結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年07月20日(木曜日)

[特別セミナー・小売業の情報技術革新]大久保・當仲・結城の講演録

[2017特別セミナー]
小売業の情報技術革新
大久保恒夫・當仲寛哲・結城義晴、
世界潮流からマネジメント活用までを語りつくす。

13時~18時。
東京・エッサム神田ホール。DSCN9321.JPG7

終了しました。

ご参加を感謝します。

自分で言うのも気恥ずかしいのですが、
日本流通業の情報技術問題に関して、
極めて高いレベルの議論があった。
そう思います。

三者三様。

それぞれの視点から、
それぞれの分析があって、
それぞれに提案がなされました。

第1部は結城義晴。

まずは月刊商人舎6月号特集。
流通IT革命の透視図DSCN9322.JPG7
参加できなかったみなさんは、
この特集を読み返してください。

大久保さんも、當仲さんも、私も、
基本的な講演の内容は、
この雑誌の三人揃い踏み通りでした。

それでも活字で読むのと、
話を聞くのとでは、
ずいぶんと印象が違って、
私も大久保さん、當仲さんの講演から、
多くの示唆を得ましたし、
実にいい勉強をしました。

私の講演のイントロダクションは、
月刊商人舎3月号特集の、
「商品情報Platform」DSCN9350.JPG7

ウォルマートのIT革新の歴史を辿って、
その基本的なポリシーを確認します。

それからAmazonの考え方。
Amazon Goとホールフーズの買収、
それがどんな意味を持つのか。
クローガーがすでに、
AIの実用化を進めていることの実証。
さらにGS1による、否応なき、
グローバルスタンダードの進捗。

最後は「ザ・セカンド・マシン・エイジ」と、
人工知能時代の経営の変化。

つまり世界潮流を描き、
IT社会、AI社会の進捗の前提を語った。DSCN9356.JPG7

エピローグはドラッカー。
「情報技術が進むほど、
コミュニケーションは重要になる」
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第2部は大久保恒夫さん。
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今年3月まで、
セブン&アイ・フードシステムズ社長。
その前は、成城石井社長、
ドラッグイレブン社長で、
ともにV字改革を果たした。

そのキャリアと経験、
大局的な時代観に基づく鋭い分析から、
「AI流通改革」の核心問題を、
丁寧に説いてくれた。DSCN9367.JPG7

AI技術は間違いなく、
小売りサービス業を変革させる。

そのメリットを率直に享受すべきだ。

ネットビジネスに対しては早急に、
何らかの手立てを打つ必要がある。
それなくしては10年後は見通せない。
DSCN9376.JPG7

しかし食品スーパーマーケットは、
IT革新さえすれば、今一番、
優位なポジションにある。DSCN9381.JPG7
いまや、コンサルタントとして、
八面六臂の活躍。

いい講演だった。

その後、30分のコーヒーブレイク。DSCN9384.JPG7

第3部は當仲寛哲さん。DSCN9392.
講演タイトルは、
「最新小売業ITコスト削減とIT投資先」

當仲さんは、USP研究所所長。
ユニケージを駆使して、
小売流通業のイノベーションを実践する。
私に言わせれば天才コンサルタント。

1992年に故中内功さんから、
直々にスカウトされて、
東京大学大学院修士課程を中退。
ダイエーに入社。
情報工学を専攻していた。

ダイエーに入ると、
中内業革プロジェクトチームに属して、
金無し権限無し素人だけのゲリラ戦を展開。

大型汎用機をダウンサイズし、
コストダウンとスピードアップを図って、
衣料品の業務改革を成し遂げた。

その後、2004年に、
独立してUSP研究所を設立。

92年当時、中内さんは、
経団連副会長で隆々としていた。

その後、1995年に阪神淡路大震災。
2001年にダイエー会長を退任、
そして2004年にはほぼ完全に、
ダイエーから身を引いていた。

當仲さんも、
中内さんとダイエーから離れ、
自分のビジョンを描いて、
自分の道を歩き始めた。

私はこの間、ずっと當仲さんに、
商業界の雑誌執筆者として、
健筆を振るってもらった。

杉山ゼミにも参加してもらって、
ともに勉強した。

その後、2010年、當仲さんは、
Google Tech Talksで講演、
2011年、Agile Japan2011基調講演、
2013年、マサチューセッツ工科大学講演、
大活躍で世界に飛び出していった。

現在は、NPO法人の副理事でもある。
ビジネスシステムイニシアティブ協会。
DSCN9394.

當仲さんの講演はまず、
デジタルトランスフォーメーション時代、
そのモード1とモード2の整理。

そして強烈な主張はこれ。
モード2システムは、
「情報の組み合わせ」からなる。
モード1システムのデータがなければ、
使い物にならない。

実に意外に見えるかもしれないが、
當仲さんは前提として、
「単品管理」がなければいけないと説く。

「小売業にとってデータは宝物。
今日のデータを見れば、
明日の商売が見える。
大切なのはデータであり、
プログラムではない。
プログラムは書き直すことができる。
データは消えたら復旧できない。
あなたの会社の情報システムは、
どこまで遡ってデータを蓄積できるか?」

そして蓄積したすべてのデータを、
整理する。

①いつ
②どこで
③だれが
④なにを
⑤いくらで
⑥どうした
この組み合わせで、
業務はすべて表現できる。

そのためのシステムは、
こうでなければいけない。
やすい、
はやい、
やわらかい。
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天才・當仲寛哲、
面目躍如たる講演だった。

最後は横田哲さんの事例報告。
有限会社あきゅらいずマネージャー。
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通信販売ビジネスで、
情報システムの内製化を果たした。DSCN9409.JPG7
2012年、経済産業省おもてなし企業選。
2013年、第27回全日本DM大賞金賞グランプリ受賞。

システムの内製化のメリットや、
コストダウンの実際を、
具体的な経営数値を明らかにして、
誠実な話しぶりで報告してくれた。 DSCN9406.JPG7

淡々と進んだが、
実にいいセミナーだった。

参加者のみなさんには、
感謝申し上げたい。DSCN9418.JPG-7
熱が冷めないうちに、
年末くらいに第2回を、
開催したいなあ、と思っている。

最後は、今月の商人舎標語。
月刊商人舎7月号Message。

強みを捨てよ、
強みをつくれ。

マネジメントとは、
人の強みを活かすことだ。
ドラッカーは何度も繰り返す。
しかし、その、人の強みが、
変わってしまうことがある。
新たな強みが生まれることがある。
そして、かつての強みが、
役立たなくなることがある。
強みが弱みに変わることがある。
そんなときこそ、正念場だ。
人間や組織の底力が試される。
存在の本質が露わになる。
時代が変わる。
環境が変わる。
競争が変わる。
だから強みが変わる。
強みが弱みともなる。
捨てねばならないときもくる。
明日のために必要な昨日のことは残せ。
未来のために無用な過去は捨てよ。
これもドラッカーの言葉だ。
だから、考えよう。
あなたの強みは、明日のために必要か。
あなたの強みは、未来のために有用か。

〈結城義晴〉

2017年07月19日(水曜日)

関西百貨店らの「価格カルテル」とワット・中内功「人の願い・思い」

関東甲信・東海・近畿・中四国地方で、
「梅雨明け宣言」

不思議な気がするが、
九州北部はまだ宣言がない。

北陸・東北南部・東北北部は、
1週間くらい後になる。

しかし、この梅雨の期間、
西日本の総雨量は、
例年を超えて被害をもたらしたが、
東京の雨量は半分以下、
千葉県は36%。

その梅雨明けの空の下、
今日はゴルフ名人会。
1989年から28年間続いている会。

現在のメンバーは、
土井弘さん、浅香健一さん、
鈴木國朗さんと結城義晴。

かつては故小森勝さんが、
リーダーだった。

このところの鍛錬の成果があって、
私自身はまずまず、
納得のいくラウンドができた。

その後、夕方、
横浜商人舎オフィスに戻る。

鈴木さんと来月号の打ち合わせなど。IMG_3536.JPG7

それから編集スタッフの鈴木綾子と写真。IMG_2190.JPG7

さて、関西の百貨店7社が、
価格カルテルを結んだ疑い。

公正取引委員会が、
独占禁止法違反の疑いで、
立ち入り検査した。

髙島屋は、木本茂社長名で、
ニュースリリースを出した。
「本日、近畿地区に店舗を有する百貨店らに対して配送料金に関し独占禁止法違反の疑いがあるとして、当社および当社の子会社である(株)髙島屋サービスが公正取引委員会による立ち入り検査を受けました。
当社といたしましては、この度の事態を厳粛かつ真摯に受け止め、検査に全面的に協力してまいります」

立ち入り検査されたのは、
高島屋と高島屋サービス、
大丸松坂屋百貨店、そごう・西武、
阪急阪神百貨店、京阪百貨店、
そして近鉄百貨店。

日経新聞によると、
「近畿地区の店舗から発送する
歳暮などの贈答ギフトや一般商品の
送料について連絡を取り合い、
2015年ごろから値上げ幅について
事前に話し合って決めていた疑い」

そのきっかけは、
「配送会社が法人顧客に対して、
一斉に運賃の引き上げを要請した」ため。

7社は、この際、
顧客が負担する送料に関して、
連絡を取り合って値上げ幅を調整した。

つまり価格カルテル。
その疑い。

「企業が製造品または取扱商品の
販売価格を協定すること」

それが今回は送料の協定となった。

「カルテル」はドイツ語のKartell。
企業や事業者が、独占目的で行う、
価格・生産計画・販売地域等の協定。

価格カルテルは、したがって、
価格に関する協定。

この価格以下の価格による販売を、
行わないことを、企業相互に取り決める。

企業相互の競争が排除、緩和される。
協定された価格は値下げ競争をなくす。
だから最低販売価格となる。

日本の独占禁止法は、
価格協定を禁止している。

「悪徳商人の談合」のイメージ。

百貨店にはそれが残っていたかと、
改めて納得し、悲しい気分になる。

チェーンストアには、
こういった価格カルテルは断じてない。

それはイオンをはじめ、
セブン&アイやユニーグループなどが、
自ら戒めているからだ。

故倉本長治先生の「商売十訓」の言葉、
「損得より先きに善悪を考えよう」

言わずもがなのことのように思えるが、
こんなところで、隙を突いて出てくる。

「商売十訓」は最後に説く。
「正しく生きる商人に誇りを持て」

価格カルテルなどは、
悪徳商人のイメージかもしれないが、
自分の成績を気にする、
悲しいサラリーマンの性が、
価格カルテルのドツボにはまらせる。

糸井重里の「ほぼ日」
その巻頭エッセイが、
「今日のダーリン」

その昨日のダーリン。

「蒸気機関車が発明されて、
現実にそこにあるものとして
お披露目されたとき、
『これはすごいものだ』と、
人びとは驚いただろう」

ジェームス・ワットの発明は1769年。
ここからイギリスの産業革命が始まった。

しかし、糸井は考える。
驚いている人のなかに、
こう考える人がいたに違いない。
「たしかにすごいのだけれど、
この線路というやつ。これをどこまでも、
延ばして行く方法がわからない」

「なにごとも、
はじまったばかりのときに、
『いずれこうなりたい』と語ると
冗談みたいに聞こえる」

「その工事に関わる人の数、
かかるお金の高、期間、
そもそもそんなことがやり通せるのか?」

「なまじ頭のいい人ばかりが
集まっていたら、
『やめたほうがいい』と
結論づけてしまうだろう」

糸井らしい表現。
「なまじじゃなく頭のいい人」だとか、
「ちょうどよくばかな人」だとかがいて、
「できるはずだし、やるです」と、
言えたのだろうなぁ。

「その根拠をどこに置いたのかは、
ぼくにはわからない。
ただ、いろんな例を見ていると、
たったひとつの、
『なぜできたか』の理由が見えてくる」

「人びとが望んでいたから」だと思う。

ドラッカーはこれを、
「顧客の創造」と呼んだ。

「鉄道も、道路も、
飛行機も、インターネットも、
口に出したか出さなかったかは
知らねども、『人びとが望んでいた』
ということは、いまわかる」

「人のこころ(望み)が、
それをさせたのである」

1998年2月の商業界ゼミナール。
箱根で行われた最終講座。

故中内功さん。
ダイエー創業者。
最後の公けの講演だった。

中内さんは語った。
「皆さん、赤ちゃんは、
どうして生まれてくると思いますか。
それは、若い男性と若い女性の、
赤ちゃんがほしいという
『思い』から生まれてくるのです。
事業も会社も『思い』から
生まれてくるのです」

談合やカルテルなどという、
小さくて悲しい行為よりも、
人の願いや思いを、
実現させる仕事に邁進したい。

〈結城義晴〉

2017年07月18日(火曜日)

日野原重明さん、ご逝去。「達成感がエネルギーをくれる」

日野原重明さん、
ご逝去。

105歳。
18日午前6時33分、
呼吸不全にて。

心からご冥福をお祈りします。

聖路加国際病院名誉院長。
最後の一瞬まで現役だった。
頭が下がる。

1911年10月4日、
山口県生まれの明治人。

京都帝国大医学部卒業。

1941年、聖路加国際病院の内科医から、
スタートして、生涯この病院に勤務。

社会人としての本籍地と現住所は、
ずっと変わらなかった。

第二次世界大戦では、
日本帝国海軍軍医少尉。

1951年から米国エモリ―大学に留学。
ここでホリスティック医療を学ぶ。

ホリスティック(Holistic)。
語源はギリシャ語の「ホロス(holos)」で、
「全体性」を意味する。

ここから英語のwhole(全体)や、
heal(癒す)、health(健康)などの、
重要な言葉が派生した。

日野原さんの思想の根幹に、
このホロスがあった。

そしてこのコンセプトが、
長寿のエネルギーとなった。

1954年には民間病院として初めて、
人間ドックを開設した。
「聖路加のドック」はその後、
日本中のモデルとなった。

つまり日本の早期発見・早期予防医療は、
日野原さんのホロスに着想されたものだ。

日野原さんは成人病を、
「生活習慣病」と言い換える提案をした。

これも全体性の発想だと思う。

1970年の「よど号ハイジャック事件」。
日野原さんは乗客として、
この事件に遭遇した。

それが日野原さんの哲学を、
また決定づけた。
「野球で言えば、私の人生は九回だが、
これから一番大事な人生が始まる」

死地を体験した日野原さんの言葉は重い。

2000年には「新老人の会」を発足させた。
75歳以上の高齢者で構成する会。
元気で自立した新しい老人の姿を、
自らモデルとなって描き出した。

私も読んだが、
2001年刊の『生きかた上手』は、
100万部を超えるベストセラーになった。
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『LIFE SHIFT(ライフ・シフト)』は、
リンダ・グラットンとアンドリュー・ スコットの著作だが、
これも日野原さんを、
モデルとした節がある。
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「ほぼ日」でかつて、
糸井重里と対談した。

「ぼくは夜の1時、2時に寝て、
それで5時に起きるとか、
朝の4時まで起きて、
朝の6時に起きるなんてことが
しょっちゅうです」

私とおんなじ。

「起きた直後なんて忙しいですし、
アー行かなきゃ、
と思ってパーッとやると、
コーヒー牛乳とジュースを
立ち飲みするぐらいだから、
だいたい朝食は
2分ぐらいあればいいぐらいで」

おんなじ。

「何も仕事がなければ
充分に食べたり飲んだりできる。
でも、戦争中はそんなことはできないし、
私の仕事というのは、
まるで戦争中のように忙しいの。
ただ、戦争中と違って、
自分がやりたいようなことを
やっているんだけど」

いいなあ。

「法律でこれ以上働いてはいけない、
というのに従っていたら、ぼくなんか
3日ぐらいで過労死してしまうぐらいよ。
だいたい19時間ぐらい働いてるものね。
しかも、それを1年中やってるんだものね」

すごい。

糸井 「労働」じゃないんですか。

「心の持ち方によって、
ホルモンも免疫力も
変わってくるわけです。
そういうことが、
だんだんわかってきた」

病は気から。

「朝6時ぐらいになると
原稿用紙が25枚ぐらい書けて、
それをまとまって書けたことを、
『あぁ、よかったねぇ』と思うのね」

糸井 うれしいんですね?

「ものすごくうれしいの」

糸井 ある種の達成感があるわけですね。

「達成感、達成感」

そして、
「達成感は
物すごいエネルギーを
くれるの」

数年前に、偶然、
東海道新幹線のグリーン車で、
お見かけした。
本当に小柄なおばあさんのようだった。

さらに小柄でご高齢の女性に、
世話を焼いてもらって、
それでもお元気そうだった。

朝日新聞beの連載。
昨年後半から口述筆記になった。
しかしそれまでは、
原稿用紙に細いペンで書き下ろし、
ゲラにも自筆でチェックを入れた。

そのbeの10周年の記念講演会。
いつも講演でそうするように、
ステージで立ちっぱなしだった。
ステージを右に左に闊歩(かっぽ)。

私も見習いたい。

「不思議だね、年を取ると、
心が子どもの頃に戻るの」

日野原さんのように生きたい。
生涯現役。

しかもライフ・シフトで。

ほんとうにそう思う。

そしてどんな企業も、
日野原さんのようにありたい。

ふたたび、心からご冥福を祈って、
合掌。

〈結城義晴〉

2017年07月17日(月曜日)

2017年、土用丑の日のウナギ販売作戦「利は他の品にあり」 

Everyone! Good Monday!
[2017vol29]

2017年第29週にして、
7月第4週。
月曜日の今日は、
「海の日」
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日本財団の調査。
全国の15歳〜69歳の男女1万1600人に、
インターネットで調査。

「海に親しみを感じる」かの設問。
「親しみを感じない」の回答が、
10代は42.5%、20代では36.3%。

30代では、
「親しみを感じる・感じない」が拮抗し、
「親しみを感じる」は、
40代が38.4%、50代は42.1%、
60代は41.0%。

また「海が好きだ」と回答した人は51.8%、
「好きではない」は19.0%。
「好きではない」は、
若い世代になるにつれて減少。

「海が好きではない」は、
60代が14.7%、
10代では22.7%。

この傾向を生み出した理由は、
子どものころの海との接点の少なさ、
海の体験の少なさにある。IMG_9129.JPG7 

地球上の海の面積は70.8%。
日本は国の周囲をすべて、
海に囲まれている。

海の日こそ、海に親しみたい。
別に海に入ったり、海で泳いだり、
あるいは潮干狩りをしたり、
そんなことはしなくてもいい。

海を見るだけでいい。
潮風の匂いを嗅ぐだけでも、
海の向こうに思いを馳せるだけでも、
海に感謝するだけでもいい。

祝日「海の日」の趣旨は、
「海の恩恵に感謝するとともに、
海洋国日本の繁栄を願う」

でなければ、海の日は、
単なる祝日が1日、
増えただけのこととなる。
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しかし、それにしても、
いまだ梅雨明け宣言は、
なされていない。
もうすでに、
梅雨明けしたんじゃないか、
と思うが、いかが?

Weekly商人舎の日替り連載。
月曜朝一・2週間販促企画。

今年の土用丑の日の商売を説く。
その2017年は二度、
夏の土用の丑がある。
一の丑は7月25日(火曜日)、
二の丑は8月6日(日曜日)。

まずはわが社のデータを確認しておく。

21世紀に入ってから、
夏の土用丑が二度あった年。

2001年から2016年の昨年まで、
16回のうち9回。

2001年の7月25日、 8月6日。
今年と全く同じパターン。
しかし一の丑は水曜日、
二の丑は月曜日だった。

2002年の7月20日、 8月1日。
2004年の7月21日、 8月2日。
2006年の7月23日、 8月4日。
2008年の7月24日、 8月5日。
今年と近いパターン。

2009年の7月19日、7月31日。
2011年の7月21日、 8月2日。
2013年の7月22日、 8月3日。

2015年の7月24日、 8月5日。
一昨年も今年と近いパターン。
しかし一の丑は土曜日、
二の丑は水曜日だった。

今年の火曜日と日曜日のパターンは、
近年にはない。

2013年の7月22日(月曜日)と、
8月3日(土曜日)のパターンは、
だから参考になりそうだ。

そして今年の土用丑の特異性。

二の丑の8月6日が、
夏の節分にあたる。

節分は「節を分ける日」
つまり2月の立春の前日、
5月の立夏の前日、
8月の立秋の前日、
そして11月の立冬の前日。

すべて節分。

このうちの2月の節分が、
節分を代表するがごとき位置づけで、
その際に現在、
「恵方巻」を食すのが流行。

そして今年の8月6日、二の丑は、
夏の節分にもあたる。

セブン-イレブンは、
この夏の節分をターゲットに、
2013年から恵方巻き販売を始めた。
鈴木敏文会長の時代だ。

夏の恵方巻だから、
さっぱり味にするため、
酢飯の酸味を強めた。
スタミナをつけるため、
焼き肉入り巻き物にした。

もちろんウナギ巻きもいいだろう。

2週間販促企画は基本作戦を提案する。
「利は他の品にあり」

つまりはウナギでは儲けないこと。

もちろん「利は元にあり」
取引先と協力し合って、
たくさん売って、原価を下げる。
取引先にも利益をもたらす。
だから「利は売りにあり」

さてうなぎの相場の変化はどうか。
2000年には、流通量およそ16万トン。
このときがピーク。

しかし乱獲などによって資源が減少し、
ワシントン条約で貿易取引も制限され、
現在は4万トン前後。
しかし今年は養殖うなぎの流通量が、
昨年より多い。
利は元にあり、
利は売りにあり。

実現させることは可能だ。

鰻以外のウナギもどき。
イオンリテールの工夫。
第1に、豚肉の蒲焼。
第2にベトナム産なまずの蒲焼。

すでに発表されているが、
イオンリテールは、
国産かば焼きの価格を、
昨年より10%ほど値下げして、
売上高目標前年比約110%。

もうひとつ注目しておきたいのが、
「新仔うなぎ」

ふ化後1年未満の若いうなぎ、
6月下旬から出荷が始まっている。

骨が柔らかく、皮が薄い。
すこしフワフワした食感。

ローソンは、
すでに予約販売している。
「新仔ウナギかば焼き」

これは「利はこの品にあり」

結城義晴の「利の五法」
利は元にあり。
利は売りにあり。
利は内にあり。
利はこの品にあり。
利は他の品にあり。

よろしく。

手にとつて迷ふてをりぬ鰻の日
〈斉藤裕子 2014年「あを」より〉

土用鰻すんなり買つてゆく男
〈小野寺節子 2013年「風土」より〉

とりあへず士用鰻を買うてきし
〈秋千晴 2010年「空」より〉

つつがなく土用の鰻囲みけり
〈小関栄子 2009年「笹」より〉

なぜか鰻の俳句は、
女流俳人の方がいい。

最後に今週のスケジュール。
今日は海の日。
明日は第一屋製パン(株)の取締役会。

明後日は名人会。

そして木曜日は、2017特別セミナー。
小売業の情報技術革新
大久保恒夫・當仲寛哲・結城義晴が、
世界潮流からマネジメント活用までを、
語りつくす。
2017 - 7- 20

もう今週になってしまったが、
7月20日13時~18時。
東京・エッサム神田ホール。
参加費用1万円(税込み1万800円)

トップマネジメントの参加も多い。
今後、継続的な研究会セミナーに、
発展させていきたいと思っているので、
まだまだ募集中。
申し込みはこちらから

そして金曜日は、
スーパーマーケット統計発表。

土曜日は、
学習院マネジメントスクール。
ショッピングセンター視察研修。

幕張新都心のイオンモールを訪問します。
よろしく。

では、ウナギを売るために、
自分でウナギを食べて、今週も、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年07月16日(日曜日)

[日曜漫歩]チネチッタ(CINECITTA’)

神は1日目に、
昼と夜を創造した。
2日目には天を、
3日目には海と地を創造し、
植物を生えさせた。
4日目には太陽と月と星を、
5日目には魚と鳥を、
6日目には動物を創造し、
このとき、自分に似せて、
人間の男と女を創造した。

そして7日目に神は、休んだ。

それが7日目の日曜日だ。

今日は川崎駅周辺を漫歩。
古い古い仲見世通。IMG_2178.JPG7

新しいチネチッタ通り。IMG_2177.JPG767

車両通行禁止の歩行者天国。IMG_2176.JPG7

イタリアの街を模したチネチッタ。IMG_2173.JPG7

川崎駅近くの小川町。IMG_2172.JPG7

チネチッタ(CINECITTA’)。
イタリア語で「映画都市」。
イタリアの首都ローマには、
同じ名前の映画撮影所がある。
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デザインはアメリカのJPI社。
手掛けた作品は、
福岡キャナルシティ博多、
それから東京・汐留。

このシネコンの経営は、
(株)チッタエンタテイメント。
1922年(大正11年)、東京日暮里で創業。

この会社が戦前に、
「川崎銀星座」をオープン。
川崎映画街の最初の映画館だった。

その後、この地には、
6館の映画館が開業して、
映画館街が形成された。

太平洋戦争の空襲で、
ほぼすべてが焼失したが、
戦後は川崎銀星座が再建し、
その後、映画館街が復活。

そして1987年、複数の映画館を、
ひとつに収容したビルを建設し、
「チネチッタ」と改称。

それを、
日本最初のシネマコンプレックスと、
自称している。

さらに、2002年11月、
近隣の建物を改築して、
ラ チッタデッラ(LA CITTADELLA)と、
改称して、新装オープン。
イタリア語で「砦」の意味だ。
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この映画館街の中心が、
このガラスの塔。
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イタリアらしい色使い。
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真ん中に噴水があって、
子どもたちが遊ぶ。
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うらやましそう。
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イタリアの街のような造り。
マジョーレ(MAGGIORE)。
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街並みに小店が並ぶ。
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階段の空間。
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なかなかの趣。
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そして小さな噴水。
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「かさ」
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つまりは傘屋。
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グリル・マーケット。
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12スクリーンの映画館チネチッタに入る。
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4層の複合映画館。
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エスカレーターを見下ろす。
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1階のチケット売場。
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今日の番組。
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そして入口。
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通路。
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次回放映作品。
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ブランケットを貸してくれる。
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ファストフードのカウンター。
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シネ9は、9.4m×5.1mのスクリーン。
デジタル7.1CHの音響設備。
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154席。
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「ボンジュール、アン!」
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今日の日曜漫歩は、
ダイアン・レインを堪能。
戸田奈津子さんの翻訳も良かった。

1966年の映画「天地創造」
これもイタリアとアメリカの合作だった。

〈結城義晴〉

2017年07月15日(土曜日)

「仕事が人を磨く」と”appreciate”の意味

仕事が人を磨く。
いつも、ずっと。
かならず。

どんなところでも、
どんな立場でも、
どんな役目でも。

仕事が人を磨く。
いつも、ずっと。
かならず。

いろいろな人に会って、
いろいろなことを話して、
いろいろな仕事を見る。

そして思う。
感じる、
考える。

仕事が人を磨く。
いつも、ずっと。
かならず。
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「ほぼ日」の糸井重里。
巻頭の「今日のダーリン」を今日も。

糸井さん、数年前に、
ダブリンに行った。
アイルランドの首都。

そのダブリンの街の編みものの店。
女主人から何度か聞いた言葉。
「アプリシエイト」

“appreciate”には、聞き覚えがあった。
ビートルズの「ヘルプ!」

その歌詞のなかにある。
“And I do appreciate you bein’ round”

〈歌詞を、意味も考えず、
丸暗記していたのだ〉

この女主人の連発する”appreciate”

「敬して認める」というような意味だと、
糸井さんは理解した。
「ありがたく思う」とか、
「的確に認識する」とか。

〈とてもいいことばだなぁと、
そのときつくづく思った〉

同感。

〈それは、編み手さんたちの
仕事についての会話だった。
依頼主の彼女は、そのことばで、
編み手さんたちの仕事を、
表現したかったのだろう〉

そこで糸井重里は考える。
日本語に”appreciate”にあたることばは、
ないものだろうか。

〈これがなかなか見当たらないのだ〉

そしてビートルズにもどる。
“And I do appreciate you bein’ round”
その訳は、
「そばにいてくれるだけで助かるんだ」

糸井の案。
「そばにいてくれてありがたいよ」

〈それよりも、
もともとの英語のほうが
いい感じに思える〉

私も思う。

英語そのもののもつニュアンスは、
なかなか超えられない。

Help! I need somebody
Help! Not just anybody
Help! You know I need someone
Help!

Help! 誰かが必要なんだ
Help! 誰でもいいってわけじゃないんだ
Help! 誰が必要なのかはわかるだろう
Help!

When I was younger
So much younger than today
I never needed
anybody’s help in any way

僕が若かったころ、
今よりずっとずっと若かったころ、
どんなときにも誰からも
助けなんていらなかった

But now these days are gone
I’m not so self-assured
Now I find I’ve changed my mind
And opened up the doors

でも今ではそんな日々は去って、
もう僕には自分に自信がない
そこで僕は考え方を変えて、
ドアをあけることにしたんだ

Help me if you can; I’m feeling down
And I do appreciate you being ’round
Help me get my feet back on the ground
Won’t you please, please help me?

できるなら落ち込んでる僕を助けて
君がそばにいてくれたら助かるんだ
自分の足で立てるよう助けてほしい
どうか、どうか助けてほしい

サムの10ルールにも5番目に出てくる。
Appreciate everything your associates
do for the business.

「アソシエイツが成し遂げる、
仕事すべてに感謝せよ」

〈敬いの気持ちを含んだ感謝、
敬いつつの肯定、
そのあたりのことばが、
もっとあったらいいなぁと思う〉
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仕事が人を磨く。
いつも、ずっと。
かならず。

どんなところでも、
どんな立場でも、
どんな役目でも。

仕事が人を磨く。
いつも、ずっと。
かならず。

〈結城義晴〉

2017年07月14日(金曜日)

酷暑の中で「変わらないこと」について考察する。

この酷暑。

テキサス州ダラスは、
36℃が最高気温で、
ときに40℃を超える。

それでも日本の蒸し暑さの方が、
体には堪える。

朝日新聞「天声人語」
世界気象機関の報告。
各地で異常な高温が続く。

パキスタンではこの5月に54℃。
米国カリフォルニア州、6月に51℃。

「地球温暖化の現実であろう」

朝日川柳。
夏が好きされど昔の夏が好き

コラムニストは、
「何度もうなずいてしまった」

同感。

自由が丘のいつもの花屋。IMG_2119.JPG7

ヒマワリが店頭の半分を占める。IMG_2116.JPG7
ひまわりまわりひるさがり
ひとりのへやでひがさをさして
ひがさがまわりひるさがり

ひまわりまわりひるさがり
ひとりのへやでごろんとひるね
ひるねのゆめのひるさがり
〈山﨑眞幹作詩〉

横浜商人舎オフィス裏の遊歩道。IMG_2120
酷暑の下の日陰は、
涼しそう。

しかし私はまだ、
時差ボケから回復せず、
原稿を書きつつも、
ひるねのゆめのひるさがり。

さて、商人舎流通SuperNews。

5月末決算期の企業の報告の明暗。

大黒天物産news|
SPF推進で売上高7%増・営業利益3%増
ドミーnews|
351億円で営業・経常利益ともに大幅減

ディスカウントというポジション、
それが確立されると、
安定した業績を継続できる。

ポジショニングがないと、
厳しい、苦しい。

上半期、第1四半期決算も続々。

キャンドウnews|
上半期は売上高微増の346億円で営業利益は7.5%減

100円ショップ業態、
ワンコインストア業態も、
業績に明暗が出てきた。
それは業態の成熟化を意味する。

リテールパートナーズnews|
第1Q営業収益71%増・純利益178億で大増収増益
ヤマザワnews|
第1Qは売上高285億円2.2%増/営業利益35.6%減

リテールパートナーズは、
山口の(株)丸久が核となって、
九州北部の企業が経営統合して誕生。
ローカルチェーンには一定規模が必須。

そのスケールを獲得すれば、
流れがつくれる。

良品計画news|
「無印良品有楽町」増床リニューアルで初の青果売場導入

ドラッグストアだけではない。
ホームセンターのカインズは、
「地場野菜コーナー」を設けるし、
無印良品までオーガニック売場をつくる。

今月の月刊商人舎特集。
イズミもイオンもイーぺルも。
「内食・中食・外食」を核として、
Huge SC Ageを切り拓く。

ユニバースnews|
青森市内3号目の十和田西店をサンドラッグと共同出店

アークスとサンドラッグの業務提携で、
合計年商1兆円超えでの共同出店が進む。

AJS news|
チェッカーフェス優秀賞は田子重・とりせん・サミット・マツモト
曽根さん、前原さん、竹野さん、
そして松本さん、おめでとう。

サミットnews|
総菜選挙2017「桜姫鶏の焼とり」当選! 公約88円セール

この企画、本当に良かった。
マーケティングとは、
「市場を現在進行形で揺さぶる行為」
惣菜選挙2017は、
マーケティングの本質をとらえていた。

ダイエーnews|
AEON FOOD STYLE by daiei瀬田店がScrap&Build

ダイエーは今、スーパーマーケット企業。
それがイオン・フードスタイルだ。

さて、今日は、
「変わらないこと」について。

糸井重里の「ほぼ日」
巻頭の「今日のダーリン」
久しぶりに波長が合った。
ほぼ日上場以来、糸井さん、ちょっと、
心があっちに行ってたような気もする。

〈変わらないことに対して、
「なにか立派なことだと考えやすい」

「ふたりの愛はいつまでも変わらない」
「あの人は、変わらないねぇ」
そうありたいという気持ちを込めて、
言うし、歌う〉

〈しかし、あらゆるものごとは、
変わりながら動いている〉

然り。

変わりながら動くものが、
流通SuperNewsでも、
業績を上げている。

〈変わらないとか、
変わろうとしないというのは、
不自然にそういうふうにしなきゃ
成り立たないことだ〉

〈自説を絶対に押し通そうとする人が
集まる会議がある。

政治の世界の
テレビ中継なんかを見ていると、
なにがなんでも
勝とうとしている人たちばかりだ〉

「朝まで生テレビ」だとか、
「政治討論会」など。

〈相手の意見より、
じぶんの主張を認めさせようとして、
ただただぶつかり合っている〉

「それもそうだな」だとか、
「あ、そこはたしかに」とか、
〈日常ではよく聞かれるようなセリフは、
まったくない〉

〈相手を認めないというだけでなく、
相手の意見も認めないというのが、
当たり前になっている。

そういう場所では、
じぶんが「変わる」ということは、
そのまま敗北した
ということになるのだろう〉

そして糸井流の感じ方。

「変わらない」相手と
いっしょにいる時間ほど
たいくつなものはない。

同感。

〈だれか、他人と
同じ場にいるということの、
いちばんのたのしみは、
その新しい場にいることで、
いままでのじぶんが少しでも
変わることだと思うのだ〉

意志決定の場には、
「対立」が必須である。
「Conflict」

ピーター・ドラッカーも、
ケン・ブランチャードも、
口をそろえて、それを強調する。

対立して、議論が闘わされて、
そのうえで「変わる」

これがない組織は、
つまらない。

〈そこにいたからこその発見があるから、
じぶんでない人といっしょにいることは、
おもしろい〉

〈妥協だとか、
調整だとか、
駆け引きだとか、
あんまりいい言われ方はしないけれど、
どちらもが変わることで成立する、
その場の答えがある〉

これは「対立」と「集中思考」と、
「発散思考」と変化のプロセスである。

〈そのおかげで、おおぜいが
生きていられることになる〉

〈こんなことも、
「変わる」のおかげなのだ。
「変わる」ことこそ、
自然で、おもしろいことだ〉

まったく同感。

だから「自ら、変われ!」

最後に結論。

実は「変わろう」とするためには、
いい方法がある。

〈口よりも、
耳を開いていること、
つまりよく聞くこと〉

〈口が開いている間は、
耳が閉じやすいのだ〉

では、夏の祝日「海の日」を含む3連休。
耳を開いて、頑張ろう。

〈結城義晴〉

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