結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年02月10日(水曜日)

過去最高3万0431人を集めたSMトレードショー二日目とコーネル・ジャパンの集い

キリン・サントリーの統合が白紙撤回された件。  
朝日新聞の一面コラム「天声人語」も、
読売新聞の一面コラム「編集手帳」も、
男女の愛や結婚にたとえて表現した。

今週日曜日にバレンタインデーが控えているからで、
文章書きはこんな趣向を凝らす。

天声人語はイギリスの劇作家バーナード・ショーの逸話。
ある女優から結婚をささやかれた。
「私の容姿とあなたの頭脳を持った子が生まれたら素晴らしい」。
ショーは答えた。
「僕の容姿とあなたの頭脳を持つ子だったらかわいそうだ」。

編集手帳は、小谷野敦『〈男の恋〉の文学史』(朝日選書)からの孫引きの、
評論家の野口武彦の「恋愛」の定義を披露。
恋愛とは〈より多く愛した側が敗北する男女の性的葛藤である〉。

しかしこれらは、
ビジネス上の会社の統合や世界戦略には、
当てはまらない。
アナロジー(類比)は、極めて有効な思考法で、
もの書きや学者だけでなく、
実務家も身につけたい能力だが、
間違えると、話はとんでもない方向に向かう。

自画自賛になるかもしれないが、
昨日のこのブログで書いたたとえ。
ローマ帝国か江戸幕府かのほうが、
キリン・サントリー問題では的を射ていると思う。  

さて今日のニュースの第一。
米国主要企業500社の昨年第4四半期の決算。
純利益が前年同期比で3倍になった。  

調査会社トムソン・ロイターの報告を日経が伝える。
ここでいう純利益は日本の営業利益とほぼ同意だが、
アメリカの景気回復は日本にとっても有難いニュース。

よい風が吹きつつあると、認識したい。

第二のニュース。
第22回日経企業イメージ調査。  
「自己改革に積極的な企業」をインタビューした結果。
ビジネスパーソン1万1804人と一般個人男女9428人。
時期は昨年8月~10月。

ビジネスパーソンの回答順位は、
①ファーストリテイリング
②ワタミ
③日本マクドナルド
④トヨタ自動車
⑤セブン-イレブン・ジャパン  

一方、一般個人男女は、
①ファーストリテイリング
②イオン
③日本マクドナルド
④キリンビール
⑤ワタミ  

今も結果を見て、どう感じるか。

小売業・サービス業が大半を占める。
メーカーでは、トヨタとキリンビール。
図らずも、現時点の話題企業。
トヨタはリコール問題、
キリンは「破談」問題。
今、この調査をしたら、この2社、
どうなることか。

私は、商業・サービス業の応援団長を自認する。
「商業の現代化」を標榜する。  

その私からすると、
日本企業の「イノベーション・イメージ」に、
これらの企業が並ぶことは、大いに喜ばしいこと。

私たちの未来は、決して暗くはない。
私たちの努力が、日本を救うに違いない。

一昨日から、2010スーパーマーケット・トレードショーが、
東京・ビッグサイトで開催されている。
今日も、この祭典での交友録。
スタートは、コーネル大学RMPジャパンのブースから。

第3期生を募集中です。
今年10月開講、来年7月まで。
第2期生はもう半期が終了して、後期に突入。
極めて充実した勉強をしています。

本部のVIPコーナーで、
㈱阪食社長の千野和利さん

千野さんは、経営理念として顧客満足と従業員満足を掲げる。
カスタマーサティスファクションとエンプロイーサティスファクション。
この点で、私とは全くの同意見。
話は盛り上がった。

さらに、㈱ジョイス社長の小苅米秀樹さん。
ジョイスは、ご存知、東北の雄。
小苅米さんは、コーネル・ジャパン第一期生にして、
ニューヨーク州イサカで開催されたジーン・ジャーマン杯の、
第一回チャンピオン。

現時点での経営状況のこと、
そしてリーダーシップのこと。

ニッコーレン㈱社長の実生明男さん。
コーネル大学RMPジャパン第二期生。

レポートの打ち合わせ。

オカムラのブースでは、
㈱岡村製作所社長の久松一良さん。

本社は横浜市西区北幸。
そう、商人舎オフィスの隣組。
よろしくおねがいします。

日本セルフ・サービス協会主宰の食セレクションブースでは、
高木實さんと懇談。

協会アドバイザーにして、商業経営問題研究会メンバー。
今、もっとも脂の乗り切ったコンサルタントでもある。

そして会場漫歩。

今週から新しい携帯電話に万歩計が付いている。
1日1万歩目指して。

(財)流通システム開発センターの佐藤聖さんとバッタリ。

夕方、コーネル・ジャパン二期生のお二人とこれまた、バッタリ。
左は㈱万代副社長の西水啓介さんと、
右が㈱よこまち専務の横町浩明さん。

西水さんは、あるブースの展示に関して、
鋭い分析を展開。
この分析力は、第二期生の中でも群を抜く。
横町さんは、本当に熱心な勉強家。
しかし二人ともまだ、
2月のレポートは書きあげていないとのこと。
頑張ろう。

そして再びVIPラウンジへ。
イトーヨーカ堂創業者の伊藤雅俊さん。
セブン&アイ・ホールディングス名誉会長。

私は、伊藤さんをご紹介するとき、
まず「イトーヨーカ堂創業者」と書くし、言う。
なんというか、伊藤雅俊さんには、
それがぴったりくると感じているから。
もちろん日本最大の小売りグループセブン&アイの重鎮であることも変わらないが。

その伊藤さん、お会いすると、
優しく握手してくださって、
「いつも、送ってくださってありがとう」と仰った。
伊藤さんは商人舎発足の会の発起人で、
私、心から感謝している。
そして毎月、[毎日更新宣言Review]をお送りしている。
そのことを言ってくださった。

うれしい限り。

その伊藤さん、大正13年のお生まれ。
ダイエー創業者の故中内功さんがひとつ上。
イオン名誉会長の岡田卓也さんが一つ下の大正14年。
ライフコーポレーション会長の清水信次さんが大正15年の二つ下。
そんな話になった。

今年85歳の伊藤さん、まだまだ勉強の意欲は衰えず、
スーパーマーケット・トレードショーでも、
会場を回って勉強される。
このことは、私はもちろん、
若い人たちにもぜひ知っておいてほしい。

伊藤さんはまぎれもなく、
大正生まれの「知識商人」なのだ。
その知識商人が、日本の商業の産業化を果たしてきた。

さらにこの場には㈱ヤオコー会長の川野幸夫さんもいらっしゃった。
日本スーパーマーケット協会会長。

会長として、大活躍。

伊藤さん、川野さんとともに、
レセプションパーティ会場へ。
入り口で日本セルフ・サービス協会会長・副会長・常任理事の皆さんが、
お出迎え。

パーティは、チェッカー検定合格者の表彰から始まった。

日本セルフ・サービス協会が主催するこの検定。
さまざまな協会が賛同し、参加している。
川野会長の日本スーパーマーケット協会、
荒井伸也会長のオール日本スーパーマーケット協会。

私は、非常にいいことだと考えている。
日本中のスーパーマーケットが、
いや日本中の小売企業が、
この検定に参加してほしいと思う。

日本中の企業が参加するとどうなるか。

チェッカー検定が、社会化される。

そして、ある企業で検定試験にパスした人が、
他の地域の他の企業に就職するときに、
共通の資格になる。

レジチェッカーの仕事は、
セルフサービスの店舗にとって、
ほんとうに重要な役目となっている。

だからそれが共通の資格となれば、
日本中のチェッカーの人たちにとって、
励みになるし、スキルになるし、
それが日本中で通用することになる。

成城石井の大久保社長は、同社のレジチェッカー全員に、
この検定資格を採らせたいと公言している。

そして開会のあいさつ。

横山清第44回スーパーマーケット・トレードショー実行委員長にして、
日本セルフ・サービス協会会長。

「日本中のスーパーマーケット・食品産業が、
知恵を寄せ合って、明日を切り開いていく」

横山さんは、この期間中、いわば「挨拶係」だが、
どの挨拶にも芯が通っていて、
それでいてどれも違う。
こんな才能、どうして備わったのだろう。
不思議でならないが、それが日本小売業界の宝となって、
十二分にこの産業のために活かされている。

開会のあいさつに続いて、
警視庁生活安全部長警視長の山下史雄さんのちょっと長いスピーチ。

万引対策についての現状報告と強力の要請。
面白くて、重要な話。

私、後ろで見ていたが、
伊藤雅俊さんは熱心にメモを取られていた。
失礼ながら写真におさめさせていただいた。
全国の若い人に知っていただきたいから。

そのあと、恒例の鏡開き。

小西酒造の「白雪」で、鏡が開かれた。

乾杯の音頭とご挨拶は、
㈱石田社長の石田隆一さん。

「天気・景気・元気」の話。
私の「元気を出そうよ」につながる。

そして日本スーパーマーケット店長大賞の表彰。

左が㈱ハローデイ綾羅木店ストアマネージャーの戎谷秀彦さん。
右が㈱サンシャインチェーン本部執行役員カルディア店長の野町一志さん。

お二人に言った。
「一生ついて回る賞。
その誇りを背負って、日本の店長の地位を上げてほしい」

ハローデイ社長の加治通敬さんとともに、
戎谷さんの受賞を祝福した。

こちらはサンシャインチェーンの野町店長。

私はまた言った。
「一生ついて回る賞。
店長の地位を上げてほしい」

そして交流に次ぐ交流。

㈱成城石井社長の大久保恒夫さん。
3月9日火曜日、
商人舎2周年記念二人のビッグセミナー
開催します。

是非、ご参集ください。

日本スーパーマーケット協会専務理事の大塚明さんと、
㈱アークス・グループ㈱ラルズ取締役猫宮一久さん。

大塚さんはコーネル講師、猫宮さんは伝説の一期生。

㈱エースワン中山土志延社長と商人舎エグゼクティブ・ディレクター松井康彦。

中山さんは商業界高知同友会の重鎮。
開催が重なってしまった商業界ゼミナールから、
このレセプションパーティに駆けつけてくださった。
心から、感謝します。

昨年の高知開催の商業界中四国ゼミナールは大成功。
地方ゼミナールの時代が訪れている。

川野さんと㈱大木社長の松井秀夫さん。

お二人は埼玉県の名門浦和高校の同級生。
しかしなんと不思議、面識がなかった。
私のおひき合わせ。
お二人ともに商人舎発足の会発起人で、私の恩人。

国分会長兼社長の國分勘兵衛さんと、
経済産業研究所の河津司さん。

河津さんはコーネル大学RMPジャパン講師。

そして、現在、ライフコーポレーション常務取締役秘書室長の並木利昭さん。
清水信次さんの懐刀として、獅子奮迅の活躍。

パーティの終わりは、副会長のご挨拶。
紀ノ国屋相談役の増井徳太郎さん。

綺麗な三本締め。

かくて、二日目のレセプションパーティ見事終了。
横山清会長、ご苦労様でした。
横山さんが「チャコちゃん」と呼ぶ愛妻・尚子さんとお揃いで、
「もう一日」です。

そして増井さんと固い握手。

紀ノ国屋はJR東日本の傘下に入ることになったが、
私は、増井徳太郎さんの力は、
日本のスーパーマーケット産業の中で欠かせないものだと思う。

とくにアメリカやヨーロッパのスーパーマーケット経営者との交流は、
増井さん抜きには図れない。

さらに紀ノ国屋に関して、
JR東日本のもと「紀ノ国屋ブランド」は守られ、
「紀ノ国屋の幸せ」が実現されるに違いない。

米国の「ゲルソンの幸せ」のごとく。

最後に、三洋電機㈱マーケティング部の阿久澤光明さんと渡邊好子さん。
今回はトレードショーに出展していないが、来年は頑張る。

いろんな会社にいろんなことが起こる。
時代はどんどん過ぎていく。
そこで、みんなが必死の努力をする。

日本セルフ・サービス協会の澤藤正義さんと久保田茂雄さん。

澤藤さんは、前全国スーパマーケット協会専務理事。
久保田さんは、元紀ノ国屋の幹部。

一転、ところは有明ワシントン。
コーネル大学RMPジャパンの第一期生第二期生交流会。
第一期生級長・太田順康さんの乾杯の音頭。
ご存知、北辰商事㈱副社長。
第二期の講師でもある。

同じ釜の飯を食った者同志の交流は熱い。

「伝説の第一期生」の集合写真。

「奇跡の第二期生」のVサイン。

最後に、結城義晴の絶叫。

「コーネル大学RMPジャパンは永遠に不滅です」  

すべての人々に、心から感謝。

伊藤雅俊さんの「知識商人」としての勉強ぶりに、
最高の敬意を表しつつ、心から脱帽。

<結城義晴>  

2010年02月09日(火曜日)

キリン・サントリー破談とスーパーマーケット・トレードショー交友録

キリンとサントリーの世紀の経営統合は、
ならなかった。

朝日新聞は「破談」と言い、
日経新聞は「経営統合断念」と表現し、
読売新聞は「経営統合交渉決裂」と題した。  

昨日午後から駆け巡ったニュース。
昨年の今頃から始まり、
7月に表面化し、
11月から正式に交渉に入り、
年明けの2月8日に決裂した。

ちなみに、この日は朝刊の休刊日。

通常ならば、日経新聞が前日にスクープし、
他の新聞が翌日後追いするという経緯を経るが、
それもなかった。

私には、用意周到の「決裂劇」と映った。

キリン・ホールディングスは、
年商2兆3035億円、経常利益1030億円。
日本の食品業界第1位。

サントリー・ホールディングスは、
非上場企業ながら年商1兆5129億円、経常利益792億円。
食品業界第2位。

ビールのキリン。
ウィスキーやソフトドリンクのサントリー。

明治屋のキリンビールからスタートし、
三菱グループの優良企業のキリン。
鳥居・佐治家のオーナーシップ経営で、
「利益三分主義」のユニークさを売り物にするサントリー。

両者が両者の良さを活かして、
世界ベスト5企業へのジャンプを試みた。
世界1位ネスレ、
2位ユニリーバ、
3位ペプシコ、
4位クラフト・フーズ。  

これらに次ぐ世界第5位の食品企業が誕生するところだった。

うまくできれば、
まさに「世紀の統合」となった。
うまくいかなければ、
遺恨が残ることになる。

切り出したからには、成功させるべきだったと思う。

ただし、両社の社員たちは、
ホッと胸をなでおろしているに違いない。

企業文化を守ることができたとか、
やはり独立独歩がいいとか、
社内では、そんな声が出るに違いない。

産業界・証券界・マスコミでは、
残念がる声が相次いでいる。
キリンの株価は7%下がった。

私は、加藤・佐治両社長の最初の認識は、
正しかったと思う。
二人は、夢を持ったし、
21世紀のグローバリゼーションを、
肌で感じ取っていた。
そして実行に移そうとした。

しかし、現実がその壁となった。

現実や伝統とは、常に保守的なものだ。

私にもそれはよく、わかる。
「このままではだめだ」と思って改革を始めるが、
現実と伝統がそれを阻む。

プロイセンの鉄血宰相オットー・ビスマルクの言葉。
「賢者は歴史に学び、
愚者は経験にしか学ばない」  

先日のコーネル大学RMPジャパンの講義で、
日本水産㈱垣添直也社長が使ったフレーズ。

歴史に学べば、今回の件はどうなったか。
しかし、そうなると、
どの歴史に学ぶかが問われることになる。

ユリウス・カエサルとローマ帝国の歴史に学ぶのか、
徳川家康と江戸300年の歴史に学ぶのか。  

これからは、やや遺恨が残ったキリンとサントリーの、
社員たちの対抗意識のエネルギーに期待しよう。

ちなみにアサヒビールの連結決算は、
6年連続で過去最高の純利益を出した。
社長には泉谷直木専務の昇格が決まって、
こちらは若返りが図られる。

さて、昨日から始まったビッグサイトでの大イベント。
第44回スーパーマーケット・トレードショー。  
今年は、私の交友録を中心にお届けしよう。

7万人が来場するとは言っても、
ここに参加できない人の方が圧倒的に多い。
だからブログ上で、少しでもご紹介。
明日は商人舎総出で取材。

昨日は私と松井康彦エグゼクティブ・プロデューサー、
亀谷しづえゼネラルマネジャー。
今日は、川勝利一エグゼクティブ・アドバイザーが加わるし、
明日はエディトリアル・スタッフの鈴木綾子が参加する。

昨日の開会式に引き続いて、
スピークスの筆頭は、
横山清(社)日本セルフ・サービス協会会長、  
第44回スーパーマーケット・トレードショー実行委員長。
タイトルは「小売業の現状と展望」  
1
戸籍のない産業スーパーマーケットが、
この不況の時代を乗り越え、
明日の日本の消費産業の中核となっていく決意が、
込められた「力強い講演」だった。

「変化が起きてからの対応では遅い。
一歩先、1ミリ先でもよいから、その変化を読みとる」
それが戸籍を持った産業への第一歩。

横山さんは、最後に語った。
「もう75歳ですが、この顔色を見てください、大丈夫です」

講演の後で、横山会長と話した。

「来年はもっと時間を取って、しっかり話したい」
まだまだ元気です。

会場中央のVIP席に、盟友鈴木國朗先生登場。
㈱アイダスグループ代表取締役。
松井&結城と、さまざまな情報交換&写真。

アイダスグループも、数名の研究員とともに、
この会場で猛勉強。
コンサルタントも勉強に次ぐ勉強が大切だ。

続いて、㈱プログレスデザイン代表取締役の西川隆さん
ブルーチップ㈱常務取締役 宮本洋一さんと。

西川さんにはTBSテレビの取材カメラが入っていた。
カンブリア宮殿に続いて、番組に出演する。
最近は、流通業やスーパーマーケットの番組が増えた。
とてもよいこと。

私も急きょ、即席コメンテーターで、
水越洋子ディレクターの質問に答えた。

この後も次々にブースから声がかかる。
松井・結城で歩いていると、知り合いばかり。
なかなか前に進まない。

㈱ヤマトのブースで。
事業開発本部営業開発部長代理小板橋良男さんらと。

エコストア研究会の有力メンバー。

㈱リブネットのブースでは、取締役の竹内憲太郎さんと。

コーネル大学RMPジャパン伝説の第1期生。
元気そうでなにより。

今回のトレードショーでも最大小間数を誇る寺岡精工の巨大ブースに到着。
システムレジチェッカーのデモンストレーションを展開していた。

レジチェッカーおよび部門チーフに扮した役者、
老婆、主婦、高校生、サラリーマン、OLなど顧客を演じる役者。

彼らが一斉にレジに殺到した時に、
このシステムでは、よどみなく顧客をさばく。

それがデモンストレーションとして、展開された。

㈱協立商会顧問の城倉孝三さん、
㈱寺岡精工営業企画室室長三木桂さんと。
長いお付き合いです。
城倉さんは、66歳で、悠々自適。

さらに寺岡精工の木場田征夫さん。

木場田さんとも、20数年のお付き合い。
今年1月に65歳になられて、
未だバリバリの現役。

そして、ブログ同志。
左が「ウォルナット」こと森川祐紀生さん。
右は「酒バイヤー」こと矢坂英司さん。

酒バイヤーさんとは、織姫と彦星。
毎年、ここでしか会うことができない。
ウォルさんは、「ほぼ毎日更新」のブログ仲間。

みんな元気でいてほしい。

㈱岡村製作所のブースで、
マーケティング部長 山本文雄さんらと。

日進工業のブースを歩いていたら、
㈱セイミヤの加藤勝正社長。
日本のスーパーマーケット業界で、
間違いなくナンバー1の勉強家。

「会長は商業界ゼミナールです」
加藤榮一セイミヤ会長は、商業界エルダーで、
このトレードショーと開催が重なってしまって商業界ゼミに参加中。
加藤社長は、トレードショーで熱心に勉強。
これも良し、それも良し。
開催が重なったのは、困るが。

㈱グリーンファクトリーのブースで。

同社代表取締役の田村弘一さん、
㈱スズキヤ代表取締役の中村洋子さんと。
田村さんはご存知、クイーンズ伊勢丹元社長。
現在、商品開発会社の社長。
相変わらず「いい仕事」してます。

洋子社長も、この協会には欠かせない重鎮。
私のブログの大ファンで、
感謝に堪えない。
「毎日、結城さんに会ってる気がする」などと、
言ってくださる。
ありがとうございます。

㈱美多加堂のブースで、いちやまマート社長の三科雅嗣さん、発見。

綺麗どころと写真撮影中。

ここでは、せんべいに自分でたれをつけて食べる提案。

私たちもいただいた。

杉田昌之社長自ら説明してくれた。
感謝。

ブース内には荻生徂徠や棟方志功がさりげなくかけられていて、
異質の空間をつくっていた。

江崎グリコ㈱のブース。

営業一課長渡邊武さんと握手。
コーネル大学RMPジャパン伝説の第1期生。
その中でも、さらなる伝説をつくった逸材。

三井食品㈱副社長執行役員の大橋幸多さんと。

コーネル・ジャパンではお世話になっています。

このブースの面白いコーナー。
愛犬と一緒に食べられるスィーツ。

同じケーキを愛犬とともに食べる。
これが人気を博しているとか。

私たちも試食。
スウィートポテトのケーキがおいしかった。
我が家の「ジジ」とは一緒に食べられないが。

日本アクセス北海道㈱販促本部長・大上宏之さん
販促第一部長 三島達也さんと。

昨年の商人舎アメリカ視察セミナーでご一緒した。
みなさん元気で、私もうれしい。

そして最後は、㈱キングストアー専務の臼井旬さん。

商業経営問題研究会のメンバー。
臼井さんもとても熱心な勉強家。

最後の最後に、コーネル大学RMPジャパンのブース。

美女二人。
FMIジャパン事務局長の中間徳子さんと、
コーネル大学RMPジャパン事務局の太田美和子さん。

私も、ここに居ることが多いでしょう。
たぶん。

いや、動き回っているか。

とにかくおいでください。
握手大会、しましょう。

<結城義晴>  

2010年02月08日(月曜日)

建国記念の日・バレンタインデーの週に44回スーパーマーケット・トレードショー開催

Everybody! Good Monday![vol6]

2010年2月第2週です。

今週は、木曜日の2月11日が建国記念の日。  

私の理解は、私たちの「日本国が誕生した記念日」。  

戦前の呼び方は、「紀元節」。
『日本書紀』には神武天皇が即位した日と記されている。

明治5年に「紀元の始まりを祝う祝日」として制定。
戦後、紀元節は廃止、昭和41年「建国記念の日」となった。

アメリカでは、インディペンデンス・デーが7月4日。
フランスは、パリ祭で7月14日。
前者は独立記念日、後者は革命記念日。
日本の神話と比べると比較的に新しい。

「この国のかたち」を考える日が、
今週の木曜日。
感謝しつつ、私たちのあり方を考える日としたい。

そして、金曜日をはさんで、
土曜日、日曜日。
その日曜日がバレンタインデー。  

バレンタイン・プロモーションは、
もう1月から始まり、
先週末から最高潮に達している。

St. Valentine’s Dayは、
世界各地で「男女の愛の誓いの日」とされる。
269年に殉教した聖ウァレンティヌスに由来する記念日。
ローマ皇帝クラウディウス2世は、
ローマでの兵士の婚姻を禁止していたが、
このキリスト教司祭は、秘密裏に兵士を結婚させ、
それが判明してとらえられ、処刑された。

バレンタインデーには、
命をかけたドラマがあるのだ。

だから、男女の愛を結び付けるのが、
バレンタインデーのほんとうの意味。

ヨーロッパでは、男性も女性も、
花、ケーキ、カードなど様々な贈り物を、
恋人やパートナーに贈る。
カードには、”From Your Valentine”
“Be My Valentine.” と書かれたりする。
これはウィキペディアの情報。

チョコレートを贈る習慣は、イギリス発。
1868年にイギリスのキャドバリー社から
美しい絵のついた贈答用チョコレートボックスの一つとして、
ハート型のバレンタインキャンディボックスが発売された。
これがバレンタインデー贈り物に使われ、世界に広まった。

今週は、建国記念の日とバレンタインデー。

由来とドラマの1週間。

さて、今日から東京・お台場のビッグサイト。
1


第44回スーパーマーケット・トレードショーが、
開催されている。  

開会式は、東1ホールで、
朝9時半から。

まず日本セルフ・サービス協会会長の横山清さんのご挨拶。

第44回スーパーマーケット・トレードショー実行委員長で、
ご存知、北海道㈱アークス社長。

昨年の社団法人全国スーパーマーケット協会との合併の経緯を説明しつつ、
力強い開会の宣言がなされた。

来賓のご挨拶には、二人の知事。
北海道知事の高橋はるみさん。

熊本県知事蒲島郁夫さん。

そしてテープカット。

いよいよスーパーマーケット・トレードショーが始まった。
今日から3日間。

1135社2252小間の過去最大のスケール。
スーパーマーケットの売上高は厳しい環境にあるが、
トレードショーの売上げは、過去最大。

これをどう考えるか。

考える3日間が始まったともいえよう。

私も、3日間、このビッグサイトに詰めることになる。
多くの人と交流したいし、共に議論したい。
共に新しい知識や情報を学びたい。

では、今週も。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>  

2010年02月07日(日曜日)

ジジとお父さんの1週間[2010日曜版⑥]

春が立つ。
今週から、春です。
j1
今週、ユウキヨシハルのおとうさん、
いつものように、とびまわっていた。
そのおとうさんの1週間を、
ふりかえってみます。

まず、先週の土曜日の夕方。
中学・高校時代のともだちとあった。
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「ひこばえ」という同人誌のなかま。

毎年、新年会をやっています。
みんな、元気でした。

おとうさんの日曜日は、
ゲンコウ書き。

月曜日は、
お父さんの会社の3年目のスタートの日。
商人舎も2年間、
うまくいっているそうです。

「おかげさま」の気持ちがたいせつです。

そして、この日は、
ゲンコウ書き。
単行本のまえがき。
j2
やっと、できあがりそうです。

火曜日は、ニンゲンドック。
今年から、ヨコハマの日本大通りのドック。
n1
ここには、県庁があります。
n2
ヨコハマ裁判所もあります。
n3
ヨコハマ情報会館もあります。
n4
そして日本大通りは、
ヨコハマのミナトにつながっています。
n5

ニンゲンドックの結果は、
2週間後にでます。
j3

水曜日の2月3日は、節分。
そうてつローゼンから、
「恵方巻き」がとどけられました。
e
とてもおいしかった。

ボクは、生ものは、
食べませんが。
j4

水曜日から、
コーネル・ジャパンの講義。
教室のロビーから、
フジ山がみえた。
c1

パネルディスカッションのコーディネーター。

講演もした。
t

夜は、小さな会食、
大きな知的成果。
j5
金曜日は、ヨコハマのオフィスに、
お客さんがきました。

そして昨日の土曜日は、
立教大学。
r1
しずかなキャンパス。
r2

不思議なかんじがします。
j2
入学試験がおこなわれていたからです。
門のところで、ロックアウト。
r3
だから、おとうさんは、
腕章をもらって、研究室にはいった。
r6

それでも、大学はしずかだった。
j7

大学の門の前の喫茶店。
「合格コーヒー」を、
おすすめしていた。
r7

おとうさんの1週間。
それでも、ずいぶん、
ゆったりしてきた。
j8
とてもよいことだとおもいます。

ボクの1週間は、
シンプル・ライフ、
スロー・ライフ。

おとうさんの1週間が、
ボクの1週間とにてくるといいなと、
おもっています。

<『ジジの気分』(未刊)より>  

2010年02月06日(土曜日)

面白い話は役に立たず、面白くない話が役に立つ

今日は、池袋の立教大学キャンパス。
3号館の研究室で、このブログを書いている。

キャンパス内は静か。
しかし、緊張感がみなぎっている。

立教大学の入試で、今現在、試験中。  
受験生たちの集中力が最高潮に達し、
それが総和されたものが、
このキャンパスを占めているからだ。

さて、今日の新聞各紙。
面白いニュースが満載。

まず、読売新聞のアクセスランキング1位のニュース。
「触った相手は女性警官、痴漢容疑で現行犯逮捕」の見出し。  

埼玉県警大宮署が、5日、
県迷惑行為防止条例違反容疑で
47歳の男を現行犯逮捕。
いわゆる痴漢容疑。

日進~大宮駅間を走行中のJR川越線上り電車内。
体を触られた女性は23歳の非番の女性巡査。
その場で取り押さえた。
容疑者は当時、酒に酔っていた。

朝日新聞のアクセス1位のニュースはひどい。
「山本病院前理事長ら逮捕 不慣れな手術で失血死の疑い」のタイトル。  

奈良県大和郡山市の医療法人雄山会・山本病院での事件。
前法人理事長で医師の山本文夫容疑者と患者の主治医塚本泰彦容疑者が、
業務上過失致死容疑で逮捕された。

2006年6月、男性入院患者は肝臓の腫瘍を「悪性のがん」と告知され、
山本容疑者が主に執刀し、塚本容疑者が補助。
山本容疑者の専門は心臓血管外科、塚本容疑者は循環器内科。
結果は「摘出手術の際、過って肝静脈を傷つけ、
適切な止血措置などをとらずに出血多量で死亡させた疑い」。

この山本病院、現在、破産手続き中という。

日経新聞のランキング1位は、トヨタの記事。
「トヨタ、米新車販売15%減 1月、月末からの停止響く」   

1月の米新車販売台数が、前年同月比6.3%増の中で、
トヨタ自動車は15.8%減。
大規模リコールに伴う主力8車種の販売停止の影響が表れた。
米フォード・モーターなど米大手は2ケタ増だった。

その結果、シェアも変動。
前年同月比ではGMが1.5ポイント、
フォードが2.4ポイントシェアを伸張させ、
トヨタは3.8ポイント下落。
トヨタのシェアは14.1%で、7カ月ぶりにシェア3位。
第1位はGM、第2位はフォード。

アメリカ人は胸を撫で下ろしていることだろう。

面白いこと、ひどいこと、変わったこと。  
こんなニュースにアクセスが多い。

実務上は、こんなニュースは、
反面教師にはなるが、役には立たない。

質(たち)の悪い売上げの情報こそ、
面白いかもしれないが、
それは、ほんとうの役には立たない。

そして、質の良い売上げをつくった話は、
実は、面白くはない。
身も蓋もないことが多いからだ。

面白くて、なおかつ質の良い売上げをつくった話は、
そうそうあるものではないし、
あるとしてもそれは、
膨大なる理論体系やロシア文学の大河小説のようなものとなる。

私の「精読のすすめ」は、
そんなことを意味している。

女性巡査に痴漢して現行犯逮捕された男の話は、
面白いかもしれないが、役には立たない。

仕事の知恵や情報も、
これと同じことが言える。

「質の良い売上げ・質の良い仕事」  
それは、極めて地道で、
表面的には面白くはないことなのだと思う。

「質の良い売上げ・質の良い仕事」が面白くなったら、
「知識商人」の仲間入りができたと考えてよい。

さて、今週の行動日記から抜け落ちていたこと。
水曜日・東京會館。
第50回寺岡メーカー賞表彰式での記念講演。
1
50回目に50人の優秀営業マンが表彰された。
私は、その激励を兼ねた講演。
タイトルは「Practice comes first!」  
(実践躬行・実行第一)  
そう、今年の商人舎標語。
2
パラダイムの転換から始めて、
サービスに関するマーケティング・マネジメントの話。
そしてサービス・イノベーションから、
そのための方法論まで。
3
堪能いただけただろうか。
ご清聴に感謝したい。

1時間半の講演の後、
全員で記念写真。
4

「ハイ、、眼鏡の方は、ちょっと顎を引いて!」
カメラマンの注文に応じて、記念写真。
5
みなさん、今後が大事。頑張って。
目指すは「質の良い売上げ・質の良い仕事」です。

記念写真撮影の後は、懇親会。
㈱寺岡精工社長の寺岡和治さん、
同専務で㈱テラオカ社長の高野公幸さんと。


毎年、この表彰式には出席するが、
質の良い売上げをつくった人たちとの交流は、
私を元気づけてくれる。

この表彰式の合間に、懐かしい人と会った。
渡辺米英さん。㈱商業界の元大阪支社長で、昭和27年生まれ。
現在、㈱シフトプラニング代表取締役。
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渡辺さんと一緒に、
寺岡精工・三木桂さん、
商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦さんと、
カルテット写真。
7
商業界を去った人たちが元気に活躍していることは、
とてもよい。
倉本長治先生が生みだしたものが、
社会にお役立ちしていることを証明してくれるからだ。

昨日は、横浜の商人舎オフィスに訪問者。
まず、大正製薬㈱教育・研修部の小嶋優さん、齋藤清さん、三好全さん。
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5月に、イーグル会で講演をします。

それから、夜には、
「流通ニュース」発行人の松見浩希さんと横浜駅周辺で一献。
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成城石井の大久保恒夫さんともそうだが、
松見さんと話し、飲むと、私、
「心が融ける」
すなわち、同志だからである。

商人舎ホームページと連携している「流通ニュース」。
とうとう月間89万件のアクセスとなった。
もう100万件間近。

質の良い仕事は、質の良い結果を生む。

週末は、宣言通り「流通ニュース」の原稿執筆。
来週、アップの予定。
ご期待ください。

面白くて、なおかつ役に立つ、
それでいて身も蓋もない話を書く。

今週も、商人舎ホームページと[毎日更新宣言]ブログに、
わざわざやってきてくださって、ありがとう。
心からお礼申し上げたい。

みなさん、よい週末を。

<結城義晴>  

2010年02月05日(金曜日)

コーネル・ジャパン二日目に語られた惣菜・薬事法・PB問題の解答

小沢一郎不起訴、朝青龍引退。  
残る者、去る者。
人物往来の昨日だった。

しかし、語る言葉なし。

一昨日は、コーネル・ジャパンの講義が開催されたが、
私は、実に忙しかった。
コーネルの講義が終了した後の夜8時。
東京・神谷町のイタリアンレストラン「ラ・ターナ・ディ・バッコ」。
小さな食事会が大きな知的成果を上げた。
㈱成城石井社長の大久保恒夫さんと私。
大久保さんは、ご存知、
コーネル・ジャパン第一期生副級長にして、第二期講師。
ohkubo
それから、㈱義津屋代表取締役の伊藤彰浩さん。
㈱USP研究所代表取締役所長で、コーネル・ジャパン講師の當仲寛哲さん、
そして㈱フランチャイズアドバンテージ代表取締役社長の田嶋雅美さん。

この会、盛り上がった。
ワインを堪能し、イタメシを満喫した。
それ以上に、会話が弾み、
経営の極意が語られた。

大久保さんも私も、語りまくった。
私、最近は大久保さんと飲むと、いつも飲みすぎる。
なんというか、
「心が融ける」。  
當仲さんも田嶋さんも、大いに語ったし、
伊藤さんが張り切って持論を展開した。

その大久保さんと私との「二人のビッグセミナー
商人舎2周年記念と銘打って、3月9日(火曜日)開催。
テーマは「2010知識商人の経営の流儀」  
是非のご参加をお願いしたい。

さて、昨日のコーネル大学RMPジャパンの講義。
私たちの教室は東京・市ヶ谷の法政大学ボアソナード・タワー25階。
そこから見下ろす東京・新宿方面の市街とその先に浮かぶ富士。
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朝一番の9時からの講義は、林廣美先生。
講座タイトルは「惣菜・日配・ベーカリーマーチャンダイジング」
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林先生は、NHK「ためしてガッテン」などテレビでも有名。
商人舎ホームページでは、2008年9月から、
「林廣美の今週のお惣菜」のブログを連載してくださっている。

デフレが惣菜を大きく変革させている。
しかし弁当も惣菜も、売れるものは決まっている。
弁当では、①鶏のから揚げ弁当、②とんかつ弁当と、
順位は決まっている。

一方で、メーカーの活発な技術開発で、
スーパーマーケットの惣菜が「日配化」している。
結果として、日本のスーパーマーケットの惣菜には、
オリジナリティがなくなった。

「お湯ポチャをもってこい」というバイヤーが多い。
酢豚のお湯ポチャなんて商品もある。
煮物も100%メーカー製。だから売場はできるが、煮物は売れない。

その中で、店全体を惣菜化する必要がある。
惣菜は今や、唯一の差別化の売り場。
品質を上げて価格を下げる。
その方法はある。
これは林先生の持論。

アメリカのスーパーマーケットでは、
手づくり商品とマスプロダクト商品が、
はっきりと違う売り場に構成されている。
そして手づくりは「デリ」売場に大切に売られている。
これを学ばなければいけない。

デリだけではない。

チーズも、手づくりチーズはデリ売り場、
プロセスチーズは肉売り場。
ワインもデリの売り場には手づくりワイン。

インストアベーカリーはデリ売り場に近接し、
工場で作った大量生産品はパン売り場。

その意味では、再びアメリカに学べ。
惣菜の認識を変えろ。

アメリカ人は、自分で料理を作らない代わりに、
手づくりを大切にする。

経営者こそ、林先生の声に耳を傾けてほしい。

第二講座、講師は宗像守先生。
ご存知、日本チェーンドラッグストア協会事務総長。私の同志。
m1
昨年6月の『薬事法改正』の立役者。
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テーマは「改正薬事法によって変わるマーケットとマーチャンダイジング」
講義の第1は、改正薬事法の内容と施工後の状況を、
誰よりもわかりやすく、誰よりも生々しく。

第2は、「少子高齢化社会とヘルスケアマーケットの拡大」
第3は「ヘルス&ビューティケアの概要と可能性」
第4は、スーパーマーケットが、
「ヘルス&ビューティケアマーケットをどう攻略するか」

いちばん最後に、業態論の展開まで示唆してくれた。

いい講義だった。
あっという間にお昼。

富士はくっきりと姿を現していた。
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午後は、パネルディスカッション。
テーマは「商品開発の理論と実践」  
ゲストは、デイモンワールドワイド日本支社副社長のピーター・トーマスさん。
そして、食品流通研究会会長の井口征昭さん。
p1

ピーターさんは、
「消費者洞察を活用した商品開発」のテーマで、
80分のレクチャー。
p2
まぎれもない事実としての、プライベートブランドの普及。
欧米の小売業ブランドも、
ラベルの張り替えから、「ブランド化」への転換が進む。
その実態と、その手法と、
ケーススタディを、丁寧に語ってくれた。
テスコ、ウェグマンズ、HEB、そしてウォルマート。
商人舎アメリカ視察セミナーのメリッサ・フレミングさんの講義に通ずる。
当然ではある。
HEBはデイモンのコンサルティングを受けている。

今年の秋にも、ピーターさんを招いて、
商人舎公開PBセミナー第2弾を開催しなければと、
勝手に考えた。

ピーターさんの後は、井口さんの講義。
「PB開発の進め方」
p2
まず井口さんは、企業理念の確認が必要と説く。
「無印良品」開発の中心に居た井口さん。
だからこそ、企業理念の重要さを痛感している。

その後ブランドとデザイン、
品揃え、品質分析、配合決定、
工場視察、メーカー選定、
包装デザイン・原価決定、そして販売計画。
経験に基づく手順とプロセスが解説された。

最後の手厳しい指摘。
一昨年、昨年と日本中がPBブームに湧いた。

しかし、その先陣を切ったイオンやセブン&アイホールディングスの収益性が、
PBによって改善されたとは言えない。

まじめに、ブランド確立の努力を続けねばならない。

第二期生からも積極的な質問が飛んだ。
㈱平和堂の夏原陽平さん。
p5

㈱関西スーパーマーケットの柄谷康夫さん。
p6

ピーターさんも、熱心に答えてくれた。
p7
井口さんも、私も、丁寧に解説した。

このパネルディスカッション自体の解答は、
この二日間のコーネルの講義全体が提示していた。

恩蔵さんの語ったコモディティ化。
そのためのリーン消費対応と脱コモディティ化戦略。

それはまさに、PB戦略の基盤となっていなければならない。

大塚さんの品揃えの基本。
この中にいかにPBを位置づけるか。

そして青果、水産、惣菜の、
それぞれのマーケットでの変化と革新。

それが小売業の商品開発に凝縮されて、
個別の企業の価値をつくりだす。

まさに「差異が価値を生む」  
同質化したPBを、
同じレベルの技術を持つメーカーにつくらせても、
「お湯ポチャ惣菜」にしかならない。

今こそ、考える時だ。
自分で。

それがコーネル・ジャパンの教えるものである。

成城石井・大久保さんのPBに対する考え方。
極めて明快だが、その奥深いものは、3月9日に明らかになる。

<結城義晴>  

2010年02月04日(木曜日)

「良く噛んで食べる」とコーネル・ジャパンのマーチャンダイジング編

精読、通読、乱読、斜め読み。
本の読み方にもさまざまある。

まず何を読むか。
これが大切であることは間違いない。

食事をするときに、
何を食べるか。
これと同じ。

食事にも、食べ方がある。

一口一口味わって食べる。
よく噛んで食べる。
あるいは、がつがつとかき込む。
いろいろなものをつまみ食いする。
間食する。

本の読み方は、食事と同じ。

しかし最近はどうも、
「精読」が少なすぎる気がする。

本自体、簡単に読めるもの、
短くてわかりやすいものが、
多くつくられ、流通し、
店頭に並ぶようになった。

私も、そんな本を書いたり、
読んだりしているから、
そんな風潮を批判すると、
天に唾することになるが、
それでも「精読」する本はたくさんあるし、
「精読」が必要だと思う。

そのうえで、
よく考える必要がある。

よく噛んで食べること。
一口一口味わって食べること。
それが必要だと思う。

 
 
さて、昨日から、
コーネル大学RMPジャパン。
第二期の5回目の講義。

あっという間に、
もう半分が終わろうとしている。
コーネル・ジャパンは、読書でいえば、
膨大なる体系の大全集を、
1年かけて「精読」するようなもの。

今回は、そのマーケティングとマーチャンダイジング編。

12時15分から第一講座。
テーマは、「脱コモディティ化・マーケティング戦略」
講師は、早稲田大学商学学術院教授の恩蔵直人さん。

この10年、コモディティ化は進んでいる。
その研究成果を実証してくれた。
そのうえで、「脱コモディティ」の4つの戦略が提示された。
①独自価値戦略
②品質価値戦略
③カテゴリー価値戦略
④経験価値戦略

最後にリーン消費対応の考え方を恩蔵さんは語ったが、
これが小売業、流通業における購買プロセスの革新へとつながる。

私は、コモディティ市場の有益性を主張するものだ。
コモディティ・マーケット抜きには、
消費生活は営めない。
そのうえで、脱コモディティのマーケティング戦略も求められる。

第二講座は、「マーチャンダイジングの基本」。
講師は、大塚明先生。

日本スーパーマーケット協会専務理事。
元㈱ヤオコー常務。
スーパーマーケットの実務に関しては、
マーチャンダイジングから店舗運営、人事、
ロジスティックス、情報システムと、
ほとんどすべてを経験した。
ご本人によると、「店舗開発と社長職以外は、
全部やらせていただきました」となる。
しかし「フレッシュ・ヤオコー」という宅配事業では、
社長業も十二分にこなしたため、
スーパーマーケットの全実務を体験したといってもいい。
私はそう思っている。
その経験をもとに、
「マーチャンダイジングの基本」を語ってくれた。

第三講座は、「青果部門のマーチャンダイジング」
講師は、藤井俊雄先生。

ダイエーで、青果部門のバイヤーを務め、
この道40年の大ベテラン。
現場からの青果物マーチャンダイジング改革を語ってくれた。

第四講座のタイトルは、「変革から進化へ――水産は?」
講師は、日本水産㈱代表取締役社長の垣添直也さん。

日本はもちろん世界中を見渡しても、
垣添さんほど、水産物に対する高い見識を持つ人は見当たらない。

豊富な資料をもとに、
水産物の生産と流通・小売りに、
鋭い問題提起をしていただいた。

詳細は、コーネル大学ジャパンのホームページを、
参照していただきたい。
来週頭から、順次アップされる予定。

コーネルは大全集を精読するがごとき勉強であると言った。
まさにそれが、実感された一日だった。

最後に、『メッセージ』より。
「良く噛んで食べる」  

人間ドックに入って出てきたら、
金属疲労のごとく、
いっせいにチェックが入れられた。
全身疲労の四十九歳。
要は、体重を減らせ、痩せろ、節制せよ。

そこで、考えた。
「良く噛んで食べる」
これだけに徹しよう。
そうすればすべて上手くいく。

まず消化がよくなる。
胃腸の負担が軽くなる。
歯が丈夫になる。
顎も発達する。

食べ物の味が分かるようになる。
食べる時間は長くなるが、総体的に量が減る。
量が減れば、少しだけお金もかからなくなる。
その分、美味しいものを食べようと努力する。

うん、すべてよくなる。
健康になるはずだ。
しかし困った。
「良く噛んで食べる」とは、
いったいどうすることなのか。

そこで再び、考えた。
「心の中で数えながら噛む」
最低四〇回、あるいは四十八回。
この習慣をつける。

「いち、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち」
「に、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち」
「さん、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち」
「し、に、さん、し、ご、ろく、しち、はち」…………

このくらいで、たいていのものは、
心地よく口の中から消えていく。
きちんと噛むために、適当なかたまりを、
順序よく口の中に入れるようになる。
食物の堅さにも関心を払うようになる。
すべてよくなる。
ときどき、舌や唇を噛んでしまうこともあるが。

しかしみたび、考えた。
この私の「食べるマニュアル」は、
果たして、
食事時だけのものなのか。
実は、これが何にでも使える。
事実も、問題も、「良く噛んで食べる」
苦情も、報告も、「心の中で数えながら噛む」
目がさめている限り、何でも。

今年の標語。
Practice comes first!

これも、よく噛んで食べる実践でなければならない。

<結城義晴>

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