結城義晴のBlog [毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2010年2月6日(土曜日)


今日は、池袋の立教大学キャンパス。
3号館の研究室で、このブログを書いている。

キャンパス内は静か。
しかし、緊張感がみなぎっている。

立教大学の入試で、今現在、試験中。  
受験生たちの集中力が最高潮に達し、
それが総和されたものが、
このキャンパスを占めているからだ。

さて、今日の新聞各紙。
面白いニュースが満載。

まず、読売新聞のアクセスランキング1位のニュース。
「触った相手は女性警官、痴漢容疑で現行犯逮捕」の見出し。  

埼玉県警大宮署が、5日、
県迷惑行為防止条例違反容疑で
47歳の男を現行犯逮捕。
いわゆる痴漢容疑。

日進~大宮駅間を走行中のJR川越線上り電車内。
体を触られた女性は23歳の非番の女性巡査。
その場で取り押さえた。
容疑者は当時、酒に酔っていた。

朝日新聞のアクセス1位のニュースはひどい。
「山本病院前理事長ら逮捕 不慣れな手術で失血死の疑い」のタイトル。  

奈良県大和郡山市の医療法人雄山会・山本病院での事件。
前法人理事長で医師の山本文夫容疑者と患者の主治医塚本泰彦容疑者が、
業務上過失致死容疑で逮捕された。

2006年6月、男性入院患者は肝臓の腫瘍を「悪性のがん」と告知され、
山本容疑者が主に執刀し、塚本容疑者が補助。
山本容疑者の専門は心臓血管外科、塚本容疑者は循環器内科。
結果は「摘出手術の際、過って肝静脈を傷つけ、
適切な止血措置などをとらずに出血多量で死亡させた疑い」。

この山本病院、現在、破産手続き中という。

日経新聞のランキング1位は、トヨタの記事。
「トヨタ、米新車販売15%減 1月、月末からの停止響く」   

1月の米新車販売台数が、前年同月比6.3%増の中で、
トヨタ自動車は15.8%減。
大規模リコールに伴う主力8車種の販売停止の影響が表れた。
米フォード・モーターなど米大手は2ケタ増だった。

その結果、シェアも変動。
前年同月比ではGMが1.5ポイント、
フォードが2.4ポイントシェアを伸張させ、
トヨタは3.8ポイント下落。
トヨタのシェアは14.1%で、7カ月ぶりにシェア3位。
第1位はGM、第2位はフォード。

アメリカ人は胸を撫で下ろしていることだろう。

面白いこと、ひどいこと、変わったこと。  
こんなニュースにアクセスが多い。

実務上は、こんなニュースは、
反面教師にはなるが、役には立たない。

質(たち)の悪い売上げの情報こそ、
面白いかもしれないが、
それは、ほんとうの役には立たない。

そして、質の良い売上げをつくった話は、
実は、面白くはない。
身も蓋もないことが多いからだ。

面白くて、なおかつ質の良い売上げをつくった話は、
そうそうあるものではないし、
あるとしてもそれは、
膨大なる理論体系やロシア文学の大河小説のようなものとなる。

私の「精読のすすめ」は、
そんなことを意味している。

女性巡査に痴漢して現行犯逮捕された男の話は、
面白いかもしれないが、役には立たない。

仕事の知恵や情報も、
これと同じことが言える。

「質の良い売上げ・質の良い仕事」  
それは、極めて地道で、
表面的には面白くはないことなのだと思う。

「質の良い売上げ・質の良い仕事」が面白くなったら、
「知識商人」の仲間入りができたと考えてよい。

さて、今週の行動日記から抜け落ちていたこと。
水曜日・東京會館。
第50回寺岡メーカー賞表彰式での記念講演。
1
50回目に50人の優秀営業マンが表彰された。
私は、その激励を兼ねた講演。
タイトルは「Practice comes first!」  
(実践躬行・実行第一)  
そう、今年の商人舎標語。
2
パラダイムの転換から始めて、
サービスに関するマーケティング・マネジメントの話。
そしてサービス・イノベーションから、
そのための方法論まで。
3
堪能いただけただろうか。
ご清聴に感謝したい。

1時間半の講演の後、
全員で記念写真。
4

「ハイ、、眼鏡の方は、ちょっと顎を引いて!」
カメラマンの注文に応じて、記念写真。
5
みなさん、今後が大事。頑張って。
目指すは「質の良い売上げ・質の良い仕事」です。

記念写真撮影の後は、懇親会。
㈱寺岡精工社長の寺岡和治さん、
同専務で㈱テラオカ社長の高野公幸さんと。


毎年、この表彰式には出席するが、
質の良い売上げをつくった人たちとの交流は、
私を元気づけてくれる。

この表彰式の合間に、懐かしい人と会った。
渡辺米英さん。㈱商業界の元大阪支社長で、昭和27年生まれ。
現在、㈱シフトプラニング代表取締役。
6

渡辺さんと一緒に、
寺岡精工・三木桂さん、
商人舎エグゼクティブ・プロデューサーの松井康彦さんと、
カルテット写真。
7
商業界を去った人たちが元気に活躍していることは、
とてもよい。
倉本長治先生が生みだしたものが、
社会にお役立ちしていることを証明してくれるからだ。

昨日は、横浜の商人舎オフィスに訪問者。
まず、大正製薬㈱教育・研修部の小嶋優さん、齋藤清さん、三好全さん。
8
5月に、イーグル会で講演をします。

それから、夜には、
「流通ニュース」発行人の松見浩希さんと横浜駅周辺で一献。
9
成城石井の大久保恒夫さんともそうだが、
松見さんと話し、飲むと、私、
「心が融ける」
すなわち、同志だからである。

商人舎ホームページと連携している「流通ニュース」。
とうとう月間89万件のアクセスとなった。
もう100万件間近。

質の良い仕事は、質の良い結果を生む。

週末は、宣言通り「流通ニュース」の原稿執筆。
来週、アップの予定。
ご期待ください。

面白くて、なおかつ役に立つ、
それでいて身も蓋もない話を書く。

今週も、商人舎ホームページと[毎日更新宣言]ブログに、
わざわざやってきてくださって、ありがとう。
心からお礼申し上げたい。

みなさん、よい週末を。

<結城義晴>  

2009年6月27日(土曜日)


土曜日は、ときどき、
ウィークエンド・サマリー。  
1週間のおさらい。

私自身は、毎月、第4週は、
非常勤取締役を担う会社の役員会や、
顧問を務める会社のアドバイザー会議などで多忙。

今週は、全国的に株主総会ウィークだったし、
私自身も、それらに出席した。

私は、株式を持たない主義である。  
これは、経済関連のジャーナリストとしての、
私の矜持。

どんなに儲かることがはっきりした株式でも、
自分自身の儲けのために株を持つことはしない。

会社の見方に、思い入れや偏りが出るから。
それが他の会社の見方に、曇りを生じさせるから。

私は、ジャーナリストであるし、
学者の端くれでもある。
文筆家でもあるし、
講演者でもあるし、
研究者でもある。
そして広い意味では、
ある種のコンサルタントでもある。

この「コンサルタント」という言葉は、
自分には適さないと考えていたが、
その考えは改めた。

ピーター・ドラッカー先生が、
確かにコンサルタントの側面を持っていたからだ。

ドラッカーは、
学者であり、
ジャーナリストであり、
コンサルタントであり、
何よりも哲学者だった。  

私のライフワークは、
「知識商人を養成することによって、
商業の現代化を実現させること」  

ここでいう商業には、広い意味で、
ホスピタリティ・ビジネスが含まれる。
「商人」とは、ビジネスする人を意味する。

キーワードは、
「知識商人」と「商業現代化」。  

だから、会社の名前を「㈱商人舎」とした。
「知識商人が商業現代化を目指して集まる拠点」  

商人舎ホームページやこのブログも、
コーネル大学リテールマネジメントプログラム・オブ・ジャパンも、
立教大学大学院のビジネスネスデザイン研究科も、
私のやっていることのすべては、
「知識商人」と「商業現代化」のためである。

そして私はそのために、
「無私と利他」を貫く。  

昨年の4月17日、
「結城義晴君の独立を励まし商人舎発足を祝う会」でも、
そのことを決意表明させていただいた。

だから株式を、私は持たない。

さて、昨日は、
3月期決算上場企業1321社の株主総会が開かれた。  

その意味での専門紙・日経新聞は、
「総会は対話の時代へ」と、
コラムを書いた。

総会屋の手を借りた「シャンシャン総会」から、
ファンドが主役となって経営陣を揺さぶる「波乱の総会」を経て、
経営者と株主が、個人株主を含めて意見を交わす「対話の総会」になった。

米国ウォルマートのような「パフォーマンス総会」は、
あまり見かけられないが。

先週をさかのぼれば、
月曜日の22日に、公正取引委員会が、
セブン-イレブン・ジャパンに排除措置命令。
23日にはセブン-イレブンが「15%の廃棄分本部負担」を発表。

このニュースが、日本中を駆け巡った。

この問題解決をケーススタディとして、
リーダーの思考法を磨く会社も現れた。

22日には、日本フランチャイズチェーン協会から、
5月のコンビニ売上速報が発表された。
コンビニ売上高は、
既存店ベースで前年同月比1%プラス。  

売上高は13カ月連続で伸びているが、
6月、7月と昨年来のタスポ効果の反動が表れる。

その上で、「見切り」問題の風評被害は大きい。

コンビニに試練の夏となりそうだ。

一方、日本チェーンストア協会の発表。
総合スーパーを中心とした5月の成績は、
前年同月比の既存店でマイナス2%。  

「下取りマーケティング」の効果も大きくはなく、
衣料品が特に足を引っ張った。

その結果、総務庁の26日の発表で、
5月の消費者物価指数は前年同月比で、
マイナス1.1%。  

これは1971年以降で、最大の下げ幅。
「デフレ懸念」と表現されるが、
これも、この試練の夏の底流となりそう。

ただし、経済産業省が発表する5月の鉱工業生産指数予想にはちょっと異変。
工業は平均で前月比7%のプラス。  

日本の工業力の底力を思い知らされて、
頼もしい。
トヨタもプリウスの生産のために、
休日出勤を再開したという。
(もう少し休みなさいよ、とも思うが)  

工業生産が活発になると、
消費も活気づく。

ただし、工業にばかり負んぶされているわけにはいかない。

不況の時にこそ、
商業が社会貢献する、
経済活性化のカギを握る。  

それが商業の現代化のひとつの条件。

試練の夏に向けて、
意気軒高でいかねばならない。

今月の標語。
「最悪を覚悟して、最善を尽くす」  
いまこそ、これだ。

今週のウィークエンド・サマリーの締めの言葉。

今週も、商人舎ホームページとBlog[毎日更新宣言]を、
訪れてくださったことに、
心から、感謝。

では、良い週末を。

<結城義晴>  

2009年6月20日(土曜日)


Weekendです。
岸根公園
この商人舎ホームページの、
右サイドのブロックを見てください。  

一番上に、写真が二枚。
これはアットランダムに、写真を表示し、
その写真のブログ記事に飛ぶことができるという仕組み。
写真の上に、マウスの矢印をもっていって、
左クリックしてください。

飛びます。

その下に、「商人舎今月の標語」。
現在は、「最悪を覚悟し、最善を尽くす」  
これもクリックすると、
この言葉の意味や由来のページに飛びます。

その下に、セミナーのお知らせ。
商人舎だけでなく、関係団体のセミナー告知などもします。

現在は、
①7月3日「日本のPBはこうなる!」セミナー。
②7月2日の「今日からはもったいないをもっと身近に」セミナー。
③「知識商人対談シリーズ」CDオーディオセミナー
④秋に延期された「商人舎USA定番視察研修会」

それぞれ、クリックしていただくと詳細が書かれたページに飛びます。

その下に、『アメリカ視察のブログを読む』というボタン。
ここには5回のUSA視察のブログが集められ、
そこに飛ぶようになっています。

そして、今日、お知らせしたいのがその下。
「新着ブログ」のボタン。  

パッと見ると、
Today!    
という赤い文字と、
New!  
というちょっと小さい赤い文字が、
目に飛び込んできます。

これは、この商人舎ホームページの中にあるいくつかのブログに飛ぶボタンです。
Today!    
は、24時間以内に新たに書き込まれた記事。

New!  
は、3日間72時間以内にアップされた記事。

20日午前10時現在、
Today! が付いているのは、
浅野秀二さんのアメリカ報告から2本、
商業経営問題研究会(RMLC)の記事、
エコバッグの記事、
知識商人対談の成城石井社長・大久保恒夫の最終回の記事。

New!が付いているのは、
毎週金曜日にアップされる定番の「林廣美の今週の惣菜」です。

商人舎ホームページは、
「結城義晴の[毎日更新宣言]」を表看板にしていますが、
多様なブログを楽しんでいただける多面的な流通サイトを目指しています。

目的は「知識商人」の養成、育成、輩出のお手伝い。
やがてその「知識商人」たちが、
「商業・サービス業の現代化」を成し遂げてくれるからです。

さて、昨日、政府発表。
「エコポイント」と交換できる271種類。 
三つに分類されている。
①環境配慮商品
②商品券・プリペイドカード
③地域産品  

経済効果を狙ったものだが、
本当にエコ効果があるかどうか、
エコ哲学にこの企画がピタリあっているかには、
疑問の声も上がっている。

経済効果は確実にあるだろうが。

だからこれは、よくあるパターンの、
「環境の名を借りた販促」のようなもの。
しかし、商売は商売。
お客さまが望むことは確かだから、
参加できる店は、
積極的に「エコポイント」販促には、参加すべき。

来年4月までの期間限定であるから、
スタートが大事。

忘るべからず。

一方、5月の全国百貨店売上高は、
既存店ベースで前年同月比12.3%減。  

15カ月連続前年割れ、4カ月連続2桁売上げ減。

先週火曜日に1万円を超えた日経平均株価も、
週末には9786円で終わった。

その中で、ニトリの第1四半期決算は、
既存店売上高9%増、客数16%増。

昨年5月から段階的に値下げを続ける。
一貫した方針。

アメリカのウォルマートと同じ考え方で、
エブリデー・ロープライスを基本に、
ロールバックを続けていく。
ロールバックしたアイテムは、
下げた値段のまま据え置く。

その上で、純利益はこの第1四半期に36%増。

セブン&アイ・ホールディングスが、
「ザ・プライス」用に、更に低価のプライベートブランドを開発する。
名称は「ザ・プライス」。  
一般に低価を標榜するプライベートブランド。
それよりも更に低価のプライベートブランド。
これを「コンペティティブ・ブランド」という。
「競争的ブランド」。

セブン&アイの「セブン・プレミアム」の次に、
当然ながら、登場。

これは、定石通り。

やがて次に出るのが、
「セブン・プレミアム・プレミアム」とでもいうブランドだろう。
最高級のブランド。

このセオリー通りの一貫性を失ってはならない。

お客さまとマーケットは、
一貫性をこそ、見ている。
一貫性をこそ、支持してくれる。  

政府の「エコポイント」は、
「イッカンセイ」ではなく、
「イッカセイ」。

環境問題こそ、一貫性が、不可欠。
知識商売こそ、一貫性が、必須。

では、良いWeekendを。

私は、立教のF&Bマーケティングの講義と、
結城ゼミへ。

<結城義晴>  

2008年9月6日(土曜日)


土曜日は、今週のおさらい。
[Weekend Summary]

月曜日9月1日、突然の福田辞任表明。
これに尽きる。
しかし世界はそれだけではなかった。
福田退陣
私は、2日に「麻生太郎幹事長で決まり」と書いた。
あとの候補は、名前を売るだけ。

どんな時代にも、若手の台頭や抜擢は不可欠だが、
この時とばかりに、しゃしゃり出てくる。
政策や政治信条は、似たり寄ったり。

抜群の力量を備えた若手議員が、
福田辞任のような突発的な事態に、
ちょっと早いかな、と思われつつ、
彗星のように飛び出してくる。

そんな印象が欲しい。

テレビでちょいと顔を売った議員が、
20人の支援議員を集めさえすれば、出られる。
参加することに意義があるオリンピックのように。

臨時国会を控えた大事な時期に、
国政の混乱を招いた政党の、
責任のとり方をこそ見せて欲しいものだ。

総裁選出馬の議員は、その気概を示す義務がある。

またこのウィークエンドには、
彼ら彼女らのテレビへの露出が増えるのだろう。
相手がしゃべっているのに、
声だけ荒げて、自分が画面を占領することに腐心する。

アメリカやヨーロッパがすべて良いとは言わないが、
一国のトップになる人物の演説は、
心に残る内容と、きっぱりとした話し方、
そして時代を捉えたキーワードをもつ。

そんな政治家ならば、
年齢性別に関係なく、歓迎したい。

「心は燃やせ、頭は冷やせ」をもった政治家の、
登場が待たれる。

政治情勢が混沌としている間に、
4月から6月の国内総生産(GDP)の改定値から、
年率で4%前後に下方修正されるという予測がでた。

景気の後退が、明示されたわけだ。

誰でもいいようなリーダー選びをしている暇はないのだが、
こちらは経済産業省や日本銀行の役人と、
経済界の実務家に任せておけばいいという感覚。

これでは、国家ではない。

さて、景気は落ち込むが、
為替レートの円は、ほとんどの通貨に対して、
高値をつけて上昇している。

この1カ月で、
ドルに対して2%、
ユーロに対して11%、
ポンドに対して14%、
韓国のウォンに対しては同じく14%。

為替相場は、相対的なもの。
日本の経済力が高まったのではなく、
相手が弱くなったから、
皆、円を買った結果、この変動が起こった。
だから株価は5カ月半ぶりに下落。

輸入品は安くなるが、輸出品は高くなる。
これがすぐに店頭に影響を与えることはないが、
国内で輸入商材の需要を喚起する足しにはなるか。

しかし国内は、景気後退のマインド。

それが、今週末のおさらい。

政治から国際経済、消費まで混迷の今、
やるべきことは、商人舎今月の標語。
「原理・原則、全うせよ」

Everybody! Good Weekend!

<結城義晴>明日は、ジジの登場です。1週間は速い。

 


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