結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2009年04月29日(水曜日)

昭和の日の「幸福のパラドックス」

豚インフルエンザ。  
アメリカから浅野秀二先生の緊急レポートが入った。
浅野秀二のアメリカ寄稿」  

かくて、私の5月アメリカ渡航は、9月に延期となりました。
皆さん、その時間を、有効に使いましょう。

アメリカでさまざまな勉強をしたり、体験したりするはずだった。
日本国内で、それ以上の充実した時間を過ごしましょう。

今日は、「昭和の日」。  
昭和天皇の誕生日を祭日にした。

昭和元年は、1926年。
12月25日からの7日間。
そして昭和の最後の年、64年は1989年で、
1月7日までの7日間。

面白いことに、前後とも1週間で、
実質、62年間と2週間。

この昭和の年号を使った62年と14日間は、日本史上最長だった。

そして、昭和は20世紀のど真ん中を占めていた。
大正は、15年間で、大正元年は1912年。

明治は、1868年に始まった。
19世紀のこと。

平成に入って21年目を迎えるが、
私たちは、まだまだ昭和的なものを引きずっている。  
20世紀の問題解決を終わらせてはいない。

私は、昭和27年、1952年の生まれ。
20世紀のほぼ真ん中。

そして1989年元旦、㈱商業界の『食品商業』編集長に就任。
編集長になって、8日目に平成時代に入った。

私の父は、大正15年12月20日生まれ。
6日後に、昭和に変わった。
昭和の62年と2週間を生き抜き、
さらに平成の21年間も潜り抜けて、健在。

母は、大正15年3月15日生まれ。
ほぼ同じように83年間を生きた。

昭和の日には、
そんな自分のまわりの「昭和」を見直してみたい。

日本経済新聞の「やさしい経済学」シリーズ。
大阪大学教授の筒井義郎先生が「幸福の経済学」を連載中。

この連載の中で「幸福のパラドックス」という言葉が出てくる。
「多くの国で戦後の数十年間に国内総生産が増え、
生活水準が大幅に改善したのに、
その間の国民の主観的幸福感の平均値は、
あまり変化していないという事実」  

日本はその典型だという。
「1958年から91年の約30年間に、
1人あたりの実質GDPは大きく増えたのに、
生活満足度は全く変化しなかった」

1958年は、昭和33年、
1991年は平成3年。

その間の「幸福のパラドックス」

今、私たちの役目は、
この「幸福のパラドックス」を覆すこと。

自ら「幸福」になること。
お客さまの「幸福」を支えること。  

お客さまの主観的幸福感を高めることにお役立ちする。
そのためには、自分の周りの人の幸福感を高める。
そして自分の主観的幸福感を高める。

それが平成21年の昭和の日の、
私の決意。

決意するだけで、
幸福になってくるから、
不思議だ。  

<結城義晴>  

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