結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2014年08月02日(土曜日)

立教大学大学院・結城ゼミOB会/軽井沢「合宿主義の成果」

午前3時まで、
月刊『商人舎』8月号の責了仕事をして、
ちょいと仮眠。

それから新幹線あさまに乗り込んで、
軽井沢へ。

立教大学大学院・結城ゼミOB・OG会合宿。

今年3月で私が退任したが、
5年間でゼミ生は30人となった。

そのうちの15人ほどが参加して、
軽井沢合宿と相成った。

うれしいかぎり。

私を気遣って、
ゴルフ組が結成され、
三井の森軽井沢カントリー倶楽部へ。
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とは言っても、
経営管理学修士たちに、
ゴルフプレーヤーは少なくて二組。

OB会長の第1期生・名古屋文彦さん。
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新ぺリア方式でのコンペで、
第1回優勝は結城義晴。

目出度しめでたし。

その後、軽井沢プリンスコテージに、
チェックイン。

それから軽井沢アウトレットへ。
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青い夜空に、
テナント店舗の灯りが映える。
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とりわけてうつくしいのが、
グッチのショップ。
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そのフードコート。
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今回はここで軽い夕食。
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それからコテージに戻って交流。

第5期生のゼミ長・足立幸一君。
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3月に修了して、
もう共著だけれど、
本を執筆した。

「ホスピタリティマネジメント」(白桃書房刊)。
吉原敬典編著。

足立君はその第6章を担当している。

その後、酒を酌み交わしながら、
人狼ゲーム。

今、結城ゼミで大流行り。

しかし私は、
2ゲームほど楽しんだところで、
居眠りを始めた。

そこで一本締めでお開き。
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ゲームは明け方の4時半まで、
続いたという。

ごくろうさま。
おつかれさま。

これまでは夏の合宿の時にも、
現役組と私は研究に没頭していた。

OB・OGはそれにちょっとだけ参加して、
申し訳なさそうに遊んでいた。

ところが、今年から、
研究する者はいない。

全員でゴルフや散策、
その他、思い思いに楽しむ。

それはそれでいい合宿。

それでも、
大学院をはなれても、
自分なりの研究を続けてほしい。

来年はその発表会も織り込んで、
「合宿主義の結城ゼミ」を続けていきたいものだ。

最後に、結城ゼミ30人の全テーマをご披露しよう。

まず、今年3月に修了した、
2013年度第5期生論文タイトルから。

「小売業と卸売業のフォーマット変容の実態研究」
〈足立 幸一〉

「菓子メーカーにおける無返品政策の調査とその考察」
〈細野 直樹〉

「日本の有機農産物市場の成長拡大における一考察」
〈塩田木綿子〉

「プロモーションが消費者の購買行動と
ブランドロイヤルティに与える影響に関する研究」
〈李 ヨンギョン〉

「医療機器の流通構造に関する現状と今後の在り方」
〈倉内 和博〉

「志向性による消費者セグメンテーション」
〈山﨑 亮〉

「消費者向けカタログ通信販売の今後の方向性の一考察」
――衰退業種の生き残り策を研究する
〈河村 信之〉

それから歴代の修了生の論文タイトル。

[2009年度結城ゼミ第一期生]
星山朋子
「駅ナカ立地におけるビジネスの業態変化と立地創造についての考察」

田村直純
「小売業のプライベートブランド(PB)とメーカーの関係性の考察」

柿沼将人
「薬局におけるカスタマーリレーションシップマネジメントの一考察」

名古屋文彦
「サービスのコモディティ化に関する一考察」

高橋修一郎
「高等教育における観光教育に関する一考察」

[2010年度結城ゼミ第二期生]
猪股信吾
「インターネット空間における小売引力モデルの研究
――検索エンジンがもたらしたオンライン商圏」

山本知己
「コモディティ化現象と小売業態との関係性の考察
――商品の同質化と価格競争は小売業の業態対応を変える」

渋木克久
「OLIパラダイムによる日本外食企業の海外戦略の考察」

佐藤大輔
「日本の中小清酒製造者の進むべき方向性の考察
――伝統文化としての日本酒を守るために」

西脇紀男
「コールセンター事業のイノベーションに関する考察」

児玉桜代里
「ホスピタリティ産業における対人サービス適性に関する研究
――ホスピタリティ行動に影響を与えるパーソナリティ特性とその影響」

[2011年度結城ゼミ第三期生]
遠藤幸太郎
「現代社会において、なぜ小型店化は進むのか
――小型スーパーとコンビニエンスストアの店舗比較調査を通して考察する」

外山順一郎
「最高品質のかつおぶし『本枯節』における脱コモディティ化の考察
――経験価値マーケティングの観点から」

佐藤康裕
「JR6社における駅ナカビジネスの立地創造についての考察」

山口毅
「FMCG消費財企業における営業プロセス管理の研究と考察
――SFA導入事例にみる営業生産性と効率化の視点から」

村上光正
「中小外食事業所に有効な経営戦略についての考察
――顧客ロイヤルティを重視する戦略の有効性」

朝川康誠
「パチンコホールビジネスの競争戦略
――価格の差別化が競争優位になりうるか」

岡本あゆ子
「市場の達人(Market Maven)の特徴に関する考察
――オンライン・ソーシャル・ネットワークフェイスブックにおける行動」

[2012年度結城ゼミ第四期生]
武藤麻代
「能動的消費者を経営資源とした発展型ビジネスデザイン研究
――能動的消費者の活動動機と活動環境機能の考察」

大塚英里
「経験価値マーケティングとPOP広告の実証研究」

松井亮一
「使用済みPETボトルリサイクル事業における日本企業の取組みの研究
――ポーター仮説をもとにその有効性を検討する」

香川耕太郎
「マンションデベロッパーの経験価値創造に関する考察
――コンジョイント分析によって購買決定要因を検証する」

内田憲一郎
「不動産仲介業におけるフランチャイズ・ビジネスの実態調査」

どうだろう。

5年間の研究成果が、
この30本の修士論文と調査研究レポートだ。

私自身の誇りでもあり、
結城ゼミ生全員の共有財産でもある。

そんな感慨を強く持った軽井沢合宿だった。

〈結城義晴〉

2014年08月01日(金曜日)

8月の商人舎標語は「再び続けて、ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!!」

今日から8月。

だから8月の商人舎標語。

ただし、これは、
月刊『商人舎』の巻頭言と連動。
〈Message of August〉

今、校了し終ったゲラをもって、
写真。
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ふたたび、つづけて、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!!

ドキドキ・ワクワク、仕事しなさい。
ドキドキ・ワクワク、お客に接しなさい。
ドキドキ・ワクワクしない仕事はやめなさい。

お客さんがニコニコする店をつくりなさい。
みんながニコニコして働く会社にしなさい。
そんな店や会社はかならずうまくいく。

ピーター・ドラッカー教授の極意。
上田惇生先生の真髄。
それがドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

人は企業の所有物ではない。
仕事を通じて働く人々を活かす。
マネジメントとは人の強みを活かすことである。

店は客のためにあり、
店員とともに栄え、
店主とともに滅びる。

考え方はすべて、
ここに収斂される。
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

良い店、
良い会社、
良い人生。

ときどき、
ドキドキ・ワクワク・ハラハラもあるが、
しかしそれも人生。

朝に希望、
昼に努力、
夕に感謝。

そしてドキドキ、
ワクワク、
ニコニコ。

朝に希望、昼に努力、
夕に努力、夜にも努力。
深夜に静かに感謝。

それでもドキドキ、
ワクワク、
ニコニコ。

ふたたびつづけて、
ドキドキ・ワクワク!
ニコニコ・ニコニコ!

そして、
こころから、
ありがとう

先月の標語がよかった。
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!
月刊『商人舎』7月号もご好評いただいた。

今月もふたたび、つづけた。
ふたたび、つづける価値があった。

さて、8月のスケジュール。
とは言っても、
今のところ8月に国民の祝日はない。

再来年の2016年から、
8月11日を「山の日」の祝日とする。

祝日法で表現している趣旨は、
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」。

7月第3月曜日の「海の日」に対比して、
「山の日」が設けられた。

こちらはハッピーマンデーではなく、
お盆休みと連動させやすいとして、
11日と決まった。

小売りサービス業にとっては、
そして山の立地の店にとっては、
まことにありがたい祝日だ。

2014年の現時点では、
国民の祝日は15日ある。

①1月1日の元日
②1月第2月曜日の成人の日
③2月11日の建国記念の日
④毎年変わる3月の春分の日
⑤4月29日の昭和の日
⑥5月3日憲法記念日
⑦5月4日のみどりの日
⑧5月5日のこどもの日
⑨7月第3月曜日の海の日
⑩ここに再来年から8月11日の山の日
⑪9月第3月曜日の敬老の日
⑫これも毎年変わる9月の秋分の日
⑬10月第2月曜日の体育の日
⑭11月3日の文化の日
⑮11月23日の勤労感謝の日
⑯12月23日の天皇誕生日

日本て、なんと祝日が多いんだろう。

ちなみにアメリカの公的祭日は、
1月1日の元旦
1月第3月曜日 キング牧師誕生日
2月第3月曜日 大統領の日
5月最終月曜日 戦没将兵追悼記念日
7月4日 独立記念日
9月第1月曜日 労働祭
10月第2月曜日 コロンブス・デー
11月11日 復員軍人の日
11月第4木曜日 感謝祭
12月25日 クリスマス

アメリカは10日間。

祭日には、
どの国の国民も、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコだろう。

それはとてもいいことだ。

8月のスケジュールに戻って、
第96回全国高等学校野球選手権大会は、
8月9日から始まる。

今朝の朝日新聞一面に、
全国の代表校の一覧表が掲載された。

そうしたら昨日、
早稲田実業高校で活躍した斉藤祐樹投手が、
今シーズン初勝利。

今は、日本ハムファイターズ所属だが、
後輩の二刀流・大谷翔平に、
完全に水をあけられた。

もちろん甲子園のライバルだった田中将大には、
もっと大きな差をつけられて、
ここは一番奮起のときだ。

甲子園は9日から始まって、
14日間の丸2週間。
しかしその間、順延などあると、
伸びる。

昨年は8日に始まって、
予定通り22日に終了。

今年は何かありそうな気がする。

さて、その甲子園大会の間に、
お盆が来る。

一般的には、
13日から16日の4日間がお盆。

13日の盆の入りの夕方から迎え火を、
16日の盆の明けの夕方に送り火を焚いて、
先祖の供養をする。

したがって一般のサラリーマンは、
3連休をとって、
17日の日曜日までが5連休。

11日月曜日から夏季休暇を取る人は、
9日から17日までの9連休。

この盆の中日の15日は、
終戦記念日。

そして盆が明けると、
もう9月を意識して、
ちょっと秋めいてくる。

こんなことを書いていると、
「あ~あ、夏も終わり」なんて気分になるが、
これからが夏の本番。

ドキドキ・ワクワク・ニコニコで、
8月を乗り切りたい。

最後にDaily商人舎の記事を公開。
コモディティ食品値上げの夏から秋、
プライベート・ブランドへの傾斜が進む?

記事にも書いたが、
朝日新聞のコラム『経済気象台』が、
従来の「輸入インフレ型」から、
「国産インフレ」へと、
物価環境が変わりつつあると指摘している。

国際的な原価は落ち着きつつあるのに、
国内だけインフレが進む。

これはメーカーの側に、
「みんなで渡れば怖くない」の気運が、
広がりつつあるからだとの分析。

日経新聞では、
絶対に書かないことを、
朝日は平気で書く。

しかし消費増税を経験して、
その気分があることは確かだ。

だからこそ、一方で、
プライベートブランドが、
価値と効力を持ってくる

これも確かなことだろう。

その意味で、
製配販のサプライチェーンのなかでは、
暑い夏になりそうだ。

しかしふたたび、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!!

忘れてはならない。

〈結城義晴〉

2014年07月31日(木曜日)

習近平「虎蝿一網打尽」のジレンマと日本小売商業の「ジンテーゼ」

7月も最後の日。
明日から8月。

児童、生徒、学生の頃、
この時期はごろごろして、
時間を無駄に過ごしていた。

その無駄に費やす時間が、
今となってみれば、
貴重だった。

無駄に使う時間をもっていたことが、
なんというか、良かった。

若者よ、
「時間を無駄にするな」
などとは思わないし、
言わない。

無駄に見えた時間こそが、
有意義だった。

ここへきて急に、
激しくなった蝉の声など聴いていると、
そんなことが思い起こされる。

時間の無駄。
時間の効率化。
それらを統合した人間の幸せ。

さて、中国の習近平国家主席と指導部。
周永康氏を汚職容疑で立件する。

朝日新聞は社説で取り上げた。
「『大物』の立件が映す中国の腐敗」。
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周氏は引退までのこの5年間、
司法部門の統括最高責任者だった。
そのうえ大躍進する中国石油業界を、
強力な権力基盤としている。

習近平は就任以来、
大々的に腐敗摘発キャンペーン進めてきた。

毎日新聞は巻頭コラム『余禄』で話題にした。

「虎も蝿も一網打尽にする」
これが習指導部の国民への公約。

超大物の周氏が、
「虎狩り」の格好の標的。

『余禄』は案ずる。
「この虎退治が
習主席の独裁的権力の強化をもたらすのか、
はたまた虎同士の新たな争闘を呼び起こすのか」

中国共産党元老だった陳雲の言葉らしいが、
「腐敗に反対せねば国が滅びる、
本当に腐敗に反対すると党が滅びる」。

まことに皮肉な言い回し。

余禄のコラムニストは、結ぶ。
「究極のジレンマに直面する習体制である」。

ここで、ヘーゲルの弁証法。

「テーゼ」はある命題を意味する。

それと矛盾する命題、
もしくはそれを否定する反対の命題を、
「アンチテーゼ」という。

テーゼは「正」、
アンチテーゼは「反」。

そして、正と反を本質的に統合した命題が、
「ジンテーゼ」であり、
これが「合」となる。

「正・反・合」。

テーゼとアンチテーゼを、
総合的に一つのテーゼとして説明できると、
それが「ジンテーゼ」となる。

しかし新しくジンテーゼが生まれた瞬間、
さらに新しいアンチテーゼが生まれ、
そしてそこからまた、
新たなジンテーゼが考え出される。

そしてこの考え方は、
無限に進歩していく。

「弁証法」という。

習近平の「虎蝿一網打尽」は、
ジンテーゼにつながるのか。

そこが問題である。

最近、私は、
愛ある「純粋渥美俊一批判」を語った。

大きな企業は百貨店だけで、
あとは中小零細の商店ばかり。

そんな時代に、
アメリカのチェーンストア産業を学び、
彼の国の半分、3分の1の時間で、
日本にチェーンストア・インダストリーを構築し、
日本国民の生活を飛躍的に向上させる。

「これこそ経済民主主義だ」。
渥美先生はそう叫んだ。

しかしそのためには、
従来の商業理論に、
反論せねばならない。

従って、渥美俊一理論は、
それまでの日本の小売商業に対する、
強烈なアンチテーゼだった。

例えば「販売士」という公的資格がある。
その資格を取るために販売士検定試験があり、
これは日本商工会議所と各地商工会議所が、
現在も実施している。

渥美理論の多くは、
この販売士検定試験の「正解」と、
正反対の内容である。

私も販売士検定の一部の改訂に
参画したことがある。

その時につくづくと思った。

つまり渥美理論は、
テーゼに対するアンチテーゼだった。

しかしその強靭なアンチテーゼの反命題に対して、
かならず、ジンテーゼが模索されねばならない。

私の問題意識は、
ここにある。

私が「商業の現代化」を標榜するのは、
近代以前だった日本の小売商業に、
「近代化」をもたらしたのは、
チェーンストアによる産業化
であったし、
これはまさにアンチテーゼの理論であったけれど、
それはさらにジンテーゼへと、
昇華されねばならないと考えるからだ。

故堤清二さんの『変革の透視図』に、
次の表現を見出した時、
私は膝をたたいて、小躍りした。
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「流通産業は、まだ大きく
変化する可能性を内蔵した産業である。
そしてその変化は、
『近代化』を内に含んだ『現代化』へと
すすめられなければならない」

まさにこれが、
日本小売流通業のジンテーゼである。

私の「純粋渥美俊一批判」は、
このジンテーゼの探究である。

4年前に亡くなられた渥美先生と、
今はもう直接、語り合うことはできない。

だから今は活字に示されたロジックと議論し合い、
ともにテーゼ、アンチテーゼを統合した、
ジンテーゼを見つけ出したい。

これは、中国の習近平のジレンマよりも、
ずっと可能性の豊かな、
拓かれた弁証法である。

私はそれを確信している。

〈結城義晴〉

2014年07月30日(水曜日)

イオン記者懇談会の岡田元也さんのたとえ話「店頭主義は爬虫類」

横浜駅で、朝日新聞の号外が配られた。
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東海大学付属相模高校が、
夏の甲子園大会神奈川県代表に決まった。

向上高校との決勝は、
13対0の大差。

準決勝の東海大相模と横浜の対戦が、
事実上の決勝戦だったが、
それを3対5で制して、
4年ぶり9度目の夏の甲子園。

神奈川県人にとっては、
楽しみな8月が待っている。

私は今朝、東京・芝。
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暑い日だが東京タワーは、
意外にくっきりしていた。

カスタマーコミュニケーションズ㈱の、
定例取締役会。

毎度、同じことを言うが、
この会社は凄いスピードで、
変わっている。

もちろん、良い方向へ。

社長の米倉裕之さんの、
その視線と好奇心、
人柄と手腕が、
この会社を導いていることは確かだが、
どんどん入社してくる人財が、
これまた素晴らしい。

近く、いろいろなことを、
発表できると思うが、
日本の流通業界をリードする会社である。

㈱プラネット会長の玉生弘昌さんは、
この会社の実質的なオーナーで相談役だが、
その玉生さんたちと中華でランチ。

その後、私は池尻大橋へ。

途中、渋谷の地下街に、
DODAの広告。
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チャールズ・チャップリンの言葉。
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池尻の東邦大学付属病院では、
右目の視野検査と診察。

3カ月ごとに実施される。

視野がどんどん狭くなっている。
眼圧は左14、右15。

一進一退。

私の右目の寿命は、
私自身のそれよりも、
確実に短い。

緑内障の権威の富田剛司教授からは、
はっきりと宣告されている。

その後、夕方、
横浜に戻ってきて、
朝日の号外を配られた。

まだまだ、これから、
月刊『商人舎』の入稿仕事の本番。

さて昨日は、夕方、
東京・丸の内の東京會舘。

イオン㈱の東京記者懇談会。

代表取締役社長の岡田元也さん。
15分くらいのスピーチ。

面白かった。

メモをまとめて、
エッセイくらいの文章にしたいものだ。

岡田さん、久しぶりにアメリカに行った。
そしていろいろ学び、感じた。

店頭主義の小売業を爬虫類、
ITリテーラーは哺乳類。

このたとえが愉快。

そして「顧客第一主義」。
イオンがそれを貫くという決意。
それがスピーチの結論。

挨拶が終って、
乾杯が済んで、
懇親。

岡田卓也名誉会長相談役と、
ずいぶん話し込んだ。

今年、90歳の卒寿。

しかし姉上の小嶋千鶴子さんは、
今、白寿。

今年中に100歳。
ピンシャンしている。

驚くべき生命力。

私も目の寿命などで、
びくびくしてはいられない。

1977年、
私は㈱商業界に入社して、
『販売革新』編集部に配属された。

そして、ある特集企画で、
当時、ジャスコ常務取締役だった小嶋さんに、
インタビューのお願いをした。

企画書を送り、
電話をかけて依頼した。

しかしその電話で、
小嶋さんから、
叱られた。

今もその時の声が、
耳の中に残っている。

その後、あらためて、
きちんと対応していただいて、
インタビューは形になったが、
他社の新入社員を叱りつけてくれるのが、
小嶋さんだった。

今でも、感謝しているし、
私もそうありたいと思うが、
なかなかそこまではできない。

そんな小嶋さんがつくった人事風土が、
ジャスコからイオンへと貫かれている。

そして小嶋千鶴子さんは、
ドラッカー主義者だった。

私は何かと、
影響を受けた。

このマスコミ懇親会には、
イオングループのトップが、
ほとんど参加する。

今回もいろいろな人と話をしたが、
専務執行役のジェリー・ブラックさんと、
新執行役のジェンク・グロルさんは、
特に有意義な会話をしてくれた。

ブラックさんは、
デジタルシフト推進責任者で、
商品戦略担当を兼務する。

ジェンクさんは、
Eコマース事業最高経営責任者。

お二人には月刊『商人舎』に、
登場いただくつもり。
楽しみにしてほしい。

さてこの懇親会で、
ちょっと話題になったことがある。

私の古巣の『販売革新』誌が、
7月号で日本の小売業ランキングを間違えた。

それも第1位のイオンと、
第2位のセブン&アイ・ホールディングスを、
逆転させて報じてしまった。

ご丁寧に小見出しにまで、
「首位逆転」のようなフレーズが使われた。

考えられないミスだが、
後輩たちのしでかしたこと。
成り代わってお詫びしよう。

わたしはずっと教え続けた。

こういった時には、
ダブル・ギャランティすること。

半澤直樹ではないが、
「倍返し」。

忘れないでほしい。

さてこの交流会の最後に、
毎度、お土産が配られる。

それはいつもいつも、
トップバリュ。

そう、イオンのプライベートブランド。
記者たちに「試食してください」という意図。

わが家に持ち帰ると、
愛猫のジジが寄ってきた。
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中身の一部は、
このレトルトカレー。
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左がセレクトのタスマニアビーフカレー、
クォリティブランド。
真ん中がエコノミーブランドのビーフカレー、
右がベストプライスのビーフカレーで、
これがコンペティティブブランド。

新製品のスムージー。
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トップバリュ・セレクトのティッシュペーパー。
クォリティブランド。
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さらにトップバリュのドリップコーヒー。
これはフェアトレード商品。
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他にも数品が、
このEcobagに入れられている。
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私はこの姿勢、
実にいいと思う。

どんな時にも、
プライベートブランドを訴える。

株主総会の株主へのお土産にも、
地域コミュニティのイベントへの差し入れにも、
数々の社内行事や取引先との交流にも、
あらゆる機会を見つけて、
自慢のプライべートブランドをアピールし、
体験してもらう。

それが自社のポジショニング構築に、
大いに貢献する。

トップバリュに限らない。
セブンプレミアムも、
ニチリウのくらしモアも、
CGCブランドも、
AJSのくらし良好も、
全社全店で、
アピールすべきだ。

プライベートブランドは、
安売りの武器ではない。

粗利益向上の道具でもない。

わが社、わが店の、
ポジショニング戦略のために、
必須の命ともいえるものなのだ。

〈結城義晴〉

2014年07月29日(火曜日)

土用丑の「売ることと見つけたり」とAmazonのPBストア本日開店!

今日は、土用丑の日。

日経新聞は鰻を、
巻頭コラム『春秋』で持ち上げ、
総合欄の『迫真』で落とした。
「この日に滋養のあるものを食べる習慣」がある。
そのために「う」のつくものが食されてきた。

ウリ、うどん、そしてウナギ。

有名な話で、
このブログでも何度となく紹介したが、
江戸中期に天才・平賀源内が仕掛けた。
売れずに困っている鰻屋に、
「本日丑の日」と宣伝文句を書くよう指導した。

それが始まり。

平賀源内にあやかって、
今日は鰻を、
「売ることと見つけたり」。

宇都宮の㈱かましん平松本町店は、
ご覧の売場。
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通称「てっちゃん」こと大越鉄夫店長。
自ら売場で、実演販売。
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煙を出して焼けば、
もっともっと雰囲気が出るだろうが、
それはできない。

温め鰻。

それでも、よく売れる。

今夏の鰻、例年より1割増の売れ行き予測。
みなさんの店はどのくらい?

しかし日経新聞は暗雲も示す。

国際自然保護連合(IUCN)が、
ニホンウナギを「絶滅危惧種」に指定。
6月12日のこと。

この団体は約90カ国、120の政府機関などが会員。
つまり国際的に影響が大きいということ。

そのIUCNが昨夏、
ロンドンで各国のウナギ専門家の会合を開催。

そして1年後の6月、「絶滅危惧種」に指定。

そこで日本の水産庁では、
養殖業者を届け出制にする。

一方、卵から育てる「完全養殖」の研究も進む。
中心は、水産総合研究センター増養殖研究所。
その桑田博資源生産部長は、
「専用のエサや水槽なども研究し、
3年で実用化にメ ドをつける」。

心強い。

平賀源内に生き返ってもらわなくとも、
大丈夫だろう。

私は楽天家。
「前向き、上向き、外向き」。

この夏に鰻を食えなきゃ、
日本じゃあ、ない。

さて、横浜商人舎オフィスに、
うれしいものが届けられた。
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レッド・ワイン。

衣笠真佐美さんから。
㈱いいねいいねドットコム代表取締役。

ボトルに金色の文字と写真。
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ありがたく頂戴します。
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赤ワインは、
鰻にあうんだなぁ、
これが。

ありがとう。

いいねいいねドットコムは、
地方スーパーマーケットの情報サイト。

大阪の枚方・寝屋川・交野・八幡。

「お母さん目線」で、
スーパーマーケットのさまざまな情報を、
ネットで届ける。

店長さんたち、ご協力ください。
お願いします。

さて、いろいろなメディアで報じられた。
Amazonの「プライベートブランドストア」、
本日オープン。

このニュースに関しては、
Daily商人舎で詳しく論じる。

いいねいいねドットコムも、
Amazonプライベートブランドストアも、
インターネットと小売業との、
協働のなせる業。

これ、マーケティング3.0の世界。
フィリップ・コトラーを中心に、
ヘルマワン・カルタジャヤと、
イワン・セティアワンの労作。

マーケティング1.0は、
製品中心のマーケティング。

2.0は消費者志向のマーケティング。

そして3.0は、
価値主導のマーケティング。

このマーケティング3.0の10の原則に、
「自社製品をいつでも入手できるように」がある。

Amazon「プライベートブランドストア」は、
間違いなくこれだ。

時代は、進んでいる。

〈結城義晴〉

2014年07月28日(月曜日)

イオン人材データベース構築とドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

Everybody! Good Monday!
[2014vol30]

2014年第31週。
7月最終週にして、
8月第1週が今週。

抱かれては蹴られては夏布団かな
〈朝日俳壇 洲本市・高田菲路〉

夏布団は軽い。
布団の立場に立てば、
抱かれたり蹴られたり。

しかしこの二日ほど、
猛暑だったにもかかわらず、
夏布団のお蔭で、
よく寝られた。

ありがたい。

先週の火曜日に帰国して、
その後もあっちこっちへ。

そして今週、
元気を取り戻して、
月刊『商人舎』8月号の入稿。

さて明日は土用の丑。
言ってみれば「鰻の日」。

第24回うなぎ川柳。
金賞や銀賞よりも、
ただの入賞に、いいのがある。

咳払いひとつして入るうなぎ屋へ

この気分、わかるなあ。

しかし江戸時代の古川柳は、いい。

左見右見して鰻屋へ山の芋
「左見右見」は「とみこうみ」と読む。
左をみたり、右を見たり、
つまりあっちを見たり、こっちを見たり。
そうして鰻屋へ入るのは、
「山の芋」。
これは僧侶のこと。

俳句も鰻をテーマにする。

私はこれが好きだ。

うなぎ屋の団扇働く音をたて
『新版川柳歳時記』創元社刊より 出口夢詩朗〉
鰻屋のうちわほど、良く働く道具はない。
その音が心地よい。

丑の日のけむり窓より昇天す
〈『日本大歳時記』講談社刊より 五所平之助〉

こんなことを書いていると、
やはり商人舎オフィス前の野田岩で、
土用の鰻、楽しみたくなる。
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〈写真奥のビルが商人舎オフィスが入るビル〉

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〈200年の伝統を誇る野田岩の横浜店〉

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〈㈱商業界のそばに麻布の本店があって、それをよく利用したが、
横浜の商人舎オフィスの目の前にも野田岩があった。妙な縁がある〉

ただし、このお店の鰻、
美味いとは限らない。
念のため。

もう7月も、あとわずかだが、
今月の商人舎標語は、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

今月が終ろうとしている今、
最後にそれをもう一度、
ガツーンと実感したいものだ。

さて、今朝の日経新聞一面トップ。
「イオン、42万人を適正配置」

私など一流新聞の一面トップに、
小売流通業がとり上げられるだけで、
うれしくなる。

この記事は、
イオンの人材データベース構築の話。

ホールディングカンパニーとしてのイオンは、
国内外の主要子会社約90社を対象に、
従業員42万員の、
特技や資格、海外での滞在経験、業務評価などを、
デジタル情報化して、活用する。

イオンの連結子会社は現在、約260社。
日本以外にも中国、東南アジア計13カ国に及ぶ。

そのうちの約90社が対象。
イオンリテールやイオンモール、
イオンフィナンシャルサービスなど。

海外子会社の優秀な現地社員には、
日本本社に抜擢され、
役員や幹部への登用のチャンスも生まれる。

データベース登録42万人のうち、
8割の34万人は国内のパートタイマーやアルバイト。

現在、パートから正社員への登用は、
本人の希望に任せられているが、
このデータベースをもとに、
会社側から正社員登用を働き掛ける。

さらにスキルアップの機会を提供し、
人材育成に活かす。

構築の期限は2015年度末だが、
その後、16年度末までに、
管理職以上の評価基準の統一も検討する。

現時点では、
イオン傘下の主要子会社間で、
ミドルマネジメントの評価基準が、
バラバラになっている。

それを統一し、
公正公平な基準にして、
役員や幹部候補を、
所属する会社を超えて、
機動的に登用し、配置する。

岡田卓也イオン名誉会長が言いだして、
イオンは、三つの産業を標榜する
「平和産業・人間産業・地域産業」。

その人間産業としてのイオンの、
礎になるのが人材データベースだろう。

しかしデジタルツール構築の際にも、
ドキドキ・ワクワク・ニコニコを、
その根底においてほしいものだ。

日経一面トップ記事の意義も、
ここにあるはずだ。

今週の私のスケジュール。

まず、今日は横浜商人舎オフィス。
商人舎Magazineの、
WeeklySpecialに、
記事を公開しました。
[Focus up]
「ヤオコーのECOストア
相模原光が丘店」

明日はイオンの記者懇談会。
トップマネジメントとマスコミとの懇談会。

明日があるから、
日経は話題の少ない月曜に、
リップサービスしたのかもしれない。

読み過ぎか?

水曜日は、
カスタマー・コミュニケーションズ㈱、
定例役員会。

そして木曜日が、
月刊『商人舎』8月号責了日。

8月に入って、
2日(土曜)、3日(日曜)は軽井沢。
立教大学院・結城ゼミの合宿。

今年3月にビジネスデザイン研究科教授を退任。
しかし結城ゼミOB・OG会には30名が登録して、
活発に交流を続けている。

その夏合宿。

楽しみだ。

来週は、火曜日と木曜日に、
その立教社会人大学院と、
日経bizアカデミーの共同企画に、
出講する。

名称は「MBA Intensive 2014」。

いわゆる「サマー・スクール」。
猛暑の夏にも、
学ぶ者たちあり。

これもドキドキ・ワクワク・ニコニコ!

みなさんも、そんな感じで、頑張ってほしい。

では、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2014年07月27日(日曜日)

ジジの「おつかれさま」[日曜版2014vol31]

ジジです。
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そとはモーショ!
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ボクはすずしい。
うちのなか。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
アメリカでした。
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サンフランシスコ。
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ケーブルカー。
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サンフランシスコ名物。
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坂道をはしります。
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そうして、かえってきた。
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トーキョー・スカイツリー。
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ヒコーキからみえた。
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そのあとも、
おとうさんは、
やすみなし。
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宇都宮でギョーザ。
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てっちゃんとあった。
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それから豊橋。
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おおきなおおきな豊川。
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あついなかを、
40分もあるいた。
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いちごやいちえ。
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おわらい地蔵さま。
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しあわせなファミリー・ビジネス。
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いろいろなところへいって、
いろいろなひとにあった。
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おとうさんも、
きょうはねてます。
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だからボクも、
きょうはねてます。
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おつかれさま。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

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