結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年02月02日(金曜日)

光の春にアマゾンの「取次外し流通革命」を考える

2月2日のぞろ目の日。
昨日の降雪に続いて、
朝から霙や霰がチラチラ。

しかし明日の土曜は節分。
今や恵方巻が主役。

そして明後日の日曜は立春。

少しずつすこしずつ、
春が近づいてくる。

こんな時が「光の春」である。

二月の光は
誰の目から見ても
もう確実に強まっており、
風は冷たくても
晴れた日には
キラキラと光る。

厳寒のシベリアでも
軒の氷柱から
最初の水滴の
一雫(ひとしずく)が
輝きながら落ちる。

ロシア語でいう
「光の春」である。
〈倉嶋厚〉

今日は朝から深夜まで、
月刊商人舎2月号の編集仕事。

ランチは北海道ラーメン「楓」
横浜商人舎オフィス近隣は、
ラーメン天国で、超有名店がズラリ。IMG_4725.JPG7

味噌ラーメンが絶品です。IMG_4727.JPG8

月刊誌の入稿をしながら、
今日の商人舎流通SuperNews公開。

組織変更と人事異動の季節。
セブン&アイnews|
グループ各社の役員人事異動を発表

イオンnews|
グループ各社代表取締役の人事異動を発表
そごう西武news|
3/1付組織変更と人事異動を発表
ミニストップnews|
代表取締役の異動と代表増員を2/1付けで実施

そして四半期決算の発表。

ジョイフル本田news|
上半期は「変革元年」の4構造改革で減収増益

もちろん、新店や改装・改造店開発も。
ユニーnews|
ドンキとのダブルネーム第1号「大口店」2/23オープン

ドンキnews|
西日本最大「MEGAドン・キホーテ姫路広畑店」開店
フジnews|
山口県9店舗目の「フジ小群店」(464坪)2/9開業

12月大店立地法届出|
イオン仙台卸町店2万㎡をはじめ44店舗の申請

新商品や新サービスも開発される。

ユニーnews|
「デイジーラボ」開発の女性のための自転車登場
ニトリnews|
カチタスとコラボ「インテリア設置済住宅」販売

ダイソーnews|
GIRLS’TREND研究所とのコラボ「Mobile Series」

DCMnews|
特殊ポリマー「DCMブランド パンクしない自転車」開発

2月・3月の決算期を控えて、
来年度に向けた動きが激しくなっていく。

昨日の日経新聞の記事。
「アマゾン 取次外し加速」

アマゾンジャパンが書籍や雑誌を、
印刷会社から直接取り寄せる。

〈アマゾンジャパン(株)ジャスパー・チャン社長〉
DSCN9128-11

アマゾンは書籍の多くを、
日本出版販売(株)から仕入れている。
出版問屋は「取次」と呼ばれ、
最大手企業が略して「日販」という。

2000年にアマゾンが日本上陸したときから
第1位の日販と第3位の(株)大阪屋が、
取引先問屋だった。

その大阪屋が楽天の傘下に入って、
アマゾンから取引を停止され、
一昨年、栗田出版販売に吸収された。

アマゾンは日販との取引を進めたが、
2017年6月には、
日販が在庫をもつ場合のみ、
日販経由で商品を仕入れていた。

それが新たに、
「在庫の有無にかかわらず、
一部の新刊の書籍を
大日本印刷の印刷所から
直接送る体制に切り替える」

「売れ行きが好調で、重版した場合も
大日本印刷から直接調達する」

もう、アマゾンと大日本印刷(株)が、
直接取引をして中間流通は言いなり。

大日本印刷は日本最大・世界最大の印刷屋。
その大日本と取引がある出版社約20社も、
今月からこの取り組みに参加する。

「アマゾンはあらゆる書籍を
2日以内に届ける体制を
目指している」

取次の在庫を確認してから流通させると、
顧客に届けるまでにさらに数日間が必要。

それが印刷会社との直接取引によって、
在庫確認もスピーディにできる。

私自身、アマゾンで、
毎日のように書籍を購入しているが、
早ければ翌日には届けられる。

そのアマゾンは今回、
雑誌でも印刷会社から直接調達する。

例えば月刊文芸春秋などは、
増刷分が第2位の凸版印刷の工場から、
取次を介さずに届けられる。

月刊誌などの定期刊行雑誌は、
売れ行き好調な号は増刷される。

しかし従来の取次経由では、
顧客に届くまで10日もかかってしまう。

その期間が印刷所直取引で半減する。

つまり売上げに直接影響を与える。
だから出版社も印刷会社も、
取次の中抜きに賛成する。

そしてこれまでの取次のマージンは、
出版社などと分け合う。

その結果、
アマゾンと直接取引する出版社は、
300社弱に上るという予測がある。

私が社長を務めていたころの(株)商業界は、
2000社と言われた出版社の中で、
上位1割の200位くらいだった。

その私でもアマゾンとの直取引は、
Welcomeだ。

現在、「アマゾンが販売する本のうち
3割強が直接取引」だ。

アマゾンは、
「印刷工場からの直接納入も含め、
将来は大半を直接取引にしたい意向だ」

かくて日本の出版流通は、
アマゾンとコンビニが印刷所直送となり、
他の書店はマーケットニッチャーとなる。
取次店はニッチャー担当流通業となる。

さらにアマゾンは、
ニッチャー出版社にとっても、
取引先としてふさわしい。

ロングテール商品に関しても、
アマゾンはいくらでも、
品揃えに加えることができるからだ。

この話が怖しいところは、
それが書籍や雑誌に、
留まらないということだ。

アメリカでは、
書店チェーンの両雄が、
いずれも倒産、低迷の憂き目にあった。

第2位ボーダーズは2011年2月に
連邦破産法11章を適用して倒産。20110310181155

2011年3月には閉店セールをやった。20110310181226

第1位バーンズ&ノーブル
昨年には身売り説が飛び交った。
DSCN1056-2

アマゾン・イフェクトは、
まず出版業界で起こった。

そして一般消費財の世界に、
津波のように押し寄せてくる。

まさに「流通革命」そのものだが、
アマゾンの怖さは、
ニッチャーですらも、
抱え込んでしまうところにある。

ああ……。

〈結城義晴〉

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