結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年09月05日(日曜日)

ジジと食欲の秋[2010日曜版vol36]

まだまだ、あつい日がつづきそうですが、
朝夕は、秋らしくなってきました。

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ヨコハマのユウキ家のジジです。

空も秋らしくなってきた。

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雲が、秋がきたことをおしえてくれています。

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秋になってきたショーコに、
ボクの食欲、すごい。

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「食欲の秋」といいます。

空は、秋らしい。

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雲も、秋らしい。

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食欲も、秋らしい。

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ユウキヨシハルのおとうさんは、
きのうからユウキゼミの合宿です。

リッキョー大学ニイザキャンパス。
タチカワ記念コウリュー会館。

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ボクは、食欲の秋。

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会館のなかのチョーコク。

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タイトルは”Awaking Landscape”
「覚醒する風景」

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カタギリ・ヒロノリ作。
ゲージツの秋。

でもボクは、食欲の秋。

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カイカンのカベの日差し。

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ゲージツの秋。

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タテモノのカベに、
秋の日差しが、
ゲージツをえがく。

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でもボクは、食欲の秋。

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お父さんたち、きのうの夜は、
カンツォーネをきいて、
イタリア料理。

音楽の秋。
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ボクは、食欲の秋。

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ゼミ生のみなさん。

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おとうさんの誕生祝いをやってくれた。

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ケーキには、イタリア語で、
「誕生日おめでとう」とかいてある。

おとうさんは、ほんとうにうれしかった。

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ボクも、おなかいっぱいで、
ほんとうにうれしかった。

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食欲の秋、
ボクはだいすきです。
今夜はおとうさんが、
かえってきます。

二人で、食欲の秋をたのしみます。
<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年09月04日(土曜日)

米国小売業8月の実績3.2%増と「リー・スコットへの手紙」

アメリカ小売業の8月の実績。
主要企業の既存店売上高は前年同月比でプラスの3.2%。
アメリカの小売業・フードサービス業は、
国内総生産の7割を占める。
その中の小売業が8月にプラス3.2%。
これは9カ月連続で前年を上回った。

商人舎[ほぼ毎日更新ブログ]の中の、
「若林哲史のアメリカ流通最新情報」に詳しい。
ただし残念ながらここには、
最大の規模を誇るウォルマートの実績は含まれていない。
ウォルマートが四半期決算しか発表しなくなったためだ。
それでもドル安が進み、米国経済の後退がいわれるなか、
アメリカの小売サービス業は、回復基調にあるのだ。

アメリカでは9月から学校の新学期が始まる。
従って8月は夏休みであると同時に、新学期準備期間。
多くの需要が見込まれる。

この時期、主要企業がプラス3%以上を示したことは、
アメリカ経済全体にとっても、
好材料が揃ったと考えることができる。
ノーベル経済学賞のポール・クルーグマンが言っている。
「国際競争力は幻影である。
米国の経済力を上げるには、
サービス業の生産性を引き上げることだ」

しかし3.2%といっても、
すべての企業が伸びたわけではない。
明暗がはっきりしたということ。

最も伸びたのは、メンバーシップホールセールクラブ業態。
企業はコストコ。
既存店前年同月比プラス6.4%。

高級百貨店も、プラス4.5%。
ノードストローム、ニーマンマーカスなど。
7月には7.4%の伸長だったから、
鈍りはしたものの、日本の百貨店と比べると、
信じられないほどの売上げの伸びだ。

ウォルマートと同じフォーマットのターゲットは、
プラス1.8%。

いまやディスカウントストアやスーパーセンターは、
米国小売業態の平均値を示す存在となった。

特に触れておかねばならないのは、
アバクロンビー&フィッチ。
3カ月連続前年プラスに転じてきた。

アバクロの回復は、米国消費の復調を意味する。

問題は圧倒的な格差をつけるウォルマートの動向。
同社は4代目CEOマイク・デュークの代になってから、
四半期決算しか発表しなくなった。
一部には、デュークこそ、
ウォルマートの問題点との指摘もあるが、
それでも、米国平均の3%は上回っただろうし、
ライバルのターゲットは凌駕したに違いない。

そのウォルマート三代目CEOのリー・スコットに、
私は、まったくの偶然ながら会ったことがある。

以下は、先週土曜日のこのブログ、
「西友社員への手紙」のつづき。
これは2004年6月の『販売革新』誌の巻頭言に掲載されたもの。

「リー・スコット(ウォルマートCEO)への手紙」

前略
4月27日、西友沼津店では失礼しました。

まさか世界最大企業の最高責任者が、
完全なお忍びで、予告もなく、
新設店とはいえ、地方の店舗を訪れようとは、
私も全く想像できませんでした。
付き添うのはボディガードと通訳だけ、
ラフなジャケットとジーンズ。
そう言えば、故サム・ウォルトン翁が店舗を訪問するときには、
いつもトヨタのピックアップトラックで、ラフな格好だったと聞きます。
あなたもまったく、そんな雰囲気を漂わせていました。
私は、沼津店の塩口永店長とは、彼が、
東京六本木ヒルズにある西友のスーパーマーケット「フードマガジン」の店長だったときに、
お会いしていました。
その塩口さんと、沼津店のフードコートで話をしていたときに、
あなたは突然、やってきたのでした。

まず、4月末日の5000店突破、おめでとうございました。
ブラジルでの100店を超える買収があって、
一挙に大台の5000店を超えたようですが、
苦戦の南米でもようやく足がかりが着いたといったところでしょうか。

1月末日の2003年度決算も、
年商2563億2900万ドル(30兆7600億円、120円換算)と、11.6%の成長。
1990年に買収した食品卸事業『マクレーン』を、
売却した上での120億ドル近くの売上高伸び率ですから、
依然、ウォルマートの勢いは止まらないと表現してよいのでしょう。

私があなたと会って、聞きたいことの最大のテーマは、
なぜ、ウォルマートは成長し続けられるのか、
なぜ、ウォルマートに大企業病は無いのか、という点です。

今回の突然の出会いでは、そんな質問もできず、残念でした。
しかし、あなたは塩口店長に聞き、指示しました。
「①店の営業状態はどうか。②いつ黒字化するのか。③この状態を1年間、維持せよ」
サムの質問やアドバイスとそっくりでした。
1992年にサムが亡くなり、すぐにデビッド・グラスがCEOとなりました。
8年後の2000年、あなたは3代目のCEOに就任しました。
それから2001年、世界最大の企業となり、全
米小売業の全部門でシェアナンバー1の地位を獲得すると、
2002年、西友を買収して日本進出を果たしました。

今年3月、私は『西友社員への手紙』の中でこう書きました。
「ウォルマートと西友は、この微差の生存競争を拒否しようと考えています。
経費率が圧倒的に低い差異性のある流通企業をつくろうとしています。
その経費構造が日本のマーケットに環境適応するか否かは、
それこそ歴史が証明することになります」

西友の社員の皆さんには、こう問いました。
「あなたは、この差異性のある企業づくりに、意欲を感じられるか」
僭越ながら、私があなたに期待することはこの点です。

是非、日本のマーケットにおいて、
「差異性のあるチェーンストア」を創ってください。
違いを持ち込むことこそ、ニューカマーの役割であり、責任でもあります。
それがマーケットの進化を生み出すのです。

ところで右手の骨折、具合はいかがですか。
ミーハーなようですが、
あなたが右手を傷めているために、
左手で交わした握手は、今も力強く、
私の感触として残っています。   早々

尊敬するリー・スコット様
<㈱商業界社長 結城義晴>

この巻頭言、当時の西友会長・渡邊紀征さんがいたく気に入ってくれて、
英文に翻訳したものを本国のリー・スコット本人に送った。

私が強調したかったのは、二点。

第一は、ウォルマートが「微差の生存競争を拒否しよう」と考えていること。
「経費率が圧倒的に低い差異性のある流通企業をつくろうとしていること」。

第二は、従って、日本のマーケットにおいて、
「差異性のあるチェーンストア」を創ってほしいこと。

「違いを持ち込むことこそ、ニューカマーの役割であり、責任でもある」
それがマーケットの進化を生み出すからだ。

さてその後、5年間でウォルマートは、
私の指摘通りの道を歩んだか。

ニューカマーの役割と責任を果たしたか。
日本のマーケットに進化を生み出したか。

私はこの手紙の後、
「誰がウォルマートを殺すのか?」という連載を書き始めた。
まだ結論は出ていないし、
連載は終了していない。

<結城義晴>

2010年09月03日(金曜日)

結城義晴と流通業界9月のスケジュールとメリット・デメリット「平均の法則」

あっという間に、1週間。

9月に入ってからも、もう3日。
相変わらずの猛暑が続く。

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東京・渋谷駅前交差点の時事通信社「JIJI PRESS」

夕方になっても、街は、熱を帯びている。

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今日は最初に、今月のスケジュールをご紹介。
商人舎ホームページの一番上に行動予定カレンダーがあります。

このカレンダーは、
[毎日更新宣言ブログ]に次ぐアクセス数なのですが、
これをみると、結城義晴および流通業の1カ月の動きがわかります。

さてその9月のスケジュール。
明日4日と5日は、結城ゼミの合宿
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科の6人の院生と一緒に、
新座キャンパスで、泊まり込み合宿。
結城ゼミの特徴の一つが、「合宿主義」
ドラッカー先生の言う「時間をまとめる」ため。

5日月曜日は、「渥美俊一先生お別れの会」
11時半から2時まで、グランドプリンスホテル赤坂 五色の間。
平服です。
合掌。
その後、銀座でパチンコトラスティボード有識者懇談会。

7日、8日は商業界九州ゼミナール
鹿児島です。
私は7日の基調講演。
「心は燃やせ、頭は冷やせ」
宿泊します。

9日(木曜日)から12日(日曜日)まで、上海。
ツアーではありません。
流通視察と調査。

14日(火曜日)と15日(水曜日)は、
商業界北陸ゼミナール石川大会
加賀市片山津温泉。
14日の午後、基調講演「商売十訓を解き明かす」
この商人舎ホームページ右最下段にお知らせリンクが張ってあります。

九州ゼミも北陸ゼミも、
まだまだこれからでも参加できると思います。
お近くの方々どうぞおいで下さい。

16日(木曜日)は商業経営問題研究会(RMLC)。
午後1時30分から、東京・日本橋の日本スーパーマーケット協会会議室。
こちらもご参加自由です。
会場費1000円で参加できます。

17日は埼玉県飯能で流通仙人・杉山昭次郎先生を囲む会

そして18日(土曜日)から立教大学大学院の後期講義が始まる。
1時15分から、4時半まで。
後期は「サービスマーケティング」。
来年1月まで、2時限(180分)13回の講義。
夕方5時から結城ゼミ。

20日(月曜日)は敬老の日、
23日(木曜日)は秋分の日。
その間の21日、22日は、アドバイザーを務める会社の事業報告会。
毎月、これは本当に勉強になる。

24日(金曜日)は立教大学大学院ビジネスデザイン研究科委員会。
いわゆる教授会。

25日(土曜日)サービスマーケティング講義と結城ゼミ。

最後の週は、各協会からの8月の販売統計発表記者会見。
私自身は非常勤取締役を務める会社の役員会や、
大陳コンテスト審査委員会、講義、研修会などが入っている。

9月はスケジュール満杯。
でも、上海にも行くし、
鹿児島や加賀も訪れる。

実り多き秋のスタート。
そう考えるだけで力がわいてくる。

さて、吉野家は280円の牛鍋丼を新発売する。
安部修仁社長が前面に立って、プロモーション。
だからほぼ全紙に出た。

吉野家は17カ月連続の前年割れ。

すき家の280円牛丼、
松屋フーズの期間限定250円牛めし。

低価格競争に吉野家も弱含み。
牛鍋丼は、コンペティターへの対抗策。

牛丼は変わらず380円で販売するが、
牛鍋丼はしらたき・豆腐を入れて、
すき焼き丼のようなメニュー。

一度食べてみないといけない。

「猛暑需要」を強調してきたが、
プラス効果とマイナス効果、
両方ある。

日経新聞の囲み記事。
プラスはエアコンと飲料。
歴史的暑さを記録した8月、
エアコンは前年対比プラス90%の販売金額。
我が家も、27年も使っていたクーラーが壊れて、
エアコンを買った。

物持ちがいいんです。
古いクーラーは天寿を全うした。

伊藤園は、5月から7月の第2四半期、
売上高8%プラスの970億円。
純利益は前年比36%プラス。

一方、ファーストリテイリングのユニクロは、
8月の国内販売額前年比マイナス9.3%。

既存店客数マイナス0.4%、
客単価マイナス9%。
秋物衣料が、当然ながら売れなかった。

しかし客数が維持できていれば、
寒くなったら売れる。

朝日新聞では、「長雨猛暑、ユニクロ泣く」との見出し。
しかしこの秋から冬にかけて、
ヒートテックを7000万枚売り込む。
これは前年の4割増。

ちなみにイオンは「ヒートファクト」を前年2倍の2000万枚、
イトーヨーカ堂は「ボディヒーター」を前年8割増の440万枚。
どちらもユニクロのヒートテックのモノマネだが、
売れるものは売れる。

みんな、秋の到来を待っている。
「あ~きよ、こい♪」

猛暑需要という言葉を何度も使ってきたが、
変化が起こると、メリットとデメリットが生まれる。

これは意図的に「異常値」をつくると、
その陰で、デメリットが発生していることを意味する。

一番大事なのは、自分のお客様が、
そのことをトータルで喜んで下さるか否か。

中部銀次郎さんが言い残した言葉、
「平均の法則」。
これは中部さんが専門とするゴルフについての観察と分析だが、
私は仕事にも商売にも「平均の法則」があると思う。

いことがあれば、
必ず悪いことがある。

メリットがあれば、
必ずデメリットがついてくる。

両面を知りながら、
仕事と商売の水準を上げていく。

中部さんは言う。
「身も蓋もない話ではあるが、
何もなかったように受け流すこと」

猛暑・酷暑・炎夏。
受け流しつつ、秋の到来を待ちたい。

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秋はもうそこまで、
やってきている。

<結城義晴>

[追伸]
商人舎ホームページ右段下の方、
「知識商人たちの公式ブログ」の中に、
ほぼ毎日更新ブログ」のボタンがあります。
クリックすると、バナーが並んでいます。
現在、このコーナーの充実を図っています。

お知らせください。
info@shoninsha.co.jpまで。
流通サービス業関連の「ほぼ毎日更新ブログ」をつくっている方、
知っている方。

このほぼ毎日更新ブログの中で、
松崎靖さんの「あなたへの手紙~月・水・金
特にお薦めです。

最新ブログは「棚卸し」というタイトル。
いい文章です。

ご愛読ください。

[追伸②]
「林先生の今週のお惣菜」
今週も揚げ物シリーズ続きます。
暑いからこそ売れるメニューの提案。
チクワ(竹輪)チーズの磯辺揚

2010年09月02日(木曜日)

プラネット「消費財・流通業界共同防災訓練」と電通での講義「「米国チェーンストアと日本流通業のTide of time」

二百十日の次の日、
二百十一日。

私の誕生日。
まるまる57年間生きてきた。

昨夜、午前零時を過ぎたころ、
突然、社会人の息子と大学生の娘から、
誕生日プレゼントをもらった。

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今日は、私を産んでくれた母にまず感謝しつつ、
自分のライフワークを確認する日にしたい。

商業の現代化。

私はどのようにして、
これに貢献するか。

故倉本長治先生のように、
「商人道」運動を展開するか。

渥美俊一先生のように、
チェーンストア産業づくりにコンサルタントとして貢献するか。

ピーター・ドラッカー先生のように、
学者として、ジャーナリストとして、
論述で社会にお役立ちするか。

それとも、流通仙人・杉山昭次郎先生のように、
若い人たちに示唆を与え、励まし、叱咤することに生きるか。

少なくとも「商業・サービス業の現代化」というテーゼは掲げた。
そのために「知識商人」を養成し続けることを誓った。
具体的に活動もしている。

「志定まれば、気盛んなり」で。
「心は燃やせ、頭は冷やせ」で。
「無茶をせず、無理をする」で。
「Practice comes first」で。

気象庁の発表では、
今年6月~8月の夏の3カ月間、
日本の平均気温は過去最高だった。

統計を取り始めたのはなんと1898年、明治31年。
明治から大正、昭和、平成を通じて、
一番暑い夏だった。

平年よりも、1.64℃気温が高かった。

月別にみると6月は平年より1.24℃高く、
7月は1.42℃高かった。
しかし8月には、平年比2.25℃アップ。
8月が特に暑かったことになる。

北海道地方は平年比プラス2.3℃、
東北地方も同じくプラス2.3℃、
関東甲信地方は1.9℃、
北陸地方は1.8℃、
東海地方は1.6℃、
西日本はプラス2.0℃と、いずれも過去最高。

北海道・東北は本当に暑かった。
猛暑日も熱帯夜も新記録。

そのうえ少なくとも9月中旬の14日頃まで、猛暑日が続く。
「猛暑需要」はコモディティ化するが、
それでも少しずつ秋らしくはなってきた。

台風7号は韓国に上陸し、
明日には北海道に影響が出る。

菅直人、小沢一郎両氏の民主党代表選挙。
「一騎討ち」。
論争が始まった。

一方、8月の国内新車販売台数は、
前年同月比37.7%。

42万4986台。

「エコカー補助金」制度は9月末で終了。
その駆け込み需要が8月に訪れた。

9月もこの傾向は続くが、
政府補助金予算は残り479億円。
1日40億円くらいの申請がなされているから、
これも猛暑期限と同期している。

一番大きな影響は、
10月、11月、12月と、
その反動が日常消費にかぶってくることだ。

タバコに関しても、10月1日からの増税で、
9月に駆け込み需要が起こり、
10月以降、反動が出る。

さて昨日の防災の日、
13時半から、東京・浜松町の㈱プラネットで、
「消費財・流通業界共同防災訓練」が行われた。

訓練実施時間は、9月1日の9時00分より19時00分。
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浜松町駅前の文化放送メディアプラス12階の会議室で、
まず訓練の主旨説明が行われた。

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目的は、
大規模震災などのトラブル発生による事業へのダメージを、
最小限に抑えること。

中心となったのは㈱プラネット。
同社は、EDIシステムの構築・運営会社。
現在、消費財メーカー378社、卸売業470社がユーザーとなり、
日々の受発注から物流、請求回収の関連データの通信などが行われている。
月間1億レコード(おおよそ1億伝票行数)。

万が一、プラネットの通信が途絶すると、
これら業界の商品供給が止まり、消費者にも大きな影響が及ぶ。

そこで、プラネットは本番稼動のシステムのほかに、
バックアップシステムを常時待機させているが、
さらに大阪にももう一台バックアップシステムを用意している。
昨日展開されたのは、そのネットワークシステム切り替えの防災訓練。

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この業界共同の防災訓練「EDI障害対応訓練」は、今年で5回目。
年々参加企業が増加して、今回はメーカー・卸売業の約70社。
ライオン㈱、ユニ・チャーム㈱、サンスター㈱、エステー㈱、
牛乳石鹸共進社㈱、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン㈱などのメーカー、
それに㈱Paltac、㈱あらたをはじめとした卸売業。

首都圏データセンターに設置されているEDIシステムがダメージを受け、
サービスの継続が困難になったという想定。
そこで大阪データセンターに設置されている
「EDIバックアップシステム」を緊急に立ち上げ、
ユーザー側ではそれへの切り替えをする。

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訓練内容は、三つ。
(1) EDIシステム利用全企業への緊急連絡
(2) 災害対策本部の設置
(3) 遠隔地(大阪)に設置されたEDIバックアップシステムへの切り替え訓練

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昨日は各地で、各様の防災訓練が展開された。
いざというときのために、訓練は怠りなくしたいもの。

私は、午前中から銀座のパチンコチェーンストア協会で、
「人事部会」の新しいイベントの打ち合わせ。
面白くなります。

その後、汐留の電通へ。

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ここのところ毎年、行っている電通社員へのレクチャー。
年々、参加者が増えて、今回は150人くらい。

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テーマは「米国チェーンストアと日本流通業のTide of time」

司会は、望月裕さん。
ストラテジック・プランニング局ブランド・コンサルティング室市場開発部部長。

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講義は、米国チェーンストア産業の最新トレンドを分析・紹介する形でスタートし、
日本の小売流通業界がどう変わってきたかを明らかにするもの。

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なぜか、電通では力が入って、
2時間10分ほど語りつくした。

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最後に質問がひとつ。
「ネットスーパーはどうなるか」

私は、辛口。
「ニーズは大いにあるし、今後膨らんでゆく。
しかし、いかにコストを吸収するか。
この1点にかかっている。
この面でのイノベーションが求められている。
現在は、生協などボランティア制度を導入している以外に、
日本では利益が出ている事例はごく一部」

レクチャーが終わって名刺交換。

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真ん中が、小林信吾さん。
MCプランニング局MCプロデュース室長。
一番右から近づいているのが、
ソーシャル・プランニング局長の上條典夫さん。

そして電通きっての流通通の土井弘さん。

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ご清聴、感謝します。

その後、新橋で打ち合わせを兼ねた食事会。

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寺岡精工㈱企画室長の三木桂さんと、
アド・パイン代表の松井康彦さん。
ご存知、前㈱商業界営業企画統括取締役。
ちょうど1年前に㈱商業界を退任し、現在、
商人舎エグゼクティブプロデューサーでもある。

2時間以上の講演で疲れた体と喉が、生ビールで潤った。

< 結城義晴>

2010年09月01日(水曜日)

9月の商人舎標語は「Think one thing at a time」すなわち「集中主義」

2010年9月1日です。

9月に入っても、猛暑・酷暑はしばらく続きます。

今日は民主党代表選挙告示日。
「トロイカ体制」かと思わせておいて、
1日で「一騎討ち」に戻った。

なんとも人騒がせなことです。

朝日新聞のオピニオン。
「これでいいのか代表選」
ノンフィクション作家の佐野眞一さんと、
学習院大学教授の野中尚人さん。
率直に意見を述べている。

辛口の佐野さんは、最後にまとめる。
「今回の代表選騒動でもメディアの過熱ぶりとは裏腹に国民は冷めている。
小沢氏、菅氏、鳩山氏の『軽さ』と同時に、
国民の空気を捉えることのできないメディアの幼さが露呈してしまった」

野中さんは真っ向からこの代表選を捉え、評価する。
「菅さんが勝とうと小沢さんが勝とうと、
所詮は民主党政権が続くわけだし、
首相が誰かで政治が大きく変わることはない、
という(かつての自民党と同じような)見方は今回は当たらない」

日本の将来の政治を決める非常に大きなファクターになります」

「最近はメディアも世論も移り気で、
性急に結論を求める向きがありますが、
意義のある代表選だけに(略)、
すべての国民にじっくりと見つめてほしいと思います。」

両者に共通すること。
マスメディアに惑わされず、
私たち一人ひとりが、
しっかりと判断するべきだということ。

さて9月の商人舎標語。
英語です。
Think one thing at a time!
1回にひとつだけ考えよ。
この時にはこのことだけ考えよ。

ウォルマート創業者のサム・ウォルトン。
「小さく考えよ」という言葉を残しています。
Think small!
小さく考えるための6つの方法。
その第一にでてくるのが、
Think one store at a time.
1店ずつ考えよ。

私は、この「小さく考えよ」という方法論、
21世紀の「オクシモロン」の問題解決の手法だと思っています。

オクシモロンとは、二律背反の問題を、
解決する考え方。

あちらを立てればこちらが立たず、
こちらを立てればあちらが立たず。

その時には、小さく考えよ。
Think one thing at a time!

商業界の社長になったばかりの2月ゼミナール。
私はメインテーマを、
「小さく、狭く、濃く、深く」と定めました。

商業界ゼミナールは、昭和23年から始まり、
ピークの昭和50年代には3000人もの人々が集まりました。
運営は、㈱商業界の社員総出のうえ、
商業界同友会の人々がボランティアで参加しました。

参加者全員が「同友」と呼ばれ、呼び合い、
全員がボランティアでした。
3000人のボランティア。
それはそれはすがすがしいゼミナールでした。

この中からイオンやヨークベニマルといった優良企業が、
巣立っていきました。

この商業界ゼミナールのメインテーマは、
その年の商業・サービス業の世界をリードするものとなりました。

私が2003年のテーマを「小さく、狭く、濃く、深く」と定めたのは、
まったくもって、サム・ウォルトンの影響でした。

通常の会社は、規模が大きくなると、
必ずといってよいほどに「大企業病」にかかります。
すべてといってよいと思いますが、
大きな企業が衰退し、崩壊していったその理由は、
大企業病にありました。

しかしウォルマートにはそれがみられない。
不思議なことです。

私は、サムの「Think small」に、
その鍵があるのだと考えました。

そして20世紀的なテーゼに対して、
ウォルマートは21世紀的な思考法で、
大企業病を克服しているのではないかという考えに至りました。

それが「小さく考える」
実際には、「Think one thing at a time」

ちなみにこの考え方は、
故渥美俊一先生の提唱した「ドライ商法」につながります。
別の言い方をすると「集中主義」
「持てる資産と人材を少数課題に集中せよ」
渥美先生はこう諭しました。

8月に「現状を否定せよ」
これは大元の考え方。
そして9月は「Think one thing at a time」

いかがでしょう。

さて、9月のスケジュール。
今日1日は防災の日

㈱プラネットでは、今日、防災訓練を展開します。
日本中の取引のインフラを形成するシステムが、
万が一、ダウンした時、
それをいかにカバーして、
システムダウンさせないかの防御策を確立しています。
そのトレーニングを今日、行います。

なぜ防災の日になったか、
関東大震災が今日、起こったからです。

さらに今日は二百十日。
例年ならば台風シーズンの到来です。

9月を見渡すと、
第3週末の土曜日18日から、
第4週末の日曜日26日までが、
最大のピーク
になります。

月曜日の20日がお彼岸の入りで、敬老の日
そして木曜日23日が秋分の日
どちらも祭日。

だから一般のサラリーマンは、
18日から26日までの9日間に、
6日の休みが入ることになる。
3分の2が休暇。

15日水曜日は「老人の日」で、
この日から1週間「老人週間」となります。

100歳以上のご老人の問題が顕在化していますが、
だからこそ高齢者の知恵を、
日本社会の中で生かさねばならない
と思います。

商業はこういったテーマへの、
強い共感と主張を発信すべきです。

店という場で、商品やサービスを提供する。
その中に主張を込める。
それが9月のテーマとなります。

今月も仕事に関しては、「慌てず、急げ」

<結城義晴>

2010年08月31日(火曜日)

「今日ノ所作ヲ今日作スコト」と岡田徹詩集「店の表戸を開けよう」

「トロイカ体制」
トロイカとはロシア語でTройкаと綴り、
数字の「3」、あるいは三つ一組のものを意味する。
日本人には、ロシアの三頭立ての馬車やソリとしてなじんでいる。

ロシア革命の後、ソビエト連邦が誕生。
初代人民委員会議議長(首相〉は共産主義革命の立役者レーニン。
スターリンは四代目で、独裁的書記長となった。

独裁者の死後、権力の集中防止のために、
書記長職は廃止され、
三つの職に権限が分散された。
第一書記、最高会議幹部会議長、首相。

要は、「集団指導体制」のこと。
これを「トロイカ体制」と呼んだ。

民主党のトロイカ。

菅直人現首相に鳩山由紀夫前首相、
そしてその前の党代表の小沢一郎前幹事長。

このトロイカ体制が一順ののちに復活し、
14日投開票の民主党代表選挙は、
無投票決着で、「集団指導体制」「挙党体制」に、
「戻る?」ことになりそうだという。

歴史に学ぶならば、
トロイカの前の独裁者はだれだったのか。

ご都合主義のトロイカは、
「走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く♪」と、
歌のようにはならない。

今日の日経新聞巻頭コラム『春秋』はいい。
「無精」に二つあることを書いている。
国文学者の故佐竹昭広さんの『古語雑談』から。

「今日ノ所作ヲ明日作(ナ)スコト」と、
もうひとつ「明日ノ所作ヲ今日作スコト」

前者を「懈怠(けだい)」といい、
後者を「懶惰(らんだ)」という。

両方とも無精。

夏休みの宿題。
8月の終わりや9月の初めにやることは、懈怠、
7月中に片付けてしまうことは、懶惰。

締め切り主義で、
懈怠ばかりの私は、
懶惰のあることを知って、
少し安心。

しかし、大切なのは、
「今日ノ所作ヲ今日作スコト」

これはサム・ウォルトンの「サンダウン・ルール」そのまま。
「日が沈むまでに、今日の仕事を終わらせよう」

ぐるぐる回って、トロイカ体制までの時間空費。
やっと日本銀行・政府揃って「円高デフレ」対策。

ただしどちらも「最小限の『小出し』路線」。
トロイカ体制づくりは、 懈怠。
円高デフレ対策は、懶惰。

人のことばかりは言えないが、
この国の大事のとき、
「今日ノ所作ヲ今日作スコト」は、
徹底しなければならない。

さて、昨日の日経新聞。
インタビュー「領空侵犯」。
カルビー相談役の松尾雅彦さんが持論を展開。
「農村は『第三の道』を目指せ」

これまでの農業対策は「再分配政策」。
他の産業やダム・道路の公共投資で稼いで、
農村に再分配する。

しかし、これは明らかに破たんしている。

一方、市場に委ねる政策も、
コモディティ化現象をきたし、
価格低下を招く。
農業はこれに耐えられない。

だから第三の道を選ぶ。

それは「地域で自給自足する経済」。
イタリアやフランスの農村で成功をみた「美しい村」づくり。
さらにワイン・オリーブオイルを柱にした「スローフード」づくり。

ここには松尾さんのロマンが込められている。

私は、中学生の頃、熱中した武者小路実篤の「新しき村」を思い出した。
しかしこれは、20世紀の中ごろに、
コンセプト倒れとなって、
「白樺派」のロマン主義とともに、
実質的な破たんをみた。

松尾さんのロマンは、21世紀も10年を経過したいま、
ぐるりと回って、実現に向けた歩みを進めるかもしれない。

ここでも、「今日ノ所作ヲ今日作スコト」が必須となる。
「サンダウン・ルール」
が基本となる。

さて昨日は、横浜の商人舎オフィスに来客。
UIゼンセン同盟流通部会副事務局長の木暮弘(ひろむ)さん、
イオングループ労働組合連合会会長の新妻健治さん。

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「第五次流通産業政策」に関する意見交換。
木暮さんは、マイカル出身。
新妻さんは、当然、イオン出身。

新妻さんが中心となって、
この「第五次流通産業政策案」は起案された。
三人して「商業の地位向上」と「知識商人」の話となった。

考えてみると、商売とは、
「今日ノ所作ヲ今日作スコト」

岡田徹詩集にある。

「店の表戸を開けよう」

朝だ。
店の表戸を開けよう。
今日また、何十人、何百人のお客たちに、
いい買い物をさせてあげようよ。
あなたが商人として、いのちをかけて悔いない道が
そこに、大きく開ける。

あなたの今日の仕事は
タッタ一人でもよい
心の中で有難うといって下さる
お客という名の友人をつくることだ。

あなたは生きがいをかけたこの職業に、
大きな誇りと権威とを持とうよ。
モット美しい
モット立派な
人生の生き方が
この仕事のうちにあることを知ろうよ。

「今日ノ所作ヲ明日作(ナ)スコト」
「明日ノ所作ヲ今日作スコト」

そして、
「今日ノ所作ヲ今日作スコト」

「懈怠(けだい)」でも、「懶惰(らんだ)」でもいけない。
難しいけれど、「知識商人」向きの考え方だ。

そしてここには、この言葉がふさわしい。
「朝に希望、昼に努力、夕に感謝」

<結城義晴>

[追伸]
浅野秀二先生もブログで、「トロイカ体制」に関するコメントを寄せています。
あわせて「浅野秀二のアメリカ寄稿」もぜひ、ご覧ください。

2010年08月30日(月曜日)

流通経営各誌「渥美俊一追悼特集」それぞれの評価

Everybody! Good Monday!
[2010 vol35]

とうとう8月も終わりの週。
今週水曜日から9月。

この暑さはまだまだ、続きそうだけれど。

年初から通算すると、第35週。
1年が52週だから、ちょうど3分の2が終了。

ピーター・ドラッカー先生「フィードバック分析」
自分の「強み」を知る方法。

第一に「記録する」。
何かをすることに決めたら、
何を期待するかを書きとめておく。
箇条書きでよい。
数項目、10項目でもよい。

第2に「照合する」。
6カ月後、9カ月後、1年後に、
期待と実際の結果とを照合する。

1月に「記録」したとしたら、
8月の終わりは、この照合の期日のひとつ。

私自身、正月三が日に、
ことしのフィードバック分析の「記録」をした。
だからそろそろ「照合」の時期。
楽しみだ。

そして第3に、照合の結果、
「自らの強みが明らかになる」

ドラッカー先生は書いている。
「自らについて知りうることの中で、
この強みこそ最も大切」
ドラッカーの人生哲学の中で、
行動レベルでもっとも有益な方法論のひとつが、
このフィードバック分析と「自らの強み」

8月の終わりでもかまわない、
「記録する」から始めて、
来年の春先に「照合」してもよい。

ドラッカー先生、なんと50年間も、
自ら、この「フィードバック分析」を行った。
そして幸せで充実した人生を送った。
「自分の強み」を知った後の「その後の行動」
1.明らかになった強みに集中する
2.強みをさらに伸ばす
3.無知の元凶ともいえる知的傲慢を正す
4.自らの悪癖を改める
5.人への対し方を改める
6.行なっても成果があげられないことは行なわない
7.努力しても並みにしかなれない分野には無駄な時間を使わない

ここまで徹底する。

8月が終わるということは、
この「フィードバック分析」に区切りのタイミングが来るということ。
2月末決算の企業は、上半期、第二四半期が終わる。
「ドラッカーのフィードバック分析」、
個人に限らない。
企業や店にも適用できる。

いや、これは企業で行っていることを、
個人に適用したものとして価値がある。
しかし、企業や店でも「フィードバック分析」」後の行動が
間違っている場合が多い。

自社・自店の強みは何か。
「記録」して、
一定期間おいて、
「照合」して、
「強み」を知る。

まずやること。
1「強みに集中する」
2「強みをさらに伸ばす」

次にやること。
3「傲慢を正す」
4「悪癖を改める」
5「顧客・取引先などへの対し方を改める」

さらにやること。
6「成果が上がらないことはやらない」
7「並みにしかなれない分野に時間を使わない」

さて、9月発売の経営雑誌が次々に送られてくる。
「流通関連」のそれには、
「故渥美俊一特集」が並ぶ。
atsumi-3magazines.jpg

『日経トップリーダー』誌は、
自前ルポ構成主義。

同誌の永井学記者が、
数多くのインタビューをして、
それを一本のルポ記事にまとめた。
手間がかかるが、読みやすくて、
媒体や記者の主張が込められる。
私は、このスタイルが好きだ。
もちろん永井記者、私のところにインタビューに来た。
さらに西松屋チェーンの大村禎史社長のコメントなど丁寧に取材して、
いい記事にした。

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タイトルは特別企画「『チェーンストアの父』逝く」 。

この中で最後に『10のダメ』が掲載されている。
(1)夢がなければダメ
(2)努力しなければダメ
(3)努力してもカン所を外してはダメ
(4)転換しなくてはダメ
(5)させる幹部がいなくてはダメ
(6)数字を無視してはダメ
(7)立場を変えなければダメ
(8)会社らしい体制がないとダメ
(9)教育計画が違うとダメ
(10)原理・原則無視の試行錯誤はダメ

渥美先生の「小から大になるための成長法則」と、
「8つの変えるべきこと」が示されている。

『2020Value creator』誌は、
論文&ロングインタビュー主義。

タイトルは追悼特別企画「渥美俊一先生、さようなら」

atsumi-2020.jpg

冒頭に結城義晴の「化け物級の流通革命」 (私が付けた原題)。
これ、できれば読んでください。

次が「㈱ニトリ似鳥昭雄社長が語る恩師・渥美俊一先生の思い出とその教え」。
8ページに及ぶロングインタビュー。
緒方知行同誌主幹と似鳥さんとの会話。
それから緒方知行の第1回『渥美俊一論』。
これは数回、続く模様。

緒方さんも私も㈱商業界OB。
『月刊マ-チャンダイジング』誌は、
自前原稿主義。

同誌の日野真克主幹、宮崎文隆編集長の自分たちの渥美俊一論、
二人とも世代はぐっと若返るが、㈱商業界のOB。
そして昨年7月の自社シンポジウムでの渥美講演の抄録。
法政大学・矢作敏行教授の短い特別寄稿コラムが挿入されている。

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タイトルは特別企画「巨星堕つ」

『食品商業』誌は、
ビッグネーム依存主義。

岡田卓也イオン名誉相談役、
清水信次ライフコーポレーション会長。
お二人に追悼のコメントをいただいた。
あとは、かつての渥美先生の新人向けのメッセージを「誌上再録」。
㈱商業界倉本初夫主幹の思い出話が付く。

タイトルは、緊急特集「追悼、渥美俊一」

『チェーンストアエイジ』誌は、8月15日発売号のFRONTLINEで、
さらりと「訃報 渥美俊一氏死去」。

この後も特集を組むかもしれないが、
『商業界』『販売革新』などで、
あらためて渥美俊一が語られる。

その内容によって、
そのメディアが何を考え、
何を主張しているかがよくわかる。
主張の中身だけでなく、
主張の強さ・弱さもよくわかる。

私は30年、経営雑誌にかかわっていたから、
このあたりのことがよく理解できる。

今月の商人舎標語、
「現状を否定せよ!」
もちろん渥美俊一先生の主張からいただいたもの。
「自分の強み」を知る。
そのうえで「現状を否定する」

どのように否定し、
どのように「強み」を伸ばすか。

まだまだ、渥美俊一の本質に迫ってはいないかもしれない。
今週は、節目の月の節目の週。
その、スタート。
Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

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