結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年06月06日(水曜日)

大リーグの革新的継投策と「待てよ」「あり得るぞ」

関東甲信地方が梅雨入り。
ずいぶん早い気がするが、
それでも平年より2日早いだけ。
昨年よりも1日早い。

アジサイの花がひときわ輝いて見える。

早稲田大学童謡研究会の歌。
「アジサイ」など口ずさむ。
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アジサイの花は
あしたに咲く花♬
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今朝、3時まで、
横浜商人舎オフィスで原稿書き。

タクシーで帰宅して、
仮眠してから最後の校正。

すべて私の原稿が遅れたため。
みんなに迷惑をかけた。
すみません。

それでもCoverMessageを書き、
今月のMessageを書き、
特集のまえがきを書き、
特集の1本目、2本目、3本目の原稿と、
特集のあとがきを書いた。

5万字くらいにはなっただろうか。
そうすると全編、
結城義晴執筆といった雑誌になる。

もちろん巨匠の先生の原稿や、
久しぶりの先生の労作などもあって、
いい特集となりました。
ご期待ください。

さて、午後3時くらいまでに、
すべての記事を責了して、
成田国際空港に向かう。

梅雨空から雨が降って、
空港への高速道路は土砂降り。

第1ターミナル南ウィングに到着して、
カウンターでパスポートを提示して、
搭乗券を手に入れる。

Eチケットなので、
最近はパスポートだけで、
搭乗券を出してくれる。

便利だ。

しかも私は、
ANAのプラチナカードを持っているから、
本当に厚遇を受ける。
ありがたいことです。

そのあといつもの保険に入り、
いつものWi-Fiのルーターを借りて、
そのあと自動チェックイン。

これらもすべてルーティンワークのように、
手順が決まっている。

昨年は12回のアメリカ視察研修をした。
だからもう空港に着いてからの手順は、
完全にルーティンとなった。

51番ゲートに向かうと、
もう万代ドライデイリー会の面々が参集していた。

今回は(株)万代前会長の加藤徹さんも参加。
現在は親会社の万代油脂の社長。
そして万代知識商人大学理事長。

いつもの事務局メンバーと会って、
打ち合わせも早々に、
全員参加の顔合わせ。
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短いスピーチをして、
ANAのNH178便に乗り込んだ。
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いざ、ワシントン州シアトルへ。

流通のことではないけれど、
最近、アメリカで面白い革新があった。

baseballにおけるInnovationだ。

世界最高峰のメジャーリーグ。

投手起用が変わってきた。
タンパベイ・レイズ。

上位に強打者が並ぶ相手の打線に対して、
実力派救援投手を先発で起用する。

まず立ち上がりの難関を、
本来は締めの有力投手で突破する。

そのあとで、今度は、
長い回を投げられる投手にスイッチする。

この新しい継投策が成果を上げている。

最初の「実験台」になったのは、
ロサンゼルス・エンゼルス。
もちろん大谷翔平が所属するチーム。
トラウト、アップトンらが並ぶ上位打線。
そこに本来は救援の右投手ロモが、
2日連続して先発。

合計2回3分の1を無得点に抑えた。
ケビン・キャッシュ監督。
「右に偏った打線に対しうまくいった」

すごい継投策だ。

メジャーリーグでも、賛否両論。

シカゴ・カブスのダルビッシュ有。
「先発としての仕事を
探している人たちからしたら何なの、
という話」

ホワイトソックスの救援右腕ジョーンズ。
「理にかなっている」

マネジメントする立場から見ると、
私は実に面白いと思う。

アメリカのメジャーリーグ。
進取の精神にあふれている。
だから大好きだ。

流通業でも同じように、
発想の転換やイノベーションへの挑戦が、
次々に出てくる。

しかし大谷翔平の二刀流。
投手と打者で超一流。
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現在のところ、
こんなに痛快なイノベーションはない。

その意味で日本人として、
誇りに思いつつ、アメリカに渡る。

ちょっと前の「ほぼ日」
糸井重里さんのエッセー。
「今日のダーリン」

「まったくオリジナルのアイディア
なんてものはない」
「ほとんどのイノベーションは、
これまでは関係ないと
思われていたものを組み合わせて、
“待てよ” “あり得るぞ”と
感じることからはじまる」

「その組み合わせは
偶然である場合もあるし、
意図的にそういうことを
試みる場合もある」

「もともと、いかにも
関係ないように思われていた
組み合わせだから、
まずは違和感が生じる」

「とても変だったり
実現不可能に見えたりすることだろう」

「さて、ここからが
知恵の使いどころである。
その違和感は、もしかしたら
価値になるのではないか?
その実現不可能性は、
どういう理由でなのか?」

「そういうことなら、
ある程度ではあっても、
天啓とかでなく、
ふつうの理性で考えられる」

「ダメだとわかっても
忘れなくていいし、捨てなくていい。
漠然とどこかに取っておけば、
また新たな組み合わせの材料に
なるかもしれない」

「そして”待てよ”と考えた領域はすでに、
それまでよりも広くなっているはずだし、
“あり得るぞ”と感じたことは、
少なくとも、じぶんを含めただれかへの
新しい問いかけになる」

「さらに考えを進められたり、
実験なんかができたら、
いままでなかった魅力的なものごとが、
ほんとうに世に現れるということにもなる」

これです。

「ぼくは、このところ、
“組み合わせ”の方法を、
けっこう本気で考えるようにしている」

投手の継投など、
まさに組み合わせの方法だ。

Innovationの概念を考え出したのが、
ヨーゼフ・シュンペーターだ。

そしてシュンペーターは、
イノベーションを「新結合」と表現した。
英語ではNew Combination。

レイズのキャッシュ監督は、
「待てよ」「あり得るぞ」と考えて、
新しい組み合わせを実行した。

実にいい話だ。

そのアメリカに向かう。

「待てよ」「あり得るぞ」
これです。

〈結城義晴〉

2018年06月05日(火曜日)

6月のMessage「数字は好きですか」と「後ずさりする日本」

今日こそ、月刊商人舎6月号の最終責了日。IMG_4929.JPG7

原稿を書いて書いて、
書きまくって、
校正もする。
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ずっと座っているから、運動不足。IMG_4932.JPG8

それを補って、頑張ります。
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最近、このポーズに凝っている。
「非常口を示す男のポーズ」

よろしく。

さて、6月の商人舎標語。
[Message of June]

数字は好きですか

あなたは数字が好きですか。
実は私は大好きなのです。

数字の向う側の世界を、
数字を通して垣間見る。
そして前向きに、肯定的に、
モノを考える。

数字に媒介してもらうことによって、
雑念やしがらみや怨念が消える。
ゲーム感覚で、むしろ純粋な気分で、
状況が見えてくる。

数字はそういった
浄化の機能を持っているのです。
想像力を刺激する要素を
そなえているのです。

ただし、数字で人を
縛ってはいけません。
せっかくの浄化作用や想像の力が、
いっぺんにかき消されてしまいます。

いちじく
にんじん
さんしょに
しいたけ
ごぼうに
むくろじゅ
ななくさ
はつたけ
きゅうりに
とうがん

数字と商品を素直に結びつけて、
商業ビジネスにかかわる私たちは、
毎日、毎日、夢を、
追いつづけています。

数字は清くて、正しくて、
美しくて、しかしも現実的です。
数字と商品を愛でることこそ、
私たちの仕事なのです。

さあ、あなたは数字が好きになりましたか。
私と同じように大好きになりましたか。
〈結城義晴『Message』より〉

私の単行本『Message』の一節。

1995年の月刊食品商業7月号の、
巻頭言が初出。

自分でも好きなので、
またまた使った。

わらべうたを、
本歌取りのように入れた。
それがちょっと、気に入ってる。

八代亜紀の「舟歌」のように。

お酒はぬるめの 燗がいい
肴はあぶった イカでいい
女は無口な ひとがいい
灯りはぼんやり 灯りゃいい
しみじみ飲めば しみじみと
想い出だけが 行き過ぎる
涙がポロリと こぼれたら
歌い出すのさ 舟唄を

ここから「ダンチョネ節」の本歌取り。

♪沖のかもめに深酒させてョ
いとしあの娘とョ
朝寝するダンチョネ♪

さてさて、財務省。
森友文書改ざん調査報告。

朝日新聞「天声人語」
「この役所はほぼ20年周期で
騒動を巻き起こす宿命なのか」

1979年、大蔵省は「公費天国」と批判された。
「公費使い一晩数十万円。
夜の赤坂“主”は大蔵幹部――」。

1998年には「ノーパンしゃぶしゃぶ」事件。
銀行員らから何度も接待されていた。

そこで大蔵省は、
金融監督庁と財務省に分離される。
前者が現金融庁。

そして2018年の今。

しかし現場職員には、
改ざんへの「強い抵抗感」があった。
「渦中で自ら命を絶った人がいた」

「40年前の不祥事では、
次官ら9人が軽い処分」

「20年前は検察庁に幹部が逮捕されて、
蔵相が辞任した。
省内の処分対象は100人超」

「今回は事務次官以下20人が処分」
しかし検察は不起訴を決めた。
大臣も去る気配はない。

天声人語は嘆く。
「時計の針が一気に40年前へ戻った」

文章も数字も、
私はほんとうに大切にしている。

それを改ざんするなど、
言語道断。

それをした人間には、
罪の意識が一生、
ついてまわるに違いない。

日経電子版の「経営者ブログ」
火曜日の朝は鈴木幸一さん。
日本のインターネットの草分け。
(株)IIJ会長。

この人は手厳しい。
「ITやAI」などの言葉を、
わからずに使うと、
きついお叱りを受ける。

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「IT(情報技術)の将来はどうなりますか」
鈴木さんがよく受ける質問。

それへの答え。
「50年を経て、
インターネットに象徴されるITは、
今後も加速がついたまま
幹も枝葉も伸ばしていくことは
間違いないのだが、
ITが変えつつある世界は、
ようやく序章が終わった段階である」

序章が終わった段階か。

「世界で成長している巨大なトップ企業は
IT分野ばかりになりそうだし、
既にこれだけ、ネットの利用によって
暮らし方まで変化をしているのに、
まだ序章ですか」

20数年前、鈴木さんは、
IIJという企業を設立した。

「インターネットは、
その技術もさることながら、
もっとも重要なことは、
この技術は、世界のあらゆる仕組みを
変えてしまう技術革新である」

「歴史上、例を見ない暴虐な戦争による
犠牲者を出した20世紀という時代の
最後を象徴する巨大な技術革新なのだ」

謙虚に、誠実に、
この最後の巨大な革新技術を、
使わせてもらおう。

「新しいネット技術が、
いずれは政治、経済、産業から、
人々の暮らしまで、すべての仕組みを
変えてしまう技術革新である
という考えについては、
創業して26年を経た今も、
変わることがない。
ますますその確信は、
明確な形となっている」

文章を書く時も、
数字を調べるときも、
インターネットは実に便利だ。
革命的だ。

ジャーナリストの立花隆さんも、
草創期にインターネットの価値を、
熱く語っていた。

しかし、だからこそ逆に、
改ざんなども起こりやすいし、
著作権侵害なども頻発する。

そこで鈴木さんは日本を心配する。
「旧来の伝統というか、
やり方を守り、仕組みを変えずに、
その運用を精緻化することに価値を置き、
抜本的な変化を嫌う日本は、
ネット社会においては、
後れを取るのではないかという
当初からの危惧は大きくなるばかり」

「目標とするアウトプットが明確で、
高度に精緻化したアウトプットを
つくりあげることについて、
日本ほど優れた能力を持つ国は少ない」

しかし、日本人は、
「アウトプットの形そのものが明確でなく、
自らイメージし、そのために
仕組みそのものを変える
という点になると、
後ずさりをしてしまう」

後ずさりは多いだろう。
ただし頓珍漢な挑戦もある。

「その意味で、ITの世界で
日本がリーダーシップをとることは、
日本の特質とは逆の行動様式が
要求されるだけに、きわめて難しい」

鈴木さんは悲観的だ。

「ただし、その難しさを乗り越えない限り、
ネット技術にけん引されながら
仕組みを変えていくことが
競争の原点である将来は、
日本にとって、とても、
難しい時代となってしまうのである」

いちいち納得。

今月号は月刊商人舎も、
インターネットの商人舎magazineに、
多数の情報や記事を掲載した。

「紙と網の融合」――。
創刊のときから言い続けている。

商人舎流通SuperNewsも、
月刊商人舎magazineも、
そしてこの毎日更新宣言ブログも、
ITの恩恵によるものだし、
鈴木幸一さんのお陰だ。

決して驕ることなく、
いつも真摯に、謙虚に。
感謝しつつ。

それがインターネットとの付き合い方だ。

ほんとうにありがたい。

〈結城義晴〉

2018年06月04日(月曜日)

直販型アマゾンとプラットフォーム型アリババを現場で見る。

Everybody! Good Monday!
[2018vol23]

2018年第23週、
6月の第2週です。

梅雨前の真夏のような陽気。
しかしそれでも初夏。

1年で一番いい季節でしょうか。
しかし北海道の帯広では、
今日の気温34度。

ああ。

今日は6月4日。
私が子どものころは、
「虫歯予防デー」だったと思う。
「6=ム、4=シ」の語呂合わせ。
あまりセンスはよくないけれど。

現在は、今日から、
「歯と口の健康週間」

毎日新聞巻頭コラム「余録」
「健康寿命」とは、
病気せずに長生きする寿命。

それを長くするためにも歯の健康は、
「大事なバロメーター」。

「子供の虫歯」が減っている。
いいことだ。

だが、「虫歯が多くできる子供と、
ゼロの子供の両極化が進んでいる」

これも一つの格差でしょうか。

子どもたちの歯の予防には、
格差を生んではいけないと思う。

中村草田男の有名な句。
万緑の中や
吾子
(あこ)の歯生え初(そ)むる

「わが子に初めて歯が生えた時の喜び。
生命力あふれる草木の緑が
まぶしい今ごろの季節である」

同感。

Weekly商人舎の月曜朝一。
「2週間販促企画」

「梅雨」が三つに分かれることを説明。
⑴梅雨入り後の序盤
⑵梅雨の中盤
⑶梅雨明けの前の終盤

⑴の序盤はしとしととした長雨。
⑵の中盤は「梅雨の中休み」と呼ばれて、
一時的に晴れ間が多くなる時期がある。
⑶の終盤には降雨量が増える。
集中豪雨や雷雨が発生しやすい。
大まかな梅雨の流れを押さえて、
あとは天気予報をしっかり確認したい。

天気予報の当たりはずれも大事だろうが、
当たりの確率が飛躍的に高くなったので、
天気予報そのものの情報に沿って、
多くの顧客たちは動く。

だからあらかじめ、
地元の天気予報に応じて、
オペレーションなどを準備する。

天気予報は商売において、
本当に重要になってきた。
そのまえにWeekly商人舎の、
火曜日の「2週間天気予報」を、
チェックしておいてください。
常盤勝美さんの毎週の力作です。

さて、今週の私は、
今日、明日と月刊商人舎6月号の責了。

もう、40年以上も、
この仕事をやっています。

そして水曜日から日曜日まで、
アメリカ出張。

そのアメリカ労働統計局が、
「5月の失業率」を発表した。
なんと3.8%で、4月の3.9%から、
さらに0.1ポイント下がった。

失業者総数は610万人。
27週間以上失業の長期失業者は120万人。
失業者総数の19.4%を占める。

労働参加率は62.7%。
小売業はプラス3万1100人、
卸売業もプラス4200人、
製造業がプラス1万8000人、
建設業がプラス2万5000人、
運輸倉庫がプラス1万8700人、
情報産業がプラス6000人、
金融業がプラス8000人。
専門職はプラス3万1000人で、
小売業と同じくらい。

教育保健業界は、
プラス3万9000人で一番増えた。
レジャー産業プラス2万1000人、
公務員がプラス5000人。

公益事業だけがマイナス1100人。

合計で、農業従事者以外の就労者数が、
22.3万人増加した。

アメリカの好況は、
小売業にもサービス業にも、
イノベーションを引き起こす。

さて、先週土曜日の日経新聞。
「市場点描注目リポート」。

「アマゾンより怖いアリババ?」
モルガン・スタンレー調査チームの「予言」。

「中国のアリババ集団のビジネスチャンスは
米アマゾン・ドット・コムの3倍になる――」
その時期は「2027年まで」

モルガンの調査チームは、
両者のビジネスモデルを比較。
特に本国市場の拡大ペースに、
大きな違いがあるとの指摘。

アリババの中国市場は年平均で6%の成長、
アマゾンの米国市場での成長余地は、
それより劣る。

これはまあ、当然のことだ。

その他の国・地域でも両者の競争激化。

モルガン・スタンレーの予測。
「日本でアリババが提供するサービスは
現在は決済手段が中心だ。
ただ、アリババは、
EC事業を本格的に展開する。

“Death by Amazon”
「アマゾンによる死」

昨2017年9月にアマゾン・ジャパンが、
法人向け通販を始めたと発表。

アスクルなど関連銘柄の株が、
一斉に売られた。
「今後は巨大化するアリババとも、
相対しなければならないとすれば、
備えを急ぐ必要がある」

私の立教大学大学院教授時代、
最後の結城ゼミ4期生の一人が、
修士論文で「アリババの研究」を試案した。
2013年のことだ。

私は大いに勧めたが、
残念ながら思うように情報が得られず、
論文を断念した。

本当に惜しかった。

しかし、そのアリババが、
アマゾンに対峙する時代が来る。

2016年6月。
上海のヘマ・ライフセンター。
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アリババのリアル・スーパーマーケット。DSCN7872-6

会員制で、宅配をする。
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店内でピックアップすると、
そのバッグが天井を移動する。
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バックヤードに運ばれて、
バイクで宅配する。
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あれからちょうど2年。
この宅配のほうが売上げが多くなっている。DSCN7880.JPG8

あんまり喋ってくれなかったが、
マネジャーたちにインタビュー。DSCN7868-6
私は今週、シアトルに行って、
アマゾンのリアル店舗を訪れる。

アリババvsアマゾン。
プラットフォーム型vs直販型。

面白い時代がやってきた。

現場に立って、
よく考えねばならない。
よく考えさせねばならない。

それが現場主義の原則である。

私はそう思うし、
そうする。

ではみなさん、今週も、
本当の現場主義で。
Good Monday!

〈結城義晴〉

2018年06月03日(日曜日)

[日曜漫歩]オークボさんと上総モナーク

神の物語。
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神は一日目に、
昼と夜をつくった。
二日目には、
天をつくった。

三日目に海と地をつくって、
植物を茂らせた。

四日目に今度は大仕事、
太陽と月と星をつくった。

五日目に、魚と鳥をつくり、
六日目に、動物をつくった。
この日、神は自分に似せて、
男と女を創造した。

名はアダムとイブ。
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そして、七日目。
神は、休んだ。
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だから日曜日は休む。

私の日曜日は、
今日もホームコースで漫歩。

帝王ジャック・ニクラウスの設計。IMG_4443.JPG888

7056ヤードの18ホール、パー36。

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パター練習グリーンには時計。
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今日もインの10番からスタート。
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朝の7時07分、一番のスタート。

そして名物ホールの一つが13番。
ニクラウスはバンカーを13、つくった。
しかしグリーンからふり返ると、
その13のバンカーは一つも見えない。IMG_4435.JPG888

後半の名物ホールは、
8番パー3のショートホール。
ゴルフコースの全景が見える。
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日曜漫歩を楽しんで、
あしたの月曜日から、
また、頑張ります。   IMG_4922.JPG8

オークボ・ツネオさんも、
一緒に頑張ります。
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おつきあい、ありがとう。
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二人で疾走します。IMG_4925.JPG8

アジサイが笑っていた。IMG_4926.JPG8
神も帝王もきっと、
笑っているに違いない。

〈結城義晴〉

2018年06月02日(土曜日)

「自分ファースト」の時代の「商人の本籍地と現住所」

6月に入って、
いい天気の土曜日。
毎年忙しいJuneだが、
今年も同様。
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6月の結城義晴のスケジュール。

今日は大久保恒夫さんとゴルフ。
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明日の月曜日と火曜日は、
月刊商人舎最終責了日。

そして水曜日からアメリカ。
シアトルに行く。

日曜日の10日に帰国して、
月曜日の11日は、
商人舎web会議。

火曜日12日は仙台。
(株)ヤマザワで講演。

水曜日の13日は、
イオンリテールの講義。
夕方から生団連総会の懇親会。

夜、大阪に入って、
翌14日、15日は、
万代知識商人大学講義。
合宿。

マーケティングマネジメントを語る。

16日の土曜日は、
鈴木國朗さんとゴルフの予定。
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17日の日曜日は、
大木ヘルスケアホールディングスの、
なんと360周年記念式典。

火曜19日から水曜21日は、
商人舎ミドルマネジメント研修会。
湯河原の定宿。

23日の土曜日は、
宮谷小学校の同窓会。

そして25日月曜日から、
月刊商人舎7月号の入稿。

27日水曜日は、
(株)TrueDataの株主総会。

そして29日の金曜日は、
日本スーパーマーケット協会の、
総会と記念パーティー。

頑張ります。

さて日経新聞の連載「就活異変」
その(下)は、
「自分ファースト」の時代

新卒入社して定年まで働く「滅私奉公」。
それから、自分のキャリアや人生観、
そしてスキルに価値を置く、
「自分ファースト」へ。

日本生産性本部の毎年の意識調査。
新入社員向けに実施される。

「条件の良い会社があれば
さっさと移る方が得だ」の回答。
2018年で39.1%。

1999年以来の高水準。
この時期は就職氷河期。
会社への帰属意識が薄れていた。

好景気に沸いたバブル経済期は、
今と並ぶ「超売り手市場」だった。

しかし、そのころでも、
新卒入社した人々の意識は、
現在とは少し違った。

そのバブル絶頂期の90年に、
新卒入社した人が、
3年以内に離職した割合は26.5%。

「現在より5ポイント以上低かった」
その後も92年にかけて離職率は低下。

つまり売り手市場でも、
離職率は低かった。
しかし「人生100年時代」の現在。

「長い職業人生」――
その中で新卒入社した会社」は、
一つの通過点に過ぎない。

「企業に入って経験を積み重ねた
30年前の新入社員とは、
キャリアプランが異なる」

それはそれで、
私は悪くないと思う。

以前から言い続けているが、
「商人の本籍地と現住所」
「ビジネスマンの本籍地と現住所」
大事なのは「本籍地」としての、
教育・訓練ができるかどうかだ。

それが本籍地として、
その人の人生に貢献できるかどうか。

新入社員の意識の変化に対応し、
企業もキャリア形成のあり方を変える。

その一つが、
退職から5年以内の人を対象にした、
「再雇用制度を導入」。

つまり「元社員」の受け入れ制度。

さらに職歴やスキルを重視する中途採用。
だからこれまで新卒の応募枠から外れた、
20代後半の受け皿を用意する。

「新入社員を、
自社のカラーや文化に
染め上げるのではなく、
あえて他社と積極的に交流させる」

いや、これは本来、「自社の本籍地」を
実感させるためのものだろう。

「自分ファースト」でいい。
それが強い人は、
「本籍地」を大切にする人間だ。

本籍地を持たない人間こそ、
一番の問題である。

だからミッションマネジメントは、
企業にとっても、本人にとっても、
何よりも大事なことになる。

〈結城義晴〉

2018年06月01日(金曜日)

「セブン&アイ・データラボ」発足と2011年の「@WalmartLabs」

6月です。
商人舎オフィスから見る空も、
まさに初夏。
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2月決算の企業は今日から第2四半期。
3月決算の企業は第1四半期最後の月。

それにしても4月、5月は不調だった。
この売上げダウンは全国レベル。
とくに食品スーパーマーケット。

ブログ「てっちゃんの店長日記」
大越鉄夫さんが毎日更新。

4月5月は業績不振で、
年度初めにつくったはずの、
プランやコンセプトが崩れてくる。

てっちゃんはわかりやすく説明する。
「業績好調店舗は、
競合店が閉店した店舗。
業績不振店舗は、
ドラッグ出店した店舗」

今、日本のドラッグストアは、
スーパーマーケットの天敵だ。
かつての薬屋が食品の取り扱いに関して、
破壊的イノベーションを起こした。

かつてからの食品の専門家からすると、
これは厄介なことだ。
専門家だと思っているから、
あそこまではできない。

しかし、永遠に、
それが続くわけでもない。

6月の熱い闘いが繰り広げられる。

その6月のイベント。
月曜朝一・2週間販促企画。
Weekly商人舎の日替わり連載。

今日の6月1日から食育月間。
さらに夏の省エネキャンペーン期間。
9月30日まで。

クールビズも本格化。
衣替えはもう古いかもしれないが、
生徒や児童の制服は変わる。

来週月曜日の4日から10日の日曜までが、
歯と口の健康週間。

5日の火曜日は環境の日。
11日の月曜日が「入梅」。
しかし今年の梅雨入りは早まる。

6月14日の木曜日から、
FIFAワールドカップ ロシア大会。
7月15日(日)までの約1カ月間。

日本代表23選手が発表された。
本田圭佑、頑張れ。

日本の初戦は6月19日(火)のコロンビア戦。
日本時間では19日の21時から。

6月第3日曜日の17日が父の日。
さらに21日の木曜日が夏至。

この夏至の日から7月7日(金)まで、
CO2削減/ライトダウンキャンペーン開始。

23日(土)が沖縄県制定の「慰霊の日」。

6月は結構、イベント目白押し。
その丁寧なプロモーションで、
顧客と一緒に歩みたい。
顧客と一緒に生きていきたい。

「目の前の得」を提供するよりも、
顧客と一緒に生きていく店になりたい。

さて今日のランチタイムは、
商人舎オフィスから散策。

浅間下から三ッ沢に続く大坂(おおざか)。
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今日の夕方から、
浅間神社の大祭。
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商店街の人々が準備に忙しい。
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山門の鳥居にも「浅間神社大祭」の提灯。
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今夜から日曜まで、
地元のお祭り。
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楽しいな。
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うれしいな。
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お祭りです。
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真っ赤な鳥居。
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桃色の提灯が並ぶ。
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本殿前の鳥居。
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さて、商人舎流通SuperNews。
セブン&アイnews|
「セブン&アイ・データラボ」発足/異業界データの相互活用

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「セブン&アイ・データラボ」が、
今日、発足した。

複数企業間のデータを活用する研究会。

米国ウォルマートにも、
「@WalmartLabs」がある。

ウォルマートは2011年4月に、
コスミックス社を3億ドルで買収した。
シリコンバレーに拠点を置く、
ソーシャルメディアのベンチャー企業。

このコスミックス社を、
ウォルマートラボにした。

さらにウォルマートは、
イーベイ社から副社長を引き抜いて、
ウォルマートラボのトップに据えた。
名前はジェレミー・キング。
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キングはWalmart USのCTOを兼務して、
eコマースのウォルマート・コムを、
あっという間にシステム改革した。

現在、@WalmartLabsは、
2200人のIT技術者を擁して、
次々と有力IT企業を買収している。

そのWalmartLabsは、
「インハウス・マーケティング・ラボ」だ。

つまりウォルマートのビッグデータを、
専門にマーケティングする機関。

「セブン&アイ・データラボ」は、
セブン&アイを中心に、
NTTドコモ、
ANAホールディングス、
ディー・エヌ・エー、
東京急行電鉄、
東京電力エナジーパートナー、
三井住友フィナンシャルグループ、
三井物産など10社が集って、
まずは研究をする。

セブン&アイの来店客数は、
1日約2300万人。
その購買データがある。
ドコモの携帯利用者は、
約7600万件。

それらを中心に、
ビッグデータを構築し、
AIを使ったデータ分析の精度向上を図る。

セブン&アイは1992年から、
チームMDによって、
PBの製造・販売をしている。

だから複数企業の相互共同活動は、
得意とするところだし、実績がある。

ただし@WalmartLabsを見ている限り、
中核となる人間がセブンにも必要だ。
本気のプロデューサー。

そしてスピード感は何より大事だ。

日経新聞も朝刊一面トップで、
「データ共有で競争力」と取り上げた。

「ビッグデータの共同活用に乗り出す」

経産省も産業データの共有を、
全面支援する制度を始める。

参画する企業に補助金を出す。
さらに「生産性向上特別措置法」で、
減税措置を取る。

しかし「セブン&アイ・データラボ」。
だれが本気のプロデューサーになって、
どんなミッションを果たすのか。

それが問題だ。

最後に、
「福岡伸一の動的平衡」
朝日新聞DIGITALの連載。
生物学者の福岡伸一。
私、ファンです。
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昨日の記事だがタイトルは、
「分解と合成、死の上に生あり」

「人間以外に自殺する生物はあるか」
福岡さんの知る限りでは、
「答えはNO」

「レミングの集団自殺」というのがある。
レミングは寒冷地に棲むネズミの一種。

「大繁殖すると個体数を調節するため、
次々と崖から海に身投げして
“自殺”すると長らく信じられてきた」

「しかしこの説を広めた記録映画は
ヤラセであった」

福岡さんは敬虔な気分で言う。
「生物はいずれも必死に生き、
そして自らの運命をただ静かに
受け入れているように見える」

ただし別の視点を示してくれる。
「私たち生命体の内部では
“自殺”が今この瞬間にも
大量に起こっている」

「細胞の自殺である」
これを「アポトーシス」という。

「分解と合成の動的な平衡こそが
生きているということであり、
その回転をとめないために
絶えず細胞が自発的に死に、
同時に新生されている」

「つまり死の上に生がある」

「それは音のない、
大瀑布(ばくふ)のような流れとして
生命の内部を貫いている」

ビッグデータも大量情報も、
細胞と全く同じだ。
「死の上に生がある」

スピーディーな多産多死状態にある。
それが血となり肉となっている人間が、
なんとしても求められると思うが、
いかが?

〈結城義晴〉

2018年05月31日(木曜日)

「誰かが読んでくれているから、書いている」

月末です。

今日は一日、
横浜商人舎オフィス。

月刊商人舎6月号の入稿、
それからアメリカのテキストづくり、
さらに流通SuperNewsの原稿チェック。

月末だから雑誌など届く。
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「Harvard Business Review」は、
渡米中に届けられていた。
特集は、
「会社はどうすれば変われるのか」

この中で[名著論文再掲]は、
「社風を活かして変革する企業」
ジョンR.カッツェンバックらの執筆。

経営者が企業を変革しようとする。
往々にして組織文化には手をつけず、
戦略を転換して、変えようとする。
しかし、企業文化を触媒として、
企業を変革することができる。

その5つの原則が整理されている。

とてもいい。

それから「AJSNetwork」
オール日本スーパーマーケット協会の、
月刊機関誌。

私も10年ほど連載を書いていたし、
荒井伸也さんもずっと、
連載で論陣を張った。

石川和夫さん監修の漫画があった。

それら外部筆者の原稿が全部なくなって、
ちょっとつまらなくなった。

自分で言うのも何だが。

ほかにも「販売革新」や「月刊コンビニ」、
「月刊ボランタリー」、
「セルコレポート」などなども。

ざっと目を通すが、
やっぱり「月刊商人舎」が一番好きだ。

当たり前か。

さて、「ほぼ日」の糸井重里さん。
巻頭essayは「今日のダーリン」

「ぼくは、うすうす想像していた。
人はだんだん
年をとっていくにしたがって、
だんだん仕事を減らしていくものだ
と、ね」

「しかし、現実の我が身を
振り返ってみると、
年をとるほどに
仕事を増やしていることに気づく」

「なんでもそうなのかもしれないが、
経験が重なるほど、
それを生かして出来ることも
増えていくものだ。
そして、出来ることが多くなれば、
したいことも増える。
そしたら、年をとったら
仕事が増えていくのも道理だ」

「だから、ぼくは年々
“はたらき者”になってきた
…ということのようだ」

糸井流の謙虚さを出す表現法。
しかし、私も同感。

「世間の人に
“さぞかし忙しいんでしょうね”と
思われていた時代は、
実はそれほどじゃなかった。
そうだなぁ、いまの半分も
忙しくなかったかと思う」

「じぶんなりに
いっぱいいっぱいだと
思っていたけれど、
そんなに頭も使えてなかったし、
遊んでばかりいた」

「それと比べてもしょうがないけれど、
年をとってからは、
ほんとによくはたらいてる」

そういう感じがする。
私も。

(株)商業界の編集長や編集統括、
社長の時代も忙しかった気がするが、
今のほうが断然、仕事をしている。

「徹夜もできなくなったし、
歩くのも遅くなったのに、
なんでだろう、
やれば出来るものだと知ってしまった」

「どれだけ大変だとしても、
嫌なことをしてないとか、
好きじゃない人に会わなくて済むとか、
自由にいられる場面ばかりになったのも
原因だと思う」

しかし。

「ええかっこしいに
聞こえないように言うのは、
ほんとうにむつかしいのだけれど、
いつのまにか、
“だれかがよろこぶことを選んで、
一所懸命にやるようになった”
からだと思えるのだ」

ん~、私は、そこまで、
かっこよくは言えない。

「じぶんのためだけに
なにかをやるのは、
つらすぎる」

「そこから、うまく逃げられたおかげで、
よく仕事をする人間に
なっちゃったような気がする」

同じような心持ちだ。
それを糸井さんが言ってくれた。

「あとは、もっと、
休み方が上手になれたら、
もっといいよね」

これはまったく同感。

糸井さんほど、
凄い仕事はしていないが、
ほんとによく働いている。

誰かが読んでくれているから、
書いている。

それが自分でもうれしい。

誰かが聴いてくれるから、
語っている。

誰かが役立ててくれるから、
考えている。

私の場合、そうだな、
ゴルフは自分のためにやっている。
小説や文学なども自分の楽しみで読む。
美術館や映画なども自分の楽しみ、
音楽やシルクドソレイユも、
…………ああ、結構、楽しんでいる。

だから「時間はいつも赤字」だ。
ドラッカー先生が言っていた。

それでも、年をとってから、
よく働いている。

これは嘘偽りのない本音だ。
そうして2018年の6月に入る。

〈結城義晴〉

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