日本プロ野球の大矛盾と佐治晴夫の「明日のこと」

日本のプロ野球のポストシーズン。
セパ両リーグのクライマックスシリーズ。
パリーグはソフトバンクホークスが、
順調に勝ち切って日本シリーズに進出。
セリーグは首位の阪神タイガースが、
横浜DeNAベイスターズに、
スイープされて敗退。

三冠王の佐藤輝明が怪我で出られず、
森下翔太も負傷したが無理して出場。
ルールはルールだ。
だから文句は言うまい。
しかしペナントレース3位のチームが、
日本一を決めるシリーズに出るのは、
納得しがたい。
レギュラーシーズン優勝は、
それで終わり。
そのあとで両リーグの優勝チームが、
日本一をかけて争う。
それがいい。
月曜日のブログでも書いたが、
そのあとで韓国リーグ、台湾リーグの優勝者と、
4チームでアジアリーグをする。
きっと盛り上がる。
韓国も台湾も。
そして日本も。
それなら私も見よう。
横浜のファンの人には申し訳ない。
私も横浜人だからベイスターズが、
日本シリーズに出ることは悪い気はしない。
しかし納得できないし、
つまらん。
ホークスの連中も、
拍子抜けしているのだろう。
ここでベイスターズがホークスを破ってしまったら、
それが「日本一」と言えるのか。
工藤澄人商人舎編集長が編集後記に書いた。
「せめて呼称を『日本一』ではなく、
『日本シリーズ勝ち越し、
今年は日本一なし』にしろと
訴えている」
同感だ。
朝日新聞「折々のことば」
第3739回。
明日のことがすべてわかったら
怖くて生きられない。
でもまったくわからなければ、
生きられない。
〈佐治晴夫〉
「半分わからないからこそ、
一歩一歩生きていける」
理論物理学者は語る。
佐治さんは1935年東京生まれ。
立教大学および東京大学で、
基礎数学と理論物理学を学び、
理論物理学の理学博士。
東京大学物性研究所、
松下電器東京研究所を経て、
玉川大学教授、県立宮城大学教授、
鈴鹿短期大学学長などを歴任。
現在、同短期大学名誉学長、
大阪音楽大学大学院客員教授、
北海道・美宙(MISORA)天文台台長。
量子論的無からの宇宙創生に関わる
「ゆらぎ」の理論研究の第一人者。
現在は、宇宙研究の成果を
平和教育へのひとつの架け橋と位置づけ、
リベラルアーツ教育の実践にとりくんでいる。
リベラルアーツは、
立教大学の考え方だ。
佐治さん。
「過去も未来も
現在という一瞬に織り込まれており、
未来に起こるさまざまの出会いが
自身の過去を変容させもする」
「人生はドラマやゲームに喩(たと)えられるが、
織物(テクスタイル)ないしは
テクストにも喩えうるのか」
朝日新聞のデジタル版でのインタビューから。
2026年10月17日、今、
まったく佐治晴夫先生の言う通りだ。
明日のことがすべてわかったら
怖くて生きられない。
ドナルド・トランプも、
ウラジミール・プーチンも、
ベンヤミン・エタニアフも、
習近平も高市早苗も、
藤川球児もデーブ・ロバーツも、
そして私もあなたも、
明日のことがわかったら、
怖くて生きていられないだろう。
でもまったくわからなければ、
生きられない。
これも同じだ。
「半分わからないからこそ、
一歩一歩生きていける」
トランプやプーチンにも、
そしてエタニアフにも、
半分はわからないのだろう。
しかし彼らは一歩一歩、
生きているとは思えない。
そしてわかり方の濃度も、
それぞれに違うのだろう。
その意味ではみんな凡人なのだ。
凡人だからこそ、
ばかげたことを続けている。
私たちは本当の一歩一歩を、
本当に大切に生きていきたいものだ。
〈結城義晴〉





















