結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2022年12月10日(土曜日)

商人舎12月号発刊の「追悼 清水信次」と「竹の子の教え子たち」

月刊商人舎12月号発刊。202212_coverpage

特集は、
オーケーロピア
安売り原点説」を凌駕した“正統派”食品小売業の比較研究

[Cover Message]
どちらも非上場企業である。どちらも神奈川県に本拠を置く。しかし、どちらも最注目のスーパーマーケットチェーンである。オーケー株式会社と株式会社ロピア。2022年3月期決算で、営業収益5251億円のオーケー。日本小売業ランキング31位、スーパーマーケット順位は7位。年商2469億円で小売業53位、スーパーマーケット19位のロピア。前年対比の成長率はオーケー3.2%、ロピア19.4%。店舗数はオーケーが首都圏の東京・神奈川・埼玉・千葉に134店舗、ロピアは首都圏の神奈川・東京・千葉・埼玉・茨城と関西圏の大阪・兵庫・奈良・京都、さらに中京圏の岐阜に71店舗。オーケーは「高品質・Everyday Low Price」を掲げ、ロピアは「ロープライス・ユートピア」を標榜する。しかしどちらも実は巷間に言われるところの「ディスカウントストア」ではない。どちらも「安売り原点説」を凌駕した存在である。どちらがいい、どちらが強い、の論議ではなく、それぞれの本質の比較・分析を試みよう。違いを追究しよう。オーケーは2024年に大阪に出店する。ロピアが2020年に進出して、予想を超えた成果を上げているところから判断すると、オーケーも関西圏の競争を一変させる力をもつだろう。さてその本質と差異は、如何に。

目次。202212_contents
雑誌全体の解説は12日の月曜日に。

[特別企画]は、
追悼 清水信次
202212_shimizu-kaichou1
私が評伝を書いて、
そのあとで清水さんご自身のエッセイを掲載した。
「食のこころ こころの食」

そして今月の巻頭言。
[Message of December]

私の好きな人

笑顔の人。
大声の人。
晴れやかな人。

勇敢な人。
正義の人。
闘う人。

機敏な人。
元気な人。
世話好きな人。

三度、命拾いをした人。
死を覚悟した人。
懐に飛び込む人。

根は優しい人。
頼れる人。
かわいい人。

太っていても、やせていても。
大きくても、小さくても。
若くても、老いていても。

男でも、女でも。
日本人でも、外国人でも。
豊かでも、貧しくても。

心の力をもつ人。
頭の力のある人。
言葉の力にあふれた人。

私の好きな人。
ポリティカル・マーチャント。
たとえば清水信次。

合掌。     〈結城義晴〉
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さて今日は夕方から、
懐かしいメンバーと飲み会。

横浜の白楽の「うどん鉢」。

私は、1993年から10年ほど、
ジュニアソフトボールの監督をしていた。
竹の子というチーム。

小学生の男女20人ほどが、
横浜市立白幡小学校に集まって、
毎週日曜日と祭日に練習をする。

大抵、日曜日には試合がある。

その監督3期目のチームは、
竹の子の黄金期をつくった。

左からキャプテンでキャッチャーの柳楽誠、
ショートとピッチャーの小泉直樹、
そしてピッチャーと内野手の結城晴。
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小さな子どもだったが、
今、全員が私より大きい。

みんな38歳となった。
それぞれに仕事をもち、
家族もできた。

私の教え子たち。

このうどん鉢は、
彼らの1年先輩の加藤芳郎君がやっている。
心のこもった料理と酒を楽しんだ。

私自身は雑誌の編集長や取締役をやっていた。
人生で一番忙しい時だった。

小泉君は偶然にも、
㈱シジシージャパンに入社して、
今、人事を担当している。

私と同じ業界にいる。
これもうれしいことだ。

11年前にも同じメンバーで集まった。
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あの時、彼らは27歳。
就職して仕事に慣れたころだ。

彼らの同期の大谷智久が、
2009年に千葉ロッテマリーンズに入団して、
先発投手の枠に入ったときだった。

大谷は小学生の時には、
荏田ブランチーズのエースで、
竹の子の彼らとしのぎを削った。
合同チームで一緒に関東大会に行った。

私も合同チームのコーチで、
ずいぶん大谷の球を受けた。

その後、大谷は、
報徳学園で春の甲子園優勝、
早稲田大学で大学選手権優勝、
トヨタ自動車で社会人野球日本選手権二連覇。
MVPも獲得した。

それからマリーンズに入った。

今、大谷はマリーンズの二軍投手コーチだ。

昨日も書いたが、
かつての部下や後輩や仲間や、
教え子たちが、
成長している姿を見るのは、
うれしいことだ。

私には幸いなことに、
教え子が多い。

ジュニアソフトボールの教え子たち。
㈱商業界の部下だった教え子たち。
立教大学大学院教授時代の教え子たち。
コーネル大学ジャパンの教え子たち。
その後の商人舎での、
ミドルマネジメント研修会の教え子たち、
海外研修の教え子たち、
万代知識商人大学の教え子たち。

私の基本方針は一貫している。
「邪魔をしないこと」

考えていること、知っていることは、
全力を尽くして教える。

しかしそれぞれに、
自分自身で判断と意思決定をし、
自分らしさを発揮し、
それを伸ばしてほしい。

その邪魔をしてはいけない。

それが私の方針だ。

そしてその一人ひとりの成長は、
私自身の人生の成果でもある。

ありがとう。

〈結城義晴〉


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