結城義晴のBlog[毎日更新宣言]
すべての知識商人にエブリデー・メッセージを発信します。

2018年08月15日(水曜日)

「戦なき世」の肉声と阿波踊りの「品質は維持・向上させよ」

(いくさ)なき
世を歩みきて
思ひ出(い)
かの難(かた)き日を
生きし人々

今上天皇陛下の歌だ。
千鳥ケ淵戦没者墓苑に歌碑がある。

今日の「終戦の日」。

二大新聞の巻頭コラムが、
同じ歌を取り上げた。

日経新聞「春秋」と毎日新聞「余録」。

まず「春秋」――。
「月遅れのお盆と、
終戦の日が重なったのは
歴史の偶然だ」

「迎え火、送り火をたいて
故人をしのぶ。
その習俗とともに、
総力戦の悲劇を省みる。
死者を悼み、彼らの無念を忘れずに
戦後社会を築く精神風土を育んできた」

この精神風土。
大切にしたい。

エドマンド・バーク。
18世紀の英国の政治哲学者。
「国家とは、現存する者、
既に逝った者、
将来生を受ける者の間の
パートナーシップである」

素晴らしい。

「余録」――。
昭和天皇の玉音放送の2週間後、
香淳(こうじゅん)皇后が、
今の天皇陛下に手紙を書いた。
当時11歳だった。
「おもうさま 日々 大そう
ご心配遊(あそば)しましたが
残念なことでしたが
これで 日本は
永遠に救はれたのです」

昭和天皇ご夫妻も「永遠に救われた」が、
実子への”肉声”だったと、余録は書く。

平成最後の”終戦の日”となる今日。
「全国戦没者追悼式で
おことばを述べる天皇陛下には
73年前の夏に受け取った手紙から
始まった戦後だった」

「内外の戦没者の魂に
平和を誓うこの日、
痛恨の肉声を
歴史意識によみがえらせる営みの
絶えることがないよう願う」

同感だ。

さてお盆の真っ最中だが、
各地で夏祭りやイベントが開かれる。

徳島県の阿波踊り。
高知県のよさこい祭り。
長崎県の精霊流し。
京都の大文字焼き。

この中でも阿波踊り。
例年、8月12日に始まって、
15日に終わる。
20110815171719

しかし今年はもめにもめた。

昨年まで阿波踊りを主催していた、
徳島市観光協会が4億円超の累積赤字で、
現在破産手続き中。

そこで徳島市や徳島新聞社などを中心に、
実行委員会が発足して主催する。

その実行委員会が決めたのが、
総踊りの中止。

阿波踊りの収入源は、
有料演舞場のチケット販売だが、
実行委員会はその売上げ増進策として、
総踊りを担う南内町演舞場の有名連を、
分散させる方策を立てた。

これまで総踊りは、
南内町演舞場のフィナーレを飾っていた。
しかし、1カ所では、
設置できる桟敷席の数には限度がある。
そこで総踊りを止めるかわりに、
4カ所の有料会場に踊り手を分散して、
観客を分散させると同時に、
チケット販売額を伸ばす作戦をとった。

私には「浅知恵」としか思えない。

総踊りを仕切る阿波踊り振興協会は、
徳島市長らの決定に猛反発して、
自分たちで総踊りを強行した。

振興会の山田実理事長。
「どんなことを言われても負けません。
頑張って総踊りをどこかで
やろうと思います。
踊る阿呆ですから、
何ごとがあっても
やり遂げたいと思います」

私も2011年に、
阿波踊りに参加したことがある。
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総踊りは最大の見せ場だ。20110815172128
その最大の魅力、
いわば阿波踊りの「芯」をなくして、
売上げを増やそうとするのは、
「利益主義」である。

うまくいくはずはない。

実際にチケット販売額は低下した。
もめているという風評被害もあるだろう。

赤字の解消には、まず、
阿波踊りに関連する者が一丸となること。

そのうえで利益を上げる五つの法。
第一は、「利は元にあり」
第二は、「利は売りにあり」
第三は、「利は内にあり」
第四は、「利はこの品にあり」
第五は、「利は他の品にあり」

そしてこの五つすべてに条件が付く。
「しかし品質は維持・向上させよ」

総踊りを中止するのは、
品質の維持・向上とはならない。

あれだけの人が集まる日本最大の祭りだ。
赤字は放漫経営によるものだろう。

だとしたら徹底すべきは、
「利は内にあり」に違いない。
徹底して無駄なコストを削減する。
そして「品質は維持・向上させる」

目先の売上げに走ってはいけない。

滋賀県彦根市に本部を持つ(株)平和堂。
「HATOC夏祭り」を主催する。38297816_1876492415744428_710100386295316480_n

「HATOC」(ハトック)は本部の愛称。
単なるHead Officeではなくて、
研修や教育訓練の場としても機能する。
H ——- Head Office
A ——- And
T ——- Training
O ——- Omotenashi
C ——- Communication

オープンオフィス化によって、
ワークスタイルを改革する。

そのHATOCの建物の前に、
広大な駐車場がある。

この駐車場を使って、
HATOC夏まつりを開催。38624374_1876492519077751_4329432480110084096_n

ゆるキャラも登場するし、
Bリーグ滋賀レイクスターの選手・監督も来る。38404499_1876492482411088_2132268726353920000_n

左手には平和堂のビバシティ彦根。 38458615_1876492599077743_2674499671639982080_n

盆踊りも開催されて盛り上がる。heiwadou

平和堂社員・従業員が裏方を担う。38411711_1876492659077737_692690444303204352_n
HATOC夏まつりは、
利益を求めるものではない。

地域サービス、顧客サービスの一環だ。

各地のリージョナルチェーンや、
ローカルチェーン。
インディペンデントも、
ショッピングセンターももちろん、
夏祭りはそれぞれに、
開催されているだろう。
地域の「夏祭り」への協力も、
それぞれになされているだろう。

もっともっと力を入れたい。

日本の夏祭り。
「戦なき世」を、
象徴するものだ。

しかし「利は内にあり」。
品質は維持・向上させよ。

〈結城義晴〉

2018年08月14日(火曜日)

「大事なのは作業の半歩先」と「週刊誌とネットと月刊商人舎」

「新盆」(にいぼん)、
あるいは「初盆」(はつぼん)。

故人の四十九日の忌明けを過ぎてから
初めて迎えるお盆。

だから私の母の場合は、
新盆ではない。

それでも今日、
お線香をあげて、供養した。
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お盆の横浜の空。
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美しい。
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まだ8月だというのに、
ずいぶん日が短くなった気がする。

みなとみらいの夜景もいい。
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帆船日本丸。
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モクモク・ワクワク・ヨコハマー・ヨーヨー。
手前側がランドマークタワー、
向こう側がクイーンズスクエア。
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彫刻家の最上壽之氏の作品。
制約条件は「ビル風の抑制」だった。

地球を取り巻く大気の流れを意味する。

クイーンズスクエア。
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巨大なヨーヨーの下に、
シェイクシャックがある。
ニューヨーク発のハンバーガーショップ。
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やはり横浜はいい。

今日は朝から東京・小平。
第一屋製パン(株)の本社と工場。
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月に一度の取締役会。

近くにファミリーマートがオープン。
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「New Open!」
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サークルKの店舗だったが、
ファミリーマートにリニューアル。
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「お母さん食堂」
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レジカウンターには、
「ファミ横商店街」
そこに顧客が並ぶ。
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店舗入り口わきに、
イートインコーナーがある。
最近のトレンドだ。
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故倉本長治商業界初代主幹は、
新店がオープンしていると、
必ず中に入って1品を購買し、
「初心を忘れないように」と、
心の中で励ました。

私もできるだけ、そうしている。

今日の朝日新聞「折々のことば」
第1197回。

大事なのは作業の半歩先。
(加世井眞次〈かせいしんじ〉)

魚屋「魚眞(うおしん)」の代表。
お笑い芸人・川田広樹が見習いに入った。
その芸人に教える。
「作業はまだ仕事でない、
さらに半歩踏み込んだところが
仕事になる」

「作業」と「仕事」。
よく言われるが、
やらされているうちは「作業」だ。
自ら意義を見つけてやるのが「仕事」だ。

そしてその「半歩」とは、
「美味しいものを食べさせたい
との一念で工夫を重ねること」

「客がどんなふうに歓ぶか、
それを想像しながらやる仕事は楽しい」

だから結果からみると、
「面白くないのは仕事じゃない」

その通り。

私はもう40年、
雑誌づくりを「仕事」にしてきた。
今では「仕事の一つ」になっているけれど。

糸井重里の「ほぼ日」
その巻頭言は「今日のダーリン」
ほぼ日

京都のコンビニに行って、
何年も買ってなかった『週刊文春』を、
かごに入れてきた。

週刊文春の評価をする。

「週刊誌というのは
ポテトチップスのようなもので、
これが習慣になると、
それを必要とするようになる」

「なにが読みたかったわけでも
なかったはずなのに、
久しぶりにページを開いたら、
妙に感心してしまった」

「読みたいことばかりが
あるわけじゃないのだが、
とにかく一冊のなかに、
“人の手”がかかっているのだ」

「仕事」があるということ。

「これだけのページ数を、
文章と、写真と、絵と、広告で、
いっぱいにするだけでも、
たいへんな労力である」

「ひとつのテーマやアイディアで、
何ページもつくれる
グラフ雑誌ではないので、
正しかろうがまちがってようが、
ただの噂であっても
読みきれないほどの数の
ネタが必要なのだ」

私も昔の雑誌では、
「網羅主義」を徹底していた。
「食品商業」や「販売革新」は、
3本も4本も特集を組んで、
いま、大切なテーマを全部盛り込んだ。

糸井が評する「週刊文春」
「政治、経済、事件、娯楽、色気、
のぞき見、文化、趣味、
“尊敬されなくてもいいから、
興味を持たれる”というくらいの視点で、
山積みに盛られているのだ」

そして糸井は週刊誌を、
ネットの情報と比べる。

「ネット上でいくら
文字数を読んでいたとしても、
それが社会の似姿だとは、
どうしても思えない」

「ネットは、情報の成分に
偏りがありすぎるのだ」

然り。

それに比べると週刊文春。
「色眼鏡ごしとはいえ、
ここにはよくも悪くも、
“社会”があるように見えた」

「しばらくは”ネットの時代”だとか
おだてられていたが、
ネットというのは、もしかしたら、
ただの”小袋のポテトチップス”
なのかもしれない」

糸井さんも「ほぼ日」という、
ネットメディアをやっていて、
そのうえでこの言葉をつぶやく。

「小袋のポテトチップス」

最後のひとこと。
「週刊誌の欠点は、大盛り過ぎて、
読むのに時間を食うことか」

正しい。

これらに比べて月刊商人舎。
「大盛り過ぎること」はない。
特集1本主義。

だから読むのに時間はかからない。
けれどこれこそ大事だというテーマ。
つまりメインディッシュ一皿。

「小袋のポテトチップス」は、
商人舎流通スーパーニュースだ。
今週はお盆の休業中だが。

ということで、今月も、
月刊商人舎8月号、よろしくお願いします。
月刊商人舎2018年8月号表紙
我ら、ポリティカル・マーチャンツ!

〈結城義晴〉

2018年08月13日(月曜日)

「盆の入り」の線香の品揃えと肉体に入れられた「鍬」

Everybody! Good Monday!
[2018vol33]

今週は2018年第33週。
8月の第3週。

月曜日の今日13日は盆の入り。
木曜日の16日が盆の明け。
水曜日の15日は終戦の日。

「お盆」は、日本の、
祖先の霊を祀る一連の行事である。

日本古来の祖霊信仰と仏教とが、
うまく融合して生まれた行事。
盆には先祖の霊が帰ってくる、とされる。

だから盆の入りには迎え火を炊く。
亡くなった先祖の霊が、
迷わないように家に迎え入れる。

盆の明けには送り火を炊く。

この4日間、先祖の霊を迎えて、
供養するのがお盆だ。

私の場合、
この7月31日に母を亡くした。
4年前の2014年には父が逝った。
2年前には愛猫が死んだ。

霊を信じるか否かは別にして、
盆の間にこの世にいない肉親を思い出す。

逝ったばかりの母が、
帰ってくるのかと思うと、
それは生生しいけれど、
どこかうれしいものだ。

東横線横浜妙蓮寺駅周辺を歩いた。
駅前のFit Care Express。IMG_57858_

線香の品揃えは3SKU。
しかし1680円の青雲だけが残っていた。
後は残念ながら欠品。IMG_6473.JPG8
駅前立地のドラッグストアだから、
線香に関しては一番売れる店だろう。
だから品切れ。

一方、セブン-イレブン妙蓮寺駅前店。
「朝セブン」を盛んに打ち出す。IMG_6476.JPG8

ありました2SKU。
毎日香小型バラ詰め400円(本体価格)。
黄色いパッケージで目立つ。
お墓参り用お線香2把入り100円。
こちらはプライベートブランド。
毎日香が1フェース、PBが3フェース。
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隣にロウソクが2フェース。。
ブランドはカメヤマローソク灯火139円。

セブン-イレブンから歩いて1分。
イオンのまいばすけっと。
今やセブンの天敵。
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ありました1SKU。
日本香堂山水香2束92円(本体)。
これは1フェース。
セブンが100円で、
まいばすけっとが92円。IMG_6479.JPG8
隣にカメヤマ徳用豆だるま370円。

まいばすけっとは、
プライスカードが大きくて、
低価格を主張している。

三者三様。

安心した。

Fit Careの品切れが残念だった。
しかしそれだけよく売れた。
日本の祖霊信仰の一端を感じたものだ。

昨日の「折々のことば」
僕は自分の肉体に
(くわ)を入れられたと
感じました。
(脚本家・中島丈博)

中島は82歳の脚本家。
橋本忍の「弟子」だ。
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その橋本はこの7月18日に、
100歳で大往生。

橋本が手掛けたのは、
数多くの黒澤明作品、
さらに松本清張モノの映画脚本。
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その橋本忍の口癖は、
「正確に書け」だった。

このあとの例えが実にいい。
「赤ん坊を背負った女が」ではなく、
「女が赤ん坊を背負って」が正しい。

「観客の目に入る順がそうだから」

「赤ん坊を背負った女」を見るときには、
まず女が見える。
そして次に目に入るのが、
その女が背負っている赤ん坊。

だから脚本の表現は、
「女が赤ん坊を背負って」となるのが、
正しい。

橋本忍は凄い。
黒澤明らに鍛えられたのだろう。

しかし線香やロウソクの売場も、
「顧客の目」に入る「順」が、
意図的に想定されていなければならない。

セブン-イレブンの場合、入口側から、
ロウソク⇒PB⇒毎日香の順だった。

まいばすけっとも客動線上から見ると、
ロウソク⇒日本香堂山水香だった。

仏壇での手順は、
まずロウソクを灯してから、
線香に火をつける。

売場もこれが手順だろう。

セブンもまいばすけっとも、
合格していて安心。

編著者の鷲田誠一さん。
「中島の脚本に手を入れる時のその姿は、
うまく書こうという弟子の邪念を
一つ一つ潰してゆくかのようだった」

それが中島の肉体に入れらた「鍬」である。

今週はお盆の真っただ中。
自分の体に「鍬」を入れてくれる、
親、上司、先輩。

ありがたい。

日本人のお盆の場合も、
先祖は私たちの「鍬」なのだろう。

ありがたい。

合掌。

では、みなさん。
今週も、Good Monday!

〈結城義晴〉

2018年08月12日(日曜日)

[Sunday Go! Go! Pose]妙蓮寺のセブン-イレブンでポーズ!!

盆の入りの前日の日曜日。
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暑い日のアイスコーヒーは、
冷蔵ケースから始まる。IMG_6039.jpg8

セブンカフェ。
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ホットコーヒーが好きだが、
暑いときにはどうしてもアイスコーヒー。IMG_6045.jpg8

横浜松見町3丁目のセブン-イレブンに、
感謝をこめて、Go! Go! Pose!IMG_6049.jpg8

暑いのでストローハットで恐縮。IMG_6056.jpg8

綱島街道沿いの白幡南町店へ移動。IMG_6057.jpg8

帽子を脱いで、Go! Go! Pose!IMG_6058.jpg8

クール宅急便の保冷車の陰で、
涼しさを分けてもらう。IMG_6061.jpg8

最後は横浜妙蓮寺店。IMG_6065.jpg8
ここは行きつけの店。

枝豆と焼きとうもろこし。
最近はスパイシーカレーポテトと、
アヒージョ風ソーセージ&ブロッコリー。
よくできたプライベートブランド。IMG_6063.jpg8

近隣に知り合いがたくさんいて、
ちょっと恥ずかしいけれど、
Go! Go! Pose!
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目いっぱい体を伸ばしてポーズ!!
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今日の[Go! Go! Fashion Item]
ボーダーのポロシャツは、
ポロ・ラルフローレン。
半ズボンもラルフローレン。
靴はロメオバレンティノ。
ストローハットは、
ハワイのターゲットで購入しました。IMG_6071.jpg8
今週もありがとう。
来週も頑張る。

〈Yoshiharu Yuuki〉

2018年08月11日(土曜日)

「山の日」の「分け入っても」と「経験価値マーケティング」

分け入っても分け入っても青い山
〈種田山頭火〉

尾崎放哉と並ぶ自由律俳人の1926年の句。
青葉が深くて眩しい夏の山が浮かんでくる。9784820595656

今日は「山の日」の祝日。

一昨年の2016年1月1日、
改正祝日法で新設。

ちょっとご都合主義を感じないでもないが、
三度目の今年は土曜日と重なった。

最初の発想は「お盆の前の日」。
盆の入りが8月13日だから、
その前日の12日とする案が挙がった。

しかしこの日は、
1985年の日本航空123便墜落事故の日。
いわゆる御巣鷹山への墜落の日と重なる。

だからその前の日ということで、
8月11日となった。

小林一茶の句。
夏山や一足づつに海見ゆる

夏山を登っていくと、
頂が近づくにつれて、
一足ごとに海が見えてくる。

夏山や雲湧いて石横たわる
〈正岡子規〉

体の弱かった子規にも、
夏の山の句は多い。

夏山を行く岩岩に手触れつつ
〈山口誓子〉

誓子は高浜虚子の弟子。わかるなあ。

夏山を父の如くに指さしぬ
〈後藤比奈夫〉

「ごとう ひなお」は1917年生まれの大阪の俳人。
後藤夜半(ごとう やはん)の息子。
夜半も高浜虚子の弟子だが、
喜多流の能楽師で人間国宝の後藤得三の俳名。

だから比奈夫の句の「父」は、
多分、夜半のことだ。

朝日新聞「天声人語」

詩人草野心平の『鬼色の夜のなかで』から引用。
八ケ岳を歩く男の話。
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「あの。なだらかな尾根の右肩のトンガリ。
あすこがおれの限界だった……
いまはもう限界は。もっとずっと下の方」

「右の脚が出れば。左の脚。
左の脚がひっこめば。また右の脚。
一歩一歩は過去になる。
歩きながらの馬糞(ばふん)のように
新しい過去がポッカリポッカリ生れてゆく」

映像としてはわかるが、
過去を馬糞にたとえるのは、
あまり詩的ではない。

私は高校生の夏に八ヶ岳に登った。
その前の年は金峰山。

中学の頃は会津磐梯山。

高校や大学のころは、
同人誌「ひこばえ」の仲間と、
ときどき登った。

熱心な登山家ではないが、
山は好きだった。

2009年の8月には富士に登った。
㈱エコス会長の平富郎さんと一緒だった。
互いに励ましあいながら登頂に成功した。

そのブログのタイトルは、
「平富郎&結城義晴・富士登山記」
3日連続の報告だった。

2009年08月08日(土曜日)
①山頂からのモバイル速報

2009年08月09日(日曜日)
②八合五勺3450mまでの「無茶と無理」
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2009年08月10日(月曜日)
③ついに、標高3776m登頂!
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今はもう、登ることはない。

しかし、山の日くらいは、
山の気分を思い出したい。

「分け入っても分け入っても」
「一足づつに海見ゆる」
「岩岩に手触れつつ」
「雲湧いて石横たわる」

そして父の如くに指さしぬ」

商人舎流通スーパーニュース。
阪急阪神百貨店news|
阪神本店デパ地下で山の日プロモーション実施

阪神百貨店梅田本店のデパ地下。
今日の「山の日」のプロモーション。
昨日から始まっている。

これまでは、登山用品、
アウトドアグッズ商戦で盛り上がった。

今年は地下の生鮮食品専門店10店が、
“山 盛り”など、山にちなんだ商品を考案。

面白い。

肉屋は和牛ステーキで山の文字と山の形。
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魚屋は有頭赤エビ20尾の山盛り。d14431-431-218328-1
山型のアサリてんこもり。
八百屋はピーマンの緑の山。

実に面白いが、なぜ面白いと感じるのか。

「経験価値マーケティング」
その権威はバーンド・H・シュミット。
コロンビア大学ビジネススクール教授。
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経験価値を定義する。
「顧客は企業ブランドとの接点において、
実際に肌で何かを感じたり、感動したりする。
この接点を重視して、
顧客の感性や感覚に訴えかける価値のこと」

そして有名な5つのモジュールを提案する。
これはこのブログでも何度か書いている。

⑴感覚的経験価値(Sense)
顧客の五感に直接的に訴えかける。

⑵情緒的経験価値(Feel)
顧客の内面にある感情や情緒に訴えかける。
比較的程度の軽い気分は「Moods」、
程度の強い感情は「Emotions」。

⑶知的経験価値(Think)
顧客の知性に訴求する経験価値。

⑷行動的経験価値(Act)
肉体的な経験価値。
ライフスタイルなどに訴える。

⑸関係的経験価値(Relate)
集団社会における、
個人の自己実現への欲求に訴求する。

「山の日」に「山盛り」「てんこ盛り」。
これは情緒的経験価値だ。

その商品に匂いがある、味がある。
見栄えがある。
これは感覚的経験価値だ。

山の日に山に登る。
これは行動的経験価値だ。

私は平さんと一緒に富士に登った。
同人誌の仲間とも登った。
これは関係的経験価値だ。

夏山の俳句には、
情緒的経験価値があるし、
知的経験価値もある。

小売業やサービス業の売場や商品にも、
経験価値マーケティングが必須だ。

感覚的経験価値が多いけれど。
価格コンシャスは実は、
知的経験価値の要素も強い。

どのモジュールで訴えるか。
それもポジショニング戦略だ。

私はこのブログでも、
月刊商人舎でも、
俳句や詩を多用する。
表現はよりよく推敲する。

それが私のポジショニングだ。

みなさんも、5つのモジュール、
よく考えて使ってください。

真似ばかりではいけません。
似たようなものばかりでもだめです。
自分たち独自のものでなければ。

〈結城義晴〉

2018年08月10日(金曜日)

商人舎8月号「Political Merchants」と安斎隆の「これはと思う人」

月刊商人舎8月号、本日発刊!!

[特集]
我ら、ポリティカル・マーチャンツ!
小売サービス業の協会・団体における「数の論理」の研究
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[Cover Message]

ゴドフリー・レブハー著『チェーンストア』、1964年商業界刊。世界最大の消費大国・アメリカ合衆国。その消費大国を支えるチェーンストアの成長の要因の一つが「彼らの仲間の団体活動が効果的であること」とレブハーは指摘した。すなわち、彼の国の小売業者がポリティカル・マーチャントであったことを記述している。商人は「政治と宗教」に手を出すな。誰が、いつ、どこで、なぜ、言い始めたのか。定かではない。しかし、ずっと言い伝えられてきたことだ。そして日本の商人は聞き分けのいい、物言わぬ羊の群れとなった。清水信次を例外として。だが、2018年の今、日本の商業の世界に、清水に次ぐポリティカル・マーチャンツが続々と登場している。10%への消費増税を控えているからか。働き方改革と人手不足、さらに超高齢社会という難問が立ちはだかっているからか。基幹産業としての自覚が公然化してきたからか。小濵裕正、川野幸夫、小川賢太郎、そして故・宗像守。我らがポリティカル・マーチャンツ。政商では断じてない。しかし政治という「数の論理」の世界に知見を有するリーダーたち。大いに語ってもらおう。

[Contents]
mokuji

[Message of August]
この指とまれ!

[特集のまえがき]――結城義晴
米国Poltical Merchantsの研究
チェーンストア排斥運動との闘争の歴史とNRF・FMIに学ぶ

[特別対談][日本チェーンストア協会会長]
小濵裕正+結城義晴
「ロマンとミッション」がポリティカル・マーチャントの原動力となる!!

[日本スーパーマーケット協会会長]
川野幸夫の「変容」――結城義晴
焦点を絞って実践躬行するヤオコー経営と同期してきた!!

[国民生活産業・消費者団体連合会会長]
小川賢太郎の「檄」
「財政の見える化」と「人的鎖国からの脱却」で斬り込む!

[日本チェーンドラッグストア協会初代事務総長]
ポリティカル・マーチャント宗像守論
ドラッグストア産業の基盤をつくり薬事法改正を成し遂げた男の軌跡

ずっと考えていた特集が実現しました。
まだまだ序の口ですが。

ポリティカル・マーチャントは、
もちろん政治家ではありません。
いわゆる「政商」であるはずもありません。

自分の仕事、自分の会社の実績は、
文句なくエクセレント。

そのうえで産業全体を俯瞰し、
顧客のために、社会のために、
人々をまとめていくことができる。

それがポリティカル・マーチャントです。

小濵裕正さん、川野幸夫さん、
小川賢太郎さん、そして宗像守さん。
インタビューや評伝を熟読してください。
ご愛読をお願いしておきます。

さて、今日は商人舎web会議。
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Web版月刊商人舎がリニューアルして、
その途中経過を検討した。

みなさん、ありがとう。

さて商人舎流通スーパーニュース。
ヤオコーnews|
第1Q営業収益1053億円4.5%・経常利益4.9%の増収増益

(株)ヤオコーの第1四半期決算は、
営業収益1053億円/前年同期比4.5%増、
営業利益52億2800万円/4.9%増、
経常利益51億4600万円/4.9%増。

営業利益率は4.96%、
経常利益率も4.89%。

昨日もこのブログで書いたけれど、
4月・5月は業界全体が、
深刻なほどの消費の冷え込みに包まれた。

その中でも増収増益。

ヤオコーは第9次中期経営計画の、
「ヤオコーウェイの確立」に邁進する。

マツキヨnews|
第1Q売上高1445億円2.5%・経常利益12.8%の増収増益

(株)マツモトキヨシの第1四半期決算は、
売上高1445億6400万円/前年同期比5.2%増、
営業利益93億1800万円/13.5%増、
経常利益99億7900万円/12.8%増。

第1四半期で過去最高。

営業利益率6.4%、経常利益率6.9%。
ドラッグストアは全体に良好だったが、
マツモトキヨシは完全回復。

今日の流通スーパーニュースでもう1本。
ローソンnews|
セブン銀行・イオン銀行に次いでローソン銀行9月10日開業

(株)ローソンの子会社(株)ローソン銀行。
銀行業の営業免許を取得した。

セブン銀行、イオン銀行に次ぐ、
小売業三番目の銀行開設。

山下雅史社長は、
日本長期信用銀行、新生銀行出身。

セブン銀行の真似で終わるのか、
ローソン銀行独自のポジショニングを、
築くことができるのか。

そのセブン銀行の安斎隆さんが、
日経新聞「私の履歴書」に登場している。
実質的な創業者で最高顧問。

安斎さんは日本銀行出身。
その第10回。

1974年10月、香港駐在になる。
そして中国系銀行首脳とも親しくなる。

その発言。
「対中国人に限った話ではないが、
自らが誠実でない限り、
信頼関係は築けない」

「自分の考えをぐらつかせず、
嘘をつかずに堂々と行動する。
相手の要求がおかしいと思ったら、
きちんと指摘する」

これも昨日のブログで書いたが、
「諫言の士」の「五諫」に通じる。

ローソン銀行にも、
この安斎さんの考え方は必要だろう。

安斎隆さんは、最後に言う。
「これはと思う人には
何度も会うといい」

すばらしい。
全くの同感。

私は残念ながら、まだ、
安斎さんに会ってはいないけれど。

〈結城義晴〉

2018年08月09日(木曜日)

日本スーパーマーケット第1四半期決算の「三者三様」と「因果応報」

台風一過。横浜の空。IMG_6033.jpg8

みなとみらい。
ランドマークタワー。
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そして帆船日本丸。
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さて商業界流通スーパーニュース。
いなげやnews|
第1四半期営業損失4億円/営業収益621億円で2.4%減

(株)いなげやの第1四半期。
日本中のスーパーマーケットが、
4月・5月の深刻な客数減に悩まされた。

いなげやがその典型。

営業収益は前年同期比2.4%減で、
売上総利益は0.2%減、販管費は3.3%増。
結果、営業損失4億1200万円、
経常損失3億4000万円。

だがこの第1四半期に増収増益の企業もある。

関西スーパーnews|
第1Q営業収益304億円0.5%・経常利益2.4%の増収増益

(株)関西スーパーマーケットは、
前年同期比で営業収益0.5%増、
営業利益0.9%増、経常利益2.4%増。

苦しい状況のなか、よく頑張った。

ただし、営業利益率は0.9%、
経常利益率1.3%。
まだまだです。

バローnews|
営業収益1381億円2.6%増もSM既存店1.3%減響き減益

(株)バローホールディングスは、
同じく営業収益2.6%増、
営業利益2.3%減、経常利益2.2%増。

ただしスーパーマーケット業態は、
1.0%増収、2.8%減益。

ドラッグストア業態は、
7.8%増収、4.0%増益。

ホームセンター業態は、
0.3%減収、8.0%増益。

営業利益率2.9%、経常利益率3.2%。

一昨日のこのブログで書いたが、
アクシアルnews|
第1Q売上高571億円1.2%増/既存店客単価1.7%増

1.2%増収、2.3%営業減益、
1.4%経常減益。
つまりバローと同様に増収減益。

厳しい消費環境の中で、
客数増と販管費削減に努めた結果だ。

営業利益率3.6%、経常利益率3.7%と、
水準は堅持している。

4月・5月のひどく厳しい時期があったが、
上場スーパーマーケットの四半期決算は、
今日まで発表されている限り三者三様。

ただし非上場企業に関しては、
多くがいなげやレベルだったはず。
良くてもアクシアルやバローだった。

厳しい環境のときには、
自分の顧客に奉仕して、
客数増を最大の目標にする。
そして無駄な経費の削減に邁進する。

ピーター・ドラッカー先生が、
事業の定義をしている。
それは3つの要件からなる。
第一は、組織を取り巻く環境である。
第二は、組織の使命すなわち目的である。
第三は、使命を達成するために必要な、
強みについての前提である。

いつでもこの3要件を意識する。
苦しい時には特に、この3要件に戻る。

第1にわが社を取り巻く環境、
第2にわが社特有の使命、
第3にその使命を達成する強み。

いま、そのときだ。

最後に台風の中の妙蓮寺。
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その門前の言葉。
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打つ者は打たれる。
拝む者は拝まれる。
これが因果応報というものだ。

1902年、アメリカで、
JCペニーが創業した。

その店の看板には、
「ゴールデンルール」と書かれていた。
新約聖書マタイ福音書7章12節。

「さらば、すべて
人にせられんと
思うことは、

人にもまた
そのごとくせよ」

JCペニーはその後、
勢いよく成長を続けて、
シアーズ・ローバックに次ぐ、
非食品小売業第2位の企業となった。

打つ者は打たれる。
拝む者は拝まれる。

厳しい時にはこれだ。

〈結城義晴〉

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