「廣田の前に廣田なく、廣田の後に廣田なし」
【第2回】 結城義晴の述懐
私は心からこう思っている。廣田正さんご自身はもちろんこんなことは死んでも言わないし、菱食という会社も絶対にそんな言葉を使う会社ではないけれど、結城義晴が勝手にそう思っていて、自分が編集人を務めている雑誌で勝手にそう言うのだから、お許しいただこう。
それほどに日本の食品産業、食品卸売業に対して、廣田正の与えたものは、大きくて深い。
結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。
「廣田の前に廣田なく、廣田の後に廣田なし」
【第2回】 結城義晴の述懐
私は心からこう思っている。廣田正さんご自身はもちろんこんなことは死んでも言わないし、菱食という会社も絶対にそんな言葉を使う会社ではないけれど、結城義晴が勝手にそう思っていて、自分が編集人を務めている雑誌で勝手にそう言うのだから、お許しいただこう。
それほどに日本の食品産業、食品卸売業に対して、廣田正の与えたものは、大きくて深い。
「人財開発と経費構造改革から着手、まことに的確」
【第1回】結城義晴の述懐
第1回のトップバッターは、いなげや社長の遠藤正敏さん。私とは同い年で、すぐに意気投合。
そのいなげやは、東京を中心にしたスーパーマーケットとして100店舗を超え、現在、130店、年商は2300億円。しかし1991年が経常利益のピークで、長く低迷が続く。15年間も、利益予算を達成することがなかった。「環境変化への対応がなかった」と遠藤さんは総括する。それでも多摩地区という豊饒なマーケットにドミナントを築いてきた、その歴史的成果に支えられて、いなげやには力が残る。
低迷を脱する手立てとして、社長になった遠藤さんは、まず人財開発部を作った。
これ、正しい。