結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2013年09月02日(月曜日)

商人舎magazineリニューアル「謹訳」と「マーケティングしよう!」

Everybody! Good Monday!
[2013vol35]

9月に入って、2日。

今日は私の誕生日。
facebookで、
続々と誕生祝いの言葉をいただきました。

この場をお借りして、
お礼申し上げます。

ありがとうございました。

ご期待やご要望に沿えるよう、
頑張ります。

これからの1年、1年、
1週、1週、1日、1日、
そして一瞬一瞬を、
大切に真剣に生きていこうと、
決意を新たにしています。

昨夜は、家族がいち早く、
祝ってくれました。
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プレゼントは帽子でした。

ジジとともに感謝したのでした。
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ジジは笑顔を見せてはくれませんが。

さて、お目出度いことは重なる。
今日の午前10時、
商人舎magazineのトップページを、
リニューアルしました。

このサイトをつくってくれているすべてのみなさんに、
心から感謝しつつ、
内容を充実させていきましょう。

㈱プラージュの長谷川温子さん、
ウェブ・デザイナーの田中翔太さん。
お二人には特に感謝したいと思います。

全体にまたすっきりし、
注目記事が目立つようになりました。

ご愛読ください。

月刊『商人舎』と商人舎Magazine。
読者が増え続けています。

そのご期待、ご要望にお応えできるよう、
商人舎一同、研鑽していきたいと思います。

毎日新聞の巻頭コラム『余録』。
「これほどわかりやすい源氏物語があったのか。
今の小説を読むように頭に入ってくる。
それでいながら、王朝文化の空気を満喫し、
いつしか平安の世にいる思いにかられる。
原典への深い敬意や愛着も伝わってくる」

林望著謹訳(きんやく)源氏物語」(祥伝社)。
全10巻完結。

国文学者でエッセイスト。

「当時の貴族同士では
言わないでもわかるので省かれていることを
無粋(ぶすい)を顧みず、明記した」

言わなくてもわかること。

実務の世界では、
例えば独特の専門用語、
企業やグループ内だけの用語、
業界の符丁。

林さんは「ナレーションを変えても、
どこまでも忠実に原典に依拠しています。
省略されたところをわかるように
書いただけです」

これを「謹訳」という言葉で表現した。
「謹んで訳しました」という意味。

いたって謙虚。

今朝、このコラムを読んで、
月刊『商人舎』や商人舎magazineも、
「謹訳」の精神で行こうと考えたものです。

製造業、卸売業、小売業の間をつなぐための「謹訳」、
小売業でも百貨店、チェーンストア、
そして専門店ごとの用語がある。
それらの「謹訳」。

謹訳しておいて、
ズバリ本質を突き、
直言する。
提言する。

そんな役割を果たしたいと思います。

さて9月には、
三連休が2度あります。

敬老の日が9月16日の月曜日、
秋分の日が23日の月曜日。

この二つの祭日を山として、
1カ月の生活が営まれる。

プロモーションの詳細に関しては、
商人舎magazineのWeekLy商人舎、
「月曜朝一 今週の販促企画」をご覧ください。

さて今月の商人舎標語。
「マーケティングしよう!」

月刊『商人舎』の巻頭言、
Message of Septemberと同文。

サ・シ・ス・センモン。
サ・シ・ス・セ・ソウゴウ。
コンセプトでは、専門と総合。
あるいは専門と一般。

人財の側面から見ると、
ゼネラリストとスペシャリストか。
商業統計の業態の呼び方は、
総合スーパーと専門スーパー。

リテール・アコーディオン理論では、
考え方が両者の間を行ったり来たりする。
そして日本ではこのところずっと、
総合の分が悪い。

シュンペーターが提唱したのは、
オクシモロンの「創造的破壊」。
これに倣えば「総合店」の改革は、
専門的総合に、あるいは総合的専門に向かう。

しかしシュンペーターのイノベーションの方法は、
「新結合」Neue Kombination (ニュー・コンビネーション)。
だとすると、専門と総合はアコーディオンではなく、
新しい「コンビネーション」とならねばならない。

もちろんその大前提にあるのは、
新しい結合がひたすら「自分のカスタマー」を向いていて、
その変化をとらえていることである。
つまり、マーケティングしていることである。

今月の標語もよろしく。

今日は午後、東京・汐留の㈱電通本社へ。
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毎年、電通の社員の皆さんに、
現場発の日米の最新潮流を講義する。
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今日は、例年にも増して、
多くの方が参加して満席。
さらに後ろに臨時席を設けた。
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定員に達したためお断りした人もいるとか。
申し訳ありません。

中谷俊介さんが進行役。
ビジネス統括局d-engine・情報サービス部。
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今日の私のテーマは
「日米チェーンストア最新動向と
ポジショニング戦略」

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アメリカの2013年チェーンストアランキングに関して、
その特徴を業態別に解説し、
寡占から複占への状況を話すと、
あっという間に半分の時間が過ぎた。

続けて日本の最新小売チェーンストアランキング、
そしてカスタマー論、
コモディティとノンコモディティ、
POSとCRMのデータ活用の相違、
日本の小売業の戦略を語った。
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90分の予定時間をオーバーし、110分に。
例年のことだが、
次の仕事があって退席する人もいたが、
最後までご清聴してくれた皆さんには、
とくに、感謝したいと思います。

講演後、情報交換。
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左は、望月裕さん。
電通総研ナレッジ・センター情報サービス部長。
中谷さんには今回の企画でお世話になった。

エレベーターを待つ間も会話は弾む。
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ガラス張りのエレベーターホールのオブジェ。
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講演を終えて見上げた空は、
雲が美しかった。
日が暮れるのも早くなった。
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今月も不眠不休で、
活動する。

もちろん「無茶はせず」。
「無理はする」けれど。

では、みなさんも、
ともに歩んでいきましょう。

Good Monday!

〈結城義晴〉

2013年09月01日(日曜日)

ジジと秋の空[日曜版2013vol35]

ジジです。
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きょうから9月。
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まだまだ、日ざしはつよい。
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でも、秋が、
かんじられます。
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そとをみれば、
それがよく、わかります。
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すこしずつ、
秋らしくなってきた。
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ユウキヨシハルのおとうさん、
いそがしかった。
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でも、朝から、
空をみにいきました。
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「空でわかる」
なんて、いいながら。
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青い空です。
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白い雲。
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雲で、秋はわかる。
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これは、秋の雲。
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ほらね。
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なんというか、
さわやか。
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いちにち、
リラックスして、
もう帰りの時間。
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まだまだ、ゲンキな雲も。
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ひろがっている。
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いろいろな秋の空。
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工場の秋の空。
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海の秋の空。
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貨物船がとおる。
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秋の空を、
たのしむ。
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青空に指で字をかく秋の暮
〈小林一茶〉
田園の秋の空。
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暮れてゆく。
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雲がひろがる。
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秋です。
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日が暮れるのが、
ずいぶん、はやくなった。
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それこそ、秋です。

街の秋の空。
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おとうさん、
かえってきました。
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秋の夕暮れには、
これです。
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ねえ、おとうさん?
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「ご・ち・そ・う・さ・ま」

「あ・り・が・と・う」
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おなか、いっぱい。

これも、秋です。

ボクは、秋が、
だいすきです。
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おやすみなさい。
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おとうさんも、
どうぞ、ゆっくり、
やすんでください。

〈『ジジの気分』(未刊)より〉

2013年08月31日(土曜日)

「間違っていてもいいから答えをだせ」とユースキン製薬での講演

8月31日。
今日で、暑い暑い8月が終わり。

明日から、9月。

そう思っていたら、
この夏一番暑いころに戻った。

今日は遅れに遅れた月刊『商人舎』9月号を、
最後の追い込みで、責了した。

いい出来栄えとなりました。
自信作です。

特集タイトルは、
ニッポン総合スーパー『復活!?』

総合スーパー、GMSだけでなく、
すべての業種業態にとって、
勉強になる、役に立つ。

そんな特集です。

「総合スーパー」という業態を特集して、
「業態発想」から脱せよ、と訴える。

皮肉な特集ですが、
それが他の業態にも
共通していること。

コンビニだって、
コンビニの「業態」の強みに胡坐をかいていると、
やがて今のGMSのようになる。

これは確かだ。

だからセブン-イレブンもローソンも、
ファミリーマートも、
新しいフォーマットに変わる。

セブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文さん。
イトーヨーカ堂の店長会議で、
口を酸っぱくして言う。
「GMSのかたちをお客様がいま
必要とするものに変えていけ」

これは「GMSという業態」を、
自分の「顧客」が望む「フォーマット」に、
変えていきなさい
、ということ。

私の持論そのもの。

そう解釈して、
特集の原稿を書いた。
「ニッポン総合スーパー『復権のシナリオ』」

イオンリテールは、
私の戦略論をよく理解してくれている。
イトーヨーカ堂も結果として、
その方向を志向している。

そして両者が異なった政策となる。

これがポジショニング競争だ。

だから総合スーパーは「復活」する!?

最後の「!?」が微妙だが、
それは私が保険をかけたということ。

さて、『ほぼ日』の糸井重里。

「毎年、9月1日が近づくと
社内が静かになります。
「『ほぼ日手帳』の発売日があるからです」

この緊張感、
㈱商人舎の校了の日と同じ。
「チームとして動いているという実感が、
いちばん身体で感じられるのが、
こういう時期です」

糸井の述懐。
「ひとりで、フリーランスで仕事しているときには、
なかなか、この感じは味わえませんでした。
同僚とか、先輩とか、後輩とか、
じぶん以外の人たちが、
それぞれに懸命に働いているおかげで、
この日を迎えられるというよろこびは、
チームで仕事をすることで得られる、
ひとつの『ごほうび』のように思えます」

そうなんだよなぁ。
雑誌の編集部も、
毎回、最後に「ごほうび」をもらう。

ほぼ日の若いスタッフの言葉。
「かつては、たくさんの仕事をしていると思ってたけど、
そのほとんどは悩んでいる時間だった」

しかし仕事がわかってきたら、
「悩んでいないで、
解決する道を探すようになった」

まさに、「雨が降ったら傘をさせ」 

若い人ばかりでなく、
経験豊かな人たちにもあてはまる。

「むつかしいねぇ。きびしいねぇ。うーむ」
スタートラインに立ってさえいないのに、
「『困難のムード』にだけ浸っていることがあります」

極意は、
「まちがっててもいいから、
答えを出そうとすること」

その通り。

「忙しい人のほうが結果を出す」

その理由は、
「まちがっててもいいから、
答えを出そうとすること」

同感、実感。

糸井重里に座布団三枚。

さて今日は1日中、
横浜商人舎オフィスで責了仕事をした後、
夕方、川崎へ。

ユースキン製薬㈱の営業本部研修。

テーマは、
「マーケティングしよう!」

90分の予定のところ、
110分ほどまで、
語らせていただいた。

コミュニケーションは、
聞き手がつくる。

みんなよく聞いてくれて、
話し手は気持ちよく語った。

ありがとうございます。

その後、幹部のみなさんと、
懇親会。

ところは鋼友荘。
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現在はJFEと名前を変えている日本鋼管の関連施設。

「鉄は国家なり」といわれた基幹産業の施設は、
福岡県の旧八幡製鉄の料亭と、
同じ趣をもっていた。

ユースキン製薬社長の野渡和義さんは、
私の中学高校の器械体操部の先輩。
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その野渡さんの会社の営業本部の皆さんに、
力を吹き込むように講義した後のビール。
そして鋼友荘の懐石料理。

美味かった。

最後に懇親会に参加した幹部と写真。
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この盛り上がり。

昨日のコーネル・ジャパン実行の3期生と、
通じるところあり。

撃沈者はいなかったけれど。

それでも、
今週も頑張った。

みなさん、ありがとう。
暑い暑い8月を、
無事、乗り切ることができました。

乗り切ることができた満足感。
それが私に与えられた「ごほうび」です。

ふたたび、ありがとう。

9月は、もっと頑張ろう。

〈結城義晴〉

 

2013年08月30日(金曜日)

「岩盤規制」の「PULLの力」とコーネル・ジャパン「実行の第3期生」

来週月曜日は9月2日。
二百十日の次の日。

商人舎magazineトップページ
が、
第3回目のリニューアルをする。

ご期待いただきたい。

不思議なもので、
最初のオープンは4月10日だったはずだが、
そのときのトップページのイメージは、
忘れてしまった。

人間は、今しかない。

プライベートなことで恐縮だが、
今、住んでいるマンションも、
2年前に、リフォームした。

あの東日本大震災の時だった。

そして、今住んでいる空間が気に入って、
快適に過ごしているが、
以前の家のなかの様子は、
すっかり忘れてしまった。

かすかに覚えているだけ。

商人舎magazineも、
そうなるに違いない。

しかし少しでも、
読みやすく、しかも現代的に、
変わっていかねばならない。

変わることを面倒くさく感じては、
絶対にいけない。

ということで、
月曜日に第3回目のリニューアル。

ちょうど結城義晴の61回目の誕生日。

いくつになっても、
変わり続けます。

九州男児の心意気をご覧にいれよう。

ラインホールド・ニーバーの〈祈り〉。
変わるものを変えられる勇気と、
変わらぬものを受け入れる心の静けさと、
それらを見分ける英知をお与えください。

さて、高取しづかさん。
NPO法人JAMネットワーク代表。
「子どもと親等のコミュニケーションスキル育成」
これを使命にして活動しているが、
そのブログ。

「わかっちゃいるけどほめられない!」

「以前、アメリカにいたとき、
先生や親たちが子どもたちにかける
『ほめ言葉』のシャワーを
目の当たりにしました」

ほめ言葉のシャワー。

それは、ほめ言葉の多さではない。
子どもたちを肯定的にとらえ、
子どもたちの意欲を引き出そうとしていた。

相手を肯定的にとらえ、
その意欲を引き出す。

そのために「ほめ言葉のシャワー」

宝島社から単行本が出ている。
『わかっちゃいるけどほめられない!
脳を育てるほめる表現力』

富山県の小学校で、
全校をあげてほめる指導をしたら、
全生徒の国語や算数の平均点が
大幅にアップした。

この本は、子育てばかりではなく、
ビジネスにも使える。

5月5日こどもの日、
毎日新聞の社説で紹介された。

「わかっちゃいるけど、
ほめられない!」

さて、日経新聞『大機小機』。
はっきり言ってこのところ、
あまり面白くなかった。

しかし今日のテーマは、
「規制改革、『押す』より『引っ張る』」
コラムニスト一礫氏が書く。

快打。

規制改革会議は、
遅々として進んでいない。

私は、アベノミクス第3の矢に
掲げられているにも関わらず、
規制は強化されていると思う。

なぜか。
コラムは、その根因を探る。
「日本は、7世紀の律令制導入以来、
規制の仕組みを築き上げてきた」

「明治維新や敗戦という大きな節目も全く関係なく、
むしろ節目を迎えるごとに
複雑の度合いを深めてきた」

これを「岩盤規制」と呼ぶ。

「加えて、医療も農業も、
業界を競争にさらせば消費者に弊害が及ぶ
という論理が立ちはだかる」

「競争を排除して
非効率を温存する気風が根強い」

その上、
「規制を批判する民間も実は、
規制を歓迎する文化が染みついている」

「自分に関わる領域については規制緩和を叫ぶが、
そうでない領域は規制があることに安心感さえ抱く」

ではどうするか。

「国民が支持する
新しい良質な商品やサービスの出現を
待つしかない」

つまり民間企業のイノベーションが求められるということ。

そこで提案。
「押しても壊れなかったベルリンの壁が、
自由の風によってあっけなく崩れていったように、
『PUSH』でなく『PULL』の力が
岩盤規制を崩しやすい」

その例をヤマト運輸に求める。

「約40年前に宅急便をスタートさせた時、
運輸業の様々な規制が行く手をはばんだ」

有名なエピソード。
「『重いものを代わりに運ぶ』サービスの新しい考えが、
消費者の支持を得た」

『規制を変えざるを得ない状況を企業がつくった。
『PULL』の力が規制を緩めた」

ここで経済学者シュンペーター。
「イノベーションは既存要素の新しい組み合わせ」

これに対して、神戸大学の三品和広教授。
「リ・インベンションは、新しい概念の創造である」

「インベンション」とは「発明」のこと。
「リ・インベンション」は「再発明」といったこと。

スウェーデンのホヴディング社の例。
女性が自転車に乗る際にかぶるヘルメットを、
おしゃれなスカーフの形に変えた。

「見えない化」の例。

「事故の際には、スカーフの中から
ヘルメットが飛び出して頭部をカバーする」

概念のブレークスルー。

この例がそれにふさわしいかどうかはわからないし、
三品教授の論述にも賛成しかねるところはあるが、
コラムニストのまとめ。
「企業が創り
消費者が支持する新商品の
『引っ張る』エネルギーが、
規制を緩和し壊していく」

私は思う。
「引く力」が誘引して、
「押す力」を生み出す。

さて、今日は夕方から、
東京・新橋。

コーネル大学RMPジャパン第3期生の同窓会。
副学長の私は、
「実行の第3期生」と名づけた。

その実行のコンセプトを発揮して、
それぞれの仕事でも成果を出し、
同時に同窓会も開催してくれた。

飲んで、食べて、議論して・・・。
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時には、じゃれて。
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楽しんだ。
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そして一枚目の集合写真。
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二枚目は、コーネル大学の頭文字「C」を右手でつくった。 20130831010355.JPG
真ん中のひとりが、崩れていくが・・・・・。

そして元気に三枚目。
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最後に、ひとり、撃沈。沈みながらも左手で「C」をつくっている。

コーネル大学RMPジャパン三期生。
Cornell Innovation Associationをつくった。
略してCIA。

今後とも、活動を活発にして、
「実行の3期生」の心意気をご覧に入れる。

ピーター・ドラッカーも励ましている。
Practice comes first!

〈結城義晴〉

2013年08月29日(木曜日)

UAゼンセン第1回労使懇談会パネル討論会/有意義に盛り上がる

「おまえの時代だ」
リオデジャネイロの柔道世界選手権。

男子73キロ級で大野将平が初優勝。
天理大学の21歳。

決勝まですべて一本勝ちの気持ちよさ。

その大野にささやきかけて、
モチベーションを最高潮にしたのが、
監督の井上康生。
2000年シドニーオリンピック金メダリスト。

60キロ級の高藤直寿、
66キロ級の海老沼匡に続き、
日本男子は開幕から、
3日連続の金メダルラッシュ。

この勢い。

日本経済と連動してはいないか。

今日の商人舎magazine。
Daily商人舎では、
日本の人口動態調査を分析。
「日本総人口1億2639万3679人に悲観するな」

日本の人口がまた減って、
少子高齢化がさらに進む。

しかし、商人舎はそれを、
悲観材料としてとらえるべきではないと考える。

さて今日こそ、
後楽園の東京ドームホテル。

UAゼンセン流通部門第1回労使懇談会。
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13時半からスタートした。

UAゼンセン組合員141万人の中で、
流通部門は80万人を占める。

今日は会社サイドから人事部門のトップもほとんど参加。
250名ほどが参集した。

百貨店、総合スーパーから、スーパーマーケット、
ドラッグストア、ホームセンター、専門店チェーン。
凄い会社の凄い労使が集った。

この顔ぶれが集まることは、
ほかでは考えられない。

はじめに主催者代表の挨拶。
UAゼンセン流通部門長の藤吉大輔さん。
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本部代表のスピーチは、
UAゼンセン会長の逢見直人さん。
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懇談会のプログラムは3つ。
一つは「流通産業政策について」の発表。
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発表したのは、
流通部門副部門長の新妻健治さん。
イオングループ労働組合連合会会長。
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基調講演は佐々木圭吾さん。
東京理科大学イノベーション研究科教授。
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テーマは、
「働く人のための新しい知識創造メカニズム」

佐々木教授は野中郁次郎先生のお弟子さん。
その野中先生譲りの「暗黙知と形式知」の循環理論、
さらに有名なSECIモデルに関して、
実にわかりやすく講義してくれた。

しかも知識創造理論を実践に移すための提言まで、
示唆に富んだ基調講演の展開だった。

最後はパネルディスカッション。
テーマは、
「知識創造がもたらす生産性向上」

私がコーディネーターを務めた。
パネラーは3人。
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基調講演の佐々木圭吾さんと、
流通部門副部門長の新妻健治さん、
そして会社側パネラーとして中村守孝さん。
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中村さんは、
㈱三越伊勢丹ホールディングス経営戦略本部人事部長。
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佐々木教授の基調講演と問題提起を受けて、
新沼さん、中村さんにご意見をいただいた。

さらに中村さんからは、
三越伊勢丹の「職場の約束」運動と、
知識創造マネジメントについて、
具体的に報告してもらった。

百貨店の取り組みではあったが、
さすが三越伊勢丹、すばらしかった。

その中村さんの報告に対しても、
佐々木さん、新妻さんから、
解説とコメントがよせられ、
パネルディスカッションとしての内容が充実した。

もちろん私も意見を挟みつつ、
全体の議論を進め、
最後にまとめた。
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商業の現代化は、
知識商人によってなされる。

その知識商人は、
ブレインズ(脳)とハンズ(手)を、
両方、使う。

つまり知識商人は、
ナレッジ労働とフィジカル労働を、
ともに上手に成し遂げることによって、
生産性を飛躍させ、
人々の幸せである「富」を増大させる。

すなわちイノベーションを果たす。

世界最大の労働組合UAゼンセンの流通部門は、
生産性向上を基本政策に盛り込むことによって、
「両刃の剣」を抜いた。

そのことを経営者は知らねばならない。
そしてともにイノベーションを起こし、
生産性を高めねばならない。

UAゼンセンが昨年11月6日に誕生して、
はじめての第1回労使懇談会。
その歴史的な第1回パネルディスカッション。

有意義だった。

あとは、
Practice comes first!

健闘を祈りたい。

パネルディスカッションの後は、
記念パーティ。

再びあいさつは藤吉大輔さん。
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来賓のあいさつは、
清水信次さん。
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日本チェーンストア協会会長、
生団連会長、
ライフコーポレーション会長。

清水さんは、
昨日の政府の消費税有識者会合での話を、
一気呵成に10分間語って、
元気なところを披露した。
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労使懇談会に関しても、
「次は私がパネルディスカッションに出る」と宣言。
爆笑を引き出した。

清水さんの次は、
前参議院議員かわいたかのりさんの挨拶。
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残念ながら落選したが、
現在、UAゼンセン政治顧問。

乾杯の挨拶は、
流通部門執行委員の玄葉威視さん。
ヨークベニマル労働組合中央執行委員長。
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そして懇親。

まずは清水さんと写真。
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佐々木教授と。
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商人舎のセミナーにも出講してもらうつもり。

三越伊勢丹ホールディングスの中村さんと。
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伊勢丹出身だが、
キャラクターが際立っていた。

右はイトーヨーカ堂の小海長治さん。
勤労厚生部総括マネジャー。
左は石合弘二さん、
イトーヨーカドー労働組合中央執行副委員長。
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原信ナルスホールディングスの五十嵐安夫さん。
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取締役副社長。

そして新妻健治さん。
イオングループ労働組合連合会会長。
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最後は、流通部門部門長の藤吉大輔さん(左)と、
事務局長の木暮弘さん(右)。
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歴史的な会合だった。

一昨日は、
イトーヨーカ堂社長・亀井淳さんと、
イオンリテール社長・梅本和典さん。

今日は労働組合のトップ、
石合弘二さんと新妻健治さん。

他の企業もすべて労使ともに、
商業流通業の現代化を目指している。

それがとてもうれしかった。
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この東京ドーム前には、
2日続けてやってきた。

阪神タイガースは、
読売ジャイアンツに、
2日とも敗れて、
マジックは減った。

〈結城義晴〉

2013年08月28日(水曜日)

髙島屋・肥塚見春代表取締役誕生と女性登用の歴史的皮肉問題

今日は勇んで、東京ドームへ。
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後楽園ホテルで、会合。

と思ったら、とんだ勘違い。
明日でした。

そんなこともあります。

さて高島屋に、
初の女性代表取締役。

女性の年齢を記すのは失礼かもしれないが、
肥塚見春取締役、57歳。

なぜか日曜日の9月1日付で、
代表取締役専務に昇格。

髙島屋では、初めてのこと。

とは言っても、肥塚さんは、
岡山高島屋社長として、
今年2013年2月期に、
5期ぶりの黒字化を果たした。

それが評価され、
5月に本体の高島屋取締役へ昇格。
さらに3カ月で代表権を持つことになった。

髙島屋は女性の登用に積極的だ。

昨2012年には、
正社員数で、女性が男性を逆転。

昨日の商人舎magazine。
Daily商人舎の記事でも、
日本マクドナルドの原田泳幸社長兼CEOの後任は、
女性のサラ・カサノバさん。

日経新聞今日の夕刊一面トップでは、
「女性幹部 登用アピール」の記事。

上場企業が次々に、
女性の登用状況を開示し始めている。
「コーポレートガバナンス報告書」のなかで、
女性の取締役や監査役の人数を公表。
女性管理職数や今後の登用目標の公開も始まる。

この記事では小売業で、
百貨店のJフロントリテイリングが挙げられている。
10人の取締役のうち1人が女性。

1986年、
男女雇用機会均等法が施行。

このころ入社した女性社員は、
現在50歳前後。

経営幹部適齢期。

しかし帝国データバンクの今夏の調査。
課長以上の管理職に占める女性の割合、
10%未満の企業が81%。

あなたの会社はいかが?

わが商人舎は33%。

『日経ビジネス』の今週号。
第1特集は「女性昇進バブル」
こちらはずいぶん皮肉っぽい。

「我が社の救世主か 疫病神か」とサブタイトル。

――多くの企業が今春から、
女性管理職の“大量生産”に乗り出している。

しかし、社会環境未整備のままの
“女性昇進バブル”。

それが混乱をもたらし始めている。

記事のタイトルは、
「想定外の混乱続出」
「女で地獄と化す職場」
「女性部下イジメ地獄」
「男性差別地獄」
「ロールモデル地獄」
「制度ぶら下がり地獄」

日経ビジネスオンラインでは、
ジャーナリスト白河桃子さんにインタビュー。
「婚活」概念の生みの親。

――蓋を開けてみると実際は、
女性活用や両立支援を
これまでやってきた企業ほど、
混乱に直面しています。

――育児休暇や時短勤務など、
女性が働きやすい環境を整備したら、
せきを切ったように一度に産む人が増えて、
辞めない人が思っていた以上に出て、
今になってアップアップしているのです。

――時短勤務取得者は激増。
子持ち女性が働きやすい、
いわゆる「ママ部署」はもう
人数がパンパンで入れる余地がない。

――女性活用支援制度が、
かえって経営の重荷になっている。

民主的な組織を志向するほど、
民主主義から遠ざかっていく。

この皮肉。

白河さんの結論。
「男性の考え方、視点で
女性に優しくしようとした
から
失敗したのだと思います」

組織では女性に、
優しくなくていい。

みんなが自分の役目を果たせばいい。

――今の日本の昇進制度は、
男性と同じ働き方をして初めて
昇進できるシステムです。

――女性活用が進めば進むほど、
この制度は機能しなくなってきます。

故渥美俊一先生の言葉を思い出す。
「男並み女を登用すればいいんだ」

――昇進レースから降りる人が続出します。
男性は、そのような
「男と同じように戦う」ことをあきらめた人には
非常に優しい。

――今の女性活用制度の多くが、
「本当にこの人たちに残ってもらわなければ困る」
といったことを前提に設計されていないのです。

――だから、女性に優しい企業って、
根本的なところでは多様性を推進していない。

「女性に優しい」
「地球に優しい」
私はこの言い回し、大嫌い。

――今、女性活用推進企業で起こっている混乱は
「ぶら下がるという既得権益の争い」にほかならない。

――その結果、ハイパーに頑張る人と、
時短でそこそこ働く人と、
女性の働き方が二極化しています。

経営者に求められていること。
――女性を特別扱いして
枠に囲って延命する「女性活用」ではなく、
特別扱いしなくても普通に働けるよう、
働き方全体、残業、時間当たりの生産性、評価といった
働き方の根幹から改革すること。

白河さんがモデルになると挙げた事例。
――一番良い例は小学校、中学校などの教員です。
市場のあるところはそれで上手く回しています。
これに似た動きがもっと広がれば素晴らしいと思います。

これはつまり「代用教員制度」。
代替要員を容易に補充できるような
労働市場を整備すること。

ん~、どうだろうか。

今日、日程を間違えた東京ドームホテル。
UAゼンセン流通部門の第1回労使懇談会だった。

私はパネルディスカッションのコーディネーター役。
明日のディスカッションの時に、
パネラーに質問してみよう。

しかし、まことに皮肉な現象が
起こるところにこそ、
問題の本質が存在する。

歴史がそれを証明している。

〈結城義晴〉

2013年08月27日(火曜日)

イトーヨーカ堂亀井淳・イオンリテール梅本和典両社長と連続対談

今日は一日中、大忙し。

朝、麹町にある㈱イトーヨーカ堂本社へ。
次号『月刊商人舎』9月号で、
「ニッポン総合スーパー『復活!?』」を特集する。

亀井淳社長のインタビュー取材。
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亀井さんはいつも、
月刊『商人舎』を読んでくださっている。

「分かりやすい文章で、
大事なことが書かれていて、
楽しみにしている」
高く評価してくださった。
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インタビューは10時から11時半過ぎまで。
ショッピングセンターの「Ario」で進める施策、
専門店化への挑戦と改革、
上質な商品と環境づくり、
おもてなしの接客などを、
存分に語ってくれた。
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衣料品の改革とブランド確立が進むイトーヨーカ堂。
担当する取締役業務執行役員の戸井和久さんが、
商品開発から売り方まで具体的に説明してくれた。
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総合スーパーが成長時代に果たしてきた役割、
これから機能すべき課題、
私から問題提起を投げかけ、
それに応えてくださる内容で、
充実したインタビューとなった。
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最後は亀井さんと2人で。
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そして午後は、
澄み渡った青空の千葉の海浜幕張へ。
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もう一方の雄イオンリテール㈱
期せずして、同じ日のトップインタビューとなった。
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梅本和典社長は、
ジャカルタの植樹活動から帰国したばかり。
アセアンのハイパーマーケットの話題から始まり、
欧米のウォルマートやカルフールと、
日本の総合スーパーとの相違などを、
ディスカッション。
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イオンリテールはこの春、
梅本社長をリーダーに体制が刷新された。

梅本さんは、新経営陣が精力的に進めるGMS改革は、
2つの「しんか(進化と深化)」に基づいていること、
SCの核店舗としてのイオン、
小商圏の箱型GMSの課題など、
2時間ほど丁寧に具体的に話してくれた。
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先日、私は、
イオンリテールの幹部と店長に向けた講演をしたが、
その時に話した内容を深く理解いただいていて、
インタビューは面白いものになった。
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最後は梅本社長と固い握手で締めくくり。
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亀井さんのインタビューも、
梅本さんとの議論も、
充実していた。

そしてそれは日本のチェーンストアの本質を、
しっかりと描き出すものとなった。

『月刊商人舎』9月号は、
面白い内容になると確信。

お二人の発言は、
漏らさず、たっぷりとご披露します。

もちろん私の見解も、
たっぷりと開陳します。
読者の皆さん、
大いに楽しみにしていてください。

さて昨日は、横浜の商人舎オフィスを、
三井物産㈱食品流通部のみなさんが、
訪れてくれた。
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右から、
ぺットフードチームマネージャーの岩城敬典さん、
加工食品営業部部長補佐の品田哲也さん、
そして同加工食品チームの中野真樹さん。

来週の金曜日から、
ニューヨークとラスベガスへ。
内容はトップセミナー。

さて日経新聞の経済コラム『大機小機』。
今日のテーマは、
「堅調個人消費をどうみるか」

最近の論調は、
「個人消費はアベノミクス効果で好調」。
これに異議を唱える。

「個人消費は最近急に改善したのではなく、
ここしばらくずっと底堅かったのだ」

コラムニストは、
その背景を考察する。

第1が、人口構成の変化。

団塊世代の本格退職が、
高齢者消費の活発化を促している。
「供給サイドもシルバー需要の開拓に
手応えを感じつつある」

今日のイトーヨーカ堂の亀井社長、
イオンリテールの梅本社長。

お二人ともに、
この需要をいかにつかむかを、
強調した。

第2は、低成長下での、
労働市場の推移。

わが国の失業率は3%台、
先進国の中では突出して低い。

それが個人消費の基礎にある。

そして第3は、逆説的だが、
ここ数年の政府の放漫財政。

リーマンショック後は、
大規模な景気対策が続いた。

東日本大震災からの復興は、
的確な公共事業施策とは言えないまでも、
財政出動が繰り返された。

そして昨年末以来、
「アベノミクス第2の矢」大型補正予算。

民主党政権時代は社会保障支出で、
バラマキ政策を展開。

こうした財政支出が、
個人所得の源泉になってきた。

つまりたこ足。

コラムニストは、主張する。
「個人消費堅調=アベノミクス効果」
と、短絡するな。

この点に関しては、同感。

小売りサービス業は、
このことを日々、実感している。

亀井さん、梅本さん、
そしてイトーヨーカ堂、イオンリテール。

現場でのリアリティある営業活動が、
個人消費を堅調に導くのだ。

もちろん「個人消費はずっと堅調」との、
コラムニストの冒頭の命題には、
全面的に賛成できるものではない。

人口動態、雇用環境、財政出動、
こんなマクロな分析だけで、
個人消費を促す要因の解明はできない。

血と汗のにじんだ現場の努力が、
小さな消費のひとつ一つを、
生み出している。

そのことを忘れてほしくないものだ。

〈結城義晴〉

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