「立心の会」と「内藤寛太郎初優勝」の現場で「感じること」

雨模様だったが、
ゴルフ「立心の会」開催。
みんなの心掛けがいいのか、
最初はパラパラと降っていたが、
ラウンドには全く支障をきたすことはなく、
むしろ快適なゴルフ日和となった。
ランチもおいしかった。
中村博さんとノンアル生ビールで乾杯。
中央大学名誉教授、流通経済研究所理事。

立心の会の主要メンバーです。
最初のハーフは中村さんがトップ。
しかしライバルとつばぜり合いをすると、
バンカーでミスが出て後退した。
私はアウト・インともマイペースのゴルフ。
最終18番でガードバンカーから、
40ヤードのショットを寄せ、
8メートルの下りスライスラインを入れた。
実に気分のいいホールアウトだった。
楽しいゴルフでした。
ありがとうございました。
ところで男子プロゴルフトーナメント。
内藤寛太郎プロが初優勝した。
先週のANAオープン。
東北福祉大学では松山英樹の先輩。
172cm、77kgの小柄な体躯ながら、
300ヤードのティーショットを放つ。
一度、一緒にラウンドして、
教えてもらったことがある。
実に謙虚で、人柄のいいアスリートだ。
逆にそれが勝利に災いしていたかもしれない。
㈱ロピア所属。
プロとなって、苦節20年。
44歳での初優勝。
地道な努力の積み重ねが実った。
それが、ことのほかうれしい。
おめでとう。
私はラウンドが終わると、
アクアラインを通って帰宅した。
急いで風呂に入ってから、
東京・恵比寿に出かけた。
立教大学大学院の教え子と懇談。
朝川康誠さん。

㈱USEI代表取締役社長。
パチンコホール「ゴープラ」の経営者。
「アミューズメント業界のLCC」を掲げて、
米国サウスウェスト航空をモデルに経営する。
焼き鳥をいただきながらの懇談だが、
矢継ぎ早の質問攻め。
私はそれが心地よい。
朝川さんの質問が、
私の記憶を覚醒させてくれる。
会社の給与は業界水準をはるかに上回る。
「人才開発」を標榜して、
従業員の才能を伸ばし、
プロの仕事ができるようにする。
3人の息子さんたちの教育もユニークで、
大いに期待させる。
「財を遺(のこ)すは下、
仕事を遺すは中、
人を遺すを上とす」
私は後藤新平の言葉を引いて、
朝川さんを激励した。
さて「ほぼ日」の糸井重里さん。
その巻頭エッセイ。
「余計なことを、感じること」
「なにかを感じる、
暑さを感じる、寒さを感じる、
さみしさを感じる、うれしさを感じる、
友情を感じる、好意を感じる、
失礼を感じる、怒りを感じる‥‥。」
「ひとりの人間の『感じる』は、
複雑で微妙な、うーん、
たとえて言うなら『触覚』だ」
糸井さんのこの感覚、
とてもいい。
「余計なことを『感じる』ことがある。
他の人たちが見過ごしているような、
余計なこと」
「違和感」のようなもの。
「その余計なことについて、
しばらくそのことを思う」
「けっこう長いこと、
それについて思い続けることもある」
「余計なこと」を「思い続ける」と、
「いろいろ考える」につながる。
「『いろいろ考える』と、
最初に感じた『余計なこと』が、
まったく新しい視点や切り口になって、
その考えがまとまり実行に結びついて、
『未来の当たり前』になっていく」
スポーツにも、創作活動にも、
事業にも、政策にも、すべてに、
「この違和感からのサイクルがあるとわかる」
このサイクルに気が付くところが糸井さんだ
「感じる(余計なこと)→思い続ける→いろいろ考える」
そして言う。
「すべての出発は現場で『感じる』である」
私も同感したい。
現場に身を置くと、
「感じる」ことができる。
ピーター・ドラッカーは、
イノベーションの原理の第2番目に、
「自分の目と耳で確かめる」を挙げる。
これは「現場」で感じることを意味する。
「AIには現場や生活がないので、
『感じる』のが弱い」
そして言い切る。
「経験が多すぎても、
少なすぎても
『感じる』は弱くなる」
ここが凄い。
経験が多すぎると感じ方が弱まる。
経験が少なすぎるともちろん感じられない。
内藤寛太郎は長い経験にもかかわらず、
現場で「感じる」ことに覚醒したに違いない。
おめでとう。
私たちの仕事でも経営でも研究でも、
もちろん素人ゴルフでも、
「現場」で感じることは必須です。
〈結城義晴〉
























