結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年11月15日(金曜日)

Walmart SupercenterからLawrysまでの素晴らしき金曜日

日経新聞の巻頭コラム『春秋』。

「そして『戦後』が終わり
『災後』が始まる――」。

政治学者・御厨貴氏の東日本大震災直後の言葉。

「戦後」を「災後」とひっかけた。
「この国難は新時代の出発点になる」
私もそう思う。

「巨大地震と原子力災害。
強烈な共通体験を持った日本は転換期を迎え、
新しい価値観の社会が生まれる」
つまりパラダイムが変わる。

「思えば3.11からまだ2年8カ月」。

「もっと激しく、もっと熱く
意見をたたかわせて
見える道もあるだろう」。
意見だけでなく、
行動も必須だ。

昨夜はシルク・ド・ソレイユの、
「O」を体験した。
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ラスベガスのべラージオ・ホテル。

私は2度目だが、
ひどく感動した。

その感動がおさまらぬまま、
ホテルに戻って、
㈱マルト社長の安島浩さんの部屋で、
団員とともにワインを楽しんだ。

そして最後に、
あの3・11の話になった。

福島県いわき市のマルトは、
あの震災と津波を体験し、
その後の数々の苦難を自ら経験した。

不幸なこともあった。
辛いこともあった。
嬉しいこともまた、あった。

しかしそれが、
マルトの「新時代の出発点」。
みなで、そう、語り合った。

夜が明けて、
ホテル・モンテカルロのまえで、
全員写真。
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その後、2時間のセミナー。
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今日のまとめは、
アウトスタンディングなポジショニング戦略。
私の持論。
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ご清聴、感謝。

すぐに視察研修へ。
まずはウォルマート・スーパーセンター。
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左の入り口がMarket、
真ん中がHome&pharmacy、
右がOutdoor。

真ん中を入ると、
もう、一丁目一番地に、
クリスマス・プレゼンテーション。
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そして店舗右翼にクリスマスコーナー。
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ゴンドラ内ももう、
クリスマス本番並み。
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そしてアウトドア売場も、
クリスマス全面展開。
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早仕掛け・早仕舞い・際の勝負。
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ウォルマートが群を抜く。
つまりアウトすタンディング。

そのアシスタントマネジャーにインタビュー。
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イエールさん、
通訳は五十嵐ゆう子さん。

食品売場をまわりながら、
丁寧に説明してくれた。
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冷凍食品売場でも話しながら移動。
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「このアクションアレー(島陳列)は、
サンクスギビング週間向けです」。
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アクションアレーには、
超お買い得品がずらり並ぶ。

ブライト・アイデアのコーナー。
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派遣のマネキンさん。
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ここには書かないが、
また新しい試みをしている。
それは極めて日本的なアクション。

いつもいつも現場問題の解決に、
挑戦するのがウォルマートだ。

店内ツアーをやってから、
ラスベガスの陽射しを浴びながら、
質疑応答。
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Dataを見ながら、
実に細かいことまで答えてくれた。
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イエールさんの言葉通り、
ウォルマート、ちょっと苦戦。

第3四半期の決算が発表され、
Daily商人舎に掲載・公開中。
「Walmart第3四半期 米国既存店▲0.3%」
この数値と合致する。

イエールさんに感謝。
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そして全員写真。
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ターゲットも、
ウォルマートに負けていない。
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クリスマスの早仕掛けは、
洗練されている。
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しかしアルバートソンは、
悲惨だ。
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この店は最新フォーマット。
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デリから鮮魚・精肉への対面売場。
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リカーも最新の流行を取り入れたゾーニング。
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もちろんpharmacyも完備。
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しかし冷凍食品売場にも、
人っ子一人いない。
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グロサリー売場にも、
ひんやりした空気しかない。
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クリスマスの早仕掛けも、
目立たない。

スーパーバリューからサーベラスに、
またまた転売されたアルバートソン。
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極めてオーソドックスだが、
特徴がない。
ポジショニングがない。

10年前のエクセレントカンパニーは、
どこに行くんだろう。

一方、スプラウツ・ファーマーズマーケット。
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8月1日、ナスダックに上場したばかりで、
極めて元気がいい。

一丁目一番地。
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レジのうしろはすぐにバルク売場。
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いわゆる穀類の売場といってよい。

その奥の一帯が青果部門。
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奥の壁面まで、
店舗中央を青果部門が占める。
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そして壁面のボリューム陳列。
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両サイドにベーカリー、
デリカテッセン、鮮魚・精肉、
そして乳製品、加工食品、
バイタミン、リカー。

おおきな大きな八百屋。
それを疑似ベジタリアンも含めた、
健康志向の顧客が支持をする。
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大繁盛。

青果を中央に持ってくる異端児が、
オーソドックスの権化のアルバートソンよりも、
はるかに高い評価を受ける。

レース型競争から、
コンテスト型競争へ。

時代は完全に変わってしまった。

たった1店舗のグレイザーズ。
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この店はラスベガスの地方紙が選ぶ賞を、
2010年、2011年、2013年と獲得している。
「ベスト・グロサーズ賞」。

オーナーのグレイザーさんは、
東海岸でスーパーマーケットを、
10数店経営していた。

それを売却して、
ラスベガスで悠々自適の生活を送っていた。

しかし、引退生活のつもりが、
いてもたってもいられず、
このグレーザーズをオープンさせた。

たった1店の会社だが、
店は小さくはない。
1800坪の店舗面積。
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青果部門が入り口にある。
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店は東海岸のウェグマンズを模している。

惣菜はニューヨーク・デリ。
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日本的な個食惣菜も、
丁寧につくる。
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孤軍奮闘ではないが、
個店奮闘。

今日もダブルのスーツを着たグレイザーさんの姿が、
店内で見受けられた。

そのイートイン・スペースには、
グランドピアノが設えられている。
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このスーパーマーケット同士の闘いに、
ニューフェースが割って入った。
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ダラー・ゼネラル・マーケット。

店数1万0506、年商160億ドル。
1兆6000万円の世界最大のダラーストア。
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そのダラー・ゼネラルが、
1ドルストアにスーパーマーケットを併設した。
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まだ実験段階だが、
これが成功したら、
スーパーマーケットには、
ドラッグストアに次ぐ強敵の出現となる。
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精肉チームが、
ここでも調査。
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ドライグロサリー・メンバーも調査。
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この調査の成果は、
帰国してから花開くに違いない。

今日の視察研修の最後は、
アウトレットモール。
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ラスベガス・プレミアム・アウトレット・ノース。

買い物もして、勉強もしたら、
もう暗くなっていた。

そのまま、ストリップに戻り、
あのロウリーズへ。
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シェフ、ウェイトレス、
そしてマネジャーが迎えてくれた。
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早速、ディナー。

ビールで乾杯のあと、
今夜のワインの説明・解説。
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ナパのカベルネ・ソーヴィニヨン。
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そしてロウリーズ名物のサラダ。
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二人のウェイトレスが、
ドレッシングをかけながら、
和えてくれる。

これがおいしい。
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そして出ました。
プライムリブのローストビーフ。
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最高級のプライム・グレード、
そのリブ部位を、
ロースト(蒸し焼き)して食べる。

シェフ自らカットして、
提供してくれる。

すぐに食べ始めて、
写真を撮り忘れた。

食事をしながら、
全員が一言コメント。

全員が全員、
素晴らしい決意表明だった。

安島さんも、五十嵐さんも、
そして最後に私も語った。

食事の後は、
ホテルへ。

ブルーマンが出迎えてくれた。
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「素晴らしき日曜日」という黒澤映画があったが、
「素晴らしき金曜日」だった。

いったい何に、
感謝したらいいのだろう。

朝に希望、
昼に努力、
夕にも努力、
夜に感謝。

(つづきます)

〈結城義晴〉

2013年11月14日(木曜日)

ラスベガス・スーパーマーケット6社6様の競争とポジショニング

アメリカ・ラスベガス2日目。
朝一番でセミナー。

まず、㈱マルト社長の安島浩さんの挨拶。
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しっかり勉強して、
しっかり課題をクリアしよう。

そして結城義晴。
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今回の参加者は、
マルトの成績優秀者。
若い人が多いし、
はじめてのアメリカ研修という人も、
3分の2ほどいる。

だから丁寧にていねいに語る。
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体は疲れていて、
緊張感にさらされつつも、
よく聞いてくれた。

清聴を感謝しよう。

2時間の講義が終わると、
すぐに視察研修へ。

まずは、
ホールフーズの全員写真から。
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入り口のプレゼンテーションは、
サンクスギビングデー対応。
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11月第4木曜日からが、
サンクスギビング週間。
そこに向けて今から本格展開。

素晴らしい青果売場。
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そして親切にドライエージド・ビーフを焼いてくれた精肉部門。
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ここでは店内ツアーとインタビュー。
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答えてくれているのは、
マーケティング・チームのヘンダーソンさん。
後ろがリーム・リーダーのケリさん。
通訳は五十嵐ゆう子さん。

店舗入り口付近で、
最初の企業紹介。
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それから店舗内を巡回しつつ、
解説してもらう。
チーズ売場では試食。
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店舗左翼のサービス・デリ部門。
新設の自家製ピクルス売場。
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それから質疑応答。
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今回の団長・阿部敏さんが積極的に質問。
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「グッド・クェスチョン」だった。

最後に安島さんと二人、
ヘンダーソンさんとケリさんをはさんで、
感謝の写真。
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この店で面白い目撃をした。
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店舗レイアウト変更のミーティングが、
現場で行われていた。
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リーダーを中心に、
積極的に意見が交わされていた。

そのリーダーは、
店舗デザイン・コンサルタントのイングリッシュさん。
いろいろ情報交換をした後で、
安島さんと写真。
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ホールフーズときたら、
トレーダー・ジョー。
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今回の参加者は全員、
月刊『商人舎』の6月号と7月号を読んでいる。

トレーダー・ジョー特集と、
ホールフーズ特集。

だから理解が早い。

安島さんがワインの試飲をして、
それを購入。
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私もつられて購入。
実にまろやかでこくがあって、
美味いワイン。

この夜、たっぷり楽しんだからわかる。

この店ではマーク・キャプテンにインタビュー。
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かつてはアルバートソンに勤めていた。
その頃は上意下達の命令態勢だった。

トレーダー・ジョーは、
すべて自己管理の目標管理型。

聞き入る団員。
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マーチャンダイジングから、
プロモーション、
オペレーション、
マネジメントまで、
鋭い質問に全部、答えてくれた。
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固い握手。

そしてここでも、
全員写真。
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ユニークなポジショニングの企業といえば、
ウィンコ・フーズ。
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スーパーウェアハウスストア、
ディスカウント・スーパーマーケットだ。

ザ・ウォール・オブ・バリュー。
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「お買い得品の壁」。

この老夫婦は、
スマホの電卓で、
熱心に計算しながら、
買い物を思案していた。
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ウィンコはこういった顧客を、
ターゲット・カスタマーにしている。

そして同じディスカウント・スーパーマーケット、
ウォルマート・ネイバーフッドマーケット。
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入り口青果部門にピンポイント照明を導入。
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輝くばかりの部門となった。

精肉はUSDAチョイス・グレード。
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クリスマスの早仕掛けは、
ウォルマート各フォーマットに共通している。
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一方、セーフウェイ傘下のボンズ。
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プライベートブランドのOオーガニックを、
大々的に売り込んでいるが、
目立ったプロモーションもなく、
顧客の姿は見えない。
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全米第2位のスーパーマーケット・チェーンだが、
現場の停滞は目を覆うばかり。

それに比べて、
クローガー傘下のスミス。
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入り口にもう、
クリスマスツリー。
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そして売場に入ると、
あでやかな花が迎えてくれる。
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売場にはクリスマス・プレゼンテーションが、
徹底され、まさに「早仕掛け」。
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この売場づくりを経費率19%台で、
こなして見せる。

この店でも調査に余念がない鮮魚チーム。
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光り輝くスミスの店舗。
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クローガーとセーフウェイは、
全米第1位と第2位のスーパーマーケット。
しかしその差はまた一段と開いた。

ウォルマートは安定した地位を維持する。
ホールフーズとトレーダー・ジョー、
そしてウィンコはそれぞれに、
ユニークなポジショニングを占める。

そしてオーソドックスというか、
コンベンショナルなスーパーマーケットの、
クローガーとセーフウェイ。

コンベンショナルが生き残る道は、
ひどく少ない。

その狭い地位には、
クローガーがイノベーションを繰り返しつつ、
どっかりと座る。

セーフウェイはどうするのだろうか。

サーベラスによる買収のうわさは、
このラスベガスの競争を見ていても、
現実のものとなるかもしれないと予感させられる。
(つづきます)

〈結城義晴〉

2013年11月13日(水曜日)

成田からサンフラン、ラスベガスまでのEight Days a Week!

ポール・マッカートニーが来日。
11年ぶり4度目となる。

ワールドツアー「OUT THERE! TOUR」の一環。
日本のタイトルは「アウト・ゼアー ジャパン・ツアー」。

その大阪、京セラドーム大阪でスタートした。

その第1曲目は、
『エイト・デイズ・ア・ウィーク』

五月みどりの歌は、
「一週間に十日来い♪」と歌ったが、
マッカートニーは、
「1週間に8日、
君を愛してる♪」

とシャウトする。

ああ、聴きたかった。

私はアメリカ。

成田を発って9時間半。
太平洋の端に、
陸地が見えてきた。
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サンフランシスコ半島。
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くっきりと美しい。
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ああ、着いた。
そう思った。
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内海のサンフランシスコ・ベイ。
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よく、眠った。
体調万全。
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ランディングして、
到着。
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その後、ラスベガス行に乗り換える。
しかし時間がタイトで、
メンバーをせかせてしまった。

それでも全員、やっと乗り込んだと思ったら、
1時間ほどして、ロビーに戻された。
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11時22分発の機体に異常がある。
これです。
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みんな心配げだが、
仕方ない。
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そこでまずは腹ごしらえ。
腹が減っては戦ができぬ。

中華料理を楽しんで、待つ。

果報は寝て待て。
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予定よりも4時間ほど遅れて、
なんとか飛び立つ。
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このサンフランシスコ国際空港で、
4時間も足止めを食った。
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それでもベイ・エリアは美しい。
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遠くに、サンフランシスコ市街と、
ベイ・ブリッジを望むことができる。
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また、ここに戻ってくる。

1時間半のフライト。
北米大陸は暑い雲に覆われていた。
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着陸態勢に入って、
雲の下に降りると、
岩肌が現れる。
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そう、ラスベガス渓谷。
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景色の中心に、
ストリップ。
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山肌も美しい。
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機体は大きく旋回して、
ラスベガス空港を目指す。

サンセット・ギャラリアのショッピングセンター。
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ゴルフ・コースも見える。
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そして着陸。
やっと着いた。
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ラスベガス時間で午後4時半。
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さすがにみんな疲れ気味。

しかしすぐにリムジンに乗り込んで、
WholeFoodsMarketへ。
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今日の視察予定は大きく狂ったが、
それを変更して、
全体スケジュールを組み直した。

ホールフーズは疲れ切った私たちを、
温かく迎えてくれた。
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ありがたい。
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タウン・スクェア・ラスベガスという
ライフスタイルセンター

その中の核店舗がホールフーズ。
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素晴らしい。
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店はピカピカ、
しかし店にも一日の疲れが見える。
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この店はチーム・マネジメントを、
前面に出してオペレーションしている。
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店内のイートイン・スペースでは、
カップルで食事する光景も見える。
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この後、コンテナストア。
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ホールフーズと並んで、
FORTUNEの働きがいのある企業ランキング常連。

もう、クリスマスの早仕掛け。
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その後、やっとホテルに到着。
午後、6時45分。
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それからディナーはイタリアンレストラン。
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ビールと白ワイン、赤ワイン。
心から楽しんで、部屋に戻る。

成田を発ってから、
ずいぶんいろいろなことがあった。

しかし、それもよかった。

頑張ろうという気になる。

1週間に8日分、
頑張る。

Eight Days a Week!
Eight Days a Week!

(つづきます)
〈結城義晴〉

2013年11月12日(火曜日)

特売&ポイント還元日の売上げ上昇し、EDLPに傾斜する中で米国へ

今朝は全国的に、
この秋一番の冷え込み。

西高東低の冬型の気圧配置、
その上、真冬並みの寒気団。

11月下旬から12月中旬の寒さ。

午前9時までに927観測点のうち、
668地点で今季最低を記録。

一気に冬が訪れるのか。

昨夜は東京池袋の立教大学。
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サービス・マーケティングの講義を終わらせ、
なんというかほっと一息。

帰宅するときの空には、
異様に白い雲。
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暗いはずの空が青く、
雲は真っ白で、
空を覆った。
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寒気団がやって来ていたのだと思う。
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しかし寒さがつのると、
空気は澄んでくる。

今日は昼ごろ、
成田空港に向かう。

横浜港とみなとみらい。
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外海の東京湾。
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ベイブリッジ。
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リムジンのなかでも、仕事。
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東京スカイツリー。
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さて、日経新聞『消費』欄。
「減る特売、客足集中」

生活必需品の値上がり続出。
だから顧客は、
スーパーマーケットの特売でまとめ買いする。
あるいはポイント還元率が高い日に、
集中購買する。
そんな消費性向が強くなった。

日経の記事は丁寧に、
その状況を取材する。

原材料高の影響で、
特売の回数が減っている。
特売の価格も上がっている。

だから特売日の売上高が増える。

これは見方によれば、
小売販売方式が、
エブリデーロープライスの軸へと、
傾斜していくことを予測させる。

いなげやでは特売時の売上げが5割増えた。
通常価格時の売上高は2割減った。
その結果、特売の数は減っている。

全国の小売業のチラシを集計するチラシレポート。
チラシ掲載数はこの半年ほど、1割減った。

ポイント還元デーの日に、
まとめ買いする消費者も増えている。

クイーンズ伊勢丹
では、1カ月に数回、
ポイント5倍デーを設ける。
10月のポイント5倍デーの平均売上高は、
他の日に比べて26%増えた。
これは8月よりも3ポイント上昇。

安いときに買いだめする傾向が出てきた背景には、
食品価格の先高観が強まってきたことに加え、
所得状況も影響している。

厚生労働省の毎月勤労統計調査。
基本給にあたる所定内給与は、
9月まで16カ月連続で前年割れ

所得はダウン。
消費財の値段はアップ。
その上、来年4月には、
消費増税が控える。

だから特売に顧客が集中し、
ポイント還元デーに購買が高まる。
その結果、エブリデーロープライス企業が増える。
これはアメリカと似てきている。

私はそのアメリカに、
今日、旅立つ。
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福島県いわき市に本部を置く㈱マルト。
そのアメリカ視察研修会。
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出発前のミーティング。
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安島浩社長が最初の挨拶。
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結城義晴のはじめのレクチャーは、
4つの目と論理性を学ぶこと。
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私は今年、7度目の米国ツアーとなる。
これが今年の打ち止め。
だから気合も入っている。
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しっかり学び、
しっかり楽しんで、
今年のアメリカを締めくくりたい。

そのマルト視察団全員で、
力強く写真。
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では、行ってきます。
あとは、よろしく。

〈結城義晴〉

[追伸]
今日のDaily商人舎
2本の記事が公開されました。

無料公開中。
①イオン 大型セレクトショップ「F.T」オープン
②ホールフーズ ワシントンD.C.にハイエンド店

ご覧ください。

2013年11月11日(月曜日)

月刊『商人舎』11月号発刊!! 紀文「商品育成コンテスト」審査会

Everybody! Good Monday!
[2013vol45]

今年も第45週。
11月第3週。

あ~あ、もう11月も、
中旬か。

今日はその11月の11日。
ゾロ目の日。

1月1日から始まって、
3月3日は桃の節句、
5月5日は菖蒲の節句、
7月7日は七夕で竹の節句、
9月9日は菊の節句。

11月11日は何もない。
毎年考える。

可哀そうな11月11日。

若き日の希望の色よ曼珠沙華
〈日経俳壇より 国立・太田ひろのぶ〉

選者の黒田杏子は評する。
「あの緋の美しさを
若き日の希望の色だと言い切って
新鮮である」

いっそのこと曼珠沙華の節句にしてやろうか。

しかし秋は深まっていく。
煩悩を帳消しにして秋刀魚焼く
〈同 仙台・木戸月彦〉

秋のサンマには、
煩悩を消し去る力がある。

漠然とスキヤキソング聞く夜長
〈同 横浜・癸生川昭〉

今はパソコンからだが、漠然と、
坂本九の歌声を聴いていたりする。

これも、よし。

昨夜はビールとワインを飲んで、
10時ごろにはうたた寝。

2時過ぎに目が覚めて、
そのまま仕事に突入。

はかどる。
どうも時差ボケは治っていない。

明日からまた、
アメリカへ1週間ほど。

時差ボケが治らないまま、
また時差をつける。

これも、よし。

今月の商人舎標語。
朝に希望、
昼に努力、
夕に努力、
夜に感謝。

と標語を決めた本人が、
夜にも努力、
深夜にも努力、
明け方に感謝。

それもまた、よし。

さて今日、
月刊『商人舎』11月号発刊。
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今回は、思い切った。
ほとんどの流通人が、
多分、知らない企業を特集した。

メルカド―ナ。
MERCADONA。

スペインの奇跡。
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ご覧ください。

それから今日から、
Daily商人舎の最新ニュースを、
JapanとWorld、それぞれ最新の1本ずつ、
一般公開することにしました。

公開中のところを、
クリックしてみてください。

さらにPhotoGalleryは、
1枚1枚の写真が、
拡大・縮小できるようになりました。

お試しください。

さらにさらに、
商人舎magazineの、
第2回無料公開日。
決定しました。

12月9日。月曜日。
午前0時から午後12時までの、
24時間。

どうぞ、ご期待ください。

さて今日は、朝から、
東京・芝浦。
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㈱紀文食品日の出オフィスへ。
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「商品育成コンテスト」の審査会。

はじめの趣旨説明は、
営業推進室副室長の山本真砂美さん。
今回の企画を強力に推進してきたひとり。
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会議室のテーブルに並べられた応募店の資料。
審査員3名が熟読し、審査する。
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審査委員長は結城義晴。
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紀文食品からは副会長の髙市泰明さん。
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それから月刊『食品商業』編集長の綱島秀夫さん。
結果発表を掲載するメディア。

1店ずつ精査し、コメントを記載し、
評価点をつけていく。
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1時間半ほど時間をかけて、
無事に審査工程完了。

すぐに、紀文食品の社員が集計作業を行う。20131111152351.jpg

その間も、私は執筆作業。
原稿の締め切りが迫っている。
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あくまでも評価点の集計をもとに、
厳正な審査と議論を経て、
グランプリと準グランプリの各賞を決定。
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今回は審査委員長の意見を通させてもらった。
『食品商業』誌面での発表をお楽しみに。

紀文食品のロビーにはさまざまな展示物があるが、
私のお気に入りはこれ。

1929年モデルのモトグッチ・ファルコーネ。
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紀文食品の創業者・保芦邦人さんが愛用していた、
イタリー製オートバイ。

その後、情報交換を兼ねて昼食。
浜松町の世界貿易センタービル38階の離宮飯店。

美味しい中華をいただきながら話は弾み、
楽しい時間を過ごした。

高市さん、山本さんと、
営業推進室長の飯嶋雄次さん(左)。
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世界貿易センターから見る東京の空は、
澄み渡っていた。

その後、横浜商人舎オフィスに戻る。
東京の空に負けないぐらい、
横浜の空も美しかった。
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商人舎オフィスで、
仕事を片付けると、
今度は池袋へ。

今日は立教大学大学院の授業。
サービス・マーケティング。

力が入る。

今週の私は、
明日からラスベガス、サンフランシスコへ、
今年最後の渡米。

頑張ります。

朝に希望、
昼に努力、
夕に努力、
夜にも努力、
深夜に感謝。

今夜は、こうなりそうだ。

みなさんも、
Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年11月10日(日曜日)

ジジがジジであること[日曜版2013vol45]

ジジです。
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『ほぼ日』のイトイさん。
「今日のダーリン」にかきました。
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「昔は、家の鼠を捕ってくれるからと、
猫は飼われていました。
たしかに、屋根裏まで追いかけて
猫は鼠を捕ってました」
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「いまの猫は、鼠を捕ることなど期待されてません。
いや、ご主人は、『捕らないでくれ』とさえ、
思っていることでしょう。
血だらけの小動物などと
関わりたくないですから」
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「鼠を捕らない現代の猫は、
なにを取り柄にすればいいのでしょう」
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「配達の人にお礼を言って
ハンコを押すとかできないし、
炊事洗濯掃除片づけ、
どれひとつできません。
番犬じゃないし、
番猫ということもありえない」
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「猫が鼠を捕るというのは、
たったひとつの、しかも最後の、
役立つ仕事だったのでしょうか」
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「うん、そうなんじゃないかな、おそらく。
そして、そして、鼠も捕らない猫の取り柄は、
『その猫であること』なのではないでしょうか」
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「『なにかができる』という機能を、
人びとは比べたがることが多いのですが、
しかもその機能の優劣を
競い合って悩んだりしますが、
その前に、『その猫であること』のような、
とてつもなくでかい基礎点が
あるのではないでしょうか」
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おうちのうえの空も。
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空が空であること。
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そうそう。
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雲が雲であること。
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青が青、白が白であること。
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それから。
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おうちのベランダも。
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花が花であること。
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パンジーがパンジーであること。
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赤パンジーが赤パンジーであること。
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ボクがボクであること。
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この花も。
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これも。
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ふたつならんだ花も。
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変わった花も。
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あでやかな花も。
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猫が猫であること。
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自分が自分であること。
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そのために、
生きているのです。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年11月09日(土曜日)

島倉千代子「歌は私の会話」と上野光平の「邪魔をしないこと」

島倉千代子さん、逝く。
75歳。
新聞各紙の巻頭コラムが、
残らず回顧した。

そのことでむしろ評価が上がった。

朝日新聞『天声人語』。
「島倉千代子さんの歌」、
時代によって変わった。

まさに「人生いろいろ」。

かつては「泣き節」、
それが軽快な曲調へ。

「♪女だっていろいろ 咲き乱れるの
……という歌詞は、
自身の波乱多き人生がモデルだった」

「還暦を超えても
『いつも恋をしていたい』といっていた。
天国で新たな恋をつかまえるだろうか」。

変な終わり方のコラムだ。

毎日新聞『余録』は、
子供時代の左手の怪我をテーマにした。
「ガラスで大怪我をして何も感じなくなったその手、
乳がんの手術を受けた後、
風呂の湯の熱さを感じ取れるようになった」

「話をするのが苦手な私にとり
歌は会話だったんです」

「私の人生は常に心機一転なんですよ」
乳がん手術後の言葉。

「今、演歌歌手の王道を見事に渡り終え、
終生『お姉さん』と仰いだ
美空ひばりさんの待つ天国へ旅立った」

日経新聞の『春秋』。
「時代の哀歓を映した曲の数々が胸をよぎる。
歌をただ歌うのではなく、
どこまでも聴衆に歌いかけていく姿
まぶたに浮かぶ。
叙情あふれる高い声が耳によみがえる」

「『東京だョおっ母さん』を歌うときのこの人には、
ものに憑かれたような迫力があった。
戦争の悲惨。戦後の痛苦。
昭和の日本人の情念を託せる歌い手が去った」

日経が一番抒情的だった。

今日の私は、
朝から東京・池袋。
立教大学。
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立教の象徴・本館の蔦も、
赤茶けてきた。
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静かなキャンパス。
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人影もちらほら。
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木々は紅葉し始めた。
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その紅葉のアーチ。
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昨2012年11月7日、
グランドオープンした池袋図書館。
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ロイドホールのB2Fから3Fまでのフロアと、
12号館のB2F~1Fまでのフロアが一体化。
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収蔵冊数200万冊、閲覧席数1520席。

その入り口付近に、
タリーズが入っている。
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カファラテのトールを購入して、
X101号教室へ。

今年の結城ゼミ室。

ひとり一人、個別指導して、
修士論文の仕上げの期間に入ってきた。

この2週間、
私はアメリカに出張していた。

その前の週末は、
新座キャンパスでゼミ合宿を開いた。

その前の2週間も、
私はヨーロッパに出張。

わがゼミ生はこの間、
それぞれが独自に研究を進め、
ずいぶんと深化していた。

嬉しいことだ。

もっとも研究や執筆という行為は、
孤独で独自なものだ。

指導教授はその邪魔をせず、
本人の本来の考え方や「強み」を引き出す。

私はそう思っているし、
これまでもずっとそうしてきた。

ゼミ生に限らず、
私の人の育て方の方針は、
たったひとつ。
「邪魔をしないこと」

会社の部下でも、
研修会に参加してくる人たちに対しても、
もちろん自分の息子や娘でも、
本人が持っている力を伸ばすことを、
最優先する。

従って、
社長や編集長、
教授や指導者や父親として、
「邪魔をしない」

これは故上野光平先生の教えだ。
西友の実質的創業者にして、
流通産業研究所理事長・所長。

その上野先生の人の育て方が、
「邪魔をしないこと」

私も生涯、この考え方を貫いている。
「邪魔をしないこと」

もちろん自分自身は、
その生き方、仕事の仕方に関して、
猪突猛進型だ。

部下もゼミ生も、
子どもたちも、
それを見ている。

見ていて、
自分でどうするかは、
本人に任せる。
「邪魔をしない」。
そしてこの考え方は、
これまでずっと成果を上げている。
私はそう自覚している。

上野光平先生の著書『自己啓発のすすめ』。
その「あとがき」。

「学ぼうと思えば、
誰からでも学べる」 

「ごく普通の人が、
それと知らずに他人に教えてくれる」

「我々の耳は二つで、口は一つだ。
つまり少なくしゃべり、たくさん聞くためだ」

「愚かな人ほど教えたがり、
賢い人ほど学びたがる」

「教育とは他人が考えたことを教えるのではなく、
どう考えたらよいかの方法を教えること」

「本当の勉強とは、
学んだものをすべて忘れてしまった後でも、
なお自分に残っているものをもつこと」 

上野先生、
素晴らしい。

最後に、マザー・テレサの言葉。

どんな人にあっても、
まずその人のなかにある、
美しいものを見るようにしています。

この人のなかで、
いちばん素晴らしいものは
なんだろう?

そこから始めようとしています。

そうしますと、
かならず
美しいところが見つかって、
そうすると私はその人を、
愛することができるようになって、
それが愛のはじまりとなります。

みなさん、より週末を。

〈結城義晴〉

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