今夕、帰国しました。
みなさん、ほんとうに「お疲れ様」。
こんなに疲れたら、
残念ながら「お元気様」とは言えない。
言ったら嘘になる。
「お元気様」は、
九州の㈱ハローデイ独特の合言葉。
こんなときでも、「お元気様!」と、
社長の加治敬通さんなら、
言うんだろうなぁ。
加治さんなら嘘にならない。
私たちが帰国するとき、
テキサス州ヒューストンで、
ダルビッシュ有が快刀乱麻。
9回ツーアウトまで完全試合だった。
「僕よりもチームメートがすごく悲しそう。
僕は完全試合をしても、
チームが3勝、5勝になるわけではないので
何も思っていない」
ゲーム後の発言は、
いたってクール。
相手は地元アストロズ。
ダルビッシュのレンジャーズもテキサスだが、
観客は敵味方なく、
祝福してくれた。
それがいい。
私たちも、このくらいの仕事、
やり遂げたい。
競合店から、
拍手喝采されるくらいの売り場、
つくりたい。
9日間のアメリカ版セミナー。
イオンリテールワーカーズユニオン主催。
「流通の未来を自分たちで作る会」
私は「自分たちで」というところが気に入っている。
これは「脱グライダー」を意味する。
ダラスからサンフランシスコの視察。
ウォルマート・スーパーセンターから始まり、
トレーダージョー、セーフウェイで締めくくった
充実した7日間。
無事に終了しました。
その最終日、
4月2日の朝8時。
いつものようにホテルの30階の会議室。
参加者たちが9つのグループに分かれて
それぞれの視察総括の最終発表が行われた。
アメリカで学んだこと、
日本で取り組んでいくことを
自分たちの言葉で語る決意表明。
Aグループ。
スケッチブックに手書きでまとめたものを
プロジェクターで映して
自分たちの言葉でプレゼンテーション。
発表するメンバーも、
聴いているみんなも真剣。
Bグループ。
Cグループ。
Dグループ。
Eグループ。
Fグループ。
Gグループ。
Hグループ。
そしてIグループ。
どのグループも、前日の夜遅くまで、
あるいは朝方まで議論をした。
「流通の未来を自分たちで作る」
そのテーマに沿って、
イオンの未来を考え、
仕事の中で何をなすべきか。
素晴しい発表だった。
全チームの発表を受けて
私の総括アドバイスと、
皆に向けてのメッセージ。
発表は大きく、
4つにテーマが分かれていた。
第1が会社と組織、
第2がマネジメントとコミュニケーション、
第3がオペレーションと作業。
そして第4がトップバリュに関して。
第4はイオンらしい提案と決意表明。
特に必要を感じて、
最後におまけの講義。
コミュニケーションの考え方と手法。
みんな、最後まで、
真剣そのもので聴いてくれた。
心から感謝。
団長の坂口浩一さんが、まとめのあいさつ。
ワーカーズユニオン中央執行副委員長。
ワーカーズユニオン事務局のみなさん、
お疲れ様でした。
お元気様です。
左から 中央執行書記次長の越川泰江さん、
阪口団長、
中央執行の杉山潮さん、
西近畿グループ議長の安藤賢太さん。
午後は自由視察。
シティ・ターゲット、
ホールフーズの新店、
ロスとウォルグリーン、
ブリストル・ファーム、
そしてノードストロームとブルーミングデール。
夜はサヨナラ夕食会。
場所はフィッシャーマンズワーフのピア39。
シーフードレストラン「フォグハーバー」。
おいしい蟹をいただいた。
ダンジネスクラブ(Dungeness Crab)。
サンフランシスコ名物。
無口になって蟹を堪能した。
元藤孝則さんには写真とサイン。
私の「店ドラ」本を持ってきてくれた。
乾杯のあいさつは前原裕美さん。
女性もしっかりしていて頼もしい。
ツアー中に誕生日を迎えた二人に、
サプライズプレゼント。
ホールフーズのケーキと、
トレーダー・ジョー・リザーブのワイン。
千葉一也さん。
そして安藤賢太さん(左)、おめでとう。
プレゼンターは一井昭宏さん。
サプライズはさらに続き、
全員から二人にお礼のプレゼント。
一人は、五十嵐ゆうこさん。
私のパートナーを務めた現地コーディネーター。
若くてポジティブな主婦で、
流通の専門家。
トレーダー・ジョーの商品開発に、
かかわったこともあるキャリア。
現在、
アメリカ在住女性コーディネーターとして、
最高のひと。
大いに貢献してくれた。
旅行代理店の土生和広さん(右)。
なぜかプレゼンターの宮本和弘さんと、
ハグしている。
私には、全員からの寄せ書き。
プレゼンターは岸本直樹さん。
これは本当にうれしかった。
最後は、全員で一本締め。
レストランのアメリカ人顧客が、
もれなく振り返った。
みんな、ありがとう。
最後の夜は、事務局と、
ユニオンスクエアのジャズクラブへ。
いい音楽を聴き、
疲れた体がリラックス。
ちょっと寝ていたけれど。
充実した最終日だった。
そして今朝、6時半にホテルを出発。
サンフランシスコ国際空港ロビーで、
解団式。
坂口団長の最後の言葉。
「みんな結城ゼミ生です」
そのとおり、ありがとう。
そして「自ら、変われ」
忘れずに。
その後、ロサンゼルス経由で成田へ。
16時15分、無事到着。
やはり、私は自分らしく、
「お疲れ様」と言おう。
ダルビッシュのように、競争相手から、
拍手喝采されるような店をつくれ。
尊敬されるような組織をつくれ。
〈結城義晴〉