結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年10月27日(火曜日)

鳩山由紀夫の「人間のための経済」と柳井正の「良い会社・商品・社員」

台風20号一過。
カラリと晴れた秋らしい日。

昨日の話題は、鳩山由紀夫首相の所信表明演説一色。
「無血の平成維新」
「コンクリートから人へ」
「友愛政治」
たくさんのキーワードが盛り込まれたが、
私がいちばん気に入ったのは、
「人間のための経済」  
そして全体を貫いていた主張。

読売新聞も日経新聞も、
「抽象的」「具体性に欠ける」との評。

私は、所信表明は、
抽象的でいい、と思う。

抽象化、普遍化こそが、
全体像を描き出す唯一の方法である。
抽象と事例、抽象と事例。
これがコミュニケーションの原則。
その抽象の中身をこそ、
論じるべきだ。

その意味で「人間のための経済」は、
まことに全うで、いい。

逆に、「具体策を出してくれ」という要求からは、
どこか「グライダー化」が連想されてしまう。

日本のマスコミも経済界も、
グライダー化してしまっては、困る。

現在、世界経営者会議2009が開催中。
そこで柳井正さんが語っている。
ご存知、ファーストリテイリング会長兼社長。
「国内の一強百弱から、
世界の一強百弱に様変わりしなければ、
成長はできない」  

「良い会社、良い商品、良い社員をつくる」  
柳井さんは、こうも言う。

この考え方の徹底と貫徹が、
「一強百弱の、一強」を作り上げ、磨きあげる。

さて、昨日は、朝から東京・清水橋。
伊藤園本社で、大陳コンテスト審査委員会。
伊藤園の社是。
故・本庄正則会長の書。
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「お客様を第一とし、
誠実を売り、
努力を怠らず、
信頼を得るを、
旨とする」  

私の育った商業界の思想、
そして私たちの商人舎の考え方と、
全く変わらない。

その社是の額の前で、
「伊藤園夏の大陳コンテスト」審査。
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審査委員は、右から本庄大介社長、
山本恭広『食品商業』編集長、
この企画のプロデューサー松井康彦さん。
前商業界取締役営業統括。
審査委員長の私と江島祥仁副社長、
そして本庄周介専務。

全員揃って、真剣な審査。
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そして決まった。
大陳賞、陳列賞のそれぞれの大賞。
そして企業賞の大賞。

今回は、イトーヨーカ堂、イオンも参加して、
1万店を超えるスケールの参加数。

満足そうな顔で、
全員で写真。
私の隣はアルヌー・ティエリさん。
ダノンウォーターオブジャパン㈱オペレーションズ部部長。
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審査委員会後、恒例となった江島副社長の部屋での懇親。
まず、抹茶を頂く。
これがいい。
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そして、最近の流通業界事情、アメリカの話題、
伊藤園レディス・ゴルフのことなど、
勉強になると同時に楽しい話題。
その伊藤園レディスのポスターの前で、
三人で写真。
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江島さんの部屋にかかっていた額。
これも故・本庄正則会長の書。
素晴らしいので写真に撮らせてもらった。
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長生十徳  
少酒多茶 少肉多菜
少糖多果 少塩多酢
少食多嚼 少煩多眠
少怒多笑 少欲多施
少衣多浴 少車多歩  

素晴らしい。
「少酒多茶」は、極めて上手な宣伝でもある。
「少煩多眠 少怒多笑 少欲多施」は、
人間としての生き方。
「少衣多浴 少車多歩」は生活の仕方。

本当に素晴らしい。

午後は、神田の日本セルフ・サービス協会。
コーネル大学RMPジャパンの事務局会議。
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太田美和子さん、中間徳子さん、
村尾芳久さんと私。
第一回の反省すべきところは反省し、
次の展開への抜かりない対応を。
よろしく。

夕方、急いで、帰浜し、
商人舎オフィス。
㈱八社会の松島良三常務と田島英雄総務部長。
お待たせしてしまって、本当に申し訳ない。
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来年1月の講演会の打ち合わせ。

製配販コラボレーション、
プライベートブランド、
アメリカ情勢、日本の動向。
話したいことは山ほどある。

その中から2010年に、
是非とも必要とされるテーマを講義する。

人間のための経済、
良い会社、良い商品、良い社員。
長生十徳。  

もしかしたら、いい時代が、
すぐそこで、待っているのかもしれない。

<結城義晴>  

2009年10月26日(月曜日)

「今年末は厳しくて、遅い」大潮流の始まりと「それぞれの壽里茂」

Everybody! Good Monday!!  

2009年10月最終週。
今日、月曜日は雨模様。
だんだん寒くなる秋真っ最中。
今週末、土曜日の31日がハロウィン。  

アメリカ、カナダの風習だが、
ヨーロッパや日本にも伝染して、
広く楽しまれるようになった。

お客様が楽しみにしていることは、
どんどん提供する。
その面では、商業・小売業には、
野放図なところが必要だ。

「顧客が望むものは、何でも用意する」  

さて、このブログは、
朝9時、10時の段階で新規記事をアップし、
その日の仕事の活力にしてもらいたいと考えている。
しかし、私自身の忙しさから、
ずるずると午後に、
記事アップが伸びてしまうことがある。

今日がそれだ。

本当に申し訳ないと思う。

月曜日は、前日の日曜日にスケジュールが空くことが多いので、
特に「Good Monday」は、朝一番の記事アップを果たしてきた。

しかし昨日は、昼過ぎから始めて、
夜まで、飲み過ぎた。
そして今日は朝一番に仕事が入っていた。

そこで、昨夜、寝るときに、決めた。
「明日の朝は、ブログをアップしないことにしよう」
「午後、ブログアップしよう」

そうすると、不思議。
ぐっすりと眠ることができた。

こんなにも[結城義晴の毎日更新宣言]は、
結城義晴を苦しめていたのか。
それがわかった。

しかし、朝一番のアップは、
これからも、できる限り、実現させたい。

読者の期待に応えるのが、
㈱商業界時代から私の主義。
㈱商人舎になっても、
この主義を曲げるわけにはいかない。

しかし、時々でいいから、
お許しいただきたい。

午後や夕方の記事アップも。

さて、アメリカの年末商戦。  
10月の頭から、はじまっている。
三段階のプロモーションではあるが、
年末を見据えていることは、日米ともに変わらない。

そのアメリカのクリスマス商戦向けプロモーションへの、
客足が、ひどく鈍い。

ウォルマートが、
10月に入って仕掛けた売れ筋玩具一律10ドルセール。

日経新聞の記事だが、
ウォルマート上級副社長のジョン・フレミングは、
「年末商戦は厳しく、本格化するのも遅い」とコメント。

フレミング氏は、
ライバルのターゲットからスカウトされて、
ウォルマートの衣料品を改革した人物。
現在、マーチャンダイジング統括副社長。

経験も実績も申し分ない。

だからというわけではないが、
フレミングの言うことは、
聞くに値する。

日本でも、
「今年末商戦は、厳しくて、遅い」  
ぎりぎりまで、消費は動かない。

これが、10月から12月までの基本潮流。

心してかからねばならない。

さて昨日は、朝一番に、
参議院神奈川県選出議員補欠選挙の投票に。
私の中学・高校の10年後輩が当選した。
10年の後輩だから、直接の知り合いではないが、
以前から注目していた人物。
金子洋一という。

頑張ってほしいものだ。

その後、東京・早稲田へ。
大隈ガーデンハウス。
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「壽里茂ゼミ稲門会」総会。  
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大学時代のゼミは「産業社会学研究」。
指導教授は、壽里茂先生。
早稲田大学名誉教授。
先生には、ゼミの教え子が525名、いる。

その3年ぶりの総会。
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冒頭の挨拶は、第4代幹事長の私。
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今年83歳になられる大正15年生まれの壽里先生。
そのご意志を受け継ぐのが私たちの役目。
「先生の志を受け継ごう」と、私は挨拶した。
「志定まれば、気盛んなり」
吉田松陰のこの言葉、
「志」が固まれば、自然に、
「気」力が横溢としてくるというもの。
だから「志」を先生にいただけば、
私たち弟子の「気」は盛んになる。
本当に助かる。

私は特に、先生と同じ道を歩み始めた。
だから「気盛んなり」である。

私の挨拶の最後は、
「それぞれの壽里茂」  
先生に対する思いは、弟子たちそれぞれにある。
そのそれぞれを大切にしようというメッセージ。

これは、上田惇生先生の「それぞれのドラッカー」から、
発想を頂戴した。

私の挨拶のあとは、壽里茂先生。
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83歳としては、驚くべき確かさで、
講話をしてくださった。

自分の人生は三段階に分かれる。
戦前の自分。
戦後の自分。
そしてこれからの自分。
「今、成長段階」  
それが、壽里茂の真骨頂。

先生は、現在のこと、将来のことを、
考えていらっしゃる。

私は、とても嬉しかった。

写真の左手に写っているのは、
内藤邦夫事務局長。
彼抜きに壽里ゼミ稲門会は、あり得ない。
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先生の講話のあとは、長い長い懇親。

それぞれの年代ごとに集まっては、
現状報告やゼミ時代の思い出話に花が咲く。

世代間の交流も盛んになったころ、
今総会たった一つの余興。

早稲田大学応援団の出番。

8本ある団旗。
「進取の団旗」という由緒ある旗。
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それを、掛け声とともに、立てる。
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その後、旗手はこの団旗を掲げ続ける。
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見事に立った団旗。
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その前で、応援歌斉唱「紺碧の空」。
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「早稲田の栄光」は、
いつ聴いても、
いつ歌っても、
いつも泣ける。

そして、校歌。
あの「ワセダ、ワセダ、ワセダ」という歌。
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全員で、手を振り上げて、
声を限りに、歌う、怒鳴る。

壽里先生も、体が心配になるくらい。
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最後に、先生と娘さんの珠子さんに花束。
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珠子さんの挨拶は良かった。
「父は、今でも、書斎で勉強しています。
小さい頃から、勉強している父しか見たことがない」

学ぶことの喜び、
学ぶことの確かさ、
学ぶことの楽しさ。
壽里先生からは、こんなことを、
学んだ。

心から、感謝。

最後に、大隈公堂の前で、
全員で写真。
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かくて、無事、壽里茂ゼミ稲門会総会は終了。
私も、第4代幹事長の任を解かれた。

ご協力くださった皆さん、ありがとう。

「それぞれの壽里茂」  
忘れずに。

皆さんにも、あるはず。
「それぞれの先生」  
忘れずに。

Everybody! Good Monday!  

<結城義晴>  

2009年10月25日(日曜日)

ジジとホールインワン[日曜版]

今日は、すごいお知らせです。
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スポーツの秋といいますが、
アライ・シンヤ先生が、
すごいことを、
してしまいました。
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ホールインワンです。
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ゴルフのショートホールで、
一回で、いれてしまうこと。

今年の8月だったそうです。
場所は、ホームコースの戸塚カントリークラブ。

ユウキヨシハルのおとうさんは、
25年まえに、
アライ先生が、ホールインワンするときに、
たちあっていたそうですが、
それ以来の2回目のホールインワン。

おとうさんは、
もちろん、
ホールインワン、
やったことがありません。
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でも、最近は、
いっしょうけんめいに、
ゴルフ、やっています。

これがおとうさんのクラブ・セット。
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デトロイトの空港で、
衝動買いしたキャディバッグ。

ウッド・カバーは、
コーネル大学の専用。
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シゴトもいそがしいけれど、
時間をつくって、
熱心に、はげんでいます。

ひそかに、だいそれたことを、
かんがえているようです。
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今年の7月には、
ニューヨークのイサカで、
ゴルフ、してきました。

コーネル大学のゴルフ場で。
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ジーン・ジャーマン名誉教授のスウィング。
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コーネルでは、とても、
たのしんだ。
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ボクは、おとうさんのゴルフ、
とても、いいとおもいます。

昨年、目を手術して、
だいすきなスポーツが、
あまりできなくなった。

野球も、テニスも、
バトミントンも、卓球も。

目がわるいから、できない。
うごくものを、打つことができない。

そのかわり、
うごかないものを打つ。

それがゴルフ。

おとうさんのスウィング。
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成果も、ずいぶん、
あがってきた。

「努力すれば、
かならず、むくわれる」
そう言ってる。

でも、アライ先生のように、
ホールインワンは、やっていない。
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ホールインワンは、
努力とは、べつのもののようです。

でも、ボクは、
おとうさんのゴルフ、
おうえんしています。

何か、とても熱心なところが、
いいとおもうんです。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2009年10月24日(土曜日)

ニラク「パンダ・プロジェクト」の小さなイノベーション

昨日の朝日新聞のコラム「経済気象台」。
管直人副総理の発言をとらえて、一言。
「私は理科系出身なので、イノベーションに理解がある」
これはおかしい。

私も、賛成。

イノベーションは科学的技術によるものとの思い込みが強い。
イノベーションはテクノロジーの世界のものとの誤解がある。

ピーター・ドラッカーは、語っている。
「イノベーションとは、
顧客にとっての価値の創造である」  

「それは、科学的・技術的重要度ではなく、
顧客への貢献によって評価される」  

「技術的イノベーションと同様に、
社会的イノベーションが重視される」

「イノベーションの必要性を最も強調すべきは、
技術変化が劇的でない事業においてである」  

さて、昨日は、福島県郡山へ。
㈱ニラクのストアマネジャー会議で、恒例の講演。
ニラクはパチンコホールのチェーンストア。

そのニラクで今年1月から四半期ごとに、計4回。

タイトルは、
ニラクパーソンのための
「商人魂」の檄  

第1回は「元気を出そう」
第2回は「自ら、変われ」
第3回は「店は客のためにある」  

そして最終回は「リーダーたれ」  
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私の基本的な考え方を、
毎回、2時間ずつ丁寧に語る。

今回は、リーダーシップに関するメッセージ。

ドラッカーやデール・カーネギーの考え方を引用しつつ、
日本のチェーンストア業界にある前時代的考え方を正した。

ニラク人資部マネジャー末次秀行さんが、
上手に司会してくれた。
多謝。
1

そして4回にわたって、
熱心に聞いてくれた幹部、マネジャーのみなさんにも、
心から感謝。

私も、10カ月ほどの間、
本当に勉強になったし、成長した。

その後、「クォーター・アワード」と懇親会に参加。
四半期ごとに行われる表彰制度。
その表彰式を「クォーター・アワード」と称する。

冒頭にニラク社長の谷口久徳さんの挨拶。
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はじめは、QSCの表彰。
モニターが全店を回り、
「クオリティ、サービス、クレンリネス」の評価をする。
そして上位3店を表彰する。
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これは、現場の人たちが、本当に喜んでくれる。
全員の総力によって得られる賞だからだ。

次に「ザ・改善賞」の表彰。
「パンダ・プロジェクト」を推進した本間博晃さんが受賞。
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店舗で使っているコピー用紙の使い方改善で、
全社で年間1075万円の節約ができる。
その実験と仮説と検証。
まさに商人舎今月の標語、
「小さく考える」の実践。  

私は、こういったことこそイノベーションであると思う。
イノベーションは、小さなところから起こる。
イノベーションは、現場から起こる。
「現場第一」Practice comes first!  
を貫くことによって。

本間さん、本当におめでとう。
あなたは立派な「イノベーター」だ。

その後、この4半期のクォーター4冠賞の表彰。
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そしてハイライトは、クォーター5冠賞。
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おめでとう。
表彰式に出た人だけでなく、
お店にかかわった人たちすべてが褒められ、称えられた。
それがうれしい。

最後に、サプライズがあった。
私への感謝状。
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4回の講演に対するニラク社員・従業員からのメッセージ。
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そして谷口社長からの感謝状。

お礼の言葉は、心からの感謝のみ。
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「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

最後の最後に、トップ・幹部の皆さんと写真。
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イノベーションの芽は、現場にある。
それに着目し、改善・改革を試み、
実行し、検証し、表彰する。

それが、良い社風をつくっていく。

イノベーションは、社風づくりにも、
大いに貢献するのだ。

<結城義晴>  

2009年10月23日(金曜日)

総合スーパー9月2.4%減だがプロ野球は日米ともに面白い!

百貨店、コンビニに続いて、
9月の総合スーパーの売上げも悪かった。  

日本チェーンストア協会の発表。

全体で、既存店前年同月比マイナス2.4%。
これは8月のマイナス3.4%と比較すると、
減少の幅は少なくなった。

しかしダウントレンドであることは、
変わらない。

日本チェーンストア協会に加盟する企業の、
食料品の実績は、マイナス1.8%。
住居関連が、マイナス1.3%。

衣料品がとりわけ悪くて、マイナスの6.8%。

しかし百貨店同様に、
サービスはプラスの0.2%。
サービス総額は36億円と少ないものの、
この分野は伸びている。

ちなみに9月の、
日本チェーンストア協会加盟社の既存店総売上高は、
1兆0080億円。

10月も、当然ながら厳しい環境にある。

日本銀行の「経済・物価情勢の展望」。  
消費者物価の上昇率を予測している。
正式にはこの30日に発表されるが、
今年2009年はマイナス1.3%、
来年2010年はマイナス1.0%。
そして再来年の2011年にも、まだ、マイナスだとの予測。
もちろん、マイナス幅は縮小されるが。

私は、2011年1月末まで、
「無呼吸泳法」をお勧めしているが、
日銀の予測では、
それが2011年末まで続きそう。

ただし、私は楽観的な見方をとる。

脅したり、すかしたりして、
激励するのは私の性に合わない。
「消費は伸びない、
競争は厳しくなる一方だ。
だから、自分の言うことを聞け」
これは悪質な宗教屋のやり口。

私はいつも、
楽観的で、積極的で、
伸びやかで、明るいのが、
好きだ。  

それが商業・サービス業に、
あっていると思っている。

日銭が入る小売業やサービス業という業(なりわい)は、
つぶれにくいし、生き残りやすい。

だから真の商人は、根本的に、
伸びやかで、明るい。  

そういう財務体質で出来上がっているビジネスだからこそ、
人々に夢と勇気を提供できるのだと思う。

日本郵政社長に斎藤次郎氏内定。
物議を醸しているが、
会社人事の善し悪しは結果で決まる。
ただし、国民は楽しくはない。

日本プロ野球のクライマックスシリーズは、
順当に、1年間で一番だったチームが制しそうだ。

米国メジャーリーグは、
ナショナル・リーグを2年連続でフィリーズが勝ち取り、
アメリカン・リーグはヤンキースがリード。

どれも面白いことになってきた。

スポーツは、
経済不況の時代でも消費不振のときでも、
人々に、伸びやかで明るくて、
熱狂的な喜びを提供する。

その意味で、異質のビジネスである。

商業・サービス業も、
プロスポーツのようにありたい。  

だから、景気が悪い、
物価が上昇しないなどと、
嘆いてはいられない。

自分のお客様を喜ばせること、
楽しませること。  

それに邁進する。

それが私たちの役目だし、
私たちの仕事である。

<結城義晴>  

2009年10月22日(木曜日)

伊藤忠&ユニー連携と21世紀の総合商社・小売業のカタチ

一日ごとに、ほんの少しずつ寒くなる。
このほんの少しずつが、いい。

それが日本の秋。

ほんの少しずつ、変わる。
そのほんの少し変わるのを、楽しむ。

季節の変化とは、そういうものだし、
ほんの少しずつ寒くなる秋と、
ほんの少しずつ暖かくなっていく春は、
この少しずつの変化が、日本らしくて、
日本人に好まれる。

さて今日は、
総合商社の話。  
商社は、広い意味では、商業に入るし、
さらにその本質は、卸売り業である。
輸出入の貿易と国内への物資の流通・販売を業務の中心にする。

業種を超えた幅広い商品・サービスを取り扱うのが「総合商社」。
一定の業種内に特化したのが「専門商社」で、
こちらは限りなく「卸売り業」に近い。

その総合商社が、小売業に出資し、
総合商社を主語にすれば、系列化が進んでいる。

2009年現在、一般的に「総合商社」に分類されているのは7社。

①三菱商事 通称「商事」
②三井物産 通称「物産」
③伊藤忠商事 通称「伊藤忠」
④住友商事 通称「住商」
⑤丸紅 通称「丸紅」  

それに⑥豊田通商。  
2006年トーメンを吸収合併。
そして⑦双日。
2004年、ニチメンと日商岩井の合併で誕生。  

1970年代まではこの7社関連に、
兼松江商、安宅産業が加わっていた。

安宅産業は破綻し、
兼松は、専門商社に商売替えした。

私は、もっともっと総合商社の淘汰と、
一方での専門化が進むと考えている。
寡占から複占へ。  

総合を名乗る者の数は、減っていく。

最後には、二者になる。
そのかわり、専門商社が、
専門の領域ごとに、確立され、機能していく。

さて、ユニーに伊藤忠が出資する。  
3%の出資で、金融関係を除く筆頭株主になる。

伊藤忠によるユニーの系列化。
あるいは、ユニーが伊藤忠の力を活用して、
大手小売業の系列化を進める。

ユニーには、コンビニのサークルKサンクス がある。
伊藤忠は、ファミリーマートの所有者。
まずこのコンビニ連携が進む。

さらにユニーは、プライべートブランド開発で、
関西のイズミヤ、四国のフジと連携している。
この三者に、伊藤忠が絡んでくる。

総合商社は、
こういったプロジェクトに絡むのが仕事。

絡んで何を得るかは、いまいち、
明確でないことも多いが。

一方、三菱商事は、小売業・卸売業に積極的に絡んでいる。
商事が小売業第一位イオンの筆頭株主になったのは昨年末。
コンビニ第二位のローソンのオーナー。
イオン参加のコンビニ、ミニストップは、
従ってローソンとの連携が視野に入っている。

食品スーパーマーケット第一位のライフコーポレーションも、
食品卸売り業の菱食、明治屋商事なども、
三菱商事の傘下に入っている。

三井物産とセブン&アイ・ホールディングスの提携は、
長くて、厚くて、濃い。

住友商事は、ご存知、サミットの100%親会社。
マミーマートも、そして関西スーパーマーケットも、
住友商事が株式を所有している。

ダイエーは、丸紅に約30%の資本を持たれ、
さらにイオンが20%を所有する。

こんな中、小売業間の接触が、
総合商社の繋がりを誘発することになる。  

イオンとダイエーとの統合は、
商事と丸紅を結びつける。

イオンの電子マネー「ワオン」は、
伊藤忠系のファミリーマートとの提携が進むから、
ここでは商事と伊藤忠。

さまざまな連携が進みつつ、
総合商社と小売業、その業態別に、
合従連衡は、確実に形を成していく。

私は、21世紀の最初の20年くらいに、
このあたりの姿が鮮明になると考えている。

今日、発表されるユニーと伊藤忠の提携は、
その歴史の一コマである。

<結城義晴>  

2009年10月21日(水曜日)

「商人よ、正人であれ!」

「商い人よ、正しき人であれ」

私たちは、
こと、仕事に関して、
いつも、
絶対に、
正しくなければならない。
私はそう考えている。

個人の生活は、
自由でよろしい。
もちろん、
法を犯すことは、
許されないけれど。

政治も、
宗教も、
趣味も、
哲学も、
生き方も、
いろいろあって、
よろしい。

私は無宗教であるし、
特別な支持政党も持たない。

趣味は、
なんにでも興味を示す、
「なまくら派」である。
生活態度は学生のころから、
坂口安吾に魅せられた「無頼派」である。
 
しかし、こと、
仕事に関しては、
「正義」を貫いてきた。

仕事は、
社会のためにあるからだ。
会社や店は、
世の中のため、
お客様のためにあるからだ。
 
人生の分岐点において、
必ず、
自分が、損をする道を選んできたという人がいる。
同じく、人生の分かれ道で、
常に、困難なほうを選択してきたという人がいる。

どちらも優れた人だ。
強い人だ。

自分にとって、損な道。
自分にとって、難しい道。
私には、そんな判断をする自信がない。
 
けれど、私は、
なんとしても、
仕事では正しい道を、
歩まねばならないと思う。
仕事においては、
正義を貫かねばならないと考える。
 
それが「商人よ、正人であれ」の意味である。
「商い人よ、正しき人であれ」の本質である。

倉本長治は言った。
「商人である前に、人間であれ」
倉本長治は、こうも言った。
「真の商人であることが即ち立派な人間ということだ」

仕事において、正しくある。
それがそのまま立派な人間ということなのだ。

<結城義晴『日々の詩集』(未完)より>  

長妻昭厚生労働相からの発表。
2007年の日本の「相対的貧困率」。
15.7%だった。

「貧困率」とは低所得者の占める割合。
国民生活基礎調査をもとに、
所得を世帯人数に振り分けて高い順に並べる。
そのときの真ん中の所得は228万円。
228万円に満たない人が占める割合を算出して、
「相対的貧困率」とする。

日本の貧困率の推移。
1998年時点では14.6%、
2001年は15.3%、
2004年は14.9%。

経済協力開発機構(OECD)2008年の報告書にある。
2004年のOECD加盟30カ国の平均値は10.6%で、
日本の貧困率14.9%は、
30カ国のうち4番目に高かった。
メキシコ、トルコ、米国の次。

日本フランチャイズチェーン協会の発表。
9月のコンビニエンスストア既存店売上高、
前年同月比5.6%マイナス。
前年割れは4カ月連続。

セブン-イレブン3.5%マイナス。
ローソン6.4%減、
ファミリーマート5.3%減、
サークルKサンクスが7.6%減。

貧困率は、消費に打撃を与えている。

だからこそ今、
「商い人は正しき人」でなければならない。

<結城義晴>  

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

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