結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年08月15日(日曜日)

ジジとお盆と敗戦の日[2010日曜版vol33]

ジジです。
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今日8月15日は、お盆。
そして敗戦の日。

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敗戦の日をなぜ、
お盆にかさねたのか。

ここには、あきらかに、
意図が、はたらいています。

[塩野七生さんが、
「終戦」よりも「敗戦」のほうが、
正しいといっていますが、
ユウキヨシハルのおとうさんも、
おなじ考えです]

ボクには、わかりませんが。

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空も海も、青い。
雲は、しろい。

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田は青い。

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それが夏です。

でもボクは、ねむい。

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おきたばかりだからです。

おきたら、かおをあらう。

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手をなめる。
それで顔をぬぐう。

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耳のところも。
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ここが気持ちいい。
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もういちど、手をなめて。

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耳のところを。

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顔をあらったら、足も。

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目が、さめた。

dscn6698-3.jpg〈ノートルダムの猫背男?〉
そういえば、
おとうさん、
去年のいまごろ、
フジ山にのぼった。

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雲がすごかった。

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フジ登山も、
お盆や敗戦と、
関係あるのでしょうか。

ボクには、わからないけれど。
ねぇ、ネズミくん?
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ごらいこう(御来光)。

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なぜか、感動する。

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うんかい(雲海)。

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こころが、
あらわれる。

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今日一日は、
目をぱっちりとさまして、
お盆のこと、
敗戦のこと、
かんがえてみたいと、
おもいます。

<『ジジの気分』(未刊)より>

2010年08月14日(土曜日)

実質実効為替レートとイトーヨーカ堂の「アンダー500㎡」新型店実験について

円高は86円で一服し、
株安も日経平均41円ほど戻し、
お盆休みに入った。

しかし、為替も株価も、
表面だけでは判断できない。

外国為替に関しては「円高でなく、ドル安」
「実質実効為替レート」では、当然ながら円はそれほど高くない。

「実質実効為替レート」とは、
ユーロやイギリス・ポンド、人民元など、
世界58カ国の主要通貨に対する円の価値を、
物価変動の影響を取り除いて算出した指標。

2005年の実質実効為替レートを100とすると、
現在は103.24。

1995年、1ドル80円を切って史上最高値がついた。
その時点の実質実効為替レートは151.11だった。
15年前と比較すると、昨日の86円は、
実質実効為替レートでは3割以上も低いのだ。

株価に関しては、
3月時点と比べると、
16.6%の下落率
これは主要20カ国の中で、
最も大きい数値。

私自身は株はまったく持たない。
これは日経新聞記者たちにも課されたジャーナリストのあり方。

しかし、日本企業の株価には関心がある。
日本全体の経済力の一端を物語るものであることは確かだからだ。
この面でも、あるべき姿を取り戻すまでは、
まだまだ、先は遠い道のりが待っている。

さて、セブン&アイ・ホールディングスが、今秋から
500㎡クラスの小型スーパーマーケットを始める。

これも日経新聞のスクープ。

昭和50年代に大規模小売店舗法が施行され、強化されたころ、
日本のスーパーマーケット業界には、
500㎡型が盛んにつくられた。

「アンダー500㎡」という流行語が生まれたが、
この言葉をつくったのは、誰あろう結城義晴。

だから今朝の「セブン&アイ新型店展開」のニュースには、
私は、妙な既視感を持つ。

今回の試みは、
①大都市の消費者に絞った。
すなわち立地と客層を限定した。

②500~700㎡の面積。
イトーヨーカ堂の5分の1、セブン-イレブンの4倍。

③生鮮食品・惣菜中心の品ぞろえ。

④3年で100店体制2000億円。
これは、1店年商20億円の計画ということになる。
500㎡、150坪で、年商20億円なら、
笑いが止まらない。
年商を別にすれば、イギリスのテスコが、
イギリス本国で展開するテスコ・エクスプレスと同じ考え方。

当分、「イトーヨーカ堂」の店名で展開するというが、
さてこの試み、どう判断するか。

昭和50年代のアンダー500㎡とは、
競争環境も、マーケットの状況も違う。

立地と客層を絞り込んで、
マーケティングとしては一定のセオリーに則っている。
しかし、断言しておこう。
1店20億円は実現できないに違いない。
このプロジェクトは相当に、
苦労を覚悟しておかねばならない。

昭和51年、イトーヨーカ堂は、
1500㎡(450坪)の新型実験店を始めた。

ヨークマート勝田台店。
しかしこのヨークマート・プロジェクトはずっと水面下にいた。
あの試行錯誤を思い出してみるべきだ。

こんなニュースが出た時、
渥美俊一先生なら何と答えただろう。

そう考えた。

きっと、即座に、言い切るに違いない。
「もっとやらねばならないことがあるはずだ」

私も、そう思う。

<結城義晴>

2010年08月13日(金曜日)

所在不明高齢者279人の厭世的気分とRMLC店舗クリニックの「現世肯定と現状否定」

朝日新聞の「高齢者の所在不明問題」調査。
全国すべての市区町村への取材で、
「100歳以上の不明者は少なくても279人」と判明。

兵庫県112人、大阪府88人、京都府21人、さらに東京都は13人。
大都市部に集中、なぜか関西にも集中。
東北、北陸など地方の26県は皆無。

全国約1万6000人のホームレスは、
「不明高齢者予備軍」という。

一面コラム『天声人語』も皮肉る。
「長寿大国の名が泣く怪事である」

「子や孫に囲まれて暮らすお年寄りばかりではない。
独居はつらい。さりとて弔いもないまま、
役所の書類棚で生かされ続ける高齢者は悲しすぎる。
お盆に帰るに帰れず、あの世でぼやいている人も多かろう」

今日13日は、「お盆の入り」。
先祖の霊を弔う日。
そんな日に、長寿大国の名が泣く怪事。
高齢化社会が問題視されてばかりの現今、
「長寿社会」を誇りにしようと訴えている私だが、
その「長寿」社会の数値的根拠が揺らぐ。

自分の親、祖父母、近親者との関係が薄れてくることは、
自分に対する関心の希薄さを示す。

すなわち厭世的な空気。
人間として、人間社会として、
最も避けねばならないこと。

しかし、これは国の問題とばかりは言えない。
会社も店も同じ。

社内に厭世的な気分が蔓延し、
若い、優秀な人が辞めていく。

毎日の基礎的な仕事がおろそかになり、
「数値的根拠」が揺らいでくる。

やがて衰退し、崩壊に進む。

お盆商戦真っただ中の今だが、
むしろ売上げづくりよりも、
実地棚卸や在庫管理が大事だ。

1品1品の商品を、自分の親・祖父母のごとく愛で、
大切に扱い、大切にお客さまに提供する。

そんなお盆商戦でありたい。

同じ朝日新聞のコラム「経済気象台」
稲泉連のノンフィクション『仕事漂流』(プレジデント社)から紹介している。
「デパートの洋菓子売り場の舞台裏が書かれている。
型くずれしたケーキや、売れ残りを店員が買い取るのだ。
しかも『すいません。これだけしか買えなくて』と謝りながらである。
なんと悲しい風景だろう。
もともと安い賃金が実質的にまた下がるのである」

コラムニスト遠雷氏は、つぶやく。
「ネガティブで憂鬱(ゆううつ)な『競争』である」
私は、前向きで、活気のある競争を奨励するものだ。
お客様を喜ばせる競争。
そんな競争からイノベーションが生まれる。

この気分を失ったら、
小売流通業やサービス業から去ったほうがいい。

小売流通業やサービス業は本来、楽しいものだ。

先週末、私が座長を務める商業経営問題研究会(RMLC)で、
店舗クリニックを行った。

夏季合宿。
楽しかった。

参加者はいずれも小売業現役経営者またはOB。
全員が、実に楽しそうに店舗視察を楽しんだ。

初日6日は、 既報の通り、千葉駅に集合し、
ベイシア、ヤオコー、マックスバリュ、
sendo&MrMax、ビッグハウス、カスミ、
そしてベイシアとメガ・ドンキなど、駆け巡った。

翌日は、 まずトライアル。
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躍進するディスカウンター。
マルエツが苦労していた店に居抜きで入居し、
徹底したローコスト運営と特異な集荷方法で、
収益を絞り出す。

次に、RMLCのメンバーでもある加藤勝正社長の㈱セイミヤ多古店。

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800坪の意欲的実験店。

額賀瑞穂常務(右)、黒畑聡志店長と写真。
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RMLCメンバーで記念写真。

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小売業やスーパーマーケットが楽しい職場であることは、
二枚の写真が示してくれている。

昼食は、手打ちそば「おにざわ」。

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さらにセイミヤ鉾田舟木店。

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ここでも、額賀常務、橋本貴之店長と写真。
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「よい店によい店長あり」。

さらに水戸まで足を延ばして、
ヨークベニマルの新店を視察。
水戸浜田店。
この7月にオープンしたばかりの実験店。
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私は、この店でベニマルは、
「店舗全体の惣菜化」に取り組んだと見た。
それは逆に「量販の放棄」である。
しかしその代りにプライベートブランドの量販は志向する。
新しい時代に入った。

最後に、マルト笠原店。

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茨城県いわき市にドミナントを築くマルトが、
水戸市まで南下してきた店。
ショッピングセンターの中で、
マルトらしいリアリティのある商売を展開している。

クリニックは楽しい。
店を巡ることは楽しい。

それは店が楽しいところだからである。

厭世的な気分は、
たとえお盆といえども、
排除したい。

お盆は、祖先の供養をするもの。
それは、現世の肯定につながる。

今月の商人舎標語は、
「現状を否定せよ」

だたし、現世は肯定しなければいけない。

現世を肯定し、現状を否定する。
人間として生きるのは、むずかしい。

<結城義晴>

2010年08月12日(木曜日)

イオン&マルナカ包括的提携と中野勘治菱食社長の「規模と機能」

本格的な帰省ラッシュ。
お盆休みの「国民大移動」復活

小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

これが日本国民の大半が求めるもの。
つまりエブリボディ・ニーズ。

それに応えるのが、
小売業・サービス業。

それにしても自民党参議院議員会長選。
中曽根弘文氏と谷川秀善氏の間で争われ、
40票の同数の結果、
規約でくじ引き。
中曽根参議員会長誕生となったが、
小学生の学級委員選出のようで、
かわいいというか、
情けないというか。
けしからんというか、
どうでもいいというか。

7月の日本国の参議院選で勝利した自民党の、
その参議院のリーダー選出がくじ引き。

まったく、というか。

その間、円高は進み、
瞬間的に84円台に突入。
15年1カ月ぶり。

しかし15年前とは、状況はまるで違う。
1995年段階は、日経平均株価1万6800円、失業率3.1%、
現在は株価9300円、失業率5.3%。

「経済一流政治三流」が、
「経済三流政治五流」に、
堕してしまっている。

そんな中、国民のエブリボディ・ニーズは、
小さな喜び、
ささやかな幸せ、
明日への希望。

さて日経新聞が昨日の夕刊でスクープ。
「イオンとマルナカ、包括的業務提携」

イオンはご存知、
セブン&アイ・ホールディングスと並ぶ日本最大の小売業グループ。
全国にマックスバリュをはじめ、
カスミ、ベルク、いなげや、マルエツなど、
1200店のスーパーマーケットを配する。

一方、マルナカ・グル-プは、
中四国最大のスーパーマーケット企業。
総店舗数210店、総年商3300億円。
香川に本拠を置く四国のマルナカと、
岡山に本部を持つ中国地方の山陽マルナカ。
両者で瀬戸内リージョナルチェーンを構築。
近く、ホールディングカンパニーをつくる予定。
マルナカ社長は中山芳彦氏、
山陽マルナカ社長は、その長男でマルナカ専務の明憲氏。

包括的業務提携は、
今のところ商品がらみの内容。

イオンのプライベートブランド「トップバリュ」の提供、
メーカー商品の共同調達、
物流・情報システムの相互活用など。

マルナカ専務中山明憲さんは、発言している。
「現時点では資本提携は考えていない」
私には、この発言をした時の中山さんの表情が浮かぶ。

一方、イオンは坂野邦雄SM事業最高責任者が発言。
「中四国で確固たる地位を築きたい」
これも、表情が浮かぶ。
坂野さんは、構想している。
「範囲の経済におけるクリティカル・マス」を。
私の持論でもある。

この包括的業務提携の意義は大きい。
第一に、食品スーパーマーケットの業務提携であること。
イオンはスーパーマーケットに最大の力を入れている。
だから全国の食品スーパーマーケットに大きなインパクトを与える。
第二は、中四国エリアの「クリティカル・マス」突破を狙っていること。

「マルナカよ、お前もか!」ではない。
「これも一局」である。

バックに三菱商事が絡むこともあって、
この提携、若干の資本提携に進むに違いない。
その後は、カスミやベルク、いなげや、光洋と同方向を志向する。

ただし、私は思う。
少なくともアメリカのクローガー方式を採用すべきだ。
間違ってもアルバートソン型に至ってはいけない。

さて昨日は、東京・平和島。
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モノレールの流通センター駅で降りて、
㈱菱食本社へ。

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菱食・中野勘治社長インタビュー。

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月刊『マーチャンダイジング』の連載企画で、
宮崎文隆編集長が同道。
宮崎さんは㈱商業界の『販売革新』前編集長。

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中野さんは、1939年7月七夕生まれ。
ニチレイ専務、ユキワ社長、アールワイフードサービス社長を歴任し、
2006年菱食副社長を経て、2008年3月社長就任。

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就任と同時に、「創造的破壊」を推し進め、
菱食改革の陣頭指揮を執る。

20世紀的な食品卸売業から、
21世紀の中間流通業へ。
そのために新しい機能創出を志向する。

規模の論理から、機能とマーケティングの論理へ。
「リテール・サポート」はもちろんのこと、
「コーディネートの役割」を果たさねばならない。
そこで「フードコーディネート本部」をつくった。

私は、パーティなどで中野さんにはよくお会いする。
しかしこうしてゆっくり、じっくりお話しする機会はなかった。

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中野さんは実にエネルギッシュで、
イノベーションの意欲に燃えていた。

第一声は「この異常な暑さは、神風だ」

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目下の最大の話題は、「4社経営統合」
菱食を中心に、三菱商事傘下の食品卸売企業3社の経営統合。
㈱明治屋商事は酒類に伝統があり、強い。
㈱フードサービスネットワークは低温商品の機能を持つ。
そして㈱サンエスは菓子問屋として強力である。
もちろん菱食は加工食品だけで1兆円のスケールを持つ。

それぞれの機能において、
製造業にも小売業にも十分な役割が果たせる総合化を成し遂げる。

中野さんによると、それは、
「生活編集能力の高い生活者のライフスタイル多様化に対応」するために、
新しい中間流通として必須の機能である。

菱食1兆3993億円、
明治屋商事3051億円、
フードサービスネットワーク3129億円、
サンエス2035億円。

トータル2兆2000億円の日本最大の食品卸売業。
しかしそれは、
単に巨大な卸売業が誕生するというだけのことではない。

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私は日本人の生活は、
どんどん個性化していると考えている。
一人ひとりが個性化を志向する。
それが結果として多様化現象を起こす。

これは「自己編集能力」の獲得である。
生活者のライフスタイルの多様化を意味する。

従って小売業は『コンシューマー』(消費者)発想から、
『カスタマー』(顧客)志向に変わらねばならない。

小売業と共闘する卸売業は、
多様な業態を対象に取り組みするわけであるから、
生活者のライフスタイルの多様性を知ることができる。

ここに中間流通としての存在意義がある。
メーカーのマスマーケティングのコンシューマーにも、
小売業の自社・自店のカスタマーにも、
卸売業としての「生活者のライフスタイル」の把握と対応は、
十二分に貢献することができる。

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中野さんは「スマート(賢い)な生活者」を強調する。
さらに女性の登用を力説する。

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その菱食の女性スタッフが中心となって、
長期計画「Evolution21」が出来上がった。

廣田正特別顧問や後藤雅治会長がつくりあげたミッションの上に、
「Innovation by FCM」のビジョンと、
6つのOur Promise。

21世紀の菱食の姿がくっきりと展望されている。

中野さんは、本当にうれしそうに語った。
70分ほどの時間は、一気呵成。
中野節に終始した。

こんなインタビューもいいなあ、と私は思った。

最後にカメラマンに求められて固い握手。

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イオンとマルナカの包括的業務提携、
菱食を中心とする4社経営統合。

単なる数合わせ、スケールの追求ではうまくはいかない。
それはまさしく20世紀発想である。

21世紀には、
規模をもとにした新しい機能が求められる。

その根本に、
顧客志向と生活者発想がなければならないことは、
論をまたない。

<結城義晴>

2010年08月11日(水曜日)

分子生物学者・福岡伸一の「動的平衡」と「行く川の流れは絶えずして・・・」

残暑 お見舞い申し上げます。

㈱商人舎は、明日8月12日(木)より18日(水)までの1週間、
夏季休業とさせていただきます。

暑さ厳しき折、皆さま、くれぐれもご自愛ください。
そしてお盆商戦の千客万来、ご祈念いたします。

なお緊急のご連絡は、代表電子メールinfo@shoninsha.co.jp、
あるいはスタッフ各自の携帯電話でお受けいたします。

もちろん、商人舎ホームページ、
および結城義晴のブログ[毎日更新宣言]は、
年中無休でお届けいたします。
*********************

台風4号が北上している。
このお盆休みは、
日本列島台風一過になるかもしれない。
店舗商業は、書き入れ時の台風。
客足に直撃する。
その心配はつのる。

アメリカ・ユタ州では、
日本人観光客を乗せたバスが横転、
3人が死亡。

かの地のドライバーは、
平気で時速150キロを出す。

道も平坦で、北海道をさらに広くしたようなところを、
走ることも多い。

昨日10日、財務省発表の「国の借金」。
904兆0772億円。
はじめて900兆円を超え、
このままでは2011年度中に1000兆円に達する。

日経新聞が総合欄で報道している。

これが企業の売上高ならばいいのだが、
企業でいえば「借入金」。
この904兆円は、名目国内総生産の1.9倍。
現時点での日本国人口1人当たりで換算すると、
約710万円の借金。

これも日経の記事からの数字引用だが、
IMF調査では、国別債務残高と国内総生産を比較すると、
日本は2009年度末に218%の異常値となる。
財政危機でEU経済の足を引っ張っているギリシャが115%。
アメリカ83%、ドイツ73%、イギリス68%。

国の借金が増えるのは、
国の収入が減るのに、
国の支出予算が増え、
それを国債という借金で賄うため。

2010年度の一般会計予算は、
92兆3000億円の歳出、つまり支出。
これに対して税金による国に収入は37兆4000億円。
その差、54兆9000億円。
これを44兆3000億円の国債を中心に補う。

国の収入を国の借金が、予算段階で上回った。
これは敗戦後の混乱期以来。

日本経済の根本的な立て直しが求められている。

これも「現状を否定せよ」でなければ、
解決できない。

商人舎8月の標語。
「現状否定」は政府はもとより、
国民一人ひとりの意思決定レベルにまで求められよう。

そのひとつが消費税の引き上げということになろうか。

その意味では、口だけ出して、
世論を誘導している観のあるマスコミにも、
「現状否定」の矛先はつきつけられるに違いない。
マスコミほど「現状否定」できない存在もないが。

もちろんすべての設計は、
その責を担う菅直人内閣にある。

だからといって、
リーダーの首を挿げ替えれば、
この難問解決がなるとも思えない。

課題ははっきりしている。
いかにそれを解決するか。

ヒントは「動的平衡」にある。

今日から始まった朝日新聞「夏の基礎講座」。
1時間目「生命」の講座で、
分子生物学者の福岡伸一さんが語っている。
その著『生物と微生物のあいだ』は、
まず、読んでほしい。
それから『動的平衡』も。

「何が自分の身に応じた『分際』なのか」

「この『分際』というのが、
生物学では重要なキーワードになるのです。
英語でニッチ」

「人間以外のすべての生物は自分のニッチを守っていて、
限られた資源や環境の中で、
ほかの種と闘いを起こさないようにすみ分けているのです」

「60兆の細胞から成り立っている人間の体は、
せせらぎによってできたよどみのようなもの。
水は絶え間なく流れ込み、
いったんよどみを形成し、また流れ出る」

鴨長明の『方丈記』。
「行く川の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず」

これが「動的平衡」の文学的表現。

「動的平衡」とは、
「生命とは分子を入れ替えながら、
その同一性を保っているものである」

という考え方。

たとえると、
生命は店舗。
分子は商品。

「店舗は商品を入れ替えながら、
その同一性を保っている」

福岡さんは強調する。
「脳が人間の体や心をすべて支配しているというのは、
生命感の大きな錯誤だと言いたい」

「ニッチ」と「動的平衡」。
「現代化」におけるキーワード。

この国のかたちも、
企業や店の在り方も、
私たち自身の生き方も、
「分際」と「行く川の流れは絶えずして云々」に、
収斂してくる。

さて昨日は、荒井伸也先生とご一緒。
㈱ショッピングセンター丸正総本店社長の飯塚司郎社長、
同専務の飯塚正彦さんと研修会。
飯塚専務はコーネル・ジャパン「伝説の第一期生」。

30年来の付き合いの飯塚司郎さんから、
「ひたむきさ」を学んだ。

そして夕方には、商人舎オフィスを、
隣組の㈱成城石井社長・大久保恒夫さんが訪ねてくれた。
大久保さんも、コーネル・ジャパン第一期生にして、
第二期には、講師陣の一翼を担ってもらった。
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9月1日から同社相談役に退く。
後任は、コーネル・ジャパン「奇跡の第二期生」の原昭彦さん。

大久保さんは、その後、
日本商業の地位向上に貢献するために、
新しい自分の役割を求める。

しかし来年度も、
コーネル・ジャパンのファカルティに加わっていただくことを、
お約束願った。

心から感謝。

「経営者の役目の一つは、
確実な後継者育成。
成城石井ではそれができました。
原さんはこれまでも営業の責任を担ってくれて、
私も完全に任せていました。
全く心配はない」

「原さんはまさにミスター成城石井。
大丈夫です」

力強く原さんを後押しした。
成城石井という会社の「流れは絶えず」である。

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その後、互いに、自著にサインし合って交換。

「行く川の流れは絶えずして、
しかももとの水にあらず」

この言葉を、強く感じる一日だった。

国も、会社も、店も、人も。

<結城義晴>

2010年08月10日(火曜日)

『日経ビジネス』特集「スーパー最終戦争」&『日経トップリーダー』取材と林廣美先生対談

昨日8月9日発売の『日経ビジネス』。
特集は「スーパー最終戦争」hyoshi.gif
サブタイトルは「ウォルマート急襲、迎え撃つ日本勢」

先月の16日金曜日、コーネル・ジャパン卒業旅行の直前に、
小平和良記者からインタビューを受けた。

例によって、私は身も蓋もない話。
しかしそれが真実だと思うから仕方ない。

この特集、プロローグ「北海道、10年の興亡」から始まる。
アークス社長横山清の「クリティカルマス論」。
それにコープさっぽろ理事長・大見英明。

地元勢に後塵を拝するイオングループ。

特集の記事は、コストコとウォルマート西友、そしてメトロ、テスコの、
本格上陸をルポする。

一方、地方スーパーマーケットからの反抗。
スタディはヤオコー、ハローデイ、サンシャインチェーン。
さらに神戸物産、バロー。

そしてエピローグは、「さらば“2強”」
セブン&アイ・ホールディングスとイオンが、
ウォルマート、コストコ、テスコといった外資と、
ローカル・スーパーマーケット・チェーンに挟撃され、
「最終戦争」に突入するというSF仕立て。

これは私のプロットではない。
この特集の中で、私は、
「低価格を実現する仕組みを持たない企業は続かない」とのみ、
コメントしている。

私は「自然界の森のような小売業」をイメージしている。
巨木もあれば、雑木も雑草も、高値の花さえ、
共存する自然界の森。

ただしそこに生き抜くのは、
「自らのアイデンティティと自らの論理、
それに見合った自らの生存方法に徹した者だけである」

しかし、ビジネス週刊誌ナンバーワンの『日経ビジネス』の特集だけに、
今後、大いに波紋を呼びそうだ。

ご一読を、 お勧めしたい。

さて昨日正午、今度は、
日経トップリーダー記者の永井学さんが、
横浜の商人舎に来訪。

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同誌は、『日経ビジネス』とおなじ発行元、すなわち日経BP社。

『日経トップリーダー』誌は、昨2009年4月、
『日経ベンチャー』から誌面刷新し、生れかわった雑誌。

この雑誌は、9月に渥美俊一先生の特集を企画している。
永井記者はチェーンストアの取材経験を持ち、
渥美先生にも興味を持った。

そこで私のところに、
「渥美俊一の本質と位置付け」をインタビューに来た。

故倉本長治商業界主幹が「商業近代化の理念」を確立し、
渥美俊一は「小売業・サービス業近代化の理論と実践」を果たした。

その理論の本質は何か。
経営戦略、財務戦略、商品戦略、営業戦略、
そして準備段階の「ビッグストアづくり」など、
1時間半はあっという間に過ぎた。

よく勉強している永井記者の聞き方も上手だったので、
私自身の整理にも、なった。

ピーター・ドラッカー先生も、
外山滋比古先生も、
「話すこと・喋ること」の効用を説いている。

私も、永井さんに話しつつ、
自分の考えをまとめた。

現在、渥美俊一先生に関する文章を、
3本ほど依頼されている。
そのことにも、役に立った。
もちろんすべて違う論調の文章にするつもりだが。
永井さんに、感謝しておきたい。

さて、午後3時、東京・曙橋。
日本フードサービス専門学院。

学院長の林廣美先生と対談。

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商人舎と商人ねっとのコラボレーション企画、
CDオーディオセミナー『知識商人登場』の最終回。

林先生とは、もう28年のお付き合い。
和やかに、軽やかに始まった。

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林先生は雑誌『魚菜』編集長から、惣菜コンサルタントに転身。
第一人者として、もう40年も活躍。

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商業界の『食品商業』には、私が出会ってからの30年近く、
1号も欠かさず原稿を寄稿、執筆してくださっている。

商人舎のホームページでも、毎週金曜日に、
「林廣美の今週のお惣菜」を連載し、
先週末、目出度く「100回記念」となった。

私の標榜する言葉。
「難しいことを易しく、
易しいことを面白く、
面白いことをより深く」

これは林先生からご教授いただいたものだ。

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対談は、90分の予定が、
休みなく、よどみなく、
あっという間に95分経過。

その間、林先生、喋り詰め。

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私は、インタビュアーに徹した。

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「スーパーマーケットの惣菜とは、
限りなく本物に近い偽物をつくること」

これはパリコレ、ミラノコレクション、東京コレクションなどから、
プレタポルテの量販商品をつくるSPAの発想とまったく同じ。
つまり本物の日本料理、フランス料理、イタリア料理、中華料理に似せて、
「うまくて、安くて、でっかい商品」をつくること。

凄い。

さらに「1グラム1円」の商品づくり。
これまた、林流の凄いコンセプト。

しかし林先生のマーチャンダイジングは、
限りなく「顧客」から発想している。
それをバイヤー、パートタイマー、社長・専務に、
分かりやすく手ほどきし、
結果として生産性を上げさせる。

まさしくマーケティング&テクニカル・コンサルタントの真骨頂。

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この秋の11月16日火曜日に、
「惣菜の年末・年始対策セミナー」を開催することが決まった。
講師は、林廣美&結城義晴二人のビッグセミナー。

乞う、ご期待。詳細は後日発表予定。

最後に、ツーショット写真。

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林先生から料理の手ほどきを受ける結城義晴の図。
テレビ番組みたいで、ちょっと気恥ずかしかったが、
テレビには何度もレギュラー出演している林先生の隣に立つと、
なぜか、気持ちが落ち着いた。

いい対談だった。

そして、いいCDオーディオセミナーのシリーズだった。
全25回。
これにて打ち止め。

ご清聴に、心から感謝。

<結城義晴>

[追伸①]
CDオーディオセミナーは、
インタビュアーが代わって、
今後も継続の予定。
ご愛顧のほど、お願いします。

[追伸②]
先週金曜日・土曜日のRMLCクリニック報告&分析編は、
今週中に掲載予定。
悪しからず。

2010年08月09日(月曜日)

お盆商戦本番の中の「もうちょっとだけの現状否定」

Everybody! Good Monday! [vol 32]

2010年第32週、8月第2週。
今週こそ、
お盆休みとお盆商戦本番。

甲子園では全国高校硬式野球1回戦真っただ中。
全都道府県から出場することもあって、
甲子園1回戦は誰をも郷土意識に目覚めさせる。

それが何よりもよい。

そしてお盆。

「盆」(ぼん)は、祖先の霊を祀る日本特有の一連行事。
仏教用語の「盂蘭盆」(うらぼん)が省略された言葉だが、
その仏教と日本の古神道が融合した風習。

会社はお盆休みを提供し、
商業・サービス業はお盆商戦を展開する。

㈱商人舎も木曜日12日から18日まで、
お盆休暇で営業休止。
そのお盆休みを中心とする夏休み期間、
今年は「国民大移動」復活。

先週末から今週にかけて、
エリアごとに、地域ごとに、地方ごとに、
盆期間の人口急減地区と人口急増地区が極端に分かれる。

商業にとって大事なことは、
人口急増地区は、お盆明けの来週月曜日から、
人口急減地区に変わること。
逆に人口急減地区は、ふたたび人口が急激に元に戻る。

従って、盆商戦において重要なことは、
①客数の予測、
②発注数量の決定、
③人員配置、
これを店舗ごとに、
計画・実行すること。

そして計画が決まっているならば、
迷わずにそれを実行すること。

ただそれだけ。

みんながみんな同じ計画や目標を立てる必要は、
全くない。

それぞれの企業が、
そしてその企業方針に基づいて、
それぞれの店が、
自分の計画を持ち、
自分の計画を実行する。

それが今週。
今週の計画・実行において、
ひとつ提案。
「現状を否定せよ!」

商人舎今月の標語。

私は、故渥美俊一先生の遺言と受け止めている。

かつてダイエーも西友も、
イトーヨーカ堂もジャスコも、
すかいらーくもニトリも、
すべてが「現状否定」からスタートした。

クレイトン・クリステンセンは言う。
「イノベーションによって成功した企業ほど、
新たなイノベーションにチャレンジしなくなり、
その結果、新たなイノベーションを果たした企業によって、
淘汰されていく」

これはイノベーションを成し遂げた組織が、
「現状否定」をしにくくなることが原因。

セブン&アイ・ホールディングス会長の鈴木敏文さんの言葉では、
「過去の成功体験を捨てよ」となる。

過去の成功体験に頼っているから、
現状を肯定したくなり、
その結果、持続的・継続的イノベーションができなくなる。

だからいつも「現状否定」を志向する。

それが現代社会のビジネスに求められている。

「現状を否定せよ」
今月の商人舎標語。
よろしく。

さて、お知らせが二つ。
ひとつは、毎週金曜日の大好評連載
「林廣美の今週のお惣菜」。
祝! 100回記念。

「6大カテゴリー別全メニューカタログ100一挙掲載」

是非、ご覧ください。
凄いものです。
林先生が、今週末に売り込む惣菜メニューを、
コツコツと毎週、提案し続けて、2年。
それがこの「メニューカタログ100」となりました。

今日、午後3時から、
その林先生との対談。
CDオーディオセミナー「知識商人登場」
2年余り続いたこのCDオーディオセミナーも、
林先生の回をもって、一旦、終了となります。

それが9月15日発行号になります。
長らくのご愛聴、ありがとうございました。

林廣美と結城義晴の「二人のビッグセミナー」は、
11月開催予定。
「2010年末・2011年始商戦対策」です。

詳細は近日発表の予定。
乞う、ご期待。

お知らせのふたつめ。
商人舎USA研修会スペシャル・コース。
10月5日からの1週間で「経営戦略」を学ぶ。
テキサスとニューヨークの定番大好評コース。
お申込み締め切りは、8月20日。

昨年のこの「ニューヨーク・テキサス」コースのブログも覗いてみてください。

さて毎日は、忙しい。
その中で、現状否定までせよと、
結城義晴は言う。

そんなことできるのか、と思う。
私はどうしているか。

小さな現状否定を続ける。
やりやすい現状否定でよい。

例えば、このブログ。
毎日書いている。

しかし去年の今日のブログとは違う。
「お盆商戦」の提案。
去年の提案とは違う。

毎日、ある練習をしている。
欠かさない。

しかしそれも、昨日とは違う。
ちょっとだけ違う。

そのちょっとが「現状否定」

故夏原平次郎さんの「もうちょっとだけ」。
すごくいいので、ふたたび引用。
「商いとは『あきまのないこと、すきまのないことといわれます。
つまり、現状よりも、もう少し、
きめ細かなことをやっていかなければならないということ」

「小さなことに関心を持って、
小さなことを見逃さないことが大切になってきます」

「そのために『もうちょっとだけ』と、
日々反省をしてみる必要があります」

「もう一度『これでいいのか」と考え直す、
そして小さいものが変わってくれば、
だんだん大きなものが変わってきます」

だから今日も、
「もうちょっとだけの現状否定」。

Everybody! Good Monday!

<結城義晴>

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