結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年12月29日(日曜日)

ジジの感謝[日曜版2013vol52]

ジジです。
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ことしも、
あと3日。

1年間、52週。
ボクのページは、
52回。

ご愛読、
ありがとうございました。

ユウキヨシハルのおとうさん、
でかけていきました。
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ゴルフコースへ。
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名物ホール。

「1年のつかれをおとす」とか、
いってました。
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朝から、スブリ。
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マスコット・クラブ。

おとうさんのホームコース。
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たのしそうです。
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ボクはねてましたが。
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でも、ごくろうさま。
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よく、シゴトしましたからね。

それから、
かえってきました。
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海ほたる。
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トウキョウ・ベイ。
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来年のために、
ボクの絵をだしてきた。
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プログレスのデザイナーさんが、
かいてくれた絵。

なんというか、
はずかしい。
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でも、いいかもしれない。
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ボクに、にてますか?
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ふしぎなきぶん。
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でも、来年は、
この絵がずっと、
あるでしょう。
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1年間、ありがとうございました。
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空に虹がかかって、
いい年であることを、
おしえてくれます。
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生かされていることに、
感謝しています。

ありがとう。
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こころから。

来年もよろしく。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年12月28日(土曜日)

フロリン・ディアクの「科学者の信認」と商人の「一瞬の積み重ね」

株式会社商人舎。
2013年の営業は、
昨12月27日で終了しました。

日本中の小売りサービス業のみなさんにとっては、
まだまだ大晦日まで、
営業や仕事が続きます。

商人舎は本日より、
冬季休業に入ります。1年間ありがとうございました。
心から感謝申し上げます。

皆様にとって、新しい年が、
よりよいものであることをお祈りいたします。

来年も宜しくお願い致します。

[商人舎一同]

2013年も、あと4日。
月刊『商人舎』新年号の入稿と校正で、
編集部は今朝も午前7時過ぎまで、
完全徹夜。

やっと終わった。

夜が明け、陽が登った空は、
驚くべき青さ。
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雲は白かった。
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日本中を寒気団が覆い、
日本海側は大雪だというのに。

しかし私たちよりも、
雑誌デザイナーの七海真理さんこそ、
完全徹夜でフル回転。

心から感謝したい。

来年は絶対にこんな状況にならないよう、
万全の態勢をつくります。

ただし、絶対に、
どんなことがあっても、
手は抜かない。

万全の態勢で、
より良い雑誌をつくります。

私はこれから、
立教大学大学院結城ゼミ生の、
修士論文のチェックに取り掛かる。

論旨や論理性を確認し、
先行研究レビューや調査研究の内容を評価し、
論文としての仕上げをする。

もちろん本人が書いたものが何よりも、
その価値を決定づける。

私はほんのちょっと手伝いをして、
それを本人に返す。

最後にそれぞれが、
完成させる。

この年末から、
年明けの第1週、第2週、
その後にやっと、
私の正月がやってくる。

みんなともに頑張ろう。

さて、来年のことを考える。

数学者フロリン・ディアクの著作、
『MEGADISASTERS』
ディアクはルーマニア人。

邦題は、
『科学は大災害を予測できるか』

そのまえがきに出てくる引用。
「予測できるのは、
既に起きたことだけである」

〈ウジェーヌ・イヨネスコ〉
イヨネスコはディアクと同じ、
ル-マニア人を父に持つ劇作家。

ピーター・ドラッカー教授の、
「既に起こった未来」に通じる。

新しい年を思う時、
イヨネスコの言葉は、
重い意味を持つ。

もうひとつ、
フリッツ・R・S・ドレスラーの言葉。
「未来を予測するのはたやすい。
いま起こりそうもないことを、
考えだせばいいのだ」

ドレスラーは続ける。
「難しいのは、
今起こっていることを
突き止めることだ」

さてディアクは著書の中で、
予測の最先端の研究や理論をreviewする。
第1章 津波
第2章 地震
第3章 火山
第4章 ハリケーン
第5章 気候変動
第6章 小惑星の衝突
この後、第7章は金融危機、
そして第8章はパンデミック。

最後の第9章では、
予告はどこまで可能になったのかと、
総括する。
この中で面白いのは、
メディアやマスコミのジャーナリストと、
科学者の姿勢の違いを示しているところ。

もちろんジャーナリズムとサイエンスは、
役割が異なる。

「科学者が最も恐れるのは、
自らの信認を失うことである」

実はジャーナリストも、
自らの信認を最重視する。

「科学者が予測を公表する場合には、
その前提条件や精度や誤差範囲を
明確にするのがふつうである」

修士論文でもこれは同じだ。

「ところがメディアが
そうした『但し書き』を見落としてしまうものだから
一般の人々は大騒ぎをすることになる」

メディアの役目も重い。

私たち商人舎も、
メディアのひとつ。
以って自戒とすべし。

しかしこれは、
商人も同じ。

真の商人が最も恐れるのは、
自らの信認を失うことである。

こう、言い換えておこう。

年末のこの時期になると、
いつもこの言葉を思う。

故倉本長治商業界初代主幹。
「この一瞬の積み重ねこそ、
君という商人の全生涯」

残された2013年、
一瞬一瞬を充実させたい。
そして顧客からの信認を高めたい。

〈結城義晴〉

2013年12月27日(金曜日)

商人舎仕事納めの今半「すき焼き」と岡田元也さんの「多様性」

12月27日。
あと5日で2013年が終わる。

「忙しかったなぁ」

率直な感想。

私自身、人生で一番のピークだったかもしれません。
もちろん多忙を極めたけれど、
ストレスはまったくなくて、
やりたいことを精一杯やった。

そんな満足感と充実感に満たされています。
ありがたいことだと感謝しています。

株式会社商人舎も、
みんなよくやりました。

ありがとう。
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と、言いつつ、それぞれが、
思い出深い月刊『商人舎』をもって、
写真。

商人舎は今日で仕事納め。
来年2104年1月6日が仕事始め。

9日間の冬期休業となります。
よろしくお願いします。

お急ぎのみなさんは、
info@shoninsha.co.jpまで。

至急、問題解決に当たります。

今日は、少し早めにあがって、
横浜高島屋8階の今半へ。

恒例となっている今半。

まず突き出し。
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それから山形牛。
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そしてすき焼き。
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デザートまで堪能して、
満足の写真。
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来年の商人舎標語は、
「こまかく・きびしく・しつこく・たのしく」

これは商人舎自身が、
自らに課するスローガンでもあります。

もちろん冬期休業に入ったからといって、
毎日更新宣言ブログや、
facebookは、
年中無休。

えてして、合併話のような事件は、
年末の際に起こったりします。

そんな時にはすぐに出動して、
取材をし、記事を書いて、
商人舎magazineでも、
商人舎公式ホームページでも、
報道します。

さて今日の『ほぼ日』。
糸井重里の巻頭言。

「2013年から、
2014年になるにあたって、
こう、なんというか、
世の中もじぶんも、屈託なく
『あけましておめでとう』
と言う感じになっている」

同感。
糸井さんの、
こういった時代をつかむ感覚、
私が思っていることを、
スルリと言ってくれる。

「2012年から、
2013年になるときには、
もうちょっと『言いにくい感じ』があった」

うんうん。

「さらには、2011年が
2012年に変わるときには、
『おめでとうと言ってもいいんだよ‥‥ね?』と、
みんなが確かめあってるような感じがあった」

そのとおり。

「もうじき『あれから3年』になる正月」

そして、提案してくれる。
「たのしいことを考えようよ。
おもしろいことをやっていこうよ」

賛成です。

日経新聞コラム『大機小機』
コラムニストの恵海さん。

今年を二つのことで総括する。
ひとつは、アベノミクスの「3本の矢」。
ひとつは2020年の東京五輪開催決定。

これらが「日本を覆っていた閉塞感を払拭」。

だから糸井さんが言うように屈託なく、
「あけましておめでとう」

コラムニストは、
来年の干支を持ち出す。
「翼をもつ天馬のように跳びはね、
世界から信用され、頼られる国」

その第一歩を記そうと呼びかける。

ただし私は、
この「天馬」のたとえは、
あまり信用しない。

もちろんこれは、
故渥美俊一先生のペガサスクラブを
言っているのでは断じてない。

コラムニストはこの後、
金融政策や社会保障関連支出の削減、
防衛関係の研究開発投資や、
原子力と代替エネルギーとのベストミックス、
そして国家安全保障の提案をする。

「年金給付開始年齢の引き上げ、
高所得者の医療費負担増などを
『国家百年の計』を踏まえて実行することが、
基礎的財政収支の均衡を実現し、
世界の信頼を得ることとなる」

ペンネームで匿名のコラムだから、
こんな提言もあるのだろう。

糸井重里の時代感の方が、
はるかに夢とリアリティをもっている。

今年の春のイオンの入社式。
岡田元也社長のスピーチ。

今、イオンモール幕張新都心の記事を書いている。
だから岡田さんのコメントを方々から集めた。

その中の一言。

「多様性と一貫性、
相矛盾するテーマを
追求したい」

これはオクシモロンだ。

「多様性とは、
違う人や違う地域を容認すること」

ダイバーシティという。

「人間が全体主義のごとく、
同じように考え、
同じように行動するのは、
一見効率良く見えるが、
そういう組織は往々にして滅びやすい」

日本最大の小売業のトップの発言です。

「だから多様性を備えることが、
大型化することから生じる均質化の危険から
身を守る方法だ」

2014年の午年。

こういった多様性の考え方で、
世界中から尊敬され、
頼られる国を、
みんなして目指したい。

〈結城義晴〉

2013年12月26日(木曜日)

豊田泰光と糸井重里とコトラーのコンサルティング・メソッド

昨日の川野幸夫さんのコメントを、
商人舎magazineに掲載。
日本スーパーマーケット協会会長、
㈱ヤオコー会長。

ページは週刊特別企画。
タイトルは、
「川野幸夫の2013年総括」

写真が面白かったので再掲。
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こんな感じ。
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川野さんのマスコミ人気がうかがわれる。

さて年の瀬の12月26日、
貴重なものが終わる。

日経新聞のコラム『チェンジアップ』。

元西鉄ライオンズの侍豊田泰光が、
1998年の夕刊から始めて、
その後、朝刊に掲載し、
足かけ16年。

辛口評論の最終回。

私は〈博多生まれの横浜育ち〉を、
看板の一つにしているので、
当然ながら西鉄ライオンズ・フリーク。
ということはアンチ巨人。
すみません。

豊田は最終回の冒頭でかます。
「巨人軍は不滅かもしれないが、
プロ野球界は永遠ではない」

「まだ親会社の宣伝道具の面があり、
景気次第でいいようにされる恐れがある」

「選手を操り人形のように
サインと懲罰交代で縛る監督、
不自由にあらがいもせず、
バントを決めてハイタッチする選手たち。
この野球のどこが面白いのか」

メジャーリーグの球場の雰囲気。
「騒がず、選手の一投一打に集中するスタンド、
土のにおいがする天然芝のグラウンド……」

「海を渡ったイチローが、
子どものように跳ね回っているのも
わかる気がする」

そして辛口。
「一番の老舗である巨人が
そうした本式の球場を持っていないところに、
日本球界の貧しさがある」

「私は野球しか知らないから、
なんでも野球を通してみる」

結城義晴が小売サービス業を通して、
世界や社会を見続けているのと同じ。

「このごろの食品偽装問題をみても
『とにかく売れればいい』という風潮が
『とにかく勝ちゃいい』という野球と重なってみえる」

そうそう。

「本来は個人の良心に委ねられるものだ。
食品の問題も最後は
人と人の信頼関係になるはずだ」

「形はどうあれ、
手っ取り早く打ちたい、
勝ちたいという軽さは
『中身より売り文句で勝負』という
一部のレストランと同じ」

「こらえ性がなくなり、
楽な道に走る社会が
映し出されている」

手っ取り早く真似る。

食品業界にも蔓延しているが、
豊田泰光の言うことは、
いちいちもっともだ。

16年間、ご苦労様でした。
78歳の元野球職人は、
コラムニストとしても一流のプロだった。

一方、『ほぼ日』の糸井重里。
巻頭言「今日のダーリン」。

「やりなおせると思うなよ」
脅迫染みた台詞をテーマにする。

「なかなか緊張感のあるセリフだ。
劇的な状況を表現するには、
実にいいことばだ」

そしてまずは肯定。
「実際に、
そういう場面を経験した人は
いくらでもいる。
また、それくらいの覚悟で
やらなきゃできないことも、
生きている間には、
何度もある」

こう言っておいて、今度は否定。

「このごろ思うのだ。
『やりなおせると思うなよ』
というような状況が、
そんなにしょっちゅうあっては
困るだろうよ」

そうそう。
「人間って、そういうふうには
できていないのだ」

「起きて、食って、働いて、遊んで、寝る」
そんなシンプルな生活の繰り返しが、
私たちの暮らしのベースには、ある。

そしてときに、
「厳しい決意の状況に立たされる」

私たちが生きるリアリティは、
ドラマとは全く違う。

「なんどでもやりなおしている」
それが人生だと糸井さんは言う。。

「明日死ぬかのように
生きなさい。
永遠に生きるかのように
学びなさい」

名言。

しかし、
「とても比喩的なことばであって、
それこそ、そんなことができるように
人間はできてない」

「ぼくらが実用に使うには無理がある」
糸井さんに賛成。

たとえて言えば、
「F1のクルマで公道をぶっとばすような」

正月の箱根駅伝、
ラグビー大学選手権、
その後の高校ラグビーや高校サッカー。
この前、終った高校駅伝。
一生に一度、
1年に一度の晴れ舞台。

この時は、
「やりなおせると思うなよ」で、
いいかもしれない。

しかし日常的には、
「社会は、
失敗はありうるという前提で
設計されていくし、
実に、人間はいつでも
失敗をするはずの生きものだ」

そうなんだ。

失敗を恐れることはない。
失敗をとがめるばかりでもいけない。

「毎日のように、何度でも
トライできると思ったほうが、
のびのびと、じぶんのなかの
新しい能力を発見できる」

私もそう思う。

特に商売は、
そう言うたぐいの仕事だ。

だからみなで、そう言い合いつつ、
安心して仕事するのがいい。

いつもいつも脅しのように、
最高レベルを求め続けるのは、
毎日の商売にはふさわしくはない。

さて、今日のフィリップ・コトラー。
日経新聞最終面の『私の履歴書』。

今日のタイトルは、
「コンサルティング」。

それもほんものの。

バンク・オブ・アメリカ、
フォード、ゼネラル・モーターズ、
ユニ・リーバ、アップル、IBMなどなど、
超一流企業ばかり。

「私が経験した最高の取締役会は、
1990年前後のIBM」

社長のジョン・エイカーズの相談。
「どうやって顧客中心主義を
植え付けることができるのか」

そこでコトラー先生は、
13人の取締役が参加する
2日間の会議を傍聴。

会議は3部構成。

第1部は主要顧客3社の幹部を招き、
IBMへの満足度を聞いた。

第2部は社内の支店長
から
本社の指示をどう思っているかを聞いた。

そして第3部はIBMの社員
主要な競合相手に見立てて、
どのような戦略でIBMを攻撃してくるのかを
語らせた。

第1部、第2部は、
現場の実情がトップまで伝わってこないことが
よくわかった。

「とりわけすばらしかったのが第3部だ」

「競合相手を急成長中の
サン・マイクロシステムズとした」

「サンからIBMへ転職してきた社員に
サンのスコット・G・マクネリーCEOの役をさせた」

「この疑似マクネリーはなかなかの役者で
取締役会の面々に厳しいまなざしを向け、
開口一番、こう言い放った」

「サンの目標はIBMを潰すことだ!」

疑似CEOはIBMの弱みを畳み掛ける。
「コンピューターの未来は
ネットワークにあるにもかかわらず、
IBMは製品を改良することしか考えていない」

取締役会メンバーも反論。
「IBMに最大の利益をもたらすのは
ネットワークではなく製品だ」。

「疑似とはいえ、真剣勝負だった」。

ロール・プレイイングと呼ばれるが、
これはコンサルティング手法として、
教育手法として、
実に有効だ。

数年後、IBMは、
ルイス・ガースナーが新CEOとなって、
「IBMの未来はネットワークにある」と宣言。
疑似CEOの指摘の通りとなった。

コトラーはゼネラル・モーターズが、
IBMと反対だったと述懐する。

「ロス・ペローが取締役会に加わり、
経営陣を厳しく叱責した。
モノを言おうものなら辞任を求めた」

このペローのやり方を、
「巨像に踊り方を教えること」と表現。

「謙虚に聞く耳を持たない組織は
衰退する」

そして最後に、一言。
「IBMの3つの議論は
今でも立派に通用するはずだ」

しかしコトラー先生のコンサルティングは、
ドラッカー組織マネジメントそのものだ。

マーケティング・マネジメントを、
コトラーが標榜するのもうなづける。

コンサルタントこそ、
マネジメントに精通しなければならないことを、
如実に示している。

〈結城義晴〉

2013年12月25日(水曜日)

セブン&アイ、Xマスにフランフランをお買い物!? 50億円也

今日はChristmas。
Christのmass、つまりキリストのミサ。

イエス・キリストの降誕の祝い。
「降誕」は英語でthe Nativity。
聖人・偉人・帝王などがこの世に生まれること。

まあ、洋風に祝いましょう。
キリスト教徒でなくとも、
それが現在の日本人。

今日、ヤオコーの川野幸夫会長も語っていた。
「今のところ順調な
クリスマス商戦だ」

そしてクリスマス商戦を終わらせたら、
すぐに和風に切り替える。

やはり川野さんが口にした。
「和食がユネスコの世界遺産になった。
どう日本の食文化を守り育てるか。
私たちにとって大切な課題だ」

明日の朝から、すぐに、
日本の年末年始に大転換。

その切り替えの「キレ」の良さが、
その店の強さとなる。

さて昨日の夕方、
武藤麻代さんが、
商人舎オフィスを訪ねてくれた。
立教大学大学院の結城ゼミ第4期生。
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来年1月から、
商人舎magazineに、
執筆してくれることになった。

健康や安全・安心をテーマにして、
小売業・外食業の取材をする。

ご期待いただいきたい。

今朝は、東京・大門。
カスタマー・コミュニケーションズ㈱、
恒例の取締役会。

今年もご苦労様でした。

その後、役員会で写真。
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真ん中左が、
米倉裕之さん、代表取締役社長。
真ん中右が、相談役の玉生弘昌さん、
㈱プラネット会長。
その右が、取締役の川崎清さん、
一番右が執行役の石井賢治さん、
そしていちばん左が取締役の田窪伸郎さん。

1年間、ご苦労様でした。
来年もよろしくお願いします。

その後、商人舎オフィスに戻って、
再び夕方には東京日本橋へ。

日本スーパーマーケット協会。

スーパーマーケット3団体の販売統計の発表。
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詳細は『商人舎magazine』で報告するが、
11月は売上高7732億4871万円と、
前年同期比104.5%、
既存店でも101.4%と好調。

6月ぐらいから好転し、
青果の相場高もあり、
10月、11月と上向いてきた。

それが12月商戦、
天皇誕生日を含み三連休、
そしてクリスマス商戦と続いた。

一気呵成に年末商戦へと、
なだれ込みたい。

その後、毎年恒例、
記者との忘年懇親会。
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日本スーパーマーケット協会会長の川野幸夫さん、
協会専務理事の竹井信治さん(右)、
そして左の松本光雄さんは、
オール日本スーパーマーケット協会専務理事。

川野会長登場とあって、
記者連は張り切って写真撮影。
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こんな光景です。
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川野さんは丁寧に、
今年スーパーマーケット産業にとって、
重要だったことを二つ挙げて、
解説してくれた。

それは商人舎magazineで速報しよう。

専務理事の竹井さんは、
月刊『商人舎』の大ファン。
届くとすぐに1冊丸ごと、
読み切ってくださるとのこと。
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うれしくてますます元気が出る。

懇親会の最後は
3人を囲んで、
事務局の皆さんとの記念写真。
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年末を締めくくるガッツポーズ。

来年も協会活動に期待したい。

4月には日本スーパーマーケット協会と、
新日本スーパーマーケット協会の合併が、
待っているし、その時、
消費税増税が行われる。

協会の活動は重い意味を持っている。

名著『チェーンストア』の中で、
ゴドフリー・M・レブハーは、
アメリカにおけるチェーンストア成長の要因を、
4つ整理している。

第1は、チェーンストア方式自体に内在する長所。
第2は、チェーンストア経営者になった人々の資質。
第3は、この人々が自己の経営を、
条件の変化に合わせる弾力性を持っていたこと。
そして第4は、彼らの仲間の団体活動が、
効果的だったこと。

適切な団体活動は現在の、
日本のスーパーマーケット産業にも、
求められている。

ちなみにこの『チェーンストア』の訳者は、
12月15日に逝去した倉本初夫商業界主幹。

再び、ご冥福を祈りたい。

最後の最後は、「お多幸」。
伝統のおでんを賞味しながら
日経MJデスクの白鳥和生さんと、
今年最後の交流。
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白鳥さんは、
最前線で活躍するジャーナリスト。
流通に「愛」をもっている。

白鳥さんとの会話は、
本当に楽しいし、触発される。

その白鳥さんの日経新聞の朝刊。
セブン&アイ・ホールディングスが、
雑貨専門店「フランフラン」のバルスへの出資を、
報道した。

そして午後、それが、
バルスから発表された。

2014年1月、
48.67の株式を取得。
取得総額は50億円程度。

今期もセブン-イレブン・ジャパンが絶好調で、
13年8月末の手元資金は1兆円強。

だからセブン&アイは、
12月に入って、
積極的にM&Aを進めている。

通販のニッセンホールディングス、
高級衣料品店のバーニーズジャパン。

バルスは国内で約150店展開。
2013年1月期売上高319億円。

Christmasに、
フランフランをお買い物!?

セブン&アイは、
オムニチャネル戦略を謳っている。

来年は日本のチェーンストアも、
スーパーマーケットも、
大きく様相が変わるに違いない。

クリスマスの東京駅。
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家族のもとに、
恋人のもとに、
急ぐ人たちだろうか。

いずれの人々にも、
ハッピー・クリスマスでありますように!

私たちは日本の消費者のために仕事している。
国民のために、市民のために、
店を開き、売り場をつくる。

だからハッピー・クリスマス!

<結城義晴>

2013年12月24日(火曜日)

倉本初夫商業界主幹ご逝去、ご冥福を祈りご遺志を継ぎたい

今日はクリスマスイブだが、
ふたたびみたび、訃報。

㈱商業界の倉本初夫取締役主幹が、
12月15日(日曜日)午前11時54分、
逝去された。

90歳。

1週間後の22日に通夜、
翌23日に告別式が、
近親者だけで行われた。

偲ぶ会は2月7日。

商業界ゼミナール終了後に、
アパホテル東京ベイ幕張で開催される。

謹んで哀悼の意を表したい。

1977年(昭和52年)4月1日、
私は株式会社商業界に、
新卒社員として、入社した。

その入社試験の面接官の1人として、
当時の倉本初夫代表取締役社長に会った。

実に穏やかな紳士だった。

他の面接官は、
当時の取締役の櫻井豊治さん、外益三さん、
そして鈴川克美さん。

倉本初夫社長は、
月刊『商業界』だけの経営専門の出版社を、
ラインロビングによって、
総合流通メディアにしようと意図していた。

だから1963年『販売革新』、
1972年『食品商業』、
1975年『飲食店経営』、
1976年『ファッション販売』と、
次々に月刊雑誌を創刊。

現在の株式会社商業界の形をつくる。

その後、1998年、月刊『コンビニ』は、
私が取締役として創刊。
現在の6誌体制ができあがる。

商業界といえば
「倉本長治先生」。

世間ではそう考えられているが、
初夫主幹は長治先生の長男として、
商業界運動を後継し、
日本流通業の近代化に、
多大な貢献を果たした。

長治先生が近代化の精神を築いたとすれば、
初夫主幹は故渥美俊一先生とともに、
近代化の実践を推進した。

その後、私は、
商業界労働組合の委員長として、
経営トップの初夫社長と対峙したこともあった。

さらに編集長、取締役編集統括、
専務取締役と昇格し、
2003年、代表取締役社長に就任。

時代時代にいつも初夫主幹と、
ディスカッションしたり、
サポートしていただいたりした。

商業界社長を辞して、
株式会社商人舎を設立した2008年4月にも、
発足の会の発起人になっていただいた。

この発足の会でのスピーチ。
「商業界からは多くの人が、
卒業していった。
結城君もその一人。
頑張って欲しい」

話し終わって、
壇から降りてきて、
倉本主幹、
「本当によかっただろう?」

結城義晴、
「本当によかったです」

このやり取りは、
忘れることができない。

そして今、私は心から、
「本当によかった」と思っている。

倉本初夫主幹には、
いくら感謝しても足りないくらいだ。

最後に一緒に写真を撮ったのは、
2010年9月14日。

商業界北陸ゼミナール。

主幹が開講講演。
「不況が商人を鍛える!」

それにつづいて、
結城義晴が記念講演。
「商売十訓を解き明かす」

その後の夕食会の写真がこれ。
20131224145916.jpg
320人が一堂に集った。

その後も、
商業界地方ゼミナールで、
お会いしたり、目礼くらいの擦れ違いで、
じっくりお話しすることもできず。

今年9月の佐賀県の九州ゼミでは、
主幹が急遽、風邪を引いて欠席。

ちょっと心配していたが、
12月に入って、逝去された。

これからの商業界、
どうなるのだろう。

そんなことを思うが、
倉本初夫主幹、
心からご冥福を祈りたい。

合掌。

今年は、
杉山昭次郎先生が逝ってしまった。
商人舎最高顧問。
86歳。

2月12日午前3時46分には、
北野祐次さんが逝去された。
関西スーパーマーケット創業者・名誉会長。
オール日本スーパーマーケット協会名誉会長。
享年90。

2月8日、あの松本清さん、
満63歳で早世。
㈱スーパーアルプス代表取締役会長。

子供の頃から大ファンだった大鵬幸喜、
享年72。
大相撲史上最多の優勝32回。

マーガレット・サッチャーさん。
脳卒中で、87年の生涯を閉じた。

山崎豊子さんは、
88歳。

10月1日には、平村文男さん。
㈱大阪屋ショップ代表取締役会長。
75歳。

漫画家のやなせたかしさんは、
94歳だった。
「アンパンマン」の作者。

そして南アフリカ共和国元大統領、
ネルソン・マンデラさん、
95歳で大往生。

堤清二さんも亡くなった。
元セゾングループ代表。
86歳。

親しい友人の小森勝さんも、
65歳で早世してしまった。
日本マーケティングセンター代表。

そして最後に、
倉本初夫主幹。
90歳。

21世紀社会の現代化を思う時、
多くの人々の遺志を、
是非とも発展的に継いでいかねばと、
決意を新たにする。

クリスマスイブのにぎやかな世相の中で、
私は静かに決意する。

〈結城義晴〉

2013年12月23日(月曜日)

今年末年始9連休とコトラーの伊藤雅俊「商人道」こそマーケティング!

Everybody! Good Monday!
[2013vol51]

2013年も第51週。
あと2週間。

今日は天皇誕生日で、
三連休最終日。

明日がクリスマスイブ、
そして明後日がクリスマス。

商人舎magazineの、
Weekly商人舎・日替り連載月曜日は、
「今週の販促企画」。

ここにも書いてあるが、
日本の天皇誕生日と、
世界のイエス・キリストの誕生を祝う日が、
連続している。

23日から、24日・25日。

お目出度いこと。

だから23日の祝日に、
家庭でクリスマスを祝うことも、
なんら違和感がない。
今日はそんな日だ。

その後、土曜日の28日から、
年をまたいで、1月5日まで、
年末年始の一般のサラリーマンは、
9連休。

その間、
小売サービス業は書き入れ時。
人々が休む時に、
仕事をして人々に奉仕する。

それが小売サービス業。

もう、当たり前になっているかもしれないが、
それは尊い仕事なんだ。

私がそれを強調し、賛美する。

頑張ろう。

お互いに。

賛美するだけでなく、
私も一緒に休まず、仕事する。

毎日更新宣言ブログを、
このタイトルで始めた動機の一つも、
ここにある。

年末が近づくといつも、
そんなことを思う。
今回の9連休中も、
私はふたつの仕事を続ける。

第1は、毎日更新宣言ブログ。
第2は、立教大学院結城ゼミ生の修士論文仕上げ。
提出が1月11日だから、ゼミ生たちは、
今週中に私に提出してくる。

だから私は、
年末も正月も、
やり取りをして、
これにかかりっきりになる。

ゼミ生にとっては多分、
人生最初で最後の記念碑となる論文。

私もできる限りのことをする。

日経俳壇・日経歌壇は昨日、
一年の総仕上げ。

選りすぐりの作品の中から、
選者の黒田杏子さんと岡井隆さんが、
厳選した。

そこから結城義晴が、
さらに選んだ。

家族みな朝を祈りて今年米
〈佐倉・小池成功〉

冬囲いされたる木々の覚悟かな
〈岩見沢・木村弥生〉

戦争を知らぬ世代が戦争を知らぬ世代に
詫びろと責めらる

〈横浜・芝公男〉

どの国も混迷いよよ深まりて
政治で収拾つかぬ世となる

〈仙台・星川滉一〉

短歌の方が政治的、風俗的、現代的。
俳句は抒情的、情緒的、私的。

さて2013年12月は、
フィリップ・コトラーを楽しむという余禄がある。
日経新聞最終面『私の履歴書』。

今日はスウェーデンのことが書いてあるが、
昨日は「日本の思い出」。

タイトルにも「『お客様に学ぶ』商人道」とあって、
イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さんが出てくる。

「日本への旅はいつも興味深く、
刺激に満ちたものばかりだ」

「すばらしい人がいるから」と紹介されたのが、
伊藤雅俊さん(セブン&アイ・ホールディングス名誉会長)。

伊藤さんの「お客様に学ぶ」という姿勢、
商人道はまさに、
顧客主義のマーケティングの実践者だ。

セブン&アイのDNAは、
この伊藤雅俊の顧客主義とマーケティングにある。

さらにコトラーは付け加える。
「私もメモ魔だが
彼もいつもメモを取る勉強家でもある」

まったくその通り。

私も伊藤さんにお会いすると、
私の方がインタビューされて、
メモを取られる。

何だか丸裸にされているような気分になるが、
これが伊藤雅俊流のマネジメントでもある。

さてこれも昨日の日経記事。
「トランス脂肪酸、取りすぎご用心」

ぼちぼち大手新聞でも、
トランス・ファットを取り上げ始めた。
「マーガリンや調理油、洋菓子などに含まれ
心筋梗塞などの危険を高めるとされるトランス脂肪酸」

11月に、アメリカの食品医薬品局(FDA)が、
段階的に使用を制限すると発表。
トランス脂肪酸は不飽和脂肪酸の一種で、
血液中の悪玉コレステロールを増やし
善玉コレステロールを減らす作用がある。
動脈硬化による心筋梗塞などの危険性を高める。

大半は植物油を高温にして臭いを取り除いたり、
マーガリンなどの製造時に
植物油に水素を加えたりする加工過程でできる。

FDAはこのうちの「硬化油」を規制する。
これは常温で固まりやすくしたタイプ。

米国の調査では、
食事で摂取したエネルギー量に占めるトランス脂肪酸の割合が、
2.8%に達する人は、
1.3%の人に比べて心筋梗塞のリスクが、
1.3倍に高まる。

デンマークやスイスなどは
油脂100グラムに含まれるトランス脂肪酸を
2グラム未満にする規制を実施している。

米国などでは含有量の表示を義務づけている。

日本にはトランス脂肪酸に関する使用規制は特にない。

しかし一方、
日本のトランス脂肪酸摂取量は、
欧米に比べて少ない。

「06年度の食品安全委員会の推計では、
日本人の平均的な摂取量は
1日0.7グラムで総エネルギー量の0.3%」

米国の平均2.6%の4分の1で、
世界保健機関の目標値1%未満の基準も下回る。

「国の食品安全委員会の10年度の調査では、
06年度に比べて一般向けマーガリンで47%、
業務用では91%、トランス脂肪酸が減った」

それでもこういった報道には、
常にアンテナを張っておかねばならない。

いま、私は、
千葉県のイオンモール幕張新都心に向かっている。

これから立教のサービス・マーケティングの講義。
イオンモールを視察し、レクチャーする。

フィールドワーク主義。

小売業やサービス業の現場は、
大学院の研究対象となる。

では、みなさん、
今週もがんばろう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

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