結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2017年06月15日(木曜日)

大高善興「交遊抄」の「伊藤雅俊&鈴木敏文」と苦歴・艱難・練達

日経新聞最終面「交遊抄」
大高善興さんが登場。
もちろんヨークベニマル会長。

タイトルは「2人の師匠」
DSCN4439.JPG-7

この2人の師匠とは、
伊藤雅俊さんと鈴木敏文さん。

セブン&アイ・ホールディングスの、
名誉会長と名誉顧問。
伊藤さんはイトーヨーカ堂創業者、
鈴木さんは実質的なセブン-イレブン創設者。

「伊藤雅俊さんと鈴木敏文さんに
出会っていなければ、
今日の私はない」

先日、インタビューしたときに、
「交遊抄」に書く、
と大高さんは教えてくれた。
DSCN4546.JPG-7

大高さんが二人に学んだもの。
「伊藤さんからは
感謝と信用の大切さ、

鈴木さんからは
本質を追究する姿勢」

まず、伊藤雅俊さんに関して。
「父、善雄は伊藤さんを深く信頼していた」

1973年に、イトーヨーカ堂と資本提携。
この際、善雄さんは、
大髙4兄弟に語った。
「伊藤さんにかけてみなさい。
30年後に結論が出る」

東日本大震災のときには、
伊藤さんは翌日から、
「毎夕欠かさず電話をくれた」

伊藤さんは、実は電話魔である。

「お客さまへの感謝の気持ちで
一生懸命やれば、必ず道は開ける。
困っていることは言ってくれ」

後日、大髙さんが伊藤さんにお礼に言った。
「『ご苦労さん』と涙をこぼしてくれた」

伊藤さんは本当に情に熱く、
感謝を信用を旨(むね)とする。

一方の鈴木敏文さん。

大高さんは言う。
「私の経営観を大きく変えた」

その鈴木さんの口癖は、
「改善ではなく改革」

「未来を想像し潜在的なニーズをつかむ」

セブン-イレブンもセブン銀行も、
鈴木さんが生み出した。
「周囲が不可能と思うことをやり抜いたのは、
天才としか言いようがない」

その鈴木さんは、
「あまり感謝を口にしない」

大高さん自身、
「褒められたのは
グループのPB商品が成功したときの
一度だけ」

「逆に、挑んだ結果の失敗は責めない。
根底には相手を成長させるための愛がある」

鈴木さんに対して、
「愛」という言葉を使えるのは、
大髙さんだけだと思う。

「共通点は厳しさと真面目さ」
これこそセブン&アイの本質だし、
ヨークベニマルにも貫かれるものだ。

最後の言葉。
「仰ぎ見るばかりの2人の師だ」

今月の商人舎6月号。
特集の前に、
「緊急特別企画」として、
2本の読み物を掲載した。
総合タイトルは、
ベニマル新富岡店の「尊厳」

2011・3・11の東日本大震災。
そして福島原発事故。
福島県双葉郡富岡町の住民は、
避難指示を受けていたが、
6年が経過した今年4月1日、
その解除によって故郷に戻り始めた。
そして休業していたヨークベニマル富岡店は、
避難解除に先駆けて3月30日、
新富岡店として蘇った。
その尊厳ある復活のコンセプトとプロセス。
〈福島県富岡町役場フェイスブックより〉
20170610_title

大高善興さんに語ってもらったのは、
「野越え山越え」の苦歴
「原発避難解除の新富岡店は
僻地からの革新への挑戦です」

もう一つは[ドキュメント]
ヨークベニマル新富岡店「復活物語」
「灯台になりたい」の思いと
「野越え山越え」の精神

新富岡店の渡邉利彦店長と、
庄子鉄也いわきゾーンマネジャーの、
二人三脚の物語。

このドキュメントは感動します。
いい話です。

そして[Message of June]
一人のお客さまに誠実を尽くせ。

ヨークベニマル創業者の大高善雄は、
天秤棒を担いで農家を回った。
リヤカーを引きつつ家々を巡った。

一人のお客さまに誠実を尽くせ。
お客さまへの奉仕の精神が、
商売繁盛につながる。

儲けは奉仕の結果であって、
商売の目的そのものではない。
商売はお客さまのためにある。

「ベニマル商法」最後の第十二章。
言葉や態度が店相をつくる。
あなたはお店の代表である。

東日本大震災で津波に襲われ、
福島原発事故で避難指示の出た富岡町に、
住民たちが帰って来た。

そして新しい店は、
そのお客さまたちを迎える準備をした。
言葉や態度を慎み、誠実を尽くした。

しかし顧客も店も、
苦労の連続であった。
まさに「苦歴」を重ねた。

艱難が忍耐を生み出し、
忍耐が練達を生み出し、
練達が希望を生み出す。

この希望は、
失望に終わることがない。
(新約聖書・ローマ人への手紙5章)

会長大高善興言うところの「苦歴」とは、
艱難であり、忍耐、練達、希望である。
失望に終わることのない希望である。
〈結城義晴〉

[注]「練達」とは「練られた品性」のことをいう。

トップマネジメントはもとより、
ミドルマネジメントも、
ナレッジマーチャントも。
学者もジャーナリストも、
コンサルタントも。

学歴や職歴よりも、
苦歴が大切である。
艱難と練達が必須である。

〈結城義晴〉

[追伸]
今日の商人舎 流通SuperNews。

J.フロントnews|
5月全体▲1.7%、GINZA SIX効果の不動産事業は295%
高島屋news|
5月は免税販売額71%増が貢献して2.5%の伸び
ユナイテッドnews|
5月は全店▲0.2%も第1四半期累計では1.2%増
ファミマnews|
伊藤忠・LINEと3社で「Clova」活用の基本合意書を締結
ドンキnews|
ピュアドンキ型644坪の茅野店、6/8長野5号店として開業
ニトリnews|
八王子市の複合商業施設「イーアス高尾」に出店
フジnews|
「ライトダウンキャンペーン」で6/21&7/7に広告塔消灯
ポプラnews|
院内コンビニ「生活彩家浅井病院店」(千葉県東金市)開設
ケーズnews|
6/15、今期5店舗目の津山店(岡山県)オープン

J.フロントリテイリングと高島屋。
フォーマット戦略とポジショニング戦略の、
ケーススタディとしてぴったりです。

2017年06月14日(水曜日)

「生団連」総会後の懇親会と丹羽宇一郎「日本全体ゆでガエル」

外国から帰って来ると、
時差ボケになる。

長期滞在でも短期出張でも、
多かれ少なかれ、
時差ボケに陥る。

しかし、それを解消する方法がある。
飛び切りの特効薬がある。

ゴルフだ!!
IMG_1850.JPG-7

半日ほど、太陽を浴びて、
体を動かし、水を飲み、そして歩く。

球を打つこと以外、
何も考えずにラウンドする。

多摩カントリークラブ。
名門。

そこで名人会。
1989年からやっているから、
もう28年。

浅香健一プロ。
IMG_1848.JPG-7

そしてロングヒッター。
IMG_1851.JPG-7

鈴木國朗プロ。
IMG_1852.JPG-7
楽しいラウンドで、
時差ボケは一挙に解消された。

その後、夕方、
東京・赤坂見附。
DSCN7275.JPG-7

ニューオータニ。
DSCN7277.JPG-7

生団連平成29年定時総会。
DSCN7286.JPG-7
国民生活産業・消費者団体連合会。
略して「生団連」

このネーミング。
実にいい。

もちろん「経団連」に対抗する意味。

創設者の清水信次名誉会長がつけた名称。

「何時如何なる時でも
わが国民の生活生存に
必要な生活必需品(衣・食・住)の
安心・安全、安定した供給を可能とするため
生産・製造、流通、サービス関連事業者
及びこれらの団体と
国民生活の代表である消費者とが
一体となって平時より研究、検討し、
地震、津波、台風、干ばつ冷害等の
天変地異、戦争、国際紛争、テロ等の
あらゆる危機に備えて、
政府、行政への提言、実行を要請し、
もって国民の生活と生命の防衛
及び更なる安全と質的向上に
大きく寄与することを目的とする」

格調高い。

会員数548企業・団体。

小川賢太郎会長が冒頭に、
4つのスローガンを解説しつつ挨拶。
(株)ゼンショーホールディングス代表取締役会長兼社長。DSCN7282.JPG-7

自民党・公明党の代議士の次に、
河野太郎衆議院議員。DSCN7298.JPG-7
自由民主党行政改革推進本部長にして、
衆議院消費者問題特別委員会筆頭理事。
消費者問題の指令塔を自任する。

頑張ってもらわねばならない。

その後、消費者団体代表の音頭で乾杯。DSCN7301.JPG-7

岩﨑高治さん。
(株)ライフコポレーション社長。DSCN7306.JPG-7
フランクフルトとミラノの感動を話した。
特にイーペルのこと。

日経新聞次長の白鳥和生さんが、
加わってくれて写真。DSCN7307.JPG-7

(株)エコスのお二人。
会長の平富郎さんと副社長の平典子さん。DSCN7309.JPG-7
ゴルフのお約束、させられた。

それから全日本食品(株)のお二人。
齋藤充弘会長と平野実社長。DSCN7310.JPG-7

それから川一男さんと握手。DSCN7280.JPG-7
川さんは、ダイエー副社長から、
マルエツ社長、
シジシー・ジャパン副会長を歴任。
業界きっての戦略家、政策通。

私は駆け出しの1978年ごろ、
川さんにインタビューしたことがある。
ダイエーの生鮮部長だった。

それ以来の付き合い。

松井秀夫さん。
大木ヘルスケアホールディングス(株)
代表取締役会長兼社長。DSCN7302.JPG-7
「俺は結城さんのファンだよ」
まことにありがたい。

スーパーマーケットの3協会の事務方。
右から増井徳太郎さん、
江口法生さん、前田伸司さん。DSCN7305.JPG-7
増井さんは、紀ノ国屋ファウンダーで、
新日本スーパーマーケット副会長。
江口さんは、
日本スーパーマーケット協会事務局長。
前田さんはオール日本スーパーマーケット協会常務理事、
この6月の総会で昇任。

そして井上淳さん。
生団連専務理事にして、
日本チェーンストア協会専務理事。DSCN7311.JPG-7

最後はやはり、
清水信次名誉会長。
もう91歳になられた。DSCN7313.JPG-7

最後の最後は、並木利昭さん。
ライフコーポレーション専務取締役。DSCN7314.JPG-7
この生団連の存在意義は深い。

なんとしてもこの活動を、
広め高めていかねばならない。

さて、日経電子版の経営者ブログ。
丹羽宇一郎さんが書くのは、
「ゆで上がる日本」

伊藤忠商事元社長、会長、
元中国大使。

「最近の日本の空気に
嫌なものを感じざるを得ません」

「国会および首相官邸の動きを見るにつけ、
脳裏をよぎるのは企業経営にとって
最もまずい状況です」

一言で言えば、
「ゆでガエル」の状態。

「1日の温度変化はわずかに
0.01度かもしれません。
しかし、それが100日続けば1度変化し、
1年では3度以上変化することになります」

「こうした兆候というのは
何も手をうたないので
少しずつ積み重なります。
そして我々のまともな感覚が、
慣れのなかで少しずつむしばまれ、
やがて問題を問題として
感じられなくなります」

丹羽さんは指摘する。
「今、日本全体がこのお湯の中で
気分良く暮らしている状況」

閣僚や政治家の不祥事・不適切な発言。
与党による問題法案の強行採決。
「異次元」とまでいわれた日銀の金融緩和。
「そのような指摘は全く当たらない」
という官邸幹部の決めゼリフ。
「記憶にございません」という官僚の答弁。

「そのうちなんの違和感も
抱かなくなるのかと思うと
空恐ろしくなります」

ゆでガエルであることに、
気づく瞬間。
丹羽さんは2パターンを示してくれる。

第1は、
外部の人がお湯に手を突っ込んで、
「熱い!」と叫んでくれること。

第2は、
「残念ながら死の間際です」

「幸いにして最近、前者が現れました」

「共謀罪法案に対し、
ケナタッチ国連特別報告者が
『プライバシーや表現の自由の
過度の制限につながる恐れがある』と、
安倍晋三首相に書簡を送ってくれました」

まさに「熱い!」と叫んでくれた。

「官邸はこれに対し、
不自然ともいえるほどのけんまくで
猛反発しました」

「現下の国内の雰囲気、
そして官邸の過剰な反応は、
大戦の前、国際連盟を脱退していった
日本を想起させます」

「この声をよい教訓として、私たちは、
このヌルマ湯から脱するための行動を
起こさなければなりません」

「ゆで釜の中で、
穏やかに死に近づくくらいなら、
こう申し上げたい」

「『沈黙は金』が、
いつも賢人の振る舞いとは限らない。
それは時と場合によります」

日本全体ゆでガエル。
この指摘は、ほんとうに、
自覚しておかねばならない。

経団連しかり、
対比的存在の生団連しかり。

〈結城義晴〉

2017年06月13日(火曜日)

帰国後のEatalyの「手間かかるもん」とAldi・Lidlの「安い値段」

万緑や樹木みな己が色を持つ
〈朝日俳壇より 三重県菰野町 川村佳子〉

森の民の国ドイツでも、
そう感じた。

昨日帰国して、
日本でも強く、そう思う。

朝日新聞「折々のことば」
第778回は、6月8日木曜日のもの。
小さいからって
こんな手間
かかってるもんに

なんでこんな安い値段
つけなあかんねん!
〈和菓子屋「河藤(かわとう)」の先代〉

川口藤太郎さんは河藤の店主。
干菓子が名物の大阪の和菓子屋。
かつて父がこう言ったのを忘れない。

手間をわかる人だけが
買ってくれたらいいと頑固を通した。

編著者・鷲田清一さん。
「藤太郎さんも気性を継ぐが、
草餅は硬くなったら、
焼いてもおいしいよ、
と客に教えることも」

「価格競争を嫌い、
うまいお菓子をとの一念で
仕事に打ち込む」

コモディティは、
手間をかけずに大量に製造する。
ノンコモディティは、
手間をかけて丁寧につくる。

前者はアルディであり、リドルの商売。
後者はイータリーの仕事。
DSCN0753.JPG-7

Eatalyのオスカー・ファリネッティは、
イタリアの小さな村を巡って、
スローフードを集めて、
売った、食べさせた、学ばせた。
DSCN0761.JPG-7

黒南風に呑み込まれたる村ひとつ
〈同 岩倉市 村瀬みさを〉

さて昨日、日本に帰って来て、
ゆっくりと湯につかり、
朝から昼にかけて5時間眠り、
合間に昨日のブログを書いて、
流通Super Newsを完成させ、
夜には10時間、寝た。

それで気分爽快。

今日は朝から、
横浜商人舎オフィス。

今月6月の1日以来。

出社するとすぐに来客。
イオンリテール㈱吉田元さん、
人材育成グループマネージャー。
そしてイオンコンパス㈱の三好智さん。
DSCN7273.JPG-7
7月上旬のアメリカ研修の最終打ち合わせ。

その用件の前に、
フランクフルトとミラノの土産話が、
湧き上がるように出てきた。

ああ。

そのドイツのリドルが、
明後日の6月15日に、
アメリカに1号店をオープンさせる。
DSCN0127.JPG-7

もうすでにウェブサイトを公開して、
カウントダウンしている。

計画は一挙に20店の開店。
バージニア、ノースカロライナ、
サウスカロライナ諸州。

来年の夏までには、東海岸で約100店舗。

店舗は2万平方フィートだから、
米国アルディの2倍の広さ。

90%はプライベート・ラベルで、
売価は通常のスーパーマーケットの半額。
DSCN0139.JPG-7

これはアルディと同じ。

そのうえ、サステイナブルなシーフード、
グルテンフリーやオーガニックを、
アルディよりも充実させる。

全てのPB商品は、
人工着色料、トランスファットを排除し、
グルタミン酸ナトリウムも加えない。

リドルの商品部は、
「キュレーション」と呼んで、
扱いアイテムを高い基準で吟味する。

Curationとは、
博物館・図書館で作品を管理すること。
それほど厳密にコントロールする。DSCN0128.JPG-7

さらに毎週、販促を打つ。
名づけて「フレッシュ5スペシャル」
生鮮食品が月曜日と木曜日、
他のグロサリーは週1回、
季節やイベントに合わせて訴求される。

重要なことだが、
これらのアイテムは、
「売り切れ御免」が特長。

さて、ドイツのリドルは、
アルディを脅かすほどだったが、
アメリカではどうだろう。

一方のアルディ。
今後5年間に50億ドル(5000億円)を投資、
900店の新規開発と改装を行う。
20141118234239.JPG
そして2020年までに、
2500店舗のチェーン網を確立する。

現在35州で1600店以上を展開。
今回のイオン研修でも訪れる。

一番恐ろしいのは、
アルディとリドルが、
並んで競争することだ。
互いに譲らない。
互いに徹底する。

こうなると周辺の小売業が、
迷惑をこうむる。

ウォルマート、クローガー、
アルバートソン、エトセトラ。

さあ、どんな展開になるのだろう。

さてさて、昨日今日の
Daily商人舎・流通SuperNews。

まず6月13日のnews。

ユニーファミマnews|
ドンキホーテHDとの業務提携発表の真意を推測する。

これは読んでください。

イオンnews|
イズミヤ検見川浜店を承継しイオンスタイルとして開業
ライフnews|
京都深草店2層592坪を20年目のリニューアル
ダイソーnews|
5/20~6/10に22店を新規出店、勢い止まらず
ベルクnews|
青梅今井店、フォレオ青梅へツルハと共にテナント出店
セブン-イレブンnews|
5月チェーン全店売上高4.1%増だが出店は9店
ビックカメラnews|
5月は単体売上高5%増、+コジマのグループ4.3%増
マックスバリュnews|
MV九州の5月は売上高3.0%増・客数1.8%増
ニトリnews|
5月は全店売上高13.9%増・既存店4.0&増と絶好調
ポプラnews|
5月は既存店売上高1.1%増も全店では▲3.0%

6月12日の流通SuperNews。
神戸物産news|
第2四半期は業務スーパー好調で経常利益79.4%増
ジャパンミートnews|
2017年7月期第3四半期は5.8%増の770億円も減益
ック・フィールドnews
2017年4月期は507億円・営業利益30億円と増収増益
ライフnews|
京都深草店2層592坪を20年目のリニューアル
マックスバリュnews|
兵庫県の太子南店(316坪)が20年目の改装オープン
ファミマnews|
5月はファミマ18%増・サークルKサンクス▲38%明暗
ローソンnews|
2017年5月は既存店103.2%と今期初のプラス
スギHDnews|
スギ薬局の5月は客数・客単価伸長で既存店2.1%増
セブン‐イレブンnews|
九州2152店で八女抹茶のパン・スイーツ発売
パブリックスnews|
インスタカート提携で2020年全店グロサリー即日宅配

ニュースは日々の動きをとらえる。

コモディティもノンコモディティも、
「手間かかるもん」も「安い値段」も、
万緑や樹木みな己が色を持つ

〈結城義晴〉

2017年06月12日(月曜日)

ミラノからの帰国&「視而不見・聴而不聞・食而不知其味」

Everybody! Good Monday!
[2017vol24]

2017年第24週です。
そして6月も第3週。

来週日曜日は父の日。

それとは関係なく、私は、
突然のように、
帰国しました。

ミラノ-マルペンサ国際空港から。DSCN1142.JPG-7
まったく事故らしいこともなく、
全員が大きな成果を挙げた。

もちろん、私自身にも、
大きな遭遇があった。

よかった、よかった。

中国の古典『大学』にある。
「心不在焉、
視而不見、

聴而不聞、
食而不知其味」

「心、ここにあらざれば、
視れども見えず、
聴けども聞こえず
食らえどもその味を知らず」

ミラノにやって来ても、
フランクフルトを訪れても、
視れども見えずがある。
聴けども聞こえずもある。

それは心、ここにあらざればなり。

帰ってきたら、
関東甲信地方まで梅雨入り。

そのうえ、わが立教大学野球部が、
全日本大学野球選手権制覇。
59年ぶりだとか。

そして月刊商人舎6月号発刊。
shoninsha_2017_6
通巻50号です。
まあ、一つの通過点に過ぎませんが。

しかし今回は必読のテーマです。
読んで、考えてください。

さてミラノの最終日。

朝からセミナー。
DSCN0988.JPG-7

万代ドライデイリー会の前田仁事務局長。
最後の仕切りの挨拶。DSCN0986.JPG-7

そして結城義晴の講義、2時間。DSCN0999.JPG-7

ドイツ・フランクフルトの小売業、
イタリア・ミラノの小売業。
それらを業態として整理し、
フォーマット競争であることを示した。DSCN1004.JPG-7

ドイツのアルディやリドル先導の理由、
イタリアのこのイノベーションの根拠。
それが視えてこなければならない。
聴こえてこなければならないし、
味がわからねばならない。
DSCN0994.JPG-7

この研修会はそれができたと思う。
あとはいかに帰国してから、
行動するかにかかっている。DSCN1017.JPG-7

昨日の夕方は、
お別れパーティ。

カーザ・フォンターナ。
「黄金のリゾット」は、
ミラノ名物。
IMG_1778.JPG-7

このレストランを借り切り。IMG_1781.JPG-7

まずは今津龍三さんの挨拶。
万代ドライデイリー会会長、
(株)今津社長。
IMG_1784.JPG-7

それからフルコースディナー。

前菜はアイスクリーム。IMG_1788.JPG-7

そしてシーフードサラダ。IMG_1790.JPG-7
私は初めからシャンパン。

そして出ました!!
黄金のリゾット。IMG_1791.JPG-7
超絶の美味。

最後は子牛のカツレツ。IMG_1816.JPG-7

来日してNHKにも出演したシェフ、
ロベルト・フォンターナさん。
(Roberto Fontana)
その黄金のリゾットのつくり方を、
懇切丁寧に説明してくれた。
IMG_1800.JPG-7
そのうえ日本語のレシピをくれて、
お土産はこの店で使っている米。

要は、家に帰って、
黄金のリゾットをつくれということ。

ありがたい。

シェフの話を聞いて、
また食事し、ワインを楽しむ。

その後、参加者全員が、
一言ずつ決意表明のスピーチ。

良かった。

その後、結城義晴の総括メッセージ。

最後は万代社長の阿部秀行さんが、
気合のこもった話をしてくれた。
IMG_1813.JPG-7

阿部さんは実に話が上手い。
即興だが、軸がぶれないので、
いつも一貫している。

そして具体的で、スピーディな行動を促す。
IMG_1812.JPG-^7
今回も参加者たちは、
阿部さんのメッセージを、
肝に銘じたはずだ。

最後の最後は、副会長の仕事。
(株)あらた関西支社支店長・畑中秀太さん。
イタリア語の「大阪締め」
IMG_1827.JPG-7
決まった。

そしてシェフと固い握手。
IMG_1835.JPG-7

一夜明けて、ミケランジェロホテル。IMG_1836.JPG-7
6時40分出発。

車窓には「垂直の森」
植物との共生を目指すタワーマンション。IMG_1837.JPG-7

そして1時間足らずで、
ミラノ-マルペンサ国際空港。DSCN1145.JPG-7

関西国際空港の設計者と同じだが、
ミラノには優れたセンスがある。DSCN1146.JPG-7

プラダの大きなパネル。DSCN1147.JPG-7

チェックインした後のゲートでも、
この天井のデザイン。IMG_1843.JPG-7

そしてフランクフルトへ。IMG_1844.JPG-7

飛び上がると、煙っている。
しかし遠くにアルプス山脈が、
まるで宙に浮いているように見える。DSCN1151.JPG-7

そのアルプス。
DSCN1154.JPG-7

スイスのレマン湖。DSCN1157.JPG-7

湖の右がフランス、左がスイス。DSCN1158.JPG-7

そして1時間余りで、
森の民の国へ。
DSCN1161.JPG-7

フランクフルト国際空港。DSCN1165.JPG-7
ここで関空に向かうチームと別れ、
一人で東京に向かう。

11時間超のフライトで、
東京湾が見えてきた。DSCN1167.JPG-7

今回もお世話になったANA。IMG_1845.JPG-7
ベトナム・ホーチミンから、
ほとんど連続で、
フランクフルト、ミラノ。

疲れ切ったが、収穫は大きかった。

視れども見えず、
聴けども聞こえず、
食らえどもその味を知らず。

それは心、ここにあらず、だからだ。

同じミスを何度もする者、
目の前に示されても素通りしてしまう者、
同じ話を聞いても本筋がわからない者、
それは心が、ここにないからだ。

では、みなさん、今週も、
「心、ここにあり」で、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2017年06月11日(日曜日)

[日曜漫歩]ミラノの休息

神は、まず昼と夜をつくった。
1日目のことだった。
そして2日目に、
神は天をつくった。
3日目に、海と地をつくり、
まず植物を茂らせた。
4日目には、太陽と月と星をつくった。
5日目には、魚と鳥をつくった。
6日目には、動物をつくり、
自分に似せて男と女を創造した。

そして7日目に神は、休んだ。
DSCN1080.JPG-7
旅の合間にも休息はいる。

イタリアの北部。
ミラノの休息。

ホテル・ミケランジェロ。
DSCN0294.JPG-7

部屋の窓から、ミラノ中央駅。
DSCN0295.JPG-7

1931年7月1日、落成。
ベニート・ムッソリーニの時代だった。DSCN0287.JPG-7

24番ホームまである。
DSCN1091.JPG-7

東京駅にもない、高いドーム。
DSCN1137.JPG-7

そしてミラノ漫歩は、
ここから始まる。

スカラ広場のレオナルド・ダ・ヴィンチ像。
DSCN1025.JPG-7

当然、その前にはスカラ座。
DSCN1022.JPG-7

スカラ広場からアーケードへ。DSCN1026.JPG-7

ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。
DSCN1029.JPG-7

十字架型のアーケードの真ん中に、
プラダのショップ。
DSCN1033.JPG-7

こちらはルイ・ヴィトン。
DSCN1051.JPG-7

ヴァン・ゴッホ。
DSCN1047.JPG-7

そのバッグ。
DSCN1048.JPG-7

ルーベンスも。
DSCN1049.JPG-7

バッグ。
DSCN1050.JPG-7

牛の急所を踵で踏んで、
一回りすると幸せになれる。
DSCN1040.JPG-7

グッチの前のレストラン。
ビールで乾杯。
DSCN1046.JPG-7

そしてミラノ大聖堂。DSCN1042.JPG-7

イタリア語で、ドゥオーモ。
1813年、ナポレオンが完成させた。
世界最大のゴシック建築物。DSCN1055.JPG-7

その一番高い所に、
金のマリア像。
DSCN1058.JPG-7

大聖堂の中はひんやりしている。DSCN1061.JPG-7

床は白・黒・赤の石造り。DSCN1060.JPG-7

主祭壇の横にはパイプオルガン。DSCN1064.JPG-7

そしてこの祭壇彫刻。
DSCN1066.JPG-7

子どもの頃のマリア様。
DSCN1068.JPG-7

聖人バルトロマイ像。
皮を剥がれた聖人。DSCN1069.JPG-7

これも世界最大のステンドグラス。
キリストの一生が描かれている。DSCN1073.JPG-7

そして金のマリア像。
DSCN1079.JPG-7

大聖堂を後に、バスでスフォルツァ城へ。
1450年に建設された城塞。
ミラノ公爵フランチェスコ・スフォルツァがつくった。DSCN1087.JPG-7

中央駅の地下に潜って、
地下鉄に。
DSCN1093.JPG-7

改札口。
DSCN1094.JPG-7

車内もきれいだ。
DSCN1096

到着。
DSCN1097.JPG-7

黄色い駅。
ミラノは彩りが美しい。
DSCN1102.JPG-7

壁のシュールな絵画。
DSCN1105.JPG-7

ナヴィリオ地区のグランデ運河。
DSCN1107.JPG-7

ここでフォト。
DSCN1111.JPG-7

運河沿いを散策。
DSCN1113.JPG-7

建物もカラフル。
DSCN1114.JPG-7

イタリアの太陽がさんさん。
DSCN1117.JPG-7

ふらりとカフェに入って、
ビールなど飲む。
DSCN1118.JPG-7

そしてまたふらりと散策。
DSCN1119.JPG-7

鉄の橋。
DSCN1124.JPG-7

石の橋。
DSCN1127.JPG-7
どっちかが、ダヴィンチの設計らしい。

夕方6時、ふたたびスカラ座。
IMG_1753.JPG-7

中へ。
IMG_1755.JPG-7

入口でチケットをチェック。
IMG_1757.JPG-7

ドニゼッティ像。
IMG_1758.JPG-7

ヴェルディ像。
IMG_1761.JPG-7

ホワイエ。
IMG_1760.JPG-7

地下に降りる。
IMG_1763.JPG-7

円形の通路を抜けて、フロアへ。
IMG_1764.JPG-7

円形劇場。
IMG_1765.JPG-7

オーケストラのメンバーが席に着く。
IMG_1767.JPG-7
素晴らしい演奏。

バイオリンはアンネ・ゾフィー・ムター。
天才少女も53歳。
指揮者はリッカルド・シャイー。
スカラ座音楽総監督。
IMG_1770.JPG-7

後半はブラームスの交響曲4番。
IMG_1772.JPG-7
堪能。

夜は二つ星レストラン。
ミラノ随一と評判。
IMG_1701.JPG-7

前菜はトマトのピューレ。IMG_1702.JPG-7

そして真ん中が卵のパスタ。
IMG_1704.JPG-7

メインディッシュは写真撮り忘れ。
美味すぎる。

デザート。
IMG_1705.JPG-7

ドライフルーツは珍味。
IMG_1707.JPG-7

わざわざシェフのカルロ・クラッコさんが、
調理場から出てきてくれて、記念写真。
IMG_1709.JPG-7

レストラン・クラッコ。
IMG_1713.JPG-7
ミラノ漫歩。

旅の合間にも休息は、
絶対に、いる。
漫歩も必要です。

〈結城義晴〉

2017年06月10日(土曜日)

イーペル・イータリー・Coop・エッセルンガ、ミラノに未来を見た!

イタリアのミラノ。
首都ローマに次ぐ商都。
DSCN0287.JPG-7
近郊を含む都市圏人口は約526万人で、
こちらはイタリア最大。

したがって商売のイノベーションも、
ミラノで一番、顕著に展開される。

そのミラノで、
驚くべき店に遭遇した。

中心部から車で40分。
郊外型ショッピングセンター。
イルセントロ。DSCN0647.JPG-7

核店舗は右手の、
イーペル・デ・グランデDSCN0640.JPG-7

核店舗側の入り口を入ると、
八角形の広場。
DSCN0296.JPG-7

ここで店長たちが待っていてくれた。DSCN0300.JPG-7

レクチャーと質疑応答。
DSCN0301.JPG-7

イタリア人は話好きだ。
ショッピングセンターの開発の経緯から、
世界最高の賞をとったこと、
スイスやドイツからも顧客が訪れること、
自分のキャリアなどまで、
延々と語ってくれた。DSCN0302.JPG-7

そして記念写真。DSCN0313.JPG-7

固い握手。
そして月刊商人舎に、
掲載することの了解をもらった。DSCN0314.JPG-7

(株)万代社長の阿部秀行さんも写真。DSCN0315.JPG-7

それから写真を撮りながら視察。
333枚分もシャッターをきってしまった。DSCN0317.JPG-7

核店舗はイーペル・デ・グランデ。
8000㎡の巨大スーパーマーケット。
年商は6500万ユーロ。DSCN0349.JPG-7

一言で言えば、
イータリーの巨大版。
そしてイータリーのディスカウント版。DSCN0369.JPG-7

ここはイートインスペース。DSCN0384.JPG-7

右が充実した青果部門、
左が加工肉、チーズ、乳製品部門。DSCN0400.JPG-7

精肉部門も広大で、
インストア加工場がシースルーで見える。DSCN0401.JPG-7
中2階には、
ビールのマイクロブロワリーもある。
もちろんバルも併設している。

ショッピングセンターは木目調で、
リージョナルクラスの巨大さ。DSCN0638.JPG-7
限られた時間の中で、
くまなく走り回った。

感動した。
久しぶりに。

イータリーを初めて、
ニューヨークで見たとき。

バルセロナで初めて、
メルカドーナを訪れたとき。

上海で初めて、
アリババ進化版リアル店舗を見たとき。

2005年、テキサス州オースティンで、
初めてホールフーズ本社下の店を、
取材したとき。

スチュー・レオナードを、
初めて訪れたとき。

パリ郊外のモンテッソンで初めて、
世界最大のハイパーマーケット、
カルフール・プラネットに遭遇した時。

1992年、ロンドンケンジントンで初めて、
テスコの進化版を見たとき。

そして1978年、
初めてアルバートソンを視察した時、

同年、初めて、
ウォルマートを訪れたとき。

そんなことが走馬灯のように蘇った。

イーペル・デ・グランデ。
確かに私たちに未来を見せてくれた。

続いて、コープへ。DSCN0652.JPG-7

郊外ショッピングセンターは、
アメリカやイギリスと変わらない。
DSCN0653.JPG-7

その中にスーパーマーケットとして出店。DSCN0743.JPG-7

ズバリ、コンセプトを掲げる。
「未来のスーパーマーケット」DSCN0742.JPG-7

マーケティング担当、
バレンティーナさんが店内ツアー。DSCN0657.JPG-7

そして質疑応答。
DSCN0660.JPG-7

ミラノ万博のときに、ミラノ生協は、
未来のスーパーマーケットを開発し、
博覧会で展示した。
それをこの店で継続させて、
なおかつ日々、営業している。DSCN0662.JPG-7

右上のパネルは、
アクセンチュアと開発したもの。

顧客が商品を指さすと、
その顧客の体調を、
骸骨レベルまで読み取って、
数値を出しつつ食の提案をしてくれる。DSCN0663.JPG-7

私もやってみた。
DSCN0665.JPG-7

みんな、次々にやってみる。DSCN0667.JPG-7

そして説明を受ける。DSCN0678.JPG-7

未来店舗は、
なによりも個人の健康を、
第一に考える。
DSCN0681.JPG-7

阿部さん、バレンティーナさんと、
ここでも写真。
DSCN0683.JPG-7

入口の青果部門はクレート陳列。DSCN0686.JPG-7

什器の高さを低くして、
見通し良くするのが、
未来店舗だ。
DSCN0688.JPG-7

天井は高くて、
快適だ。
DSCN0690.JPG-7

精肉部門では、
試食を展開している。DSCN0692.JPG-7

店舗の奥壁面にパネル。
随時、顧客に、
有益な最新情報を提供してくれる。DSCN0708.JPG-7

コープのクォリティブランド。
紫色のパッケージが斬新。DSCN0719.JPG-7

そして未来店舗のレジは、
すべて人がタッチしない。
つまりセルフレジ。DSCN0732.JPG-7
未来とはなにか。
それを考えさせてくれる。

そしてイータリー
ミラノ店は2014年のオープン。DSCN0753.JPG-7

おしゃれ。DSCN0754.JPG-7

もともとここは劇場だった。
それを改装して店にした。
だからせり出しのところは、
レストランになっている。DSCN0761.JPG-7

3層の店舗で、
劇場の客席が全部レストラン。
舞台に売場がある。
DSCN0765.JPG-7

今日は3階のクッキング教室で、
我々を歓迎するランチ。DSCN0770.JPG-7

歓迎される側がちょっと戸惑った。DSCN0769.JPG-7

シャンパンもご用意。
イータリーと三井物産の全面協力で、
今日の研修がある。DSCN0768.JPG-7

そしてプレゼンテーション。DSCN0774.JPG-7

詳細は月刊商人舎2月号をどうぞ。
特集「地球イータリー化現象」DSCN0776.JPG-7

そしてみんなで食事。DSCN0778.JPG-7

その後、丁寧な店内ツアー。
3階ワイン売場では、バルク販売の実演。DSCN0804.JPG-7

パスタづくりは直接、指導を受けた。
万代人事部マネジャーの東尾里江さん。DSCN0811.JPG-7

チョコレート売場のプレゼンテーション。DSCN0866.JPG-7

そしてジェラートの売場。DSCN0873.JPG-7

いただきました。
DSCN0875.JPG-7
イータリーがミラノの食品産業に、
大きくインパクトを与えた。
それがイーペルにもつながっている。

最後はエッセルンガ。DSCN0966.JPG-7

ミラノを本拠地に60年の歴史を持つ。
実質的なマーケットリーダー。DSCN0906.JPG-7

だから実にオーソドックスな店づくり。DSCN0908.JPG-7

通路は広く、回遊しやすいレイアウト。DSCN0919.JPG-7

奥壁面沿いに対面売場。
精肉の対面コーナーには、
背景にハムが吊るされている。DSCN0946.JPG-7

島型の冷蔵ケースには、
惣菜がずらり。
DSCN0935.JPG-7

そしてベーカリーは緑色。
このセンスはミラノの店の特長、
エッセルンガの真骨頂。DSCN0948.JPG-7

ゴンドラは直線で
奥コンコースとレジを結ぶ。
そして上段両面にフック陳列で、
非食品が販売されている。
DSCN0959.JPG-7

レジもすっきりして、
エッセルンガがイタリアで
最も、オーソドックスな
スーパーマーケットであることがわかる。DSCN0965.JPG-7
オーソドックスがあるから、
イータリーが輝く。
イーペルがきらめく。
そして、

コープの未来店舗が映える。

ミラノの食品小売業。
本当に素晴らしい。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2017年06月09日(金曜日)

商人舎6月号発刊と独型ハイパーマーケット&ローカルチェーン

月刊『商人舎』6月号
本日発刊!!

shoninsha_2017_6

[Message of June]
一人のお客さまに誠実を尽くせ。   

[緊急特別企画]
ベニマル新富岡店の「尊厳」
独白ヨークベニマル大高善興会長
「野越え山越え」の苦歴を語る
「原発避難解除の新富岡店は僻地からの革新への挑戦です」

〔ドキュメント]
ヨークベニマル新富岡店「復活物語」
「灯台になりたい」の思いと「野越え山越え」の精神

そしてCoverMessage。
安倍晋三内閣は5月30日、「第4次産業革命」を目指す成長戦略素案を発表した。その起爆剤となるものは、人工知能(AI)やロボット、そしてビッグデータなどのInformation Technologyである。ただし、このIT領域の急速な変化に規制改革が追いつかない。岩盤規制などを巡る安倍政権の取り組みは、ひどく弱い。それでも2020年まで、日本産業界のIT革命はずんずん進む。わがRetailの世界でも「流通IT革命」は否応なく進捗する。そしてこの問題は、現場任せ、他人任せにしてはならない。マネジメントの根幹を担い、次代を構築する大命題だからである。もちろん、ここには、人手不足や生産性の改革という喫緊の課題も含まれる。変えねばならないことは、速やかに変える。変えてはならないことは、断じて守る。その革命戦略を概観し、見通すことこそ、いま、経営者や幹部に求められている。大久保恒夫、當仲寛哲とともに、「流通IT革命の透視図」を描いてみせよう。

[特集]
流通IT革命の透視図
AI、Big Data、IoT…がRetail Managementを激変させる!!

Paradigm Shift
「鉄人28号から鉄腕アトムへ」
流通情報技術戦略のコペルニクス的転回が迫っている!
[結城義晴]

ここまで来ている!!
小売業のAI活用最前線
コスト・人員削減の“引き算”から
マーケティングの“足し算”“掛け算”の利活用へ[保科篤]

大久保恒夫「AI流通革命論」
3つの変革と1つの不変

目から鱗!!のシステム戦略論
MODE 2時代のRetail IT
IoTとAIからPlatformづくりまで[當仲寛哲]
第1章 小売業をとりまく最新テクノロジー
第2章 リテールITのMODE 1とMODE 2
第3章 ユニケージシステム導入サクセスストーリー
第4章 コンピュータでないとできないMODE 2
最終章 IT プラットフォームを整える

いい雑誌です。
熟読してください。

さてヨーロッパ。

もう、イタリアのミラノに着いて、
こちらの視察や研修を楽しんでいる。

しかしブログは、
ドイツのフランクフルトの最終日。

まずメトロ・キャッシュ&キャリー。
DSCN9956.JPG-7

店長のブリギャーさんにインタビュー。
DSCN9864.JPG-7
ドイツ人のインテリらしく、
理路整然と答えてくれた。

そして(株)万代社長の阿部秀行さんと、
三人で写真。
DSCN9871.JPG-7

そして全員写真。DSCN9870.JPG-7

店長からもらったカードで入場。DSCN9874.JPG-7

2フロアの広大な会員制ホールセール。
スロープで2階に上がる。DSCN9879.JPG-7

フルラインの総合スーパー。
衣食住全部門が並ぶ。DSCN9884.JPG-7

1階の青果から鮮魚へ。
氷が敷き詰められた売場だが、
その売場には近寄れない。DSCN9921.JPG-7

加工肉、チーズなども、
リーチインケースに並ぶ。DSCN9926.JPG-7

冷凍食品は平ケース。DSCN9928.JPG-7
最も人件費効率を下げ、
省エネ効果もある店づくり。

グロサリーはラックで単品大量販売。DSCN9933.JPG-7

1階の右サイドがノンフーズ。DSCN9937.JPG-7

そしてレジ。
DSCN9932.JPG-7

ホスピタリティにもあふれている。DSCN9948.JPG-7

そのメトロのハイパーマーケット。
リアル。
DSCN9683.JPG-7

この店も2フロアのフルライン。
ただし会員制ではないし、
ちょっと古典的な総合スーパー。DSCN9599.JPG-7

1階の入り口から、
広大な青果部門。
DSCN9608.JPG-7

壁面沿いを魚のリーチインケース。DSCN9616.JPG-7

そして対面平ケースの精肉売場。DSCN9624.JPG-7

最後に冷凍平ケースのフローズン売場。DSCN9621.JPG-7

1階のグロサリー売場も広大。
巨大な売場でディスカウント。
それがハイパーマーケットだ。DSCN9630.JPG-8

1階コーナーには、
円形のプレゼンテーションの、
プロモーション売場。DSCN9672.JPG-7

この店もスロープで2階に上がる。DSCN9648.JPG-7

非食品フルライン。DSCN9650.JPG-7

アパレルも充実させているが、
売れている気配はない。DSCN9654.JPG-7
アルディ、リドルが好調なドイツ。
総合スーパーの巨大店舗で、
ディスカウントを貫徹することは難しい。

そしてもう一つハイパーマーケット。
カウフランド。DSCN0245.JPG-7
リドルと同じシュワルツ・グループ。

この店はリアルを超えていた。
広大なワンフロアだが天井もスケルトン。DSCN0159.JPG-7

青果部門、花部門から始まって、
グロサリーのディスカウント商品が並ぶ。DSCN0171.JPG-7

ドイツではどの店も、
パン売場が充実している。DSCN0176.JPG-7

そして一番奥に、
チーズ、加工肉、精肉、デリカテッセン。DSCN0178.JPG-7

その対面売場が並ぶ。DSCN0182.JPG-7

そして折り返して、
チルドリーチインケースの連続。DSCN0195.JPG-7

これもドイツ人らしく、
省エネルギー。
DSCN0197.JPG-7

リーチインケースは、
可視性が高く、
買いやすいし、作業しやすいし、
管理しやすい。
DSCN0201.JPG-7

酒売場も広大だが、
それでも木箱を使って、
クォリティ感を出している。DSCN0225.JPG-7

そしてレジ前の冷凍食品売場。
平冷凍ケースがずらりと並ぶ。DSCN0233.JPG7

レジはハードなデザイン。DSCN0232.JPG-7
ハイパーマーケットの最新型で、
シュワルツグループの面目躍如。

レジ前にはテナントのパン屋。DSCN0237.JPG-7

売場の奥はレストランスペース。
今回の団員たちがランチ。DSCN0239.JPG-7

カウフランドの敷地内に、
ハーレーダビッドソンの店舗がある。DSCN0265.JPG-7

その前にではケータリングサービス。
右側がハンバーガー。DSCN0269.JPG-7

そのドイツのハンバーガーを、
阿部さんと一緒にいただく。DSCN0273.JPG-7

そして4班のメンバーと食事して写真。DSCN0271.JPG-7
野外で食べるドイツのハンバーガー、
実においしかった。

それからレーベの最新店。DSCN0104.JPG-7
市電の車庫を改造した物件。

レーベはドイツ2番手の
スーパーマーケット・チェーン。DSCN0033.JPG-7
もともと購買協同組合。
その連合会のような組織。

天井が高くて、ガラスで外光が入る。DSCN0034.JPG-7

壁面にも大きな窓。DSCN0037.JPG-7

この店で初めて見た、
サラダバー。
DSCN0048.JPG-7

青果部門が広いし、品ぞろえ豊富だ。DSCN0050.JPG-7

バナナもご覧の売り方。DSCN0052.JPG-7

天井は高いし、
解放感満点。
DSCN0056.JPG-7

店舗左サイドが、
精肉、加工肉、チーズ、デリカテッセンの
対面売場。DSCN0075.JPG-7

グロサリーは、
オーソドックスな店同様に、
ゴンドラ陳列だ。
DSCN0058.JPG-7

酒も量販する商品は、
単品大量陳列だが、
高級品は木箱に入っている。DSCN0067.JPG-7

レーベのPBのBIO。DSCN0076.JPG-7

そしてハイ&ロー。
アルディ、リドルなどが、
エブリデーロープライスだから、
逆に新鮮に映る。
DSCN0081.JPG-7

レジも天井が高くて
快適な店にふさわしいサービス。DSCN0096.JPG-7
スーパーマーケットの、
ナショナルチェーンも、
どんどん進化している。

一方、ローカルチェーン。

アルナテューラ。DSCN9972.JPG-7

98店を展開する、
ナチュラルスーパーマーケット。DSCN0006.JPG-7

当然BIOが中心。
DSCN0001.JPG-7

天井はこんな具合で、
快適。
DSCN9975.JPG-7

中央にオーガニックの青果部門。
DSCN9976.JPG-7

そして右手が対面売場で、
パン、サンドイッチ、コーヒー販売。
DSCN9977.JPG-7

薄緑の什器で
オーガニック商品中心の販売。DSCN9981.JPG-6

店舗左サイドは、
ヘルス&ビューティケア。DSCN9983.JPG-7

そして出口にボタン。
今日の買い物評価をしてもらう。DSCN0024.JPG-7

ナチュラルの店に続いて、
環境対応9店舗。
テーグート。
DSCN0123.JPG-7
現在はスイスのミグロス傘下だが、
ドイツに290店を展開する。

入口から右サイドに、
イートインコーナーと、
コーヒー&パンの対面売場。IMG_1692.JPG-7

そして入口を入る。DSCN0114.JPG-7

天井はスケルトンで、
最新形。
DSCN0117.JPG-7

青果はクレート陳列。IMG_1651.JPG-7

ドイツではどの店でも、
青果のクレートが目立つ。
産地で収穫のときに、
クレートに積み込む。
それをずっと流通段階で使う。

だから社会システムとしての、
一貫性が保たれ、
トータルに効率が高まる。

省エネと環境に対応した店。
リーチインケースが主役だ。DSCN0120.JPG-7

パンの売場の機能的なイメージ。IMG_1653.JPG-7

奥壁面沿いは対面の平ケース。
レジと対面売場にしか、
人は配置されない。
入口のレジとその対面売場に人がいて、
人がマグネットの役割を果たす。
それだけドイツでも人手不足なのだ。
IMG_1658.JPG-7

対面売場の前の平冷蔵ケース。
蓋があるケースで熱効率がいい。IMG_1664.JPG-7

ゴンドラもハードなイメージで、
環境問題はハードウェアによって、
実現されることがよくわかる。
IMG_1685.JPG-7

ローカルチェーンでも、
テグートやルナテューラのように、
しっかりと個性を発揮する。

ナショナルチェーンは徹底した合理化。
それがドイツの小売業だ。
DSCN0124.JPG-7

ドイツをたっぷり学んで、
フランクフルト国際空港。IMG_1696.JPG-7

タラップを登って、
ルフトハンザに乗り込む。IMG_1699.JPG-7

上空から見るドイツの国土は、
森と畑、そして街と道路。
DSCN0277.JPG-7

アルプス山脈を越える。DSCN0280.JPG-7

1時間10分ほどで、
イタリア・ミラノ空港。IMG_1700.JPG-7
まるで東京・大阪間のような、
EUの国際移動。

それでいて、
大きく文化が異なる。

イタリアでは、
ドイツと正反対の哲学が待っている。

それを学ぶ。
(続きます)

〈結城義晴〉

「月刊商人舎」購読者専用サイト
月刊商人舎 今月号
流通スーパーニュース
月刊商人舎magazine Facebook

ウレコン

今月の標語
商人舎インフォメーション
商人舎スペシャルメンバー
商人舎発起人
海外研修会
サンフランシスコ&サクラメント視察研修会
2026年USA研修会
国内研修会
第18回 ミドルマネジメント研修会

東北関東大震災へのメッセージ

商人舎の新刊
前略お店さま

チェーンストア産業ビジョン

結城義晴・著


コロナは時間を早める

結城義晴・著


流通RE戦略―EC時代の店舗と売場を科学する

鈴木哲男・著

結城義晴の著書の紹介

新装版 出来‼︎

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》

新装版 店長のためのやさしい《ドラッカー講座》
(イーストプレス刊)

新着ブログ
毎日更新宣言カレンダー
2026年8月
« 7月  
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031 
指定月の記事を読む
毎日更新宣言カテゴリー
毎日更新宣言最新記事
毎日更新宣言最新コメント
知識商人のためのリンク集

掲載の記事・写真・動画等の無断転載を禁じます。商人舎サイトについて
Copyright © 2008- Shoninsha Co., Ltd. All rights reserved.