結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2011年05月21日(土曜日)

商人舎視察研修会basic編はトラブルにも負けず「最悪を覚悟し最善を尽くす」

そろそろ、本屋さんに並び始めました。
『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』(㈱イースト・プレス刊)。
結城義晴著。
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写真は横浜・有隣堂のドラッカー・コーナー。

私自身は今、それを見ることができないのですが、
それでも嬉しいものです。

昨日は、成田空港に集合し、
第9回商人舎USA視察研修会ベーシック・コースのスタート。
ラスベガス4泊6日の行程。

参加者数87名(東日本大震災のため急きょ、キャンセルの方が3名ありました)。
それに日本からの事務方を加えて、
いよいよ旅立ち。
商業界時代を通じても、商人舎になってからも、
最大の人数の視察研修会。

是非とも、大きな成果を参加者のみなさんに差し上げたいと、
意気込んで計画し、設計しておりました。

ところが、まさにまったく「想定外」のアクシデント。

今回は90名を超える人数のため、
ABふたグループに分かれて、
UA便に搭乗することになっていました。

ところが集合直前ともいうべき午前11時。
Bグループを運ぶ台北からのUS便が、
機材トラブルで欠航となってしまった。

その便には半数の45名が乗る予定でした。

それからが大変。
商人舎チーフ・コーディネーターにして、
旅行代理店トッパントラベルサービスの鈴木敏さんが、
あらゆる手を尽くし、何とか、
ホノルル経由ラスベガス行きの便を確保。

一方、 Aグループは予定通り14時から、成田空港内で結団式。
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こちらは総勢、46名。

飛行機が飛ばなくなったわけを話しながら、
「最悪を覚悟して最善を尽くす」
私は心構えを語った。

Aグループは元気にラスベガスに出発しよう。
そしてBグループの到着を待とうと意志一致。
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一方、出国直前にBグループにお詫びとご協力のお願いをする。
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Aグループは、成田から8時間半のフライトでサンフランシスコ空港に到着。
そして国内線に乗り換えてラスベガスへ。

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ラスベガス渓谷に入ってきた。
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ラスベガスは、真っ白な雲が浮かぶ良い天気。
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すぐに、ウォルマートスーパーセンター環境対策店舗を視察。
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年商1億2000万ドルの大繁盛店。
1ドル100円で換算すれば120億円。

見事な青果部門。
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バナナとトウモロコシは定番中の定番。
ロールバックでUSA産を1コ33セントで販売。
33セントです。
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ベーカリー売場も充実。
カゴ盛りのバゲットの売り方がいい。
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レジ前のコンコース。
真ん中にバゲット。
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近づくと、こんな売り方。
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そのレジ前の陳列も素晴らしい。
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そしてレジはフレンドリーをモットーとする。
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インタビューに応じてくれたのは、
マネジャーとアシスタントマネジャー。
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ずいぶんと勉強になるインタビューだった。
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さらに店内をツアーしながら、
アシスタントマネジャーから、
細かく解説してもらう。
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多少業績の伸びが鈍化したとはいえ、
世界最大の企業にして、米国最大の総合小売り業。
「ウォルマートを中心に回るメリーゴーランド」であることに変わりない。

売場づくりのレベルは高い。
マネジャーやアソシエーツの士気も高い。
さらに極めてフレンドリー。
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一同、大いに感動して、
たっぷり2時間を超える視察が終わる。
ホテルに到着後、直ちに結城義晴の第1回セミナー。
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広い会場は、Aグループだけの参加で、
半分しか席が埋まらない。
それでも私は、変わらず、最善を尽くす講義をした。
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夕方6時から8時半まで、
いつものようにテンションの高い講義。
しかし、やはり別行動をとっているBグループのことが心に残っていた。
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私の講義の後、明日からの視察および調査の概要説明、
グループ分けを行って解散。

一方、Bグループのホノルル経由組。
同じく20日午後、成田の会議室で結団式を行い、出発。
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19時過ぎ発のホノルル便。
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太平洋上のハワイ・ホノルルに到着。

みんな元気な様子でなにより。
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ALOHAと書かれた緊急チャーターの専用バスに乗り込み、
急きょ、トランジットの4時間ほどを、
ホノルル市内の店舗視察に活用。
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バスから見える海と空とビーチ。
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そしてカメハメハ大王像の前で、
観光気分満点の集合写真。
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さらに海辺での記念撮影。
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海辺の散策。
心なしかラスベガス組よりも、
足取り、軽そう。
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そしてウォルマートの視察。
ハワイにはスーパーセンターがないので、
非食品総合ストアのディスカウントストアを視察。
スーパーセンターを理解するために、
ディスカウントストアを見ることは、
とても効果的な学習法だ。
Bグループは図らずも、それをした。
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さらにホールフーズの視察。
この店もいい。
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そして無事にホノルル発ラスベガス行の飛行機に乗ってから、5時間半。
ラスベガス空港は、すっかり真夜中。
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みんなの到着を待つ間、一瞬、ウトウトしてしまった。
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それもそのはず。
到着時刻は夜の11時55分。
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笑顔を見せてBグループがラスベガスへやってきた。
本当にお疲れ様でした。
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時刻は、5月21日0時21分。
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Bグループはホノルルとラスベガスというめったにないツアーとなった。
Aグループは予定通り、ウォルマートをじっくり学んだ。

その両グループが合体して、明日から、
本格的な研修が始まる。

最悪を覚悟して、最善を尽くす。
すると女神はほほ笑んでくれる。

ご協力のみなさんに、
心から感謝。

この研修会、
まだまだ何か奇跡が起こりそう。

そんな予感を抱かせつつ、来週へ。
乞う! ご期待。

<結城義晴>

2011年05月20日(金曜日)

「桃・柿育英会」と「負けるな! びはん」そしてコーネル・ジャパンの労務問題講座

読売新聞の一面コラム『編集手帳』。
「桃・柿育英会東日本大震災遺児育英資金」を取り上げた。
新設された東日本大震災の遺児に給付する育英資金の制度。
発起人は建築家の安藤忠雄さん、ノーベル物理学賞の小柴昌俊さんらで、
安藤さんが実行委員長。

小売業界ではファーストリテイリングの柳井正さんが発起人として参加、
運営資金としてまず約2億2000万円を寄付する。

寄付金の募集活動は、
すでに4月9、10日、および4月23日~5月8日、
日本国内のユニクロ店舗で展開。
商品1枚について100円を寄付する支援プログラム。

編集手帳のコラムニストは武者小路実篤を引き合いに出す。
〈桃栗三年 柿八年 だるまは九年 おれは一生〉。
「桃と栗は3年、柿は8年かかってやっと実がなる。
達(だる)磨(ま)大師の場合は『面壁九年(めんぺきくねん)』、
壁に向かって座禅を組むこと9年にして悟りを開いた。
自分はこつこつと一生をかけて実るのだ」

私は中学生だったか高校の初めだったか、
白樺派の武者小路を読み漁っていた時期がある。

だから余計に「桃・柿」に対しても親近感がある。

イオンの岡田卓也名誉会長が、ながく、
「風樹会」という奨学金制度やっていたが、
こちらは交通遺児の育英資金供与。
できることをやる。
それがとても尊い。

昨日、横浜の商人舎にお手紙が届いた。
便せん3枚にびっしりと書かれた文字。
意志を感じさせる。
間瀬慶蔵さんからのものだった。
㈱びはんコーポレーション専務取締役。
岩手県下閉伊郡山田町で被災したスーパーマーケットの経営者。

朝日新聞に掲載された記事「店はなくても青空市」。
それがびはんの物語。
私はブログに書いて応援した。
ご了解を得て掲載させていただく。

初めまして、私は
岩手県山田町にあるスーパー「びはん」を経営している
間瀬慶蔵と申します。

結城さんのブログを見つけ、拝見させていただきました。
『食品商業』や『販売革新』を読んでいたので、
結城さんのことは知っておりましたが、
あまりの感激に目にじわっとくるものがありました。
感動しました。ありがとうございます。

この震災をきっかけに、
他のスーパーが町内に参入しようとする動きがある中、
「がんばろう びはん、負けるな びはん」の激励の言葉、
勇気づけられました。心からお礼申し上げます。

少し自己紹介をさせてください。
私は、大学卒業後、イオン㈱に入社し、
8年間修業の上、山田町には3年前に帰ってきました。
社長の父は健在ではありますが、私は専務として日々、
店の指揮をとっておりました。

3月11日、私は店内にいまして、
従業員といっしょにお客さまを避難させ、
その後従業員も避難させ、店に施錠をして、店横の高台に行き、
津波が来るのを見ていました。

もちろん、店がのみこまれる瞬間もこの目で見ていました。
その時はもう恐ろしくて恐ろしくて、
自分の命のこと、家族のことばかり考えていました。

波が引き、次の波はもっと高いのではないかと思い、
他の避難者といっしょに海水の中、
さらに高台へと連れて行きました。
その後、やはり家族が心配で探しに行きました。

全員の無事を確認し、
その日の夜は子供と2人でお寺に避難しました。
津波直後から町内のあちこちで火事が発生していて、
プロパンガスの「ドーン」と爆発する音、
スタンドの爆発する音、
大きな余震、
さむい夜に子供と2人で眠れぬ夜を過ごしました。

翌日、翌々日は、店のあった場所に行き、
わずかに残った菓子、食品、飲料などを、
他にも集まってきた従業員と
避難所に配って歩きました。

その時に声をかけてきた町民の方々に
「びはんはどうするの?」という言葉に、
自然と「またやりますよ」という言葉が出ていました。

たくさんの方の期待の言葉にはげまされ、
13日の夜は眠れませんでした。
14日には、内陸の取引先を回り、
なんとか商品を仕入れることができないか交渉して、
15日の青空市開店にこぎつけました。
開店したのはいいのですが、
新聞も広告もない状態で、
開店を町民に知らせる必要がありました。

拡声器を役場から借り、
流されずに残った軽トラで町内を走らせました。

そこで言われた言葉が
「こっちに売りに来い」でした。

逆に叱られました。

そんな言葉が多数あり、
移動販売もすぐに始めました。

その時のお客さまの言葉
「待ってた~」
「助かる~」
「ありがとう!!」
「また来て~!」
この言葉に元気をもらった時、
やっぱり自分は商売人なんだなと、
つくづく感じました。

現在では、青森のマエダストアーさんから
無償でゴンドラや冷ケースを頂き、
被災しなかった旧山田病院にて、
約20坪の程度の売り場を設け、
青空と2か所で営業しています。

商品は、同じく被災したマイヤさんから仕入れております。
皆さまの支援に感謝!!感謝!!です。
今後は、前、核店舗であった店を
同じ場所に8月上旬オープンの目標で
準備を進めている状況です。

必ず「びはん」は復活し、
山田町も復興させます。
見ていてください。

長々と書かせていただきました。
同梱の「山田の醤油」は、
当社のブランドで、
内陸の業者でつくらせていたので無事でした。

甘~い味で、
白身魚のお刺身や煮物に最適です。

どうぞご賞味ください。

びはん 間瀬より

読んでいて、涙が出てきた。
応援したい。
ずっと、ずっと。

「ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」

「山田の醤油」を売る運動もやろうと思う。
仕入れたい企業、店舗。
どんどんお知らせください。

間瀬さんにお願いして、
手当てします。

全国のお客様も、
「山田の醤油」、
どんどん買って、
どんどん使ってくれるに違いありません。

さて、昨日はコーネル大学RMPジャパン5月講義の二日目。
1日4時限で労務問題講座が連続する。

第1講座は弥富拓海さん。
賃金管理研究所所長。

テーマは「強い企業であり続けるための賃金体系と福利厚生」
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弥富先生の考え方は、
「企業は力強く成長し続けなければならない」20110520105747.jpg
そのためにいかに人財を育てるか。
企業成長のために賃金や給与、福利厚生がある。

弥富先生の講義は、単なる賃金体系づくりではない。
企業のあり方、成長を前提にしている。

もちろんピーター・ドラッカーの思想が底辺に流れている。
第2講座の講師はUIゼンセン同盟会長の落合清四さん。
「労働組合問題~民主的労働組合と労使関係」20110520105830.jpg
UIゼンセン同盟は組合員110万人、
世界最大の労働組合。

このうち、流通サービス業が約80万人、繊維産業が約30万人。
そしてどちらにも含まれるが、
パートタイマー、派遣などの臨時労働者が約45万人。

これだけの人々を組織する落合さんは、
旧ニチイのご出身。
我々の仲間。

落合さんの講義は、
日本労働運動の歴史概観に始まり、
労働者の位置、働くことの意味、
健全な労使関係の構築、
そして流通産業の課題まで。
極めてレベルの高い講義。

コーネル・ジャパンでしか聞くことのできない貴重な話だった。
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企業は、人間尊重と社会との関係性と、
そして自らの成長とを正三角形で保ちつつ、
発展していかねばならない。

会社と労働者と顧客も、
等関係で自律していなければならない。

落合さんの話は、
顧客満足(Customer Satisfaction)と
従業員満足(Employee Satisfaction )との一致を意味している。
それが労働運動の指導者の主張であるところに大きな意味がある。
第3・第4講座は木下潮音さんによる「小売業の労務問題」
木下さんは第一芙蓉法律事務所の弁護士。20110520110035.jpg
流通・サービス業、チェーンストア専門に労務問題の指導をしている。
豊富な経験に基づいた的確な指摘は小気味良いし、実務的である。20110520110731.jpg
滑舌のよい講義はあっという間に2時間がすぎ、
質疑応答の時間。

関西スーパーマーケットの岡秀夫さんが真っ先に質問。
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木下さんは三期生からの質問に、
これまたてきぱきと、
丁寧に答えてくださった。
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そして、最後に、6月のSMシミュレーションゲームについて、
私からの短いガイダンス。

伝説の1期生、奇跡の2期生も同様に、
このゲームを楽しみ、学んだ。

3期生もぜひ、来月の2日間、しっかりコミュニケーションをとり、
楽しみつつ、経営の醍醐味を味わってほしいものだ。
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コーネル大学リテール・マネジメント・プログラム・オブ・ジャパン。
3期生もあっという間に、8カ月が終わった。

3月4月は大震災のために、
授業が順延となったが、
期間は8カ月を経過して、
本来ならばあと2回。

本当にあっという間だった。

しかし短く感じるほどに、
中身は充実している。

あとわずか。
もちろん、延期した講義は、
時期をずらして再現される。

そして7月下旬にはニューヨーク州イサカへの卒業旅行。

私はこの産業内大学が存在していることを、
すべての人々に感謝したい。

ドラッカーの唱えたポスト・モダン。

日本商業のポスト・モダンを、
このビジネススクールは目指す。

まだまだだけれど、
続いていることそのものが、
ひとつずつ、すこしずつ、いっぽずつ、
現代化を推進していると信じたい。
<結城義晴>

2011年05月19日(木曜日)

スーパーマーケットの業界挙げた節電策とコーネル・ジャパンの上田惇生版「ドラッカー講座」

食品スーパーマーケット三協会の発表。
「スーパーマーケットにおける電力使用抑制策について」
今夏の節電のガイドラインを業界として発表。
高く評価できる。

朝日新聞が取り上げてくれた。

目標は業界として、
東京・東北電力管内で、
ピーク時電力15%以上の削減。

「事前準備」と実際の「節電の取り組み」とに項目が分けられ、
後者は①照明、②冷凍冷蔵ケース、③空調において、
ガイドラインが示されている。

例えば店舗内の照明を50%減らす。
店舗内のほか、看板や駐車場の照明も減らす。
夏の電力使用量の約55%を占める冷凍・冷蔵ケースは、
一部の稼働を停止したり、温度設定を切り上げたりする。
冷凍食品売り場のを封鎖する。

店頭に張り出すポスターも6種類つくられた。
これも、とてもいい。

是非、多くのスーパーマーケットが、
ガイドラインに沿ってアクションを起こしてほしい。
店頭にポスターを張り出してほしい。

私からもお願いしたい。

一方、日経新聞震災現地取材班の報告。
「仙台の百貨店苦戦 山形や盛岡は回復」
「4月の売上高は仙台市の店舗が1年前に比べ約2割落ち込む一方、
盛岡市や山形市などでは前年比プラスに回復」

「仙台でしか買えないような高級ブランドなど不要不急の消費を控え、
地元で生活必需品を購入する傾向が強まっているためだ」

そして取材班は言い切る。
「長く続いていた仙台への一極集中が
緩みつつある」

「仙台市内の藤崎、三越仙台店、さくら野百貨店の4月の売上高は、
軒並み前年同月比20%以上のマイナス」

しかし仙台以外の都市では回復基調。
盛岡市の「川徳」。
4月売上高はプラス5.6%。
衣料品プラス17.9%、家具プラス57.5%。

福島の「中合本店」。
4月に売上げが前年同月水準に回復。
そして5月に入って5%前後のアップ。

山形の「大沼」。
2月はマイナス5%、3月はマイナス25%。
しかし4月はプラス2%。
東北地方では「ストロー現象」といわれた。
「高速道路・新幹線の開通に伴って買物客が仙台」の百貨店に向かった。

日本全体のストロー現象は東京一極体制をつくった。
東北ではそれが仙台一極となりつつあった。
だから仙台以外の都市の百貨店は苦戦を強いられてきた。

それが東日本大震災によって変わってきた。
震災は小売業の構造や地図をも塗り替える。

さて昨日は、3カ月ぶりのコーネル大学ジャパン。
法政大学のボアソナードタワー25階。
イノベーションマネジメント研究セミナー室。
夏日を思わせる快晴の午後。
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元気に三期生がそろった。

午後1時からの講義は、
上田惇生先生。

ドラッカー学会代表。
ドラッカーの分身にして、
ドラッカー翻訳の第一人者。

講義は「ドラッカーの経営思想の神髄」
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いつもの通り、ホワイトボードに、
次々に言葉が書き連ねられながら、
講義はどんどん進んだ。
ドラッカーの真髄があふれ出てきた。
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とりわけ今回の講義では、
先生ご自身が乗っていた。

私はパソコンに上田先生の言葉を打ち込みながら聞いていたが、
メモ書きだけでも6000字にもなった。
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そのメモのなかから、
ドラッカーの思想の真髄。
「理想を求め、
手持ちの道具で、
ケースバイケースで、
一歩一歩」

上田先生も東日本大震災への対応を、
「ドラッカーならこう考える」として語ってくださった。

それが、
「理想を求め、
手持ちの道具で、
ケースバイケースで、
一歩一歩」

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なんと講義は2時間にわたった。
上田先生は立ちっ放しで、熱をいれて語ってくださった。
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15分の休憩。
この後は、今年の講義の目玉「質疑応答の時間」が設けられている。
その合間に、主席講師の荒井伸也先生と三人で語らう。
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そして質疑応答が始まった。
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(株)平和堂の福嶋繁さん。
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上田先生は、じっくり考えてから、
ゆっくりと答えてくださる。
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㈱紀ノ国屋の阿部智則さん。
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上田先生はふたたび、みたび、
膨大なドラッカーの著作の中から、
その言葉を検索するコンピュータのように記憶をたどって、
的確な概念を導き出して答えてくださる。

どこから切ってもドラッカー。
しかしそれは上田惇生そのものでもある。
ドラッカーの考え方に心より共感して、
それが上田惇生の哲学を作っている。
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上田先生がドラッカーの名言を抜き出してみたら、
7000もあったそうだ。
そのなかから最後に、三つ挙げてくださった。

ここではその三つのうちのひとつを引用させていただこう。
「成果をあげる人とあげない人の差は才能ではない。
いくつかの習慣的な姿勢と、
基礎的な方法を身につけているかどうかの問題である。
しかし、組織というものが最近の発明であるために、
人はまだこれらのことに優れるに至っていない」。

私は隣に座っていて、
言葉にできない快感を得た。
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コーネル大学ジャパンの講義の基調を、
荒井伸也先生とともに形成してくださる上田先生。
そしてドラッカー。

私はつくづく、いい学校だと感じつつ、
先生方に心から感謝した。

第3講座はCS・ホスピタリティ実践研究所代表の田中実さん。
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田中さんは巣鴨信用金庫前常務理事で、
現場でホスピタリティを作り上げた人。

「サービスから ホスピタリティへ」をテーマに、
CA・ESとホスピタリティを重視した経営戦略を語ってくださった。
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信用金庫は金融界で、
小売業のローカルチェーンの位置づけとなる。
メガバンクがナショナルチェーン、
地方銀行がリージョナルチェーン。

そのローカルチェーンにおいて、
「金融ホスピタリティ」を標榜して、
地域になくてはならない存在となった。
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いつしか太陽は西に傾いて、
それでも東京の街を見下ろしていた。
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第4講義は結城義晴。
夕方の6時30分から。
「サービスのマーケティング・マネジメント」
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イントロダクションは、篠山紀信とハロルド・ジェニーンと柳井正
ちょうど1年前のこのブログで書いたこと。
『プロフェッショナル・マネジャー』の「三行の経営論」。
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上田先生との質疑応答で、
前の講義が押したので、
私の持ち時間は1時間15分。

私は立教大学ビジネスデザイン研究科で、
サービス・マーケティングを担当している。
その半年に及ぶ講義全45時間分を絞りに絞って、75分。

大いに駆け足で語ったために、
エッセンスだけになってしまって、恐縮。

しかし大事なところだけの講義。
私の問題提起、しっかり受け止めて、考えてほしい。

今月の標語。
「まだまだ、
ひとつずつ、
すこしずつ、
いっぽずつ」

ドラッカー先生に通ずるところがあって、
私はちょっとうれしかった。

<結城義晴>

2011年05月18日(水曜日)

ビックカメラが楽天市場出店の「すでに起こった未来」と高まる電気料金値上げ論議

思っていたような現象が起こってきた。

ビックカメラが「楽天市場」に出店する。
日経新聞の記事。

楽天は現在、
インターネット通信販売モールの最大手。

もちろんビックカメラも、
自社サイトでのインターネット販売を展開してきた。
それに楽天を加える。

チャネルを広げる行為。
考えてみれば当たり前。

「家電やパソコン、携帯電話、ゲームソフトなど10万品目」を扱い、
アイテム構成は今後も増やしていく予定。
「価格は自社の通販サイトの水準に合わせる」

「楽天のポイントをつけ、ビック独自のポイントは付けない」。

グループの通販事業全体の売上高は、
2012年8月期には500億円程度。
それを早期に楽天市場内で最大級の100億円規模にする方針。

インターネット・モールにも、
核店舗が出現し始めたことになる。

「楽天市場の販売総額は2010年12月期に9500億円」
その出店数は約3万5000店。
ほとんどが中小企業。

そこに大型核店舗のテナント導入。
今後も大いにあること。

リアルのショッピングセンター開発の定石。

野村総合研究所によると、
2011年度のインターネット通販市場は8兆2800億円。
2015年度には11兆8000億円の予測。
4年間で4割の拡大が見通されている。

インターネット販売の世界にも、
まだまだイノベーションが起こる。

そしてそれはリアル店舗で、
既に起こった未来である。

さて、これも日経の記事だが、
日産自動車カルロス・ゴーン社長が、
東日本大震災で被災したいわき工場を通常操業に回復させて、
350人の従業員に対して発言。
「“ベリー・ストロング・ゲンバ”を
目の当たりにして誇りに思う。

皆さんは日産だけでなく、
日本の復興の象徴と言っても過言ではない」。

こういった発言は本当に、いい。

さて、これも日経新聞のコラム『大機小機』
コラムニスト隅田川氏が大胆なコメント。

電力を巡る諸問題に対して、
「極めて有効な手段がある」と胸を張る。
「それは電力料金を引き上げることだ」

日経MJでも、東京大学教授の伊藤元重さんが、
電力料金の値上げを主張している。

隅田川氏の根拠は3つ。
「第1に、それは、
極めて当然である。

「原発の損害賠償コストが極めて大きく、
電力会社が賄いきれないということは、
これまでの電力料金が、
原発によって電力を生み出すためのコストを
十分織り込んでいなかったということだ」

「原発の電力を安く使い過ぎてきたということである」

「よって原発分の電力はより高いものと再評価し、
そのぶん料金を引き上げるのが正しい」

「第2に、それは、
極めて効率的かつ公平な節電の手段である」

「価格を引き上げれば、
それをあまり必要としない需要から
順番に節減されていく」

「第3に、それは、
経済社会構造を望ましい方向に変えるだろう」

関東地域への一極集中の是正、
風力などの自然エネルギーへのエネルギー構造の転換促進など。

もちろん「これだけ迷惑をかけながら
値上げするのかという感情的反発も強い」と指摘したうえで、
「損害賠償を保証するためのコストは、
何らかの形で国民全体が担うことになる。
どうせ担うなら、
電力料金の引き上げという形で負担するのが
最も効率的かつ公平なのである」

皆さんはどう考えるだろうか。

さてさて昨日は、大阪。
寺岡ニューバランスフェアで記念講演。
20110517184916.jpg
テーマは「大震災に学ぶこと」
この時期、このテーマを訴えずにはおれない。

東北で被災した企業や店舗の報告をしたうえで、
このブログでも書いた堺屋太一さんの「非常時対策」5段階。

(1)救助の段階⇒原則「軽いものから先に」
1.最も急ぐ軽いものは「情報」。
2.「生活物資」。
まず「飲料と医薬の配布」。
その次が「緊急の食料」。
そしてその次が「燃料と衣料」。
3.「安全な生活空間の準備とそこへの搬送」

(2)救済の段階「被災後10日が目安」
・道路、水道、衛生、電力、ガスなどのライフラインの応急処置
・大事なのは速度
・最低限のライフラインをつなげるリミットは1カ月以内

(3)復旧の段階「被災後1カ月から」
・水道、道路、電力、鉄道などを旧(もと)に復すとともに、
・店舗や飲食店を再開させ、日常生活を復元させる
・精神的安定やコミュニティの再建創造

そして強調したかったのが、
(4)復興の段階には、
「新しいグランドデザイン」をつくること
さらに、
(5)振興の段階では、
「世界のモデル」となること

ここまでを展望した復興と振興を目指したい。
20110517184937.jpg

今回は午後1時から始めて、2時間と13分。
ご清聴を感謝したい。
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講演がおわってから、固い握手。
㈱万代代表取締役社長の加藤徹さん。
商人舎発足の会発起人のお一人。
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今回もいちばん前で聴講してくださった。
先週のチャリティセミナーでも、
聴講に来てくださって、
心から感謝。

㈱八百民社長の平山幹人さんも、
いちばん前の席での聴講。
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平山さんもチャリティセミナーに続いて来てくださった。
ありがとうございます。

最後の最後に㈱寺岡精工専務取締役の高野公幸さんと写真。
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いつもお世話になります。

寺岡精工グループも、
世界の関係会社などから義援金が送られてきて、
それに本社が寄付金を大幅に加えて、
日本赤十字に送った。

大阪への日帰り講演。
熱心な聴講に、
私も元気づけられた。

今週は講義の週。
まだまだ序の口、これから続く。
がんばります。

<結城義晴>

2011年05月17日(火曜日)

「震災後の決算が示した強い企業の条件」その二「変化へのすばやい対応」

今朝の4大新聞の一面看板コラム。

朝日新聞『天声人語』と日経新聞『春秋』が、
「東京・立川の警備会社6億円強奪事件」を取り上げた。
どちらも、当然のように、
1968年(昭和43年)の「3億円事件」と絡めた。

私は16歳の高校生だった。

コラム記事自体は、そう面白くはない。

一方、読売新聞『編集手帳』と毎日新聞『余録』は、
国際通貨基金専務理事ストロスカーンの性的暴行容疑逮捕事件。

『余録』の冒頭に出てくる定番の「無人島ジョーク」。
「男2人と美女1人が無人島にたどり着けばどうなるか」

「スペイン人なら男2人が決闘し、勝者が女に求婚する」
「アメリカ人なら女が1人の男と結婚し、すぐ離婚して別の男と再婚する」
「ドイツ人は1組の男女が結婚して、残りの男が戸籍係になる」
「フランス人なら男女1組は結婚し、もう1人の男は女と不倫をする」

ここでフランス人のストロスカーンが出てくる。

ちなみに我が日本人はどうか。
「どちらの男も本社に電話してどうするか指示を仰ぐ」
古い小話で、もうこんなイメージは日本人にはないが。

さて日経新聞が「社説」で見解を表明。
「震災後の決算が示した強い企業の条件」

上場企業の2011年3月期連結決算の集計では、
合計経常利益は前の期に比べ55%増。
2010年4~12月期は80%増だったから、
この8カ月と比べると利益伸長は鈍化した。

しかし、それほどの悲観材料はなく、
「企業は過去最高の50兆円の手元資金も抱える」

「大手自動車メーカー7社の合計純利益は2期連続して増え、
前の期の2.5倍の1兆3000億円になった」

「電子部品7社も世界的に普及が進むスマートフォン向けの販売を伸ばしたことにより、
すべて最終増益を保った」

ヨークベニマル前社長の故大高善二郎さんの言葉を思い出す。
「これまで私たちの国はトヨタやソニーによって食わせてもらってきた。
これからは私たちが国を食わせなければいけない」

まだまだです。
善二郎さん。

日経新聞の社説は「強い企業」の条件をふたつ導き出す。

第1は「世界で戦えること」。
「建設機械の分野で高い世界シェアを持つコマツは、
部品の多くを内製化していたこともあり、純利益を4.5倍に伸ばした」

「武田薬品工業がスイス製薬大手の買収に動くのも、
強い分野をより強くすることによって生き残りを目指す動きだ」

第2は「変化へのすばやい対応」。
「ヤマトホールディングスは、
自治体の緊急物資輸送に積極的に対応することにより、
増収増益を保った」
「ヤフーは災害情報をすばやくインターネット上で伝える体制をとり、
利用者の支持を得た」

こうしてみると、
重厚長大産業は「グローバル戦略」、
軽薄短小産業は「スピード」。

小売業・サービス業は、
「変化へのすばやい対応」こそが、
「強い企業の条件」となる。

私もこれには賛成だ。

さて重要なニュースが二つ。
第1は、山崎パンが、
「7月から主力250品目の平均6%値上げ」をする。

4月初めから表明されていたことだが、
小麦の国際価格高騰で、
製粉大手3社が6月20日出荷分から10%値上げする。
それが最終製品価格を押し上げる。

パンだけでなく、和洋菓子、即席麺などにも影響が出そう。
当然、店頭売価も上昇してくる。

プライベートブランドの動静や、
ディスカウンターの動向にも、
変化が現れる。

第2のニュースは「家庭内重要」が伸びていること。
その代表がビール。
日経新聞の記事。

4月の販売実績は「ほぼ前年並みの水準」を回復。
「キリンビールが9カ月ぶりに前年を超え、
アサヒビールは前年並み。
サントリー酒類、サッポロビールも1%程度の微減」

ところが「家庭用の販売量は11.8%増」。
半面、「居酒屋など業務用は振るわず、
4月のビール販売量は1.8%減」。

内食産業も外食産業も、中食も、
ここで「変化にすばやく対応」することが、
「強い企業の条件」となる。

昨日は、夕方から池袋キャンパスで、
フード&ベバレッジ・マーケティングの講義。
3時間語ると、のどが渇く。

もう常連メンバーになりつつあるが、
午後10時過ぎから、「日本再生酒場」で立ち飲み。
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座り飲みすると、すぐ終電になる。
だから立ち飲み。

左から結城ゼミ2期生の猪股信吾さん、
商人舎ホームページのブログでお馴染みの常盤勝美さん、
結城ゼミ3期生の佐藤康裕さん。
20110517023410.jpg
私たちは外食の方に、
ちょっとだけ貢献した。

いつも「分」のない方に味方するのが、
結城義晴なのです。

<結城義晴>

2011年05月16日(月曜日)

「企業版サマーターム」導入で毎日、二度の商機が生まれる!

Everybody! Good Monday!
[vol20]

2010年第20週、そして5月第3週。

沖縄・奄美は梅雨入りしましたが、
九州南部で5月末。

常盤勝美さんが好評のブログ「2週間天気予報」に書いています。

「本来この時期、
『梅雨の走り』となる年が多いが、
今年は『五月晴れ』の多い年となりそう」

うれしい予想です。

それでもずいぶん湿気が出てきて、
しかも暑さも少しずつ厳しくなってきました。
東京や横浜でも半そで姿がちょうどいい。
「スーパークールビズ」もありがたい。

そんな季節ですが、まだまだ全国的に、
さわやかに過ごすことができます。

もちろん東日本大震災被災地のみなさんは、
「旧に復する」段階で、
ご苦労されていることと思います。
片時も、忘れはしません。
共に歩むことを決意しているのですから。

今週は本当にうれしいことがあります。
『店長のためのやさしい《ドラッカー講座》』が、
㈱イーストプレスから発刊されます。
見本は今日、手にすることができる。

ありがたいことに、
まだ広告も広報もしていないのに、
もう2000部の一括購読予約が入りました。
発刊前から、2刷り決定のようです。

ありがとうございます。

今日の日経新聞に、
「日立系、『ドラッカー式』で研修」の見出し。

日立インフォメーションアカデミー(東京・品川)が、
ドラッカー研究所のマネジメント研修プログラムを国内で提供する。
同研究所は米クレアモント大学院大学にあって、
マチャレロ教授が開発した「ドラッカーカリキュラム」が、
研修に使われる。

こんなドラッカー・ブームの真っただ中、
私が執筆したのは、小売業・サービス業の店長に向けた本。
誕生したことだけでも感謝したい。

さて、菅直人首相の浜岡原発停止要請の世論調査。

共同通信社の全国電話世論調査では「評価している」が66.2%。
「評価していない」が29.7%。

一方、朝日新聞社の「全国定例世論調査(電話)」では、
「評価する」が62%、「評価しない」は23%。

共同通信社の調査で、
今後原発を「減らすべきだ」は47.0%、
「直ちに廃止すべきだ」6.0%。
「現状の数を維持すべきだ」は38.5%。
浜岡以外の原発は停止しないことについては
「賛成」が57.9%に上った。

国の意思決定であるから、
明確な基準や説明は必要だ。
それに迅速性が要求される。

菅首相の停止要請が唐突だったために、
賛否が論議されたが、
世論調査自体はおおむね評価したようだ。

いつ起こるかわからないが、
確率が高いことに対しては、
「フェイル・セーフ」の原則が必須。
それが可能とならないレベルならば、
すぐさま停止も良し。

ただし、これで終わらない。
原発問題の基本認識をしっかり考察しておきたいし、
議論しなければならない。

内閣府から「1~3月期の国内総生産」の速報値が発表。
中央値は実質ベースで前期比0.4%減
年率換算1.8%減。
個人消費(予測の中央値)前期比マイナス0.3%。
これは東日本大震災の影響。

4~6月期も、減少傾向は続くという予測が多い。
それでも、あの東日本大震災の3月まで含めて、
昨年10月から12月に比してマイナス0.3%。

消費に関して、
そんなに悲観することはない。

私はそう思っている。

さてさて、「企業版サマータイム」
広がりそうです。
ビジネスチャンスもありそう。

イギリスではサマータイム(summer time)、
アメリカではデイライト・セービング・タイム(daylight saving time=DST)。

「現行の時刻に1時間を加えたタイムゾーンを採用する制度」で、
アメリカでの開始日は3月の第2日曜日、終了は11月の第1日曜日。

日本の場合、国がサマータイムを導入するのでなく、
企業がそれぞれに、勤務時間や開業時間・営業時間を、
1時間前倒しする制度となる。

今朝の日経MJ第1面で特集されています。

サマータイムによる1時間の前倒しは、
朝に1時間と夕方の1時間に、
二度の生活変化が起こり、
二度の商機が訪れます。

小売業・サービス業は、
お客様あっての商売ですから、
すべてはお客様次第。

開店時間やピーク時間のサマータイム対応も、
先を争って検討し、展開されることになるでしょう。

もちろんコンビニのように24時営業の店舗も、
サマータイムの生活動態変化によって、
マーチャンダイジングやプロモーションが変わります。
それによってオペレーションも変わります。
ここが大事なところ。

日経MJの二面下段に広告が載っている『食品商業』は、
「元気『朝市』売り切り『夕市』」の特集をしていますが、
これはタイミングの良い企画。

青果部門で藤井俊雄さん、
鮮魚部門で奥田則明さん、
精肉部門で月城聡之さんが、
それぞれ朝市・夕市のノウハウを書いている。
みなさん、元気そうでなにより。

一方、日経MJ一面下段の『チェーンストアエイジ』の広告は、
「お店も、お客も、主役は女子!」
サブタイトルは、
「仕事をつくり、仕事を面白がる。
流通女子のモデルはここにある!」

これだけ大がかりな特集はなかった。

最後に今週の私のスケジュール。
今日は、夕方から立教ビジネスデザイン研究科の講義。
F&Bマーケティング。
今日はレポート課題を出します。

明日は、大阪で寺岡ニューバランスフェアの講演。
午後1時から3時くらいまで、
大阪・梅田のハービス大阪地下2階。
みなさん、おいで下さい。

お会いできること、楽しみにしています。

明日は札幌で、
故庄司昭夫さんお「お別れの会」。
㈱アレフ代表取締役社長。

本当に申し訳ないのですが、
私は参加できません。
商人舎からは、松井康彦が代表して参加します。
㈱商人舎エグゼクティブ・プロデューサー。
㈱商業界前取締役営業統括。

私は遠く、大阪の地にて、
哀悼の意を表させていただきます。

明後日の水曜日と木曜日は、
コーネル大学RMPジャパンの講義。
3月4月と東日本大震災もあって、
講義を中止したので、2月以来となる。
受講生のみなさん、講師の先生方には、
ご迷惑をおかけしました。

今回の講義の場所は、
いつもの法政大学ボアソナードタワー25階です。

水曜日18日の最初が、上田惇生先生の講義。
存分にドラッカーを語っていただき、
受講生は存分に質問を投げかける。
素晴らしい講義です。

私もそのあとで、
サービス・マーケティング・マネジメントを講義します。

ご期待ください。

そして金曜日からアメリカ。
商人舎USA研修会ベーシック・コース。
今回は90名の参加者で、バス2台。

だから現地からは浅野秀二先生、五十嵐ゆう子さんが、
参加してくださって、事務局・ドライバーなど入れると、
総勢100人にもなります。

ラスベガスに居座って、じっくりと勉強します。
準備万端整って、私自身は意気軒高です。

そのまま私は月末まで、
ネバダ州ラスベガスから、
カリフォルニア州サンフランシスコへ。
今回は西側に滞在。

浅野秀二先生とずっと一緒です。

では今週も、
「まだまだ、ひとつずつ、
すこしずつ、いっぽずつ」

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

2011年05月15日(日曜日)

ジジと新しい定位置[2011日曜版vol20]

うしろむきで、
失礼します。
20110515153750.jpg

ジジです。
20110515153804.jpg

もとのうちにもどってきて、
レイアウトがかわりました。
20110515153938.jpg

ボクも、どこを、
定位置にしようかと、
かんがえています。

まずだいじなのは、
たべるところ。
20110515155945.jpg

それはキッチン。
20110515161721.JPG

ここです。
20110515161736.jpg

それから、
つぎが、
トイレ。
20110515162333.jpg

おふろと洗面所のよこに、
ボクのトイレの場所が、
できました。
20110515162242.jpg

ここです。
20110515162256.jpg

ボクは、
おちついて、
ようをたすことができます。
20110515161809.jpg

それから寝るところ。
20110515162403.jpg

どこでも、寝るんですが、
中二階のカゴのなかが、
すきです。

でも、あがったり、
おりたりが、
ちょっと、めんどうです。
20110515162415.jpg

まえよりも、
もっと、たかくなった。
20110515162431.jpg

まえあしを、
そーっと、
おろす。
20110515162443.JPG

そしていちだん、
おりる。
20110515162455.jpg
あとは、いっきに、
とびおりる。

まあ「くう、だす、ねる」は、
いちおう、きまって、
あんしん。
20110515162507.jpg

しっぽも、
気にいってますが。
20110515162518.jpg

ふだんは、
チェンバロのうえが、
すきです。
20110515162531.jpg

そとがみえる。
20110515162552.jpg

たかい。
20110515162605.jpg

かんがえごとができる。
20110515162617.jpg

どうですか?
ボクの定位置。
20110515162631.jpg

これから、
あたらしい生活がはじまります。
20110515162645.jpg

ちいさなよろこび、
ささやかなしあわせ、
あすへのきぼう。
20110515162656.jpg
それが、こころのなかに、
わきあがってきました。

みなさんも、
あたらしい生活、
いかがですか?

<『ジジの気分』(未刊)より>

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結城義晴・著


コロナは時間を早める

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流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

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