結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2026年10月19日(月曜日)

「二季時代の営業戦略」とローソン竹増貞信の「盛りすぎチャレンジ」

Everybody! Good Monday!!
[2026vol㊷]

2026年第43週。
10月第4週。

とても快適な、秋の日が続く。

夏が長引き、冬が早まる。
四季が「二季」になる。
秋は短くなる。

そんなことが言われて、
月刊商人舎でも、
8月号で緊急提案をした。

山本恭広流通スーパーニュース編集長が書いた。

「二季時代」の営業戦略
「長い夏、短い秋、早い冬」のマーケティングを再点検する
202608_niki-eigyo1

原稿の 小見出しにある。
「秋の食提案は気温変化に注意せよ」

――秋は旬の食材が豊富に出回る時期だ。
たとえば、2025年はサンマが豊漁だった。
2017年から7年9カ月続いた
「黒潮大蛇行」の終息により、
海水温が低くなったからだ。

とはいえ、
水揚げ量は2008年の18%でしかない。
つまり、水産物は長期的には
資源量が落ち込む傾向にある。
旬魚はますます仕掛けのタイミングと
売り方の工夫が求められる――。

しかし2026年のサンマの水揚げは、
さらに減少している。

だからさらに高騰している。

天気はとてもいい秋がやってきたが、
収獲や漁獲、生産は確かに、
「二季時代」になっている。

さらに小見出し。
「値上げの秋への対応」

これに関しては、
10月号のメイン特集が回答を出してくれている。

[特集]お主の正体が見えるのだぞ!
チェーンストアの物価高対策と食料品減税対応

 

一瞬の快適さか、
これがしばらく続くのか。

それはわからないが、
営業政策は四季時代とは異なってくる。

さて今週は、
水曜日に㈱True Dataの取締役会。

そして午後は、
全日食躍進チェーン大会

10月22日木曜日から、
台湾とタイに出張。

急に決まったが、
行くことにした。

今週もわくわくする日々が続く。
ありがたい。

日経MJ3面「総合」に、
竹増貞信さんが登場。
㈱ローソン社長。
ro-sonntakemasu

「コンビニは価格が高い」と見られている。

そこで竹増さん。
「だからこそ盛りすぎチャレンジです」

ん~。

「大盛り、次は辛すぎ、酸っぱすぎ」

「今年はタオルが長すぎ、
ハンカチがでかすぎ(笑)」

「お客さまは笑ってくれるだろうかとか、
常に考えて企画しています」

「物価高だからこそ、お客様に、
ワクワク、ドキドキしていただきたい」

2026年2月期は、
過去最高益だった。

月刊商人舎6月号。202606_coverpage

業態別ランキング「コンビニ」編。
「過去最高」の文字と不吉な「客数」

チェーン全店売上高。
⑴セブン-イレブン5.47兆円(1.9%増)
⑵ファミリーマート3.3兆円(1.7%増)
⑶ローソン2.63兆円(4.9%増)

売上高の一番小さいローソンの伸び率が抜きんでた。
3社合計11兆3949億円。
202606_gyotai-cvs1

営業収益。
セブン-イレブン0.9%増、
ファミリーマート0.4%増、
ローソン6.9%増。

こちらも三番手が抜きん出た。

「しかし、店数自体の増加は極めて少ない。
2025年3月~2026年2月の1年間で、
セブンが170店増、ファミリーマート164店増、
ローソンに至っては3店舗増だ」

そして客数は、
セブン-イレブン0.9%減、
ファミリーマート1.2%減、
ローソン0.8%増。

竹増さんがはしゃいでいるのもわかる。

「お客様の会話で、
『コンビニ寄っていこうよ』を、
『ローソンに寄っていこうよ』に
変えていきたい」

これはポジショニング戦略だ。

「コンビニの文化を、
突き抜ける存在になれるよう、
チャレンジしていきます」

「実はセブン-イレブン、
ファミリーマートは、
あえて見に行っていません。
それよりも日々、
お客様と社会のことだけを考えようと」

これは故鈴木敏文さんの考え方だ。

異業種で意識している会社。
「経営者としては柳井正さん、
似鳥昭雄さんですね」

「洋服屋ではなくユニクロ、
家具屋じゃなくニトリに行こう、
と言いませんか」

これもポジショニング戦略であるし、
「業態からフォーマットへの戦略」だ。

大盛り、次は辛すぎ、酸っぱすぎ。
タオルが長すぎ、
ハンカチがでかすぎ。

これは若い客層にターゲティングしている証拠だ。
セブン-イレブンがあまりに、
全方位マーケティングをしているから、
ローソンのややオーバーポジショニングが、
効き目を発揮する。

ただし私がいつも使う、
家のそばのローソンには、
あまりそれは感じられない。

「ローソンに行こう」ではなく、
「近いからローソン」だ。

それでもトップが自ら、
「コンビニを楽しく」と、
パフォーマンスする姿は、
悪くはない。

では、みなさん、今週も、
仕事は楽しく。

Good Monday!

〈結城義晴〉


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