大震災後の混迷。

コラムは第1の敗戦が太平洋戦争、
第2がバブル崩壊後の対応、
そして今回のコロナ禍対応が第3の敗戦。

誰の主張かはわからない。

コラム。
「軍事、経済、医療と分野こそ違うが、
3度の敗戦には共通項がある」

「共通項」を探すコラムニスト。

「縦割りの弊害、
根拠なき楽観、
科学の軽視、
始めたらやめられない組織」

そしてここで問題提起。
「4度目があるなら食料か水か、
エネルギーか」

「予想外の、しかも
自信のある分野を突かれるだろう」

「国内の資源や備蓄を適切に分配できず、
輸入も滞る未来図――
杞憂(きゆう)なら良いが」

同感したくはないが、
そんなことが起こるかもしれない。

しかしそのまえに世界は、
国家主義を脱しているかもしれない。

COVID-19パンデミックが、
国家主義の枠組みを崩すのか。
はたまた国家主義を強めさせるのか。

商業は国家の枠を飛び越して、
国際化を進めている。

その反動のようにローカリズムも、
大切になってくる。

真のグローカリズムの時代だ。
それを商売の世界が先導する。

商売ベースの成長を志向しながら、
グローカリズムを実現させてしまう。

ウォルマートがそれだ。
イオンもセブン&アイも、
ファーストリテイリングも、
グローカリズムを目指す。

「敗戦」も「戦勝」も、
まず「戦争」がなければ起こらない。
そして敗戦も戦勝も国家がなすことだ。

商業は平和産業を志向する。

平和とは「国のかたち」を維持しながら、
国家の垣根を超え、
国家間の融合をつくって、
敗戦も戦勝も生まれない世界を築くことだ。

商業はそれに貢献してもらいたい。

〈結城義晴〉

2021年04月24日(土曜日)

20年前の「販売革新」特集「イトーヨーカ堂vsイオン」

新型コロナウイルス新規感染者。
今日の大阪府は1097人。
5日続けて1000人を超えた。

東京都は876人。
1週間前の土曜日から117人増えた。

兵庫県は635人。
2日連続で過去最多を更新。

この3都府県と京都府に、
緊急事態宣言が発令された。
その京都府は174人。

さらに愛知県339人、福岡県321人。
埼玉県229人、神奈川県216人、
千葉県147人。

この5県は京都府より多かった。

なんだかこの5県にも、
遅れて発令されそうだ。

そしてまた「遅い」と批判を受けるのだろうか。

さて、一昨日、
イトーヨーカドー大和鶴間店に行った。

この店に隣接して、
イオンモール大和がある。

両店ともにオープンは2001年。
イトーヨーカ堂が11月、
イオンのやまとオークシティは12月。

私は㈱商業界取締役編集統括で、
「販売革新」編集長を兼務していた。

そこで、
販売革新2002年1月号で、
両者の対峙を全面特集した。IMG_28761
真っ赤な表紙に、
銀色の特色文字を使った。

このころは表紙に内容を書き込んでいた。
マガジンハウスの『ダカーポ』の影響で、
一種の流行りだった。

[本誌総戦力投入特集]
イトーヨーカ堂vsイオン

このころはイトーヨーカ堂が、
イオンより前に来た。

目次を開くと、
[新春特別企画]
日本流通業ナレッジマネジメント宣言IMG_28771
野中郁次郎と渥美俊一。

そして特別インタビューは、
ユニクロ柳井正。

私はこのころから、
「ナレッジ」を重視していた。

目次右側は片開きになっていて、
イトーヨーカ堂vsイオンIMG_28861
第1部は、
やまとオークシティ
「立地法対策共同出店」
直接対決の全貌

私は「イ・イ戦争」と名づけた。
20年前はまだ48歳。
若かったですね。

第2部は、
両中核企業の
「店舗・商品・物流・財務」
経営力全比較
執筆陣は、
小島健輔、島田陽介、鈴木哲男各氏が並ぶ。
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第3部が、
「イ・イ戦争」
グループ総合力コンパリズン
こちらの執筆陣は、
故高山邦輔、石原靖曠、故宗像守、
故伊藤大作。
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Epilogueは故緒方知行。
「伊藤雅俊と岡田卓也」

みなさん鬼籍に入られた。
石原先生だけご存命。

それにしても今、
どの雑誌にもこのパワーはない。

月刊商人舎はこれらすべてを、
私自身が書いている。

巻頭言は伝統の「Editor’s Voice」
寡占は進み、複占に走る
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この文章はのちに、
拙著『Message』に使った。

野中郁次郎先生のインタビューは、
故辻和成さんにお願いした。
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渥美先生はもちろん、
私がインタビューした。
「チェーンストアの知的武装」
三つの危惧
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渥美先生にはこういう風に日頃、
持論として語っていないテーマをぶつける。
それが「渥美俊一」の使い方のコツだ。

それから柳井正さんのインタビュー。
これももちろん、聞き手は結城義晴。
「現代の商売力」三つの力点
今読んでも十分、役立つ内容だ。IMG_28911
柳井さんも若い。

そしてイトーヨーカ堂vsイオン
その特集の表紙。
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お手元にある方は、
もう一度、取りだして、
読んでみてください。

懐かしがっている場合ではない。
20年後の今でも役立つ。

巻頭言を再現しよう。
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寡占は進み、複占に至る

最後にお客は、二つのものから一つを選ぶ。
だからこそ、その二つのものに価値が実在する。
マーケットは、二つのものをつくり、運び、
お客の前に提示する、
二つの異なる機能を選択する。

かくして、さまざまなジャンルごとに
二強時代、あるいは二良時代がやってくる。
きわだった対極をなす二者が、
無個性の三番手を振り落とす。
巴戦の中から、中途半端な一極が自滅していく。
これが「寡占」から「複占」への移行である。

ただし、不思議なことに、
「独占」は許されない。
独占の禁止・禁欲は経済の公平原則ではなく、
人類の生存原理なのである。

アメリカのGMSは、
シアーズとペニーだけになった。
DSはウォルマートとターゲットが、
Kマートをふるいにかけている。
イギリスの消費者はすでに、
テスコ派とセインズベリー派に
二分されていたが、
外資ウォルマート&アズダが
世界レベルの二強として、
イギリスをローカルと見立てた場合の
セインズベリーを抜きつつある。

日本の「総合=ゼネラル」と呼ばれる分類は
イトーヨーカ堂とイオンに。
だからダイエーも西友も、
GMSからの変身を意図し始めている。
すなわち商売変えである。
あらゆる製造業、卸売業において、
寡占が進み、複占が現れる。
カルロス・ゴーンですら、
複占化のはざまでもがいている。

ボランタリーチェーンにも
フランチャイズチェーンにも、
それぞれの業種・業態ごとに
寡占化から複占化への推移が見られる。
さらにすべての商圏、すべての商勢圏で、
チェーンのサイズや売上げ規模の
大小に関わらない二者による複占化が進捗する。

お客たちは、
その分かりやすい豊かさを喜んでいる。
マーケットも、
そのシンプルな構造改革を望んでいる。
二神教時代の神の手が、
それを導いていく。
全体最適への引力が、
多くの産業分類のなかで
「複占への淘汰」を促している。

耐久性のあるフォーマットでは、
しばし、二者による
「競争と協調」の調和が生まれる。
しかし複占の次にはやがて、
周期的に、「小売りの輪」のごとき
業態フォーマット自体のビッグバンがやって来る。

二十一世紀の今、
私たちはこの歴史的転換の
主体者になろうとしている。
私たちはこの歴史的現象の
証人になろうとしている。〈結城義晴〉
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シアーズもペニーも、
ここで指摘したビッグバンによって、
連邦破産法11条を適用申請して倒産した。
Kマートはシアーズに吸収されて、
これも市場から退場した。

アズダとセインズベリーは、
結局のところ経営統合して、
ウォルマートはイギリスから撤退した。

私は寡占(かせん)と複占(ふくせん)の間に、
「鼎占(ていせん)」の概念を見つけ出した。
鼎(てい)は三又のこと。
鼎占は三者によって、
市場のほとんどが占有されること。

当時は元気いっぱいだった。
しかしもう一度この時に戻って、
やり直したいかと問われれば、
私は「御免被りたい」と言うだろう。

この前の20年も、
この後の20年も、
私にとってきつい日々だった。
ひどく充実してはいたけれど。

やり直していいとなったら、
もっとのほほんと、
勉強したい気がする。

しかし私たちはたった一度の人生を、
いつもいつも真剣勝負で、
乗り越えていかねばならない。

その一度だけの真剣勝負ならば、
なぜか今でも気力十分だ。

〈結城義晴〉

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