結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2015年03月06日(金曜日)

米国「働きたい企業」とファミマ・ユニー統合の足し算引き算

商人舎公式サイトが閲覧できなかった件、
お詫びします。

原因はデータベースへの負荷が、
高くなっていたためと予想されます。

それだけ情報量が多いということですが、
データベースの同時接続を増やし、
今後はサーバーをモニタリングしつつ、
調整を行って行きます。

引き続きのご愛読を、
お願いします。

さて今年は随分遅くなって、
心配していたけれど、
やっと出ました。
「働きがいのある企業ランキング」
「Best Companies to Work For 」
米国FORTUNE誌の調査。

商人舎magazineの、
Daily商人舎で速報。
ウェグマンズがベスト10に返り咲きました。

いつもいつも、すごいことです。

会社を挙げて、
全ピープルが、
このランキングにかけている感じ。

つまりとんがり★こだわり。

それもいいことです。

私は1日、伊豆は伊東。
川奈ホテルゴルフコース。
その富士コース。

2004年までは、
男子プロゴルフの公式トーナメントコースだった。
つまりチャンピオンコース。
フジサンケイクラシック。

2005年からは、
フジサンケイレディスクラシック。

その富士コースの15番。
まさに名物ホール。IMG_5504ー5
あの緑色のフェアウェイまで、
第1打で飛ばしたい。

ちょっと左に引っ掛けると、
海が待っている。
IMG_5505ー5
私の打球は、
緑色のフェアウェイ右30センチのところに落ちた。

おかげさまで、爽快な気分。

しかし、仕事にひと段落つけて、
川奈に泊まって、それからゴルフ。

幸せです。

心から感謝。

さて業界に大激震。
日経新聞が朝刊一面トップでスクープ。
「ファミマ、ユニー統合交渉」 

他の新聞もテレビも、
このスクープに追随。

ファミマ上田準二会長が朝の段階で認めた。
「両社が統合交渉に入るのは事実」。

ファミリーマートはこの記事に関して、
コメントを発表。
「他社との経営統合などを検討しており、
ユニーグループホールディングスとも協議している」

ユニー側も同様のコメント。

日経の記事によると、
「両社の首脳は月内にも交渉を始める」

そして「共同で設立した持ち株会社の傘下に
両社が入る形などが想定される」

手っ取り早く、
ホールディングカンパニーを設立して、
そこに両者の事業会社をぶら下げる。

コンビニはおそらく、
将来的にファミリーマートのバナーに、
統一していく。

そんな構想が見えてくる。

総合商社の伊藤忠商事が、
ファミリーマートの筆頭株主で、
37%を保有する。
上田会長も中山勇社長も、
伊藤忠出身。

その伊藤忠は2009年にユニーに3%を出資。
関西のイズミヤ、四国のフジとの統合を画策した。

しかし、もたもたしていて、
イズミヤはH2Oリテイリングに持って行かれた。

タラレバの話だが、
このユニー、イズミヤ、フジが、
純粋持株会社のもとで統合していれば、
単純計算で1兆6856億円。
そのあとにファミリーマートが参加すれば、
2兆円を超えた。

ただしそんな企業を切り回していくには、
図抜けたリーダーシップが必須だが、
残念ながらそんな存在もなく、
今回のファミマ+ユニーグループとなった。

もちろん、残された四国のフジは、
リージョナルチェーンとして、
確立されたマネジメントを持つから、
それはそれでいいし、
そのほうが経営者・従業員とも、
幸せなのかもしれない。

ユニーグループ2013年度の、
連結売上高は1兆321億円。
日本の小売業ランキング7位。

ファミリーマートはコンビニ第3位。
本部年商3456億円、
加盟店を含む年商1兆7220億円。

新しい持株会社は、
年商1兆3777億円で、
一応、第4位。

コンビニは、
ファミマ+サークルKサンクスで、
全加盟店売上高2兆8100億円。

売上規模だけならば、
セブン‐イレブンの3兆7813億円の次。
ローソンの1兆9454億円を抜く。

店舗数で言えば、
14年11月時点で1万7400店程度。
セブン-イレブンの1万7100店を、
かすかに上回り、日本一。

日経は「3陣営の構図」と表現するが、
私は「三占」と一言。

アメリカのダラーストアも、
ドラッグストアも、
オフィスサプライストアも、
いま、三占。
そして複占へ。

規模の面からは、
三占の一角としての強化を図ったが、
ファミリーマートも、
サークルKサンクスも、
経営の質からすると、
マイナス基調にある。

規模のメリットを追う者は、
徹底してそれを追うがいい。

しかしマイナス+マイナス=プラスには、
絶対にならない。

マイナス×マイナス=プラス。
掛け算に出来るかどうか。

けれど小売業経営において、
規模の掛け算が成り立たないことは、
世界の歴史が示している。

足し算をしておいて、
大胆な引き算をする。

そしていいものを、
選り分けて残す。

それしかないことを、
ここで言っておこう。

そしてこの経営統合が、
そこで働く人々の「働きがい」に、
好影響を与えるか。

この観点から見続ければ、
自ずとこの統合の歴史的価値は定まってくる。

〈結城義晴〉

 

 

 

 

2015年03月05日(木曜日)

日本コンビニの三占・複占と川奈ホテルの夜

商人舎公式ホームページサイトが、
トラブル。

ご迷惑をおかけします。

わざわざおいでくださったのに、
閉店状態。

お詫びします。

店を開けよう、
売場に立とう。

そう呼びかけた私のお店が、
閉店状態。

情けない。

さて、花粉症の症状が出てきました。
それほどひどくはないのだけれど。

これからいい季節ですが、
そのいい季節も、
全ていいことはない。

なんでもそうです。

いいことがあっても、
全部が全部、いいわけではない。

それが人生です。

さて、商人舎magazine。
デイリー商人舎では、
セブン‐イレブンの高知進出を報道。
サンシャインチェーンと組んでの出店。

迎え撃つローソンは、
サニーマートと組んで迎撃作戦。

そのサニーマートは、
スリーエフとの契約を解除してまで、
セブン対抗策を打ち出した。

私の提唱してきた「複占」
それがくっきりと現れてきた。

寡占は数社によって、
そのマーケットのほとんどが、
占められてしまうこと。

複占は、二者によって、
ほとんどが占められてしまうこと。

そのまえに「三占」がある。
これは私の造語だけれど。

もう6日のニュースになってしまうが、
とうとうファミリーマートとユニーが統合
これでサークルKサンクスと、
ファミリーマートがひとつになって、
日本のコンビニは綺麗な三占。

やがて、複占となる。

さて5日の行動日誌。

午後、中津武さん来社。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱の、
社外取締役。

つまりは私の同僚。

いろいろと有益な情報交換。

私、動きます。

その後、新横浜駅からこだま。
熱海で下車して、
伊豆急黒船電車に乗る。
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真っ黒の車体に、
「The Black Ship Train」
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なんだか、変な英語。

「黒船電車」
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日本語はしっくりくるから不思議。

社内にはペリー提督の写真。
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1号車は階段敷の座席配置。
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一般車両は、真ん中に、
海側が見えるような座席配置。
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そして太平洋を見ながら、
伊豆下田までのんびり列車の旅ができる。

いい季節です。
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私たちは伊東で降りて、
川奈ホテルへ。
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近代化産業遺産に指定されている。
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河津桜が美しい。
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応接室も重厚。
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部屋の窓からは、
手前のプール、
向こうに伊豆諸島。
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大島もうっすらと見える。
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8人の精鋭が集まって、ディナー。
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毎年この季節に、
参集して懇親を深め、
ゴルフプレーを楽しむ。

第一屋製パンの細貝理英会長、
門脇宜人社長。
営業本部長の丸山秀之さんと、
副本部長の鎌田恒雄さん。

小売業からは、
丸正チェーン商事社長の飯塚司郎さん
外食産業からは
和幸商事社長の日比生恭宏さんと、
専務の日比生賢一さん。

日比生さんが、
タイに出店する。

私もタイ小売業協会の話などして、
盛り上がった。
専務理事のチャチャイさん、
会いたくなった。

日比生さんはタイ語を学び、
ほかの日本企業とは違うポリシーで臨む。

まさにアウトスタンディングな、
ポジショニング。

大いに評価して、
期待をかける。

寡占から三占、そして複占へ。
このときにも、
アウトスタンディングな
ポジショニングは、必須だ。

とんがれ、
こだわれ、
自分らしくあれ。

メーカーも、
小売業も、
フードサービス業も、
同じように。
競争の中で生き残り、
伸びていく者の鉄則である。

〈結城義晴〉

 

2015年03月04日(水曜日)

ロピア第44期経営方針発表会と「神は現場にあり」

神は現場にあり。
小売業、サービス業は、
店舗に神が宿っている。

だから店舗視察は、
実に有益な勉強となる。

しかしその店舗には、
顧客がいる。

「店は客のためにある」

店の第一の役割は、
顧客の暮らしを支えることである。
店は視察者のためにあるものではない。

だから視察・見学するときには、
何よりも顧客に対する配慮が必要だ。

顧客の買物の邪魔をしてはいけない。
自分も顧客となって、
必ずカゴやカートを持って、
買物しつつ、学ぶ。

私はアメリカでも
そう、指導する。

さらにその店舗を運営する企業に対しても、
「学ばせていただく」という姿勢は必須だ。

同業他社の人間が、
失礼な視察の仕方をしていたら、
同じ産業で同じように、
小売りの神様に学ぶ者として、
当該の店に代わって、
注意するくらいの見識を持ちたい。

そのくらい、志の高い産業でありたい。

昨日から幕張メッセで、
Foodex Japan2015が開催されている。

イオン幕張新都心や、
船橋ららぽーとTOKYO-BAYなど、
視察見学者がどっと、
押し寄せているに違いない。

そのFoodex Japan2015無料セミナーに、
三つのコマが設けられている。
【注目のスーパーマーケット『ロピア』研究】

しかし当該企業のロピアからは、
誰ひとり出講していない。

何の打診も、
一言の断りも、
ないそうだ。

これは私の常識からすると、
言語道断。

日本能率協会ともあろう立派な組織が、
こんな礼を失したことをやるなど、
とても信じられない。

Foodex Japanそのものの信頼も、
揺らいでくるほどだ。

神は現場にあり。

だからこそ、
その神を敬い、
顧客を第一に考え、
さらに同じ仕事をする仲間に、
礼を尽くさねばならない。

自分の店では、
顧客第一主義を掲げているのに、
他社の店では顧客を無視する。

こんな輩は商人の風上にもおけない。

さて今日は、
午前中、横浜商人舎オフィス。

㈱静鉄ストアの中村喜久男さん、
人事・総務部総務課課長。
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静鉄ストアの2014年度も、
好調だった。

嬉しい報告。

竹田昭男社長をはじめ、
全社員従業員の頑張りの成果だ。

今日はその後、
午後3時に横浜崎陽軒本店へ。
6階の大会議室。

㈱ロピアの44期決算と、
45期経営方針発表会。
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無断でセミナーが開催されるほどの絶好調。
全店のチーフ以上の幹部が参集。

冒頭でロピアの経営理念の唱和。
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社名のロピアの意味は、
「ロープライスのユートピア」。DSCN3555-1

経営理念が定まって、
新社名と新しいCIができてから、
ロピアにはブレがない。

それが快進撃につながっている。

経営方針発表はまず、
高木勇輔社長から1時間弱。
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ロピアの2014年度の売上高は、
700億2500万円。
2月最終月、最終日の28日まで、
全店が奮闘して、一気に、
700億円の大台に乗せた。

もちろん利益管理も、
経営の大原則も貫かれている。

私の持論だが、
ROAこそ最重要指標である。
決算書のBSとPLが融合した数値だからだ。

企業経営を論じるとき、
この数値が報告できなくては、
全く意味を成さない。

たとえ無料であろうと、
セミナーなど開催することはできないはず。

ロピアのその水準は、
ヤオコーやオーケーをも、
しのいでいるし、
彼らにない経営指標の特長を、
ロピアは持っている。

しかし売上げが伸びると、
利益が伸びる。

何よりもこのシンプルさが、
ロピアの強みとなっている。

2014年は橋本店をはじめ
話題の新店舗が出店された。
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高木さんは2014年を振り返りつつ、
2015年の経営方針から、
2017年の次の目標、
さらに10年後の2024年の目標まで、
ビジョンを語った。

わかりやすい言葉を選び
時間をかけて、丁寧に丁寧に、
ソフトにダンディに、
ユーモアを交えて、
経営方針を語った。

むつかしいことをやさしく、
やさしいことをおもしろく、
おもしろいことをよりふかく。

それだった。

上意下達の風は、
微塵もない。

それでも全員が、
本気になって仕事する。

私から見ると、
これこそユートピア。

このブログでも報告したが、
ロピアは1月、2月に、
中堅社員180名ほどを4班に分けて
ニューヨークで学ばせた。

私はそのコーディネーター役を務めた。

ロピアの学び方は、
ひたすら顧客に徹すること。

商品を買う。
それを持ち帰って、
料理し、食べる。
写真などほとんど撮らない。
顧客と同化する。

だから学ぶ先の顧客の邪魔には、
絶対にならない。
視察先の店舗から、
その大量購入に感謝すらされる。

この日は参加した全員が集っている。
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そこで、アメリカ研修会のShort Review。
30分ほど語った。
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とんがり★こだわり。
模倣困難性と稀少性。

「差別化を学ぶ」などと称して、
人真似研究をする。
売場に並んだ表面的な商品のことだけ、
話題にする。

この姿勢は、それ自体、
自己矛盾している。

商品は売場に並ぶまでに、
長い長い工程管理がなされる。

そこには産地や製造現場があり、
仕入れ・調達があり、
商品開発があり、
物流があり、
商品化技術があり、
それらを行う人間がいる。

ロピアのライバルは、
トレーダー・ジョーであり、
ホールフーズであり、
アルディだ。

最後のメッセージは再び、三度、
「自ら変われ!」
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イノベーションを起こし続けよう。

その後、全経営幹部から、
具体的な方針発表。

野老田茂常務は、
2015年の営業方針を、
力強く語る。
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福島道夫取締役は、
店舗政策を淡々と語る。
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庄司和良PCセンター工場長は、
その経営改革を綿密に披露する。
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その後、全事業部長・室長から、
予算と行動方針が発表された。

最後は2014年MVP社員の表彰。
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心から、おめでとう。
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経営方針発表会は、
3時間にわたった。

私の30分が割り込む形になったので、
みんな手短かな発表となってしまった。
申し訳ない。

しかし、実に中身の濃い発表会だった。

そして、場所を移して懇親会。
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崎陽軒の美味しい中華料理と、
ニューヨーク研修に参加した面々との交流。

楽しい会話で場はどんどん盛り上がる。

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私も各テーブルを回って、
ニューヨークの思い出話を交わした。
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福島さんとは、
ニューヨークでずっと一緒だった。DSCN3630-1
本当にお疲れ様でした。

肉屋出身のロピアは、
断トツに精肉が強い。
その精肉事業部長が、
佐藤博和さん。
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キャリア16年の34歳。

商人舎USA研修会にも何度も参加し、
ミドルマネジメント研修会でも学んだ。

その佐藤さんが壇上で中締め。DSCN3637-1
夢のある、楽しい会合だった。

最後は、高木秀雄会長を囲んで、
高木勇輔社長、野呂田常務、福島取締役と懇談。

高木会長とは、
勇輔社長が高校生くらいの時からの、
長い長いお付き合い。

その会社が今、
この勢いを持って、
まさにアウトスタンディングな
ポジショニングを
構築しつつある。

私にはこの上なく、
嬉しいことだ。

しかし、まだまだです。
天狗になってはいけない。

ひたすらお客さまと、
小売りの神様を見て、
仕事に邁進しよう。

わかってはいるだろうけれど。

〈結城義晴〉

 

2015年03月03日(火曜日)

考えさせないよう図る者こそ、 唾棄されねばならない!

三月三日、雛祭り。

明かりをつけましょ百ワット
お花をあげましょ若乃花♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

子供の頃、流行った替え歌。
若乃花は初代。
若貴の叔父さんの「土俵の鬼」。

若乃花と栃錦の二人で、
栃若時代をつくった。

その栃若時代のあとが、
柏戸と大鵬の柏鵬時代。

そしてこのころ言われたのが、
「巨人・大鵬・卵焼き」

なつかしいなぁ。

しかし好敵手が存在し、
凌ぎを削る時代には、
その領域全体が栄える。

かつて、流通業界では、
「西のダイエー、東の西友」と言われた。

社風も正反対で、
この両雄に異を唱えるものはいなかったし、
業界全体も成長に次ぐ成長だった。

その後、ダイエーvsイトーヨーカ堂の時代を経て、
今、イオン対セブン&アイの時代。

どちらもホールディングカンパニー。
そして両雄は伸びるが、
産業全体はシュリンク気味。

「アークス横山清の経営教室」を、
日経ビジネスに2月9日号から、
4回の連載をした横山さん。

第1回は「 縮む市場で成長する秘訣」
地域に根差した勝ち組で寡占化。

第2回は「異色のM&Aで仲間を増やす」
立場は対等 支配は狙わず。

第3回は「連峰経営」の要諦
自主性を持ち 互いに競い合う。

最終回は3月2日号で、
「実験なくして成長なし」
明確な目標を定め地域密着を深める。

この第1回に、
持論の「縮小拡大」が出てくる。

全体が縮小している時に、
自分が拡大すれば、
存在感はより大きくなる。

日本国そのものが縮小均衡で、
成熟化を志向しているから、
産業全体で拡大成長を謳歌する時代ではない。

しかしこういった時代には、
表面的なトレンド分析や、
そこから生まれた思いつきアイデアは、
かつてほど役に立たない。
全体を牽引するほどの作戦にはならない。

一つの消費性向から、
正反対の戦略が生まれる。

それが、今だ。

一つの購買動向から、
様々な政策が考え出される。

それが、現在だ。

例えば日本国の人口が縮小する。
これはトレンドである。

その時、アークスの横山清は、
「縮小拡大」とM&A戦略をとる。
自ずとコモディティ・ディスカウントが、
主力政策となる。

ヤオコーの川野幸夫は、
何屋かを明確にして、
「専門店化」戦略を採用する。
ライフスタイル・アソートメントが、
考え方の柱になる。

だからといって、
コモディティ・ディスカウントか?
ライフスタイル・アソートメントか?

二者択一ではない。

だから「白黒つけろ」と迫る輩を、
信用してはならない。

そんな時に、
もうすでに相当古いたとえだが、
少子高齢化だから、
「小食」や「個食」が売れるぞ、
と大声を出しても、
それはすべてを表しはしない。

コストコやロピアのように、
大容量が驚くほど売れる戦略もある。

世は健康志向一色と見られながら、
豚骨コッテリ系ラーメン店は大盛況。

セブンプレミアムの金のシリーズは、
お世辞にも健康志向とは言えないけれど、
大ヒットしつづけている。

自分で考えよう。
自分で行動しよう。

Plan⇒Doしよう。

考えること、Planすることも、
商人としての「この一瞬」である。

今月の商人舎標語。
「この一瞬を積み重ねよう!」

それはPlanする一瞬であり、
Doする一瞬である。

アジテートする人間の声に、
耳を傾けるだけの姿勢は慎まねばいけない。
自分の頭で考えねばならない。

考えることを阻む者、
考えさせないよう図る者こそ、
唾棄されねばならない。

さて今日の私は、
人間ドックの続き。
大腸内視鏡検査。

昨日から食事を制限し、
下剤を飲んで、水分を大量に取る。
そして今日は朝から絶食で下剤。

腸の中をすっかりきれいにしておいて、
昼過ぎから点滴を打たれつつ、
大腸に内視鏡を入れて、
徹底検査。

ありがたい。

最後に雛祭りの売り場。
平和堂のビバシティ彦根食品フロア。DSCN3511
雛人形が売り場を飾る。

パネルも雛祭りらしい。
DSCN3505

とんがれ、こだわれ。
もっと、もっと。

明かりをつけましょ百ワット
お花をあげましょ若乃花♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦
このあと、私は忘れてしまっていたがつづく。
五人囃子の愚連隊
今日は楽しい殴り込み♦♫♦・*:..。♦♫♦*゚¨゚゚・*:..。♦

かなりグロテスクな替え歌で、
男のガキどもが、
女の子のお祝いを、
嫉んでいる。

川崎中一殺害事件も、
グロテスクな少年たちの
唾棄すべき犯行。

私たちの社会は、
盲従を要求するグロテスクさを、
生み出す小社会を抱え始めた。

考えさせないよう図る者こそ、
唾棄されねばならない。

〈結城義晴〉

2015年03月02日(月曜日)

3月の商人舎標語「この一瞬を積み重ねよう!」と3月のPlan⇒Do

Everybody! Good Monday!
[2015vol9]

2015年も第10週。
2月が終わって、
3月の始まりです。
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日差しが違う。

昨年4月から
消費税が増税された。
だから2014年3月は駆け込み需要で、
各社ともに売上げが上がった。

今年はその反動で、
3月の前年対比売上高は、
当然ながら、へこむ。

2月末決算の企業は、
前年比だけで考えると、
マイナスからのスタートとなりやすい。

3月末決算の企業は、
今期の最後の踏ん張りをせねば、
成績は収められない。

もちろんそのあたりは、
十二分に考慮に入れて、
予算は組んであるはずだが、
いずれにしても重要な月だ。

今月の商人舎標語。
これは月刊『商人舎』3月号の巻頭言と連動。

この一瞬を積み重ねよう!

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

週明けの朝の希望、
1週間の懸命の努力、
週末の夜の感謝。

こうして、
商売は続けられ、
マーチャントの活動は繰り返される。

1年は13週=四半期の4巡。
1年は12カ月。
1年は52週。

このマネジメント単位ごとに、
マーケティングが行われ、
マーチャンダイジングが展開される。

プロモーションが実践され、
オペレーションが稼働し、
マネジメントが全うされる。

ドラッカーは言う。
“As a rule, theory does not precede practice”
「原則として、理論が実践に先行することはない」

52週マーチャンダイジングも、
そのセオリーの本質を見極めた上で、
実践を理論に先行させねばならない。

ただし倉本長治は叫ぶ。
「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」

52週も7日間もエブリデーも、
この一瞬の積み重ねであることを、
絶対に忘れてはいけない。

顧客と向かい合う一瞬の重みこそが、
実践と理論との間に横たわる誤謬を
振り払ってくれる原動力となるからである。
〈結城義晴〉

期の初め、
期の終わり。

一瞬の積み重ねが、
1日を形づくり、
1週間、1カ月、1四半期、
そして1年へとつながる。

日経新聞の『私の履歴書』。
今月は古川貞二郎さん。
内閣5代の官房副長官。
官房副長官の『履歴書』への登場も、
極めて異例。

その古川さんの座右の銘。
「一念一念と重ねて一生なり」
生まれ故郷・佐賀の『葉隠聞書』の言葉。

全くの偶然だが、
商人舎標語と重なった。

倉本長治が「葉隠」に、
感銘を受けて、
先の言葉を放ったのかもしれないが。

いずれにしても3月、4月は、
一念や一瞬を噛み締めるとき。

さて、弥生3月。
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箱づめの独活太からず細からず
〈日経俳壇より 東京都・ 実生〉

「独活」は「ウド」のこと。
芽吹いたばかりのウドは山菜になる。
しかし成長すると3メートルにもなって、
ウドの大木と呼ばれる。

早春の雲白馬なり白兎なり
〈朝日俳壇より 今治市・ 横田青天子〉

空を見上げ、雲を楽しむ余裕も出てくる。

今週の販促企画は、
商人舎magazine。
Weekly商人舎の日替わり連載、
「月曜朝一 今週の販促企画」

3月はイベントに事欠かない。
3日〈火曜日〉ひな祭り。
14日〈土曜日〉ホワイトデー。
21日〈土曜日〉春分の日。

イベントとは呼べないが、
3月11日は東日本大震災から丸4年。

もう4年か。
感慨は深い。

一方で今年の桜の開花予想。
日本気象協会。

九州・福岡は3月21日頃で、
九州全域がこの頃。
中国・広島は25日頃で、
四国・香川は26日頃。
近畿の大阪府は26日頃で、
中部の愛知は25日頃、
東京も26日頃。

北陸・東北は4月、
北海道は5月。

とすると日本列島の西側3分の2ほどが、
3月に桜前線がやって来る。

春分の日の21日など、
開花直前の盛り上がりが予想される。

つまり、3月こそ、
桜の季節。

これは、忘れてはならない事実だ。

「早仕掛け・早仕舞い・際の勝負」。

早仕掛けならば、
もう今週から、
桜・さくら・サクラ。

ここでひとつ思いつき。
ポジショニング戦略を、
大勘違いしている輩もいるが、
店内の音楽も、
ポジショニング要件の一環。

桜の季節には、
どんな音楽がいいだろう。

クラシックはいかが?
モーツアルトのセレナーデならば、
有名な「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
エドヴァルド・グリーグならば、
叙情小曲集から「春に寄す」など。

そんなことも思いつくのが3月。
いい季節です。

もちろん花粉症は、
厄介なものだが。
昨2014年4月11日~2014年4月17日に、
アンケート調査が行われた。
niftyの何でも調査団。
有効回答数は4784で、
一番ひどいのが4月の35%、
次が3月の34%。

このふた月で69%と圧倒的。
だとすると、これも早仕掛けで、
3月は大展開。

こう見てくると、
3月は本当に忙しい。

しっかり計画を立てて、
しっかり実行する。

Plan⇒Do。
「作」と「演」。

まさに3月は1年のスタートとして、
このPlan/Do作戦の月。

私は久しぶりに、
ずっと日本国内で活動。

講演も多いし、
ゴルフコンペもプロ並みに入ってくる。

花粉に悩まされつつも、
いい季節。

元気が出てきます。

では、みなさん。
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉

 

 

 

2015年03月01日(日曜日)

ジジとSaks Fifth Avenueの招き猫[日曜版2015vol9]

ジジです。
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ねむい。
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ヨシハルおとうさんも、
すっごく、ねむかった。
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ニューヨークにいたから。
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いわゆる「ジサボケ」。

マジソンスクエアパーク。DSCN3248-5

雪とビルディング。
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フラットアイアンビル。
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おとうさんは、
いつものように、
おさんぽ。
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雪のセントラルパーク。
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お馬さんが水をのむ。
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おつかれさま。

またシゴト。
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ひろいひろい公園も、
まっしろ。
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ビルと池。
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スケートリンク。
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たのしそう。
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カモさん。
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こっちも。
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ならんで、
あるいていった。
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雪の白さが身にしみる。
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それから五番街。
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いちばんのデパート。
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サックスフィフスアベニュー。
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いつも、すばらしい。
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ショー・ウィンドー。
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まっ赤っかななかに、
金色猫。
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こんなに。
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ボクの仲間が、
主役です。
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ボクもこのブログでは主役。
だから、これからも、
がんばりたいとおもいます。
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左手、上げられないけど。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

 

 

2015年02月28日(土曜日)

坂東三津五郎の彦根城と「人材システム」の平和堂の好調

今回はなぜか、
時差ボケがひどい。

たいてい帰国してから2~3日もすると、
すっかり元に戻る。

しかし酷寒のニューヨーク生活は、
現地に滞在している時から、
ちょっと変な具合で、
毎晩、10時頃にはベッドに倒れ込んで、
午前3時頃に目覚めて仕事をしていた。

不思議なことに日本に帰ってきてからも、
夕方になるとひどい睡魔に襲われて、
午前3時頃には覚醒する。

しかし2月最後の日、
14時間ほどこんこんと眠り続けて、
一気に時差ボケが解消された。

さて、彦根城。
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美しい。
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天守、附櫓及び多聞櫓は国宝。
城跡は国の特別史跡。
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私がニューヨークにいた2月21日、
10代目坂東三津五郎が59歳で逝った。
膵臓がんだった。

その著書が、
『坂東三津五郎 粋な城めぐり』

この中に「僕にとってはいちばん
思い入れのある大好きなお城」として、
彦根城が挙げられている。

三津五郎は、
BS朝日の番組『日本の城ミステリー紀行』で、
進行役として”城案内人”を務めた。

その三津五郎が小学2年生の時、
初めて見に行った彦根城に魅了された。

彦根城は、映画『武士の一分』でも、
撮影に使われた。
三津五郎は木村拓哉と共演。

2月25日に葬儀が行われたが、
先輩の尾上菊五郎の弔辞。
「あなたは
『姫路城が好きだ、彦根城が好きだ』と
言っていたけど、
ホステス嬢やキャバクラ嬢も好きでした。
(中略)どうか向こうの世界のネオン街で、
いい店を探しておいてください。
私がそちらにいったら、
いい店を紹介してください」

その彦根城の天守閣。
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お堀に写りこんだ白壁。
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この彦根城を眺めながら、
温泉に浸かった。

体も心も癒された。
それが14時間の睡眠に繋がって、
時差ボケが治った。

ありがたい。

明けて、2月最後の日。
㈱平和堂本部。
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2014年度が終わり、
現場は2月21日から新年度に入っているが、
その2014年度決算は極めて良好。

月刊『商人舎』3月号で、
夏原陽平さんにインタビュー。
営業推進室室長兼経営戦略室統括。
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コーネル大学RMPジャパン奇跡の第二期生。
平和堂アメリカ研修でも、
何度も一緒に渡米しているが、
こうしてインタビューは初めてのこと。

テーマはテクニカルな問題だが、
結論はソシオ問題に帰結。
詳細は月刊『商人舎』3月号。

平和堂好調の理由が、
ここにあるというくらい、
いい内容だった。

ご期待いただきたい。

インタビューが終わった頃、
夏原平和社長が顔を見せてくださった。
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夏原さんは、
「まだまだ」と謙虚。
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私はアメリカの情勢や、
日本のチェーンストアの動向を語る。
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三人で写真。
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実に楽しいひと時。

その後、本部に隣接するビバシティ彦根。
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駐車場は満杯で、
次々に車が入ってくる。

食品フロアも大繁盛で、
特に「近江ちゃんぽん」の売場は目立つ。
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日清食品とのコラボレーション商品で、
今、平和堂でしか販売されていない。
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その売場の前で、
支配人の藤田慎平さんと写真。
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絶好調企業の絶好調店舗、
その支配人。
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売場をチェックする動きも、
目配りも絶好調。

2012年9月15日、
日本政府の尖閣諸島国有化問題に端を発して、
中国全土で大規模な反日デモが発生。

中国湖南省の平和堂の店舗は、
暴徒に襲われた。

夏原平和さんは自ら現地に飛んで、
問題解決と店舗の復興に邁進した。

平和堂に勤める中国人従業員たちが、
何よりも率先して動いて、
いち早く店舗は再開された。

陽平さんによると、
この時の日本国内の平和堂社員も、
大いに燃えた。

夏原社長も大いに燃えた。

どうも平和堂の現在の好調さは、
この時の試練に起因しているらしい。

私はそう感じた。

ラリー・ボシディ/ラム・チャラ著、
『経営は「実行」』。
英語タイトルは「Execution」。
この方が断然いい。

組織やリーダーが直面する「試練」が、
6分類され、それぞれのタイプに対して、
「診断作業」と「実践戦略」が提示される。

このベストセラーは示す。
人材プロセスが、
戦略プロセスや業務プロセスに、
優先される。

商人舎最高顧問の故杉山昭次郎先生。
「ソシオテクニカルシステム論」を提唱した。
組織システムと技術システムの相関性。

平和堂の好調さは、
ここに収斂している。

あらためて二人の夏原さんと話して、
私はそのことを実感した。

〈結城義晴〉

 

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