結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年09月12日(土曜日)

マクレガーのY理論とカーネギーの「人を変える9原則」

人間は誰でも、自分自身、
良くありたいと思っているはずだ。
それがなかなか貫けないのは、
人間が集団で生きるようになったからだと思う。

集団で生き、組織で仕事するようになると、
本来持っているものを、捨てなければならない場合が出てくる。
そして、人間は悪くもなる。

だから良い集団、良い組織とは、
一人ひとりが持っている良い面を、
捨てなくても済む人間関係をつくり出す存在である。

昨日は朝から、横浜の商人舎オフィスに、
㈱伊藤軒のお二人が訪れてくれた。
専務の中井としおさんと東京支店長の中村篤さん。
1
伊藤軒は、元治元年創業の京菓子の老舗。

中村さんが、10月の商人舎USA研修会に参加してくれるので、
その打ち合わせと顔合わせ。

アメリカ流通業のこと、
プライベートブランドのこと、
商品開発のこと、
そしてコーネル大学ジャパンのこと。
話題は展開し、拡大し、
マーケティング概念に至った。

中井さんと意見が一致したことは、
会社全体、店全体でマーケティングマインドを持つこと。
マーケティングマインドとは、
「お客様志向」ということ。  

しかしそのお客様志向も、
ソーシャル・マーケティング・コンセプトとなってきた。
すなわち社会性を帯びてきた。

環境も、健康も、安全安心も、
社会性のあるマーケティング問題である。

午後は、東京・銀座へ。
パチンコ・チェーンストア協会で講義。
「一から始めるチェーンストア初級講座」  
その6回目の最終回。
2
2時間ずつ6回で、12時間。
何度も延長したので、13時間を超えたか。
私自身、とても勉強になった。

今回は、特別に、
デール・カーネギーの『人を動かす』から引用して話した。

「人を動かす3原則」  
①批判をしない。非難をしない。苦情を言わない。
②率直で、誠実な、評価を与える。
③強い欲求を起こさせる。  

カーネギーの考え方は、
ダグラス・マクレガーの理論に基づいている。

マクレガーは、行動科学と人間行動理論の代表的学者。
著書『企業の人間的側面』で、有名なXY理論を提唱した。
X理論とは、「人間とは本来、怠け者である」と認識する。
だから「監督による管理」が必要と考える。
Y理論とは、「人間は自発的である」とする。
だから、「目標による管理」を優先する。

マクレガーはY理論に基づく「目標管理」の優位性を説いた。

私もカーネギー同様に、このマクレガーに賛同する。

もうひとつ、カーネギーの「人を変える9原則」  
①まずほめる
②ポジティブに注意を与える
③自分の誤ちを話す
④命令せず、意見を求める
⑤顔を立てる
⑥わずかなことでも、ほめる
⑦期待をかける
⑧激励し自信を持たせる
⑨喜んで協力させる  

①でまず、ほめる。
そして⑥でわずかなことでも、ほめる。

私は、「自ら、変われ」を説き続けている。
そんなイノベーターは、「人を変える」ことにも、
勤しまねばならない。
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半年以上に及ぶ講義。
最後まで清聴してくださって、こころから感謝。
とりわけ人事部会担当理事の㈱アメニティーズ社長・金本朝樹さん、
人事部会リーダーの㈱ニラク人資部統括マネジャー・末次秀行さんには、
お世話になった。
お礼申し上げたい。

その後、ちょいと品川のパシフィックホテルへ。
ロビーには「秋」のデコレーションが。
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中間徳子さんと待ち合わせて、打ち合わせ。
FMIジャパン事務局長であり、コーネル大学RMPジャパン事務局。
5

その後、ブルーチップ㈱常務の宮本洋一さん、
ブルーチップ総合研究所代表の山本義昭さんと打ち合わせ。
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山本さんに、コーネル・ジャパンの第二期講師をお願いした。
即座に快諾いただいて、写真。

私はずっと、「性善説」で人に接してきた。

人間は、本来、自発的で、
自己実現の欲求を強くもつものだと考えている。

人によって程度の差はあるかもしれないが。

その自己実現を応援するのが、
私の役目だと思っている。

だから人を貶めることは、しない。
人をほめる。

ポジティブに注意を与える。

辛口であっても、悪口は言わない。  

そうして、生きていきたいと思っている。

さて、突然だが、
明日からアメリカ。

<結城義晴>  

2009年09月11日(金曜日)

サントリーのオレンジーナ買収とイオンの「ザ・ビッグ」を斬る

サントリーが「オレンジーナOrangina」を買収する。  
オレンジーナは、年商約1300億円のフランスの飲料メーカー。

代表的な商品は「シュウェップス」「オアシス」などで、
ヨーロッパでは抜群のブランド力を持つ。

フランス第一の新聞「ル・モンド」は書いた。
「オレンジーナは、日出ずる国へ」  

このル・モンド紙の記事は、やや悲しげ。

ウォールストリート・ジャーナルによると、
買収相手は、米投資会社ブラックストーン・グループと、
英投資会社ライオンキャピタル。
つまりオレンジーナは、
2006年に米英の両社に買い取られていたわけ。

買収金額は3000億円。
日本の食品製造業のM&Aとして、
過去最大の案件。

ル・モンドは、表現している。
「サントリーがキリンとマリアージュ(結婚)し、
「コカ・コーラやアンホイザー・ブッシュを凌ぐ飲料メーカーとなる」

アンホイザー・ブッシュは、
バドワイザー、ベックなど300のブランドを抱える国際企業。

サントリーのキリンとの統合は、
こうして国際的な評価を得ていく。

メーカーの世界では、グローバリゼーションは当たり前の趨勢。

私の持論「複占」は、まず国内で進む。
キリンとサントリー、アサヒにサッポロ。

それは次に、世界に乗り出していくことを意味している。

コモディティを主体にし、
ノンコモディティを次々に生み出し、
それが瞬く間にコモディティに変わるのを眺めながら、
規模の拡大を進める製造業は、
既に、「国内複占化から世界化」に進んでいるのだ。

余談だが、ル・モンドは面白い。
日本の連立政権の記事には、次の表現が明記されている。
民主党(中道左派)
社民党(左派)
国民新党(右派)  

もちろん自民党は右派。

何でも、はっきりさせ、
必ず、立場を明確にする。

これが欧米の感覚であり、
グローバリゼーションの中の常識でもある。

さて、イオンは、
総合大型スーパー業態の「ジャスコ」を、
一部、ディスカウントタイプに変える。  

今流に、わかりやすく言えば、
セブン&アイ・ホールディングスが、
「イトーヨーカ堂」を「ザ・プライス」に転換するのと同じ。

「またか」と思った人もいるだろう。
「イオンよ、お前もか」と感じる人もいるだろう。

東京の昭島店。
店名は「ザ・ビッグ」。

「ザ・プライス」に対して、
「ザ・ビッグ」。  

ただし、この業態、突然、降ってわいたわけではない。

かつて、広島に「みどり」という会社があった。
マックスバリュ西日本に買収されてしまったが、
この「みどり」が、バブル崩壊後の価格破壊全盛時代に、
「ザ・ビッグ」をオープンさせた。

私は、㈱商業界の『食品商業」編集長だったが、
広島に取材に行った。

食品が強い総合スーパーを改装した店舗。
店長はじめ部門主任の皆さんに、
丁寧にインタビューに応じていただいたことが、忘れられない。

私、このとき、写真を撮ったが、
それが感光してしまって、使えなくなった。

そこで店長に電話して、
店側で新たに写真を撮影してもらって、
大至急で送ってもらった。
それを記事に使った。

その時の記事にも結論を書いた。

「ディスカウントの五原則」  
①利は「元」にあり。[調達法]
②利は「売り」にあり。[薄利多売法]
③利は「内」にあり。[コスト法]
④利は「この品」にあり。[商品開発法]
⑤利は「他の品」にあり。[プロフィット・ミックス法]
  ☆しかし、品質は維持・向上させよ。  

ザ・プライスもザ・ビッグも、
なにも新しいものではない。

アメリカで「コルベット」が、
ディスカウントストアを始めてから、
あまたの企業がこの業態に挑戦してきた。

ずっと続けてきたのはウォルマートとターゲットだけ。

ここでも「複占」となっている。

「ザ・プライス」と「ザ・ビッグ」での複占は、
全く考えにくいが、どちらにも、
「五つの原則」の徹底が、
なければならないことは、確かだ。

「勝ちに、不思議の勝ち在り。
負けに、不思議の負け無し」  

成功には、不確定の要素がなければならないが、
失敗には必ず「五原則の欠如」がある。

<結城義晴>  

2009年09月10日(木曜日)

過去最低の8月のビール出荷量とコンビニの「値引きが広がらぬ訳」

8月のビール出荷量、過去最低。  
ビールメーカー大手5社の発表。
課税出荷数量は前年同月比6.0%マイナスの4270万ケース。
ちなみに1ケースは大瓶20本で換算する。

ここでいうビールは、発泡酒、第3のビールを含めたビール類全体。
前年同月を割り込むのは2カ月連続で、
7月8月という真っ盛りの夏、
私が毎日飲んで大いに貢献したにもかかわらず、
日本のビール類、売れ行きの不振にあえいだ。

理由は、第一に景気と消費の低迷、
第二は、全国的な気温低下と天候不順。  

コンビニの売り上げ低迷と、理由は全く同じ。

ちなみに、5社とは、
アサヒビール、キリンビールの2強と、
サッポロビール、サ ントリー、
それに沖縄のオリオンビールが加わる。

日本のビールメーカーはこの5社と、
各地の地ビールメーカーとなる。

私が唱える「複占化」の概念は以下。
「規模と量を追いかける企業グループは、
3社の状態が続き、やがて2社になる。
それを追わない企業群は、逆に個性豊かに多様化する」  

キリンとサントリーが統合へ向かう。
アサヒとサッポロはどうするか。
オリオンビールは、もともと、
個性豊かに多様化する「ニッチ」の側。

だから「ビール大手5社」などと表現しないほうが、
オリオンビールのためには、いいと思う。

さて、朝日新聞の経済欄。  
日経新聞にも「経済」欄があるが、
その上で「企業」欄がある。
朝日新聞には、ない。
その日経の企業欄も、
「企業総合」と「企業」とに分化している。
だから、この分野では、朝日を凌駕している。

分類が、細かくなれば、専門化が進む。
専門化が進めば、情報の価値は高まる。  

(専門化が進むから分類が細かくなるのだが…)  

一方、分類が細かくならない場合には、
目立つ記事でカバーしようとする。

売場の商品やその分類と同じ。

英語でいう“Assortment”は、
「品揃え」などと訳されているが、
分類の概念を深く内包している。

細分化が進むほど、品揃えは豊かになる。
シンプルな品揃えの店や売り場は、
超売れ筋だけを並べる。
これもまあ、その業態やその店のアソートメントには違いない。

しかし、分類の概念こそ、
専門化を促すものであることは、
間違いない。

経済面では、そのシンプル分類の朝日新聞。
「コンビニ店 弁当値引き 広がらぬ訳」の記事。  
二つの理由をあげる。
①加盟店の自重
②本部の「圧力」  

セブン-イレブン本部の発表では、
見切り・値引き店は1万2000店のうちの約100店となる。

①の理由は、
「一定の利益を上げている加盟店主は、
『値引きは不利益』と自制する」  

値引きの、手続きも面倒ではある。
商品を引き上げ、バックルームで新価格を登録する。
廃棄する場合には、元の価格に再登録しなければならない。

ただでさえ、人手不足のコンビニ店で、
利益の上がる店では、
こんな煩雑なオペレーションをしてまで、
値引きするメリットはない。

ちなみに、値引き・見切りの数値は、
どんな店も、しっかり押さえねばならない。
貸借対照表の資産勘定と損益計算書上の売上総利益を、
正しく把握するためだ。  

かつての小売商のどんぶり勘定は、
いまや、許されない。

②の「本部圧力」に関して朝日は、こう書く。
「セブン本部は、
値引き反対派の声を集めた加盟店向けの広報誌の号外を、
8月4日付で発行した」  

本部の情報統制であるという。
だから、値引き店が増えない。

ここで重要なのは、
値引き店が増えていくことではなく、
顧客の満足と店舗の利益が増えていくことだ。  
その意味では、各店舗ごとの政策は、
各店舗に任されている。

「みんなで渡れば怖くない」という感覚が、
値引き店の中にあるのかもしれないが、
それは、ビジネス上は意味がない。

もちろん、ゴミ問題、食料問題、環境問題、
それらを解決する視点から論じるとすれば、
値引き店を増やすよりも、
全体のコンセプトとシステムの総ざらいが必要だろうことは、
既に指摘した。

もうひとつ。
チェーンストアは、
フランチャイズチェーンだけでなく、
コミュニケーション・ネットワークを重視する。  
多数の店舗を、多数の地域に展開するならば、
その店舗ネットワークの中の情報交流は、必須だからだ。

本部から店舗への一方通行は、
これまた長続きしないことが判明していて、
双方向のコミュニケーションが必要だが、
店舗同士の横のネットワークもあるべきだと、私は思う。

一般マスコミでは、この問題は、
売れ筋記事に仕立て上げられつつある。
だから本部には悪代官のような役回り、
加盟店には被害者のような印象が与えられる。

しかし、ビジネスとして見れば、
本部と加盟店はあくまで対等で、
だからこそ双方向のコミュニケーションが、
不可欠なのだと思う。

夏のビールとコンビニ。
どちらも低迷した。

全体のパイが縮んでいるときこそ、
その全体がよく見えてくる。  

だから、今こそ、
「よく見るよろし」  

<結城義晴>  

2009年09月09日(水曜日)

コーネル・ジャパン第二期生募集中、アンチ・グライダー人間集まれ!

民主党と社民党、国民新党の連立、
すんなりとは、うまくいかない。

とりわけ、社民党。
この党は、未だ、
20世紀にいるような錯覚を受ける。

自民党も、もめている。
こちらも、20世紀的体質を残す。

21世紀も来年で10年。
しかし社民党や自民党だけではない。
まだまだ、私たち自身、
20世紀を引きずっている。  

政界を見ていると、
それがよくわかる。

だが自分の会社や自分たちの業界のこととなると、
それがわからない。

さて、一昨年の9月9日9時9分9秒。
この「結城義晴のBlog[毎日更新宣言]」は、
大リニューアルを果たした。
それからまるまる二年。

あの時も、私は札幌にいた。

ホテルはロイトン札幌。
そして今年も、ロイトン札幌で、
2010スーパーマーケットトレードショーの、
第二回実行委員会。  

1
来年2月8日から10日の三日間、東京ビッグサイトで開催される。
アメリカのFMI商品展示会が隔年開催となったため、
ヨーロッパのアヌーガ[奇数年開催]とシアル[偶数年開催]に並ぶフェア。

すなわち一年の中で考えると、
世界2大食品展示会の片方ということになる。

冒頭で、横山清アークス社長のご挨拶。  
このフェアの実行委員長で、
なおかつ主催の日本セルフ・サービス協会の新会長。
2
全国スーパーマーケット協会と世紀の合併を果たし、
正会員500社の新しい時代に入った。

横山会長の挨拶は、そんな背景を受けて、
力強かった。

実行委員会参加の全員が、一人ずつ意見を開陳する。

増井徳太郎副会長。
「食品の持つ価値を見直さねばならない。
価格ばかりでなく、真の食の豊かさを示す時」

そして最後に、実行副委員長の小苅米淳一ジョイス会長。
3
厳しい認識と、高い視点のまとめの挨拶。
「一体となって、行政へ意見を投げかけねばならない」

毎回、私も意見を言う。
①FMIの展示会が隔年になった理由は、
アメリカの商品がコモディティ化してしまったから。  

コモディティ化とは同質化に近い概念。
同質化した商品ばかりあふれている市場では、展示会の必要はなくなる。
だから日本のトレードショーは、そうなってはいけない。
すなわち、増井さんのいう「食品の持つ価値」をしっかりと見直し、
発掘し、流通させなくてはならない。

②FMIの展示会が隔年開催になった代わりに、
エデュケーションのセミナーが開催される。  

このことは、正しく受け止めねばならない。
すなわち、セミナーやソフトウェアの充実を図ること。
「モノ」を並べていてもだめで、「コト」を付加しなければならない。
有形財と無形財の融合が必要。

③国際化と地域化の融合こそ不可欠。  
シアルでは、国際化は「エスニック」という。
すなわち国際化とは、地域化のことを意味する。
小さな企業、少量の産地の産品をどんどんフェアに集めること。

④今回こそ徹底して客数を増大させること。  
500社の新協会が出来上がったのだから、
訪問者数を目標の8万人から、10万人くらいに設定して、
全力をあげるべき。
働く人たちの勉強の機会を増やし、
日本のスーパーマーケット産業にとって、
このショーが不可欠の機能となるべきこと。

こんなことを話した。
いかがだろうか。

実行委員会のあとは、
第6回北海道の『食』特別商談会。
4

そして夕方から、懇親会。
ここでも横山清新会長の挨拶。  
地元札幌での開催のため、横山さんは出ずっぱり。
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壇上に、
清水信次名誉会長に上がってもらって、
挨拶をいただく。  

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清水さんは、ご存知、ライフコーポレーション会長。

民主党勝利の新時代に、
日本の国はいかにあるべきかを語ってくれた。
そして、消費者を含めた小売業界挙げての運動の必要性を、
清水さんは熱く語った。
「重厚長大」の経団連を凌ぐ存在になることを。  

そして日本小売業協会・中村胤夫会長も登壇。  
三越の社長・会長を歴任され、現在、同社特別顧問。
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清水さん、横山さんの功績に敬意を表しつつ、
小売業の地位の向上を語ってくれた。

私の持論「商業の現代化」に通ずるお話。

その後、懇親。
懇親会には、コーネル大学RMPジャパン第一期生も7人参加。
副学長の私、講師の大塚明さんを入れて、
9人で写真。
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右から、
上野裕さん(㈱京急ストア取締役店舗運営部長)
小苅米秀樹さん(㈱ジョイス社長)
広野道子さん(21Lady㈱社長)
時岡肯平さん(国分㈱経営企画部長)
太田順康さん(北辰商事㈱副社長)
私と大塚さん。
大塚さんは日本スーパーマーケット協会専務理事。
そして、猫宮一久さん(㈱ラルズ取締役営業副本部長)
福原郁治さん(㈱福原常務取締役)  

皆さん、晴れ晴れとした顔つき。
自信に満ちている。

こういった会合でも、コーネル・ジャパンの卒業生は、
一大勢力となる。

頼もしい限り。

みんな自分でエンジンをもったアンチ・グライダー人間。
伝説の第二期生の伝説は、これから花開く。

現在、第二期生、募集中。  
アンチ・グライダー志向人間、集まれ!  

<結城義晴>  

2009年09月08日(火曜日)

薬ヒグチの樋口俊一さん衆議院当選!「自ら考え、自ら動け」そのために「所を知れ」

9月8日の札幌の空。

昨夕から、気候さわやかな北の都へ。

さてヒグチ産業㈱代表取締役の樋口俊一さんが、
先の衆議院選で当選し、衆議院議員となった。  

その記者会見が、開かれた。

ヒグチ産業は、「薬ヒグチ」で知られるドラッグストア。
樋口さんは、民主党近畿比例区から立候補し、当選。

もともと、参議院議員でもあった経営者兼政治家。
日本チェーンドラッグストア協会では、
常に要職を務め、
マツモトキヨシ松本南海雄前協会会長や、
キリン堂の寺西忠幸現会長を支え続けて、
縁の下の力持ちを演じた。

私も、10数年前からのお付き合い。

とりわけ、能登の加賀屋の大浴場でばったり出会い、
生ビールをごちそうになった夜は忘れられない。

樋口さんのような「知識・見識・胆識」のある経営者に、
国会に出てもらうことは、うれしい限り。

薬事法改正なった現在、交通整理し、調整し、
本来の目的を達成する方向性を貫くためにも、
樋口さんの活躍は不可欠だ。

大いに期待したい。

その民主党、来週の組閣に向けて、
忙しい。

われわれ国民が、
「この国のかたち」を考える良い機会がやってきた。

もちろん仕事第一、自分の事業も大切。
しかし同時に、自分の国のこと、
将来のことを考える時だ。

ところで、
「対個人サービス」の値下げが進む。  
日経新聞の記事。
ホテルニューオータニは正規の半額の客室を提供する。
東京ディズニーリゾートは一定条件で入場料を割り引く。
商品の値下げに始まり、
「対事業所サービス」の価格下落が拡大され、
「対個人サービス」にまで波及してきた。

もちろん新聞記事というものは、
全体をとらえてはいない。
先行的な事例を紹介して、
それが全体化するだろうと予測する。

「無形財」であるサービスの値段は、
極めて、あいまいな要素で出来上がっている。
それが一部、下がってきた。

消費マインドはこの秋、ここまで来た。

さて、昨日は、
東京・市ヶ谷の法政大学キャンパスへ。  

矢作敏行教授と面談。

矢作さんは、コーネル大学ジャパンの主任講師を務めてくださっていて、
「小売りイノベーション」の講義をしてくださる。

第二期も、もちろんお願いしているが、
コーネル・ジャパンの方向性について、議論。
私の考えと全く同じで、
「脱グライダー人間」の養成に、
賛同してくださった。

「自ら考え、自ら動く」  
自分の中にエンジンをもった人間。
その意味では、教師も学生も対等である。
共に学び、共に育つ。

経営者と社員が対等で、
共に学び共に育つのと、
酷似している。

矢作先生には、カリキュラム全体のご相談をし、
良きアドバイスをいただいた。

心から感謝。

その後、コーネル・ジャパン第一期生の飯塚正彦さんと、
そのまま法政大学で待ち合わせ。

法政大学出身の飯塚さんは、
㈱ショッピングセンター丸正総本店の若きリーダー。

社内報に、コーネル卒業旅行とアメリカ小売業の報告を執筆した。
その社内報に、私が、写真でちょこっと協力。
それにしても、飯塚さんの驚くべき分析力と文章力。

これからのリーダーは、
自分なりのエンジンを持たねばいけない。

飯塚さんのエンジンは何か。

他者と異なるエンジンほど、
自分の価値を高める。

だから自分の最も得意とすることを、
迷わずに、自分のエンジンとするべきだ。

ピーター・ドラッカー先生は説く。
「一流たるための七つの心得」  
その第一、「所を得る」
①得意なことを知る
②得意な方法を知る
③得意な環境を知る
④自らの価値観を知る  

これ、コーネル・ジャパン主任講師の上田惇生先生の受け売りだが、
凄く、いい。

飯塚さんには、この「所を知る」を贈ろう。

「自ら考え、自ら動く」
そのためにまず、
「所を知る」  

これです。

<結城義晴>  

2009年09月07日(月曜日)

「知識」「見識」「胆識」を備えた脱グライダー人間を目指せ

Everybody Good Monday!  

あっという間に、秋です。
いい、季節です。

私は、9月2日生まれなので、
この季節、一番好きなのかもしれません。

といっても、いつもいつも、
いまが一番いい季節と感じて、
いまが一番好きだと、書いています。

感謝こそ、
エネルギーの元となるものです。  

今日を喜び、
今日を満足し、
今日に全力を傾けるための。

さて、9月第2週。
第2週、第3週を経て、
9月19日土曜日からの5連休が、
今月のピーク。
「シルバーウィーク」  

そこで何をするか。

商業・サービス業の役目は、
自分のお客さまの喜びをつくること、
自分のお客さまの幸せを生みだすこと。

ならば、
「現在の自分のお客さまの喜び、幸せは何か」を、
知らなければいけない。

ここには三つの要素がある。
①現在
②自分のお客さま
③その喜び、幸せ  

①は今日の、今週の、今月の、によって異なる。
いつもいつも同じではない。

②は、自社のカスタマー。
すべてのお客さまから支持を得ることはできない。
自社のポリシーが明確なこと。
それが店や売り場や商品やサービスに表れる。
これを「ポジショニング」という。  

ポジショニングとは、借り物ではない。
もの真似でもない。
自分の、他者との違い。
それを追求し、明白にする。

ポジショニングが明確な店には、
それが大好きな自社のカスタマーが来てくれる。

その次に自社の顧客の③喜び、幸せがある。
「節約、倹約。もったいない」が喜びのときには、
それを提供する。
「楽しみたい、食べたい、着たい」の欲求が強いときには、
それを提案する。

もちろん自社・自店のポリシー・カラー・やり方で。

さて、
ユニクロの柳井正会長兼社長が、
企業内大学を構想しています。  

日経MJのインタビューに答えています。
名称はFR-MIC。  
ファースト・リテイリング・マネジメント&イノベーション・センター。

2010年以降、
社内から選抜した200人を3~5年かけて、
経営者として養成する。

昨年、私は柳井さんを訪ねて、
コーネル大学RMPジャパンの構想を語りました。

ファーストリテイリングにも、
柳井正さんにも、
後継の経営者が不可欠なのです。
それも大量に。

私もまったく同感。

経営者とは、
一言でいえば、
「自分でエンジンをもったリーダー」。  

「グライダー」のように、
引っ張られる人間ではない。

私たちのコーネル大学RMPジャパンも、
まったく同じ主旨の機関です。

その「脱グライダー人間」には何が必要か。

これはウシオ電機の創業者・牛尾治朗さんの説。
「知識、見識、胆識」。  

私が愛読するブログ「燃える豆魂日記」にでてくる話。
石川県白山の豆腐屋「山下ミツ商店」山下浩希さんの毎日更新ブログ。

「知識」とは、情報を理解している状態。  
しかし「知識」を持っているだけでは値打ちが無い。
「見識」とは、事に当たって解決しようと判断する人格・体験・悟りの状態。  
しかし「見識」を持っていても実現する力がなくては役に立たない。
「胆識」とは、いかなる困難に対しても敢然と断行する実行力・度胸を伴った「見識」。  
この「胆識」があって初めて本当の知識人である。

もちろん知識、見識をないがしろにしてはならない。

そう、「知識」「見識」「胆識」を揃ってもったビジネスマンこそ、
「知識商人」なのです。

自らエンジンをもった人間とは、
「胆識」のある人のこと。

今週いっぱい、「胆識」を、
それこそ「意識」して、仕事に勤しみたい。

ではみなさん、良い一週間を。

Everybody Good Monday!  

<結城義晴> 

[追伸]
私は今日から札幌へ3日間。
そして日曜日の13日からアメリカ。
アリゾナ州、テキサス州という夏気候の地へ。
よろしく。

2009年09月06日(日曜日)

ジジの祈り[日曜版]

あっというまに、
秋です。
1
ユウキヨシハルのおとうさん、
きのうまで、合宿でした。

リッキョー大学大学院の「ユウキゼミ」。

新座というところに、
とまっていた。

そこには、教会がありました。
c1

りっぱな教会です。
c2

ボクは、教会というものをしりません。
3
でも、ときどき、
お祈りをしたくなります。

教会のとびらのよこに、
石がかざってあります。

シオンの丘の石。
c3
「最後の晩餐」が、
おこなわれたところ。

「なんじらは地の塩、世の光なり」
と、かいてある。

教会のなかをのぞいてみます。
2

きれいです。
c4

おごそかなきもちになります。
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ステンドグラスも、
うつくしい。
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お祈りしたくなります。
4

天井は、アーチ形になっています。
c7

こちらのステンドグラスも、
秋の光をうけて、うつくしい。
c8

ボクのお祈り。
5

しんけんなお祈り。
6

とびらのうえに、
マリアさまとキリストの像。
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かあさんとこどもの彫刻。
c10

こころから、お祈りします。
6
「変わるものを、
変えられる勇気と、
変わらぬものを、
うけとめる心の静かさと、
それらを見分ける英知を、
あたえてください」

<『ジジの気分』(未刊)より>  

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